JPH05264708A - 方位検出装置 - Google Patents

方位検出装置

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Publication number
JPH05264708A
JPH05264708A JP6063792A JP6063792A JPH05264708A JP H05264708 A JPH05264708 A JP H05264708A JP 6063792 A JP6063792 A JP 6063792A JP 6063792 A JP6063792 A JP 6063792A JP H05264708 A JPH05264708 A JP H05264708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase difference
circuit
split beam
signal
azimuth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6063792A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Oda
晃司 小田
Hiroyuki Kanesada
裕之 金定
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP6063792A priority Critical patent/JPH05264708A/ja
Publication of JPH05264708A publication Critical patent/JPH05264708A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプリットビーム相関により得られる信号の
位相差を用いて信号音の到来方位を検出する場合に、信
号音の到来方位によりスプリットビームの間隔が変化す
ることによる信号音の到来方位の検出誤差を抑える。 【構成】 予め理想状態での信号音到来方位に対するス
プリットビーム相関により得られる信号の位相差を計測
しておき、位相差に対する方位の近似式を求め、以降そ
の近似式を用いて位相差より方位を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号音の到来方向の検
出に利用する。特に、スプリットビームを用いたソーナ
の方位検出に利用する。本発明は、信号音の到来方位の
検出誤差を少なくすることができる方位検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の方位検出方式は、図2に示すよう
にスプリットビーム中心10に信号11を受けて幾何学
的に求められたスプリットビーム相関により得られる信
号の位相差と信号音の到来方位との関係式 Ψ=SIN-1(cφ/2πfL) Ψ:信号音の到来方位 φ:位相差 f:周波数 L:スプリットビーム間隔 c:音速 を用いて検出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方位
検出方式では、信号音の到来方位によってスプリットビ
ーム間隔Lが変化してしまうために、信号音の到来方位
の検出誤差が大きくなる欠点があった。
【0004】本発明はこのような問題を解決するもの
で、理想状態での信号音到来方位に対する位相差を計測
して求めた近似式を用いて計算し、信号音の到来方位の
検出誤差を少なくすることができる装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、到来する信号
音を受信する複数の受波器と、この受波器が受信した信
号音を整相しスプリットビーム信号を生成するスプリッ
トビーム整相回路と、このスプリットビーム整相回路か
らのスプリットビーム信号を受けスプリットビーム相関
演算を行い位相差を算出するスプリットビーム相関回路
と、このスプリットビーム相関回路が算出した位相差に
基づき方位計算を行い検出方位を出力する方位計算回路
とを備えた方位検出装置において、理想状態での信号音
の到来方位に対するスプリットビーム相関により得られ
る自装置の位相差を方位演算の近似式として保持する近
似定数計算回路を備え、前記方位計算回路に、前記近似
定数計算回路が保持する近似式を用いて前記スプリット
ビーム相関回路が計測した位相差による方位を補正計算
する手段を含むことを特徴とする。
【0006】
【作用】スプリットビーム相関により得られる信号の位
相差を用いて信号音の到来方向を検出するときに、あら
かじめ理想状態での信号音到来方位に対するスプリット
ビーム相関により得られる位相差を実測により計測して
おく。このとき計測された位相差に対する方位の近似式
を求める。これを近似定数計算回路に保持しておく。以
降その近似式を用いて位相差による方位を補正計算す
る。
【0007】このように、信号音の到来方向によるスプ
リットビーム間隔の変化を近似式の中に含め計算するこ
とにより、信号音の到来方位の検出誤差を少なくするこ
とができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0009】本発明実施例は、到来する信号音を受信す
る複数の受波器1と、この受波器1が受信した信号音を
整相しスプリットビーム信号3を生成するスプリットビ
ーム整相回路2と、このスプリットビーム整相回路2か
らのスプリットビーム信号を受けスプリットビーム相関
演算を行い位相差を算出するスプリットビーム相関回路
4と、このスプリットビーム相関回路4が算出した位相
差に基づき方位計算を行い検出方位を出力する方位計算
回路8とを備え、さらに、本発明の特徴として、理想状
態での信号音の到来方位に対するスプリットビーム相関
により得られる位相差を方位演算の近似式として保持す
る近似定数計算回路6を備え、方位計算回路8に、近似
定数計算回路6が保持する近似式を用いてスプリットビ
ーム相関回路4が計測した位相差による方位を補正計算
する手段を含む。
【0010】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。
【0011】スプリットビーム整相回路2は、複数の受
波器1が受波した信号音を受けて整相しスプリットビー
ム信号3を生成する。このスプリットビーム信号3はス
プリットビーム相関回路4に送出されスプリットビーム
相関演算が行われて信号の位相差5が得られる。
【0012】このように、あらかじめ水槽に設置された
旋回台に受波器1を取り付け、理想状態で信号の方位を
変化させたときの位相差5を計測しておき、近似定数計
算回路6がこの位相差5を用いて最小自乗法により次式
に示す近似定数7(a、b、c、d)を求める。
【0013】Ψ=aφ3 +bφ2 +cφ+d Ψ:信号音の到来方位 φ:位相差 求められた近似定数7は方位計算回路8へ格納される。
方位計算回路8では位相差5を基に近似定数7を用いて
近似計算を行い検出方位9(Ψ)を出力する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、理
想状態で信号音到来方位に対するスプリットビーム相関
により得られる信号の位相差を計測しておき、位相差に
対する方位の近似式を求め、以降その近似式を用いて位
相差より方位を計算し、信号音の到来方向によるスプリ
ットビーム間隔の変化も近似式の中に含めることによ
り、信号音の到来方位の検出誤差を少なくすることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック図。
【図2】従来例における方位検出を説明する図。
【符号の説明】
1 受波器 2 スプリットビーム整相回路 3 スプリットビーム信号 4 スプリットビーム相関回路 5 位相差 6 近似定数計算回路 7 近似定数 8 方位計算回路 9 検出方位 10 スプリットビーム中心 11 信号音

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到来する信号音を受信する複数の受波器
    と、 この受波器が受信した信号音を整相しスプリットビーム
    信号を生成するスプリットビーム整相回路と、 このスプリットビーム整相回路からのスプリットビーム
    信号を受けスプリットビーム相関演算を行い位相差を算
    出するスプリットビーム相関回路と、 このスプリットビーム相関回路が算出した位相差に基づ
    き方位計算を行い検出方位を出力する方位計算回路とを
    備えた方位検出装置において、 理想状態での信号音の到来方位に対するスプリットビー
    ム相関により得られる自装置の位相差を方位演算の近似
    式として保持する近似定数計算回路を備え、 前記方位計算回路に、前記近似定数計算回路が保持する
    近似式を用いて前記スプリットビーム相関回路が計測し
    た位相差による方位を補正計算する手段を含むことを特
    徴とする方位検出装置。
JP6063792A 1992-03-17 1992-03-17 方位検出装置 Pending JPH05264708A (ja)

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JP6063792A JPH05264708A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 方位検出装置

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JP6063792A JPH05264708A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 方位検出装置

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JPH05264708A true JPH05264708A (ja) 1993-10-12

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ID=13148033

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JP6063792A Pending JPH05264708A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 方位検出装置

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JP (1) JPH05264708A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008643A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Hitachi Ltd 方位角検出装置
JP2016114426A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 株式会社熊谷組 音源方向推定方法

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JP2008008643A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Hitachi Ltd 方位角検出装置
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