JPH05264632A - 試験端子選択回路 - Google Patents
試験端子選択回路Info
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- JPH05264632A JPH05264632A JP4060470A JP6047092A JPH05264632A JP H05264632 A JPH05264632 A JP H05264632A JP 4060470 A JP4060470 A JP 4060470A JP 6047092 A JP6047092 A JP 6047092A JP H05264632 A JPH05264632 A JP H05264632A
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- test
- test terminal
- terminals
- groups
- circuit
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多数の試験端子を有する部材、素子の該試験
端子間に於ける接続状態を検査測定するに際し、簡単な
構成で、然かも測定回数を少なくして所定の接続状況試
験を行い得る測定試験回路を提供するものである。 【構成】 複数の接続端子2を有する部材1に於ける該
端子相互間の接続状態を検査する回路に於いて、各試験
端子2に与えられているアドレスをバイナリー値に変換
するバイナリー変換手段3、該バイナリー値の各ビット
を0、1、X(不定)の3値を用いて試験の対象となっ
ている全ての試験端子を2群に分割する試験端子選択手
段4と該分割された両群の間で同時に並列的に試験検査
を実行しえる様に並列回路を形成する為、各試験端子に
対応して設けられたスイッチ手段を切換制御する制御手
段5、該並列回路内に設けられて測定手段6、該測定手
段6の出力値と予め定められた期待値とを比較して、該
分割された両群の間の試験端子間に異常が有るか無いか
を判断する判定手段7とから構成されている試験端子選
択回路。
端子間に於ける接続状態を検査測定するに際し、簡単な
構成で、然かも測定回数を少なくして所定の接続状況試
験を行い得る測定試験回路を提供するものである。 【構成】 複数の接続端子2を有する部材1に於ける該
端子相互間の接続状態を検査する回路に於いて、各試験
端子2に与えられているアドレスをバイナリー値に変換
するバイナリー変換手段3、該バイナリー値の各ビット
を0、1、X(不定)の3値を用いて試験の対象となっ
ている全ての試験端子を2群に分割する試験端子選択手
段4と該分割された両群の間で同時に並列的に試験検査
を実行しえる様に並列回路を形成する為、各試験端子に
対応して設けられたスイッチ手段を切換制御する制御手
段5、該並列回路内に設けられて測定手段6、該測定手
段6の出力値と予め定められた期待値とを比較して、該
分割された両群の間の試験端子間に異常が有るか無いか
を判断する判定手段7とから構成されている試験端子選
択回路。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICやLSI等の多数
の接続端子部を有する部材における、各端子間の接続状
態を検査する装置の回路構成に関するものである。
の接続端子部を有する部材における、各端子間の接続状
態を検査する装置の回路構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の大規模化、高密度化に
伴い、ICやLSI等の部材、素子に於ける接続端子部
の数が極端に多くなり、それ等の基本的試験の一つであ
る電気試験では、試験箇所(試験端子)の数が増大し、
それによって試験回数、試験時間が増大し、検査に要す
るコストも大きくなってきており、それが、製品の製造
コストの上昇に繋がっている。
伴い、ICやLSI等の部材、素子に於ける接続端子部
の数が極端に多くなり、それ等の基本的試験の一つであ
る電気試験では、試験箇所(試験端子)の数が増大し、
それによって試験回数、試験時間が増大し、検査に要す
るコストも大きくなってきており、それが、製品の製造
コストの上昇に繋がっている。
【0003】係る部材或いは素子に於ける試験として
は、端子部の接続状態に関するものが主体であり、例え
ば、導通試験、短絡試験或いは絶縁試験等が一般的に実
施されている。中でも、絶縁試験に於いては、全ての端
子の組合せに付いて試験を行わなければならないので、
その為に測定回数が多くなると同時に試験時間も長くな
らざるを得ない状態である。
は、端子部の接続状態に関するものが主体であり、例え
ば、導通試験、短絡試験或いは絶縁試験等が一般的に実
施されている。中でも、絶縁試験に於いては、全ての端
子の組合せに付いて試験を行わなければならないので、
その為に測定回数が多くなると同時に試験時間も長くな
らざるを得ない状態である。
【0004】即ち、絶縁試験において、1つの試験端子
とその他に試験端子全部との間で絶縁を測定する場合、
N個の試験端子を持つ被試験物を絶縁試験するには、N
回の絶縁測定が必要である。従来に於ける、係る測定試
験に於いては、初期の段階では、全ての組合せられる端
子間同士を選択してプローブ等を接続させて上記の試験
を行っていたが、近年の電子機器の大規模化、高密度化
に対しては、全く役に立たなくなり、その改良方法とし
て、例えば、注目すべき接続端子を一つ選定し、その注
目すべき端子とそれ以外の接続端子のすべてとの間に接
