JPH05264927A - 講演用情報表示装置 - Google Patents

講演用情報表示装置

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Publication number
JPH05264927A
JPH05264927A JP9228292A JP9228292A JPH05264927A JP H05264927 A JPH05264927 A JP H05264927A JP 9228292 A JP9228292 A JP 9228292A JP 9228292 A JP9228292 A JP 9228292A JP H05264927 A JPH05264927 A JP H05264927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combiner
light
lecture
speaker
lecturer
Prior art date
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Pending
Application number
JP9228292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Saito
英文 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP9228292A priority Critical patent/JPH05264927A/ja
Publication of JPH05264927A publication Critical patent/JPH05264927A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 講演者4の前方に配置されるコンバイナ5
が、表示手段3から出射する情報表示光を回折するホロ
グラム素子により形成される。そのコンバイナ5におけ
る表示光の受光面の法線方向は、水平方向、または講演
者4から前方に向かうに従い下方に向かうよう傾斜す
る。 【効果】 講演者はコンバイナを介し情報と前方領域の
双方を目視でき、コンバイナにおいて反射した照明光が
講演者の前方の人間に直接向かうのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、講演者が前方の聴衆を
見たままで講演用原稿等の情報を目視できるようにする
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】机上の原稿を見ながら聴衆に向かって講
演を行なう場合、机上の原稿と前方の聴衆とを交互に見
る煩わしさを解消するため、講演者が前方の聴衆を見た
まま原稿を見ることのできる表示装置が提案されている
(実開昭61‐34122号公報参照)。
【0003】これは、図6に示すように、講演台101
と、その講演台101に取り付けられて講演者103の
前方に配置される板状のコンバイナ104と、このコン
バイナ104に講演用原稿の表示光を出射する表示手段
102とを備えている。そのコンバイナ104は、可視
光の一部を反射すると共に残部を透過するハーフミラー
により構成され、その原稿表示光を講演者103が目視
可能なように反射すると共に、講演者103が前方の聴
衆を見ることができるように前方からの光を透過する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の表示装置に
あっては、コンバイナ104はハーフミラーにより構成
されているため、表示手段102から出射される表示光
が講演者103の目に入るように反射させるため、コン
バイナ104の反射面の法線方向は講演者103から前
方に向かうに従い上方に向かうよう傾斜していた。
【0005】しかし、コンバイナ104の反射面の法線
方向が講演者103から前方に向かうに従い上方に向か
うよう傾斜していると、講演会場の天井や壁に設けられ
る照明器具105からの照射光107がコンバイナ10
4において反射して聴衆106の目に直接入るのを避け
ることができないため、聴衆106が講演者103を見
づらくなるという問題がある。
【0006】また、コンバイナをハーフミラーにより構
成した場合、可視光の透過率が低いため、コンバイナが
目立って講演者が前方を見たり聴衆が講演者を見るのを
妨げていた。また、コンバイナをハーフミラーにより構
成する場合、反射材や無反射材をガラス基板に真空蒸着
するため、真空蒸着槽の大きさによりコンバイナの大き
さが制限されるという問題があった。
【0007】本発明は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできる表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、講演者の前方に配置されるコンバイナと、そのコ
ンバイナに向けて情報の表示光を出射する表示手段とを
備え、そのコンバイナを介し講演者は情報と前方領域の
双方を目視可能な表示装置において、前記表示光を回折
するホログラム素子によりコンバイナが形成され、その
コンバイナにおける表示光の受光面の法線方向を、水平
方向から、講演者から前方に向かうに従い下方に向かう
よう傾斜する範囲に設定した点にある。
【0009】
【作用】本発明の構成によれば、コンバイナは情報表示
