JPH05264433A - 気泡測定装置 - Google Patents

気泡測定装置

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JPH05264433A
JPH05264433A JP4058498A JP5849892A JPH05264433A JP H05264433 A JPH05264433 A JP H05264433A JP 4058498 A JP4058498 A JP 4058498A JP 5849892 A JP5849892 A JP 5849892A JP H05264433 A JPH05264433 A JP H05264433A
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bubble
bubbles
light
axis
measurement
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JP4058498A
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Inventor
Mitsuo Kamiwano
満雄 上和野
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Niigata Engineering Co Ltd
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Niigata Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液内を移動する気泡の粒径、速度および分布
を正確かつ効率的に測定する。 【構成】 液中を通過する光を出力する光源を設けた。
また、この光源によって出力され、液を通過した光を受
光するセンサとして、気泡の移動方向を横切る方向に複
数の光センサからなる線状配置センサを4系統配置し
た。ここで、4系統のセンサのうち直交関係にある各セ
ンサにより、センサを通過する気泡の側面の画像を実効
的に捉らえる。そして、信号処理回路により、これらの
センサの出力信号を処理し、液中を移動する気泡の位
置、速度、粒径およびその分布を求めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、気泡測定装置に関す
るものである。さらに詳しくは、この発明は、各種の産
業分野における気泡粒子の粒径や飛散速度、さらには粒
径分布の高速・高効率測定を可能とする光学系精密測定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】飛散粒子の粒径や粒度分布を直ちに測定
することのできる手法は従来より各種の着想とアプロー
チとによって検討されてきており、たとえば粉体粒子群
の粒度分布測定法の一つとして顕微鏡法がその代表的な
ものとして例示される。この方法は、粒子の大きさと形
状を同時に直接観察できるため、最も多用されている粒
度測定法であり、沈降法、コールタカウンタ法などの間
接的測定法の基準とされているものである。また、最近
の画像処理技術の発達にともない、この方法の測定時間
の効率化ならびに測定結果の整理、表示が飛躍的に便利
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
粉体粒子を測定する技術は優れたものが各種提案されて
いたが、しかし、液内を移動する気泡の分布を効率的に
求めることができる装置は従来なかった。この発明は、
上述した事情に鑑みてなされたものであり、液内の気泡
の分布を効率的に測定することができる気泡測定装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、液中を移動
する気泡の分布を測定する気泡測定装置であって、前記
液を通過する光を出力する光源と、前記光源によって出
力され、前記液を通過した光を受光する手段であって、
前記気泡の移動方向を横切る方向に配列された複数の光
センサからなる線状配置センサが少なくとも2系統並設
されてなる光検知手段と、前記各線状配置センサの出力
信号に基づき、前記液中を移動する気泡の位置、速度、
粒径およびその分布を求める信号処理手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成によれば、光源から発した光の通過経
路を気泡が横切ると、それに伴って線状配置センサにお
ける気泡に対応した位置の光センサの出力信号が変化す
る。この変化に基づいて、信号処理手段により、気泡の
