JPH09255374A - ガラス繊維用集束剤 - Google Patents
ガラス繊維用集束剤Info
- Publication number
- JPH09255374A JPH09255374A JP8086007A JP8600796A JPH09255374A JP H09255374 A JPH09255374 A JP H09255374A JP 8086007 A JP8086007 A JP 8086007A JP 8600796 A JP8600796 A JP 8600796A JP H09255374 A JPH09255374 A JP H09255374A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass fiber
- sizing agent
- resin
- thermoplastic resin
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】熱可塑性樹脂の補強用ガラス繊維の成形時の分
散性を向上させることにより、機械的強度が高い繊維強
化熱可塑性樹脂成形品を成型する。 【解決手段】熱可塑性樹脂用ガラス繊維の集束剤中に固
形分でロイダルシリカを0.02−4重量%配合するこ
とにより、ガラス繊維の樹脂中での分散性を改良した。
散性を向上させることにより、機械的強度が高い繊維強
化熱可塑性樹脂成形品を成型する。 【解決手段】熱可塑性樹脂用ガラス繊維の集束剤中に固
形分でロイダルシリカを0.02−4重量%配合するこ
とにより、ガラス繊維の樹脂中での分散性を改良した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂成形体用
を成形する為に好適なガラス繊維用集束剤及びその集束
剤を付与した補強用ガラス繊維に関する。
を成形する為に好適なガラス繊維用集束剤及びその集束
剤を付与した補強用ガラス繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂に比べて加
熱溶融した樹脂の粘度が高いため、あらかじめガラス繊
維と樹脂を混合したものを成型機で成型する。その代表
的な方法として、ガラス繊維チョップドストランドと熱
可塑性樹脂をエクストル−ダ−で加熱、混練しノズルよ
り押しだし、切断し、ペレットにしたもの、あるいは特
開平7−304037号公報に開示してあるようなロ−
ビングに張力をかけながら溶融した熱可塑性樹脂を含浸
させダイと称する部分を通して引き抜き、切断したもの
を射出成型機に供給し種々の成型品を製造している。熱
可塑性樹脂ペレット製造に使用される、ガラス繊維が数
百本−数千本集まったロ−ビングあるいは、これを数m
m−数cmの長さに切断したチョップドストランドには
樹脂との接着性を改良し、作業中に毛羽立たないように
するためガラス繊維を紡糸するとき集束剤が付与されて
いる。この集束剤はウレタンエマルジョン、水溶性アク
リル樹脂、水溶性エポキシ樹脂等の水分散性、及び水溶
性樹脂の皮膜形成剤と潤滑剤、シランカップリング剤を
主成分としている。
熱溶融した樹脂の粘度が高いため、あらかじめガラス繊
維と樹脂を混合したものを成型機で成型する。その代表
的な方法として、ガラス繊維チョップドストランドと熱
可塑性樹脂をエクストル−ダ−で加熱、混練しノズルよ
り押しだし、切断し、ペレットにしたもの、あるいは特
開平7−304037号公報に開示してあるようなロ−
ビングに張力をかけながら溶融した熱可塑性樹脂を含浸
させダイと称する部分を通して引き抜き、切断したもの
を射出成型機に供給し種々の成型品を製造している。熱
可塑性樹脂ペレット製造に使用される、ガラス繊維が数
百本−数千本集まったロ−ビングあるいは、これを数m
m−数cmの長さに切断したチョップドストランドには
樹脂との接着性を改良し、作業中に毛羽立たないように
するためガラス繊維を紡糸するとき集束剤が付与されて
いる。この集束剤はウレタンエマルジョン、水溶性アク
リル樹脂、水溶性エポキシ樹脂等の水分散性、及び水溶
性樹脂の皮膜形成剤と潤滑剤、シランカップリング剤を
主成分としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】集束剤の改良により改
良出来ると考えられている熱可塑性樹脂成型上の課題は
ペレット製造時のチョップドストランドの毛羽によるホ
