JPH05266738A - ラミネートシースケーブルの製造方法および製造装置 - Google Patents
ラミネートシースケーブルの製造方法および製造装置Info
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- JPH05266738A JPH05266738A JP4062084A JP6208492A JPH05266738A JP H05266738 A JPH05266738 A JP H05266738A JP 4062084 A JP4062084 A JP 4062084A JP 6208492 A JP6208492 A JP 6208492A JP H05266738 A JPH05266738 A JP H05266738A
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Landscapes
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 外観が良好で安定した品質を有するラミネー
トシースケーブルを製造する。 【構成】 ラミネートテープがフォーミングチューブに
ガイドされ、ケーブルコアの外周に縦添え配置された
後、ホットジェットにより重なり部等を加熱され、次い
で成形融着装置5に通される。成形融着装置5は、セラ
ミック製の絞りダイス7がホルダー8の内側に取着され
た構造を有し、ホルダー8の外側には板状の電気ヒータ
ー10が取着されている。また、絞りダイス7に近傍に
は、熱電対11が挿設されている。さらに熱電対11は
温度調節装置12に接続されており、絞りダイス7の温
度が80〜90℃に加熱保持されるように構成されてい
る。
トシースケーブルを製造する。 【構成】 ラミネートテープがフォーミングチューブに
ガイドされ、ケーブルコアの外周に縦添え配置された
後、ホットジェットにより重なり部等を加熱され、次い
で成形融着装置5に通される。成形融着装置5は、セラ
ミック製の絞りダイス7がホルダー8の内側に取着され
た構造を有し、ホルダー8の外側には板状の電気ヒータ
ー10が取着されている。また、絞りダイス7に近傍に
は、熱電対11が挿設されている。さらに熱電対11は
温度調節装置12に接続されており、絞りダイス7の温
度が80〜90℃に加熱保持されるように構成されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラミネートシースケー
ブルの製造方法および製造装置に係わり、特に、セラミ
ック製の絞りダイスを使用して安定した品質のラミネー
トシースケーブルを製造する方法とその製造装置に関す
る。
ブルの製造方法および製造装置に係わり、特に、セラミ
ック製の絞りダイスを使用して安定した品質のラミネー
トシースケーブルを製造する方法とその製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、耐水性や耐薬品性が要求される
場所に布設されるケーブルとして、金属テープの片面ま
たは両面に、プラスチックの薄層を積層したラミネート
テープを、プラスチックの薄層が外側になるようにケー
ブルコアの上に縦添えし、その上に絶縁プラスチックの
シースを設け融着一体化させた構造のラミネートシース
ケーブルが知られている。
場所に布設されるケーブルとして、金属テープの片面ま
たは両面に、プラスチックの薄層を積層したラミネート
テープを、プラスチックの薄層が外側になるようにケー
ブルコアの上に縦添えし、その上に絶縁プラスチックの
シースを設け融着一体化させた構造のラミネートシース
ケーブルが知られている。
【0003】このようなラミネートシースケーブルは、
従来から、以下に示すような方法で製造されている。す
なわち、ケーブルコアの外周にAl/PEラミネートテ
ープのようなラミネートテープを縦添え配置した後、ホ
ットジェット等の加熱手段により外側から加熱しながら
絞りダイスを通し、縦添えされたラミネートテープを円
筒状に成形するとともにテープの重なり部を融着する。
次いで、その上に押出機によりポリエチレン等のプラス
チックシースを押出被覆し、ラミネートテープとプラス
チックシースとを融着一体化することが行われている。
従来から、以下に示すような方法で製造されている。す
なわち、ケーブルコアの外周にAl/PEラミネートテ
ープのようなラミネートテープを縦添え配置した後、ホ
ットジェット等の加熱手段により外側から加熱しながら
