JPH05263306A - 改善された絹繊維構造物及びその製造方法 - Google Patents

改善された絹繊維構造物及びその製造方法

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JPH05263306A
JPH05263306A JP4089809A JP8980992A JPH05263306A JP H05263306 A JPH05263306 A JP H05263306A JP 4089809 A JP4089809 A JP 4089809A JP 8980992 A JP8980992 A JP 8980992A JP H05263306 A JPH05263306 A JP H05263306A
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silk
fibers
fiber
polyolefin
dye
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Kiyoshi Otoi
清 音居
Kazuo Ogawara
一雄 小河原
Toshio Une
俊夫 宇根
Masaaki Takabe
正章 高部
Sumio Abe
純夫 阿部
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KANEBO KENSHI KIYOUBIJIN KK
Kanebo Ltd
Original Assignee
KANEBO KENSHI KIYOUBIJIN KK
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 絹紡糸,絹紡織編物等の絹繊維構造物におい
て、絹紡原料に夾雑していた異繊維のうちポリオレフィ
ン系繊維が、肉眼は勿論、顕微鏡的にも実質的に確認で
きない程度まで溶解除去され、さらに他の異繊維が反応
性染料又は直接染料で実質的に全て絹繊維と同色に染色
されていることを特徴とする絹繊維構造物及びその製造
方法を特徴とする。 【効果】 本発明により、絹紡原料(副蚕糸)の生産過
程及び集荷輸送過程で混入したポリオレフィン繊維及び
その他異繊維が絹紡績工程で分繊され、絹紡糸及び絹紡
織物に白スジ状に存在している夾雑異繊維を工業的に容
易で且つ安価に除去及び隠蔽することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は品質的に改善された絹紡
糸,絹紡織編物等の絹繊維構造物及びその製造法に関す
るものであり、さらに詳しくは、絹紡原料又は絹紡糸或
は絹紡織編物を熱溶剤処理をし、反応性染料又は直接性
染料或はこれと酸性染料との組合せの染色で、その他異
繊維を絹繊維と同色に染色する絹紡糸又は絹紡織編物等
の繊維構造物及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】絹は繊維の女王と称せられ、その優雅な
風合いや光沢、なめらかなドレープ性、あざやかな染色
性等、他の繊維の追随を許さない高貴な品格を持つ。
【0003】絹繊維は当然のことながら繭糸であるが、
これから製造される糸は大きく二種類に分けられる。一
つはいわゆる生糸で、これは繭から繭糸を連続的に解舒
巻取って(繰糸)製造する。もう一つの絹糸は絹紡糸
で、これは生糸を製造する過程で発生したいわゆる副蚕
糸を原料にして、これを数10cm内外程度にカット
し、紡績して製造する。副蚕糸の代表的なものとして
は、生糸の操糸の最初の段階で、一個の繭から数本の生
糸が操糸されている(索緒)状態で発生するキキ(繭外
層)、操糸の最終段階で操糸不能のため残るビス(繭内
層)、出殻(蚕が羽化する時に損傷した繭)等である。
絹紡糸はこれ等副蚕糸を精練した後、製綿、製条工程を
経て所定の太さに紡績し製造する。ところでこれ等の副
蚕糸は世界各地(主として中国、ソ連、インド、ブラジ
ル等)の多数の生糸小工場や農家で少量発生したものを
