JPH05261832A - 複合製品の成形方法 - Google Patents
複合製品の成形方法Info
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- JPH05261832A JPH05261832A JP5011311A JP1131193A JPH05261832A JP H05261832 A JPH05261832 A JP H05261832A JP 5011311 A JP5011311 A JP 5011311A JP 1131193 A JP1131193 A JP 1131193A JP H05261832 A JPH05261832 A JP H05261832A
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C25/00—Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
- C03C25/10—Coating
- C03C25/24—Coatings containing organic materials
- C03C25/26—Macromolecular compounds or prepolymers
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- C03C25/32—Macromolecular compounds or prepolymers obtained otherwise than by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C70/28—Shaping operations therefor
- B29C70/40—Shaping or impregnating by compression not applied
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- Y10S264/53—Processes of using glass filter in molding process
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱硬化性樹脂を基礎材料とする含浸用ペース
トとガラス糸の強化材とから複合製品を成形する、より
速く及び/又はより簡単な方法を提供する。 【構成】 成形型に、含浸用ペーストにチョップされた
直接ロービングの形の強化材を混入したプリプレグを供
給し、この強化材の被覆はポリウレタンを基礎材料とす
る接着剤を含む。
トとガラス糸の強化材とから複合製品を成形する、より
速く及び/又はより簡単な方法を提供する。 【構成】 成形型に、含浸用ペーストにチョップされた
直接ロービングの形の強化材を混入したプリプレグを供
給し、この強化材の被覆はポリウレタンを基礎材料とす
る接着剤を含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方では熱硬化性樹脂
を、そして他方では強化用の糸、とりわけガラスの糸を
本質的に含んでなる複合製品のための成形方法に関す
る。
を、そして他方では強化用の糸、とりわけガラスの糸を
本質的に含んでなる複合製品のための成形方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】熱硬化
性強化樹脂にとって標準的な成形技術は、強化材と一緒
にされたペーストの形態の樹脂を成形型の中で圧力と熱
との一緒になった作用にさらし、そして次に、樹脂を硬
化させてこれに成形型の形状を最終的に与える架橋を起
こさせることからなる。
性強化樹脂にとって標準的な成形技術は、強化材と一緒
にされたペーストの形態の樹脂を成形型の中で圧力と熱
との一緒になった作用にさらし、そして次に、樹脂を硬
化させてこれに成形型の形状を最終的に与える架橋を起
こさせることからなる。
【0003】次いで、こうして成形された複合成形品を
型から取出す。種々の技術の間では、特に成形型用の供
給装置とその機能とに関連して、区別をつけることがで
きる。
型から取出す。種々の技術の間では、特に成形型用の供
給装置とその機能とに関連して、区別をつけることがで
きる。
【0004】圧縮成形の場合には、供給装置はピストン
式のものであって、成形型は二つの部分型から構成さ
れ、一方の部分型は樹脂と強化材とがその中に存在して
いる他方の部分型と垂直方向の動作によってぴったり合
わされる。
式のものであって、成形型は二つの部分型から構成さ
れ、一方の部分型は樹脂と強化材とがその中に存在して
いる他方の部分型と垂直方向の動作によってぴったり合
わされる。
【0005】射出成形の場合には、熱可塑性材料の成形
用に用いられるのと同じ原理に基づく成形装置が使用さ
れるが、これは熱硬化性材料に適合したものであって、
すなわち樹脂は強化材と共に、ら旋スクリューを備えた
シリンダーに入れられ、続いてこの材料は成形型へ定め
られた割合で射出され、成形型はその後成形品を取出す
ため開放されて二つの部分に分けられる。
用に用いられるのと同じ原理に基づく成形装置が使用さ
れるが、これは熱硬化性材料に適合したものであって、
すなわち樹脂は強化材と共に、ら旋スクリューを備えた
シリンダーに入れられ、続いてこの材料は成形型へ定め
られた割合で射出され、成形型はその後成形品を取出す
ため開放されて二つの部分に分けられる。
【0006】これらの技術のそれぞれにおいて、成形用
の供給装置への導入から最終の複合成形品の取出しまで
の成形サイクル時間(これは現在では1分のオーダーで
ある)を短縮することに産業界の努力が傾注されてい
る。しかし、厳密な意味での成形に先立つ、出発成分を
製造しそして加工処理するための工程、とりわけ樹脂に
強化材を混入することからなる、混合工程として知られ
る工程の最適化のためにも努力が払われており、その目
的は、複合成形品の品質に不利な影響を及ぼすことなし
にこれを達成することである。
の供給装置への導入から最終の複合成形品の取出しまで
の成形サイクル時間(これは現在では1分のオーダーで
ある)を短縮することに産業界の努力が傾注されてい
る。しかし、厳密な意味での成形に先立つ、出発成分を
