JPH0526722U - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JPH0526722U
JPH0526722U JP8374691U JP8374691U JPH0526722U JP H0526722 U JPH0526722 U JP H0526722U JP 8374691 U JP8374691 U JP 8374691U JP 8374691 U JP8374691 U JP 8374691U JP H0526722 U JPH0526722 U JP H0526722U
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potentiometer
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stub shaft
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rotary
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克邦 加太
譲治 大塚
忍 国田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポテンショメータ31の部分を従来よりも小
さくして、取り付け時にその部分がじゃまにならないよ
うにする。 【構成】 回転型ポテンショメータ31を設けるととも
に、リングギヤ13と回転型ポテンショメータ31と
は、それらの回転力を、ほぼ90度転換する回転レバー
30を介して連係している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両のパワーステアリング装置に係り、特に、その小型化を図っ たものに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3〜図6に示した従来の装置は、そのハンドル1を伝達機構Fに連係してい る。この伝達機構Fのハウジングaは、一対のギヤケース2、3を接合してなる ものである。 上記一方のギヤケース2には、スタブシャフト4を回転自在に設けているが、 このスタブシャフト4はハンドル1に連係している。また、他方のギヤケース3 にはピニオンシャフト5を回転自在に設けているが、これら両シャフト4、5は 、トーションバー6を介して互いに連係している。
【0003】 そして、これら両シャフト4、5の対向面にはフランジ7、8を形成している が、スタブシャフト4側のフランジ7には、図6に示すように、その両側に一対 の凹部9を形成している。また、ピニオンシャフト5側のフランジ8には、一対 の突片10を設け、両シャフト4、5を図4のように組みつけたとき、突片10 が凹部9内に位置するようにしている。そして、スタブシャフト4とピニオンシ ャフト5とが所定量以上相対回転すると、突片10が凹部9の端面9aに当たり 、それ以上の相対回転を阻止する。言い換えれば、両シャフト4、5は、突片1 0が端面9aに当たる範囲内でのみ相対回転し得ることになる。
【0004】 上記フランジ7よりも前方にサンギヤ11を設けるとともに、上記フランジ7 の側面には遊星ギヤ12を回転自在に設けている。さらにギヤケース2にはリン グギヤ13を回転自在に設けるとともに、上記遊星ギヤ12をサンギヤ11とリ ングギヤ13とにかみ合わせている。 したがって、スタブシャフト4とピニオンシャフト5とが、上記の許容範囲内 で相対回転すると、遊星ギヤ12が自転しながらサンギヤ11の回りを少し公転 する。このときサンギヤ11がスタブシャフト4側に固定しているので、リング ギヤ13も少し回転することになる。
【0005】 なお、ピニオンギヤ5側のフランジ8にも図示していない遊星ギヤを設けると ともに、ギヤケース3にもリングギヤ14を固定している。そして、この遊星ギ ヤはサンギヤ11とリングギヤ14の両方にかみ合わせている。 上記ピニオンシャフト5にはピニオン15を形成してるが、このピニオン15 はラック16にかみ合わせている。そして、このラック16の両端は出力軸17 及び回転レバー18を介して車輪19に連係している。このラック16が軸方向 に移動することによって、車輪19が転舵されることになる。
【0006】 上記ギヤケース2には筒状のケース部20を設けるとともに、そのケース部2 0にはスプール21を摺動自在に設けている。そして、このスプール21と前記 リングギヤ13とはピン22を介して連係している。したがって、リングギヤ1 3が回転すると、それにともなってスプール21が軸線方向に移動することにな る。このスプールの一端にはポテンショメータ23を設け、その可動ピン24を スプール21に接触させている。
【0007】 上記ポテンショメータ23はコントローラCに接続しているが、このコントロ ーラCには車速センサ25も接続している。 このコントローラCはポテンショメータ23からの信号と車速センサ25から の信号に基づいて電動モータ26の出力を制御する。この電動モータ26は、減 速機27を介してアシストピニオン28に連係しているが、このアシストピニオ ン28はラック16にかみ合わせている。
【0008】 いま、ハンドル1を回すと、その回転力がスタブシャフト4にも伝達される。 しかし、このときには車輪の摩擦抵抗などによって転舵されず、スタブシャフト 4はトーションバー6をねじりながらピニオンシャフト5と相対回転する。この スタブシャフト4の回転にともなって、リングギヤ13も回転すること上記のと おりである。リングギヤ13が回転すると、スプール21が移動してポテンショ メータ23を動作させ、その初期動作をコントローラCに伝達する。