ッパ−の詰まり、成型におけるガラス繊維の分散性不良
による樹脂の含侵不良、外観不良あるいは力学的な物性
不良などの問題がある。本発明の解決しようとする課題
は、樹脂と混合するまでは十分な集束性を持ち、毛羽立
つことが少なく、しかも樹脂中への分散性の良い、言い
換えれば樹脂の含浸しやすいガラス繊維束とすることの
できる集束剤の開発である。
良出来ると考えられている熱可塑性樹脂成型上の課題は
ペレット製造時のチョップドストランドの毛羽によるホ
ッパ−の詰まり、成型におけるガラス繊維の分散性不良
による樹脂の含侵不良、外観不良あるいは力学的な物性
不良などの問題がある。本発明の解決しようとする課題
は、樹脂と混合するまでは十分な集束性を持ち、毛羽立
つことが少なく、しかも樹脂中への分散性の良い、言い
換えれば樹脂の含浸しやすいガラス繊維束とすることの
できる集束剤の開発である。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明者等は、これらの課
題を解決する為に、従来の集束剤中に無機物のコロイダ
ルシリカを加えることにより、作業中にガラス繊維束が
毛羽立つことがないだけの集束力を与えるとともに、成
形時のガラス繊維の分散性も良くすることに成功したも
のである。
題を解決する為に、従来の集束剤中に無機物のコロイダ
ルシリカを加えることにより、作業中にガラス繊維束が
毛羽立つことがないだけの集束力を与えるとともに、成
形時のガラス繊維の分散性も良くすることに成功したも
のである。
【0005】
【発明の実施の態様】本発明に使用する集束剤は、従来
の熱可塑性樹脂用ガラス繊維の集束剤の成分であるガラ
ス繊維束を接着してまとめるフィルム形成剤、樹脂との
接着性を改良するシランカップリング剤、繊維がお互い
の摩擦や機械的な屈曲などにより切断し毛羽立つのを防
止するワックス、界面活性剤などの潤滑剤及び水から構
成されている集束剤にコロイダルシリカを配合したもの
である。代表的な熱可塑性樹脂用ガラス繊維集束剤はフ
ィルム形成剤が集束剤中に固形分にして0.5−10重
量%、シランカップリング剤0.1−5重量%、潤滑剤
0.01−5重量%の組成であり、この組成にコロイダ
ルシリカが加えられる。フィルム形成剤には特別の限定
は必要なく、通常の熱可塑性樹脂用ガラス繊維に使用さ
れているアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等
の水に溶解したものあるいは、エマルジョンなどが使用
される。
の熱可塑性樹脂用ガラス繊維の集束剤の成分であるガラ
ス繊維束を接着してまとめるフィルム形成剤、樹脂との
接着性を改良するシランカップリング剤、繊維がお互い
の摩擦や機械的な屈曲などにより切断し毛羽立つのを防
止するワックス、界面活性剤などの潤滑剤及び水から構
成されている集束剤にコロイダルシリカを配合したもの
である。代表的な熱可塑性樹脂用ガラス繊維集束剤はフ
ィルム形成剤が集束剤中に固形分にして0.5−10重
量%、シランカップリング剤0.1−5重量%、潤滑剤
0.01−5重量%の組成であり、この組成にコロイダ
ルシリカが加えられる。フィルム形成剤には特別の限定
は必要なく、通常の熱可塑性樹脂用ガラス繊維に使用さ
れているアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等
の水に溶解したものあるいは、エマルジョンなどが使用
される。
【0006】シランカップリング剤にはアミノ系シラ
ン、エポキシ系シラン、ビニル系シラン、メルカプト系
シラン等の内から選ばれた1−数種類のものを使用す
る。また潤滑剤としてカルナウバワックス、ラノリン、
脂肪酸アミド、脂肪酸エステル及び脂肪酸エーテル、あ
るいは芳香族エステル及び芳香族エーテルなどの界面活
性剤等の添加剤の中から適当なものを選んで配合する。
ン、エポキシ系シラン、ビニル系シラン、メルカプト系
シラン等の内から選ばれた1−数種類のものを使用す
る。また潤滑剤としてカルナウバワックス、ラノリン、
脂肪酸アミド、脂肪酸エステル及び脂肪酸エーテル、あ
るいは芳香族エステル及び芳香族エーテルなどの界面活
性剤等の添加剤の中から適当なものを選んで配合する。
【0007】本発明に使用されるコロイダルシリカは粒
子の大きさが5−100nm程度である無定形シリカが
水や有機溶媒に沈降せず安定に分散しているものであ
り、別名シリカゾルとも呼ばれている。このコロイダル
シリカは、ケイ酸ソーダ水溶液(水ガラス)やケイ酸エ
