JPH0526464U - 使用済表示付カード - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、精算時におけるカードの利用者と取
扱者との間での誤認、誤用による不要なトラブルの発生
をなくし、精算をスムーズに行えることを最も主要な特
徴としている。 【構成】本考案は、使用可能な金額や回数等の有効度数
をあらかじめ磁気的に書き込んでおき、精算(使用)時
に専用装置により有効度数を引き落とし、精算後の残り
有効度数を磁気的に書き込み、残り有効度数が零になる
まで繰り返し使用されるプリペイドまたはアフターペイ
方式のカードにおいて、カード本体の表面または裏面の
少なくとも一面の所定部所に、残り有効度数が零になっ
た旨を表示する目視確認可能な所定形状の使用済表示領
域を設け、残り有効度数が零になった使用済時に、専用
装置により使用済表示領域に所定の表示処理を施すこと
を特徴としている。
扱者との間での誤認、誤用による不要なトラブルの発生
をなくし、精算をスムーズに行えることを最も主要な特
徴としている。 【構成】本考案は、使用可能な金額や回数等の有効度数
をあらかじめ磁気的に書き込んでおき、精算(使用)時
に専用装置により有効度数を引き落とし、精算後の残り
有効度数を磁気的に書き込み、残り有効度数が零になる
まで繰り返し使用されるプリペイドまたはアフターペイ
方式のカードにおいて、カード本体の表面または裏面の
少なくとも一面の所定部所に、残り有効度数が零になっ
た旨を表示する目視確認可能な所定形状の使用済表示領
域を設け、残り有効度数が零になった使用済時に、専用
装置により使用済表示領域に所定の表示処理を施すこと
を特徴としている。
Description
【0001】
本考案は、例えばテレホンカード(登録商標)やタクシーカードのような、い
わゆるプリペ イドまたはアフターペイ方式のカードに係り、特に精算(使用)時におけるカー ドの利用者と取扱者との間での誤認、誤用による不要なトラブルの発生をなくし て、精算をスムーズに行ない得るようにした使用済表示付カードに関するもので ある。
わゆるプリペ イドまたはアフターペイ方式のカードに係り、特に精算(使用)時におけるカー ドの利用者と取扱者との間での誤認、誤用による不要なトラブルの発生をなくし て、精算をスムーズに行ない得るようにした使用済表示付カードに関するもので ある。
【0002】
従来、例えばテレホンカードやタクシーカードのような磁気記録カ―ドにおい ては、PETや紙等の基体の上に磁気塗料を直接コ―ティングするか、あるいは 磁気転写箔を転写することによって、磁気層を設けている。この場合、磁気層に は、必要とする静磁気特性,電磁変換特性の他に、耐久性,耐摩擦性,耐熱性, 耐薬品性,耐溶剤性等の物理的および化学的特性が要求される。
【0003】 一方、最近の傾向として、得意先のニ―ズであるところの、磁気記録カードの 磁気層の持つ色相(磁性物質本来の色である茶褐色等)を隠蔽して、あたかも磁 気記憶カードではないかのように、白色や明るい淡い色(パステルカラ―)に着 色しようとする要望が増えてきている。
【0004】 そして、この種の磁気層を隠蔽した磁気記録カードとしては、例えば基材の一 面上に、磁気層、隠蔽層であるシルバー層、保護層を順次積層すると共に、基材 の他面上に、印刷層、保護層を順次積層して成っている。なお、通常、層数、層 の種類、層厚等は、磁気カードの所要出力、所要特性によって設定される。
【0005】 この場合、磁気層には、使用可能な金額や回数等の有効度数が磁気的に(磁気 データとして)書き込まれ、精算時には専用装置により磁気データの読み出し、 有効度数を引き落として、精算後の残り有効度数の書き込みが行なわれる。また 、印刷層には、カード発行者のデザインによる所望の絵柄や広告等が印刷され、 シルバー層には、カード使用上の注意書き等の所要事項が印刷されている。さら に、印刷層には、上記の絵柄や広告等の他に、使用可能な金額や回数等の有効度 数を示す表示(目盛)が一緒に印刷されており、精算時に残り金額や残り回数等 の残り有効度数を示す位置に、専用装置によりテレパンチ(穴明け)が行なわれ る。以上のようにして、残り有効度数が零になるまで繰り返し使用される。
【0006】 しかしながら、このような従来の磁気記録カードでは、使用可能有効度数の表 示(目盛)は、印刷と目視限界から粗いものであり、また残り有効度数を示すテ レパンチ穴も、ある範囲を示す粗いものである。そのため、残り有効度数が少な くなった場合には、残り有効度数の有無をテレパンチ穴の位置から判別すること が困難であり、また印刷面の絵柄は自由にデザインして印刷されることから、色 調によってはテレパンチ穴の有無を容易に目視することができず、正確には専用 装置により読み取らないと判らないという問題がある。