絞りダイスを通し、縦添えされたラミネートテープを円
筒状に成形するとともにテープの重なり部を融着する。
次いで、その上に押出機によりポリエチレン等のプラス
チックシースを押出被覆し、ラミネートテープとプラス
チックシースとを融着一体化することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなラミネート
シースケーブルの製造方法において、ラミネートテープ
を円筒状に成形し重なり部を融着させる絞りダイスとし
ては、従来からナイロン、布入りベークライト、あるい
はポリイミド系樹脂等からなるものが使用されていた。
しかしこれらのダイスは、耐摩耗性が十分でなく摩耗に
よる変形が生じやすいため、頻繁に交換する必要があっ
た。
シースケーブルの製造方法において、ラミネートテープ
を円筒状に成形し重なり部を融着させる絞りダイスとし
ては、従来からナイロン、布入りベークライト、あるい
はポリイミド系樹脂等からなるものが使用されていた。
しかしこれらのダイスは、耐摩耗性が十分でなく摩耗に
よる変形が生じやすいため、頻繁に交換する必要があっ
た。
【0005】またこのような問題を解決するため、最近
は耐摩耗性に優れたセラミックからなる絞りダイスが使
用されつつあるが、セラミック製の絞りダイスは潤滑性
やしゅう動性が十分でないため、これを用いて従来と同
様にして成形融着を行った場合には、ラミネートテープ
のプラスチック層がダイスの内周面によりしごかれ、剥
落や盛上がりのようなかす状物が生じる。そして、この
ようなかす状物が累積されて大きくなり、ついにはケー
ブル表面に凸部として現れることがあった。さらに、こ
のようなかす状物の発生をなくし、品質の良好なケーブ
ルを得るには、絞りダイスを加熱することが考えられる
が、加熱温度の設定および成形融着の際の温度保持が難
しかった。すなわち、作業手順として絞りダイスは早め
に設置しておく必要があるため、予め加熱しておいたの
では、成形融着時に温度が低下するため好ましくなく、
また作業の直前にガス等の炎で加熱した場合には、急激
な加熱によりセラミックスが割れることがあるため好ま
しくなかった。
は耐摩耗性に優れたセラミックからなる絞りダイスが使
用されつつあるが、セラミック製の絞りダイスは潤滑性
やしゅう動性が十分でないため、これを用いて従来と同
様にして成形融着を行った場合には、ラミネートテープ
のプラスチック層がダイスの内周面によりしごかれ、剥
落や盛上がりのようなかす状物が生じる。そして、この
ようなかす状物が累積されて大きくなり、ついにはケー
ブル表面に凸部として現れることがあった。さらに、こ
のようなかす状物の発生をなくし、品質の良好なケーブ
ルを得るには、絞りダイスを加熱することが考えられる
が、加熱温度の設定および成形融着の際の温度保持が難
しかった。すなわち、作業手順として絞りダイスは早め
に設置しておく必要があるため、予め加熱しておいたの
では、成形融着時に温度が低下するため好ましくなく、
また作業の直前にガス等の炎で加熱した場合には、急激
な加熱によりセラミックスが割れることがあるため好ま
しくなかった。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、耐摩耗性が良く摩耗変形による交換が
不要なセラミックス製の絞りダイスを用いてラミネート
テープの成形融着を行い、外観が良好で品質の安定した
ケーブルを得ることができる、ラミネートシースケーブ
ルの製造方法、およびそのような方法を効果的に実施す
るための製造装置を提供することを目的とする。
なされたもので、耐摩耗性が良く摩耗変形による交換が
不要なセラミックス製の絞りダイスを用いてラミネート
テープの成形融着を行い、外観が良好で品質の安定した
ケーブルを得ることができる、ラミネートシースケーブ
ルの製造方法、およびそのような方法を効果的に実施す
るための製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のラミネートシー
スケーブルの製造方法は、連続的に走行するケーブルコ
アの外周に、金属テープの片面または両面にプラスチッ
ク層を積層してなるラミネートテープを縦添えした後、
絞りダイスを通し、前記縦添えされたラミネートテープ
を成形するとともに重なり部を融着させ、次いでその上
にプラスチックシースを押出被覆するラミネートシース
ケーブルの製造方法において、電気的手段により所定の
温度に加熱保持されたセラミック製の絞りダイスを通し
