JPH05264799A - X線検出蛍光板およびx線検出蛍光板による検査方法 - Google Patents
X線検出蛍光板およびx線検出蛍光板による検査方法Info
- Publication number
- JPH05264799A JPH05264799A JP6301692A JP6301692A JPH05264799A JP H05264799 A JPH05264799 A JP H05264799A JP 6301692 A JP6301692 A JP 6301692A JP 6301692 A JP6301692 A JP 6301692A JP H05264799 A JPH05264799 A JP H05264799A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- phosphor layer
- plate
- stimulable phosphor
- fluorescent plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】X線像を可視化するためのX線蛍光板に関し、
輝尽性蛍光体を用いたX線検出蛍光板において、X線撮
像と同時に撮像位置や撮像状態などを確認できるように
することを目的とする。 【構成】X線照射と同時に発光する同時蛍光体層1と、
X線像を蓄積する輝尽性蛍光体層2を1枚の薄板3に塗
布してX線検出蛍光板6を構成する。そして、このX線
検出蛍光板6の輝尽性蛍光体層2側を被検体側に配置
し、X線照射と同時に、同時蛍光体層1側から蛍光撮像
系で撮像を行なった後、当該X線検出蛍光板6の輝尽性
蛍光体層2側に赤外線や熱などの再生エネルギーを照射
して蛍光を発生させ、これを光電変換して表示し、精密
検査に供する。
輝尽性蛍光体を用いたX線検出蛍光板において、X線撮
像と同時に撮像位置や撮像状態などを確認できるように
することを目的とする。 【構成】X線照射と同時に発光する同時蛍光体層1と、
X線像を蓄積する輝尽性蛍光体層2を1枚の薄板3に塗
布してX線検出蛍光板6を構成する。そして、このX線
検出蛍光板6の輝尽性蛍光体層2側を被検体側に配置
し、X線照射と同時に、同時蛍光体層1側から蛍光撮像
系で撮像を行なった後、当該X線検出蛍光板6の輝尽性
蛍光体層2側に赤外線や熱などの再生エネルギーを照射
して蛍光を発生させ、これを光電変換して表示し、精密
検査に供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線像を可視化するた
めのX線蛍光板に関する。X線蛍光板とは、X線像を可
視化するために、X線の照射により蛍光を発するX線蛍
光体を塗布した薄板であり、医療の分野に限らず、例え
ばプリント基板などの検査などのような工業の分野でも
用いられている。
めのX線蛍光板に関する。X線蛍光板とは、X線像を可
視化するために、X線の照射により蛍光を発するX線蛍
光体を塗布した薄板であり、医療の分野に限らず、例え
ばプリント基板などの検査などのような工業の分野でも
用いられている。
【0002】
【従来の技術】従来のX線蛍光板には、X線の照射と同
時に発光する蛍光体を薄板の一面に塗布することによっ
て製造されたものが多用されている。また、最近では、
X線像を蓄積し、X線照射後に赤外線や熱などを照射し
てはじめて蛍光を発する輝尽性蛍光体を塗布したものも
出現し、精密検査の分野で普及しつつある。
時に発光する蛍光体を薄板の一面に塗布することによっ
て製造されたものが多用されている。また、最近では、
X線像を蓄積し、X線照射後に赤外線や熱などを照射し
てはじめて蛍光を発する輝尽性蛍光体を塗布したものも
出現し、精密検査の分野で普及しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】X線の照射と同時に発
光する同時蛍光体は、X線照射と同時にX線像が観測で
きるので、観察の同時性にすぐれ簡便なため、X線を用
いた検査装置などで普及している。しかしながら、感度
や分解能の面で、後記の輝尽性蛍光体よりも劣ってい
る。
光する同時蛍光体は、X線照射と同時にX線像が観測で
きるので、観察の同時性にすぐれ簡便なため、X線を用
いた検査装置などで普及している。しかしながら、感度
や分解能の面で、後記の輝尽性蛍光体よりも劣ってい
る。
【0004】これに対し、輝尽性蛍光体は、感度や分解