製造しそして加工処理するための工程、とりわけ樹脂に
強化材を混入することからなる、混合工程として知られ
る工程の最適化のためにも努力が払われており、その目
的は、複合成形品の品質に不利な影響を及ぼすことなし
にこれを達成することである。
【0007】この複合成形品は、実際においては、完全
に再現可能な様式で機械的性質と美的性質とを兼ね備え
なくてはならず、そして複合成形品に機械的諸性質、特
に曲げに際して及び/又は衝撃にさらされた場合の機械
的特性を与えることが、ガラス糸の強化材の機能であ
る。
に再現可能な様式で機械的性質と美的性質とを兼ね備え
なくてはならず、そして複合成形品に機械的諸性質、特
に曲げに際して及び/又は衝撃にさらされた場合の機械
的特性を与えることが、ガラス糸の強化材の機能であ
る。
【0008】更に、成形品の外観は、平面性、ばり、目
に見える繊維の問題といったような、あるいは、例え
ば、射出成形の場合の成形型の不完全な充填又は非常に
はっきりした「収縮」現象に由来する寸法上の問題とい
ったような欠陥を回避しなくてはならない。
に見える繊維の問題といったような、あるいは、例え
ば、射出成形の場合の成形型の不完全な充填又は非常に
はっきりした「収縮」現象に由来する寸法上の問題とい
ったような欠陥を回避しなくてはならない。
【0009】これらの全ての要件から、特に強化材と樹
脂との分配を最適なものにするために努力がなされると
いうことになる。
脂との分配を最適なものにするために努力がなされると
いうことになる。
【0010】いずれの成形操作の前にも、本明細書にお
いて含浸用ペーストと称されるもの、すなわち不飽和ポ
リエステルといったような熱硬化性樹脂と通常の添加
剤、例えば充填剤、触媒、安定剤及び離型剤といったよ
うなものとの混合物、が公知のやり方でもって調製され
る。
いて含浸用ペーストと称されるもの、すなわち不飽和ポ
リエステルといったような熱硬化性樹脂と通常の添加
剤、例えば充填剤、触媒、安定剤及び離型剤といったよ
うなものとの混合物、が公知のやり方でもって調製され
る。
【0011】その一方で、糸の強化材は、1又は2以上
の、それぞれが多数の連続フィラメントから構成される
基礎材料の糸をチョップして得られる。これらのフィラ
メントは、一般にはジュール効果により加熱される、ブ
ッシングの底部に配置された複数のオリフィスから流れ
出る溶融ガラスを機械的に引抜いて得られる。これらの
フィラメントは被覆され、そして撚らずに少なくとも1
本の糸に集束されてからマンドレルへコイル状に巻かれ
る。
の、それぞれが多数の連続フィラメントから構成される
基礎材料の糸をチョップして得られる。これらのフィラ
メントは、一般にはジュール効果により加熱される、ブ
ッシングの底部に配置された複数のオリフィスから流れ
出る溶融ガラスを機械的に引抜いて得られる。これらの
フィラメントは被覆され、そして撚らずに少なくとも1
本の糸に集束されてからマンドレルへコイル状に巻かれ
る。
【0012】ストランドを形成するためには、いくつか
のコイルを同時に巻きほぐし、次に再び集束し、そして
一緒に集束した一組の基礎材料の糸をマンドレルに巻い
てロービングボールにすることができる。
のコイルを同時に巻きほぐし、次に再び集束し、そして
一緒に集束した一組の基礎材料の糸をマンドレルに巻い
てロービングボールにすることができる。
【0013】それゆえにこのストランドは「集成ロービ
ング」と称される。このストランドは後にチョップされ
ていろいろな長さの小片にされる。
ング」と称される。このストランドは後にチョップされ
ていろいろな長さの小片にされる。
【0014】続いて、「プリプレグ」として知られるも
のを作るために、集成ロービングのこれらの小片の形を
した強化材を先に定義された含浸用ペーストに混入す
る。この作業は、当業者に知られているように、湿式法
かあるいは乾式法のいずれかによりミキサーでもって行
う。その後、このプリプレグを所定の時間熟成させれ
ば、それを成形型に供給するために使用することができ
る。
のを作るために、集成ロービングのこれらの小片の形を
した強化材を先に定義された含浸用ペーストに混入す
る。この作業は、当業者に知られているように、湿式法
かあるいは乾式法のいずれかによりミキサーでもって行
う。その後、このプリプレグを所定の時間熟成させれ
ば、それを成形型に供給するために使用することができ
る。
【0015】このようにして複合製品が得られ、その品
質は総体的に満足なものと判断することができる。非常
にたくさんのパラメータが関係しているので、より特別
に所望される機械的及び/又は美的特性を最高のものに
することができるのは専門家である。
質は総体的に満足なものと判断することができる。非常
にたくさんのパラメータが関係しているので、より特別
に所望される機械的及び/又は美的特性を最高のものに
することができるのは専門家である。
【0016】しかしながら、これらの集成ロービングス
トランドの製造過程は本質上不連続のいくつかの工程に
分断されかねず、また巻きほぐして巻き直す工程のよう
な作業、すなわち時間と空間の両方を必要とする作業を
必要とするのは、これまで通りのままである。従って、
貯蔵室を用意し、そして曲げ作業を行うのに十分な設備
を用意することが必要である。
トランドの製造過程は本質上不連続のいくつかの工程に
分断されかねず、また巻きほぐして巻き直す工程のよう
な作業、すなわち時間と空間の両方を必要とする作業を
必要とするのは、これまで通りのままである。従って、
貯蔵室を用意し、そして曲げ作業を行うのに十分な設備
を用意することが必要である。
【0017】本発明の目的は、強化材入りの熱硬化性樹
脂から成形により複合製品を得る方法であって、それを
実施するのが、複合製品の品質を変えることなしに、あ
るいはことによってはそれを向上させさえして、より速
い及び/又はより簡単な方法を提供することである。
脂から成形により複合製品を得る方法であって、それを
実施するのが、複合製品の品質を変えることなしに、あ
るいはことによってはそれを向上させさえして、より速
い及び/又はより簡単な方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明の成
形方法は、1又は2種以上の熱硬化性樹脂を基礎材料と