続状態を測定する方法が用いられている。
とその他に試験端子全部との間で絶縁を測定する場合、
N個の試験端子を持つ被試験物を絶縁試験するには、N
回の絶縁測定が必要である。従来に於ける、係る測定試
験に於いては、初期の段階では、全ての組合せられる端
子間同士を選択してプローブ等を接続させて上記の試験
を行っていたが、近年の電子機器の大規模化、高密度化
に対しては、全く役に立たなくなり、その改良方法とし
て、例えば、注目すべき接続端子を一つ選定し、その注
目すべき端子とそれ以外の接続端子のすべてとの間に接
続状態を測定する方法が用いられている。
【0005】係る方法であると、測定回数は、全ての接
続端子の数をNとすると、 N×(N−1)/2 となり、全数測定に比べれば、測定回数は減少するが、
接続端子数が、極めて多くなっている現状を勘案すると
係る方法でも依然としてその回数は膨大なものであるの
で、効率的かつ経済的な測定方法とは言いえない状態で
ある。
続端子の数をNとすると、 N×(N−1)/2 となり、全数測定に比べれば、測定回数は減少するが、
接続端子数が、極めて多くなっている現状を勘案すると
係る方法でも依然としてその回数は膨大なものであるの
で、効率的かつ経済的な測定方法とは言いえない状態で
ある。
【0006】その為、出来るだけ少ない測定回数で、全
ての試験端子の組合せを試験することが出来る方法が要
求されている。
ての試験端子の組合せを試験することが出来る方法が要
求されている。
【0007】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は上記従来技術
における問題点を解消し、多数の試験端子を有する部
材、素子の該試験端子間に於ける接続状態を検査測定す
るに際し、簡単な構成で、然かも測定回数を少なくして
所定の接続状況試験を行い得る測定試験回路を提供する
ものである。
における問題点を解消し、多数の試験端子を有する部
材、素子の該試験端子間に於ける接続状態を検査測定す
るに際し、簡単な構成で、然かも測定回数を少なくして
所定の接続状況試験を行い得る測定試験回路を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため次のような技術的構成を採用するものであ
る。即ち、複数の接続端子を有する部材に於ける該端子
相互間の接続状態を検査する回路に於いて、各試験端子
に与えられているアドレスをバイナリー値に変換するバ
イナリー変換手段、該バイナリー値の各ビットを0、
1、X(不定)の3値を用いて試験の対象となっている
全ての試験端子を2群に分割する試験端子選択手段と該
分割された両群の間で同時に並列的に試験検査を実行し
える様に並列回路を形成する為、各試験端子に対応して
設けられたスイッチ手段を切換制御する制御手段、該並
列回路内に設けられた測定手段、該測定手段の出力値と
予め定められた期待値とを比較して、該分割された両群
の間の試験端子間に異常が有るか無いかを判断する判定
手段とから構成されている試験端子選択回路である。
達成するため次のような技術的構成を採用するものであ
る。即ち、複数の接続端子を有する部材に於ける該端子
相互間の接続状態を検査する回路に於いて、各試験端子
に与えられているアドレスをバイナリー値に変換するバ
イナリー変換手段、該バイナリー値の各ビットを0、
1、X(不定)の3値を用いて試験の対象となっている
全ての試験端子を2群に分割する試験端子選択手段と該
分割された両群の間で同時に並列的に試験検査を実行し
える様に並列回路を形成する為、各試験端子に対応して
設けられたスイッチ手段を切換制御する制御手段、該並
列回路内に設けられた測定手段、該測定手段の出力値と
予め定められた期待値とを比較して、該分割された両群
の間の試験端子間に異常が有るか無いかを判断する判定
手段とから構成されている試験端子選択回路である。
【0009】
【作用】本発明においては、各試験端子に与えられてい
るアドレスをバイナリー値に変換するバイナリー変換し
た上で、各該バイナリー値の各ビットを0、1、X(不
定)の3値を用いて試験の対象となっている全ての試験
端子を2群に分割し、該分割された両群の間で同時に並
列的に試験検査を実行して該分割された両群の間の試験
端子間に異常が有るか無いかを判断する。
るアドレスをバイナリー値に変換するバイナリー変換し
た上で、各該バイナリー値の各ビットを0、1、X(不
定)の3値を用いて試験の対象となっている全ての試験
端子を2群に分割し、該分割された両群の間で同時に並
列的に試験検査を実行して該分割された両群の間の試験
端子間に異常が有るか無いかを判断する。
【0010】そして、異常があると判断された両方2試
験端子群に付いて、異常が検出される毎にX(不定)ビ
ットの数を一つずつ減少させながら、そのそれぞれに付
いて、両方に分割された各試験端子間に接続状態の異常
があるか無いかを繰り返し、最後に、接続状態に異常の
ある特定の2つの試験端子を検出するものである。
験端子群に付いて、異常が検出される毎にX(不定)ビ
ットの数を一つずつ減少させながら、そのそれぞれに付
いて、両方に分割された各試験端子間に接続状態の異常
があるか無いかを繰り返し、最後に、接続状態に異常の
ある特定の2つの試験端子を検出するものである。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係る試験端子選択回路の具
体例を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本