能はすぐれているが、X線照射のほかに、蛍光発生のた
めに赤外線や熱の照射などの追加的な手段が必要とな
り、同時性の欠如という問題があった。また、蛍光を発
生させた後に、全面に赤外線や熱を照射して、全面消去
を行なう必要があり、しかも全面消去に数十秒程度の時
間を要するので、大量処理には適しない。
能はすぐれているが、X線照射のほかに、蛍光発生のた
めに赤外線や熱の照射などの追加的な手段が必要とな
り、同時性の欠如という問題があった。また、蛍光を発
生させた後に、全面に赤外線や熱を照射して、全面消去
を行なう必要があり、しかも全面消去に数十秒程度の時
間を要するので、大量処理には適しない。
【0005】このような問題があるにもかかわらず、輝
尽性蛍光体は感度や分解能にすぐれているため、細部の
検査などに重宝されている。しかしながら、後で赤外線
や熱を照射してみて初めて、観察できるので、撮像ミス
や撮像部位がずれている場合があり、再度X線照射をし
なおさなければならない、といった事態が生じている。
尽性蛍光体は感度や分解能にすぐれているため、細部の
検査などに重宝されている。しかしながら、後で赤外線
や熱を照射してみて初めて、観察できるので、撮像ミス
や撮像部位がずれている場合があり、再度X線照射をし
なおさなければならない、といった事態が生じている。
【0006】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、輝尽性蛍光体を用いたX線検出蛍光板におい
て、X線撮像と同時に撮像位置や撮像状態などを確認で
きるようにすることにある。
着目し、輝尽性蛍光体を用いたX線検出蛍光板におい
て、X線撮像と同時に撮像位置や撮像状態などを確認で
きるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明によるX線
検出蛍光板の基本原理を説明する断面図である。請求項
1の発明は、1枚の薄板3に、X線照射と同時に発光す
る同時蛍光体層1と、X線像を蓄積する輝尽性蛍光体層
2を塗布してなるX線検出蛍光板である。輝尽性蛍光体
層2は、後で赤外線や紫外線などの光を照射することで
蛍光を発するが、加熱によって、蓄積されているX線像
が蛍光を発する熱蛍光体も、輝尽性蛍光体の範疇に含ま
れるものとする。
検出蛍光板の基本原理を説明する断面図である。請求項
1の発明は、1枚の薄板3に、X線照射と同時に発光す
る同時蛍光体層1と、X線像を蓄積する輝尽性蛍光体層
2を塗布してなるX線検出蛍光板である。輝尽性蛍光体
層2は、後で赤外線や紫外線などの光を照射することで
蛍光を発するが、加熱によって、蓄積されているX線像
が蛍光を発する熱蛍光体も、輝尽性蛍光体の範疇に含ま
れるものとする。
【0008】請求項2の発明は、薄板3の片面に、X線
照射と同時に発光する同時蛍光体層1が塗布され、他方
の面に、X線像を蓄積する輝尽性蛍光体層2が塗布され
たX線検出蛍光板6を用いた検査方法であり、まず図3
のように、このX線検出蛍光板6の輝尽性蛍光体層2側
を被検体8側に配置し、X線照射と同時に、同時蛍光体
層1側から蛍光撮像系9で撮像を行なう。その後、図4
のように、当該X線検出蛍光板6の輝尽性蛍光体層2側
に赤外線や熱などを照射して蛍光を発生させ、これを光
電変換して表示することによって観測を行なう。
照射と同時に発光する同時蛍光体層1が塗布され、他方
の面に、X線像を蓄積する輝尽性蛍光体層2が塗布され
たX線検出蛍光板6を用いた検査方法であり、まず図3
のように、このX線検出蛍光板6の輝尽性蛍光体層2側
を被検体8側に配置し、X線照射と同時に、同時蛍光体
層1側から蛍光撮像系9で撮像を行なう。その後、図4
のように、当該X線検出蛍光板6の輝尽性蛍光体層2側
に赤外線や熱などを照射して蛍光を発生させ、これを光
電変換して表示することによって観測を行なう。
【0009】
【作用】請求項1のように、1枚の薄板3に、X線照射
と同時に発光する同時蛍光体層1と輝尽性蛍光体層2が
塗布されているため、X線照射と同時に同時蛍光体層1
の蛍光を撮像することによって、即時にモニター装置な
どでX線像を観測することもでき、あるいは重要な細部
の様子は、後で輝尽性蛍光体層2側に赤外線や熱を照射
して再生し、時間をかけて精密に観測することもでき
る。
と同時に発光する同時蛍光体層1と輝尽性蛍光体層2が
塗布されているため、X線照射と同時に同時蛍光体層1
の蛍光を撮像することによって、即時にモニター装置な
