JPH05266268A - Icカードの実装構造 - Google Patents

Icカードの実装構造

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JPH05266268A
JPH05266268A JP4064780A JP6478092A JPH05266268A JP H05266268 A JPH05266268 A JP H05266268A JP 4064780 A JP4064780 A JP 4064780A JP 6478092 A JP6478092 A JP 6478092A JP H05266268 A JPH05266268 A JP H05266268A
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JP
Japan
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card
sheet battery
electronic circuit
battery
circuit board
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Withdrawn
Application number
JP4064780A
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English (en)
Inventor
Eiji Mishiro
英治 三代
Masao Hosogai
正男 細貝
Hiroyuki Otaguro
浩幸 太田黒
Mitsuo Inagaki
光雄 稲垣
Akiko Matsui
亜紀子 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】非接触ICカードにおいてISO規格に準拠し
た形状のICカードを提供することを技術的目的とす
る。 【構成】少なくとも電子回路(2)及びアンテナ部
(3)を一方の面に装着する回路基板(4)と、前記電
子回路(2)に電力を供給するための薄型板状のシート
電池(1)とを備え、前記回路基板(4)の他方の面に
前記シート電池(1)を貼着する実装構造を有するIC
カードとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部と非接触でデータ
の送受信を行うICカードにおいて、特にICカード本
体の小型化、薄型化を図るための実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジットカードやキャッシュカ
ードにメモリやCPUを内蔵したICカードが知られて
いる。このICカードは、接続端子を介して外部親装置
からデータをCPUに取り込んで、このデータとメモリ
内のデータとの照合を行ったり、メモリの内容を書き換
えが可能となっている。また、磁気ストライプを記憶媒
体としていた従来のクレジットカードに比べて記憶容量
が大であり、情報の秘密性の点で優れている。この接触
型ICは、外部端子などの薄型化によりISO規格78
16で規定されている厚さ0.76mmを満たすもので
あった しかし、ICカードは、接続端子を介して外部装置、例
えばリーダライタ等と接続するため、カードを携帯する
利用者にとって、操作が煩雑になる場合があった。
【0003】そこでこの解決策として、非接触型のIC
カード(以下、「非接触ICカード」と記す)が用いら
れるようになってきた。この非接触ICカードとは、I
Cカード本体に送受信回路、送受信制御回路等の電子回
路を設け、データの伝送媒体として例えば電磁波、高周
波、RF波、光、静電結合などを用いてICカード内の
メモリにデータを書き込み又は読み出すものである。こ
れによれば、使用の際にカードをリーダライタに挿入す
る必要がなくなるという利点がある。
【0004】この非接触ICカードの構成を図7に示
す。従来のICカードは、送受信回路、送受信制御回路
等の電子回路を構成する回路部品101、アンテナ素子
103、電子回路に電源供給するための内蔵電池102
を一方の面に装着した回路基板104と、この回路基板
104の両面に貼着されるモールド樹脂等の上側筺体1
05及び下側筺体106とからなり、さらに、これらを
両面から挟み込むように化粧シート107を貼着する構
成となっている。
【0005】ここで、内蔵電池102は、例えばコイン
型電池が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、非接触IC
カードの場合、そのカードサイズを従来の接触型カード
の86×54mmと同様のサイズに納めるためには、電
子回路を構成する構成部品が非常に多いため、内蔵電池
に与えられる占有面積は、他の回路部品との関係上20
〜30mmΦと限られていた。一方、内蔵電池としては
電池寿命の延命化を図るために必要最低限の容量を確保
しなければならず、従来その厚さは最低2mm程度のも
のとなっていた。
【0007】さらに最近では、ICカードの薄型化を図
る要望が多く、ISO規格に準拠したICカードの開発
が進められてきている。しかし、上記したように内蔵電
池が2mm程度と厚いために、ISO規格に規定される
0.76mmを実現できなかった。
【0008】またさらに、薄型化を図るために前記内蔵
電池の厚みを低減させると電池寿命の短命化という問題