ステル、ハロゲン化ケイ素の加水分解等によって得られ
るケイ酸を、高重合化し、コロイドの大きさに成長させ
ることによって得られる。このようにして得られるコロ
イダルシリカの粒子は、一般に球状であり、内部の大部
分はシロキサン結合(−Si−O−Si−)であるが、
粒子表面層はシラノール基(−SiOH)で覆われてい
る。
子の大きさが5−100nm程度である無定形シリカが
水や有機溶媒に沈降せず安定に分散しているものであ
り、別名シリカゾルとも呼ばれている。このコロイダル
シリカは、ケイ酸ソーダ水溶液(水ガラス)やケイ酸エ
ステル、ハロゲン化ケイ素の加水分解等によって得られ
るケイ酸を、高重合化し、コロイドの大きさに成長させ
ることによって得られる。このようにして得られるコロ
イダルシリカの粒子は、一般に球状であり、内部の大部
分はシロキサン結合(−Si−O−Si−)であるが、
粒子表面層はシラノール基(−SiOH)で覆われてい
る。
【0008】集束剤中に配合されるコロイダルシリカは
1種類に限定する必要はなく、二種以上の商品を集束剤
に混合して使用してもよい。本発明に使用されるコロイ
ダルシリカは、例えば、日産化学株式会社からはノーテ
ックス20、スノーテックスO、スノーテックスC、ス
ノーテックスN、触媒化成工業株式会社からは、カタロ
イドS−20H、カタロイドSI−500、カタロイド
SN、カタロイドSA、旭電化工業株式会社からはアデ
ライトAT−20、アデライトAT−20A、アデライ
トCT−100等の商品名で市販されており、集束剤中
に、濃度20重量%に換算して、コロイダルシリカを
0.1−20重量%、好ましくは0.5−5%加えるこ
とにより、集束力を得ると同時に、成形時の分散性を良
くすることができる。0.1wt%以下ではガラス繊維
の分散性の改良に効果がなく、20wt%以上加える
と、ガラス繊維束が固くなりすぎて分散性が悪くなる。
1種類に限定する必要はなく、二種以上の商品を集束剤
に混合して使用してもよい。本発明に使用されるコロイ
ダルシリカは、例えば、日産化学株式会社からはノーテ
ックス20、スノーテックスO、スノーテックスC、ス
ノーテックスN、触媒化成工業株式会社からは、カタロ
イドS−20H、カタロイドSI−500、カタロイド
SN、カタロイドSA、旭電化工業株式会社からはアデ
ライトAT−20、アデライトAT−20A、アデライ
トCT−100等の商品名で市販されており、集束剤中
に、濃度20重量%に換算して、コロイダルシリカを
0.1−20重量%、好ましくは0.5−5%加えるこ
とにより、集束力を得ると同時に、成形時の分散性を良
くすることができる。0.1wt%以下ではガラス繊維
の分散性の改良に効果がなく、20wt%以上加える
と、ガラス繊維束が固くなりすぎて分散性が悪くなる。
【0009】
<実施例1>水溶性アクリルエステル樹脂を固形分で2
重量%、潤滑剤を固形分で0.6重量%、シランカップ
リング剤を固形分で0. 3重量%からなる集束剤に、コ
ロイダルシリカ(アデライトCT−100 旭電化工業
株式会社製 濃度20重量%)0.5重量%をさらに
加え、該集束剤で処理し、番手1620Texになるよ
うにケーキに巻き取り熱可塑性樹脂用ロービングを製造
した。このロービングとPA66(アミラン 東レ
製)らガラス繊維が40重量%になるように、プルトル
ージョン方式でペレットを作成し、射出成形によりダン
ベル型の試験片を作成し、常態及びプレッシャークッカ
ーで120℃、15時間吸水させた後の引張り強さを測
定しその結果を表1に示した。分散性と樹脂含浸性は成
型品の表面を目視により観察し、ガラス繊維の分散不
良、樹脂の含浸不良が認められない場合は評価を〇、認
められれば×として表−1に記入した。
重量%、潤滑剤を固形分で0.6重量%、シランカップ
リング剤を固形分で0. 3重量%からなる集束剤に、コ
ロイダルシリカ(アデライトCT−100 旭電化工業
株式会社製 濃度20重量%)0.5重量%をさらに
加え、該集束剤で処理し、番手1620Texになるよ
うにケーキに巻き取り熱可塑性樹脂用ロービングを製造
した。このロービングとPA66(アミラン 東レ
製)らガラス繊維が40重量%になるように、プルトル
ージョン方式でペレットを作成し、射出成形によりダン
ベル型の試験片を作成し、常態及びプレッシャークッカ
ーで120℃、15時間吸水させた後の引張り強さを測
定しその結果を表1に示した。分散性と樹脂含浸性は成
