JPH0526347A - 自動変速機の摩擦要素 - Google Patents

自動変速機の摩擦要素

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JPH0526347A
JPH0526347A JP3207297A JP20729791A JPH0526347A JP H0526347 A JPH0526347 A JP H0526347A JP 3207297 A JP3207297 A JP 3207297A JP 20729791 A JP20729791 A JP 20729791A JP H0526347 A JPH0526347 A JP H0526347A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
circuit
range
brake
friction element
Prior art date
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Pending
Application number
JP3207297A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Wakahara
龍雄 若原
Masahiro Yamamoto
雅弘 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機の摩擦要素をそれ自体の改良によ
り要求通りに変化する締結容量が得られるようにする。 【構成】 マニュアル弁19のRレンジでは、このレンジ
で回路19R から出力される後退圧をブレーキ35R/B , LR
/Bの室16のみでなく、シャトル弁20及びアクチュエータ
17,18 を経て室15にも供給し、両ブレーキの締結容量を
要求通りに大きくする。しかしてマニュアル弁19のDレ
ンジでは、このレンジで回路19D から出力される前進圧
を上記両ブレーキの室15のみに供給し、これらブレーキ
の締結容量を要求通りに小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機の変速段を決
定する摩擦要素(クラッチやブレーキ)に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は各種摩擦要素の選択的油圧
作動により伝動経路、つまり変速段を決定される。とこ
ろで、摩擦要素によっては伝動状態によって要求容量の
異なるものがあり、本願出願人が開発して実用中のRE5R
01A 型自動変速機(整備要量書参照)においてはローリ
バースブレーキが当該摩擦要素に相当する。
【0003】このブレーキは前進低速段と後退の変速段
で作動(締結)されるものであるが、運転者が中立
(N)レンジから後退(R)レンジに切り換えたことで
作動されるべきローリバースブレーキの要求要量は、前
進自動変速(D)レンジでの走行中における前進低速段
へのダウンシフト変速に当り作動されるべきローリバー
スブレーキの要求要量より大きい。
【0004】この場合ローリバースブレーキは、要量不
足による滑りで焼損する最悪事態を回避するため、大き
な要求要量に合わせて設計するのが常套であり、事実前
記自動変速機におけるローリバースブレーキもそのよう
に設計されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記ダウンシ
フト変速時にローリバースブレーキが容量過大となっ
て、その締結ショック、所謂変速ショックが生ずるのを
免れない。本発明は摩擦要素の改良により、その要求容
量が変化する場合でも常時、締結容量を要求値にマッチ
させ得るようにして上述の問題解決を実現することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明
は、伝動状態によって要求容量が異なる摩擦要素を具え
た自動変速機において、該摩擦要素に作動圧供給室を複
数個設け、これら室のうち前記要求容量が達成される室
に作動圧を供給するよう構成したものである。
【0007】
【作用】摩擦要素は複数の作動圧供給室のうち、伝動状
態に応じた室に作動圧を供給されて作動し、自動変速機
を対応する伝動状態にする。従って、伝動状態に応じ上
記摩擦要素の要求容量が異なると雖も常時、当該摩擦要
素の締結容量を要求通りのものにすることができ、該要
素が容量不足により滑ったり、容量過大によりショック
を生ずるようなことがなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明による摩擦要素を必要とする自