多数ロット集めることで絹紡糸用の原料として成り立つ
性格を持っている。ここでは副蚕糸は生糸生産工程で発
生する屑として扱われている。従って、集荷された副蚕
糸は天日乾燥や集荷途中で混入した異物や異繊維或は毛
髪が多量混入しているのが実情である。さらには最近の
趨勢としてポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレ
フィン系繊維製の袋や括束紐がその取扱の容易さや安価
なことから副蚕糸の梱包資材としても盛んに用いられる
ようになり、その結果、これ等のポリオレフィン系繊維
が多量混入した副蚕糸が絹紡糸原料の常態となってい
て、ポリオレフィン系繊維の混入していない副蚕糸は皆
無と云って良い。一旦絹紡原料に混入した異繊維やポリ
オレフィン系梱包資材は紡績工程の梳綿機等で分繊さ
れ、肉眼では絹繊維と区別できない細繊維の状態で紡績
工程を流れ、最終的にはこれ等ポリオレフィン系繊維や
その他異繊維が夾雑した絹紡糸が製造されることにな
る。
【0004】絹紡編織物が白生地で使用される場合は、
ポリオレフィン系繊維やその他夾雑異繊維が問題になる
ことは少ないが(毛髪は別)、絹繊維が染色された場
合、特にポリオレフィン系繊維は絹用染料の酸性染料や
反応性染料で染色不能であるため染色上りの織編物上に
白色のポリオレフィン系繊維等が白スジ状に通常数百本
/絹繊維5kg程度散見されることになり、繊維の女王
といわれる高価な絹織物の品格を台無しにすることにな
る。その上前述のようにポリオレフィン系繊維以外の異
繊維が夾雑しているのは確実であるが、これ等が絹用染
料の酸性染料や反応性染料で染色されるものか否かはポ
リオレフィン系繊維が多数夾雑している現在の絹紡糸や
絹織物では、その他夾雑異繊維とポリオレフィン系繊維
の区別がつかずあまり良く分っていなかったが、大勢と
してこれ等のその他夾雑異繊維もポリオレフィン系繊維
と同様絹繊維と実質的に同色に染色することは困難〜不
可能とされていた。
【0005】後述するように、ポリオレフィン系繊維を
絹紡原料又は絹紡糸或は絹紡織編物からある種の有機溶
剤によって完全に溶解除去する方法は公知である(参
考、特公平3−57204号公報)。従って、ポリオレ
フィン系繊維以外の夾雑異繊維が酸性染料や反応性染料
或は直接染料で染色されるならば、絹紡糸や絹紡織編物
の夾雑物対策は簡単に解決される問題である。しかしな
がらポリオレフィン系以外の夾雑異繊維も酸性染料や反
応性染料或は直接染料で染色できないと考えられていた
ため、ポリオレフィン系繊維だけを溶解除去しても意義
が無く、有機溶剤によって絹紡原料又は絹紡糸或は絹紡
織編物を処理しポリオレフィン系繊維を溶解処理した工
業的実績は少なく、ましてやこれとその他異繊維の染色
試験を組み合せた実績は研究レベルに於ても皆無であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】その結果として、現在
絹紡糸と絹紡織編物の夾雑異繊維対策としては、原料段
階で異物が分繊される前での人手での選別、或いは絹紡
糸又は絹紡織編物の染色後、染色されずに白スジとして
残っているポリオレフィン系繊維やその他夾雑異繊維或
は毛髪をピンセットで引きぬく(ピッキング或いは補修
と称している)という極めて原始的な方法にたよる以外
方法が無いのが実情であり、この方法とても夾雑異繊維
の数が極めて多いため完全な対策には成り得ないし人件
費高騰の現在においては経済的に不可能な手段になりつ
つある。
【0007】本発明の目的は、人手によるピッキングと
いう原始的な絹紡糸と絹紡織編物の夾雑異繊維対策に対
して、工業的に容易で且つ低コストで実施可能な化学的
処理でこれを実施する方法を提供することにあり、さら
に夾雑異繊維が確実に除去或いは隠蔽されていて、高貴
な品格が損なわれていない絹紡糸及び絹紡織編物等の繊
維構造物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次の構成を備えている。即ち第1発明の絹繊