型品の表面を目視により観察し、ガラス繊維の分散不
良、樹脂の含浸不良が認められない場合は評価を〇、認
められれば×として表−1に記入した。
【0010】<比較例1>コロイダルシリカを添加しな
いほかは、実施例1と同様にして、熱可塑性樹脂用ロー
ビングを製造し、物性を測定しその結果を表1に示し
た。
いほかは、実施例1と同様にして、熱可塑性樹脂用ロー
ビングを製造し、物性を測定しその結果を表1に示し
た。
【0011】<実施例2>ウレタンエマルジョン固形分
で3重量%、潤滑剤を固形分で0.1重量%、シランカ
ップリング剤を固形分で0.6重量%からなるガラス繊
維集束剤にコロイダルシリカ、アデライトCT−100
を 1.0重量%を加え、ケーキ巻きにした後、長さ3
mmにカットし、熱可塑性樹脂用チョップドストランド
を製造し、集束性を測定した。このガラス繊維及び半芳
香族ナイロン(ジアミン成分、ジカルボン酸成分のいず
れか一方に芳香環を含むポリアミド)を用いて、ガラス
繊維含有率33重量%のダンベル型のガラス繊維強化熱
可塑性樹脂を成形し、成形体中のガラスの分散性、樹脂
含侵性の目視検査、状態及び吸水試験後の引張り強さ試
験を行いその結果を表1に示した。
で3重量%、潤滑剤を固形分で0.1重量%、シランカ
ップリング剤を固形分で0.6重量%からなるガラス繊
維集束剤にコロイダルシリカ、アデライトCT−100
を 1.0重量%を加え、ケーキ巻きにした後、長さ3
mmにカットし、熱可塑性樹脂用チョップドストランド
を製造し、集束性を測定した。このガラス繊維及び半芳
香族ナイロン(ジアミン成分、ジカルボン酸成分のいず
れか一方に芳香環を含むポリアミド)を用いて、ガラス
繊維含有率33重量%のダンベル型のガラス繊維強化熱
可塑性樹脂を成形し、成形体中のガラスの分散性、樹脂
含侵性の目視検査、状態及び吸水試験後の引張り強さ試
験を行いその結果を表1に示した。
【0012】<比較例2>コロイダルシリカを添加しな
い他は、実施例2と同様にして、熱可塑性樹脂用チョッ
プドストランドを製造し成形体を作成、物性を測定し、
その結果を表1に示した。
い他は、実施例2と同様にして、熱可塑性樹脂用チョッ
プドストランドを製造し成形体を作成、物性を測定し、
その結果を表1に示した。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】本発明の集束剤を用いる事により、ガラ
ス繊維強化熱可塑性樹脂成形時にガラス繊維ロービン
グ、チョップドストランドの分散性が向上し、特にロ−
ビングを使用する場合にその効果が大きい。ガラス繊維
補強熱可塑性樹脂成形体中のガラス繊維長を長く残すた
めに行われる長繊維ロービングを射出成形機に直接導入
し、ガラス繊維の切断、樹脂の溶融、ガラス繊維と溶融
樹脂の混練、射出成形を同時に行う製造方法、あるい
は、長繊維ロービングと熱可塑性樹脂からプルトルージ
ョン方式でペレットを作成後、射出成形する製造方法に
おいては、集束力を保ちつつ、同時に、成形時の分散性
を著しく向上させたのでガラス繊維への樹脂含侵を向上
させるることが出来る。チョップドストランドと熱可塑
性樹脂をエクストル−ダ−によりペレットにしたものを
射出成型する一般的な成型品においても同様に分散性の
改良により、成型品の強度が向上する。
ス繊維強化熱可塑性樹脂成形時にガラス繊維ロービン
グ、チョップドストランドの分散性が向上し、特にロ−
ビングを使用する場合にその効果が大きい。ガラス繊維
補強熱可塑性樹脂成形体中のガラス繊維長を長く残すた
めに行われる長繊維ロービングを射出成形機に直接導入
し、ガラス繊維の切断、樹脂の溶融、ガラス繊維と溶融
樹脂の混練、射出成形を同時に行う製造方法、あるい
は、長繊維ロービングと熱可塑性樹脂からプルトルージ
ョン方式でペレットを作成後、射出成形する製造方法に
おいては、集束力を保ちつつ、同時に、成形時の分散性
を著しく向上させたのでガラス繊維への樹脂含侵を向上
させるることが出来る。チョップドストランドと熱可塑
性樹脂をエクストル−ダ−によりペレットにしたものを
射出成型する一般的な成型品においても同様に分散性の
改良により、成型品の強度が向上する。
【0015】本発明のガラス繊維集束剤を付着させたガ
ラス繊維束が、成形時の分散性の改良に効果があるの
は、固くて脆いコロイダルシリカを集束剤の成分として
用いているために、成形時の剪断等の応力で、コロイダ
ルシリカで接着している部分が破壊されやすく、したが
