JPH0526568A - 断熱箱体 - Google Patents

断熱箱体

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Publication number
JPH0526568A
JPH0526568A JP18252691A JP18252691A JPH0526568A JP H0526568 A JPH0526568 A JP H0526568A JP 18252691 A JP18252691 A JP 18252691A JP 18252691 A JP18252691 A JP 18252691A JP H0526568 A JPH0526568 A JP H0526568A
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JP
Japan
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groove
inner box
pipe
box
insulating material
Prior art date
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Pending
Application number
JP18252691A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunsaku Kishi
俊策 岸
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0526568A publication Critical patent/JPH0526568A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換パイプの内箱への配設作業を容易とな
し、熱交換パイプと内箱との接触面積を従来よりも増大
させるようにした断熱箱体を提供することを目的とす
る。 【構成】 断熱材が充填されない側へ向けて突出するよ
うに内箱12に形成され熱交換パイプ15を配設する蛇
行状の第1溝16と、内箱の隣り合う第1溝の間に位置
する部分に突出形成され断熱材が充填される複数の第2
溝17と、この第2溝17に対応する切欠き21を有し
熱交換パイプ15を被って内箱に固定する金属製のシー
ト材20とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫やチェストフリ
ーザ等に使用される断熱箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】内部に冷媒を流して周囲との熱交換を行
なう熱交換パイプを板材に固定するものとして、特公昭
64−11375号公報や特開平3−91682号公報
等がある。
【0003】前者公報にあっては、蛇行状に形成したパ
イプから成る熱交換器を板状を成す取付部材に取付け固
定するに当たり、その取付部材上に熱交換器を置き、そ
の上に裏面に粘着剤を塗布し且つ前記熱交換器パイプの
蛇行ピッチ間に少なくとも一つの波部が位置する波状に
成形した金属箔から成る押え部材を置いて、この押え部
材をプレスすることにより伸展させ且つ前記熱交換器か
ら取付部材にかけ粘着させて固定する様にしたものが開
示されている。
【0004】一方、後者公報にあっては、内箱と外箱
と、前記両箱間に充填される断熱材と、前記内箱に形成
した突条溝に配設した冷却パイプとよりなり、この内箱
に形成した突条溝の複数個所にアンダーカット部が設け
られ、前記冷却パイプが上記アンダーカット部により突
条溝に固定されてなる冷蔵庫が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の前者公報にあっ
ては、熱交換器が円筒状を成すものであるため、熱交換
器と取付部材との接触面積が十分にとれず、熱交換効率
がよくなかった。この接触面積の不足を補うべく、押え
部材を用いて熱交換器を固定し熱交換器の熱を押え部材
にて取付部材に伝えるようにしているが、実質熱交換器
と取付部材との接触面積に変化はない。
【0006】一方、後者公報にあっては、冷却パイプを
内箱の突条溝に配設することにより冷却パイプと内箱と
の接触面積を確保しようとするものであるが、発泡時の
内箱変形によりパイプが溝から離脱しないようにすべ
く、突条溝にアンダーカット部を形成しなければならな
い。しかもアンダーカット部形成により、パイプを溝に
配設する作業が行いにくくなり、作業性が悪くなってし
まう。
【0007】そこで本発明では、パイプ配設作業を容易
となし、パイプと内箱との接触面積を確保するようにし
た断熱箱体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂製内箱と
金属製外箱との間に発泡断熱材を充填して形成される断
熱箱体において、前記内箱には、断熱材が充填される側
に設けられ熱交換パイプが配置される第1溝と、隣り合
う第1溝の間に設けられ断熱材が充填される複数の第2
溝とを備えたものである。
【0009】
【作用】請求項1によれば、断熱材が第2溝内に充填さ
れると断熱材の発泡圧でこの第2溝が庫内側へ押される
ため、第2溝のつけ根部分から隣りの第1溝のつけ根部
分へ向けた応力が生じ、この応力により第1溝が熱交換
パイプ周面を押しつけるように変形し、パイプと第1溝
との接触面積が増える。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0011】1は家庭用冷蔵庫であり、その本体を構成
する前面開口の断熱箱体2と、この開口を閉塞する断熱
扉3,4とで構成されている。本実施例において断熱箱
体2は、仕切壁5により内部を上室(通常は冷凍室とし
ている)6と、下室(通常冷蔵室としている)7とに仕
切るようにした例を示している。
【0012】断熱箱体2は、塗装鋼板等金属製の外箱1
1と、ABS等樹脂製の内箱12と、内外両箱間に充填
される発泡ポリウレタン等発泡断熱材13とで構成され
ている。
【0013】内箱12の断熱材が充填される側の面に
は、冷媒を流すことによって周囲と熱交換を行なう熱交
換パイプとしての冷却パイプ15を配置しており、以下
この冷却パイプの配置について説明する。
【0014】内箱12は、断熱材が充填されない側即ち
庫内側へ向けて突出するように形成され、蛇行状に屈曲
形成した冷却パイプ15を配置する蛇行状の第1溝16
と、第1溝16の隣り合う辺の間に位置する部分に第1
溝と同様に庫内側へ向けて突出形成される複数の第2溝
17とを備えている。第1溝16の深さBは、冷却パイ
プ15の外径をAとしたときにA/2よりも大きくなる