発明に係る試験端子選択回路1の構成の例を説明するブ
ロックダイアグラムであり、図中、複数の接続端子2を
有する部材25に於ける該端子相互間の接続状態を検査
する回路に於いて、各試験端子2に与えられているアド
レスをバイナリー値に変換するバイナリー変換手段3、
該バイナリー値の各ビットを0、1、X(不定)の3値
を用いて試験の対象となっている全ての試験端子を2群
に分割する試験端子選択手段4と該分割された両群の間
で同時に並列的に試験検査を実行しえる様に並列回路を
形成する為、各試験端子に対応して設けられたスイッチ
手段を切換制御する制御手段5、該並列回路内に設けら
れて測定手段6、該測定手段6の出力値と予め定められ
た期待値とを比較して、該分割された両群の間の試験端
子間に異常が有るか無いかを判断する判定手段7とから
構成されている試験端子選択回路1が示されている。
体例を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本
発明に係る試験端子選択回路1の構成の例を説明するブ
ロックダイアグラムであり、図中、複数の接続端子2を
有する部材25に於ける該端子相互間の接続状態を検査
する回路に於いて、各試験端子2に与えられているアド
レスをバイナリー値に変換するバイナリー変換手段3、
該バイナリー値の各ビットを0、1、X(不定)の3値
を用いて試験の対象となっている全ての試験端子を2群
に分割する試験端子選択手段4と該分割された両群の間
で同時に並列的に試験検査を実行しえる様に並列回路を
形成する為、各試験端子に対応して設けられたスイッチ
手段を切換制御する制御手段5、該並列回路内に設けら
れて測定手段6、該測定手段6の出力値と予め定められ
た期待値とを比較して、該分割された両群の間の試験端
子間に異常が有るか無いかを判断する判定手段7とから
構成されている試験端子選択回路1が示されている。
【0012】本発明に係る試験端子選択回路は、特に多
端子間の絶縁試験の高速化に有効であるが、多くの試験
端子を並列に接続し、まとめて一度に測定し、所定の期
待値と比較して、その中に異常な値が含まれているかど
うかを判断する様な試験を実行しえる全ての試験に適用
が可能である。本発明に於ける試験端子の接続状態の検
査方法の基本は、試験端子がN個有った場合に、それ等
の組合せを変えながら2つの群(グループ)に分割し
て、一端その間で並列的に所定の検査測定を行い、異常
が無ければ別の組合せからなる2つの群を形成させ、再
度検査測定を繰り返すものである。
端子間の絶縁試験の高速化に有効であるが、多くの試験
端子を並列に接続し、まとめて一度に測定し、所定の期
待値と比較して、その中に異常な値が含まれているかど
うかを判断する様な試験を実行しえる全ての試験に適用
が可能である。本発明に於ける試験端子の接続状態の検
査方法の基本は、試験端子がN個有った場合に、それ等
の組合せを変えながら2つの群(グループ)に分割し
て、一端その間で並列的に所定の検査測定を行い、異常
が無ければ別の組合せからなる2つの群を形成させ、再
度検査測定を繰り返すものである。
【0013】具体的に説明すると、今試験端子の総数が
8個であるとすると、各試験端子のそれぞれのアドレス
をバイナリー値で以下の様に表される。 試験端子のアドレス番号 アドレスのバイナリー値 0 000 1 001 2 010 3 011 4 100 5 101 6 110 7 111 係る方法に於いて、今バイナリー値のの桁との桁の
ビットをX(不定)とし、の桁のビットが1の場合と
0の場合で、当該試験端子のアドレスを分割すると、試
験端子番号が0、2、4、6の群からなる第1のグルー
プと試験端子番号が1、3、5、7の群からなる第2の
グループとに分割出来る。
8個であるとすると、各試験端子のそれぞれのアドレス
をバイナリー値で以下の様に表される。 試験端子のアドレス番号 アドレスのバイナリー値 0 000 1 001 2 010 3 011 4 100 5 101 6 110 7 111 係る方法に於いて、今バイナリー値のの桁との桁の
ビットをX(不定)とし、の桁のビットが1の場合と
0の場合で、当該試験端子のアドレスを分割すると、試
験端子番号が0、2、4、6の群からなる第1のグルー
プと試験端子番号が1、3、5、7の群からなる第2の
グループとに分割出来る。
【0014】そして、第1のグループの端子を一括して
所定の一方の電源に接続させると共に第2のグループの
端子を一括して他方の電源に接続させ、両第1のグルー
プと第2のグループとの間を並列接続させて所定の電圧
を印加する事により、例えば、当該回路を流れる電流値
を測定する事により、該2グループ間に於ける各試験端
子間に接続状態の異常が有るか無いかを判断出来る。
所定の一方の電源に接続させると共に第2のグループの
端子を一括して他方の電源に接続させ、両第1のグルー
プと第2のグループとの間を並列接続させて所定の電圧
を印加する事により、例えば、当該回路を流れる電流値
を測定する事により、該2グループ間に於ける各試験端
子間に接続状態の異常が有るか無いかを判断出来る。
【0015】係る操作を残りの各桁ととに付いてそ
れぞれ実行すると、8個の試験端子は、必ず1回は、反
対のグループに属する様になるので、如何なる試験端子
の組合せに於いて特定の試験端子間に異常の有る組が存
在するかが比較的少ない測定回数で求める事が出来る。
つまり、係る方法によれば、最小log2 N回の分割操
作を行う事により、試験端子の第1の絞り込み作業を実
行する事が出来る。