どでX線像を観測することもでき、あるいは重要な細部
の様子は、後で輝尽性蛍光体層2側に赤外線や熱を照射
して再生し、時間をかけて精密に観測することもでき
る。
【0010】請求項2によれば、薄板3の片面に同時発
光の蛍光体層1が、もう一方の面に輝尽性の蛍光体層2
が塗布されたX線検出蛍光板6を用いてX線撮像するた
め、X線照射と同時に同時蛍光体層1側を撮像すること
で、撮像位置やコントラストなどの撮像状態をX線照射
と同時に確認できる。したがって、後で輝尽性蛍光体層
2を用いて精密な検査を行なうときに、撮像位置がずれ
ていたとか、撮像不良などのために、精密検査に支障を
きたすなどの問題が解消される。
光の蛍光体層1が、もう一方の面に輝尽性の蛍光体層2
が塗布されたX線検出蛍光板6を用いてX線撮像するた
め、X線照射と同時に同時蛍光体層1側を撮像すること
で、撮像位置やコントラストなどの撮像状態をX線照射
と同時に確認できる。したがって、後で輝尽性蛍光体層
2を用いて精密な検査を行なうときに、撮像位置がずれ
ていたとか、撮像不良などのために、精密検査に支障を
きたすなどの問題が解消される。
【0011】
【実施例】次に本発明によるX線検出蛍光板およびX線
検出蛍光板による検査方法が実際上どのように具体化さ
れるかを実施例で説明する。図2は請求項1の発明の実
施例を示す断面図である。3は透明な薄板であり、その
上に同時発光の蛍光体層1として、例えばCsl:Tlや(Zn,
Cd)S、Gd2O2S等が、数十μm厚に塗布されている。
検出蛍光板による検査方法が実際上どのように具体化さ
れるかを実施例で説明する。図2は請求項1の発明の実
施例を示す断面図である。3は透明な薄板であり、その
上に同時発光の蛍光体層1として、例えばCsl:Tlや(Zn,
Cd)S、Gd2O2S等が、数十μm厚に塗布されている。
【0012】もう一方の面には、輝尽性の蛍光体層2と
して、例えばSrS:Ce3+やBaClBrやBaFBr:Euなどが、数十
μm厚に塗布されている。両層1、2の最下部には、蛍
光を効率的に観測できるように、Al等からなる反射層
4、5を設けてもよい。なお、薄板3は、ガラスやプラ
スチックなどの板ないしフィルム状の薄板であり、厚さ
は数十μm程度が適している。
して、例えばSrS:Ce3+やBaClBrやBaFBr:Euなどが、数十
μm厚に塗布されている。両層1、2の最下部には、蛍
光を効率的に観測できるように、Al等からなる反射層
4、5を設けてもよい。なお、薄板3は、ガラスやプラ
スチックなどの板ないしフィルム状の薄板であり、厚さ
は数十μm程度が適している。
【0013】このX線検出蛍光板6の使用例を図3、図
4に示す。図3は、本発明のX線検出蛍光板6を用いて
X線撮像を行なっている状態を示す図である。本発明の
X線検出蛍光板6は、同時蛍光体層1の面と輝尽性蛍光
体層2の面を有しており、この輝尽性蛍光体層2とX線
源7との間に、検査対象である被検体8を配置し、X線
照射を行なう。
4に示す。図3は、本発明のX線検出蛍光板6を用いて
X線撮像を行なっている状態を示す図である。本発明の
X線検出蛍光板6は、同時蛍光体層1の面と輝尽性蛍光
体層2の面を有しており、この輝尽性蛍光体層2とX線
源7との間に、検査対象である被検体8を配置し、X線
照射を行なう。
【0014】すると、X線照射と同時に、X線検出蛍光
板6の同時蛍光体層1が蛍光を発するため、これを同時
蛍光体層1側に配設した、高感度二次元CCDなどの二
次元センサを用いた蛍光撮像系9で撮像し、その出力信
号をテレビモニタ装置10に表示し観測する。したがっ
て、X線照射と同時に、モニター装置10で撮像状態を確
認できる。
板6の同時蛍光体層1が蛍光を発するため、これを同時
蛍光体層1側に配設した、高感度二次元CCDなどの二
次元センサを用いた蛍光撮像系9で撮像し、その出力信
号をテレビモニタ装置10に表示し観測する。したがっ
て、X線照射と同時に、モニター装置10で撮像状態を確
認できる。
【0015】すなわち、X線の照射量が適切で鮮明に撮
像されているか、あるいは最も関心のある部位が鮮明に
撮像されているか、などをX線照射と同時に確認でき
る。したがって、従来のように、輝尽性蛍光体層のX線
像を再生して検査する際になって初めて、撮像不良に気
付き、撮像のやり直しと言った事態をまねく恐れはな
い。
像されているか、あるいは最も関心のある部位が鮮明に
撮像されているか、などをX線照射と同時に確認でき