維構造物は、絹紡糸、絹紡織編物等の絹繊維構造物にお
いて、絹紡原料に夾雑している異繊維のうちポリオレフ
ィン系繊維が、肉眼は勿論、顕微鏡的にも実質的に確認
できない程度まで溶解除去され、さらに他の夾雑異繊維
が有意的に夾雑し、それ等が反応性染料又は直接染料で
実質的に全て絹繊維と同色に染色されていることを特徴
とする構成であり、又第2発明は第1発明の絹繊維構造
物を製造する一方法であって、絹紡原料又は絹紡糸或い
は絹紡織編物の状態で、絹紡原料に夾雑している異繊維
のうちポリオレフィン系繊維を、80℃以上の有機溶剤
好ましくは新鮮な有機溶剤で常圧又は加圧下複数回浸せ
き溶解した後、脱液乾燥することで該ポリオレフィン系
繊維が肉眼では勿論、顕微鏡的にも実質的に確認できな
い程度まで溶解除去され、さらに有意的に夾雑する他の
異繊維を反応性染料又は直接染料で実質的に全て絹繊維
と同色に染色することを特徴とする構成であり、更に第
3発明は第2発明と同様第1発明の絹繊維構造物を製造
する一方法であって、絹紡糸、絹紡織編物等の絹繊維構
造物の状態で、絹紡原料に夾雑しているポリオレフィン
系繊維と他の異繊維のうち、有意的に夾雑する他の異繊
維を反応性染料又は直接染料で実質的に全て絹繊維と同
色に染色し、続いて染色されずに白スジ状に残存してい
るポリオレフィン系繊維の部分に80℃以上の有機溶剤
好ましくは新鮮な有機溶剤をスポット状に注液もしくは
噴射して、その後乾燥することにより、該ポリオレフィ
ン系繊維が肉眼では勿論、顕微鏡的にも実質的に確認で
きない程度まで溶解除去されていることを特徴とする構
成である。
【0009】本発明において、絹紡糸、絹紡織編物等の
絹繊維構造物を、80℃以上の有機溶剤による処理と反
応性染料又は直接染料による染色により、夾雑異繊維が
実質的に全て肉眼では認められなくなるまで染色隠蔽さ
れるということは驚くべき事実で、このことはポリオレ
フィン系繊維以外のその他夾雑繊維が従来の定説をくつ
がえして、反応性染料や直接染料で容易に染色されるも
のであることを示している。
【0010】以下、本発明の構成要件を具体的に説明す
る。本発明の絹繊維構造物とは絹紡糸或は絹紡織編物を
いい、絹繊維構造物及び絹紡原料は特に制限されるもの
でなく、外国より輸入及び国内で発生したキキ、ビス、
出殻等の通常の副蚕糸、それを原料として製造された絹
紡糸、絹紡織編物に適用でき、さらに絹繊維を主成分と
し、これに、毛,木綿,麻等の天然繊維やポリエステ
ル,ナイロン,アクリル等の合成繊維との混紡糸及びこ
れ等による混紡織編物にも適用される。さらに外国より
輸入した絹紡糸、絹紡織編物も含まれる。本発明の処理
を実施した絹繊維構造物は、絹紡原料に夾雑していたポ
リオレフィン系繊維が、有機溶剤での複数回の溶解処理
で、肉眼は勿論、電子顕微鏡的にも確認できない程度ま
で除去されている。
【0011】本発明でその他の異繊維が反応性染料又は
直接染料で実質的に絹繊維と同色に染色されているとは
Lab表色系色度図において、絹繊維のLab値とその
他異繊維のLab値から、次の計算式で算出した色差Δ
Eab値が10.0以下、好ましくは3.0以下、さら
に好ましくは1.5以下である。 ΔEab=〔(ΔL)2 +(Δa)2 +(Δb)2 1/2 ここで、ΔL,Δa,Δbはそれぞれ絹繊維とその他異
繊維のL,a,b値の差である。織編物間で、ΔEab
が3.0以上であると色差は感知されるが、本発明の場
合その他異繊維が単繊維であるためΔEabが10.0
以下の場合は色差は感知されない。
【0012】次に、本発明の製造方法について述べる。
本発明は溶剤処理によるポリオレフィン系繊維の溶解除
去と反応性染料又は直接性染料によるその他異繊維の染
色による隠蔽という二つの技術の組合せとからなるが、
二つの技術工程の前後関係に制限はない。即ち、染色前
の絹繊維を溶剤処理をすることは勿論可能であるし、染
色後の絹繊維構造物を溶剤処理することもできる。本発
明に使用される有機溶剤としてはベンゼン,モノクロル
ベンゼン,ジクロルベンゼン,トリクロルベンゼン等の