光を回折するホログラム素子により形成されるので、そ
の情報表示光が講演者の目に入るように干渉縞を設けて
回折させることで、コンバイナにおける表示光の受光面
の法線方向を、水平方向あるいは講演者から前方に向か
うに従い下方に向かうよう傾斜させることができる。ま
た、一般に講演会場においては、コンバイナが位置する
高さよりも下方に、コンバイナを照射するような照明器
具を配置することは殆どなく、かつ、コンバイナと聴衆
との前後間にはある程度の距離がある。よって、コンバ
イナの上方の照明器具から照射される照明光がコンバイ
ナにおいて反射しても、コンバイナにおける表示光の受
光面の法線方向が、水平方向あるいは講演者から前方に
向かうに従い下方に向かうよう傾斜することで、その反
射光を聴衆の前方領域に向かうようにして聴衆の目に直
接入らないようにすることができる。また、コンバイナ
は特定波長の光以外を透過するため、光の透過率が大き
くなる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0011】図1に示す表示装置1は、講演台2と、こ
の講演台2に取り付けられて講演者4の前方に配置され
るコンバイナ5と、その講演台2に内蔵されると共にそ
のコンバイナ5に向けて表示光を出射するCRT3とを
備えている。そのCRT3は、本実施例ではArイオン
レーザの波長(514.5nm)と同一波長の表示光L
1を発する蛍光面を有する。
【0012】そのコンバイナ5は、その特定波長の表示
光を回折する反射型のホログラム素子により形成されて
いる。すなわち、図2に示すように、ガラス基板5aの
上にコーティングされた重クロム酸ゼラチンやフォトポ
リマ等の感光剤層5bを有し、この感光剤層5bにAr
イオンレーザ光L2、L3により干渉縞が記録されてい
る。その一方のレーザ光L2はコンバイナ5の後方から
照射され、感光剤層5bに対する入射角度は、前記表示
光L1の感光剤層5bに対する入射角度と等しくされて
いる。他方のレーザ光L3はコンバイナ5の前方から照
射され、感光剤層5bに対する入射角度は、そのまま直
進すると講演者4の目4Eに向かうものとされている。
なお、その感光剤層5bは定着処理をされた後にカバー
ガラス5cにより覆われている。このコンバイナ5にお
ける表示光の受光面の法線方向は、講演者4から前方に
向かうに従い下方に向かうよう講演台2に取り付けられ
ている。
【0013】これにより、CRT3から出射される講演
用の原稿やメモ等の情報の表示光は、コンバイナ5によ
り回折されて講演者4の目4Eに至る。また、コンバイ
ナ5は情報表示光とは異なる波長を有する光を透過する
ので、講演者は情報と同時にコンバイナ5の前方領域を
目視できる。
【0014】図3は、上記表示装置1を講演用会場に設
置した状態を示す。コンバイナ5における表示光の受光
面の法線方向は、講演者4から前方に向かうに従い下方
に向かう。その会場の天井や壁面に設けられた照明7は
コンバイナ5の上方に位置し、コンバイナ5と最前列の
聴衆8Fとの前後間には距離Dがある。また、最前列の
聴衆8Fの標準的な目の位置からコンバイナ5における
表示光受光面の一点に向けて引いた直線10と、最後列
の聴衆8Rの標準的な目の位置からその一点に向けて引
いた直線11の成す角θは、その一点においてコンバイ
ナ5における表示光受光面に直角な垂線12によりほぼ
二等分される。これにより、聴衆がコンバイナ5を見た
場合、コンバイナ5において反射して見えるのは他の聴
衆であり、講演会場の照明光はコンバイナ5で反射する
と最前列の聴衆8Fの前方領域に至り、聴衆の目に照明
光が直接入ることはない。
【0015】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、コンバイナ5における表示光の受
光面の法線方向を水平方向としてもよい。その法線方向
が水平方向か、もしくは略水平方向である場合、講演台
2にスリット状の穴を設け、その穴からコンバイナを上
下方向に沿って出し入れ可能にすることで、コンバイナ
を使用しない場合は講演台2に収納できるようにしても
よい。また、コンバイナ5の表示光受光面は平坦面であ
ってもよいし曲面であってもよい。また、講演者4の目
4Eの高さに合わせてコンバイナ5の位置や角度が修正
できるようにしてもよい。また、上記実施例ではコンバ
イナ5を反射型のホログラム素子により形成したが、透
過型のホログラム素子により形成してもよい。また、表
示手段として上記実施例ではCRTを用いたが、例えば
透光性の原稿を特定波長の光源により照射することで表
示光を出射するものを用いてもよい。また、情報表示光
の波長は可視光であれば特に限定されない。
【0016】
【比較例】図4および図5に示す表示装置51は、講演
台52と、この講演台52に取り付けられて講演者55
の前方に配置されるコンバイナ56と、その講演台52
に内蔵されると共にそのコンバイナ56に向けてレンズ
54を介し情報表示光を出射するCRT53とを備えて
いる。そのコンバイナ56を介し講演者55がCRT5
3に表示される情報と前方領域の双方を目視可能なよう
に、そのコンバイナ56はハーフミラーあるいはホログ
ラム素子により形成されている。また、講演台52には
左右一対のマイクロホン57a、57bが取り付けられ
ている。各マイクロホン57a、57bは、コンバイナ
56により反射される講演者55の音声を取らえるよう