【0007】 このために、例えばプリペイドカードでは、使用済であるのに残り有効度数が 有ると思ったり、また未だ僅かの残り有効度数が有るのに使用済であると誤認し たり、さらにタクシーにおける後払いの一回限り使用のゲストチケットカード等 を、テレパンチ穴が未だ一つであることから未だ利用できると誤認して、カード の利用者(例えば、タクシーの乗客)と取扱者(例えば、タクシーの乗務員)と の間での誤認、誤用による不要なトラブルが発生し、スムーズな精算を行なう妨 げの原因となっている。
【0008】
以上のように、従来の磁気記録カードにおいては、カードの利用者や、カー ドを提示されて精算行為を行なう取扱者が、そのカードに残り有効度数が有って 使用可能であるのか、残り有効度数が零で使用不可能な使用済であるのかを判別 するのが困難であることから、カードの利用者と取扱者との間での誤認、誤用に よる不要なトラブルが発生し、スムーズな精算を行なうことができないという問 題があった。
【0009】 本考案は上述のような問題を解決するために成されたもので、精算(使用)時 におけるカードの利用者と取扱者との間での誤認、誤用による不要なトラブルの 発生をなくして、精算をスムーズに行なうことが可能な極めて実用的で信頼性の 高い使用済表示付カードを提供することを目的とする。
【0010】
上記の目的を達成するために本考案では、使用可能な金額や回数等の有効度数 をあらかじめ磁気的に書き込んでおき、精算(使用)時に専用装置により有効度 数を引き落として、精算後の残り有効度数を磁気的に書き込み、残り有効度数が 零になるまで繰り返し使用されるプリペイドまたはアフターペイ方式のカードに おいて、カード本体の表面または裏面の少なくとも一面の所定部所に、残り有効 度数が零になった旨を表示する目視確認可能な所定形状の使用済表示領域を設け 、残り有効度数が零になった使用済時に、専用装置により使用済表示領域に所定 の表示処理を施すようにしている。
【0011】 ここで、特に所定の表示処理としては、使用済表示領域にテレパンチ穴を一つ または複数明けるか、若しくは使用済表示領域に記号または文字を一つまたは複 数印字するようにしている。 また、使用済表示領域としては、四角形状、三角形状、円形状のいずれかの枠 を設け、かつ当該枠内に「使用済」とあらかじめ印刷しておくようにしている。 さらに、使用済表示領域としては、複数の使用可能有効度数を示す表示のうち の使用可能有効度数「零」を示す表示部分の近傍位置に設けるようにしている。
【0012】
従って、本考案の使用済表示付カードにおいては、カード本体の表面または裏 面の少なくとも一面の所定部所に、残り有効度数が零になった旨を表示する目視 確認可能な所定形状の使用済表示領域を設け、残り有効度数が零になった使用済 時に、専用装置により使用済表示領域に所定の表示処理を施すことにより、カー ドの利用者や、カードを提示されて精算行為を行なう取扱者が、そのカードに残 り有効度数が有って使用可能であるのか、残り有効度数が零で使用不可能な使用 済であるのかを容易に判別することができる。 これにより、カードの利用者と取扱者との間での誤認、誤用による不要なトラ ブルの発生をなくして、精算をスムーズに行なうことが可能となる。
【0013】
以下、本考案の一実施例について図面を参照して詳細に説明する。 図1は本考案による磁気記録カードをタクシーカードに適用した場合の構成例 を示す断面図、図2は同タクシーカードの外観例を示す平面図である。
【0014】 図1および図2において、本実施例のタクシーカードは、基材1と、この基材 1の一面(裏面)上に設けられた磁気層2と、この磁気層2上に設けられ、磁気 層2を隠蔽する隠蔽層であるシルバー層3と、このシルバー層3上に設けられた 保護層4と、上記基材1の他面(表面)上に設けられた印刷層5と、この印刷層 5上に設けられた保護層6とから成っている。なお、通常、層数、層の種類、層 厚等は、磁気カードの所要出力、所要特性によって設定される。
【0015】 ここで、基材1としては、カード状に形成され、その材質としては、例えばポ リエステル(PET)、ポリ塩化ビニル、紙等を用いることができる。 また、磁気記録層2は、例えば公知のBa−フェライト、Sr−フェライト等 の磁性微粒子を適当な樹脂、例えばポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等に分 散させて作られた磁気インキを用い、この磁気インキを、グラビアコート、スク リーン印刷等の方法で塗布して形成することができる。この磁気記録層2には、 使用可能な金額や回数等の有効度数(例えば、5000度数)を磁気的に(磁気 データとして)書き込んでいる。 さらに、シルバー層3は、磁気層2が目視にて判別できないように隠蔽するも のであり、隠蔽性の高いインキ、例えばAg、Al、Zn等の非磁性金属粉末を 、バインダー溶液に分散させたインキを用いて形成することができる。このシル バー層3には、カード使用上の注意書き等の所要事項を印刷している。 さらにまた、保護層4は、シルバー層3を保護する役割を有するものであり、 その材質としては、例えば透明なビニ―ル系樹脂等を用いることができる。
【0016】 一方、印刷層5は、通常の印刷インキを用い、この印刷インキを、グラビアコ ート、スクリーン印刷等の方法で塗布して形成することができる。この印刷層5 には、図2に示すように、後述する使用済領域を除くほとんど全域5Aに、カー ド発行者のデザインによる所望の絵柄や広告等を印刷している。また、この絵柄 や広告5Aの他に、図2に示すように、使用可能な金額や回数等の有効度数を示 す表示(目盛)5Bを、本例では“5000”,“4000”,“3000”, “1000”,“250”,“0”というように印刷している。さらに、これら の絵柄や広告5A、使用可能有効度数表示(目盛)5Bの他に、図2に示すよう に、複数の使用可能有効度数表示(目盛)5Bのうちの使用可能有効度数“0” を示す表示部分の近傍位置に、残り有効度数が零になった旨を表示する容易に目 視確認可能な所定形状(本例では、四角形状)の使用済表示領域5Cを設け、か つこの使用済表示領域5C内に「使用済」とあらかじめ印刷しておく。 また、保護層6は、印刷層5を保護する役割を有するものであり、例えば透明 なビニ―ル系樹脂等を用いることができる。 次に、以上のように構成した本実施例のタクシーカードの使用法について説明 する。
【0017】 いま、タクシーを利用した利用者である乗客は、料金を精算する時に、本タク シーカードを取扱者であるタクシーの乗務員に提示する。そして、タクシーの乗 務員が、そのタクシーカードを専用装置にかけると、タクシーカードの磁気層2 より磁気データが読み出され、利用料金に相当する有効度数が引き落とされ、精 算後の残り有効度数がタクシーカードの磁気層2に書き込まれる。
【0018】 また、このような処理と同時に、使用可能有効度数表示(目盛)5Bの中の残 り有効度数を示す位置、例えば“3000”の表示(目盛)位置に、専用装置に よってテレパンチ(穴明け)が行なわれる。以上のようにして、残り有効度数が 零になるまで繰り返し使用される。
【0019】 一方、このようなタクシーカードの繰り返し使用によって、残り有効度数が零 になった使用済時には、専用装置によって使用済表示領域5Cに、その旨の表示 処理として、一つまたは複数のパンチ穴が明けられる。これにより、カードの利 用者である乗客や、カードを提示されて精算行為を行なう取扱者である乗務員は 、そのカードに残り有効度数が有って使用可能であるのか、残り有効度数が零で 使用不可能な使用済であるのかを容易に判別することができ、もってカードの利 用者と取扱者との間での誤認、誤用による不要なトラブルの発生をなくして、精 算をスムーズに行なうことが可能となる。
【0020】 上述したように、本実施例では、基材1と、基材1の一面(裏面)上に設けら れた磁気層2と、磁気層2上に設けられた隠蔽層であるシルバー層3と、シルバ ー層3上に設けられた保護層4と、基材1の他面(表面)上に設けられた印刷層 5と、印刷層5上に設けられた保護層6とから成り、使用可能な金額や回数等の 有効度数をあらかじめ磁気層2に磁気的に書き込んでおき、精算(使用)時に専 用装置により有効度数を引き落として、精算後の残り有効度数を磁気層2に磁気 的に書き込み、残り有効度数が零になるまで繰り返し使用されるプリペイドまた はアフターペイ方式のタクシーカードにおいて、印刷層5に、使用済領域を除く ほとんど全域5Aに、カード発行者のデザインによる所望の絵柄や広告等を印刷 すると共に、使用可能な金額や回数等の有効度数を示す表示(目盛)5Bを印刷 し、さらにこれらの他に、複数の使用可能有効度数表示(目盛)5Bのうちの使 用可能有効度数“0”を示す表示部分の近傍位置に、残り有効度数が零になった 旨を表示する容易に目視確認可能な四角形状の使用済表示領域5Cを設け、かつ この使用済表示領域5C内に「使用済」とあらかじめ印刷しておき、残り有効度 数が零になった使用済時に、専用装置により使用済表示領域5Cに一つまたは複 数のテレパンチ穴を明けるようにしたものである。
【0021】 従って、使用可能有効度数表示(目盛)5Bや残り有効度数を示すテレパンチ 穴位置の粗さや曖昧さと、併せて自由にデザインされて印刷される絵柄や広告5 Aによる目視の困難さを排除して、精算前にそのカードが使用可能か使用済であ るかを容易に目視判別することができる。すなわち、タクシーカードの利用者で ある乗客や、そのタクシーカードを提示されて精算行為を行なう取扱者であるタ クシーの乗務員が、そのカードに残り有効度数が有って使用可能であるのか、残 り有効度数が零で使用不可能な使用済であるのかを容易に判別することができる 。これにより、タクシーカードの利用者(乗客)と取扱者(乗務員)との間での 誤認、誤用による不要なトラブルの発生をなくして、精算をスムーズに行なうこ とが可能となる。
【0022】 一方、有効度数が零で使用不可能になった使用済のカードは、通常、再印刷を 施すと共に、使用可能有効度数を新たに磁気層に書き込んで再生使用される場合 が多いが、この場合意図的に、磁気層に書き込んだ使用可能有効度数と異なった 使用可能有効度数表示(目盛)が印刷層に印刷されても、残り有効度数が零にな った使用済時に、専用装置によって使用済表示領域にテレパンチ穴が明けられて 、残り有効度数が零になった旨が表示されるため、偽造による不正使用を確実に 防止することも可能となる。
【0023】 以上のことは、最近その利用が始まりつつあるタクシーカードのようなプリペ イドカード、アフターペイカードや、後払いの一回限り使用のゲストチケットカ ード等、多様なカードが発行され、未だそのシステムの理解が薄く、併せてタク シー乗務員の高齢化と、夜間薄暗い車内での精算等を考えると、従来発生してい る誤認、誤用による不要なトラブルに対して、利用者(乗客)と取扱者(乗務員 )の双方にとって、極めて有効で実用的なカードを提供することができるもので ある。
【0024】 尚、上記実施例では、使用済表示領域をカードの表面(印刷層)に設ける場合 について説明したが、これに限らず使用済表示領域をカードの裏面(シルバー層 )に設けることも可能である。
【0025】 図3は、この種のタクシーカードの外観例を示す平面図である。すなわち、図 3において、シルバー層には、使用済領域を除くほとんど領域3Aに、カード使 用上の注意書き等の所要事項を印刷しすると共に、使用可能な金額や回数等の有 効度数を示す表示(目盛)3Bを、前述と同様に“5000”,“4000”, “3000”,“1000”,“250”,“0”というように印刷し、さらに これらの他に、複数の使用可能有効度数表示(目盛)3Bのうちの使用可能有効 度数“0”を示す表示部分の近傍位置に、残り有効度数が零になった旨を表示す る容易に目視確認可能な四角形状の使用済表示領域3Cを設け、かつこの使用済 表示領域3C内に「使用済」とあらかじめ印刷しておく。 本実施例のようなタクシーカードにおいても、前述と同様の効果が得られるも のである。
【0026】 また、上記各実施例では、使用済表示領域をカードの表面(印刷層)または裏 面(シルバー層)のいずれかの面に設ける場合について説明したが、これに限ら ず使用済表示領域をカードの表面(印刷層)および裏面(シルバー層)の両面に 設けるようにしてもよいものである。
【0027】 さらに、上記実施例では、残り有効度数が零になった旨の表示処理として、使 用済表示領域にパンチ穴を明ける場合について説明したが、これに限らず残り有 効度数が零になった旨の表示処理として、使用済表示領域に記号または文字を印 字(感熱印字を含む)するようにしてもよいものである。
【0028】 一方、上記各実施例では、使用済表示領域として、四角形状の枠を設ける場合 について説明したが、これに限らず使用済表示領域として、その他の形状、例え ば三角形状、円形状等の枠を設けるようにしてもよいものである。
【0029】 また、上記各実施例では、使用済表示領域としては、複数の使用可能有効度数 表示のうちの使用可能有効度数「零」表示部分の近傍位置に設ける場合について 説明したが、何らこの位置はこれに特定されるものではない。
【0030】 さらに、上記実施例では、本考案による磁気記録カードをタクシーカードに適 用した場合について説明したが、これに限らずその他のカード、例えばテレホン カード、ゲストチケットカード等についても、同様に適用することができるもの である。
【0031】
以上説明したように本考案によれば、使用可能な金額や回数等の有効度数をあ らかじめ磁気的に書き込んでおき、精算(使用)時に専用装置により有効度数を 引き落として、精算後の残り有効度数を磁気的に書き込み、残り有効度数が零に なるまで繰り返し使用されるプリペイドまたはアフターペイ方式のカードにおい て、カード本体の表面または裏面の少なくとも一面の所定部所に、残り有効度数 が零になった旨を表示する目視確認可能な所定形状の使用済表示領域を設け、残 り有効度数が零になった使用済時に、専用装置により使用済表示領域に所定の表 示処理を施すようにしたので、精算(使用)時におけるカードの利用者と取扱者 との間での誤認、誤用による不要なトラブルの発生をなくして、精算をスムーズ に行なうことが可能な極めて実用的で信頼性の高い使用済表示付カードが提供で きる。
【図1】本考案による磁気記録カードをタクシーカード
に適用した場合の一実施例を示す断面図。
に適用した場合の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例におけるタクシーカードの外観例を示
す平面図。
す平面図。
【図3】本考案による磁気記録カードをタクシーカード
に適用した場合の他の実施例を示す平面図。
に適用した場合の他の実施例を示す平面図。
1…基材、2…磁気層、3…シルバー層、3A…絵柄や
広告、3B…使用可能有効度数表示(目盛)、3C…使
用済表示領域、4…保護層、5…印刷層、5A…絵柄や
広告、5B…使用可能有効度数表示(目盛)、5C…使
用済表示領域、6…保護層。
広告、3B…使用可能有効度数表示(目盛)、3C…使
用済表示領域、4…保護層、5…印刷層、5A…絵柄や
広告、5B…使用可能有効度数表示(目盛)、5C…使
用済表示領域、6…保護層。
Claims (7)
- 【請求項1】 使用可能な金額や回数等の有効度数をあ
らかじめ磁気的に書き込んでおき、精算(使用)時に専
用装置により前記有効度数を引き落として、精算後の残
り有効度数を磁気的に書き込み、前記残り有効度数が零
になるまで繰り返し使用されるプリペイドまたはアフタ
ーペイ方式のカードにおいて、 前記カード本体の表面または裏面の少なくとも一面の所
定部所に、前記残り有効度数が零になった旨を表示する
目視確認可能な所定形状の使用済表示領域を設け、 前記残り有効度数が零になった使用済時に、前記専用装
置により前記使用済表示領域に所定の表示処理を施すよ
うにしたことを特徴とする使用済表示付カード。 - 【請求項2】 前記所定の表示処理としては、使用済表
示領域にテレパンチ穴を明けるようにしたことを特徴と
する請求項1に記載の使用済表示付カード。 - 【請求項3】 前記所定の表示処理としては、使用済表
示領域に記号または文字を印字するようにしたことを特
徴とする請求項1に記載の使用済表示付カード。 - 【請求項4】 前記テレパンチ穴としては、一つまたは
複数明けるようにしたことを特徴とする請求項2に記載
の使用済表示付カード。 - 【請求項5】 前記記号または文字としては、一つまた
は複数印字するようにしたことを特徴とする請求項3に
記載の使用済表示付カード。 - 【請求項6】 前記使用済表示領域としては、四角形
状、三角形状、円形状のいずれかの枠を設け、かつ当該
枠内に「使用済」とあらかじめ印刷しておくようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の使用済表示付カー
ド。 - 【請求項7】 前記使用済表示領域としては、複数の使
用可能有効度数を示す表示のうちの使用可能有効度数
「零」を示す表示部分の近傍位置に設けるようにしたこ
とを特徴とする請求項1に記載の使用済表示付カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP074394U JPH0526464U (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 使用済表示付カード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP074394U JPH0526464U (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 使用済表示付カード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526464U true JPH0526464U (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=13545929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP074394U Pending JPH0526464U (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 使用済表示付カード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0526464U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS644673B2 (ja) * | 1981-10-27 | 1989-01-26 | Fujitsu Ltd | |
JPH0159911B2 (ja) * | 1982-07-20 | 1989-12-20 | Nippon Shashin Insatsu Kk |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP074394U patent/JPH0526464U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS644673B2 (ja) * | 1981-10-27 | 1989-01-26 | Fujitsu Ltd | |
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