JPH05262186A - ウエザーストリップ - Google Patents

ウエザーストリップ

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Publication number
JPH05262186A
JPH05262186A JP4061569A JP6156992A JPH05262186A JP H05262186 A JPH05262186 A JP H05262186A JP 4061569 A JP4061569 A JP 4061569A JP 6156992 A JP6156992 A JP 6156992A JP H05262186 A JPH05262186 A JP H05262186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weather strip
bleed
film
sponge material
seal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4061569A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Togami
浩 戸上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP4061569A priority Critical patent/JPH05262186A/ja
Publication of JPH05262186A publication Critical patent/JPH05262186A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な工程でスポンジ製シール部の表面に低
摩擦性,撥水性を付与できるようにし、かつウエザース
トリップ1同士の接合を妨げないようにする。 【構成】 ウエザーストリップ1の本体部は、EPDM
にジエン系ゴムを配合したスポンジ材からなり、押出成
形されている。中空シール部3の表面には、ブリードア
ウト材からなる皮膜4が同時押出成形されている。皮膜
4は、NBRとPVCのポリマーブレンドに滑剤を配合
したもので、相溶性の差により表面に徐々に滑剤がブリ
ードアウトする特性を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スポンジ材からなる
シール部を有する自動車用のウエザーストリップの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】スポンジゴム等のスポンジ材からなるシ
ール部を有するウエザーストリップにおいては、一般
に、シリコン系等の表面処理をシール部表面に施すこと
によって、低摩擦性,撥水性等の機能を付加している
が、この種の表面処理は耐久性が低く、ドアガラス等が
摺動すると短期間でその効果が失われてしまう。そこ
で、例えば特開平2−144227号公報には、シール
部表面に、合成樹脂用接着剤皮膜で被覆した合成樹脂微
粉末層を設けたウエザーストリップが開示されており、
特開平2−158415号公報には、シール部表面にフ
ッ素樹脂フィルムを貼着したウエザーストリップが開示
されている。
【0003】また、特開昭61−238507号公報に
は、ウエザーストリップ自体を、滑剤が表面に経時的に
滲み出てくる所謂ブリードアウト材にて形成し、表面の
低摩擦性や撥水性を確保するようにした構成が示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のよう
に、シール部表面に合成樹脂微粉末層やフッ素樹脂フィ
ルムを設ける構成においては、工程が複雑となり、コス
トが嵩む欠点がある。
【0005】またウエザーストリップ自体をブリードア
ウト材にて形成する後者の構成では、工程が簡単な反
面、押出成形されたウエザーストリップ同士をドア開口
縁のコーナー部等に合わせて接合することが困難とな
る。つまり、母材から滲み出る滑剤によって接着あるい
は型成形による接合が妨げられてしまい、特に、多孔質
のスポンジ材では滑剤が気泡内に多量に残るため、接合
が一層難しいものとなる、という不具合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るウエザー
ストリップは、スポンジ材からなるシール部を有し、該
シール部の表面に、ブリードアウト材からなる皮膜が同
時押出成形されていることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成では、ブリードアウト材の皮膜に含ま
れた滑剤が徐々にシール部表面に滲み出し、低摩擦性,
撥水性が得られる。そして、このブリードアウト材はシ
ール部表面のみに設けられるので、接着あるいは型成形
によるウエザーストリップ同士の接合を妨げることがな
い。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0009】図1は、この発明に係るウエザーストリッ
プ1を示している。このウエザーストリップ1は、一例
として、サッシュドア型自動車の図示せぬドアサッシュ
のチャンネルに取り付けられるドアウエザーストリップ
を示しており、断面略L字形をなすベース部2と、楕円
形に膨らんだ中空シール部3とから構成されている。こ
のウエザーストリップ1は、スポンジ材にて押出成形さ
れている。そして、上記中空シール部3の外表面には、
ブリードアウト材からなる皮膜4が同時押出成形されて
いる。
【0010】次に、上記スポンジ材および皮膜4の具体
的な実施例を述べる。
【0011】〈第1実施例〉皮膜4を形成するブリード
アウト材としては、NBRとPVCのポリマーブレンド
(NBR/PVCの比を80/20〜60/40程度と
する)100重量部に、滑剤を2〜10重量部配合す
る。滑剤としては、パラフィン系ワックス、モノアマイ
ド系ワックス、脂肪酸アミド類、脂肪酸エステル等の中
から1つあるいは複数を選んで配合する。
【0012】このブリードアウト材に対し本体のスポン
