JP2567227Y2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JP2567227Y2
JP2567227Y2 JP1991083746U JP8374691U JP2567227Y2 JP 2567227 Y2 JP2567227 Y2 JP 2567227Y2 JP 1991083746 U JP1991083746 U JP 1991083746U JP 8374691 U JP8374691 U JP 8374691U JP 2567227 Y2 JP2567227 Y2 JP 2567227Y2
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JP
Japan
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potentiometer
ring gear
gear
rotation
stub shaft
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JP1991083746U
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JPH0526722U (ja
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克邦 加太
譲治 大塚
忍 国田
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KYB Corp
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KYB Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両のパワーステア
リング装置に係り、特に、その小型化を図ったものに関
する。
【0002】
【従来の技術】図3〜図6に示した従来の装置は、その
ハンドル1を伝達機構Fに連係している。この伝達機構
Fのハウジングaは、一対のギヤケース2、3を接合し
てなるものである。上記一方のギヤケース2には、スタ
ブシャフト4を回転自在に設けているが、このスタブシ
ャフト4はハンドル1に連係している。また、他方のギ
ヤケース3にはピニオンシャフト5を回転自在に設けて
いるが、これら両シャフト4、5は、トーションバー6
を介して互いに連係している。
【0003】そして、これら両シャフト4、5の対向面
にはフランジ7、8を形成しているが、スタブシャフト
4側のフランジ7には、図6に示すように、その両側に
一対の凹部9を形成している。また、ピニオンシャフト
5側のフランジ8には、一対の突片10を設け、両シャ
フト4、5を図4のように組みつけたとき、突片10が
凹部9内に位置するようにしている。そして、スタブシ
ャフト4とピニオンシャフト5とが所定量以上相対回転
すると、突片10が凹部9の端面9aに当たり、それ以
上の相対回転を阻止する。言い換えれば、両シャフト
4、5は、突片10が端面9aに当たる範囲内でのみ相
対回転し得ることになる。
【0004】上記フランジ7よりも前方にサンギヤ11
を設けるとともに、上記フランジ7の側面には遊星ギヤ
12を回転自在に設けている。さらにギヤケース2には
リングギヤ13を回転自在に設けるとともに、上記遊星
ギヤ12をサンギヤ11とリングギヤ13とにかみ合わ
せている。したがって、スタブシャフト4とピニオンシ
ャフト5とが、上記の許容範囲内で相対回転すると、遊
星ギヤ12が自転しながらサンギヤ11の回りを少し公
転する。このときサンギヤ11がスタブシャフト4側に
固定しているので、リングギヤ13も少し回転すること
になる。
【0005】なお、ピニオンギヤ5側のフランジ8にも
図示していない遊星ギヤを設けるとともに、ギヤケース
3にもリングギヤ14を固定している。そして、この遊
星ギヤはサンギヤ11とリングギヤ14の両方にかみ合
わせている。上記ピニオンシャフト5にはピニオン15
を形成してるが、このピニオン15はラック16にかみ
合わせている。そして、このラック16の両端は出力軸
17及び回転レバー18を介して車輪19に連係してい
る。このラック16が軸方向に移動することによって、
車輪19が転舵されることになる。
【0006】上記ギヤケース2には筒状のケース部20
を設けるとともに、そのケース部20にはスプール21
を摺動自在に設けている。そして、このスプール21と
前記リングギヤ13とはピン22を介して連係してい
る。したがって、リングギヤ13が回転すると、それに
ともなってスプール21が軸線方向に移動することにな
る。このスプールの一端にはポテンショメータ23を設
け、その可動ピン24をスプール21に接触させてい
る。
【0007】上記ポテンショメータ23はコントローラ
Cに接続しているが、このコントローラCには車速セン
サ25も接続している。このコントローラCはポテンシ
ョメータ23からの信号と車速センサ25からの信号に
基づいて電動モータ26の出力を制御する。この電動モ
ータ26は、減速機27を介してアシストピニオン28
に連係しているが、このアシストピニオン28はラック
16にかみ合わせている。
【0008】いま、ハンドル1を回すと、その回転力が
スタブシャフト4にも伝達される。しかし、このときに
は車輪の摩擦抵抗などによって転舵されず、スタブシャ
フト4はトーションバー6をねじりながらピニオンシャ
フト5と相対回転する。このスタブシャフト4の回転に
ともなって、リングギヤ13も回転すること上記のとお
りである。リングギヤ13が回転すると、スプール21
が移動してポテンショメータ23を動作させ、その初期
動作をコントローラCに伝達する。
【0009】コントローラCは、ポテンショメータ23
の検出値と車速センサ25からの車速信号とによって電
動モータ26を制御する電流値を算出し、それに見合っ
た電流を電動モータに供給する。電動モータ26がこの
ようにして駆動すると、その回転力が減速機27を介し
て増幅されてアシストピニオン28に伝達される。した
がって、ラック13が軸方向に移動して車輪19を転舵
させる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、スプールとポテンショメータとを直列に配
置し、スプールの直線運動をポテンショメータに伝達す
るようにしていたので、それらを設ける部分がどうして
も大きくなり、その分取り付けスペースに対しても悪影
響を及ぼすという問題があった。この考案の目的は、取
り付けスペースに悪影響を及ぼさない電動パワーステア
リング装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案は、ハンドルに
連係したスタブシャフトとラックにかみ合うピニオンを
形成したピニオンシャフトとをトーションバーを介して
連係するとともに、このスタブシャフトに設けた複数の
遊星ギヤをサンギヤとリングギヤとにかみ合わせ、スタ
ブシャフトが回転してリングギヤが回るとポテンショメ
ータが動作し、そのポテンショメータの検出値に応じて