ベンゼン系有機溶剤、トリクロルエチレン,パークロル
エチレン,トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素の
1種又はこれ等の混合物が挙げられるが、防爆的な安全
性の面でハロゲン化炭化水素溶剤が扱いやすい。
【0013】本発明を実施する処理設備は有機溶剤を扱
う関係で該溶剤が環境に遺漏しないような対策が必要で
ある。具体的には第2発明の場合は加温設備付の大型の
ドライクリーニング機や耐溶剤型のチーズ染色機や布帛
用染色機(例えば液流染色機)が適用できる。その他通
常の原綿や糸或いは布加工用機を有機溶剤仕様に変更す
ることで容易に実施できる。第3発明の場合の処理設備
は、例えば漏斗形をした装置の脚部を吸引設備に接続
し、反対側の開口部にポリオレフィン系繊維が白スジ状
に残存している織編物の部分を当てがい、その上から有
機溶剤を注液もしくは噴射する。
【0014】被処理物に対する有機溶剤の割合(液比又
は浴比)は第2発明の場合で被処理物に有機溶剤を充分
に浸透させるため、原料の場合で少なくとも10、絹紡
糸や織編物の場合で少なくとも5は必要で、原料の場合
で15〜20、絹紡糸や織編物で8〜10が好適であ
る。第3発明の場合は、一本の白スジ状のポリオレフィ
ン系繊維(5〜50mg)に対して5〜50mlの有機溶
剤の注入で充分である。本発明の溶剤処理は溶剤によっ
て若干異なるが60℃〜80℃以上の処理温度で実施さ
れる。温度が高い程処理時間は短かくなるが作業環境対
策等で管理は難しくなり、好ましくは沸点未満の温度で
実施される。溶剤処理の時間はポリオレフィン系繊維の
形態によって異なるが主として被処理物に溶剤が均等に
浸透する時間や被処理物の溶剤による処理温度までの温
度上昇に必要な時間である。処理設備によって異なる
が、第2発明の場合その時間は5分〜1時間が好まし
く、絹繊維の熱劣化の関係で150℃以上で1時間以上
の処理は避けるべきである。第3発明の場合その時間は
数秒〜十数秒である。溶剤処理した絹紡原料や絹紡糸或
は絹紡織編物は圧力空気又は減圧吸引或は遠心脱液で脱
液し、その後熱風等で乾燥する。第2発明の場合溶剤を
扱う関係で溶剤処理の槽と乾燥の槽を同一のものにして
被処理物を作業環境に暴露しない方法がより好ましい。
【0015】本発明は溶剤処理によりポリオレフィン系
繊維を溶解除去する前又は後にポリオレフィン系繊維以
外の他の異繊維を反応性染料又は直接性染料による染色
による隠蔽を行なう。これは、ポリオレフィン系繊維以
外のその他の夾雑繊維が従来の定説をくつがえして、反
応性染料や直接染料で容易に染色されるものであること
を示している。この場合、絹繊維を反応性染料や直接性
染料で染色する場合はその他異繊維も同時に染色される
が絹繊維を酸性染料で染色する場合は、さらに反応性染
料又は直接性染料でその他異繊維を染色しなければなら
ない。その場合は原則として二浴染めになる。本発明に
於て、熱有機溶剤で溶解除去されず、さらに反応性染料
又は直接染料でも染色されずに、肉眼で異繊維として残
る数は絹繊維5kg当り最大25本以内、通常10本以
内である。比較対照物である溶剤処理をせず単に酸性染
料で染色した通常の絹紡糸又は絹紡織編物が絹紡原料に
夾雑していたポリオレフィン系繊維やその他夾雑異繊維
が分繊されて撚込まれた白スジが絹繊維5kg当り数百
本認められる。
【0016】反応性染料又は直接性染料での染色は常法
に従って実施されるが、絹繊維とその他異繊維とが均等
に染色されるためには絹の混紡糸や混紡織編物の染色法
に則り、均染性に充分配慮する必要がある。その為には
高レベリング性の染料、例えば反応性染料ならモノクロ
ルトリアジン系以下の低反応性染料で比較的低温の60
℃程度で染色する。ジクロルトリアジン系の高反応性染
料の場合は染液を含浸させた被処理物を数10時間室温
で放置するとか、固着剤を数g/ lと少なくして40℃
程度で染色する。直接性染料の場合もこれに準ずる。
【0017】本発明に適用される反応性染料の具体的な