れぞれ実行すると、8個の試験端子は、必ず1回は、反
対のグループに属する様になるので、如何なる試験端子
の組合せに於いて特定の試験端子間に異常の有る組が存
在するかが比較的少ない測定回数で求める事が出来る。
つまり、係る方法によれば、最小log2 N回の分割操
作を行う事により、試験端子の第1の絞り込み作業を実
行する事が出来る。
【0016】そして、異常が見つかった第1のグループ
と第2にグループの組合せに付いて今度は、X(不定)
の数をへらして同様の操作を繰り返す事により、最終的
に、接続状態に異常のある試験端子S1と試験端子S2
とを特定する事が出来るのである。本発明に於いて、図
1には、当該試験端子選択回路の動作全体を制御する制
御部10が設けられ、該制御部10には、該複数の試験
端子群のそれぞれの試験端子のアドレスを所定のバイナ
リー値に変換するバイナリー値手段3が接続されてい
る。
と第2にグループの組合せに付いて今度は、X(不定)
の数をへらして同様の操作を繰り返す事により、最終的
に、接続状態に異常のある試験端子S1と試験端子S2
とを特定する事が出来るのである。本発明に於いて、図
1には、当該試験端子選択回路の動作全体を制御する制
御部10が設けられ、該制御部10には、該複数の試験
端子群のそれぞれの試験端子のアドレスを所定のバイナ
リー値に変換するバイナリー値手段3が接続されてい
る。
【0017】該バイナリー値手段3は、予め所定の検査
測定を行おうとするLSI、超LSI等に設けられてい
る複数個の接続端子のそれぞれにアドレスを付した情報
を入力してバイナリー値に変換する様に構成されている
もので有っても良く、又予め定められた当該接続端子の
アドレスを所定のバイナリー値に変換した情報をROM
等のメモリーに格納した形のもので有っても良い。
測定を行おうとするLSI、超LSI等に設けられてい
る複数個の接続端子のそれぞれにアドレスを付した情報
を入力してバイナリー値に変換する様に構成されている
もので有っても良く、又予め定められた当該接続端子の
アドレスを所定のバイナリー値に変換した情報をROM
等のメモリーに格納した形のもので有っても良い。
【0018】一方、本発明に係る試験端子選択回路にお
ける該測定手段6は、該測定手段6から出力される測定
結果を入力して、該測定手段6の出力値と予め定められ
た期待値とを比較する比較手段8と接続され、又該比較
手段8は、当該測定手段6の出力値が該期待値と異なる
場合に、該分割された両群の間の有る試験端子とある試
験端子との間に接続異常が有るとの判断をする判定手段
7に接続されている。
ける該測定手段6は、該測定手段6から出力される測定
結果を入力して、該測定手段6の出力値と予め定められ
た期待値とを比較する比較手段8と接続され、又該比較
手段8は、当該測定手段6の出力値が該期待値と異なる
場合に、該分割された両群の間の有る試験端子とある試
験端子との間に接続異常が有るとの判断をする判定手段
7に接続されている。
【0019】例えば、絶縁試験に於いては、該期待値は
無限大であるが、もし一方のグループのある特定の試験
端子と他方のグループに含まれる特定の試験端子との間
に例えば、短絡等の接続異常があれば、その測定値は、
所定の値を示す事になり、異常の存在が確認出来る。本
発明に係る試験端子選択回路の構成を更に詳しく説明す
ると、図1に於いて該試験端子選択手段4は、各試験端
子に対応するバイナリー値に於ける特定の桁以外の桁の
ビットをX(不定)とし、該特定桁のビットが0か1か
により、試験の対象となっている全ての試験端子を2群
に分割する手段13を有しているものであり、該分割手
段13は、更に、バイナリー値の所定の桁を0か1に指
定する第1のレジスタ11と該第1のレジスタ11で指
定する所定の桁以外の桁をX(不定)或いはnotX
(指定)を指定する第2のレジスタ12とから構成され
ているものである。
無限大であるが、もし一方のグループのある特定の試験
端子と他方のグループに含まれる特定の試験端子との間
に例えば、短絡等の接続異常があれば、その測定値は、
所定の値を示す事になり、異常の存在が確認出来る。本
発明に係る試験端子選択回路の構成を更に詳しく説明す
ると、図1に於いて該試験端子選択手段4は、各試験端
子に対応するバイナリー値に於ける特定の桁以外の桁の
ビットをX(不定)とし、該特定桁のビットが0か1か
により、試験の対象となっている全ての試験端子を2群
に分割する手段13を有しているものであり、該分割手
段13は、更に、バイナリー値の所定の桁を0か1に指
定する第1のレジスタ11と該第1のレジスタ11で指
定する所定の桁以外の桁をX(不定)或いはnotX
(指定)を指定する第2のレジスタ12とから構成され
ているものである。
【0020】該第1と第2のレジスタ11、12は共に
log2 Nの長さを有している事が好ましい。更に、本
発明における試験端子選択手段4には、該X(不定)指
定のビットを除く第1のレジスタの値と各試験端子の自
己アドレスの値とを比較して一致、不一致を出力し、各
試験端子を第1のグループと第2のグループとに振り分
けるデジタル値比較回路14が設けられている。
log2 Nの長さを有している事が好ましい。更に、本
発明における試験端子選択手段4には、該X(不定)指
定のビットを除く第1のレジスタの値と各試験端子の自
己アドレスの値とを比較して一致、不一致を出力し、各
試験端子を第1のグループと第2のグループとに振り分
けるデジタル値比較回路14が設けられている。
【0021】該比較回路14は、各ビット毎に設けられ
