JPH0526383Y2 - - Google Patents

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JPH0526383Y2
JPH0526383Y2 JP1985180241U JP18024185U JPH0526383Y2 JP H0526383 Y2 JPH0526383 Y2 JP H0526383Y2 JP 1985180241 U JP1985180241 U JP 1985180241U JP 18024185 U JP18024185 U JP 18024185U JP H0526383 Y2 JPH0526383 Y2 JP H0526383Y2
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JP
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ring
metal ring
sealing material
elastic
metal
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JP1985180241U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、真空容器や高圧容器などにおける
開口を密封するシール材に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、第6図に示すように、半導体製造にお
ける真空蒸着装置、スパツター装置などの各種容
器aには、本体bに取出口等の開口cが形成され
ており、この本体bに蓋体dがボルトeにて取付
けられて開口cが閉鎖されるように構成されてい
る。そして更に、本体b内を所定圧等に保つため
に、本体bと蓋体dとの間にシール材fが介設さ
れている。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 このシール材fは、第5図に示すように、一般
にOリングが用いられている。このOリングのシ
ール材fは、従来よりゴムのみで形成され、1部
品より成る一体物であつた。
しかし、このシール材fでは、高圧又は真空等
の気密性、水等の水密性に対しては充分な密封性
を発揮するが、本体b内が高温に加熱される場合
においては、ゴム成形品のみであるため、熱によ
つて変形、変質することになる。従つて小隙が生
起し、真空が破れたり、本体b内のガスが放出す
る場合などがあり、密封性を保つことができなか
つた。
更に、このシール材fは、高圧力に対しても軟
弱であり、しかも薬品等の混入ガスの際、腐食さ
れ易く、密封性が悪かつた。
この考案は、斯かる点に鑑み、弾性リングを金
属リングで覆うことにより、耐熱・耐薬・耐圧性
を向上せしめるシール材を提供することを目的と
するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段及び作用 この考案のシール材は、開口部と、この開口部
を閉塞するための蓋体とを有する容器の前記開口
部と前記蓋体との間に密封状に装着されるシール
材であつて、可撓性材で形成された弾性リング
と、弾性金属材で形成された金属リングとより成
り、この金属リングが断面略C字状に外側に湾曲
して形成され、この金属リングに前記弾性リング
が内側より嵌合されて、この弾性リングが金属リ
ングで囲繞されて構成されている。
従つて、弾性リングが金属リングで少なくとも
部分的に囲繞されるため、従来のゴムのみからな
るシール材に比べて、熱や薬品に晒される弾性リ
ング部分が少なくなり、耐熱性・耐薬性が向上す
る。
又、金属リングの内側に弾性リングが存在する
ため、金属リングが圧力によつて変形しようとし
ても、弾性リングの弾性力(復元力)によつて金
属リングの過度の変形が防止され、結果的にシー
ル材の耐圧性が向上する。
更には、特に高圧容器に適用した場合、容器内
の高圧によつてC字状の金属リングが内側に圧力
を受けて拡開し、蓋体と容器の開口部との間に一
層強固に密着するので、シール効果が高まつて密
封度が一層良くなる。
(ホ) 実施例 以下、実施例により、この考案をさらに詳細に
説明する。
第1図,第2図は、この考案の一実施例を示
し、1はシール材であつて、各種容器2の開口3
を密封するものである。
この容器2は、例えば半導体チツプの作製工程
における蒸着装置、スパツター装置などの真空容
器、或いは高圧容器などに該当し、本体4に各種
導入部等の開口3が形成され、この本体4に蓋体
5が取付けられて構成されている。この蓋体5は
ボルト6が本体4に固定されて、開口3を閉鎖し
ている。本体4の開口3周縁には、L字状に切欠
かれて段差部4aが形成される一方、蓋体5は内
側中央部が突出して圧肉部5aが形成されると共
に、周辺が薄肉フランジ部5bに形成されてい
る。このフランジ部5bが本体4外面に密接さ
れ、フランジ部5bと段差部4aとの空間にシー
ル材1が介設されている。
このシール材1は、ほぼ真円形リングに形成さ
れ、弾性リング7と金属リング9とより構成され