ように設定してある。尚、第1溝16が蛇行状をなす例
を示したが、冷却パイプの隣り合う辺だけを1つ置きに
配置できるように、同じ深さで同じ形状をなす複数の溝
を単に平行配置すれば、溝の成形が容易となる。
【0015】20は冷却パイプ15を第1溝16に配置
した状態で、冷却パイプ15を内箱12に固定するため
の金属製のシート材であって、その裏面には接着剤が塗
布してある。また、第2溝17に対応するように切欠き
21が形成してある。シート材20として例えばアルミ
箔シートを使用し、接着剤としては例えばエポキシ系樹
脂のものを塗布している。尚、シート材20は、冷却パ
イプ15と第1溝16との間に断熱材が侵入しないよう
にするため、第1溝16を形成した部分よりも大きく、
好ましくは冷却パイプ15全体を被うような大きさにし
ておくとよい。
【0016】また、冷却パイプ15として、上室用の第
1パイプ15Aと下室用の第2パイプ15B両方を具備
した例を図2に示している。第1,第2両溝を説明する
ための図1には、第2パイプ15Bを配置する部分だけ
を示しているが、図2同様に第1パイプ15Aも配置す
ることが望ましい。
【0017】第1溝16に沿って冷却パイプ15を配置
し、シート材20を切欠き21が第2溝17の真上に位
置するようにして、シート材20で冷却パイプ15を内
箱12に仮固定する。この状態となした内箱12を外箱
11内に入れて、発泡治具25をセットする(この状態
を示すのが図4である)。次に、内外両箱間に断熱材1
3を充填することで、熱交換器付の断熱箱体2を作るこ
とができる。
【0018】そこで、この発泡断熱材を充填したとき
に、内箱が適宜変形して、冷却パイプと密着するメカニ
ズムについて説明する。
【0019】図4において、内箱側にセットされる治具
25の第2溝17に対応する部分26は、第2溝17の
つけ根の部分18との間に内箱が変形できるだけの隙間
Rを形成するように、第2溝17とは若干形の異なる凹
所となっている。
【0020】内外両箱で形成される空間K内に発泡断熱
材を充填すると、シート材20の切欠き21周縁部分
は、断熱材の発泡圧力によって第2溝17に向けて押し
出されて(図4矢印参照)、第2溝に密着固定される一
方、この切欠き部分から第2溝に向けて断熱材の流れが
できる。この第2溝に充填される断熱材の発泡圧によっ
て、第2溝17は図5矢印Pに示すような治具25の凹
所26側へ向けた力を受ける。この力によって、第2溝
17のつけ根の部分18は隙間Rをなくすように変形し
て治具25の凹所26に合致するような形状となり、内
箱には図5矢印Qで示すような応力が生じる。この応力
によって第1溝16のつけ根の部分19が冷却パイプ1
5周面を締めつけるようなかたちでもって応力方向に変
形する。この変形により、冷却パイプ15と第1溝16
との接触面積が増大する一方、冷却パイプは強固に固定
されることとなる。本例では、特に第1溝16の深さB
を、A/2よりも大きくとっているため、第1溝16の
変形により冷却パイプ15が第1溝内方へ押しつけら
れ、冷却パイプが第1溝から離脱するのを阻止すること
ができる。
【0021】以上のような構成によれば、第1溝の間に
形成した第2溝17に充填される断熱材13の発泡圧で
第2溝17が外側(庫内側)へ押されるため、第2溝の
つけ根の部分18から第2溝に隣接する第1溝16のつ
け根の部分19へ向けた応力が生じ、第2溝から第1溝
へ向かう変形が起こる。この変形によって第1溝に配置
される冷却パイプ15周面と第1溝16との接触面積が
従来のものよりも増大する。したがって、冷却パイプか
ら内箱への熱伝達量を増加させて、熱交換効率の向上が
図れる。
【0022】また、シート材20によって、冷却パイプ
15の熱をパイプと接しない部分に伝えることができ、
しかも、冷却パイプ15と第1溝16との間に断熱材1
3が侵入しなくなる。そして、シート材に設けた切欠き
21から断熱材の第2溝17に向かう流れを形成でき、
この断熱材の流れを利用して切欠き21周縁部分を第2
溝17に密着させることが可能であり、第2溝を形成し
てもシート材20と内箱12との接触面積が低下するこ
とを抑制できる。
【0023】さらに、第1溝16の深さBをA/2より
大きくしたため、第1溝16が変形することにより、冷
却パイプ15と第1溝16との接触面積が増えることに
加え、第1溝16が冷却パイプ15を両側から締めつけ
るかたちで溝内に押しつけるように働き、冷却パイプ1
5の第1溝からの離脱防止ができるとともにパイプの固
定力を強められる。
【0024】このため、第1溝16の幅をパイプの外径
Aよりも若干大き目に設定しておいても、第1溝の変形
によって溝16とパイプ15との隙間をなくすことがで
き、第1溝へのパイプ配置作業が行いやすくなる。
【0025】他方、内箱12に溝16及び17を形成し
たことにより、庫内側に突部ができ突部間には上下方向
の隙間が形成されるため、この突部に接触するように食
品を充填しても少なくとも突部間の隙間を利用した冷気
通路を形成することができ、冷気の自然対流が行わせや
すくなる。このため、冷却パイプから離れたところにも
冷気がゆき渡り、庫内を均一に冷却しやすくなる。ま
た、従来の内外両箱間の距離と、本案の外箱内面から第
1溝の底までの距離を同じに設定した場合には、従来よ
りも断熱材の充填量を少なくすることができるため、材
料費の軽減及び断熱箱体の重量軽減が図れる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1によれば、
第2溝内に充填される断熱材の発泡圧で第2溝が外側へ
押されるため、第2溝のつけ根部分から隣接する第1溝
のつけ根部分へ向けた応力が生じ、この力で第1溝に配
置される熱交換パイプを押しつけるように第1溝が変形
して、第1溝と熱交換パイプとの接触面積を増大するこ
とができる。このため熱交換パイプから内箱への熱伝達
量が増加し、熱交換効率向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内箱への熱交換パイプ及びシート材取り付けを
説明する分解斜視図である。
【図2】冷蔵庫の縦断面図である。
【図3】第1溝、第2溝、熱交換パイプ及びシート材の
関係を説明する分解断面図である。
【図4】発泡断熱材を充填する前の状態を示す箱体の要
部断面図である。
【図5】内箱変形のメカニズムを説明するための拡大断
面図である。
【図6】発泡断熱材が充填された状態を示す要部断面図
である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 断熱箱体 11 外箱 12 内箱 13 断熱材 15 冷却パイプ 16 第1溝 17 第2溝 20 シート材 21 切欠き

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 樹脂製内箱と金属製外箱との間に発泡断
    熱材を充填して形成される断熱箱体において、前記内箱
    には、断熱材が充填される側に設けられ熱交換パイプが
    配置される第1溝と、隣り合う第1溝の間に設けられ断
    熱材が充填される複数の第2溝とを備えたことを特徴と
    する断熱箱体。
JP18252691A 1991-07-23 1991-07-23 断熱箱体 Pending JPH0526568A (ja)

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JP18252691A JPH0526568A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 断熱箱体

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JP18252691A JPH0526568A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 断熱箱体

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ID=16119851

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JP18252691A Pending JPH0526568A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 断熱箱体

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JP (1) JPH0526568A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100660100B1 (ko) * 2005-06-17 2006-12-20 위니아만도 주식회사 김치냉장고의 증발기 냉매파이프의 결합 구조
CN104272045A (zh) * 2012-06-27 2015-01-07 株式会社东芝 冰箱

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100660100B1 (ko) * 2005-06-17 2006-12-20 위니아만도 주식회사 김치냉장고의 증발기 냉매파이프의 결합 구조
CN104272045A (zh) * 2012-06-27 2015-01-07 株式会社东芝 冰箱
CN104272045B (zh) * 2012-06-27 2016-08-24 东芝生活电器株式会社 冰箱

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