ている。又、本発明に係る試験端子選択回路に於ける該
スイッチ手段5は、2つのグループに分割された各試験
端子群の内、一方のグループに属する試験端子を一つに
まとめて一方の電源、例えば高電位電源に接続させ、又
他のグループに属する試験端子を一つにまとめて他方の
電源、例えば低電位電源に接続させ、該2つのグループ
間の各試験端子同士間は、適宜の接続配線を介して、互
いに並列的に接続される様に各試験端子に対応して配置
構成された複数個の切換スイッチ手段を有するものであ
る。
ている。又、本発明に係る試験端子選択回路に於ける該
スイッチ手段5は、2つのグループに分割された各試験
端子群の内、一方のグループに属する試験端子を一つに
まとめて一方の電源、例えば高電位電源に接続させ、又
他のグループに属する試験端子を一つにまとめて他方の
電源、例えば低電位電源に接続させ、該2つのグループ
間の各試験端子同士間は、適宜の接続配線を介して、互
いに並列的に接続される様に各試験端子に対応して配置
構成された複数個の切換スイッチ手段を有するものであ
る。
【0022】本発明に於いては、上記した方法によって
該2群に分割された各試験端子群間の何れかの試験端子
間の接続状態に異常があると判断された場合に、該特定
の桁のビットはそのままにして、該特定の桁以外の桁の
X(不定)となっているビットの内の何れか一桁のビッ
トを0か1かに設定する手段、該バイナリー値の各ビッ
トを0、1、X(不定)の3値を用いて試験の対象とな
っている試験端子の中から設定されたバイナリー値と一
致する試験端子を選択する手段、当該選択された2群の
試験端子群を両群の間で同時に並列的に上記で説明した
試験検査を実行し該分割された両群の間の試験端子間に
異常が有るか無いかを判断する様に構成されているもの
である。
該2群に分割された各試験端子群間の何れかの試験端子
間の接続状態に異常があると判断された場合に、該特定
の桁のビットはそのままにして、該特定の桁以外の桁の
X(不定)となっているビットの内の何れか一桁のビッ
トを0か1かに設定する手段、該バイナリー値の各ビッ
トを0、1、X(不定)の3値を用いて試験の対象とな
っている試験端子の中から設定されたバイナリー値と一
致する試験端子を選択する手段、当該選択された2群の
試験端子群を両群の間で同時に並列的に上記で説明した
試験検査を実行し該分割された両群の間の試験端子間に
異常が有るか無いかを判断する様に構成されているもの
である。
【0023】係る工程に於いては、該特定の桁以外の桁
のX(不定)となっているビットの内の何れか一桁のビ
ットを0か1かに設定する手段は、図1に於ける第1の
レジスタ11を制御部10からの指令で該設定値を変更
することにより実行出来る。又、該バイナリー値の各ビ
ットを0、1、X(不定)の3値を用いて試験の対象と
なっている試験端子の中から設定されたバイナリー値と
一致する試験端子を選択する手段は、図1に於ける比較
回路14を利用する事で実行出来る。
のX(不定)となっているビットの内の何れか一桁のビ
ットを0か1かに設定する手段は、図1に於ける第1の
レジスタ11を制御部10からの指令で該設定値を変更
することにより実行出来る。又、該バイナリー値の各ビ
ットを0、1、X(不定)の3値を用いて試験の対象と
なっている試験端子の中から設定されたバイナリー値と
一致する試験端子を選択する手段は、図1に於ける比較
回路14を利用する事で実行出来る。
【0024】つまり、本発明に於いては、当該試験端子
に付与されたアドレスのバイナリー値の桁がN桁である
場合に、(N−1)桁数を構成する(N−1)個のX
(不定)ビットの数を1ずつ減少させながら上記した様
な試験端子の選択、判定を繰り返し、最後に異常が存在
する特定の接続端子の組を決定する様に構成されている
ものである。
に付与されたアドレスのバイナリー値の桁がN桁である
場合に、(N−1)桁数を構成する(N−1)個のX
(不定)ビットの数を1ずつ減少させながら上記した様
な試験端子の選択、判定を繰り返し、最後に異常が存在
する特定の接続端子の組を決定する様に構成されている
ものである。
【0025】以下に本発明に係る試験端子選択回路の具
体的な操作手順を図2を参照しながら説明する。図2
(A)には、試験端子数が8個(N=8)の場合で、ア
ドレスのバイナリー値が001と101にある試験端子
間の接続状態に異常がある場合の検査手順を説明するも
のである。
体的な操作手順を図2を参照しながら説明する。図2
(A)には、試験端子数が8個(N=8)の場合で、ア
ドレスのバイナリー値が001と101にある試験端子
間の接続状態に異常がある場合の検査手順を説明するも
のである。
【0026】第1の手順は、全ての該試験端子を2つに
分割して、その組合せの中に接続状態が異常、不良のも
のが含まれているかどうかを測定するものであり、Nを
バイナリー値で表した場合のビット長と同じ回数、即ち
log2 N回(=3)で済む事になる。先ず第1回目の
測定に於いては、との桁のビットをX(不定)と
し、の桁のビットが0か1で2つのグループAとBと
に分割する。
分割して、その組合せの中に接続状態が異常、不良のも
のが含まれているかどうかを測定するものであり、Nを
バイナリー値で表した場合のビット長と同じ回数、即ち
log2 N回(=3)で済む事になる。先ず第1回目の
測定に於いては、との桁のビットをX(不定)と
し、の桁のビットが0か1で2つのグループAとBと
に分割する。
【0027】係る状態で測定した結果は、異常がないと
の結果がでた。次に、第2回目の測定に於いては、と
の桁のビットをX(不定)とし、の桁のビットが0
か1で2つのグループAとBとに分割する。係る状態で
測定した結果は、異常がないとの結果がでた。続いて、
第3回目の測定に於いては、との桁のビットをX
(不定)とし、の桁のビットが0か1で2つのグルー
プAとBとに分割する。
の結果がでた。次に、第2回目の測定に於いては、と
の桁のビットをX(不定)とし、の桁のビットが0
か1で2つのグループAとBとに分割する。係る状態で
測定した結果は、異常がないとの結果がでた。続いて、
第3回目の測定に於いては、との桁のビットをX
(不定)とし、の桁のビットが0か1で2つのグルー
プAとBとに分割する。
【0028】係る状態で測定した結果では、異常がある
との結果がでた。そこで、図2(B)に於いて先ず第1
回目では、再度同一組合せの試験端子に付いて測定を行
い、異常がある事を確認した後、第2回目以降に於いて
は、接続状態の異常な試験端子を特定する為、X(不
定)ビットの数を順次減少させて行き、その都度対象の
試験端子を2つのグループに分割してその度に上記の測
定操作を実行して行くものである。
との結果がでた。そこで、図2(B)に於いて先ず第1
回目では、再度同一組合せの試験端子に付いて測定を行
い、異常がある事を確認した後、第2回目以降に於いて
は、接続状態の異常な試験端子を特定する為、X(不
定)ビットの数を順次減少させて行き、その都度対象の
試験端子を2つのグループに分割してその度に上記の測
定操作を実行して行くものである。
【0029】即ち、本具体例に於いては、第2回目以降
は、の桁が0であるアドレスを有する試験端子との
桁が1であるアドレスを有する試験端子とのグループ間
の何れかの試験端子間に接続状態が異常なものがある事
が判ったから、かかるグループ分けは特定されたので、
次に、の桁についてX(不定)を減らし0か1かのビ
ットを設定して、グループ分けを行うものである。
は、の桁が0であるアドレスを有する試験端子との
桁が1であるアドレスを有する試験端子とのグループ間
の何れかの試験端子間に接続状態が異常なものがある事
が判ったから、かかるグループ分けは特定されたので、
次に、の桁についてX(不定)を減らし0か1かのビ
ットを設定して、グループ分けを行うものである。
【0030】従って、係る操作に於いては、00X、1
0Xの組、01X、10Xの組、00X、11Xの組及
び01X、11Xの組の4種の組み分けが出来、第2回
目に於いては、そのうち00X、10Xの組に付いて測
定操作を実行した所、異常が判明したので、第3回目か
ら第6回目迄の工程で残りのの桁に付いて、ビット値
を0と1をそれぞれ設定して対象の試験端子を2つのグ
ループに分割して同様の測定を実行した。
0Xの組、01X、10Xの組、00X、11Xの組及
び01X、11Xの組の4種の組み分けが出来、第2回
目に於いては、そのうち00X、10Xの組に付いて測
定操作を実行した所、異常が判明したので、第3回目か
ら第6回目迄の工程で残りのの桁に付いて、ビット値
を0と1をそれぞれ設定して対象の試験端子を2つのグ
ループに分割して同様の測定を実行した。
【0031】その結果、第6回目の001と101との
組合せに於いて接続状態が異常であるとの判定がでたの
で、001と101のアドレスを有する2つの試験端子
間に於いて接続異常、接続不良が存在していることが判
明した。なお、第7回目から第9回目は、第2回目と同
様に他の組合せのグループに付いて同一の測定をした
が、何れも異常が見られなかった事を示している。
組合せに於いて接続状態が異常であるとの判定がでたの
で、001と101のアドレスを有する2つの試験端子
間に於いて接続異常、接続不良が存在していることが判
明した。なお、第7回目から第9回目は、第2回目と同
様に他の組合せのグループに付いて同一の測定をした
が、何れも異常が見られなかった事を示している。
【0032】図3は、上記した本発明に係る試験端子選
択回路で使用される該試験端子選択手段4の構成の具体
例を示すものである。図3は、本発明に係る試験端子選
択回路をプリント配線板等の大量の配線を絶縁試験する
為の試験装置として実用化する為の回路構成を示すもの
である。図3の回路構成に於いて、11は図1と同様の
機能を有する第1のレジスタであり、又12は図1と同
様の機能を有する第2のレジスタである。
択回路で使用される該試験端子選択手段4の構成の具体
例を示すものである。図3は、本発明に係る試験端子選
択回路をプリント配線板等の大量の配線を絶縁試験する
為の試験装置として実用化する為の回路構成を示すもの
である。図3の回路構成に於いて、11は図1と同様の
機能を有する第1のレジスタであり、又12は図1と同
様の機能を有する第2のレジスタである。
【0033】又、該第1と第2のレジスタは、図1に示
す分割手段13を構成するものである。又図3に於ける
回路14は、図1に於けるディジタル値比較回路14に
対応するものであり、その内部構成は、回路の数を低減
する為に1ビットの比較回路を図3に示す様に、ツリー
状に配列した構成を採用している。
す分割手段13を構成するものである。又図3に於ける
回路14は、図1に於けるディジタル値比較回路14に
対応するものであり、その内部構成は、回路の数を低減
する為に1ビットの比較回路を図3に示す様に、ツリー
状に配列した構成を採用している。
【0034】即ち、第1の群は、1ビットの比較回路1
5を頂点として、同比較回路16と17が該比較回路1
5にぶら下がり、更に該比較回路16には、別の比較回