る。したがって、従来のように、輝尽性蛍光体層のX線
像を再生して検査する際になって初めて、撮像不良に気
付き、撮像のやり直しと言った事態をまねく恐れはな
い。
【0016】あるいは、モニター装置10の表示を見て、
精密に観測したい位置の見当を付けておき、輝尽性蛍光
体層2のX線像を再生する際に、その部分のみを再生し
て効率的に検査するなどの手法も可能である。
精密に観測したい位置の見当を付けておき、輝尽性蛍光
体層2のX線像を再生する際に、その部分のみを再生し
て効率的に検査するなどの手法も可能である。
【0017】図4は図3でX線照射したX線検出蛍光板
6の輝尽性蛍光体層2側のX線像を再生して精密に検査
する装置を示す斜視図である。X線検出蛍光板6は、X
−Yステージ11上に、輝尽性蛍光体層2側が上向きとな
るように載置されている。一方、レーザ光源12から出射
したレーザ光は、ビームエクスパンダー13で平行光に変
換された状態で、ミラー14で回転多面鏡15に向けて反射
される。
6の輝尽性蛍光体層2側のX線像を再生して精密に検査
する装置を示す斜視図である。X線検出蛍光板6は、X
−Yステージ11上に、輝尽性蛍光体層2側が上向きとな
るように載置されている。一方、レーザ光源12から出射
したレーザ光は、ビームエクスパンダー13で平行光に変
換された状態で、ミラー14で回転多面鏡15に向けて反射
される。
【0018】回転多面鏡15の回転によって、スキャンレ
ンズ16を透過したレーザ光は、ミラー17の面を走査する
ことになり、その反射光は、輝尽性蛍光体層2の面に向
けて走査される。したがって、レーザビームの走査方向
と直角方向にX−Yステージ11を移動させることで、輝
尽性蛍光体層2の全面をレーザ走査できる。
ンズ16を透過したレーザ光は、ミラー17の面を走査する
ことになり、その反射光は、輝尽性蛍光体層2の面に向
けて走査される。したがって、レーザビームの走査方向
と直角方向にX−Yステージ11を移動させることで、輝
尽性蛍光体層2の全面をレーザ走査できる。
【0019】そして、レーザ走査によって発生した蛍光
は、光電子増倍管などの光センサ18で検知し、蛍光検知
信号をフレームメモリなどに蓄え、これを読み出して二
次元画像として表示することで観測を行なう。光センサ
18の前に波長フィルタ19を配置することで、レーザ光の
反射光を除去し、蛍光のみを選択的に検知するのがよ
い。
は、光電子増倍管などの光センサ18で検知し、蛍光検知
信号をフレームメモリなどに蓄え、これを読み出して二
次元画像として表示することで観測を行なう。光センサ
18の前に波長フィルタ19を配置することで、レーザ光の
反射光を除去し、蛍光のみを選択的に検知するのがよ
い。
【0020】レーザ走査する領域は、全面であっても、
X線照射時に見当をつけた特定の領域であってもよい。
また、レーザ光源は、輝尽性蛍光体層2の材質に応じ
て、赤外線もしくは紫外線レーザ、可視光レーザなどを
用いる。熱蛍光体の場合は、熱蛍光体面を加熱すること
によって蛍光を発生させる。
X線照射時に見当をつけた特定の領域であってもよい。
また、レーザ光源は、輝尽性蛍光体層2の材質に応じ
て、赤外線もしくは紫外線レーザ、可視光レーザなどを
用いる。熱蛍光体の場合は、熱蛍光体面を加熱すること
によって蛍光を発生させる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、1枚の薄板に
同時蛍光体層1と輝尽性蛍光体層2が塗布されているた
め、X線照射と同時に同時蛍光体層1によって、X線像
を観測することもでき、また後で輝尽性蛍光体層2に赤
外線や熱などを照射して、X線像を再生し、精密な検査
に利用することもできる。
同時蛍光体層1と輝尽性蛍光体層2が塗布されているた
め、X線照射と同時に同時蛍光体層1によって、X線像
を観測することもでき、また後で輝尽性蛍光体層2に赤
外線や熱などを照射して、X線像を再生し、精密な検査
に利用することもできる。
【0022】このX線検出蛍光板6を用いて、請求項2
のように、X線照射と同時に同時蛍光体層のX線像を撮
像してモニター装置に表示し、撮像状態をX線照射と同
時にチェックでき、撮像不良の場合は、直ちに他のX線
検出蛍光板と取り替えて撮像しなおすことができる。し
たがって、後で輝尽性蛍光体を用いて精密な検査を行な
うときに、撮像位置がずれていたとか、撮像不良などの
ために、精密検査不能をきたすなどの問題が解消され