位置、速度、粒径および気泡の分布が求められる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照し本発明の一実施例を説明
する。図1はこの発明の一実施例による気泡測定装置の
検出部1の構成を示す斜視図である。攪拌槽内における
任意の空間位置において、気泡個数、気泡径、気泡形状
などを検出するため、4個のプローブA、B、Cおよび
Dからなる検出部200を用いる。各プローブは、直径
0.05mmの受光用光導体ファイバ(三菱レイヨン製エス
カ)を96本帯状に束ねたものであり、同図に示すよう
に2組ずつが直交する方向に設置されている。これらの
受光用光導体ファイバの各一端には光源(後述)から発
せられる光が入射する。z軸方向にプローブA,Bおよ
びC,Dという具合に各2個のプローブを配置したの
は、気泡のz軸方向の移動速度を算出する必要があるか
らである。
【0007】図2に本実施例による気泡測定装置の全体
構成を示す。同図において、103および104は透明
アクリル製の攪拌槽および角槽である。また、101は
攪拌モータ、102は攪拌モータ101によって回転駆
動されるRushtonタービン翼であり、槽底より、
液深の1/4の高さに設置されている。攪拌液は常温の水
道水を用いる。翼回転速度は2.33s-1とした。また、1
09は攪拌モータ101のトルクを測定するトルク計で
ある。105はバッフルであり、攪拌槽101の内周壁
に4枚取り付けられている。108はエアコンプレッ
サ、107はエアコンプレッサ108から出力される空
気の流量を測定する流量計である。106は単孔ノズル
であり、攪拌槽103の底のタービン翼102の直下の
位置に設置されている。エアコンプレッサ108から出
力された空気はこの単孔ノズル106から槽内に放出さ
れ、気泡となって上方へ移動する。図1に示した検出部
200はタービン翼102の上方に配置される。ここ
で、図2における上下方向は図1におけるz軸の方向と
一致している。111は光源としてのハロゲンランプで
あり、検出部200に対し、図1のx軸方向の光を投光
する。この光は図1におけるプローブAおよびBによっ
て取り込まれる。また、図2において図示が省略されて
いるが、図1のy軸方向の光を投光するハロゲンランプ
が設置されており、このハロゲンランプの光はプローブ
CおよびDによって取り込まれる。図2において110
はプローブA,B,CおよびDを構成する96×4本の
受光用光導体ファイバである。ハロゲンランプ111か
らの光はこれらの受光用光導体ファイバを介し96×4
個のフォトトランジスタ112に導かれる。フォトトラ
ンジスタ112は、受光量に応じた電気信号を測定回路
113に出力する。測定回路113はフォトトランジス
タ112から供給される電気信号に対する信号処理を行
い、検出部200を下から上へと通過する気泡の測定を
行う。114はマイクロコンピュータであり、測定回路
113の動作を制御すると共に測定回路113から得ら
れる測定結果を用いた演算処理を行う。
【0008】図3に本実施例における信号処理に係る構
成のブロックダイアグラムを示す。同図において、ブロ
ックI〜IVは、各々プローブA〜Bに対応して設けら
れたブロックであり、各ブロックは96個のフォトトラ
ンジスタ112と、これらのフォトトランジスタの出力
信号を2値化する96個の比較回路131と、比較回路
131から得られるデジタル信号を記憶する気泡データ
用RAM132とで構成されている。フォトトランジス
タ112は、高感度で、指向性がせまく、迅速な応答特
性をもつものを選定することが好ましい。本実施例で
は、フォトトランジスタとして、シャープ製のPT50
1Aを使用した。このフォトトランジスタは高感度、高
指向性である。なお、フォトトランジスタの応答速度は
10μsである。各フォトトランジスタ112は常時活
性化状態となっており、それらの出力信号は比較回路1
31に入力される。比較回路131は、トランジスタに
よる基本的な反転増幅回路により構成した。図4に1ビ
ット分の回路図を示す。抵抗R1は応答速度をなるべく
低下させないものを選んだ。96個のフォトトランジス
タの各出力信号は比較回路131によって2値化され、
96ビットのデジタル信号となって気泡データ用RAM
132に送られる。この気泡データRAMは96ビット
×32kワードの記憶容量を有する。気泡データRAM
132の各アドレスには比較回路131から供給される
96ビットのデジタル信号が書き込まれる。このデジタ
ル信号の各ビットの値は、対応するフォトトランジスタ
が気泡の影となった場合にL、そうでない場合にHとな