路18と19が、又比較回路17には別の比較回路20
と21がそれぞれぶら下がっている構成を取っている。
他の群に付いても同様の構成をとっている。
5を頂点として、同比較回路16と17が該比較回路1
5にぶら下がり、更に該比較回路16には、別の比較回
路18と19が、又比較回路17には別の比較回路20
と21がそれぞれぶら下がっている構成を取っている。
他の群に付いても同様の構成をとっている。
【0035】そして、頂点にある比較回路15には、例
えばの桁のビットの0か1を指定する指令が第1のレ
ジスタ11から供給されると同時に、第2のレジスタか
らX(不定)の桁を指定する情報が供給される。又、比
較回路16と17には、例えばとのの桁のビットの
0か1を指定する指令が第1のレジスタ11から供給さ
れると同時に、第2のレジスタからX(不定)の桁を指
定する情報が供給される。
えばの桁のビットの0か1を指定する指令が第1のレ
ジスタ11から供給されると同時に、第2のレジスタか
らX(不定)の桁を指定する情報が供給される。又、比
較回路16と17には、例えばとのの桁のビットの
0か1を指定する指令が第1のレジスタ11から供給さ
れると同時に、第2のレジスタからX(不定)の桁を指
定する情報が供給される。
【0036】更には、比較回路18〜21には、各桁の
ビットの0か1を指定する指令が第1のレジスタ11か
ら供給されるが、第2のレジスタからX(不定)の桁を
指定する情報は供給されない。係る各比較回路の具体例
としては、例えば図4に示す様な構成を採用する事が可
能である。
ビットの0か1を指定する指令が第1のレジスタ11か
ら供給されるが、第2のレジスタからX(不定)の桁を
指定する情報は供給されない。係る各比較回路の具体例
としては、例えば図4に示す様な構成を採用する事が可
能である。
【0037】即ち、図4に於いて、入力端子Aは第2の
レジスタ12からの指令信号が入力され、入力端子Bに
は、キャリー信号が入力される。一方、入力端子Cに
は、第1のレジスタ11からの信号が入力され、又入力
端子Dには、検査される試験端子のアドレスのバイナリ
ー値が入力される。又Eは出力端子である。
レジスタ12からの指令信号が入力され、入力端子Bに
は、キャリー信号が入力される。一方、入力端子Cに
は、第1のレジスタ11からの信号が入力され、又入力
端子Dには、検査される試験端子のアドレスのバイナリ
ー値が入力される。又Eは出力端子である。
【0038】該比較回路に於いては、EOR回路30に
於いて、試験端子が持つ自己のバイナリー値と第1のレ
ジスタからの指定値とを比較して両者が一致した場合に
該EOR回路30から出力信号が出され、その出力信号
と第2のレジスタからの指令値とOR回路31で比較
し、(1なら無条件に一致)上位ビットからの一致信号
(キャリー信号)BとをAND回路32でANDを取っ
た値を出力Eから出力する。
於いて、試験端子が持つ自己のバイナリー値と第1のレ
ジスタからの指定値とを比較して両者が一致した場合に
該EOR回路30から出力信号が出され、その出力信号
と第2のレジスタからの指令値とOR回路31で比較
し、(1なら無条件に一致)上位ビットからの一致信号
(キャリー信号)BとをAND回路32でANDを取っ
た値を出力Eから出力する。
【0039】本発明に於ける該比較回路としては、上記
の回路構成に限定されるものでは無く、例えば全ビット
分の比較回路をN個分並べる等の方法も使用することが
可能である。
の回路構成に限定されるものでは無く、例えば全ビット
分の比較回路をN個分並べる等の方法も使用することが
可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を使用すれ
ば、従来N端子の試験にN回係っていた測定がlog2
N回で済む事が可能となるので接続端子の接続状態の異
常を検査する測定を高速に且つ高能率に行う事が出来る
ので、検査工程の合理化、検査コストの低減化を実現す
る事が出来る。
ば、従来N端子の試験にN回係っていた測定がlog2
N回で済む事が可能となるので接続端子の接続状態の異
常を検査する測定を高速に且つ高能率に行う事が出来る
ので、検査工程の合理化、検査コストの低減化を実現す
る事が出来る。
【図1】図1は本発明に係る試験端子選択回路の一具体
例の構成を示すブロックダイヤグラムである。
例の構成を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】図2は本発明に係る試験端子選択回路を用いて
試験端子の接続状態を検査する手順を説明する図であ
る。
試験端子の接続状態を検査する手順を説明する図であ
る。
【図3】図3は本発明に係る試験端子選択回路に使用さ
れる試験端子選択手段の構成例を示すブロックダイヤグ
ラムである。
れる試験端子選択手段の構成例を示すブロックダイヤグ
ラムである。
【図4】図4は図3に於いて使用されている比較回路の
構成例を説明するブロックダイアグラムである。
構成例を説明するブロックダイアグラムである。
【符号の説明】 1…試験端子選択回路 2…試験端子 3…バイナリー値変換手段 4…試験端子選択手段 5…切換手段 6…測定手段 7…判定手段 8…比較手段 10…制御手段 11…第1のレジスタ 12…第2のレジスタ 13…分割手段 14…デジタル値比較回路 15〜21…1ビット比較回路
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の接続端子を有する部材に於ける該