る。
のように、X線照射と同時に同時蛍光体層のX線像を撮
像してモニター装置に表示し、撮像状態をX線照射と同
時にチェックでき、撮像不良の場合は、直ちに他のX線
検出蛍光板と取り替えて撮像しなおすことができる。し
たがって、後で輝尽性蛍光体を用いて精密な検査を行な
うときに、撮像位置がずれていたとか、撮像不良などの
ために、精密検査不能をきたすなどの問題が解消され
る。
【図1】本発明によるX線検出蛍光板の基本原理を説明
する断面図である。
する断面図である。
【図2】請求項1の発明の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明のX線検出蛍光板を用いて被検体をX線
撮像している状態を示す図である。
撮像している状態を示す図である。
【図4】本発明のX線検出蛍光板に蓄積されているX線
像をレーザビーム走査して再生する装置を示す斜視図で
ある。
像をレーザビーム走査して再生する装置を示す斜視図で
ある。
1 同時蛍光体層 2 輝尽性蛍光体層 3 薄板 4,5 反射層 6 本発明のX線検出蛍光板 7 X線源 8 被検体 9 蛍光撮像系 10 モニター装置 11 X−Yステージ 12 レーザ光源 15 回転多面鏡 17 ミラー 18 光センサ 19 波長フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 護俊 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 X線照射と同時に発光する同時蛍光体層
(1) と、X線像を蓄積する輝尽性蛍光体層(2) を1枚の
薄板(3) に塗布してなることを特徴とするX線検出蛍光
板。 - 【請求項2】 薄板(3) の片面に、X線照射と同時に発
光する同時蛍光体層(1) が塗布され、他方の面に、X線
像を蓄積する輝尽性蛍光体層(2) が塗布されたX線検出
蛍光板(6) を用い、 その輝尽性蛍光体層(2) 側を被検体側に配置し、X線照
射と同時に、同時蛍光体層(1) 側から蛍光撮像系で撮像
を行なった後、 当該X線検出蛍光板(6) の輝尽性蛍光体層(2) 側に赤外
線や熱などの再生エネルギーを照射して蛍光を発生さ
せ、これを光電変換して表示することを特徴とするX線
検出蛍光板による検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6301692A JPH05264799A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | X線検出蛍光板およびx線検出蛍光板による検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6301692A JPH05264799A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | X線検出蛍光板およびx線検出蛍光板による検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05264799A true JPH05264799A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13217107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6301692A Withdrawn JPH05264799A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | X線検出蛍光板およびx線検出蛍光板による検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05264799A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1113292A2 (en) * | 1999-12-28 | 2001-07-04 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and device for storing and reproducing a radiation image |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP6301692A patent/JPH05264799A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1113292A2 (en) * | 1999-12-28 | 2001-07-04 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and device for storing and reproducing a radiation image |