があった。そこで、本発明は、前記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、非接触ICカードにおいてISO規格
に準拠した形状のICカードを提供することを技術的課
題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記課題を
解決するために以下のようにした。これを図1の原理図
に基いて説明する。
【0010】同図において1(A)は本発明におけるI
Cカードの実装構造を示す断面図であり、1(B)は同
上面図である。本発明では、少なくとも電子回路2及び
アンテナ部3を一方の面に装着する回路基板4の他方の
面に、前記電子回路2に電力を供給するための薄型板状
のシート電池1を貼着する実装構造とした。
【0011】ここで、前記回路基板4の被貼着面と、前
記シート電池1の被貼着面との面積を同等とするように
してもよい。さらに、前記回路基板4とシート電池1と
を絶縁体5を介して貼着するようにしてもよい。
【0012】また、少なくとも電子回路2と、前記電子
回路2に電力を供給するための薄型板状のシート電池1
とを備えたICカードとし、前記シート電池1の一方の
面または両方の面に前記電子回路2を設けるようにして
もよい。
【0013】
【作用】本発明によれば、非接触ICカードの内蔵電池
として薄型板状のシート電池1を用い、さらにこのシー
ト電池1の一面または両方の面に送受信回路、送受信制
御回路、記憶回路からなる電子回路2の構成部品2a
を、配線パターン2bに対応して直接設けることによ
り、当該ICカードの薄型化を図ることが可能となる。
【0014】また、電子回路2及びアンテナ部3を回路
基板4の一方の面に装着し、この回路基板4の他方の面
にシート電池1を貼着する場合、好ましくは、このシー
ト電池1を、回路基板4の被貼着面の面積と、同等の面
積の被貼着面を持つ大きさのものを用いることにより、
薄型化且つ内容量の確保を実現できる。
【0015】
【実施例】本発明の具体的な実施例について以下に説明
する。 (実施例1)図2、図3に本実施例1におけるICカー
ドの実装構造を示す。
【0016】図2は、本実施例1におけるICカードの
断面図であり、図3は、本実施例1におけるICカード
の実装部分の正面図である。本実施例1においては、I
Cカードは、回路基板6、絶縁フィルム7、薄型板状の
シート電池8、化粧シート12を有してなる。
【0017】回路基板6は、その一方の面に銅箔の配線
パターン9bをプリントされており、この配線パターン
9bに従って電子回路を構成する各構成部品9aが装着
されている。ここで、アンテナ導体10は、その装着時
の高さを抑えるために、当該回路基板6をくり抜いて装
着している。
【0018】前記した構成部品9aは、例えば、コンデ
ンサ、ダイオード、トランジスタ、抵抗、CPU等であ
る。そして、回路基板9の他方の面、すなわち非装着面
にはPET、マイラーシート等の絶縁フィルム7を介し
て薄形板状のシート電池8が貼着されており、これらの
外表は、塩化ビニル等の樹脂または空気を浸漬してなる
モールド材11によりモールドされている。
【0019】さらに、回路基板9の装着面上、及びシー
ト電池8の非貼着面上には、化粧シート12を貼付す
る。この化粧シート12は、例えば、プラスチックフィ
ルム製のものを用いる。
【0020】図4は、本実施例1におけるシート電池8
の外形図である。本実施例1におけるシート電池8は被
貼着面の面積を、回路基板6の被貼着面の面積;縦×横
=L×M(L,Mは整数)と同等とする。すなわち、シ
ート電池8の被貼着面の外形を回路基板6と同等の大き
さに拡大することにより、電池の内容量を確保しつつ薄
型化を図ることが可能となる。したがって、本実施例1
によれば、当該ICカードの外形は、ISO規格に準拠
した縦×横×高さ=54×86×0.76mmとするこ
とが可能となる。
【0021】ここで、上記したシート電池8は、例えば
二酸化マンガンリチウム電池である 。 (実施例2)図5は、本実施例2におけるICカー
ドの断面図である。
【0022】本実施例2におけるICカードは、薄形板
状のシート電池8の一方の面に当該ICカードの送受信
回路、送受信制御回路、記憶回路等からなる電子回路を
設ける。すなわち、シート電池8の一方の面に銅箔から
なる回路パターン9bをプリントし、これに対応して前
記電子回路を構成する構成部品9aを装着する。この具
体的な説明は後述する。
【0023】そして、本実施例2では、アンテナ導体と
して薄型板状をなす平面アンテナ13を利用して、前記
シート電池8と同一平面上に並列に配置し、これらは互
いに電波障害防止のために適当な距離をとって配置す
る。さらに実装状態にあるシート電池8及び平面アンテ
ナ13を溶融合成樹脂等からなるモールド材11により
モールドする。
【0024】さらに、モールドされたシート電池8の両
面にそれぞれプラスチックフィルムからなる化粧シート
12を貼付して構成される。図6は、本実施例2におけ
るシート電池8の構成図である。
【0025】本実施例2におけるシート電池8は、凹部
を有する板状の正極端子板16に、この正極端子板16
と周縁部の形状を同形とする板状の負極端子板14を枠
状の封口材18を介して接着し、前記凹部及び封口材1
8により形成される内部空間に正極合剤17と負極リチ
ウム20とを相互間においてイオン導電性且つ電子の通
過を阻止するセパレータ19を介して積層状態で密封す
る。
【0026】ここで、正極端子板16及び負極端子板1
4はともに導電材を用い、例えばアルミ等を用い、正極
合剤17は負極リチウムに対して電位の高いフッ化黒鉛
(FN)を用いる。さらに封口材18は、密封性を高め
るためにゴムまたは合成樹脂性のパッキン材であり、セ
パレータ19は電解質からなり、例えば電解液を浸透さ
せた紙等が用いられる。
【0027】そして、当該正極端子板16上に薄型板状
の絶縁体からなる薄形フレキシブル基板15を設け、こ
の上面部に銅箔等からなる配線パターン9bをプリント
し、この配線パターン9bに対応して各構成部品9bを
設ける。
【0028】ここで、各構成部品の装着は、装着時に当
該シート電池8への熱影響を考慮して加熱不要の導電製
接着材を用いて装着する。従って、本実施例2によれ
ば、シート電池8の一方の面に送受信回路、送受信制御
回路、記憶回路等からなる電子回路を直接装着すること
により、ICカードの薄型化を図ることができ、ISO
規格に準拠した0.76mmを実現することが可能とな
る。
【0029】一方、上記した実装構造に対してシート電
池8の両面に電子回路の構成部品を装着するようにして
もよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、外部と非接触で情報の
送受信を行う非接触ICカードの実装構造として、超薄
型のシート電池を用いることにより、当該ICカードの
薄型化を図ることが可能となり、ISO規格に準拠した
形状のICカードを提供することができる。
【0031】さらに、超薄型シート電池の表面積を拡大
したことにより、薄型化に伴う容量不足を防止すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図
【図2】本実施例1におけるICカードの断面図
【図3】本実施例1における実装部分の正面図
【図4】本実施例1におけるシート電池の外形図
【図5】本実施例2におけるICカードの断面図
【図6】本実施例2におけるシート電池の構成を示す断
面図
【図7】従来のICカードの構成を示す断面図
【符号の説明】 1・・シート電池 2・・電子回路 2a・・構成部品 2b・・配線パターン 3・・アンテナ部 4・・配線基板 5・・絶縁体 6・・回線基板 7・・絶縁フィルム 8・・シート電池 9・・電子回路 9a・・構成部品 9b・・配線パターン 10・・アンテナ導体 11・・モールド材 12・・化粧シート 13・・平面アンテナ 14・・負極端子板 15・・薄型フレキシブル配線基板 16・・正極端子板 17・・正極合剤 18・・封口材 19・・セパレータ 20・・負極リチウム 21・・負極端子板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 光雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 松井 亜紀子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部と非接触で情報の送受信を行う非接
    触ICカードにおいて、 少なくとも電子回路(2)及びアンテナ部(3)を一方
    の面に装着する回路基板(4)と、 薄型板状をなし、前記電子回路(2)に電力を供給する
    ためのシート電池(1)とを備え、 前記回路基板(4)の他方の面に前記シート電池(1)
    を貼着したことを特徴とするICカードの実装構造。
  2. 【請求項2】 前記回路基板(4)の被貼着面と、前記
    シート電池(1)の貼着面の面積を同等としたことを特
    徴とする請求項1記載のICカードの実装構造。
  3. 【請求項3】 前記回路基板(4)とシート電池(1)
    とを絶縁体(5)を介して貼着したことを特徴とする請
    求項1記載のICカードの実装構造。
  4. 【請求項4】 外部と非接触で情報の送受信を行う非接
    触ICカードにおいて、 少なくとも電子回路(2)と、前記電子回路(2)に電
    力を供給するための薄型板状のシート電池(1)とを備
    え、 前記シート電池(1)の一方の面または両方の面に前記
    電子回路(2)を設けたことを特徴とするICカードの
    実装構造。
JP4064780A 1992-03-23 1992-03-23 Icカードの実装構造 Withdrawn JPH05266268A (ja)

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JP (1) JPH05266268A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5528222A (en) * 1994-09-09 1996-06-18 International Business Machines Corporation Radio frequency circuit and memory in thin flexible package
US5567544A (en) * 1995-05-26 1996-10-22 Boundless Corp. Battery
JP2007108611A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Pioneer Electronic Corp 表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19990608