する含浸用ペーストとガラス糸の強化材とから出発し
て、特に圧縮成形又は射出成形により、複合製品を成形
する方法であって、含浸用ペーストにチョップされた直
接ロービングの形の強化材を混入した予め含浸された材
料(プリプレグ)を成形型に供給することからなり、こ
の強化材の被覆が1又は2種以上のポリウレタンを基礎
材料とする接着剤を含んでいるものである成形方法であ
る。
形方法は、1又は2種以上の熱硬化性樹脂を基礎材料と
する含浸用ペーストとガラス糸の強化材とから出発し
て、特に圧縮成形又は射出成形により、複合製品を成形
する方法であって、含浸用ペーストにチョップされた直
接ロービングの形の強化材を混入した予め含浸された材
料(プリプレグ)を成形型に供給することからなり、こ
の強化材の被覆が1又は2種以上のポリウレタンを基礎
材料とする接着剤を含んでいるものである成形方法であ
る。
【0019】この直接ロービングは、ブッシングから機
械的に引抜かれたフィラメントを一緒にしておのおのが
作られているいく本かの糸を一緒にして製造されるスト
ランドの形をした集成ロービングのように構成されるの
ではない。これとは対照的に、直接ロービングは、集成
ロービングの寸法に相当する寸法であるが、マンドレル
に巻かれる前にブッシングの下で多数のフィラメントか
ら直接製造されたストランドから作られる。
械的に引抜かれたフィラメントを一緒にしておのおのが
作られているいく本かの糸を一緒にして製造されるスト
ランドの形をした集成ロービングのように構成されるの
ではない。これとは対照的に、直接ロービングは、集成
ロービングの寸法に相当する寸法であるが、マンドレル
に巻かれる前にブッシングの下で多数のフィラメントか
ら直接製造されたストランドから作られる。
【0020】直接ロービングは今までは特に管を製作す
るための巻き取りによる方法との関連で本質的に使用さ
れていたのに対し、直接ロービングを熱硬化性樹脂のた
めの強化材として使用することによって、集成ロービン
グで必要とされる全ての中間工程がなくなり、すなわち
ブッシングの下で糸の「ケーク」を作り、後にそれらを
巻きほぐしそして再び巻き取ってストランドにする必要
がなくなる。その結果として、工業的なレベルで時間
と、手作業労働者と、設備と、貯蔵区域の節約になり、
従って経費の節約となって、これは非常に注目に価する
ことである。
るための巻き取りによる方法との関連で本質的に使用さ
れていたのに対し、直接ロービングを熱硬化性樹脂のた
めの強化材として使用することによって、集成ロービン
グで必要とされる全ての中間工程がなくなり、すなわち
ブッシングの下で糸の「ケーク」を作り、後にそれらを
巻きほぐしそして再び巻き取ってストランドにする必要
がなくなる。その結果として、工業的なレベルで時間
と、手作業労働者と、設備と、貯蔵区域の節約になり、
従って経費の節約となって、これは非常に注目に価する
ことである。
【0021】とは言うものの、一つの種類の強化材を別
のものと取替えるというこのことは、集成ロービングス
トランドの結束力が直接ロービングストランドのそれと
は間違いなく非常に異なるために、自明ということから
は非常にほど遠いことである。本発明に従って直接ロー
ビングのためにポリウレタンを基礎材料とする被覆を選
ぶことが、所望の複合製品を製造する方法全体にこの強
化材が影響を及ぼさないための主たる重要事項であるこ
とが今になって判明したのはこのためである。
のものと取替えるというこのことは、集成ロービングス
トランドの結束力が直接ロービングストランドのそれと
は間違いなく非常に異なるために、自明ということから
は非常にほど遠いことである。本発明に従って直接ロー
ビングのためにポリウレタンを基礎材料とする被覆を選
ぶことが、所望の複合製品を製造する方法全体にこの強
化材が影響を及ぼさないための主たる重要事項であるこ
とが今になって判明したのはこのためである。
【0022】もっとはっきり言えば、強化材は根本的に
矛盾した基準に従わなくてはならなかったので、集成ロ
ービングの形をした強化材を選定することによって当業
者は一種の妥協に至っていた。
矛盾した基準に従わなくてはならなかったので、集成ロ
ービングの形をした強化材を選定することによって当業
者は一種の妥協に至っていた。
【0023】まず第一に、強化材は長さが短い形態で含
浸用ペーストに混入されるので、ロービングストランド
の製作は、それをチョップする際に帯電して切断装置を
汚す個々のフィラメントの見掛けができるだけ小さくな
るようになされなくてはならない。集成ロービングスト
ランドは、一つずつ検討された小さな寸法であって且つ
それら自身の結束力がある糸から作られるために、この
基準を十分に満たす。
浸用ペーストに混入されるので、ロービングストランド
の製作は、それをチョップする際に帯電して切断装置を
汚す個々のフィラメントの見掛けができるだけ小さくな
るようになされなくてはならない。集成ロービングスト
ランドは、一つずつ検討された小さな寸法であって且つ
それら自身の結束力がある糸から作られるために、この
基準を十分に満たす。
【0024】その後、得られたチョップドストランドは
含浸用ペーストと混合され、そしてこの工程の際には、
強化材は最適なやり方で分散させなくてはならない。こ
の場合にもやはり、集成ロービングはこの要件を抜群に
満足する。実際に、チョップする作業の最後には、糸は
ストランド内のそれらの間に少しの結束性もなく、それ
らは別々になる。この最初の分離は、後に樹脂の本体内
で強化材がフィラメントの形で分散するようにし且つそ
れを促進する。これは、ストランドの強化材と使用され
る被覆物質に関してのどれだけの提案が矛盾した要件を
調和させるのに重要な役割を果しているかを示してい
る。集成ロービングはこれらの要件に最もよく応じるの
で、当業者は、この製品がそのほかの点で有する不都合
にもかかわらず、ストランドを作る糸の被覆を改良する
ことに専念してきた。
含浸用ペーストと混合され、そしてこの工程の際には、
強化材は最適なやり方で分散させなくてはならない。こ
の場合にもやはり、集成ロービングはこの要件を抜群に
満足する。実際に、チョップする作業の最後には、糸は
ストランド内のそれらの間に少しの結束性もなく、それ
らは別々になる。この最初の分離は、後に樹脂の本体内
で強化材がフィラメントの形で分散するようにし且つそ