例としては、Procion Yellow H−A,
Remazol Golden Yellow G,P
rocion Brilliant Orange G
S,Procion Rubine BS,Sumif
ix Supra Blue BRF,Cibacro
n Brown 3GR−A等であり、直接性染料の具
体的な例としては、Direct Fast Yell
ow R,Chlorantine FastRed
6BLL,Kayarus Supra Blue B
WL,Sirius Supra Violet BL
等であるが絹繊維の染色に適用されるものであれば特に
限定されるものではない。
【0018】又、本発明の処理を実施した絹紡糸又は絹
紡織編物を本発明に使用される熱有機溶剤を用いて浴比
10〜20で再び処理し、これを濾過して得られる濾液
を蒸発して得られる蒸発残渣の赤外線吸収スペクトル分
析やNMR分析で該残渣中にポリオレフィン系樹脂が全
く存在せず処理した絹繊維構造物にポリオレフィン系繊
維が肉眼は勿論、顕微鏡的にも実質的に存在しないこと
が確認できる。
【0019】本発明の熱溶剤処理をし、反応性染料又は
直接性染料で異繊維を絹繊維と同色に染色隠蔽した絹紡
糸又は絹紡織編物を通常の絹の溶解剤、例えば40〜5
0%(重量)濃度の塩化カルシウム或は塩化亜鉛の水溶
液を用いて絹繊維を加熱溶解し、続いて濾過すると残渣
として繊維状のものが微量残る。その量は通常絹繊維5
kg当り50mg以上で多い場合は500mg以上にな
り、これが絹紡糸又は絹紡織編物に夾雑していたその他
異繊維で、赤外線吸収スペクトル分析で簡単にこれを確
認することができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例にて具体的に本発明を説明す
る。 実施例1 絹紡原料の基本的原料であるキキ(器生)、ビス(比
須)、出殻をそれぞれ常法に従って化学精練して残留セ
リシンを3〜4%にした。これを3種とも全て33.3
%の調合割合で1000kg混打綿し、続いてカード,
練条,コーマ,粗紡,精紡,合撚糸,ガス焼と通常の方
法で紡績しEC140/2の絹紡糸540kgを製造し
た。得られた絹紡糸30kgをソフト巻で1kg×30
個のコーンに仕立て、これを耐溶剤仕様(シール剤:テ
フロン)のチーズ染色機にセットした。続いて、110
℃に加熱したパークロ(テトラクロルエチレン)300
lを100 l/分の割合でこれに送り込み、チーズ染色
の常法に準じて15分間絹紡糸の熱溶剤処理を実施し
た。パークロを新鮮なものと置換し同様の溶剤処理をさ
らに2回実施した。溶剤処理終了後処理系を冷却しない
でそのままバルブ切換で、これに105℃の加熱空気を
3.0m3 /分の割合で通風乾燥してパークロを完全に
蒸発させた。溶剤臭が全く感じられないまで乾燥した絹
紡糸を再練後約6反の富士絹に織上げ、液流染色機を用
いて反応性染料で染色した。反応性染料としてはモノク
ロルトリアジン系のSumifix SupraBlu
e BRF(住友化学)を用い、染料濃度3.0%ow
f、浴比10で染色した。染色操作は常温で織物に充分
染液(染料900g,芒硝15kg/染液300 l)を
浸透させた後、ソーダ灰を6kg投入し、その後攪拌下
30分かけて60℃に昇温し、この温度で60分間染色
した。ソーピングは5g/ lのモノゲンで2〜3分煮沸
して実施し、続いて水洗後乾燥した。乾燥上りの該富士
絹6反(約30kg)を検反したところ肉眼で確認でき
る夾雑異繊維及び毛髪は高々1反(約5kg)当り4本
であった。富士絹の繊維表面を走査型電子顕微鏡で観察
したところ溶剤処理1回では単繊維の表面の所々に、ポ
リオレフィン系繊維からと見られる約1ミクロンの樹脂
状物が付着しているのが認められたが、溶剤処理3回の
ものでは該樹脂状物は消失していた。
【0021】〈ポリオレフィン系樹脂の抽出試験〉溶剤
処理3回の該富士絹から1反分(5kg)を取り、これ
を110℃のパークロ液50 lに浸漬し該熱液を30分