って、ガラス繊維が分散しやすくなる、また、ガラス繊
維とガラス繊維の間にコロイダルシリカ粒子が入り込み
間隙が出来る為に樹脂の含侵が良くなる為と考えられ
る。
ラス繊維束が、成形時の分散性の改良に効果があるの
は、固くて脆いコロイダルシリカを集束剤の成分として
用いているために、成形時の剪断等の応力で、コロイダ
ルシリカで接着している部分が破壊されやすく、したが
って、ガラス繊維が分散しやすくなる、また、ガラス繊
維とガラス繊維の間にコロイダルシリカ粒子が入り込み
間隙が出来る為に樹脂の含侵が良くなる為と考えられ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】繊維強化熱可塑性樹脂成形体用ガラス繊維
集束剤において、集束剤固形分中にコロイダルシリカを
固形分として0.02−4.0重量%含有することを特
徴とするガラス繊維用集束剤。 - 【請求項2】上記請求項1に示したガラス繊維集束剤を
固形分として0.1−5重量%付与した熱可塑性樹脂補
強用ガラス繊維ロービング及びチョップドストランド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086007A JPH09255374A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | ガラス繊維用集束剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086007A JPH09255374A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | ガラス繊維用集束剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09255374A true JPH09255374A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13874647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8086007A Pending JPH09255374A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | ガラス繊維用集束剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09255374A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001316534A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-11-16 | Chisso Corp | 長繊維強化ポリプロピレン樹脂組成物および成形品 |
| US7354641B2 (en) | 2004-10-12 | 2008-04-08 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Resin compatible yarn binder and uses thereof |
| CN111138093A (zh) * | 2019-12-17 | 2020-05-12 | 北京中创时代科技有限公司 | 一种用于玄武岩纤维复合筋的SiO2纳米粒子改性的热固型浸润剂及其制备方法 |
| JP2021172689A (ja) * | 2020-04-20 | 2021-11-01 | 石塚硝子株式会社 | フィルム |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP8086007A patent/JPH09255374A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001316534A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-11-16 | Chisso Corp | 長繊維強化ポリプロピレン樹脂組成物および成形品 |
| US7354641B2 (en) | 2004-10-12 | 2008-04-08 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Resin compatible yarn binder and uses thereof |