指向されている。また、各マイクロホン57a、57b
は講演者55がコンバイナ56を介して情報および前方
領域を目視するのを遮らない位置に配置されている。そ
のマイクロホン57a、57bは音声増幅用アンプ58
に接続され、このアンプ58に左右一対のスピーカ59
a、59bが接続され、そのスピーカー59a、59b
により講演者55の声がステレオ音声として講演会場内
に流される。なお、マイクロホン57a、57bとして
は指向性の強いものが好ましく、マイクロホン57a、
57bの位置はレンズ54の手前であってもよい。
【0017】上記構成によれば、講演者55がコンバイ
ナ56を介し前方領域や情報を目視するのをマイクロホ
ン57a、57bが遮ることはない。また、小型マイク
ロホンを講演者に取り付ける場合に比べ、講演者が変わ
る毎に付け替える手間が不要で、取り付けを忘れること
がなく、取り付け方向が悪いため音声が十分に入らない
といった問題もない。また、スピーカ59a、59bが
講演会場の天井にあるような場合、スピーカからマイク
ロホン57a、57bに向かう音声をコンバイナ56に
よって遮ることができるため、ハウリングやエコーの発
生を防止することができる。
【0018】しかし、コンバイナ56における表示光の
受光面の法線方向が講演者55から前方に向かうに従い
上方に向かうものであるため、コンバイナ56の上方か
らの照明光がコンバイナ56において反射して聴衆に直
接向かうのを防止することができない。
【0019】
【発明の効果】本発明の講演用情報表示装置によれば、
講演者はコンバイナを介し情報と前方領域の双方を目視
でき、しかも、そのコンバイナにおいて反射した照明光
が講演者の前方の人間に直接向かうのを防止することが
でき、その人間が講演者を見づらいといった問題が生じ
ることはない。また、コンバイナは特定波長以外の光を
透過するため透過率が高く、コンバイナが目立つことは
なく、講演者が前方を見たり、講演者の前方の人間が講
演者を見るのを妨げることはない。また、コンバイナに
反射材や無反射材を真空蒸着する必要はなく、コンバイ
ナの大きさが真空蒸着槽の大きさにより制限されること
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の表示装置の構成説明図
【図2】本発明の実施例のコンバイナの製造方法の説明
【図3】本発明の実施例の表示装置の配置説明図
【図4】比較例の表示装置の構成説明用側断面図
【図5】比較例の表示装置の構成説明用正断面図
【図6】従来の表示装置の構成説明図
【符号の説明】
3 CRT 4 講演者 5 コンバイナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 講演者の前方に配置されるコンバイナ
    と、そのコンバイナに向けて情報の表示光を出射する表
    示手段とを備え、そのコンバイナを介し講演者は情報と
    前方領域の双方を目視可能な表示装置において、前記表
    示光を回折するホログラム素子によりコンバイナが形成
    され、そのコンバイナにおける表示光の受光面の法線方
    向を、水平方向から、講演者から前方に向かうに従い下
    方に向かうよう傾斜する範囲に設定したことを特徴とす
    る講演用情報表示装置。
JP9228292A 1992-03-17 1992-03-17 講演用情報表示装置 Pending JPH05264927A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9228292A JPH05264927A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 講演用情報表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9228292A JPH05264927A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 講演用情報表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05264927A true JPH05264927A (ja) 1993-10-15

Family

ID=14050053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9228292A Pending JPH05264927A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 講演用情報表示装置

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JP (1) JPH05264927A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0894958A (ja) * 1994-07-25 1996-04-12 Murakami Kaimeidou:Kk 原稿表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0894958A (ja) * 1994-07-25 1996-04-12 Murakami Kaimeidou:Kk 原稿表示装置

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