EP1113292A3 (en) * | 1999-12-28 | 2003-03-12 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and device for storing and reproducing a radiation image |
US6713776B2 (en) | 1999-12-28 | 2004-03-30 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method for storing and reproducing radiation image and radiation image storage device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7010092B2 (en) | Dual energy imaging using optically coupled digital radiography system | |
EP0947855A2 (en) | Method and apparatus for simultaneous measurement of different radiations | |
NL7909037A (nl) | Inrichting voor radiografie. | |
EP0803080B1 (en) | Filmless x-ray apparatus and method | |
JP2001221895A (ja) | 放射線画像取得方法および装置ならびにそのためのセル間隔検出方法および装置 | |
JP3481657B2 (ja) | 光刺戟性リン光体読み取り装置において消去されるべき最大信号を決定する方法 | |
US6960778B2 (en) | Radiation image information reading recording apparatus | |
JP2003202304A (ja) | 放射線非破壊検査装置および同検査方法 | |
JPH05264799A (ja) | X線検出蛍光板およびx線検出蛍光板による検査方法 | |
JPH0445800B2 (ja) | ||
JPH08171153A (ja) | 光励起撮像板およびそのような撮像板のデジタル装置を試験する方法 | |
CA2179616C (en) | Filmless x-ray apparatus and method of using the same | |
JPH05312734A (ja) | X線検出方法 | |
JPH01241536A (ja) | X線画像検出装置 | |
NL8004727A (nl) | Stralingsonderzoekapparaat met spleetvormige bundel. | |
JPH0552625B2 (ja) | ||
JPH06214028A (ja) | X線検出器 | |
JPS62145634A (ja) | 透過型電子顕微鏡 | |
JP2003199733A (ja) | X線画像メモリ、x線画像メモリの使用方法、サブトラクション血管造影原理による被検者の検査方法及びx線画像検出器 | |
JPH08327798A (ja) | 蓄積性蛍光体の読取り方法及びその装置 | |
JPH09138203A (ja) | X線蛍光画像検査装置 | |
JP3571801B2 (ja) | 画像解析装置 | |
JPS5910870A (ja) | 放射性同位元素検査方法 | |
JP2618757B2 (ja) | 放射線画像撮影装置 | |
EP1087258A2 (en) | Filmless X-ray apparatus and method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |