JPH05266351A

JPH05266351A - 電子キャッシュレジスタ

Info

Publication number: JPH05266351A
Application number: JP5847792A
Authority: JP
Inventors: Katsuhisa Watanabe; 克久渡辺
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1992-03-16
Filing date: 1992-03-16
Publication date: 1993-10-15

Abstract

(57)【要約】【目的】データファイルの単品名称の設定を迅速かつ容
易に行える。【構成】単品名称，単価等の単品データを記憶した単品
データファイル（１３Ｆ）を有し、この単品データファ
イル（１３Ｆ）から読取った単品データを用いて売上登
録を行う電子キャッシュレジスタ（１０）において、単
品名称ファイル（１３Ｌ）と単品特定入力手段（２０
Ｄ）と単品名称選択手段（２０Ｓ）と単品名称自動設定
制御手段（１１，１２）とを設け、単品名称ファイル
（１３Ｌ）に予め記憶された単品名称を選択するだけで
単品データファイル（１３Ｆ）の名称欄に当該単品名称
を自動設定できる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、単品データファイルを
有する電子キャッシュレジスタに関し、特に単品名称の
自動設定機能を備えたレジスタに関する。

【０００２】

【従来の技術】電子キャッシュレジスタでは、キー操作
やスキャニングにより顧客買上商品の各単品コードを入
力すると、制御部が単品データファイルから読取った当
該単品データを用いて売上登録データファイルに売上登
録を行うように形成されている。売上登録が終了する
と、単品名称，単価，個数，総額等が表示され、またプ
リントアウトされる。したがって、単品データファイル
に単品データを一度設定しておけば、迅速で円滑な商品
販売を促進できる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
単品データ設定作業は、キーボード中の置数キー等の入
力操作によって行われている。例えば、単価は置数キー
により、単品名称は各置数キーをカタカナの一文字に割
当てた文字キーによりあるいは専用のカタカナキーを設
けることにより設定が行われている。つまり、一文字は
１つのキーを１回操作することにより、設定される。

【０００４】しかし、単品データファイルに設定する単
品データのうち単価等は比較的簡単であるが、単品の名
称の設定作業には多大な時間と労力を費やしている。ま
た、設定ミスも生じ易い。特に、単品の種類が膨大とな
り、かつ類似的単品が増加するとそのメーカー名や重量
等も設定することが必要となるので一層煩雑となる。し
かも、各電子キャッシュレジスタで各々名称設定作業し
なければならないから、商品販売能率を低下させる。

【０００５】さらに、かかる事情から特定期間中にシー
ズン商品や特売商品を販売する場合、その商品の部門名
称しか設定しないケースも多々に生じている。したがっ
て、後にそれがどんな単品なのかわからなくなり、単品
管理が行えないという２次的不都合も誘発する原因とな
っている。

【０００６】本発明の目的は、単品データファイルへの
単品名称を正確かつ迅速に設定できる電子キャッシュレ
ジスタを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明に係る電子キャッ
シュレジスタは、単品名称，単価等の単品データを記憶
した単品データファイルを有し、この単品データファイ
ルから読取った単品データを用いて売上登録を行う電子
キャッシュレジスタにおいて、単品名称を記憶させた単
品名称ファイルと、前記単品データファイルに設定記憶
させる１つの単品を特定入力する単品特定入力手段と、
単品名称ファイルに記憶されている単品名称のうちその
１つを選択する単品名称選択手段と、選択された単品名
称を、単品特定入力手段によって特定入力されかつ前記
単品データファイルに記憶された単品の名称欄に自動設
定制御する単品名称自動設定制御手段と、を設けたこと
を特徴とする。

【０００８】

【作用】上記構成による本発明では、単品特定入力手段
を用いて単品データファイルに設定記憶させようとする
１つの単品を特定入力する。また、単品名称選択手段を
用いて単品名称ファイルに記憶されている単品名称の中
から１つを選択する。すると、単品名称自動設定制御手
段が、選択された単品名称を単品名称ファイルから読取
り、それを単品データファイルの特定入力単品の名称欄
に自動設定制御する。

【０００９】したがって、単品名称ファイルに各単品名
称を一度設定記憶しておけば、どのような長文名称でも
その単品名称を単品データファイルに迅速かつ容易に設
定できる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本電子キャッシュレジスタは、図１に示す如く、
一般的構成に単品名称ファイル（１３Ｌ）と単品特定入
力手段（２０Ｄ）と単品名称選択手段（２０Ｓ）と単品
名称自動設定制御手段（１１，１２）とを設け、簡単な
操作で単品データファイル１３Ｆへの単品名称の設定作
業を迅速かつ容易にできるように形成されている。

【００１１】また、一覧表示制御手段（１１，１２）を
設け、単品名称ファイル（１３Ｌ）に記憶されている単
品名称の一覧を表示器２１に表示し、その設定作業を一
段と容易化している。

【００１２】まず、電子キャッシュレジスタ１０の一般
的構成は、図１に示す如く、ＣＰＵ１１，ＲＯＭ１２，
ＲＡＭ１３等からなる制御部と、スキャナ１９（スキャ
ナ回路１５）、キーボード２０（キーボード回路１
６）、表示器２１（表示制御回路１７）、入出力ポート
１８を介して接続されたプリンタ２２（プリンタ駆動回
路２４），ドロワ２３（ドロワ開放装置２５）等を含み
形成されている。１４は時計回路である。

【００１３】単品データファイル１３Ｆは、ＲＡＭ１３
の一部エリアをもって形成され、図２に示すように商品
コード（例えばＪＡＮコード）別にその単品名称，単価
等からなる単品データを記憶する。したがって、売上登
録が行われると、ＣＰＵ１１はこの単品データファイル
１３Ｆを検索して通常の商品販売データ処理を行う。こ
の売上登録業務そのものは周知につき、これ以上の説明
は省略する。なお、図２は単品データファイル１３Ｆと
ともに売上登録データファイルも構築するものとして現
わしている。したがって、売上点数，売上金額も記憶さ
れるわけである。

【００１４】かかる電子キャッシュレジスタ１０には、
従来の単品設定機能が設けられている。すなわち、図
４，図５に示すように、単品コードを入力する（ＳＴ１
０）と、単品データファイル１３Ｆをサーチして当該コ
ードの有無を判別（ＳＴ１２）し、無ければ設定項目を
入力する（ＳＴ１３）。キーボード２０中の置数キーに
よって行う。そして、単品の名称設定でない場合（ＳＴ
１４のＮＯ）には、単価等の他の項目設定をキー入力に
より行う（ＳＴ２５）。なお、ＳＴ１２のＹＥＳ判断さ
れると、単品設定変更業務を行う。但し、以下の説明簡
素化のため単品設定変更業務の詳細説明は省略する。

【００１５】さて、単品名称ファイル１３Ｌは、図１，
図３に示す如く、ＲＡＭ１３の一部記憶エリア（１３
Ｌ）をもって形成されており、単品名称が記憶される。
この単品名称は、単品データファイル１３Ｆの各名称欄
に設定記憶されるもので、この実施例では“メーカ
ー”，“品名”，“その他（例えば重量等）”の３通り
からなっている。これらは、Ｎｏ．（メーカーＮｏ．，
品名Ｎｏ．，他のＮｏ．）に対応させて記憶されてい
る。なお、単品名称ファイルは、記憶保持可能で着脱可
能なＲＯＭ等から形成してもよい。また、印刷用紙リス
トから形成してもよい。

【００１６】単品特定入力手段２０Ｄは、単品データフ
ァイル１３Ｆにこれから設定記憶しようとする１つの単
品を特定入力する手段で、キーボード２０中の置数キー
からなる。具体的には、図２に示す単品コードで入力す
る（ＳＴ１０）。この実施例の場合、特定入力された単
品コードは、ＳＴ１０ではＲＡＭ１３に一時記憶され、
ＳＴ１３の設定項目入力の際に単品データファイル１３
Ｆの単品コード欄に設定記憶される。

【００１７】次に、単品名称選択手段２０Ｓは、図３の
単品名称ファイル１３Ｌに記憶されている単品名称のう
ちその１つを選択する手段で、キーボード２０中の置数
キーからなる。具体的には、図４のＳＴ１６，１８、図
５のＳＴ２０で選択される。この意味は、本実施例の場
合、単品名称が“メーカー”，“品名”，“その他”の
名称の組合せからなっているので、単品名称ファイル１
３Ｌの左欄（Ｎｏ．欄）の“Ｎｏ．”を選択入力すれ
ば、その選択入力順序に従ってその“メーカー”，その
“品名”，その“その他”を選択したと取扱うためであ
る。つまり、単品名称ファイル１３Ｌの小容量化を図っ
ている。

【００１８】詳しくは、名称設定指令がなされる（図４
のＳＴ１４のＹＥＳ）と、一覧表示制御手段（１１，１
２）が働き、単品名称ファイル１３Ｌの内容を表示器２
１に表示する（ＳＴ１５）。ここで、単品名称選択手段
２０Ｓによって、例えばＮｏ．“１”を選択入力する
（ＳＴ１６）と、これまた表示器２１に既に表示されて
いる単品データファイル１３Ｆの設定入力項目（単品コ
ード）に対応する名称欄に“アサヒ”を表示する（ＳＴ
１７）。続いて、再びＮｏ．“１”を選択入力する（Ｓ
Ｔ１８）と今度は“アップルカミ”が当該名称欄の先の
“アサヒ”の右側に表示される（ＳＴ１９）。さらにＮ
ｏ．“１”を選択入力する（ＳＴ２０）と、“アップル
カミ”の右側に“５０ｍｌ”が表示される（ＳＴ２
１）。仮にＮｏ．“４”を選択入力（ＳＴ２０）すれ
ば、“アップルカミ”の右側には“２００ｍｌ”が表示
されることになる（ＳＴ２１）。

【００１９】単品名称自動設定制御手段は、選択された
単品名称（例えば、“アサヒ”と“アップルカミ”と
“５０ｍｌ”）を、単品特定入力手段（２０Ｄ）によっ
て特定入力（ＳＴ１０）されかつ単品データファイル１
３Ｆに記憶された単品（例えば単品コード“４９００…
ＸＸ”）の名称欄に自動設定制御する手段で、ＣＰＵ１
１，ＲＯＭ１２とからなり図５のＳＴ２３で実行され
る。キーボード２０中の終了キーをＯＮされたことを条
件（ＳＴ２２のＹＥＳ）として実行される。単品名称フ
ァイル１３Ｌに記憶されていない文字を従来方法により
追加することができる（ＳＴ２４）ようにするためであ
る。

【００２０】次に、この実施例の作用を説明する。今、
図２に示す単品データファイル１３Ｆの単品コード欄に
“４９００…０１”を、名称欄に“カゴメアップルカミ
２００ｍｌ”を、単価欄に“９５”円を設定する場合を
考える。

【００２１】まず、単品特定入力手段２０Ｄを用いて
“４９００…０１”をキー入力する（図４のＳＴ１
０）。すると、ＣＰＵ１１が単品データファイル１３Ｆ
をサーチして、当該コード“４９００…０１”が既に設
定されているか否かを判断する。この場合には、今だ設
定されていない（ＳＴ１２のＮＯ）。この際、単品デー
タファイル１３Ｆの内容が表示器２１に表示される。

【００２２】ここで、置数キーを用いて設定項目を入力
する（ＳＴ１３）。例えば、“１”が単品コード項目，
“２”が名称項目，“３”が部門項目，“４”が単価項
目とすれば、“２”を入力して名称項目に単品名称を設
定すべく宣言する（ＳＴ１４のＹＥＳ）。すると、一覧
表示制御手段（１１，１２）は、表示器２１に図３に示
す単品名称ファイル１３Ｌの内容を表示させる（ＳＴ１
５）。但し、単品名称ファイル（１３Ｌ）が印刷用紙リ
ストから形成されている場合は、そのリストを見ること
になる。

【００２３】ここにおいて、単品名称選択手段２０Ｓ
で、単品名称のうちのメーカー（名）に相当するメーカ
ーＮｏ．“２”を入力する（ＳＴ１６）。すると、ＣＰ
Ｕ１１，ＲＯＭ１２が協働して、表示された単品データ
ファイル１３Ｆの名称欄に当該メーカー（名）つまり
“カゴメ”を表示させる（ＳＴ１７）。次に、品名Ｎ
ｏ．“１”を入力する（ＳＴ１８）と、“カゴメ”の右
側に“アップルカミ”が表示される（ＳＴ１９）。引続
き、その他Ｎｏ．“４”を入力する（ＳＴ２０）と、
“アップルカミ”の右側に“２００ｍｌ”が表示される
（ＳＴ２１）。

【００２４】これを目視確認した上で、キーボード２０
中の終了キーをＯＮ（ＳＴ２２のＹＥＳ）すれば、単品
名称自動設定制御手段としてのＣＰＵ１１は、表示され
た“カゴメアップルカミ２００ｍｌ”をそのまま当該単
品（単品コード“４９００…０１”）の名称欄に自動設
定する（ＳＴ２３）。なお、他の文字を設定する場合
は、ＳＴ２４による。

【００２５】引続き、単価欄に９５円を設定するには、
ＳＴ２６で単品設定終了とせずに再び設定項目を入力す
る（ＳＴ１３）。つまり、単品項目の“４”を入力する
（ＳＴ１３）。すると、ＳＴ１４でＮＯ判断されるから
ＳＴ２５に進む。したがって、置数キーを用いて“９
５”を入力すれば、その単価欄には“９５”円が従来通
り設定される。同様にして、当該単品コードの部門欄も
設定する。

【００２６】かくして、ＳＴ１０で入力した単品コード
についての各項目（名称，部門，単価）を全て設定した
後に設定終了とする（ＳＴ２６のＹＥＳ）と、表示器２
１に表示された単品名称ファイル１３Ｌの内容は消滅さ
れる（ＳＴ２７）。

【００２７】次の単品（単品コード“４９００…０
２”）を設定する場合は、単品設定終了としない（ＳＴ
２８のＮＯ）で、再びＳＴ１０から同様の手順を繰返せ
ばよい。

【００２８】しかして、この実施例によれば、単品名称
ファイル１３Ｌと単品特定入力手段２０Ｄと単品名称選
択手段２０Ｓと単品名称自動設定制御手段（１１，１
２）とを設け、単品名称ファイル１３Ｌに予め記憶され
た単品名称を選択するだけで単品データファイル１３Ｆ
の名称欄に当該単品名称を自動設定できる構成とされて
いるので、長文名称でも迅速かつ容易に設定できる。

【００２９】また、単品名称ファイル１３Ｌは、単品名
称を、“メーカー”，“品名”，“その他”の３ブロッ
クに区分けし、かつ単品名称選択手段２０ＳでそのＮ
ｏ．を選択すれば、その順序によって３ブロックの組合
せとして選択入力することができる（ＳＴ１６〜２１）
ように構成されているから、単品名称ファイル１３Ｌの
記憶容量を小さくできる。

【００３０】さらに、一覧表示制御手段（１１，１２）
を設け、単品名称ファイル１３Ｌの記憶内容を表示器２
１に表示する構成とされているので、一段と設定作業が
楽である。

【００３１】

【発明の効果】本発明によれば、単品名称ファイルと単
品特定入力手段と単品名称選択手段と単品名称自動設定
制御手段とを設け、単品名称ファイルに予め記憶された
単品名称を選択するだけで単品データファイルの名称欄
に当該単品名称を自動設定できる構成とされているの
で、長文名称でも従来の一文字ずつのキー入力を必要と
することなく迅速かつ容易に設定できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す全体構成図である。

【図２】同じく、単品データファイルを説明するための
図である。

【図３】同じく、単品名称ファイルを説明するための図
である。

【図４】同じく、動作を説明するためのフローチャート
（１）である。

【図５】同じく、動作を説明するためのフローチャート
（２）である。

【符号の説明】

１０電子キャッシュレジスタ１１ＣＰＵ（単品名称自動設定制御手段）１２ＲＯＭ（単品名称自動設定制御手段）１３ＲＡＭ１３Ｆ単品データファイル１３Ｌ単品名称ファイル２０キーボード２０Ｄ単品特定入力手段２０Ｓ単品名称選択手段２１表示器

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】単品名称，単価等の単品データを記憶し
た単品データファイルを有し、この単品データファイル
から読取った単品データを用いて売上登録を行う電子キ
ャッシュレジスタにおいて、単品名称を記憶させた単品名称ファイルと、前記単品データファイルに設定記憶させる１つの単品を
特定入力する単品特定入力手段と、単品名称ファイルに記憶されている単品名称のうちその
１つを選択する単品名称選択手段と、選択された単品名称を、単品特定入力手段によって特定
入力されかつ前記単品データファイルに記憶された単品
の名称欄に自動設定制御する単品名称自動設定制御手段
と、を設けたことを特徴とする電子キャッシュレジスタ。