| CN111138093A (zh) * | 2019-12-17 | 2020-05-12 | 北京中创时代科技有限公司 | 一种用于玄武岩纤维复合筋的SiO2纳米粒子改性的热固型浸润剂及其制备方法 |
| CN111138093B (zh) * | 2019-12-17 | 2022-06-03 | 北京中创时代科技有限公司 | 一种用于玄武岩纤维复合筋的SiO2纳米粒子改性的热固型浸润剂及其制备方法 |
| JP2021172689A (ja) * | 2020-04-20 | 2021-11-01 | 石塚硝子株式会社 | フィルム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5662156B2 (ja) | ガラス長繊維強化熱可塑性組成物の製造方法 | |
| DE69122250T2 (de) | Verfahren zur herstellung von rohren oder leitungen aus mit thermoplastischem puder imprägniertem glassfaser-strang | |
| EP2546409A1 (en) | Carbon-fiber chopped strand and manufacturing method of the same | |
| JPH07330917A (ja) | 長繊維強化ポリマーアロイ樹脂組成物 | |
| US5024890A (en) | Size composition for impregnating filament strands and glass fibers coated therein | |
| JPS62295926A (ja) | 炭素繊維チヨツプドストランドの製造方法 | |
| JP2018150650A (ja) | ガラスロービング及びその製造方法、並びにガラス繊維強化複合樹脂材 | |
| JPH09255374A (ja) | ガラス繊維用集束剤 | |
| JPH03272830A (ja) | 長繊維強化熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法 | |
| JPH10505141A (ja) | 複合糸用オイリング組成物及びその使用 | |
| WO2007044764A1 (en) | Fiber size, sized reinforcements, and articles reinforced with such reinforcements | |
| WO2002028948A2 (en) | Mixed lubricant sizing | |
| EP3041648B1 (en) | Process for the preparation of a reinforced article | |
| KR20020093065A (ko) | 천연 섬유 및 열가소성 중합체의 조합물을 기재로 하는성형성 펠렛 | |
| JPH05261832A (ja) | 複合製品の成形方法 | |
| JP2006523269A (ja) | フェノール樹脂引抜成形のためのサイジング調合物及びその形成方法 | |
| JP2018150201A (ja) | ガラスロービング及びその製造方法、並びにガラス繊維強化複合樹脂材 | |
| KR20220139553A (ko) | 탄소섬유/abs 복합재료 및 이의 제조방법 | |
| JP3408343B2 (ja) | 直接射出成形用ガラス繊維及びガラス繊維強化熱可塑性樹脂組成物 | |
| DE10333941A1 (de) | Schlichte zur Behandlung von Glasfasern sowie mit diesen Schlichten ausgerüstete Glasfasern | |
| JPH01282364A (ja) | 集束された補強用繊維及び短繊維チップの製造法 | |
| JP3736260B2 (ja) | 有機繊維樹脂組成物及びその利用 | |
| JPH07267690A (ja) | ガラス繊維用集束剤および樹脂強化用ガラス繊維 | |
| JP7512307B2 (ja) | 編組プリフォームのラジウスフィラー | |
| EP0534990A1 (en) | Coated glass fibers |