動変速機のパワートレーンを例示する。この例では、入
力軸1及び出力軸2間にこれらと同軸に配して第1,第
2,第3遊星歯車組3,4,5を設ける。これら遊星歯
車組は夫々サンギヤ3S, 4S, 5S、リングギヤ3R, 4R, 5
R、ピニオン3P, 4P, 5P、及びキャリア3C, 4C, 5Cより
なる単純遊星歯車組とする。第1サンギヤ3Sを入力軸1
に結合し、又第2及び第3サンギヤ4S, 5Sを一体結合し
てロークラッチL/C により適宜入力軸1に結合可能とす
る。
【0009】第1リングギヤ3Rは3速・5速・後退ブレ
ーキ35R/Bにより適宜固定可能とし、第1キャリア3Cを
第2リングギヤ4Rに結合してこれと共に2速ブレーキ2/
B により適宜固定可能とする。又第2キャリア4Cを第3
リングギヤ5Rに結合し、両者をハイクラッチH/C で適宜
入力軸1に結合可能とする他、ローリバースブレーキLR
/Bにより適宜固定可能とし、更にワンウェイクラッチOW
C で入力軸1と逆の方向へは回転不能とする。なお、第
3キャリア5Cは出力軸2に結合する。
【0010】上記のパワートレーンにおいては、摩擦要
素L/C, H/C,35R/B, 2/B, LR/Bの図1における論理表で
示す作動(○印で示す)、非作動の組合わせにより前進
第1速乃至第5速、及び後退の変速段を得ることができ
る。このパワートレーンにおいては、ブレーキ35R/B, L
R/B が前進変速段と後退変速段とで兼用され、自動変速
機の伝動状態に応じ要求容量を異にする前記した摩擦要
素に相当し、両ブレーキ共に後退時は大きな締結容量を
要求され、対応する前進変速段では締結容量が小さくて
よく、又変速ショック防止上微妙な制御を要求される。
【0011】図2はこの要求を満足するよう構成したブ
レーキ35R/B 及びLR/B及び、その作動制御回路を示す。
本例では、両ブレーキを同様な構成の多板ブレーキで構
成するため、同じ符合を付して共通に説明する。即ち、
固定ディスク11と回転ディスク12との交互配置になるブ
レーキパックを押圧するピストン13を段付ピストンと
し、これを対応するハウジング14内に摺動自在に嵌合し
て2室15, 16を画成する。
【0012】ブレーキ35R/B, LR/B の室15は夫々のブレ
ーキアクチュエータ17, 18の出力回路17a, 18aに接続
し、又室16は夫々共通にマニュアル弁19の後退圧回路
19R と接続する。マニュアル弁19は運転者が希望する走
行形態に応じ手動操作するもので、駐車(P) レンジ、後
退(R) レンジ、中立(N) レンジ、前進自動変速(D) レン
ジ、2速エンジンブレーキ(II)レンジ、及び1速エンジ
ンブレーキ(I) レンジを有する。そして本実施例に係る
レンジのみにつき説明すると、マニュアル弁19は図示の
Rレンジで回路19L のライン圧 PL を回路19Rに後退圧
として出力し、Dレンジで(II, Iレンジでも) 回路19L
のライン圧 PL を回路19D に前進圧として出力し、回路
19R をRレンジ以外でドレンし、回路19D を前進走行
(D,II,I)レンジ以外でドレンするものとする。
【0013】前進圧回路19D 及び後退圧回路19R は夫々
D−Rシャトル弁20の2入力にも接続し、該シャトル弁
の出力をブレーキアクチュエータ17, 18の入力回路17b,
18bに接続する。ブレーキアクチュエータ17, 18は夫々
出力回路17a, 18aを入力回路17b, 18bとドレンポート17
c, 18cとに対する開通比率により出力回路17a, 18aの圧
力(前進時ブレーキ作動圧)を調圧する調圧弁で、この
調圧を行うためブレーキアクチュエータ17, 18にデュー
ティ制御弁21, 22を対設する。
【0014】デューティ制御弁21, 22はブレーキアクチ
ュエータ17, 18にかける室17d, 18d内の信号圧を加減し
て上記の調圧を行わせるもので、室17d, 18dには回路23
からの一定値に保たれたパイロット圧 PP を常時供給す
る。弁21, 22はソレノイド21a, 22aへのデューティが増
大するにつれ、弁体21b, 22bによるドレンオリフィス開
度を増大させて室17d, 18d内の信号圧をパイロット圧 P
P と同じ最高値から低下させ、これによりブレーキアク
チュエータ17, 18の出力回路17a, 18aを入力回路17b, 1
8bよりもドレンポート17c, 18cに大きく連通させて、回
路17a, 18aの出力圧を低下させるものとする。
【0015】上記実施例の作用を次に説明する。駐車又
は停車を希望してマニュアル弁19をP又はNレンジにし
ている場合、回路19R, 19Dの双方がドレンされ、両ブレ