ている。この弾性リング7はゴム等の可撓性材で
形成され、従来のOリングと同様に形成されてい
る。
金属リング9は鉄又は非鉄金属などの各種金属
材・合金属材で形成され、リング状に形成される
と共に、断面略C字状の外側に湾曲成形されてい
る。つまり、この金属リング9は、筒状板材をプ
レス成形し、上辺部9aより外側に凸状の湾曲部
9bを介して下辺部9cを連続形成したもので、
弾性リング7が金属リング9の内側より嵌合さ
れ、金属リング9によつて弾性リング7の外側が
覆われることになる。そして、弾性リング7の内
側面のみが開放されている。
従つて、このシール材1は、弾性リング7が金
属リング9で半分程度囲繞された状態で、本体4
と蓋体5との間に介在することになる。そして、
弾性リング7の弾性力により、金属リング9の上
辺部9aと下辺部9cとが蓋体5と本体4とに圧
接され、本体4と蓋体5との間を密封する。ま
た、特に容器2が高圧容器である場合、開口3側
からの内圧で金属リング9が拡開し、つまり上辺
部9aと下辺部9cが外側に拡がり、それぞれ蓋
体5と本体4に一層強く密着し、本体4と蓋体5
との間はより強固に密封される。
また、上記実施例では、シール材1を真円リン
グ状にしているが、これに代えて、第3図,第4
図に示すように、楕円リング又は矩形リングにし
たシール材1a,1bを用いてもよい。また、も
ちろん、シール材の形状は、その他、開口形状に
合わせて種々の特殊形状にしてもよい。弾性リン
グは断面丸形に限らず、金属リングに囲繞される
形態のものでよく、囲繞面に沿わせてテフロンや
他の樹脂材を充填して形成してもよい。
また、金属リング9の上辺部9aと下辺部9c
とを弾性リング7に倣つて湾曲成形してもよい。
この上辺部9aと下辺部9cとは弾性リング7を
嵌合した後に湾曲され、これにより、前述したよ
うに弾性リング7の弾性力によつて金属リング9
の過度の変形が防止され、その結果として金属リ
ング9の強度が向上することになる。
(ヘ) 考案の効果 以上のように、この考案のシール材によれば、
金属リングが断面略C字状に外側に湾曲して形成
され、且つ金属リングに弾性リングが内側より嵌
合されて、弾性リングが金属リングで少なくとも
部分的に囲繞されるので、従来のゴムのみからな
るシール材に比べて、弾性リングの露出面が少な
くなり、耐熱性及び耐薬性が向上する。
又、金属リングの内側に弾性リングが在るた
め、圧力によつて金属リングが大きく変形しよう
としても、弾性リングの弾性力により金属リング
の変形が抑制されて、金属リングの過度の変形が
防止されるばかりか、金属リングの形状回復作用
も得られる。この結果、耐圧性が高まるという利
点が得られる。
更に、金属リングだけをC字状に湾曲させ、こ
の金属リングの内側に弾性リングを嵌合させない
シール材の場合には、特に湾曲部に応力が集中的
に作用するが、金属リングの内側に弾性リングを
介在させることで、その応力が弾性リングによつ
て分散し、応力緩和が促されるという利点も得ら
れる。
これに加えて、特に高圧容器に適用した場合、
容器内の圧力によつて金属リングが拡開して、蓋
体と容器の開口部との間に一層強固に密着し、シ
ール効果が一段と高まることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示すシール材
の断面図、第2図は、同シール材の取付状態を示
す容器の断面図、第3図,第4図は、シール材の
他の形状を示す平面図、第5図は、従来のシール
材の断面図、第6図は、同シール材の取付状態を
示す容器の断面図である。 1,1a,1b……シール材、2……容器、3
……開口、4……本体、5……蓋体、7……弾性
リング、9……金属リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開口部と、この開口部を閉塞するための蓋体と
    を有する容器の前記開口部と前記蓋体との間に密
    封状に装着されるシール材であつて、 可撓性材で形成された弾性リングと、弾性金属
    材で形成された金属リングとより成り、この金属
    リングが断面略C字状に外側に湾曲して形成さ
    れ、この金属リングに前記弾性リングが内側より
    嵌合されて、この弾性リングが金属リングで囲繞
    されていることを特徴とするシール材。
JP1985180241U 1985-11-21 1985-11-21 Expired - Lifetime JPH0526383Y2 (ja)

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JPS6287259U JPS6287259U (ja) 1987-06-03
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JPS571864A (en) * 1980-02-15 1982-01-07 Reinz Dichtungs Gmbh Seal member

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