JPH05264421A - 分析装置用超音波霧化装置 - Google Patents

分析装置用超音波霧化装置

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JPH05264421A
JPH05264421A JP3464591A JP3464591A JPH05264421A JP H05264421 A JPH05264421 A JP H05264421A JP 3464591 A JP3464591 A JP 3464591A JP 3464591 A JP3464591 A JP 3464591A JP H05264421 A JPH05264421 A JP H05264421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horn
sample solution
atomization
atomizing
atomized
Prior art date
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Pending
Application number
JP3464591A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yoneda
米田誠
Hiromi Nakamura
中村博美
Masami Endo
遠藤正己
Kazuji Tsuruya
鶴谷和司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Publication date
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  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】少量の試料溶液を超音波振動を利用して微細液
滴に霧化することができ、かつ、霧化効率を向上させ測
定感度を大幅に高める。 【構成】ハウジング1内に配設される振動子ホーン12
と、振動子ホーン12に超音波振動を付与せしめる電気
・音響変換素子13と、振動子ホーン12の先端に凹面
形状に形成される霧化部15と、霧化部15の凹面に対
する焦点Fの位置に対向して配設される試料溶液供給管
16とを有し、焦点Fの位置で霧化された液滴を振動子
ホーン12と接触しない方向に搬送する。なお、2個の
振動子ホーン12を対向して配設すると共に、両者の霧
化部15の凹面に対する焦点Fを一致させるようにして
もよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子吸光分析装置、I
CP(誘導結合型プラズマ)発光分光分析装置等の分析
装置において、少量の試料溶液を超音波振動を利用して
微細液滴に霧化するための超音波霧化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のICP発光分析装置にお
ける試料溶液の霧化器の例を示し、ハウジング1内に
は、内管2及び外管3からなる霧化器4が取付けられ、
外管3にはアルゴンガス等のキャリアガスが供給され、
内管2は試料溶液容器5に接続され試料溶液が供給され
る。試料溶液は、キャリアガスが外管3から噴出すると
きの霧吹きの原理によって吸引され、内管2の先端から
噴霧されて微粒化され、粗い粒子は落下してドレーンと
なり、細かい粒子のみがプラズマトーチに導入される構
造になっている。そして、プラズマトーチにおいては、
試料物質がプラズマフレームを通過する間に励起発光さ
れ、この光を分光器により分光し波長の順に配列した原
子スペクトルを得るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の霧化器においては、キャリアガスによる霧吹きの原
理による霧化のため、霧化された液滴の粒径が大きく又
搬送速度も早いので、ハウジングの壁面に付着しやす
く、殆どがドレーンとなってしまい、その結果、霧化効
率が悪く、試料濃度が低下し測定感度が低下するという
問題を有している。また、霧化器が二重管構造のため、
次の試料溶液を測定する際の洗浄に手間がかかるという
問題を有している。
【0004】ところで、液体を超音波振動により霧化す
る装置は、加湿器、燃焼器、内燃機関等において広く知
られており、この超音波霧化装置を分析装置用の霧化器
に利用することが考えられるが、超音波振動部材が金属
材料で製造されているために、振動部材の腐食の問題や
試料溶液への金属の溶出の問題があり、また、霧化すべ
き液量が少量のために、霧化効率が低下するという問題
や、振動素子の発熱対策のために装置が大型化するとい
う問題があり、また、液の供給方法によっては超音波振
動により気泡が発生し霧化量が不安定になる等の解決す
べき問題が種々ある。
【0005】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、少量の試料溶液を超音波振動を利用して微細液滴に
霧化することができ、かつ、霧化効率を向上させ測定感
度を大幅に高めることができる分析装置用超音波霧化装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の分析
装置用超音波霧化装置は、ハウジング1内に配設される
振動子ホーン12と、振動子ホーン12に超音波振動を
付与せしめる電気・音響変換素子13と、振動子ホーン
12の先端に凹面形状に形成される霧化部15と、霧化
部15の凹面に対する焦点Fの位置に対向して配設され
る試料溶液供給管16とを有し、焦点Fの位置で霧化さ
れた液滴を振動子ホーン12と接触しない方向に搬送す
ることを特徴とする。なお、2個の振動子ホーン12を
対向して配設すると共に、両者の霧化部15の凹面に対
する焦点Fを一致させるように構成してもよい。
【0007】なお、上記構成に付加した番号は、理解を
容易にするために図面と対比させるためのもので、これ
により本発明の構成が何ら限定されるものではない。
【0008】
【作用】本発明においては、例えば図1に示すように、
試料溶液は、試料溶液供給管16を経て霧化部15の凹
面に対する焦点Fの位置に供給され、超音波振動により
微細液滴に霧化され、キャリアガスにより振動子ホーン
と接触しない方向に搬送される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の分析装置用超音波霧化装置の1
実施例を示す断面図である。
【0010】超音波霧化装置11は、ハウジング1内に
配設される振動子ホーン12と、振動子ホーン12に超
音波振動を付与せしめる電気・音響変換素子13と、振
動子ホーン12の先端に凹面形状に形成される霧化部1
5、霧化部15の凹面に対する焦点Fの位置に対向して
配設される試料溶液供給管16とから構成され、振動子
ホーン12は固定用フランジ17により図示しない固定
部に固定され、ハウジング1にはシール部材18を介し
て取付られる。キャリアガスは、霧化された液滴を振動
子ホーン12と接触しない方向、例えば、図で右側方向
又は紙面と直角方向に搬送するように導入される。
【0011】振動子ホーン12の霧化部15は、試料溶
液による腐食を防止し、また、試料溶液への金属の溶出
を防止するために、フッ素系樹脂、セラミックス等によ
りコーティングされる。また、試料溶液供給管16に
は、前記材料をコーティングした金属管、ガラス管等を
用いる。なお、図では霧化液体の霧化方向が真下になっ
ているが、霧化方向は、真横方向、傾斜方向等任意であ
る。
【0012】上記構成からなる本発明の作用について説
明する。電気・音響変換素子13には、80kHz程度
の周波数の電圧を印加する。試料溶液は、試料溶液供給
管16を経て霧化部15の凹面に対する焦点Fの位置に
供給され、超音波振動により微細液滴に霧化され、キャ
リアガスにより振動子ホーン12と接触しない方向に搬
送される。本発明においては、試料溶液は、霧化部15
の凹面の焦点Fの位置において霧化されるため、霧化範
囲を狭く設定することができ、少量の溶液でも霧化効率
を向上させることができると共に振動子ホーン12をコ
ンパクトにすることができる。また、試料溶液が振動子
ホーン12と接触しないため、次の試料溶液を測定する
場合に振動子ホーン12の洗浄を行う必要がない。
【0013】図2は本発明の他の実施例を示している。
なお、図1の実施例と同一の構成については同一番号を
付けて説明を省略する。本実施例においては、2個の振
動子ホーン12を対向して配設すると共に、両者の霧化
部15の凹面に対する焦点Fを一致させるようにし、こ
の焦点Fの位置に対向して試料溶液供給管16を設ける
ものである。従って、本実施例によれば霧化効率を2倍
に増大させることができる。
【0014】図3は、上記超音波霧化装置を用いた粒径
分布の実験結果を示している。試料溶液は灯油とし、流
量3.0cc/min、周波数80kHz、振幅6μm
で実験した。粒径はザウター平均粒径(SMD)で示し
ており、単純算術粒径はSMDの5割〜7割程度である
ので、SMDが10〜15μm、単純算術粒径で10μ
m程度以下の霧化液滴を利用することができる。粒径は
周波数を増大させると小さくなり、振幅を低くすると小
さくなり、また、霧化量は粒径に比例して増大するの
で、周波数及び振幅を制御することにより所望の粒径及
び霧化量を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ハ
ウジング内に配設される振動子ホーンと、該振動子ホー
ンに超音波振動を付与せしめる電気・音響変換素子と、
前記振動子ホーンの先端に凹面形状に形成される霧化部
と、該霧化部の凹面に対する焦点の位置に対向して配設
される試料溶液供給管とを有し、前記焦点の位置で霧化
された液滴を前記振動子ホーンと接触しない方向に搬送
するようにするため、少量の試料溶液を超音波振動を利
用して微細液滴に霧化することができ、かつ、霧化効率
を向上させ測定感度を大幅に高めることができる。
【0016】また、試料溶液が霧化部の凹面の焦点の位
置において霧化されるため、少量の溶液でも霧化効率を
向上させることができると共に振動子ホーンをコンパク
トにすることができる。また、試料溶液が振動子ホーン
と接触しないため、振動子ホーンの洗浄を行う必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分析装置用超音波霧化装置の1実施例
を示す断面図
【図2】本発明の分析装置用超音波霧化装置の他の実施
例を示す断面図
【図3】粒径分布の実験結果を示す図
【図4】従来のICP発光分光分析装置における試料溶
液の霧化器の例を示す図
【符号の説明】
11…超音波霧化装置、12…振動子ホーン、13…電
気・音響変換素子、15…霧化部、16…試料溶液供給
管、F…焦点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴谷和司 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡一丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内に配設される振動子ホーン
    と、該振動子ホーンに超音波振動を付与せしめる電気・
    音響変換素子と、前記振動子ホーンの先端に凹面形状に
    形成される霧化部と、該霧化部の凹面に対する焦点の位
    置に対向して配設される試料溶液供給管とを有し、前記
    焦点の位置で霧化された液滴を前記振動子ホーンと接触
    しない方向に搬送することを特徴とする分析装置用超音
    波霧化装置。
  2. 【請求項2】2個の振動子ホーンを対向して配設すると
    共に、両者の霧化部の凹面に対する焦点を一致させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の分析装置用超音波霧化
    装置。
JP3464591A 1991-02-28 1991-02-28 分析装置用超音波霧化装置 Pending JPH05264421A (ja)

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JP3464591A JPH05264421A (ja) 1991-02-28 1991-02-28 分析装置用超音波霧化装置

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