JPH0526345U - 管内面被覆用チユーブ - Google Patents

管内面被覆用チユーブ

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JPH0526345U
JPH0526345U JP8236591U JP8236591U JPH0526345U JP H0526345 U JPH0526345 U JP H0526345U JP 8236591 U JP8236591 U JP 8236591U JP 8236591 U JP8236591 U JP 8236591U JP H0526345 U JPH0526345 U JP H0526345U
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JP
Japan
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tube
base material
light
fiber base
laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP8236591U
Other languages
English (en)
Inventor
敏隆 中尾
勇介 桶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP8236591U priority Critical patent/JPH0526345U/ja
Publication of JPH0526345U publication Critical patent/JPH0526345U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力があまり高くない光源を用いて熱劣化を
生じさせることなく短時間で効率よく光硬化させること
ができる管内面被覆用チューブを提供する。 【構成】 未硬化の光硬化型樹脂を含浸させた筒状の繊
維基材1aの外面に透明フィルム1bを積層すると共
に、繊維基材1aの内面に光反射フィルム1cを積層し
た構成とし、管内に反転挿入したチューブに内側から光
を照射したとき、繊維基材1aを透過した光を光反射フ
ィルム1cで反射させて繊維基材1aに再照射すること
により、光照射効率を向上させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、下水管等の既設管やその他の管に反転挿入して管内面を被覆する光 硬化型のチューブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、下水管等の内面をライニングする場合には、「INS工法」や「H L工法」とよばれるライニング工法が採用されていた。
【0003】 前者の「INS工法」は、一端を封止した未硬化の熱硬化型チューブを水圧で 管内に反転挿入すると同時に、孔開きの温水ホースを該チューブ内に引き込み、 ボイラー車から温水を温水ホースに通して循環させながらチューブ内の水を加熱 し、その熱でチューブを硬化させる方法である。
【0004】 また、後者の「HL工法」は、一端を封止した未硬化の熱硬化型チューブを空 気圧で管内に反転挿入すると同時に、サーモホースを該チューブ内に引き込み、 該ホースに高温の水蒸気を供給してチューブ内の空気を加熱し、その熱でチュー ブを硬化させる方法である。
【0005】 けれども、これらの方法はいずれも熱硬化型チューブを使用するため、その硬 化に時間がかかり、温度管理も容易でないなど、種々の問題があった。
【0006】 そこで、熱硬化型チューブに代えて紫外線硬化型チューブを空気圧で管内に反 転挿入し、内側から紫外線を照射してチューブを硬化させるライニング方法が最 近開発された。この方法は面倒な温度管理が不要となるので注目されているが、 紫外線硬化型チューブとして、紫外線硬化型樹脂が含浸された筒状の繊維基材の 外面又は内外両面に透明フィルムを積層して成るチューブを用いるため、次のよ うな問題があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
即ち、管内に反転挿入した上記の紫外線硬化型チューブを紫外線照射により比 較的短時間で硬化させる場合は、出力の大きい紫外線ランプを使用して紫外線照 射強度を高め、硬化速度を上げる必要がある。けれども紫外線ランプの出力が大 きくなると発熱量も多くなるため、その熱でチューブが劣化するという不都合を 生じる。従って、あまり高出力の紫外線ランプを使用することができないので、 チューブを短時間で効率よく硬化させることが難しく、施工能率の大幅な向上を 図れなという問題があった。
【0008】 本発明はかかる問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、出力 があまり高くない紫外線ランプ等の光源を用いて、熱劣化を生じさせることなく 短時間で効率よく硬化させることができる光硬化型の管内面被覆用チューブを提 供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の管内面被覆用チューブは、未硬化の光硬化 型樹脂を含浸させた筒状の繊維基材の外面に透明フィルムを積層すると共に、該 繊維基材の内面に光反射フィルムを積層したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
本考案のチューブを管内に反転挿入すると、繊維基材の内面に積層された光反 射フィルムが外面側に反転し、繊維基材の外面に積層された透明フィルムが内面 側に反転する。そして、この状態でチューブの内側から紫外線等の光線を照射す ると、内面側の透明フィルムを通して光線が繊維基材に当たり、繊維基材を通過 した光線が外面側の光反射フィルムで反射して再び繊維基材に照射されることに なる。このように、繊維基材を透過した光線が光反射フィルムで反射して無駄な く繊維基材に再照射されるので、光源の出力があまり高くなくても繊維基材への 光線照射量が多くなり、チューブが熱劣化を殆ど生じることなく比較的短時間で 効率良く硬化する。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳述する。
【0012】 図1は本考案に係る管内面被覆用チューブの一実施例を示す一部破断図、図2 及び図3は同チューブを用いて既設管の内面をライニングする場合の説明図であ る。
【0013】 図1に示す本考案の管内面被覆用チューブ1(以下、チューブと記す)は、未 硬化の光硬化型樹脂を含浸させた筒状の繊維基材1aの外面に透明フィルム1b を積層すると共に、該繊維基材1aの内面に光反射フィルム1cを積層して構成 されている。このチューブ1の一端1dは開口しているが、他端1eは閉塞され ており、この閉塞された他端1eにワイヤ1fが取り付けられている。
【0014】 繊維基材1aは、ガラス繊維もしくは合成繊維又はこれらの混合繊維より成る 光線透過性の良いものが使用され、これに含浸させる光硬化型樹脂としては、紫 外線硬化型の不飽和ポリエステル系樹脂等が好適に使用される。
【0015】 また、透明フィルム1bは、繊維基材1a中の光硬化型樹脂のベトツキをなく してチューブの取扱性を向上させると共に、光硬化の際に後述する光照射機の移 動をスムーズに行わせるために積層されるもので、例えばアクリル系樹脂フィル ム等の光線透過性の良い樹脂フィルムが使用される。
【0016】 これに対し、光反射フィルム1cは、光硬化の際に光照射効率を高めるために 積層されるもので、例えばアルミニウム等の金属を蒸着した合成樹脂フィルムや 金属箔をラミネートした合成樹脂フィルム等が好適に使用される。このような光 反射フィルム1cは、金属蒸着面や金属箔面が繊維基材1a側となるように積層 し、チューブ1の取扱い時や反転挿入時に該金属蒸着面や金属箔面に傷が付かな いようにすることが望ましい。また、場合によっては、光反射フィルム1cの金 属蒸着面や金属箔面と反対側の面にホットメルト型の接着剤層を予め形成し、光 硬化時に発生する熱で該接着層を軟化溶融させて管内面に接着するようにしても よい。尚、透明フィルム1bや光反射フィルム1cは、繊維基材1aとの間に空 気が入らないように密着状態で繊維基材1aの内外面に重ね合わせ、繊維基材1 a中の光硬化型樹脂の粘性を利用して積層すればよい。
【0017】 以上のような構成のチューブ1を用いて既設管の内面をライニングする場合は 、まず図2に示すように、ワイヤ1fとチューブ1を反転挿入機2内部の巻取軸 2aに巻取った状態でチューブ1の開口端1dを筒状ガイド2bの先端に気密的 に固定し、コンプレッサー3から0.15〜0.3kg/cm2 程度の圧縮空気 を反転挿入機2へ送り込む。すると、その空気圧でチューブ1が反転しながら既 設管4内にスムーズに挿入され、内面の光反射フィルム1cが外面側に反転して 既設管4の内面に圧接され、外面の透明フィルム1bが内面側に反転する。
【0018】 このようにしてチューブ1の反転挿入が完了すると、図3に示すようにチュー ブ1の先端を切断してチューブ閉塞部材5を気密的に取り付けると共に、ワイヤ 1f先端に走行式の光照射機6を連結し、ワイヤ1fを反転挿入機2の巻取軸2 aに巻取ることにより光照射機6をチューブ1内で移動させながら光を内側から チューブ1に照射する。この光照射機6は、中心の円筒状反射板6aの周りに複 数本の紫外線ランプ6bを回転又は揺動自在に配置して紫外線を周囲に均等照射 できるように構成されたものである。
【0019】 上記のように光照射機6を移動させながら光(紫外線)を内側からチューブ1 に照射すると、内面側の透明フィルム1bを通して光(紫外線)が繊維基材1a に当たり、繊維基材1aを通過した光(紫外線)が外面側の光反射フィルム1c の金属蒸着面又は金属箔面で反射して無駄なく繊維基材1aに再照射されるため 、光照射機6の紫外線ランプ6bの出力があまり高くなくても繊維基材1aへの 紫外線照射量が多くなり、繊維基材1a中の光硬化型(紫外線硬化型)樹脂の硬 化速度が速くなる。従って、光照射機6の移動速度をあげて比較的短時間で効率 良くチューブ1を硬化させることが可能となり、且つ、紫外線ランプ6の発熱量 が多くないのでチューブ1の熱劣化を生じる心配は殆どなくなる。現に、チュー ブ1の硬化実験をしたところ、従来より出力の小さい紫外線ランプを使用しても 従来と同等若しくはそれ以上の速さでチューブ1を硬化させることが可能であっ た。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のチューブは、光硬化型樹脂を含浸さ せた筒状の繊維基材の外面に透明フィルムを積層しているため、ベトツキがなく 取扱いが容易で、反転挿入後の光硬化の際に照射機をスムーズに移動させること ができ、しかも、繊維基材の内面に光反射フィルムを積層しているため、光源の 出力があまり高くなくても光線照射効率が向上して硬化速度が速くなり、熱劣化 を生じさせずに比較的短時間で効率よく硬化させることができるといった顕著な 効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の管内面被覆用チューブの一実施例を示
す一部破断図である。
【図2】反転挿入機を用いて同チューブを既設管内に反
転挿入しているところを示す説明図である。
【図3】既設管内に反転挿入した同チューブを硬化させ
ているところを示す説明図である。
【符号の説明】
1 管内面被覆用チューブ 1a 未硬化の光硬化型樹脂を含浸した筒状の繊維基材 1b 透明フィルム 1c 光反射フィルム 4 既設管 6 光照射機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】未硬化の光硬化型樹脂を含浸させた筒状の
    繊維基材の外面に透明フィルムを積層すると共に、該繊
    維基材の内面に光反射フィルムを積層して成る管内面被
    覆用チューブ。
JP8236591U 1991-09-13 1991-09-13 管内面被覆用チユーブ Pending JPH0526345U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8236591U JPH0526345U (ja) 1991-09-13 1991-09-13 管内面被覆用チユーブ

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JP8236591U JPH0526345U (ja) 1991-09-13 1991-09-13 管内面被覆用チユーブ

Publications (1)

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JPH0526345U true JPH0526345U (ja) 1993-04-06

Family

ID=13772562

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JP8236591U Pending JPH0526345U (ja) 1991-09-13 1991-09-13 管内面被覆用チユーブ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100791092B1 (ko) * 2006-05-15 2008-01-02 도아 그라우트 고교 가부시끼가이샤 관갱생용 라이닝관 및 이 관갱생용 라이닝관을 이용한라이닝공법
JP2009248410A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 S G C Gesuido Center Kk 補修材及び補修方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60242038A (ja) * 1984-01-05 1985-12-02 インシチユフオーム・グループ・リミテツド パイプラインおよび通路の内張法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971021