JPH0526554B2 - - Google Patents

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JPH0526554B2
JPH0526554B2 JP27183384A JP27183384A JPH0526554B2 JP H0526554 B2 JPH0526554 B2 JP H0526554B2 JP 27183384 A JP27183384 A JP 27183384A JP 27183384 A JP27183384 A JP 27183384A JP H0526554 B2 JPH0526554 B2 JP H0526554B2
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JP
Japan
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electrode
arc
nozzle
powder
cooling water
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JP27183384A
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JPS61149265A (ja
Inventor
Hiroshi Fujimura
Hiroshi Notomi
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属粉末、セラミツク粉末あるいはこ
れらの混合粉末の溶射用プラズマトーチや化学反
応プラズマトーチに適用せんとするものである。
〔従来の技術〕
従来の溶射用ノントランスフア型プラズマトー
チの構成は第1図に示す如く、01はノズル、0
2はノズル01と水密構造に連結された水冷外
筒、03はノズル冷却水供給パイプ、04はノズ
ル冷却水排出パイプ、05は作動ガスチヤンバ、
06は作動ガス噴出口、07は作動ガス供給パイ
プ、08は電極支持筒、09は銅。タングステ
ン、ハフニウム、ジルコニウムなどからなる電
極、010は電極冷却水導管、011は電極冷却
水供給パイプ、012は電極冷却水排出パイプ、
013はノズル01と電極支持筒08を連結する
電気絶縁体で作られた連結環、014はプラズマ
電源、015a,015bはプラズマ電源014
とノズル01または電極支持筒08を結ぶ電力線
である。
また016a,016bはノズル冷却水の流路
を017a,017bは作動ガスの流路、018
a,018b,018cは電極冷却水の流路であ
る。
更に019a,019bはアーク、020はプ
ラズマ炎、021は粉末などの送給管、022は
粉末などの送給流路である。
プラズマ電源014からの電圧は電力線015
a,015bを通じて電極09とノズル01との
間に印加されるためこの間にアーク019aが発
生するがこの時同時に作動ガス供給パイプ07か
ら作動ガスチヤンバ05、作動ガス噴出口06を
通じて矢印017a,017bに示すようにアル
ゴン、水素、窒素、酸素、空気などの作動ガスが
ノズル01の内に供給されるためこれらのガスは
アーク19aにより加熱されプラズマ炎020を
発生させる。
更に粉末供給管021から金属粉末、セラミツ
ク粉末などがプラズマ炎020中に送給されると
これらの粉末は加熱されると同時に加速され対象
物に衝突して溶射層を形成する。
この場合ノズル01及び電極09はアーク01
9aにより加熱されるのでノズル冷却水供給パイ
プ03からノズル冷却水排出パイプ04に至る矢
印016a,016bに示されるノズル冷却水
と、電極冷却水供給パイプ011、電極冷却水導
管010、電極支持筒08、電極冷却水排出パイ
プ012に至る矢印018a,018b,018
cに示す電極冷却水により冷却される。
このように従来のプラズマトーチは電極09と
ノズル01との間にアーク019aが発生するが
定常状態では作動ガス017bに吹かれてアーク
は019bに示す如く電極09の先端とノズル0
1の出口端との間に発生する確率が高い。
このためアーク発生点が限定されるのでノズル
冷却水016aまたは電極冷却水018aによつ
て夫々冷却されるにもかかわらず電極09及びノ
ズル01の寿命は著しく短いのが現状である。
そのため従来のプラズマトーチを使う作業にお
いては、度々作業を中断して電極やノズルを交換
する必要があり、極めて能率が悪いものであつ
た。又粉末はプラズマ炎020の外側から送給さ
れるためかなりの比率の粉末はプラズマ炎020
の高温部に入りきらず即ち加熱されずに対象物に
衝突するためその付着力は弱く脱落するか、また
は溶射層中に巻きこまれるかしていた。このため
高価な粉末が有効に使用されないばかりか溶射層