コントローラが電動モータを制御する電動パワーステア
リング装置を前提にするものである。上記の装置を前提
にしつつ、この考案は、ポテンショメータを回転型にし
て、この回転型ポテンショメータと上記リングギヤとを
一本のクランク状の回転レバーを介して連係して、上記
リングギヤの回転を、このリングギヤの回転軸線に対し
て90度に交わる軸線の回転に変換して回転型ポテンシ
ョメータに伝える構成にした点に特徴を有する。
【0012】
【作用】この考案は上記のように構成したので、リング
ギヤが回転すると、その回転方向90度変換されて、
回転型ポテンショメータに伝達される。したがって、ハ
ンドルを回してスタブシャフトを回転すると、それにと
もなってリングギヤ及び回転型ポテンショメータも回転
する。この回転型ポテンショメータの動作によって、コ
ントローラが電動モータの供給電流を制御するものであ
る。
【0013】
【考案の効果】この考案の装置によれば、回転型ポテン
ショメータをクランク状の回転レバーを介してリングギ
ヤに直接連係したので、回転型ポテンショメータの取り
付け部分を小さくでき、それだけ取り付けスペースも小
さくてすむようになる。なお、リングギヤとポテンショ
メータとを非接触にして、リングギヤの回転を電気的に
検出する方法も考えられるが、この方法だと、外部の磁
界や電波の影響を受け易く、検出精度が悪くなることが
ある。そして場合によっては、リングギヤが回転して
も、その回転がポテンショメータに伝わらないこともあ
る。 これに対してこの考案は、ポテンショメータとリン
グギヤとを一本の回転レバーによって機械的に連係して
いるので、外部の磁界や電波の影響を受けない。また、
リングギヤの回転は、回転レバーによって確実にポテン
ショメータに伝わる。したがって、検出精度が悪くなる
ことがない。
【0014】
【実施例】図1、2に示した実施例において、リングギ
ヤ13に溝29を形成するとともに、この溝29には、
クランク状に折り曲げた回転レバー30の一端をはめ込
んでいる。この回転レバー30の他端は、回転型ポテン
ショメータ31に連係している。したがって、リングギ
ヤ13が回ると、回転レバー30でその回転方向をほぼ
90度変換されて回転型ポテンショメータ31に伝達さ
れる。そして、回転型ポテンショメータ31はリングギ
ヤ13の回転量に応じて動作すると主に、その検出値を
コントローラCに出力する。なお、図中符号32は、回
転レバー30に作用させたスプリングで、イニシャルセ
ットトルク用のものである。上記以外の構成は従来と同
一のなので、その詳細は省略する。
【0015】この実施例の装置によれば、回転型のポテ
ンショメータを用いたので、従来のスプールタイプのも
のよりも、その部分を小型化できる。したがって、この
ポテンショメータの部分が障害になって、装置を取りつ
けられないといった問題が少なくなる。また、ポテンシ
ョメータの取り付け部分を小さくする方法としては、リ
ングギヤとポテンショメータとを非接触にして、リング
ギヤの回転を電気的に検出する方法も考えられる。しか
し、このようなものは、外部の磁界や電波の影響を受け
易く、検出精度が悪い。このような点を考慮して、この
考案では、ギヤリングの回転を回転レパーによってポテ
ンショメータに伝える方式を採用している。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝達機構の断面図である。
【図2】リングギヤとポテンショメータとの関係を示し
た要部の拡大図である。
【図3】従来装置の構造図である。
【図4】従来装置の伝達機構の断面図である。
【図5】第4図のV−V線断面図である。
【図6】スタブシャフトとピニオンシャフトとの連結部
分の斜視図である。
【符号】
1 ハンドル 4 スタブシャフト 5 ピニオンシャフト 6 トーションバー 11 サンギヤ 12 遊星ギヤ 13 リングギヤ 16 ラック 30 回転レバー 31 回転型ポテンショメータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルに連係したスタブシャフトとラ
    ックにかみ合うピニオンを形成したピニオンシャフトと
    をトーションバーを介して連係するとともに、このスタ
    ブシャフトに設けた複数の遊星ギヤをサンギヤとリング
    ギヤとにかみ合わせ、スタブシャフトが回転してリング
    ギヤが回るとポテンショメータが動作し、そのポテンシ
    ョメータの検出値に応じてコントローラが電動モータを
    制御する電動パワーステアリング装置において、ポテン
    ショメータを回転型にして、この回転型ポテンショメー
    タと上記リングギヤとを一本のクランク状の回転レバー
    を介して連係して、上記リングギヤの回転を、このリン
    グギヤの回転軸線に対して90度に交わる軸線の回転に
    変換して回転型ポテンショメータに伝える構成にした
    動パワーステアリング装置。
JP1991083746U 1991-09-18 1991-09-18 電動パワーステアリング装置 Expired - Lifetime JP2567227Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991083746U JP2567227Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 電動パワーステアリング装置

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JP1991083746U JP2567227Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 電動パワーステアリング装置

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JPH0526722U JPH0526722U (ja) 1993-04-06
JP2567227Y2 true JP2567227Y2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=13811099

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JP1991083746U Expired - Lifetime JP2567227Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 電動パワーステアリング装置

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0374258A (ja) * 1989-04-12 1991-03-28 Kayaba Ind Co Ltd 電気式動力舵取装置

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JPH0526722U (ja) 1993-04-06

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