端子相互間の接続状態を検査する回路に於いて、各試験
端子に与えられているアドレスをバイナリー値に変換す
るバイナリー変換手段、該バイナリー値の各ビットを
0、1、X(不定)の3値を用いて試験の対象となって
いる全ての試験端子を2群に分割する試験端子選択手段
と該分割された両群の間で同時に並列的に試験検査を実
行しえる様に並列回路を形成する為、各試験端子に対応
して設けられたスイッチ手段を切換制御する制御手段、
該並列回路内に設けられた測定手段、該測定手段の出力
値と予め定められた期待値とを比較して、該分割された
両群の間の試験端子間に異常が有るか無いかを判断する
判定手段とから構成されている事を特徴とする試験端子
選択回路。 - 【請求項2】 該試験端子選択手段は、各試験端子に対
応するバイナリー値に於ける特定の桁以外の桁のビット
をX(不定)とし、該特定桁のビットが0か1かによ
り、試験の対象となっている全ての試験端子を2群に分
割する手段を有している事を特徴とする請求項1記載の
試験端子選択回路。 - 【請求項3】 該2群に分割された各試験端子群間の何
れかの試験端子間の接続状態に異常があると判断された
場合に、該特定の桁のビットはそのままにして、該特定
の桁以外の桁のX(不定)となっているビットの内の何
れか一桁のビットを0か1かに設定する手段、該バイナ
リー値の各ビットを0、1、X(不定)の3値を用いて
試験の対象となっている試験端子の中から設定されたバ
イナリー値と一致する試験端子を選択する手段、当該選
択された2群の試験端子群を両群の間で同時に並列的に
請求項1に記載された試験検査を実行し該分割された両
群の間の試験端子間に異常が有るか無いかを判断する様
に構成されている事を特徴とする請求項1記載の試験端
子選択回路。 - 【請求項4】 当該試験端子に付与されたアドレスのバ
イナリー値の桁がN桁である場合に、(N−1)桁数を
構成する(N−1)個のX(不定)ビットの数を1ずつ
減少させながら請求項3に記載されている試験端子の選
択、判定を繰り返し、最後に異常が存在する特定の接続
端子の組を決定する様に構成されている事を特徴とする
請求項3記載の試験端子選択回路。 - 【請求項5】 該試験端子群を所定の桁に於いて指定さ
れた3値に基づいて各試験端子を選択分割する手段に於
いて、当該アドレスのバイナリー値における0と1を指
定するレジスタ回路、当該アドレスのバイナリー値にお
けるX(不定)及びディジタル比較回路とが設けられて
おり、該ディジタル比較回路は1ビットの比較回路をツ
リー状に配列接続した構成を有しているものである事を
特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の試験端子選
択回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4060470A JPH05264632A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 試験端子選択回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4060470A JPH05264632A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 試験端子選択回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05264632A true JPH05264632A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13143193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4060470A Withdrawn JPH05264632A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 試験端子選択回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05264632A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009244077A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nidec-Read Corp | 基板検査装置及びその方法 |
JP2011112525A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Hioki Ee Corp | 絶縁検査装置および絶縁検査方法 |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP4060470A patent/JPH05264632A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009244077A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nidec-Read Corp | 基板検査装置及びその方法 |
JP2011112525A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Hioki Ee Corp | 絶縁検査装置および絶縁検査方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |