JPH05262022A - 小型プリンタのリボン送り機構 - Google Patents

小型プリンタのリボン送り機構

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JPH05262022A
JPH05262022A JP6038092A JP6038092A JPH05262022A JP H05262022 A JPH05262022 A JP H05262022A JP 6038092 A JP6038092 A JP 6038092A JP 6038092 A JP6038092 A JP 6038092A JP H05262022 A JPH05262022 A JP H05262022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ribbon
gear
winding shaft
feed
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP6038092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Aoki
崇志 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP6038092A priority Critical patent/JPH05262022A/ja
Publication of JPH05262022A publication Critical patent/JPH05262022A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、リボンロック時にリボン送りの輪列
に損傷を与えない簡単な機構のトルクリミッターを得る
こと。 【構成】リボン送り歯車7の鋸歯7bに噛み合うリボン
巻取り軸8のレバー部8aの突起との関係を負荷に応じ
て空転できる形状にする。 【効果】リボンロック時の過負荷に対して輪列の保護が
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型プリンタのリボン送
り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の技術を図6に示す。尚、
全体、及びリボンカセットにおいては、本発明の図1、
図2を流用して説明する。
【0003】図1において、一つのモータでヘッド送
り、リボン送り等を行うプリンタでは、モータ1の動力
を各輪列、レバー等を介してヘッド送り、リボン送り等
に伝達している。モータ1の回転を複数の歯車を組み合
わせた減速ユニット2で減速し、ヘッド送りカム3へと
回転が伝達される。ヘッド送りカム3の中心にはヘッド
送りカム軸4が圧入固定されており、ヘッド送りカム軸
4上にはヘッド送りカム軸4に固定配置された外周にウ
ォーム5aを持つリボン駆動歯車5がある。リボン駆動
歯車5のウォーム5aに噛み合うウォーム歯車6aとウ
ォーム歯車6aと一体成形された歯車6bとを有したリ
ボン伝え歯車6がリボン駆動歯車5と噛み合う様に配置
され、さらにリボン伝え歯車6の歯車6bと噛み合う様
に配置された歯車7aを有すリボン送り歯車7がある。
リボン送り歯車7は、外周の歯車7aの内側に鋸歯状の
歯車7bとを有し、中央に穴が空いている。リボン送り
歯車7の鋸歯状の歯車7bと噛み合う突起を有するレバ
ー部baと、リボンカセット(リボンカセットとは、リ
ボンカセットケース、リボン送りローラ、リボン押えロ
ーラ、リボン等をセットにした状態を指す)のリボン1
1を巻取るための動力を伝える軸部8bとを有すリボン
巻取り軸8において、リボン送り歯車7の中央の穴にリ
ボン巻取り軸8の軸部8bを通しリボンカセットと係合
しながら、リボン送り歯車7の鋸歯状の歯車7bにリボ
ン巻取り軸8のレバー部8aの突起が係合するように配
置されている。以上の様な配置においてヘッド送りカム
軸4が回転することにより、リボン駆動歯車5も回転
し、リボン伝え歯車6、リボン送り歯車7、リボン巻取
り軸8、リボン送りローラ9、そしてリボン11へと動
力が伝達され、リボン11を送ることが出来る。
【0004】この時、図6に示すようにリボン送り歯車
17とリボン巻取り軸18との関係は、リボン送り歯車
17側から動力が伝達された場合(矢印I方向回転)に
は、動力をリボン巻取り軸18に伝え、リボン11が送
られる。また、リボンカセットのリボン送りノブ13を
手動で矢印E方向に回転させた場合には、リボン巻取り
軸18のレバー部18aの突起がリボン送り歯車17の
鋸歯状の歯車17bからレバー部18aの弾性を利用し
て内側に逃げながらリボン巻取り軸18だけが回転し、
リボン送り歯車17は回ることなくリボン11を送るこ
とが出来る。しかし、リボンロック等の場合には、モー
タ1によりリボン送り歯車17が動力を伝えられもリボ
ン巻取り軸18のレバー部18aの突起がリボン送り歯
車17の鋸歯状の歯車17bから外れずにリボン送り歯
車17が回転することができない様な形状になってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、リボン、リボン送りノブ等に、何等かの異常が
発生し負荷が増大した場合、またはリボン生地が印字ヘ
ッドの打撃により寿命になり、生地のほつれが発生しリ
ボンロックになった場合には、モータ以後の輪列の弱い
箇所に偏摩耗や歯車の歯欠け等が発生し、動力の伝達が
出来なくなり、プリンタとして致命的な故障になる場合
がある。
【0006】本発明はこのような欠点を解決するために
なされたものであり、信頼性の向上を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のリボン送り機構
は、モータ等を動力源としてリボン送りを行う小型プリ
ンタにおいて、鋸歯状の歯車を具備しモータの駆動によ
り回転駆動されるリボン送り歯車と、鋸歯状の歯車と係
合する突起の位置が弾性変形するレバー部とリボンカセ
ットにリボン巻取力を伝える軸部を具備するリボン巻取
り軸と、リボン巻取り軸から駆動されるリボン送りロー
ラが内臓されたリボンカセットとを有し、リボン巻取り
軸に所定以上の負荷が発生した場合、レバー部が弾性変
形し鋸歯状の歯車との係合が解除されリボン巻取り軸が
空転することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1から図4を用
いて説明する。
【0009】図1は本発明の実施例における全体の斜視
図、図2は、リボンカセットの内部構造、図3、図4は
リボン送り歯車の鋸歯状の歯車とリボン巻取り軸のレバ
ー部の突起との係合状態及び形状を示す。
【0010】図1において全体の動き、配置を説明す
る。1はリボン送り、ヘッド送り等の動力源たるモータ
で、モータ1の回転は適切な回転速度にまで減速するた
めの複数の歯車列を有した減速ユニット2を介し、減速
ユニット2の最終歯車と噛み合う歯車とヘッド14を動
かすための溝カムとを有したヘッド送りカム3へと動力
が伝えられる。ヘッド送りカム3は中心に圧入固定され
たヘッド送りカム軸4を有しており、ヘッド送りカム軸
4の先端部にはヘッド送りカム軸4に固定配置された外
周にウォーム5aを持つリボン駆動歯車5がある。ヘッ
ド送りカム3が矢印A方向に回転することによりリボン
駆動歯車5も矢印A方向に回転する。
【0011】さらにリボン駆動歯車5の外周のウォーム
5aに噛み合うウォーム歯車6aと、ウォーム歯車6a
と一体成形された歯車6bとを有したリボン伝え歯車
6、リボン伝え歯車6の歯車6bと噛み合う様に配置さ
れたリボン送り歯車7へと回転が伝わる(矢印B方向回
転)。リボン送り歯車7は外周に歯車7aと歯車の内側
に鋸歯状の歯車7bとを有し、中央部に巻取り軸8に貫
装されている。リボン送り歯車7の鋸歯状の歯車7bと
係合し合う突起を有するレバー部8aと、リボンカセッ
トのリボン11を巻取るために回転をリボン送りローラ
9に伝えるべく係合する軸部8bとを有すリボン巻取り
軸8において、リボン送り歯車7の中央の穴にリボン巻
取り軸8の軸部8bを通し、リボン送りローラ9と係合
し、図3の様にリボン送り歯車7の鋸歯状の歯車7bに
リボン巻取り軸8のレバー部8aの突起が係合するよう
に配置されている。
【0012】リボン送り歯車7の回転が矢印B方向に回
転することにより、リボン送り歯車7の鋸歯状の歯車7
bとリボン巻取り軸8のレバー部8aの突起が係合して
いるために、リボン巻取り軸8も矢印B方向に回転し、
リボン巻取り軸8の軸部8bと係合しているリボン送り
ローラ9を回転させ、リボン送りローラ9とリボン押え
ローラ12との間を通るリボン11が矢印D方向に送ら
れる。以上の様に配置することにより、モータ1からの
動力がリボン11まで伝えられる。このような構成のプ
リンタにおいて、リボンカセットの過負荷対策として図
4に示すようにリボン送り歯車7の鋸歯状の歯車7bの
形状を、7c面は中心に対してθ1の角度を有し、7d
面は中心に対してθ2の角度を有するようにし、鋸波状
の歯車7bと係合するリボン巻取り軸8のレバー部8a
の突起の先端形状をR付けを行う。
【0013】本実施例においては、θ1=約75°、θ
2=約20°、レバー部先端R=約1.5mmとした。
上記形状の組合せにすることにより、通常のリボンカセ
ットのリボン送り負荷であればリボン送り歯車7がモー
タ1の回転により図3の矢印F方向に回転した場合に
は、リボン送り歯車7の鋸歯状の歯車7bの7d面によ
りリボン巻取り軸8のレバー部8aの突起が矢印H方向
に弾性変形することなしに押されて矢印F方向にリボン
巻取り軸8は回転する。またリボンカセットのリボン送
りノブ13を矢印E方向に手動で回転させることによ
り、リボン送り歯車7は外周の歯車7aの前前段にウォ
ーム歯車6aがあり回転できないため、リボン送り歯車
7の鋸歯状の歯車7bの7c面をリボン巻取り軸8のレ
バー部8aの突起が滑りながら矢印H方向に弾性変形し
て鋸歯状の歯車7bの歯を乗り越えて矢印F方向に回転
する。
【0014】更にモータ1の回転中にリボン11、リボ
ン送りノブ13等に何等かの異常が発生し負荷が増大し
た場合、またはリボン11が印字ヘッド14の打撃によ
り寿命になり、生地のほつれが発生しリボン送りローラ
9等に絡まりリボンロックになった場合には、リボン巻
取り軸8のレバー部8aに過負荷がかかり、リボン送り
歯車7の鋸歯状の歯車7bの7d面がリボン巻取り軸8
のレバー部8aの突起が滑りながら矢印H方向に弾性変
形させてリボン巻取り軸8のレバー部8aの突起とリボ
ン送り歯車7の鋸歯状の歯車7bとの係合が外れリボン
送り歯車7が矢印F方向に空回転する。
【0015】このようにリボン送り歯車7の鋸歯7bの
7c面と7d面の角度を変え、各面に係合するリボン巻
取り軸8のレバー部8aの突起の先端形状を丸くするこ
とにより、リボンカセットへの回転力伝達のリミッター
としての機能を有す。
【0016】また、本実施例のθ1、θ2、先端Rの値
の変えることによりリミットトルクを容易に変えること
ができる。
【0017】他の実施例として図5に示すように、リボ
ン送り歯車7の図4で示したθ2が0°に近くても7f
面と7g面との段差をつなぐ様に斜面7eを配置するこ
とにより、リボンカセットの過負荷発生時にはリボン巻
取り軸8のレバー部8aがリボン送り歯車7の7e面を
回転軸方向に逃げて係合が外れ、リボン送り歯車7とリ
ボン巻取り軸8との間で空転が可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、リボ
ン送り歯車7の回転方向がF方向の時は回転力をリボン
巻取り軸8に伝え、リボン巻取り軸8がリボン送りノブ
13によりF方向に回転させられた時は、リボン送り歯
車7は回転することなしにリボン巻取り軸8はF方向に
回転する機能は従来同様に有し、更にリボンカセットに
異常が発生し通常負荷より一定以上負荷が増加した場合
においては、リボン送り歯車7がF方向に回転してもリ
ボン巻取り軸8はレバー部8aが矢印H方向、または回
転軸方向に逃げて空転し、モータ1以後の輪列の弱い箇
所に偏摩耗や歯車の歯欠け等が発生しなくなり、動力の
伝達が出来なくなる等のプリンタとして致命的な故障に
なることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例のリボンカセットの構造を示
す斜視図。
【図3】本発明の一実施例のリボン送り歯車の鋸歯状歯
車とリボン巻取り軸のレバー部の突起との係合を示す正
面図。
【図4】本発明の一実施例のリボン送り歯車の鋸歯状歯
車の詳細図。
【図5】本発明の他の実施例のリボン送り歯車の鋸歯状
歯車とリボン巻取り軸のレバー部の突起との係合を示す
正面図。
【図6】従来技術の例のリボン送り歯車の鋸歯状歯車と
リボン巻取り軸のレバー部の突起との係合を示す正面
図。
【符号の説明】
1 モータ 2 減速ユニット 3 ヘッド送りカム 4 ヘッド送りカム軸 5 リボン駆動歯車 5a リボン駆動歯車のウォーム部 6 リボン伝え歯車 6a リボン伝え歯車のウォーム歯車 6b リボン伝え歯車の歯車 7 リボン送り歯車 7a リボン送り歯車の外周の歯車 7b リボン送り歯車の鋸歯状の歯車 8 リボン巻取り軸 8a リボン巻取り軸のレバー部 8b リボン巻取り軸の軸部 9 リボン送りローラ 10 リボンカセットケース 11 リボン 12 リボン押えローラ 13 リボン送りノブ 14 印字ヘッド 17 リボン送り歯車 18 リボン巻取り軸 18a リボン巻取り軸のレバー部 18b リボン巻取り軸の軸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ等を動力源としてリボン送りを行
    う小型プリンタにおいて、 鋸歯状の歯車を具備し前記モータの駆動により回転駆動
    されるリボン送り歯車と、 前記鋸歯状の歯車と係合する突起の位置が弾性変形する
    レバー部とリボンカセットにリボン巻取力を伝える軸部
    を具備するリボン巻取り軸と、 前記リボン巻取り軸から駆動されるリボン送りローラが
    内臓されたリボンカセットとを有し、 前記リボン巻取り軸に所定以上の負荷が発生した場合、
    前記レバー部が弾性変形し前記鋸歯状の歯車との係合が
    解除され前記リボン巻取り軸が空転することを特徴とす
    る小型プリンタのリボン送り機構。
JP6038092A 1992-03-17 1992-03-17 小型プリンタのリボン送り機構 Pending JPH05262022A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6038092A JPH05262022A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 小型プリンタのリボン送り機構

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JP6038092A JPH05262022A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 小型プリンタのリボン送り機構

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JPH05262022A true JPH05262022A (ja) 1993-10-12

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ID=13140483

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JP6038092A Pending JPH05262022A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 小型プリンタのリボン送り機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009148201A1 (en) * 2008-06-02 2009-12-10 Korea Institute Of Science And Technology Device for genrating limit torque and rotating device using the same

Cited By (2)

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WO2009148201A1 (en) * 2008-06-02 2009-12-10 Korea Institute Of Science And Technology Device for genrating limit torque and rotating device using the same
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