ジ材としては、EPDMを主原料とし、かつ皮膜4との
接着性を確保するために、SBR、NR、NBR等のジ
エン系ゴムを10〜60%配合する。配合例は次の通り
である。
【0013】 EPDM 70重量部 NR 30重量部 酸化亜鉛 5重量部 ステアリン酸 2重量部 カーボン 70重量部 オイル 50重量部 イオウ 1重量部 加硫促進剤 3.5重量部 発泡剤 3.0重量部 この配合例では、EPDM/NRの配合割合が70/3
0となっているが、これは90/10〜40/60の範
囲内で選択できる。90/10よりもNRが少ないと皮
膜4との接着力が弱く、成形後に皮膜4のみが剥離する
虞れがある。また、40/60よりもNRが多いと耐熱
性が劣るものとなり、好ましくない。
【0014】上記のような材料を用いて皮膜4を有する
ウエザーストリップ1を同時押出成形した。皮膜4の厚
さは、0.3mm〜0.5mmの範囲が望ましい。0.
3mm以下では、ブリードアウト作用の持続性が短くな
り、0.5mm以上ではシール部3表面が硬くなりすぎ
る不具合がある。
【0015】〈第2実施例〉皮膜4を形成するブリード
アウト材として、EPDM100重量部に滑剤としてシ
リコンオイルを2〜10重量部配合したものを用いる。
【0016】このブリードアウト材に対し本体のスポン
ジ材としては、ジエン系ゴムを配合しないEPDMを用
いる。つまり、ブリードアウト材がEPDMを主体とし
ているので、EPDM単体で十分な接着強度が得られ
る。
【0017】尚、この場合も皮膜4の厚さとしては、
0.3mm〜0.5mmが望ましい。
【0018】上記のようにスポンジ材の中空シール部3
表面にブリードアウト材の皮膜4を設けた構成によれ
ば、ブリードアウト材中の滑剤と主原料との相溶性の差
により滑剤が徐々に皮膜4表面にブリードアウトし、低
摩擦性および撥水性が得られる。しかも、皮膜4はソリ
ッドゴム状のものとなるので、スポンジ材からなる中空
シール部3表面の平滑性が向上する。また、その製造に
際して、単に同時押出成形してやれば良く、非常に簡単
な工程で均一な品質の製品を得ることができる。そし
て、上記構成では、ウエザーストリップ1の皮膜4を除
く本体部が通常のスポンジ材からなるので、接着剤を用
いた接合あるいは型成形による接合に何ら支障がなく、
通常の方法でもって容易に接合することができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係るウエザーストリップによれば、シール部表面に設
けたブリードアウト材からなる皮膜のブリードアウト作
用によって、シール部表面の低摩擦性,撥水性が得ら
れ、ドアガラス等の摺動が円滑なものとなる。そして、
皮膜部分のみがブリードアウト作用を有しているので、
ウエザーストリップ同士の接合が可能であり、かつ簡単
な工程で均一な製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るウエザーストリップの一実施例
を示す断面斜視図。
【符号の説明】
1…ウエザーストリップ 3…中空シール部 4…皮膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:30 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポンジ材からなるシール部を有し、該
    シール部の表面に、ブリードアウト材からなる皮膜が同
    時押出成形されていることを特徴とするウエザーストリ
    ップ。
JP4061569A 1992-03-18 1992-03-18 ウエザーストリップ Pending JPH05262186A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4061569A JPH05262186A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 ウエザーストリップ

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JP4061569A JPH05262186A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 ウエザーストリップ

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JPH05262186A true JPH05262186A (ja) 1993-10-12

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ID=13174892

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JP4061569A Pending JPH05262186A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 ウエザーストリップ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001301469A (ja) * 2000-04-26 2001-10-31 Hayashi Gijutsu Kenkyusho:Kk 自動車用ウェザーストリップ
CN108752670A (zh) * 2018-05-31 2018-11-06 河北神州保温建材集团有限公司 一种橡塑共混发泡材料及其制备方法
KR102319020B1 (ko) * 2021-02-16 2021-10-28 박무원 선택적 압착력을 구비한 갭 실링 시스템

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CN108752670A (zh) * 2018-05-31 2018-11-06 河北神州保温建材集团有限公司 一种橡塑共混发泡材料及其制备方法
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