【0009】 コントローラCは、ポテンショメータ23の検出値と車速センサ25からの車 速信号とによって電動モータ26を制御する電流値を算出し、それに見合った電 流を電動モータに供給する。電動モータ26がこのようにして駆動すると、その 回転力が減速機27を介して増幅されてアシストピニオン28に伝達される。し たがって、ラック13が軸方向に移動して車輪19を転舵させる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上記のようにした従来の装置では、スプールとポテンショメータとを直列に配 置し、スプールの直線運動をポテンショメータに伝達するようにしていたので、 それらを設ける部分がどうしても大きくなり、その分取り付けスペースに対して も悪影響を及ぼすという問題があった。 この考案の目的は、取り付けスペースに悪影響を及ぼさない電動パワーステア リング装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案は、ハンドルに連係したスタブシャフトとラックにかみ合うピニオン を形成したピニオンシャフトとをトーションバーを介して連係するとともに、こ のスタブシャフトに設けた複数の遊星ギヤをサンギヤとリングギヤとにかみ合わ せ、スタブシャフトが回転してリングギヤが回るとポテンショメータが動作し、 そのポテンショメータの検出値に応じてコントローラが電動モータを制御する電 動パワーステアリング装置を前提にするものである。 上記の装置を前提にしつつ、この考案は、回転型ポテンショメータを設けると ともに、上記リングギヤと回転型ポテンショメータとは、それらの回転力を、ほ ぼ90度転換する回転レバーを介して連係した点に特徴を有する。
【0012】
【作用】
この考案は上記のように構成したので、リングギヤが回転すると、その回転方 向をほぼ90度変換されて、ポテンショメータに伝達される。したがって、ハン ドルを回してスタブシャフトを回転すると、それにともなってリングギヤ及びポ テンショメータも回転する。このポテンショメータの動作によって、コントロー ラが電動モータの供給電流を制御するものである。
【0013】
【考案の効果】
この考案の装置によれば、回転型ポテンショメータを回転レバーを介してリン グギヤに連係したので、ポテンショメータの取り付け部分を小さくでき、それだ け取り付けスペースも小さくてすむようになる。
【0014】
【実施例】
図1、2に示した実施例において、リングギヤ13に溝29を形成するととも に、この溝29には、クランク状に折り曲げた回転レバー30の一端をはめ込ん でいる。この回転レバー30の他端は、回転型ポテンショメータ31に連係して いる。 したがって、リングギヤ13が回ると、回転レバー30でその回転方向をほぼ 90度変換されて回転型ポテンショメータ31に伝達される。そして、回転型ポ テンショメータ31はリングギヤ13の回転量に応じて動作すると主に、その検 出値をコントローラCに出力する。 なお、図中符号32は、回転レバー30に作用させたスプリングで、イニシャ ルセットトルク用のものである。 上記以外の構成は従来と同一のなので、その詳細は省略する。
【0015】 この実施例の装置によれば、回転型のポテンショメータを用いたので、従来の スプールタイプのものよりも、その部分を小型化できる。したがって、このポテ ンショメータの部分が障害になって、装置を取りつけられないといった問題が少 なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝達機構の断面図である。
【図2】リングギヤとポテンショメータとの関係を示し
た要部の拡大図である。
【図3】従来装置の構造図である。
【図4】従来装置の伝達機構の断面図である。
【図5】第4図のV−V線断面図である。
【図6】スタブシャフトとピニオンシャフトとの連結部
分の斜視図である。
【符号】
1 ハンドル 4 スタブシャフト 5 ピニオンシャフト 6 トーションバー 11 サンギヤ 12 遊星ギヤ 13 リングギヤ 16 ラック 30 回転レバー 31 回転型ポテンショメータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルに連係したスタブシャフトとラ
    ックにかみ合うピニオンを形成したピニオンシャフトと
    をトーションバーを介して連係するとともに、このスタ
    ブシャフトに設けた複数の遊星ギヤをサンギヤとリング
    ギヤとにかみ合わせ、スタブシャフトが回転してリング
    ギヤが回るとポテンショメータが動作し、そのポテンシ
    ョメータの検出値に応じてコントローラが電動モータを
    制御する電動パワーステアリング装置において、回転型
    ポテンショメータを設けるとともに、上記リングギヤと
    回転型ポテンショメータとは、それらの回転力を、ほぼ
    90度転換する回転レバーを介して連係してなる電動パ
    ワーステアリング装置。
JP1991083746U 1991-09-18 1991-09-18 電動パワーステアリング装置 Expired - Lifetime JP2567227Y2 (ja)

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JP1991083746U JP2567227Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 電動パワーステアリング装置

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JP1991083746U JP2567227Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 電動パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0526722U true JPH0526722U (ja) 1993-04-06
JP2567227Y2 JP2567227Y2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=13811099

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JP1991083746U Expired - Lifetime JP2567227Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 電動パワーステアリング装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0374258A (ja) * 1989-04-12 1991-03-28 Kayaba Ind Co Ltd 電気式動力舵取装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0374258A (ja) * 1989-04-12 1991-03-28 Kayaba Ind Co Ltd 電気式動力舵取装置

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JP2567227Y2 (ja) 1998-04-02

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