間循環して処理した。これを圧搾して脱液し、得られた
搾液43 lをロータリーエバポレータで50℃で蒸発乾
固したが、残渣は約10mgで、これも赤外線吸収スペ
クトル及びNMR分析の結果ポリオレフィン系樹脂では
ないことを確認した。
【0022】〈その他異繊維の確認試験〉さらに溶剤抽
出3回の該富士絹を10m/m巾に引裂いた後50%塩
化亜鉛水溶液20kgに室温で投入し、全量投入後70
〜80℃に昇温し該富士絹を完全に溶解した。得られた
溶解液を70メッシュのステンレス金網で濾過し、その
後数回水洗したところ濾過残渣として約180mgの繊
維状物を得た。該繊維状物は実質的に全てが反応性染料
で染色されていたが赤外線吸収スペクトル分析の結果絹
繊維でもポリオレフィン系繊維でもなく夾雑していたそ
の他異繊維であることを確認した。さらに染色された絹
繊維及びその他異繊維のLab値からの色差ΔEabは
1.4であった。
【0023】(比較例1)実施例1で製造した絹紡糸を
用い、実施例1から溶剤処理を除いた以外は実施例1に
準じて富士絹に織上げ、反応性染料で該富士絹を染色し
た。染色上りの富士絹は1反(50m)当り約200本
の白スジ状の異繊維が見られた。これを実施例1に準じ
てポリオレフィン系樹脂の抽出試験及び赤外線吸収スペ
クトル分析をしたところ、約410mgのポリオレフィ
ン樹脂が回収確認され富士絹上の白スジは消失してい
た。この事から元の富士絹上の白スジがポリオレフィン
系繊維であることを確認した。
【0024】(比較例2)実施例1で製造した絹紡糸を
用い実施例1で反応性染料に代えて酸性染料で染色する
以外は実施例1に準じて溶剤処理及び染色を実施した。
酸性染料としてはSANDOLAN Blue MF−
GLを用い、染料濃度3%owf、浴比10の染液を用
意し、液流染色機で染液を室温で充分富士絹に浸透させ
た後、酢酸を0.5g/ lの割合で加えた。その後攪拌
下30分かけて90℃に昇温し、この温度で60分間染
色した。ソーピングは5g/ lのモノゲン水溶液中、4
0〜50℃で2〜3分実施し、続いて水洗後乾燥した。
乾燥上りの該富士絹6反を検反したところ、1反当り約
120本の白スジ状の繊維が見られた。該白スジ状の繊
維をピンセットでピッキングして赤外線吸収スペクトル
分析の結果、実質的に全て絹繊維でもポリオレフィン系
繊維でもなく夾雑していたその他異繊維であり、該異繊
維が酸性染料で染まらないことを確認した。
【0025】実施例2 実施例1で製造した絹紡糸を用い、実施例1に準じ溶剤
としてベンゼンを用い温度80℃で溶剤処理を実施し
た。得られた絹紡糸を約6反の富士絹に織上げ、液流染
色機を用いて直接染料で染色した。直接染料としてはK
ayarus Supra Blue BWL(日本化
薬)を用い、染料濃度3.0%owf、浴比10、芒硝
10%owf、染色温度90℃、染色時間60分で常法
に則って染色した。染色後、乾燥上りの該富士絹を検反
したところ、肉眼で確認できる夾雑異繊維及び毛髪はた
かだか1反当り5本であった。この場合も絹繊維表面を
走査型電子顕微鏡で観察したところ単繊維の表面にポリ
オレフィン樹脂の付着は認められなかった。又、実施例
1に準じた染色上りの富士絹からのポリオレフィン系樹
脂の抽出試験及びその他異繊維の確認試験でポリオレフ
ィン樹脂がないことと240mgのその他異繊維を確認
した。絹繊維とその他異繊維との色差ΔEabは3.3
であった。
【0026】実施例3 実施例1で製造した絹紡糸31kgを用いて再練後その
まま6反(30kg)の富士絹に織上げた。これを実施
例1に準じてパークロでの熱溶剤処理を実施した。この
場合、チーズ染色機で織物をセットするためには布帛用
キャリヤーを使用した。溶剤処理済の富士絹をSAND
OLAN Blue MF−GL(酸性染料)で比較例
2に準じて染色したところ、その他異繊維の白スジが1
00本以上確認できた。次に該富士絹をKayarus
Supra Blue BWL(直接染料)で実施例
2に準じて染色した。検反の結果、肉眼で確認できる夾