っている。
【0009】図5に気泡T、光導体ファイバ110、フ
ォトトランジスタ112、およびこれらの光学系によっ
て撮像されたイメージIMの関係を示す。図5において
ハッチングのなされた部分は、気泡Tに対応した位置に
あるフォトトランジスタ112の出力信号に基づいて検
知される気泡Tの影像である。さて、ビデオカメラなど
に使用されているイメージセンサは走査方式を用いてい
るため、走査時間が計測上無駄時間となり、高速流動場
における測定精度が劣化する原因となる。しかしなが
ら、本実施例は、ビデオカメラなどのような走査方式を
用いず、上記の通りセンサを構成する各フォトトランジ
スタに常時正電圧を印加しセンサを常時活性化させ、各
フォトトランジスタの出力信号を同時に処理するもので
あるから、一画面の画像を同時に得ることができ、極め
て高速な画像処理が可能となっている。本測定システム
の応答性は、使用しているフォトトランジスタの応答性
に依存し、フォトトランジスタの応答速度10μsであ
るので、本装置は1秒あたり最大10万画面の影像を捉
えることができる。
【0010】また、より微細な気泡の影像を精度良く捉
えるためには、センサ部に気泡の影像を高倍率で拡大投
影し、分解能を向上させることが望ましい。実際、フォ
トトランジスタとして外径が5.7mmのものを用いて96
個を直接リニア状に並べると、547.2mmもの長さにな
る。しかしながら、この大きさに適切な投影像を得るの
に必要な高倍率の光学系の構成は極めて困難である。そ
こで、図6に示したように直径0.5mmの光導体ファイバ
110を96本直列に配列し、もう一端を各々のフォト
トランジスタ112へ導いた。このことにより、受光面
を48mmに縮小し、より微小な気泡を捉えることが可能
である。
【0011】再び図3に戻り、気泡データ用RAM13
2内の記憶情報を処理する他の構成要素について説明す
る。クロックパルス発生回路133は一定周波数のクロ
ックを発生する。このクロックは気泡存在確認回路13
6に供給されると共にクロックパルスカウンタ134に
よってカウントされる。気泡存在確認回路136にはブ
ロックI〜IVにおける各比較回路131の出力信号が
供給される。ここで、気泡がプローブAおよびCによっ
て撮影されるエリア、すなわち、AおよびBを2辺とす
る正方形の内側を通過している場合は、ブロックIの比
較回路131およびブロックIIの比較回路131は共
に少なくとも1ビットがLであるデジタル信号を出力す
る。この結果、気泡存在確認回路136はプローブAお
よびCの撮影アリア内に気泡が在ることを確認する。ま
た、気泡がプローブBおよびDによって撮影されるエリ
ア、すなわち、BおよびDを2辺とする正方形の内側を
通過している場合はブロックIIIの比較回路131お
よびブロックIVの比較回路131は共に少なくとも1
ビットがLであるデジタル信号を出力する。この結果、
気泡存在確認回路136はプローブBおよびDの撮影ア
リア内に気泡が在ることを確認する。気泡存在確認回路
136は、上記のようにして気泡の存在を確認した場合
にRAM制御回路137に存在確認信号を出力する。こ
の結果、RAM制御回路137により、各ブロックの気
泡データ用RAM132に書き込みアドレスおよび書き
込み指令が送られ、各ブロックの比較回路131の出力
デジタル信号(96ビット)が気泡データ用RAM13
2に書き込まれる。クロックパルスカウンタ134は計
時手段として設けられたものであり、そのカウント値は
気泡存在確認回路136がプローブAおよびBの撮影エ
リアに到着したことを確認した時点でクリアされる。そ
して、プローブAおよびBによる撮影エリアを立ち去る
時点でのカウント値、プローブCおよびDの撮影エリア
に到着した時点でのカウント値、プローブCおよびDの
撮影エリアから立ち去った時点でのカウント値が時間デ
ータとして時間データ用RAMに書き込まれる。このよ
うにすることで、長時間測定を可能にしている。図8に
プローブA、Bを順次通過する気泡Tおよびその際の各
プローブに対応した比較回路131の出力信号を例示す
る。また、図8(b)にこの場合に観測されるx軸方向
から見た気泡Tの画像を例示する。図9に以上説明した
動作のタイムチャートを示す。同様にプローブCおよび
Dによりy軸方向から見た気泡Tの画像が観測される。
このようにして気泡Tが3次元的に観測される。また、
図10に気泡データ用RAM132のライトサイクルを
示す。この装置では、32キロバイトのCMOSスタテ
ックRAMを使用し、WR、CSのパルス幅をそれぞれ
225ns、500nsとしている。114は32ビットマ
イクロコンピュータPC−9801RA5(NEC社
製)である。また、信号処理回路とのインターフェース
ボード114aとして、双方向入出力モジュールW−B
US(98)(コンテック社製)を使用している。マイ
クロコンピュータ114は、各ブロックの気泡データ用
RAM132の記憶情報および時間データ用RAM13
5の記憶情報をRAM制御回路137およびインターフ
ェース回路114aを介して取り込み、これらに基づ
き、槽内の気泡分布を求める演算処理を行う。
【0012】<測定>以上説明した気泡測定装置を用い
て気泡の振舞を測定した。通気攪拌槽内全域を局所的に
測定するために槽内を図11に符号Mによって示すよう
にメッシュに分割し、分割された各領域内に検出部20
0を配置した。また、全メッシュ数を40とした。
【0013】(センサの測定への影響)攪拌槽内におけ
るセンサの影響を調べるために、各メッシュごとに図1
2に示すように検出部200の位置の10mm上に300mlの
ビーカー140を設置して、検出部200を入れた状態
と入れない状態において、毎秒当たりに測定領域を通過
する気泡の体積を測定した。通気量3.47×10-4m3/s(ロ
ーディング状態)と4.83×10-4m3/s(フラッディング状
態)のそれぞれの状態で測定した結果、槽内のセンサ挿
入の影響は約6%程度であった。これより、本実施例で用
いた検出部200は、槽底からセンサの検出部の測定断
面までは槽内において影響が少ないものと考えられる。
【0014】(測定データの算出方法)ここで、測定デ
ータの算出方法について説明する。ただし、以下に記載
される各数式における各種記号の定義は次の通りであ
る。 D:翼径[mm],dB:気泡径[mm],H:液高[m
m],H’:翼高さ[mm],h:センサの槽底からの高
さ[mm],Δhi:気泡の重ね幅[mm],i:槽内の全
メッシュ数[−],L:センサ間隔[mm],N:翼回転
速度[s-1],NB:気泡個数[個/s],n:サンプ
リング回数[−],Po:無通気時の動力[W],Pg
通気時の動力[W],QG:通気量[m3/s],r:セ
ンサの槽中心からの距離[mm],ΔSi:気泡の断面積
[m2],T:槽径[mm],t:時間[s]:Δt:サン
プリング間隔[s],uB:気泡浮遊・分散速度[m/
s],VB:気泡体積[m3],σ:標準偏差[−],−
は平均値 図13に通気量を1.17×10-3m3/sとし、検出部200が
気泡を捉えたときの出力画像例(計測における生デー
タ)を示した。検出部が気泡を捉えたときの出力画像か
ら、気泡浮遊分散速度は数1により気泡影像の重心の移
動速度と経過時間から算出する。気泡径dBx,dByは気
泡影像から直接、dBzは数2のように気泡影像のz方向
のフレーム数、サンプリング間隔および気泡浮遊分散速
度から算出する。気泡体積は数3〜数5のように気泡の
断面積を楕円と考えて、楕円柱の体積の積み重ねとして
算出する。
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】
【数5】 なお、この画像例の分解能はx,y方向が光導体ファイ
バの径である0.5mm、z方向が約0.02mmであった。
【0015】(単一気泡の測定)図14に検出部200
を槽中心から半径方向に100mm、バッフル間中央、槽底
からの高さ200,300,370,450mmの4か所にトラバースさ
せた場合の気泡形状(z方向のスケールの補正を行った
後の画像例)、気泡径、気泡体積および気泡個数を示し
た。
【0016】(通気係数と動力の関係)通気係数(QG/
ND3)と攪拌動力(Pg/Po)との関係は図15に示す
ようになる。なお、以下に示すデータは図15中の
(a)〜(d)の条件のものである。
【0017】(気泡径と気泡個数の測定結果)図16に
はx方向の平均気泡径分布を図17には毎秒当たりの平
均気泡個数分布をそれぞれに示した。図16,17の左
図の〜はセンサの高さ方向の設置位置を示し、その
右の(a)〜(d)のグラフは横軸にセンサの槽中心か
らの半径方向の距離、縦軸に平均気泡径、平均気泡個数
をそれぞれとった。図16よりローディング域である
(a)〜(c)では翼近傍を除く領域では、ほぼ同一の
気泡径を示す気泡が槽内に広がっているのに対し、フラ
ッディング域である(d)では軸に近づくほど、また液
上部に行くほど気泡が大きくなるのがわかる。これらの
ことは主にフラッディング域では通気量が大きいため
に、液上部で気泡の合体が起こり、かつ槽内の圧力が軸
方向で異なることが関与しているものと推察される。ま
た図17よりローディング域とフラッディング域の気泡
個数はいずれも軸に近づくほど多くなるが、フラッディ