て、前記ラミネートテープを成形融着させることを特徴
とする。
スケーブルの製造方法は、連続的に走行するケーブルコ
アの外周に、金属テープの片面または両面にプラスチッ
ク層を積層してなるラミネートテープを縦添えした後、
絞りダイスを通し、前記縦添えされたラミネートテープ
を成形するとともに重なり部を融着させ、次いでその上
にプラスチックシースを押出被覆するラミネートシース
ケーブルの製造方法において、電気的手段により所定の
温度に加熱保持されたセラミック製の絞りダイスを通し
て、前記ラミネートテープを成形融着させることを特徴
とする。
【0008】また、本発明のラミネートシースケーブル
の製造装置は、連続的に走行するケーブルコアの外周
に、金属テープの片面または両面にプラスチック層を積
層してなるラミネートテープを縦添えする手段と、前記
縦添えされたラミネートテープを成形し重なり部を融着
させる絞りダイスと、前記成形融着されたラミネートテ
ープの上にプラスチックシースを押出被覆する押出機と
を備えたラミネートシースケーブルの製造装置におい
て、前記絞りダイスをセラミックで構成するとともに、
この絞りダイスを電気的に加熱する手段とその温度を測
定する手段、および前記温度測定手段からの信号により
前記加熱手段の動作を制御する温度調節手段をそれぞれ
付設してなることを特徴とする。
の製造装置は、連続的に走行するケーブルコアの外周
に、金属テープの片面または両面にプラスチック層を積
層してなるラミネートテープを縦添えする手段と、前記
縦添えされたラミネートテープを成形し重なり部を融着
させる絞りダイスと、前記成形融着されたラミネートテ
ープの上にプラスチックシースを押出被覆する押出機と
を備えたラミネートシースケーブルの製造装置におい
て、前記絞りダイスをセラミックで構成するとともに、
この絞りダイスを電気的に加熱する手段とその温度を測
定する手段、および前記温度測定手段からの信号により
前記加熱手段の動作を制御する温度調節手段をそれぞれ
付設してなることを特徴とする。
【0009】本発明の製造方法において、セラミック製
の絞りダイスの加熱保持温度は80〜90℃とすること
が望ましい。これは、以下に示す実験を行うことにより
判明した。
の絞りダイスの加熱保持温度は80〜90℃とすること
が望ましい。これは、以下に示す実験を行うことにより
判明した。
【0010】すなわち、ガスバーナーを用いて断続的に
加熱されたセラミック製の絞りダイスを用いて、常法に
よりケーブルコア上に縦添えされたAl/PEラミネー
トテープ(Alテープ;0.2mm厚/PE層;0.05
mm厚)を成形融着させた後、ラミネートテープのポリエ
チレン層表面のかす状物の発生状態を調べたところ、図
1に示すように、絞りダイスの温度変化に応じて断続的
にかす状物が発生し、絞りダイスの温度が90℃以上の
場合には、かす状物が生じないことがわかった。
加熱されたセラミック製の絞りダイスを用いて、常法に
よりケーブルコア上に縦添えされたAl/PEラミネー
トテープ(Alテープ;0.2mm厚/PE層;0.05
mm厚)を成形融着させた後、ラミネートテープのポリエ
チレン層表面のかす状物の発生状態を調べたところ、図
1に示すように、絞りダイスの温度変化に応じて断続的
にかす状物が発生し、絞りダイスの温度が90℃以上の
場合には、かす状物が生じないことがわかった。
【0011】また、一定の温度に加熱保持されたセラミ
ック製の絞りダイスを用いて、同様にしてラミネートテ
ープの成形融着を行った後、ポリエチレン層表面の状態
およびかす状物の発生状態を調べたところ、絞りダイス
の温度が100〜110℃の場合には、かす状物の発生
はないものの、ポリエチレン層表面がダイスの内周面に
こすれて波打つ現象が生じた。また、絞りダイスの温度
が80〜90℃の場合には、ポリエチレン層表面は平滑
で特に問題はなかったのに対し、70〜90℃の場合に
は、ポリエチレン層表面がやや硬い感じでポリエチレン
のかす状物が発生していた。
ック製の絞りダイスを用いて、同様にしてラミネートテ
ープの成形融着を行った後、ポリエチレン層表面の状態
およびかす状物の発生状態を調べたところ、絞りダイス
の温度が100〜110℃の場合には、かす状物の発生
はないものの、ポリエチレン層表面がダイスの内周面に
こすれて波打つ現象が生じた。また、絞りダイスの温度
が80〜90℃の場合には、ポリエチレン層表面は平滑
で特に問題はなかったのに対し、70〜90℃の場合に