雑異繊維及び毛髪はたかだか1反当り2本で、夾雑して
いたその他異繊維が直接染料で染まることを確認した。
またこの場合も絹繊維表面を走査型電子顕微鏡で観察し
たところ、単繊維の表面にポリオレフィン系樹脂の付着
は認められなかった。さらに、ポリオレフィン系樹脂の
抽出試験及びその他異繊維の確認試験でポリオレフィン
樹脂が無いことと80mgのその他異繊維を確認した。
絹繊維とその他異繊維との色差ΔEabは8.5であっ
た。
【0027】実施例4 実施例1で製造した絹紡糸を用い、ジクロルトリアジン
系の反応性染料を用いる以外は実施例1に準じて処理し
た。この場合、反応性染料としてはMicacion
Brilliant Red B(三菱化成)3.0%
owfを用い、芒硝20g/ l、ソーダ灰1g/ l、染
色温度40℃、浴比20で染色した。染上りの6反の検
反の結果、肉眼で確認できる夾雑異繊維及び毛髪はたか
だか1反当り3本であった。この場合も絹繊維表面に微
粒子状ポリオレフィン樹脂の付着がないことを走査型電
子顕微鏡で確認できた。又ポリオレフィン系樹脂の抽出
試験及びその他異繊維の確認試験で、ポリオレフィン樹
脂が無いことと、1反当り205mgのその他異繊維を
確認した。絹繊維とその他異繊維との色差ΔEabは
1.0であった。
【0028】実施例5 実施例1で使用した絹紡原料を混打綿後、綿状態のまま
溶剤として80℃のトリクレンを用いて実施例1に準じ
て熱溶剤処理した。この場合、チーズ染色機に綿状態の
ものをセットするには綿用キャリヤーを使用した。又、
トリクレンに紡績用油剤としてパンソフターS(第一工
業製薬)を1.2%溶解させておいた(参考、特公平−
57204号公報)。その他は実施例1に準じて実施し
た。染上りの6反の検反の結果、肉眼で確認できる夾雑
異繊維及び毛髪はたかだか1反当り3本であった。この
場合も絹繊維表面にポリオレフィン樹脂の付着が無いこ
とを走査型電子顕微鏡で確認できた。又、ポリオレフィ
ン系樹脂の抽出試験及びその他異繊維の確認試験でポリ
オレフィン樹脂が無いことと、1反当り255mgのそ
の他異繊維を確認した。絹繊維とその他異繊維との色差
ΔEabは1.0であった。
【0029】実施例6 実施例1で製造した絹紡糸31kgを用いて再練後その
まま6反(30kg)の富士絹に織上げた。これを反応
性染料としてモノクロルトリアジン系のProcion
Yellow H−A(ICI)を用い液流染色機で
染色した。染色条件は実施例1に準じて行った。染色上
りの富士絹には1反当り平均180本のポリオレフィン
系繊維と見られる白スジが確認できた。巾1m,奥行2
0cmの開口部を持つステンレス製の漏斗状の装置を用
意し該漏斗の脚部を10m3 /分の排風能力のダクトに
接続した。開口部を上向け、その上に染色上りの該富士
絹を織端から順次検反する形であてがい、開口部にポリ
オレフィン系繊維と見られる白スジの夾雑した織物部分
が来た時に該白スジの部分へ110℃に加熱したパーク
ロを約10ml/秒の液流でスポット状に注液したところ
該白スジは数秒にして溶解除去された。該方法で溶解除
去されなかった白スジは1反当り平均5本であった。
又、パークロを注液したスポット部分と注液しない部分
の色差は出なかった。該方法の注液装置としては耐熱溶
剤仕様に改良した化学実験用の連続式分注器が好適であ
る。この場合も溶剤処理をした富士絹の絹繊維表面にポ
リオレフィン樹脂の付着が無いことを走査型電子顕微鏡
で確認できた。又、ポリオレフィン系樹脂の抽出試験及
びその他異繊維の確認試験でポリオレフィン樹脂が無い
ことと、1反当り310mgのその他異繊維を確認し
た。絹繊維とその他異繊維の色差ΔEabは1.4であ
った。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明により、絹紡原料
(副蚕糸)の生産過程及び集荷輸送過程で混入したポリ
オレフィン繊維及びその他異繊維が絹紡績工程で分繊さ
れ、絹紡糸及び絹紡織物に白スジ状に存在している夾雑