自体も性質が劣るものであつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明はノントランスフア型プラズマトーチの
電極及びノズルの寿命を延し作業性を向上せしめ
ると共に送給される粉末を効率よくプラズマ炎に
送り込む手段を附与することにより溶着効率の向
上と溶射膜の性能向上を図らんとするものであ
る。
〔発明が解決するための手段〕
アーク放電をさせる内側電極と外側電極の2つ
の円筒状の電極と、外側電極の外側に配置されか
つ上記内側電極及び外側電極の軸方向に平行な磁
力線を発生せしめるアーク回転用駆動コイルと、
該駆動コイルの両側に上記円筒状の電極の円周方
向に沿つて磁力線を発生せしめるアーク制御コイ
ルとからなり、上記内側電極の内側に粉末をキヤ
リヤガスによつて供給するための内孔を設けたこ
とを特徴とするものである。
この本願発明では、 外筒及び内筒の二重の円筒体の何れにも水冷管
を設け外筒の内表面と内筒の外表面を電極として
両者の間にアークを発生せしめ、電極の近傍に設
けた駆動コイルにより円筒電極の軸方向に平行な
磁力線を発生せしめる。このときフレミングの左
手の法則によりアークは円周方向の力をうけ円筒
電極上を旋回する。
又円筒電極の両端近傍に設けた位置制御コイル
により円周方向に平行な磁力線を発生させればや
はりフレミングの左手の法則によりアークは円筒
電極の軸方向の力をうける。
よつて外筒電極から円筒電極に電流が流れると
仮定した場合プラズマトーチを作動ガスの上流側
から見て時計廻り方向の磁力線を発生させればア
ークは作動ガスの上流方向に移動し反時計廻りの
磁力線を発生させれば下流方向に移動する。
円筒電極の両端近傍に設けられた二つの位置制
御コイルのうち下流側で時計廻りの磁力線、上流
側で反時間廻りの磁力線を発生させればアークは
電極からはずれることなく旋回する。
又上流側、下流側の位置制御コイルによる磁力
線強度をそれぞれ位相を180゜ずらして増減させれ
ばアークは上流方向、下流方向に移動しながら旋
回する。
このためアークは円筒電極の広範囲に亘り均一
に移動するため電極消耗が分散されプラズマトー
チ電極の長寿命化が達成される。
又内側円筒の中心線に沿つて設けられた粉末送
給孔から粉末を送給すればプラズマ炎の中心に直
接粉末を送給できるので粉末を効率よく加熱、加
速することができ、開口部近傍の粉末汚染による
異常消耗を防ぐことができる。
〔作用〕
第2図に示す如くプラズマ電源16からの電圧
は、電力線17a,17b及びノズル1、電極支
持筒8を通じて外側電極13a(ノズル1の内面
に形成された電極)と内側電極13b(電極支持
筒8の外表面に形成された電極)との間に印加さ
れるので両電極13a,13b間にアーク25が
発生する。プラズマ電源16は交流電源でも直流
電源でもよいが、直流電源で外側電極13aがプ
ラス、内側電極13bがマイナスに結線されてい
るとし説明する。
即ちアーク25aには外側電極13aから内側
電極13bに向つて電流が流れる。この場合アー
ク回転駆動コイル14によつてアーク25aを紙
面の右から左へ貫く磁力線を発生させる。故にア
ーク25aはフレミングの左手の法則に従つて紙
面の上方に向う力をうけることにより結果として
円筒状の外側電極13a及び内側電極13bに沿
つて回転する。
また上流側アーク制御コイル15aはアーク2
5aに対し紙面を貫いて下方向の磁力線を発生さ
せることが可能であるためアーク25aはフレミ
ングの左手の法則に従い左方向の力をうける。
このように上流側アーク制御コイル15aと下
流側アーク制御コイル15bはアーク25aに対
し夫々反対方向の力を与ることができるので、制
御器20によつて上流側及び下流側制御コイル1
5a,15bを流れる電流を位相180゜ずらして増
減すればアーク25aは右方向、左方向の力を交
互に受けることになる。
故にアーク回転駆動コイル14、上流側アーク
制御コイル15a、下流側アーク制御コイル15
b及び制御器20によつてアーク25aは円筒状
の電極13a,13bを回転しながらしかも左右
に移動することになる。
また同時に作動ガス23aが送給され、ノズル
1、電極支持筒8は冷却水22a,24aにより
冷却されるが、この作用は第1図と同様である。
以上直流プラズマ電源を用いて外側電極13a
をプラスにしてプラズマ炎26をうる場合を説明
したが、内側電極13bをプラスにした場合には
アーク25aの動きが逆になるので全てのコイル
の流れる電流の向きを逆にすることで対処でき
る。
交流プラズマ電源を用いる場合には、電流切換
制御器21によつてプラズマ電流の方向に応じて
コイルを流れる電流の方向を逆転すれば直流電源
の場合と同様の効果がえられる。
このようにして形成されたプラズマ炎26に対
し粉末送給管27を通じ金属、セラミツクなどの
粉末を送給すれば粉末は加熱されると同時に加速
され対象物に衝突して溶射膜を形成する。
〔実施例〕 第2図に示す如く、1はノズル、2はノズル1
と水密構造で連結された水冷外筒、3はノズル冷
却水供給パイプ、4はノズル冷却水排出パイプ、
5は作動ガスチヤンバ、6は作動ガス噴出口、7
は作動ガス供給パイプ、8は電極支持筒で粉末供
給管27と一体化されている。9は電極冷却水導
管、10は電極冷却水供給パイプ、11は電極冷
却水排出パイプ、12はノズル1と電極支持筒8
を連結する電気絶縁体で作られた連結環、13a
は外側電極で、銅、タングステン、ハフニウム、
ジルコニウム或は導電性セラミツクスなどからな
つている。13bは内側電極で外側電極13aと
同様の材質にて構成され、外側電極13aと内側
電極13bとは同心円上に配置されている。
14は両電極13a,13b間に、その軸と平
行な磁力線を発生するアーク回転駆動コイル、1
5aはアーク回転駆動コイル14に隣接して作動
ガスの上流側に設けられ両電極13a,13b間
に、その円周に平行な磁力線を発生する上流側ア
ーク制御コイル、15bは同じく下流側アーク制
御コイル、16はプラズマ電源、17a,17b
はプラズマ電源16とノズル1または電極支持筒
8を結ぶ電力線、18はアーク回転駆動コイル1
4の電源、19a,19bとは夫々上流側、下流
側アーク制御コイル15a,15bの電源、20
は上流側、下流側アーク制御コイル電源、19
a,19bは制御する制御器、21は電流切換制
御器である。
又22a,22bはノズル冷却水の流路、23
a,23bは作動ガスの流路、24a,24b,
24cは電極支持筒冷却水の流路、25a,25
bはアーク流路、26はプラズマ炎、27は粉末
供給管、28は粉末の送給流路である。
〔効果〕
以上詳述した如く本発明によればアークは円筒
状電極に沿つて回転ししかも軸方向に沿つて往復
するので電極が局部的に加熱されることがないた
めその寿命を飛躍的に延ばすことが出来、取替え
のための作動中断回数が少い。また粉末をプラズ
マ炎の中心部に送り込めるため全ての粉末を効率
よく加熱加速することができる。従つて粉末ロス
が極めて少く溶射膜の性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の溶射用プラズマトーチの断面
図、第2図は本発明溶射用プラズマトーチの1例
を示す断面図である。 01,1…ノズル、08,8…電極支持筒、0
9…電極、13a…外側電極、13b…内側電
極、14…アーク回転駆動コイル、15a…上流
側アーク制御コイル、15b…下流側アーク制御
コイル、27…粉末供給孔、28…粉末送給流
管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アーク放電をさせる内側電極と外側電極の2
    つの円筒状の電極と、外側電極の外側に配置され
    かつ上記内側電極及び外側電極の軸方向に平行な
    磁力線を発生せしめるアーク回転用駆動コイル
    と、該駆動コイルの両側に上記円筒状の電極の円
    周方向に沿つて磁力線を発生せしめるアーク制御
    コイルとからなり、上記内側電極の内側に粉末を
    キヤリヤガスによつて供給するための内孔を設け
    たことを特徴とする溶射用プラズマトーチ。
JP27183384A 1984-12-25 1984-12-25 溶射用プラズマト−チ Granted JPS61149265A (ja)

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JP27183384A JPS61149265A (ja) 1984-12-25 1984-12-25 溶射用プラズマト−チ

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JP27183384A JPS61149265A (ja) 1984-12-25 1984-12-25 溶射用プラズマト−チ

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JPS61149265A JPS61149265A (ja) 1986-07-07
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EP1356869A1 (en) 2001-01-29 2003-10-29 Shimazu Kogyo Yugengaisha Torch for thermal spraying
JP3942480B2 (ja) * 2002-05-02 2007-07-11 日立造船株式会社 プラズマ式溶融炉およびその起動方法
CN103316792B (zh) * 2013-06-26 2016-03-02 电子科技大学 制备有机纳米线的气相喷涂装置及Alq3纳米线的制备方法

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