は、ポリエチレン層表面がやや硬い感じでポリエチレン
のかす状物が発生していた。
【0012】
【作用】本発明の製造方法においては、まず連続的に走
行するケーブルコアの外周に、ラミネートテープが縦添
え配置された後、電気的手段により加熱されかつ所定の
温度に保持されたセラミック製の絞りダイスを通され
る。その結果、縦添えされたラミネートテープは、表面
に波打ち(波状の凹凸模様)やかす状物が生じることな
く、ケーブルコアの外周面に沿った円筒形状に成形され
るとともに、重なり部が加圧されて完全に融着される。
次いで、成形融着されたラミネートテープの上に、押出
機によりプラスチックシースが押出被覆される。こうし
て、外観が良好で安定した品質を有するラミネートシー
スケーブルが製造される。
行するケーブルコアの外周に、ラミネートテープが縦添
え配置された後、電気的手段により加熱されかつ所定の
温度に保持されたセラミック製の絞りダイスを通され
る。その結果、縦添えされたラミネートテープは、表面
に波打ち(波状の凹凸模様)やかす状物が生じることな
く、ケーブルコアの外周面に沿った円筒形状に成形され
るとともに、重なり部が加圧されて完全に融着される。
次いで、成形融着されたラミネートテープの上に、押出
機によりプラスチックシースが押出被覆される。こうし
て、外観が良好で安定した品質を有するラミネートシー
スケーブルが製造される。
【0013】また本発明の製造装置を用いることによ
り、前記したラミネートシースケーブルの製造を効果的
に実施し、品質の良好なラミネートシースケーブルを得
ることができる。
り、前記したラミネートシースケーブルの製造を効果的
に実施し、品質の良好なラミネートシースケーブルを得
ることができる。
【0014】このように本発明の製造方法および製造装
置においては、耐摩耗性が良く交換が不要なセラミック
製の絞りダイスを使用し、安定した良好な品質のラミネ
ートシースケーブルを効率的に製造することができる。
置においては、耐摩耗性が良く交換が不要なセラミック
製の絞りダイスを使用し、安定した良好な品質のラミネ
ートシースケーブルを効率的に製造することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0016】図2は本発明のラミネートシースケーブル
の製造装置の一実施例を示す図であり、図3は実施例の
製造装置の要部である絞りダイスの断面図である。
の製造装置の一実施例を示す図であり、図3は実施例の
製造装置の要部である絞りダイスの断面図である。
【0017】図2において、符号1は、ケーブルコア2
の外周にAl/PEラミネートテープのようなラミネートテ
ープ3を添わせるフォーミングチューブを示し、符号4
は、フォーミングチューブ1により縦添え配置されたラ
ミネートテープ3の外側(外周部および重なり部)を加
熱するホットジェットを示している。また、符号5は、
ホットジェット4により加熱されたラミネートテープ3
を、円筒状に成形するとともに重なり部を加圧して融着
させる成形融着装置を示し、符号6は、成形融着装置5
により成形融着されたラミネートテープ3の上に、ポリ
エチレンなどのプラスチックシースを押出被覆する押出
機を示している。ここで成形融着装置5は、図3に示す
ように、セラミック製の絞りダイス7がホルダー8の内
側にスペーサー9を介して取着された構造を有し、ホル
ダー8の上部を除いた外周面および側周面には、それぞ
れプレート状(板状)の電気ヒーター10が取着され、
絞りダイス7はこれらの電気ヒーター10により外側か
ら加熱されている。また、絞りダイス7に近いホルダー
8内部には、温度測定用の熱電対11が挿入されてい
る。さらに、この熱電対11は電気ヒーター10の動作
を制御する温度調節装置12に接続されており、絞りダ
イス7の温度が80〜90℃の所定の温度に加熱保持さ
れるように構成されている。なお、図面に示す実施例で
は、温度測定用の熱電対11をその先端部がホルダー8
内部に埋入されるように設置したが、先端部が絞りダイ
ス7の内部に埋入されるように熱電対11を取着し、絞
りダイス7の温度を直接測定するように構成しても良
い。
の外周にAl/PEラミネートテープのようなラミネートテ
ープ3を添わせるフォーミングチューブを示し、符号4
は、フォーミングチューブ1により縦添え配置されたラ
ミネートテープ3の外側(外周部および重なり部)を加
熱するホットジェットを示している。また、符号5は、
ホットジェット4により加熱されたラミネートテープ3
を、円筒状に成形するとともに重なり部を加圧して融着
させる成形融着装置を示し、符号6は、成形融着装置5
により成形融着されたラミネートテープ3の上に、ポリ
エチレンなどのプラスチックシースを押出被覆する押出
機を示している。ここで成形融着装置5は、図3に示す
ように、セラミック製の絞りダイス7がホルダー8の内
側にスペーサー9を介して取着された構造を有し、ホル
ダー8の上部を除いた外周面および側周面には、それぞ
れプレート状(板状)の電気ヒーター10が取着され、
絞りダイス7はこれらの電気ヒーター10により外側か
ら加熱されている。また、絞りダイス7に近いホルダー
8内部には、温度測定用の熱電対11が挿入されてい
る。さらに、この熱電対11は電気ヒーター10の動作
を制御する温度調節装置12に接続されており、絞りダ
イス7の温度が80〜90℃の所定の温度に加熱保持さ
れるように構成されている。なお、図面に示す実施例で
は、温度測定用の熱電対11をその先端部がホルダー8
内部に埋入されるように設置したが、先端部が絞りダイ
ス7の内部に埋入されるように熱電対11を取着し、絞
りダイス7の温度を直接測定するように構成しても良
い。
【0018】このように構成された実施例の製造装置に
よれば、連続的に供給されるラミネートテープ3が、フ
ォーミングチューブ1にガイドされてケーブルコア2の
外周に縦添え配置され、次いでホットジェット4により
外周部および重なり部を加熱された後、2つの成形融着
装置5を順に通過する。そして、ケーブルコア2上に縦
添え配置されたラミネートテープ3は、80〜90℃の
所定の温度に加熱保持されたセラミック製の絞りダイス
7を通ることにより、表面に波打ちやかす状物が生じる
ことなく、円筒状に成形されるとともに重なり部が完全
に融着される。次いで、こうして成形融着されたラミネ
ートテープの上に、プラスチックシースが押出機6によ
り押出被覆され、ラミネートテープ3とプラスチックシ
ースとが融着一体化され、外観が良好で耐水性や耐薬品
性等の特性の優れたラミネートシースケーブルが得られ
る。
よれば、連続的に供給されるラミネートテープ3が、フ
ォーミングチューブ1にガイドされてケーブルコア2の
外周に縦添え配置され、次いでホットジェット4により
外周部および重なり部を加熱された後、2つの成形融着
装置5を順に通過する。そして、ケーブルコア2上に縦
添え配置されたラミネートテープ3は、80〜90℃の
所定の温度に加熱保持されたセラミック製の絞りダイス
7を通ることにより、表面に波打ちやかす状物が生じる
ことなく、円筒状に成形されるとともに重なり部が完全
に融着される。次いで、こうして成形融着されたラミネ
ートテープの上に、プラスチックシースが押出機6によ
り押出被覆され、ラミネートテープ3とプラスチックシ
ースとが融着一体化され、外観が良好で耐水性や耐薬品
性等の特性の優れたラミネートシースケーブルが得られ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製造方法
および製造装置によれば、耐摩耗性が良く交換が不要な
セラミックス製の絞りダイスを使用して、ラミネートテ
ープの成形融着を行い、安定した良好な品質のラミネー
トシースケーブルを効率的に製造することができる。ま
た、成形融着の際にラミネートテープのプラスチック層
表面にかす状物などが生じることがなくなるため、作業
者の監視項目を減らすことができる。さらに、絞りダイ
スの温度が自動的に所定の温度に加熱保持されるため、
ガスバーナーで加熱するなどの処理が不要となり、作業
性を向上させることができる。
および製造装置によれば、耐摩耗性が良く交換が不要な
セラミックス製の絞りダイスを使用して、ラミネートテ
ープの成形融着を行い、安定した良好な品質のラミネー
トシースケーブルを効率的に製造することができる。ま
た、成形融着の際にラミネートテープのプラスチック層
表面にかす状物などが生じることがなくなるため、作業
者の監視項目を減らすことができる。さらに、絞りダイ
スの温度が自動的に所定の温度に加熱保持されるため、
ガスバーナーで加熱するなどの処理が不要となり、作業
性を向上させることができる。
【図1】セラミック製の絞りダイスの温度と、これを用
いて成形融着されたラミネートテープにおけるポリエチ
レン層表面のかす状物の発生状態との関係を示す図。
いて成形融着されたラミネートテープにおけるポリエチ
レン層表面のかす状物の発生状態との関係を示す図。
【図2】本発明のラミネートシースケーブルの製造装置
の一実施例を示す図。
の一実施例を示す図。
【図3】実施例の製造装置の要部である絞りダイスの断
面図。
面図。
1………フォーミングチューブ 2………ケーブルコア 3………ラミネートテープ 4………ホットジェット 5………成形融着装置 6………押出機 7………セラミック製の絞りダイス。 8………ホルダー 9………スペーサー 10………電気ヒーター 11………熱電対 12………温度調節装置
Claims (2)
- 【請求項1】 連続的に走行するケーブルコアの外周
に、金属テープの片面または両面にプラスチック層を積
層してなるラミネートテープを縦添えした後、絞りダイ
スを通し、前記縦添えされたラミネートテープを成形す
るとともに重なり部を融着させ、次いでその上にプラス
チックシースを押出被覆するラミネートシースケーブル
の製造方法において、 電気的手段により所定の温度に加熱保持されたセラミッ
ク製の絞りダイスを通して、前記ラミネートテープを成
形融着させることを特徴とするラミネートシースケーブ
ルの製造方法。 - 【請求項2】 連続的に走行するケーブルコアの外周
に、金属テープの片面または両面にプラスチック層を積
層してなるラミネートテープを縦添えする手段と、前記
縦添えされたラミネートテープを成形し重なり部を融着
させる絞りダイスと、前記成形融着されたラミネートテ
ープの上にプラスチックシースを押出被覆する押出機と
を備えたラミネートシースケーブルの製造装置におい
て、 前記絞りダイスをセラミックで構成するとともに、この
絞りダイスを電気的に加熱する手段とその温度を測定す
る手段、および前記温度測定手段からの信号により前記
加熱手段の動作を制御する温度調節手段をそれぞれ付設
してなることを特徴とするラミネートシースケーブルの
製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06208492A JP3152723B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ラミネートシースケーブルの製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06208492A JP3152723B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ラミネートシースケーブルの製造方法および製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05266738A true JPH05266738A (ja) | 1993-10-15 |
JP3152723B2 JP3152723B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=13189842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06208492A Expired - Fee Related JP3152723B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ラミネートシースケーブルの製造方法および製造装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3152723B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104976901A (zh) * | 2015-07-13 | 2015-10-14 | 扬州市德友线缆有限公司 | Fep绝缘聚酰亚胺护套线缆烧结炉 |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP06208492A patent/JP3152723B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104976901A (zh) * | 2015-07-13 | 2015-10-14 | 扬州市德友线缆有限公司 | Fep绝缘聚酰亚胺护套线缆烧结炉 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3152723B2 (ja) | 2001-04-03 |
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