ング域の方がその現象が顕著に現れていることがわか
る。
【0018】(気泡の分散状態の定義)図18には槽内
全域における気泡の分散状態として、気泡径dBxと毎秒
あたりの気泡個数NBのそれぞれの平均値av.と標準
偏差σ(下記数6参照)を示した。
【数6】 ここで、αはdBx,NBの各々を示すものとする。図中の
av.は平均値を表し、dBxの単位はmm、NBは個/s
であり、実験条件は図16,17と同様である。同表で
は特にフラッディング域でのdBx,NBのσ値は非常に大
となり槽内の気泡の気泡径や気泡個数が偏って発生して
おり、ほとんど気泡が分散していないことを示してい
る。さらに、通気攪拌槽内における気泡の分散状態を定
量的に表示するために数6のαをdBx 3,Bとして、こ
の標準偏差を槽内全域にわたる毎秒当たりに検出される
気泡体積の偏差値と定義する。この値を縦軸に、通気係
数を横軸にとったものを図19に示した。同図の曲線が
極小値をとったときに、気泡は最も槽内に平均的に分散
されている。
【0019】以上本発明を液内の気泡分布の測定に適用
した実施例を説明したが、本発明は液体内の固体あるい
は異種の液体の粒の分布の測定にも適用可能である。ま
た、プローブおよびセンサは本実施例のもの以外のもの
を用いても良い。例えば本願出願人が既に特願昭−号に
おいて提案した装置において使用されているセンサを使
用してもよい。図20に同センサの構成を示す。このセ
ンサによれば、多くのフォトトランジスタを必要とはす
るものの、図7に示すように気泡Tの正確な2次元画像
が一括して得られる。
【0020】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
れば、液中の気泡の分布を効率的かつ正確に得ることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による気泡測定装置の検
出部の構成を示す斜視図である。
【図2】 同実施例の全体構成を示す図である。
【図3】 同実施例の信号処理系を示すブロック図であ
る。
【図4】 同実施例における比較回路の構成を示す回路
図である。
【図5】 同実施例における光学系の構成を示す模式図
である。
【図6】 同実施例におけるプローブの構成を示す図で
ある。
【図7】 図20に示す別の構成のセンサを用いた場合
の検出信号を示す図である。
【図8】 同実施例におけるプローブを通過する気泡、
その際の比較回路の出力信号および観測される気泡の画
像を例示する図である。
【図9】 同実施例の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【図10】 同実施例におけるRAMのライトサイクル
のタイムチャートである。
【図11】 同実施例による気泡の測定について説明す
る図である。
【図12】 同実施例による気泡の測定について説明す
る図である。
【図13】 同実施例による気泡の画像の観測結果を示
す図である。
【図14】 同実施例による気泡の測定結果を示す図で
ある。
【図15】 同実施例による測定の際の動力線図であ
る。
【図16】 同実施例による平均気泡径分布の測定結果
を示す図である。
【図17】 同実施例による気泡の平均個数分布の測定
結果を示す図である。
【図18】 同実施例による気泡の分散状態の測定結果
を示す図である。
【図19】 同実施例による槽内全域にわたる気泡体積
の偏差値の測定結果を示す図である。
【図20】 センサの別の構成を示す図である。
【符号の説明】 A,B,CおよびD……プローブ、200……検出部、
110……受光用光導体ファイバ、112……フォトト
ランジスタ、113……測定回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液中を移動する気泡の分布を測定する気
    泡測定装置であって、 前記液を通過する光を出力する光源と、 前記光源によって出力され、前記液を通過した光を受光
    する手段であって、前記気泡の移動方向を横切る方向に
    配列された複数の光センサからなる線状配置センサが少
    なくとも2系統並設されてなる光検知手段と、 前記各線状配置センサの出力信号に基づき、前記液中を
    移動する気泡の位置、速度、粒径およびその分布を求め
    る信号処理手段とを具備することを特徴とする気泡測定
    装置。
JP4058498A 1992-03-16 1992-03-16 気泡測定装置 Pending JPH05264433A (ja)

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