異繊維を工業的に容易で且つ安価に除去及び隠蔽するこ
とができる。これにより従来の人手によるピッキングと
いう原始的な手法に依ることなく絹紡糸及び絹紡織物の
品位を繊維の女王の名に相応しいものに改善することが
できる。即ち、従来の絹紡糸及び絹紡織編物は5kg
(標準的な富士絹で1反)当り夾雑異繊維に由来する白
スジが肉眼で数百本認められる。この内約60〜70%
はポリオレフィン系繊維で、これが特定の熱有機溶剤処
理で溶解除去できることは従来知られていたが、残りの
30〜40%の夾雑異繊維が溶解除去できないため該溶
剤処理の意義が小さく、試作品的にはともかく工業的に
は該熱有機溶剤処理は実施されていなかった。本発明は
残りの30〜40%のその他異繊維が反応性染料又は直
接染料で容易に絹と同色に染色することを見出した。こ
れと前述の熱有機溶剤とを組合せることで、絹紡糸及び
絹紡織編物に夾雑する全ての夾雑異繊維を除去〜隠蔽す
る方法を見出したことで前述の熱有機溶剤処理をも工業
的に意義あるものとし、その結果実質的にピッキングと
いう補修工程を採ることなく高品質の絹紡糸及び絹紡織
編物を提供することを可能にした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高部 正章 東京都練馬区桜台4丁目16番10号 (72)発明者 阿部 純夫 長野県小県郡丸子町大字中丸子1623

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絹紡糸、絹紡織編物等の絹繊維構造物に
    おいて、絹紡原料に夾雑している異繊維のうちポリオレ
    フィン系繊維が、肉眼は勿論、顕微鏡的にも実質的に確
    認できない程度まで溶解除去され、さらに他の夾雑異繊
    維が有意的に夾雑し、それ等が反応性染料又は直接染料
    で実質的に全て絹繊維と同色に染色されていることを特
    徴とする絹繊維構造物。
  2. 【請求項2】 絹紡原料又は絹紡糸或いは絹紡織編物の
    状態で、絹紡原料に夾雑している異繊維のうちポリオレ
    フィン系繊維を、80℃以上の有機溶剤で常圧又は加圧
    下複数回浸せき溶解した後、脱液乾燥し、該ポリオレフ
    ィン系繊維が肉眼では勿論、顕微鏡的にも実質的に確認
    できない程度まで溶解除去し、さらに有意的に夾雑する
    他の異繊維を反応性染料又は直接染料で実質的に全て絹
    繊維と同色に染色することを特徴とする品質的に改善さ
    れた絹繊維構造物の製造方法。
  3. 【請求項3】 絹紡糸、絹紡織編物等の絹繊維構造物の
    状態で、絹紡原料に夾雑しているポリオレフィン系繊維
    と他の異繊維のうち、有意的に夾雑する他の異繊維を、
    反応性染料又は直接染料で実質的に全て絹繊維と同色に
    染色し、続いて染色されずに白スジ状に残存しているポ
    リオレフィン系繊維の部分に80℃以上の有機溶剤をス
    ポット状に注液もしくは噴射し、その後乾燥することに
    より、該ポリオレフィン系繊維が肉眼では勿論、顕微鏡
    的にも実質的に確認できない程度まで溶解除去されてい
    ることを特徴とする品質的に改善された絹繊維構造物の
    製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102534818A (zh) * 2011-12-31 2012-07-04 许以旭 制丝工艺

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61151269A (ja) * 1984-12-25 1986-07-09 Mitsubishi Chem Ind Ltd ジスアゾ染料
JPH02154005A (ja) * 1988-12-02 1990-06-13 Kanebo Ltd 改善された絹紡原料及び絹紡糸等の有機溶剤精練方法

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