れを促進する。これは、ストランドの強化材と使用され
る被覆物質に関してのどれだけの提案が矛盾した要件を
調和させるのに重要な役割を果しているかを示してい
る。集成ロービングはこれらの要件に最もよく応じるの
で、当業者は、この製品がそのほかの点で有する不都合
にもかかわらず、ストランドを作る糸の被覆を改良する
ことに専念してきた。
【0025】この姿勢は、当該技術の専門家にとって集
成ロービングを直接ロービングと取替えることは多くの
問題を予感させることであったので、なお一層理解でき
ることである。例えば、チョップする際に、直接ロービ
ングストランドは糸の「サブユニット」から構成されて
いないので予測できる挙動を示さなかったし、また万事
が、リボン状のストランドはもっとずっと密集している
のでチョップするのがもっとはるかに困難であって、そ
れらは切断工具の作用下で手に負えない仕方で広がって
詰まったり引っかかったりすることになる危険を伴うで
あろうと信じ込ませたのであった。
成ロービングを直接ロービングと取替えることは多くの
問題を予感させることであったので、なお一層理解でき
ることである。例えば、チョップする際に、直接ロービ
ングストランドは糸の「サブユニット」から構成されて
いないので予測できる挙動を示さなかったし、また万事
が、リボン状のストランドはもっとずっと密集している
のでチョップするのがもっとはるかに困難であって、そ
れらは切断工具の作用下で手に負えない仕方で広がって
詰まったり引っかかったりすることになる危険を伴うで
あろうと信じ込ませたのであった。
【0026】更に、専門家は、混合の際にも直接ロービ
ングのチョップドストランドは特にいろいろな大きさの
フィラメントの凝集塊になって不均質な仕方で含浸用ペ
ーストに分散するかもしれず、これは複合製品の機械的
性質がより不十分になり、また混合工程がはるかに長く
なりあるいはより多くのエネルギーを消費することにな
ってストランドが劣化する危険に至るであろう、と当然
ながら恐れたであろう。
ングのチョップドストランドは特にいろいろな大きさの
フィラメントの凝集塊になって不均質な仕方で含浸用ペ
ーストに分散するかもしれず、これは複合製品の機械的
性質がより不十分になり、また混合工程がはるかに長く
なりあるいはより多くのエネルギーを消費することにな
ってストランドが劣化する危険に至るであろう、と当然
ながら恐れたであろう。
【0027】それにもかかわらず、全く思いも寄らぬこ
とに、その接着剤が1又は2種以上のポリウレタンであ
って、ことによっては1又は2種以上のポリエポキシを
一緒にしたものである特定の被覆材料と組み合わせて直
接ロービングを用いることは、切断の際に良好な一体性
を維持するのを可能にし、そしてまた分散を均一にし且
つまた分布を非常に均質にするのも可能にし、このこと
は得られた複合製品の良好な機械的性質によって証明さ
れる。当該被覆材料は、有利には、シランタイプの結合
剤や、第四アンモニウム塩のような帯電防止剤や、アル
キルポリアルコキシエーテル脂肪酸エステルのような界
面活性潤滑混合物、といったような化合物を更に含む。
とに、その接着剤が1又は2種以上のポリウレタンであ
って、ことによっては1又は2種以上のポリエポキシを
一緒にしたものである特定の被覆材料と組み合わせて直
接ロービングを用いることは、切断の際に良好な一体性
を維持するのを可能にし、そしてまた分散を均一にし且
つまた分布を非常に均質にするのも可能にし、このこと
は得られた複合製品の良好な機械的性質によって証明さ
れる。当該被覆材料は、有利には、シランタイプの結合
剤や、第四アンモニウム塩のような帯電防止剤や、アル
キルポリアルコキシエーテル脂肪酸エステルのような界
面活性潤滑混合物、といったような化合物を更に含む。
【0028】本発明による方法はいろいろなやり方で実
施することができる。直接ロービングは予めチョップし
て、いろいろな長さ、とりわけ4.5〜50mm、好まし
くは10〜25mm、そして殊に13mmの長さにされる。
その線質量又は番手は300〜4800テックス、好ま
しくは1000〜2500テックス、そして特に120
0及び/又は2400テックスである。同様にして、そ
れを構成する単一フィラメントの平均直径は10〜24
μmでよく、好ましくは14〜20μm、とりわけおよ
そ17μmである。もちろんながら、これらのデータ
は、工業的に利用することができる繊維製造装置に応じ
て変えることができる。
施することができる。直接ロービングは予めチョップし
て、いろいろな長さ、とりわけ4.5〜50mm、好まし
くは10〜25mm、そして殊に13mmの長さにされる。
その線質量又は番手は300〜4800テックス、好ま
しくは1000〜2500テックス、そして特に120
0及び/又は2400テックスである。同様にして、そ
れを構成する単一フィラメントの平均直径は10〜24
μmでよく、好ましくは14〜20μm、とりわけおよ
そ17μmである。もちろんながら、これらのデータ
は、工業的に利用することができる繊維製造装置に応じ
て変えることができる。
【0029】強化材のガラスに対する被覆材料の最終的
な割合は、強熱減量で測定して、0.4〜1.21重量
%、好ましくはおよそ0.7重量%である。
な割合は、強熱減量で測定して、0.4〜1.21重量
%、好ましくはおよそ0.7重量%である。
【0030】含浸用ペーストに対する強化材のプリプレ
グにおける重量割合は、有利には10〜40%、好まし
くは15〜25%、そして特におよそ18%である。
グにおける重量割合は、有利には10〜40%、好まし
くは15〜25%、そして特におよそ18%である。
【0031】含浸用ペーストを作るのには通常のいずれ
の熱硬化性樹脂を使用してもよいが、それはとりわけ、
不飽和ポリエステルを基礎材料とする。
の熱硬化性樹脂を使用してもよいが、それはとりわけ、
不飽和ポリエステルを基礎材料とする。
【0032】
【実施例】本発明のこのほかの詳細と有利な特徴は、次
に掲げる本発明の二つの好ましい態様の説明から明らか
になろう。これらの態様の一方のものは圧縮成形技術を
使用し、他方のものは射出成形技術を使用する。
に掲げる本発明の二つの好ましい態様の説明から明らか
になろう。これらの態様の一方のものは圧縮成形技術を
使用し、他方のものは射出成形技術を使用する。
【0033】両方の事例において、意図する用途は車両
の車体構造用の成形部品、特に後方ドアの部品の製造で
ある。知られているように種々の充填剤や添加剤、且つ
また不飽和ポリエステルタイプの熱硬化性樹脂を含有し
てなり、通常「低プロフィール(low plofile )」とい
う用語で呼ばれる、実質的に重合収縮がないペーストを
含浸用ペーストのために使用するのは、このためであ
る。
の車体構造用の成形部品、特に後方ドアの部品の製造で
ある。知られているように種々の充填剤や添加剤、且つ
また不飽和ポリエステルタイプの熱硬化性樹脂を含有し
てなり、通常「低プロフィール(low plofile )」とい
う用語で呼ばれる、実質的に重合収縮がないペーストを
含浸用ペーストのために使用するのは、このためであ
る。
【0034】このペーストのガラス糸強化材は、直径1
7μmのフィラメントから作られて約13mmの長さにチ
ョップされた1200テックスの直接ロービング糸から
得られる。これらの糸のための被覆は、強熱減量で測定
してガラス糸に対しておよそ0.7重量%の割合で使用
される。それは四つの成分を含んでなり、それらの割合
は次に揚げる表1に被覆の乾式重量百分率として示され
る。接着剤はバイエル社によりPU 401の商品名で
市販されるポリウレタンである。同様に使用されるもの
は、ユニオンカーバイド社の販売する商品名シランA1
100のアミノシラン、エメリー社の販売する商品名E
merstat 6660の第四アンモニウム塩、ダイヤモンド
・シャムロック社の販売する商品名Nopcostat FT
504のアルキルポリアルコキシエーテル−エステル混
合物である。
7μmのフィラメントから作られて約13mmの長さにチ
ョップされた1200テックスの直接ロービング糸から
得られる。これらの糸のための被覆は、強熱減量で測定
してガラス糸に対しておよそ0.7重量%の割合で使用
される。それは四つの成分を含んでなり、それらの割合
は次に揚げる表1に被覆の乾式重量百分率として示され
る。接着剤はバイエル社によりPU 401の商品名で
市販されるポリウレタンである。同様に使用されるもの
は、ユニオンカーバイド社の販売する商品名シランA1
100のアミノシラン、エメリー社の販売する商品名E
merstat 6660の第四アンモニウム塩、ダイヤモンド
・シャムロック社の販売する商品名Nopcostat FT
504のアルキルポリアルコキシエーテル−エステル混
合物である。
【0035】表 1 PU 401 4.70% シランA 1100 0.38% Emerstat 6600 0.15% Nopcostat FT 504 1.0%
【0036】次に、含浸用ペーストと上記の強化材を、
非常に均質な混合物を得るため、82%の樹脂組成に対
して18%の強化材という重量割合で中央軸のある乱流
ミキサーに入れる。この工程を、約20kgの最終総重量
のプリミックスの場合について言えば数分間続ける。ま
たこの工程は湿式法で実施される。
非常に均質な混合物を得るため、82%の樹脂組成に対
して18%の強化材という重量割合で中央軸のある乱流
ミキサーに入れる。この工程を、約20kgの最終総重量
のプリミックスの場合について言えば数分間続ける。ま
たこの工程は湿式法で実施される。
【0037】こうして調製したプリミックスAをおよそ
7日間放置する。
7日間放置する。
【0038】同一の含浸用ペーストを含有するプリミッ
クスであるが、知られているように直径14μmのフィ
ラメントを含む2400テックスの集成ロービングから
構成される強化用ストランドを混入したプリミックスB
を用いて比較を行った。被覆材料は、接着剤として、ポ
リウレタンとエポキシとを一緒にした樹脂を含有する。
クスであるが、知られているように直径14μmのフィ
ラメントを含む2400テックスの集成ロービングから
構成される強化用ストランドを混入したプリミックスB
を用いて比較を行った。被覆材料は、接着剤として、ポ
リウレタンとエポキシとを一緒にした樹脂を含有する。
【0039】これらのプリプレグから成形された成形品
について今までのところ二種類の機械的試験、すなわち
ISO 178の標準規格による三点曲げ試験とISO
179の標準規格によるシャルピー衝撃試験が行われ
ている、と述べることができる。
について今までのところ二種類の機械的試験、すなわち
ISO 178の標準規格による三点曲げ試験とISO
179の標準規格によるシャルピー衝撃試験が行われ
ている、と述べることができる。
【0040】曲げ弾性率と曲げの破壊応力はメガパスカ
ル(MPa)で表され、破断時の伸びはパーセント
(%)で表され、そしてシャルピー衝撃値はジュール/
cm3 (J/cm3 )で表されるということを述べておくべ
きである。
ル(MPa)で表され、破断時の伸びはパーセント
(%)で表され、そしてシャルピー衝撃値はジュール/
cm3 (J/cm3 )で表されるということを述べておくべ
きである。
【0041】第一の態様は圧縮成形法に関するものであ
って、この成形においては、直径180mmで厚さ3mmの
円板成形型を使用し、成形温度は165℃、成形圧力は
50bar すなわち5×106 Paである。
って、この成形においては、直径180mmで厚さ3mmの
円板成形型を使用し、成形温度は165℃、成形圧力は
50bar すなわち5×106 Paである。
【0042】このようにして、プリミックスAとBから
成形品AとBを成形し、そしてそれらから二つの主要方
向の試験片を切取った。次に揚げる表2に示された曲げ
特性及びシャルピー衝撃特性は、これらの縦方向と横方
向の二種類の試験片について得られた特性の平均であ
る。
成形品AとBを成形し、そしてそれらから二つの主要方
向の試験片を切取った。次に揚げる表2に示された曲げ
特性及びシャルピー衝撃特性は、これらの縦方向と横方
向の二種類の試験片について得られた特性の平均であ
る。
【0043】 表 2 曲 げ 試 験 シャルピー試験 弾性率 破壊応力 破断時の伸び シャルピー成形品 (曲げ) 衝撃値 A 13773 ±588 134 ±19 1.97 ±0.26 1.35±0.42 B 13630 ±520 150 ±31 1.94 ±0.30 1.22±0.32
【0044】プリプレグAの直接ロービング強化材はプ
リプレグBで用いた集成ロービング強化材よりもはるか
る容易に作られ、このことは時間と費用の大事な節約を
意味するということを除いて、本発明によるこのプリミ
ックスAは、対照のプリプレグBを用いて得られた成形
品の平均の機械的性質と非常に似通った平均の機械的性
質であって、破壊応力とシャルピー衝撃強さの値を比べ
ればやや良好でさえある成形品を得ることを可能にす
る、ということが分かろう。
リプレグBで用いた集成ロービング強化材よりもはるか
る容易に作られ、このことは時間と費用の大事な節約を
意味するということを除いて、本発明によるこのプリミ
ックスAは、対照のプリプレグBを用いて得られた成形
品の平均の機械的性質と非常に似通った平均の機械的性
質であって、破壊応力とシャルピー衝撃強さの値を比べ
ればやや良好でさえある成形品を得ることを可能にす
る、ということが分かろう。
【0045】表2はまた、成形品AとBから二つの主要
方向に切取られた試験片の機械的性質は似通った平均値
を有するばかりでなく、これらの平均値についての「範
囲」も同じ程度であることを証明している。これは、直
接ロービング強化材は非常に異なった挙動を示し、より
不均質に分布し、その結果として複合試験片Aの機械的
性質に影響を及ぼすと予想されていたようであるのに反
して、これらの二種類の強化材は含浸用ペーストにおい
て同等の均質分布を示し、非常に似通った配向を示すこ
とを証明するものである。
方向に切取られた試験片の機械的性質は似通った平均値
を有するばかりでなく、これらの平均値についての「範
囲」も同じ程度であることを証明している。これは、直
接ロービング強化材は非常に異なった挙動を示し、より
不均質に分布し、その結果として複合試験片Aの機械的
性質に影響を及ぼすと予想されていたようであるのに反
して、これらの二種類の強化材は含浸用ペーストにおい
て同等の均質分布を示し、非常に似通った配向を示すこ
とを証明するものである。
【0046】第二の態様は、同じ二つのプリプレグAと
Bについての射出成形法に関連する。短いスクリューを
備えた加熱される管から供給して射出を行う。この成形
は、型でもって170℃で行われ、二つのリブを有する
厚さ3mmの180×360mmの平らなプレートを作製す
る。試験片を前と同じように切取る。得られた機械的性
質の結果を要約して次の表3に示す。
Bについての射出成形法に関連する。短いスクリューを
備えた加熱される管から供給して射出を行う。この成形
は、型でもって170℃で行われ、二つのリブを有する
厚さ3mmの180×360mmの平らなプレートを作製す
る。試験片を前と同じように切取る。得られた機械的性
質の結果を要約して次の表3に示す。
【0047】 表 3 曲 げ 試 験 シャルピー試験 弾性率 破壊応力 破断時の伸び シャルピー成形品 (曲げ) 衝撃値 A 12310 ± 966 89 ±43 1.05 ±0.61 0.74±0.48 B 13097 ±1003 99 ±46 1.09 ±0.57 0.64±0.47
【0048】この場合にも、本発明によりプリプレグA
を用いて成形された成形品はプリプレグBを用いて得ら
れたものと同様の特性を有し、そしてシャルピー衝撃強
さと曲げ弾性率及び曲げの破壊応力のいくらかの向上さ
え認めることができ、このことは自動車の車体構造の部
品といったような一定の部品の製造にとって完全に有利
である。
を用いて成形された成形品はプリプレグBを用いて得ら
れたものと同様の特性を有し、そしてシャルピー衝撃強
さと曲げ弾性率及び曲げの破壊応力のいくらかの向上さ
え認めることができ、このことは自動車の車体構造の部
品といったような一定の部品の製造にとって完全に有利
である。
【0049】このほかの試験を、射出成形により、しか
し今回は工業用の成形型、すなわち自動車用のテールゲ
ート成形型を用いて行った。これらの成形品は、今日の
ところ実際には、複合製品の二つの集成部品から構成さ
れるのがしばしばであり、第一の部品は「表面部品」と
呼ばれて目に見える部品であって、それゆえにその外観
は特に重要であり、そして第二の部品は「補強部品」と
して知られ、これは取付けられてしまうと見ることがで
きず、第一の部品を機械的に支持する。
し今回は工業用の成形型、すなわち自動車用のテールゲ
ート成形型を用いて行った。これらの成形品は、今日の
ところ実際には、複合製品の二つの集成部品から構成さ
れるのがしばしばであり、第一の部品は「表面部品」と
呼ばれて目に見える部品であって、それゆえにその外観
は特に重要であり、そして第二の部品は「補強部品」と
して知られ、これは取付けられてしまうと見ることがで
きず、第一の部品を機械的に支持する。
【0050】試験は、「表面部品成形型」すなわち表面
部品を製造するための型を用い、プリプレグAとBを使
って前と同じ圧力及び温度の条件で行い、初めは単一の
射出箇所(1)を用い、次に二つの射出箇所(2)を使
用した。試験片を切取ってから機械的性質の試験を行っ
た。その結果を次の表4に示す。
部品を製造するための型を用い、プリプレグAとBを使
って前と同じ圧力及び温度の条件で行い、初めは単一の
射出箇所(1)を用い、次に二つの射出箇所(2)を使
用した。試験片を切取ってから機械的性質の試験を行っ
た。その結果を次の表4に示す。
【0051】 表 4 曲 げ 試 験 シャルピー試験 弾性率 破壊応力 破断時の伸び シャルピー成形品 (曲げ) 衝撃値 A(1) 10601 ±1141 81 ±32 1.17 ±0.56 0.88±0.56 A(2) 10502 ±1159 79 ±33 1.10 ±0.54 0.80±0.59 B(1) 10816 ±1510 80 ±32 1.03 ±0.51 0.68±0.44 B(2) 10788 ±1203 80 ±33 1.02 ±0.51 0.67±0.45
【0052】二つのプリプレグから製造された成形品の
機械的性質は非常に似通っており、今回は、本発明によ
りプリプレグAを用いて作られた成形品のシャルピー衝
撃強さが明らかに向上している。
機械的性質は非常に似通っており、今回は、本発明によ
りプリプレグAを用いて作られた成形品のシャルピー衝
撃強さが明らかに向上している。
【0053】結論として、本発明は、射出成形しあるい
は圧縮成形しようとする熱硬化性材料を強化するのに適
合した被覆を備えた新しいタイプの強化材を開発したの
であって、これは当業者が予測したであろう加工処理の
全ての問題を克服することによって、且つ経済的にそし
て技術的に非常に興味深い解決策を提供することによっ
て達成されている。
は圧縮成形しようとする熱硬化性材料を強化するのに適
合した被覆を備えた新しいタイプの強化材を開発したの
であって、これは当業者が予測したであろう加工処理の
全ての問題を克服することによって、且つ経済的にそし
て技術的に非常に興味深い解決策を提供することによっ
て達成されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−マルク バイン フランス国,シャンベリー,73000 バル ベラ,リュ デ ミオソティ,180
Claims (10)
- 【請求項1】 1又は2種以上の熱硬化性樹脂を基礎材
料とする含浸用ペーストとガラス糸の強化材とから複合
製品を成形する方法であって、含浸用ペーストにチョッ
プされた直接ロービングの形の強化材を混入したプリプ
レグを成形型に供給し、当該強化材の被覆が1又は2種
以上のポリウレタンを基礎材料とする接着剤を含むこと
を特徴とする成形方法。 - 【請求項2】 前記チョップされた直接ロービング強化
材の被覆が1又は2種以上のポリウレタンに1又は2種
以上のポリエポキシを一緒にした接着剤を含むことを特
徴とする、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記チョップされた直接ロービング強化
材の被覆がアミノシラン、有機の第四アンモニウム塩、
及びアルキルポリアルコキシエーテル−エステル混合物
も含むことを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項4】 前記直接ロービングが4.5〜50mmの
長さにチョップされていることを特徴とする、請求項1
から3までのいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項5】 前記直接ロービングの線質量が300〜
4800テックスであることを特徴とする、請求項1か
ら4までのいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項6】 前記直接ロービング強化材が平均の直径
が10〜24μmのフィラメントから構成されているこ
とを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一つに
記載の方法。 - 【請求項7】 前記強化材のガラスに対する被覆の最終
割合が0.4〜1.21重量%であることを特徴とす
る、請求項1から6までのいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項8】 前記含浸用ペーストに対する前記強化剤
の重量割合が10〜40%であることを特徴とする、請
求項1から7までのいずれか一つの記載の方法。 - 【請求項9】 前記含浸用ペーストの熱硬化性樹脂が1
又は2種以上の不飽和ポリエステルを基礎材料とするこ
とを特徴とする、請求項1から8までのいずれか一つに
記載の方法。 - 【請求項10】 車両の車体構造用の複合成形品の成形
に適用される、請求項1から9までのいずれか一つに記
載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9200996A FR2686828A1 (fr) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | Procede d'obtention d'un produit composite par moulage. |
FR9200996 | 1992-01-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261832A true JPH05261832A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=9426141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5011311A Pending JPH05261832A (ja) | 1992-01-30 | 1993-01-27 | 複合製品の成形方法 |
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Country | Link |
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EP (1) | EP0554173B1 (ja) |
JP (1) | JPH05261832A (ja) |
KR (1) | KR100249575B1 (ja) |
BR (1) | BR9300210A (ja) |
CA (1) | CA2088296A1 (ja) |
CZ (1) | CZ285591B6 (ja) |
DE (1) | DE69302915T2 (ja) |
ES (1) | ES2088643T3 (ja) |
FR (1) | FR2686828A1 (ja) |
NO (1) | NO930183L (ja) |
SK (1) | SK400492A3 (ja) |
TW (1) | TW269700B (ja) |
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EP0826228A1 (en) * | 1995-03-20 | 1998-03-04 | Cooper Industries, Inc. | Female automotive fuse |
US5914080A (en) * | 1995-10-10 | 1999-06-22 | Owens-Corning Fiberglas Technology, Inc. | Method and apparatus for the in-line production and conversion of composite strand material into a composite product |
US6004650A (en) * | 1996-12-31 | 1999-12-21 | Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. | Fiber reinforced composite part and method of making same |
MXPA04007729A (es) * | 2002-02-11 | 2004-10-15 | Ppg Ind Ohio Inc | Mechas y metodos y sistemas para producir mechas. |
FR2839968B1 (fr) | 2002-05-22 | 2005-02-11 | Saint Gobain Vetrotex | Composition d'ensimage anhydre a base de polyurethane pour fils de verre, fils de verre obtenus et composites comprenant lesdits fils |
US20070057404A1 (en) * | 2005-09-12 | 2007-03-15 | Hager William G | Compression and injection molding applications utilizing glass fiber bundles |
US20070059506A1 (en) * | 2005-09-12 | 2007-03-15 | Hager William G | Glass fiber bundles for mat applications and methods of making the same |
CN100518468C (zh) | 2005-10-14 | 2009-07-22 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 散热装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3823219A (en) * | 1971-03-29 | 1974-07-09 | Owens Corning Fiberglass Corp | Method of producing glass reinforced plastic articles |
US4382991A (en) * | 1979-09-04 | 1983-05-10 | Ppg Industries, Inc. | Sizing composition and sized strand useful as reinforcement |
US4536446A (en) * | 1982-09-24 | 1985-08-20 | Ppg Industries, Inc. | Treated glass fibers and nonwoven sheet-like mat and method |
US4488686A (en) * | 1983-01-10 | 1984-12-18 | Ppg Industries, Inc. | Apparatus and method for packaging a plurality of filaments or bundles of filaments |
US4542065A (en) * | 1984-05-21 | 1985-09-17 | Ppg Industries, Inc. | Chemically treated glass fibers and strands and dispersed products thereof |
US4806298A (en) * | 1984-11-21 | 1989-02-21 | The Budd Company | A cutter for cutting resin impregnated strands and a method and apparatus for making a charge for molding a fiber reinforced part |
US4637956A (en) * | 1985-03-29 | 1987-01-20 | Ppg Industries, Inc. | Sized glass fibers and reinforced polymers containing same |
US4615946A (en) * | 1985-03-29 | 1986-10-07 | Ppg Industries, Inc. | Chemically treated glass fibers for reinforcing polymeric matrices |
US4990549A (en) * | 1989-10-16 | 1991-02-05 | General Electric Company | Glass fiber reinforced polyester molding compound with improved physical strength properties |
JPH03246011A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-01 | Matsushita Electric Works Ltd | 熱硬化性樹脂成形材料の製造方法 |
US5242958A (en) * | 1991-07-12 | 1993-09-07 | Ppg Industries, Inc. | Chemical treating composition for glass fibers having emulsified epoxy with good stability and the treated glass fibers |
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- 1993-01-18 BR BR9300210A patent/BR9300210A/pt not_active Application Discontinuation
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