ーキLR/B, 35R/B は共に非作動にされる。他の摩擦要素
L/C, H/C, 2/B も回路を図示しなかったが非作動にされ
るため、図1のパワートレーンを動力伝達不能な中立状
態にし得る。
【0016】後退走行を希望してマニュアル弁19をRレ
ンジにすると、回路19R に回路19Lのライン圧 PL が後
退圧として出力される。この後退圧は一方でブレーキLR
/B,35R/B の室16に供給され、他方で回路19D の前進圧
がないためシャトル弁20を押動して回路17b, 18bに供給
される。なおこのRレンジでは、制御弁21, 22のソレノ
イド駆動デューティを0%にし、ブレーキアクチュエー
タ17, 18の室17d, 18d内における信号圧を最高値にす
る。このためブレーキアクチュエータ17, 18は回路17a,
18aを回路17b, 18bのみに通じる状態となり、回路17b,
18bの後退圧がそのままブレーキ35R/B, LR/B の室15に
供給される。よって図1における論理表から明らかなよ
うにRレンジで作動されるブレーキ35R/B 及びLR/Bは夫
々2室15,16の双方に作動圧を供給され、締結容量を要
求通りに大きなものにし得る。
【0017】前進走行を希望してマニュアル弁19をDレ
ンジにすると、回路19D に回路19Lのライン圧 PL が前
進圧として出力される。この前進圧は回路19R の後退圧
がないためシャトル弁20を押動して回路17b, 18bに供給
される。ここでブレーキアクチュエータ17, 18は対応す
る制御弁21, 22のデューティ制御により図1における論
理表に従ってストローク制御される。
【0018】つまり第1速でアクチュエータ17は回路17
a を回路17b から遮断してドレンポート17c のみに通じ
る状態となり、ブレーキ35R/B を室15のドレンにより非
作動にする。一方、アクチュエータ18は回路18a をドレ
ンポート18c から遮断して回路18b のみに通じる状態と
なり、ブレーキLR/Bを室15への前進圧で作動する。
【0019】第3速及び第5速では、アクチュエータ18
が回路18a をドレンポート18c のみに通じてブレーキLR
/Bを室15のドレンにより非作動にし、アクチュエータ17
が回路17a を回路17b のみに通じてブレーキ35R/B を室
15への前進圧で作動される。
【0020】ところで、これら前進変速段ではブレーキ
LR/B,35R/B が夫々室15への圧力のみで作動されること
から、締結容量を要求通りに小さなものとすることがで
きる。なお、第1速、第3速、第5速への変速に際し、
対応するブレーキLR/B又は35R/B が非作動状態から作動
状態に切り換わる過渡期においては、これらブレーキの
室15に供給する圧力を弁22, 21のデューティ制御により
きめ細かく調整して、変速ショックを軽減する。
【0021】
【発明の効果】かくして本発明による自動変速機の摩擦
要素は上述の如く、作動圧供給室を複数個設け、これら
室のうち選択された室に作動圧を供給して締結容量を要
求値にマッチさせる構成にしたから、自動変速機の伝動
状態に応じ摩擦要素の要求容量が異なる場合も常時、摩
擦要素の締結容量を要求通りのものにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】要求締結容量が作動状態によって変化する摩擦
要素を持った自動変速機のパワトレーンを摩擦要素の締
結論理表と共に例示するスケルトン図である。
【図2】同例における変速制御油圧回路の要部を示す回
路図である。
【符号の説明】
35R/B 3速・5速・後退ブレーキ LR/B ローリバースブレーキ 1 入力軸 2 出力軸 3 第1遊星歯車組 4 第2遊星歯車組 5 第3遊星歯車組 15 作動圧室 16 作動圧室 17 ブレーキアクチュエータ 18 ブレーキアクチュエータ 19 マニュアル弁 21 デューティ制御弁 22 デューティ制御弁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 伝動状態によって要求容量が異なる摩擦
    要素を具えた自動変速機において、該摩擦要素に作動圧
    供給室を複数個設け、これら室のうち前記要求容量が達
    成される室に作動圧を供給するよう構成したことを特徴
    とする自動変速機の摩擦要素。
JP3207297A 1991-07-25 1991-07-25 自動変速機の摩擦要素 Pending JPH0526347A (ja)

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