JPH05261634A - プレハブ用パネルの製造方法 - Google Patents

プレハブ用パネルの製造方法

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JPH05261634A
JPH05261634A JP6267192A JP6267192A JPH05261634A JP H05261634 A JPH05261634 A JP H05261634A JP 6267192 A JP6267192 A JP 6267192A JP 6267192 A JP6267192 A JP 6267192A JP H05261634 A JPH05261634 A JP H05261634A
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panels
panel
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prefabricated
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Shiyuuji Ooashi
修次 大芦
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一旦製造されたプレハブ用パネルを新たに仕
分けし直すことなく、施工現場施工に最も適する形で提
供できるプレハブ用パネルの製造方法を提供する。 【構成】 建物を構成するプレハブ用パネル(P)を、
建物の組立順にしたがい複数組みに分けてブロック化
([イ],[ロ],[ハ]…)し、それらパネルを各ブ
ロックごとにまとめて、製造ライン(L)に流して製造
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレハブ用パネルの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プレハブ住宅は、例えば床あるいは壁用
のパネル等の建築部材の大部分を予め工場で製作加工し
ておき、それらを施工現場まで搬送して互いに連結させ
て組み立てることで所望の建築物を得ようとするもので
ある。
【0003】したがって、通常、建築施工現場には、床
パネル、壁パネル、あるいは屋根パネル等の種々の建築
部材が運び込まれており、施工現場の作業員は、これら
建築部材から工程順に合わせて必要な部材を選び出し、
建物の基礎上の所定箇所等まで運び込んで順次組み立て
ていた。
【0004】しかしながら、上記したプレハブ用パネル
の供給方法では、作業員が、雑多に置かれた多数のプレ
ハブ用パネルから現工程に必要な部材のみを選び出す作
業を行わなければならず、これら近似するものが多数あ
るプレハブ用パネルの中から必要なパネルのみを選び出
す作業は非常に面倒であり、これがために、施工現場の
作業効率が悪くなる、施工ミスを引き起こす等の不具合
が生じるおそれがあった。
【0005】このため、本発明者等は、施工現場の作業
効率の向上が図れかつ施工ミスの発生を極力抑さえるこ
とができるよう、プレハブ用パネルを、組立順に従いあ
らかじめ複数組に分けてブロック化しておき、それらブ
ロック化したプレハブ用パネルのうち必要なプレハブ用
パネル群を、工程に合わせて順に施工現場へ供給する方
法を案出した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来一般
に、プレハブ用パネルを製造するには、使用するパネル
をサイズ別に分類し、そしてサイズ順に、例えば大きい
サイズのものから小さいサイズのものへ順に製造ライン
に流して製造する方法が採られている。
【0007】したがって、このような製造方法によって
製造したパネルに対し上記発明を実施しようとすると、
一旦製造したパネルすべてを別の場所に移し、そこで人
手により、プレハブ用パネルを工程順に新たに仕分け直
す作業を行う必要がある。このような仕分け作業は面倒
でかつ手間がかかり、しかも仕分けのために広いスペー
スを必要とする不具合を伴うものである。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、一旦製造されたプレハブ用パネルを新たに仕分けし
直すことなく、施工現場施工に最も適する形で提供でき
るプレハブ用パネルの製造方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、係る目的を
達成するために、建物を構成するプレハブ用パネルを、
建物の組立順にしたがい複数組みに分けてブロック化
し、それらパネルを各ブロックごとにまとめて、製造ラ
インに流して製造することを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明では、製造時点で既にプレハブ用パネル
を組立順に仕分けして製造ラインに流して製造するの
で、ラインから出来上がるパネルも、おのずと組立順に
なており、仕分けは極めて容易に行える。
【0011】したがって、ラインから製造されるプレハ
ブ用パネルをそのまま各ブロックごとに梱包して、建築
施工現場へ搬送するだけで、施工現場には、ブロック化
したプレハブ用パネルのうち必要なプレハブ用パネル群
を工程に合わせて順に供給することができる。このた
め、施工現場では、これまでのように多数あるプレハブ
用パネルからその時点の工程にあったパネルのみを採り
だす面倒な作業を行う必要がなく、その分作業効率が図
れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図16
を参照して説明する。図1は、本発明の概要を示すもの
で、建物を構成するプレハブ用パネルを、サイズ基準で
はなく施工現場での組立順を基準に、製造ラインに流し
て製造する状態を示すものである。
【0013】図中[イ],[ロ],[ハ]は後述するよ
うに、建物の組立順にしたがい複数組みに分けてブロッ
ク化されたプレハブ用パネル群であって、[イ]は1階
の床面を施工する上で前半工程において使用される床パ
ネル群、[ロ]は1階の床面を施工する上で後半工程に
おいて使用される床パネル群、[ハ]は1階の壁を施工
する際に使用される壁パネルの群である。
【0014】これらのパネル群[イ],[ロ],[ハ]
…は、各パネル群どうし一つにまとめられた状態で、製
造ラインLに流されて製造される。なお、これらパネル
群の実際の建物上での使用箇所については、後ほど詳し
く説明する。
【0015】上記したように本発明のプレハブ用パネル
の製造方法は組立順にブロック化されて製造されるが、
製造ラインに流す方法は次の2通りがある。
【0016】すなわち、一つは、1階の床パネル→1階
の壁パネル→2階の床パネル等のように組立工程順に製
造される方法であり、他の一つは、逆に組立工程の遅い
ほうから順に製造される方法である。
【0017】組立工程順に製造される方法は、工場で製
造されたものがそのまま施工現場へ逐一搬送されて直接
組立に共せられる場合等に採用される。
【0018】一方、組立工程とは逆に遅い方のパネル群
から順に製造する方法は、製造した後パネル群を一旦倉
庫等にストックしておき、そこから大型のトラックで施
工現場近くの仮置きスペースに配置し、そこからさらに
小型のトラックで施工現場へ搬送する場合等に採用され
る方法である。
【0019】上記のように製造したパネルを大型のトラ
ックを用いて施工現場近くの仮置きスペースに一旦配置
する場合には、中間工程の荷積み荷降ろし作業が複数回
あってこれらの荷の積み替え作業の時に上下の荷の位置
が逆転するため、これを考慮したためである。
【0020】なお、上記プレハブ用パネルが組立工程
順、あるいはその逆の順に製造ラインに流される場合い
ずれも、一つのブロック化されたプレハブ用パネル群の
中では施工順に流されるのは共通する。
【0021】図1には、プレハブ用パネルが組立工程順
に製造される例を示している。この製造手順について説
明する前に、まず、プレハブ用パネルの一例について説
明する。
【0022】プレハブ用パネルPは、図2に示すように
縦框および横框を構成する框材( 芯材 )1a,1b によっ
て四角枠状に組んだ枠体1の内側に縦、横に延在する補
強部材2a,2b を配し、さらに、これら補強部材2a,2
b と縦、横の框材1a,1b に囲まれた内部にグラスウー
ル等の断熱材3を充填するとともに、前記枠体1の表裏
両面に、それぞれ合板からなる面材4を貼設して構成さ
れる。
【0023】このようなプレハブ用パネルPは次のよう
な手順を経て組立工程順に製造される。
【0024】すなわち、水平な作業用テーブル5a を有
する作業台5にあらかじめ相欠き溝加工を施した框材1
a,1b を載せて二人の作業員A,Bにより、これら框材
1a,1b を枠状に組んだ後、この枠状に組んだ枠体1
を、同様に水平な作業用テーブル6a を有する次の作業
台6に移し代えて、この作業台6上において、十字に組
んでなる補強材2a,2b を取り付ける。なお、各框材1
a,1b 並びに補強材2a,2b 等は、自動釘打ち機等によ
り、作業員A,Bの手で釘止めされる。
【0025】次いで、補強材2a,2b を取り付けた枠体
1を、接着剤塗布用の粘着ローラ7a を有する接着剤塗
布装置7に送り、前記粘着ローラ7a を通すことによっ
て、枠体1の一面に接着剤塗布装置7のホッパ7b より
流し込まれた接着剤を塗布する。そして、作業台8の作
業用テーブル8a 上において、枠体1の一面に面材4を
貼り、これを裏返して、接着剤塗布装置7に送り、接着
剤塗布装置7の粘着ローラ7a を通すことによって、枠
体1のもう一方の面に接着剤を塗布する。
【0026】次ぎに、この接着剤の塗布と同時に枠体1
の内部に所定の大きさ、形状に切断した断熱材3を充填
し、作業台9の作業用テーブル9a において、枠体1の
上面より面材4を貼り、前記図2に示すような木製パネ
ルを製造する。
【0027】なお、前記枠体や合板等は予め仕上げ代を
見込んで大きめの外形寸法とされており、図1に示すよ
うな製造装置による製造工程の後、後工程として、通常
サイザー加工が施され、所定の寸法となるように配慮さ
れている。
【0028】以上がプレハブ用パネルの一枚の製造工程
であり、組立工程順にパネル構成部材を順次送ることに
より、前記したように[イ],[ロ],[ハ]の組立順
のプレハブ用パネル群を得ることができる。
【0029】次いで、これら組立順に製造されるプレハ
ブ用パネル群[イ],[ロ],[ハ]…は、各ブロック
ごとにワイヤ等で巻回締結されて、おのおのひとまとめ
とされる。また、床パネル、壁パネルのほか、屋根パネ
ル、軸部材等もワイヤ等によってひとまとめにされる。
なお、それらプレハブ用パネル群等は、必要に応じて防
水シートSで覆った状態で巻回締結してもよい。
【0030】上記のように製造された床パネル等の建築
部材は、トラックT1に荷積みされて仮置きスペースX
まで搬送される。建築部材はトラックT1に荷積みされ
る時点で、前記したように、組立順にしたがい複数組み
に分けてブロック化されている。この実施例では、図1
2にも示すように、4つに大ブロック化され、それら大
ブロック化されたものはさらにそれぞれ4個あるいは6
個に小ブロック化[イ]〜[ソ]されている。
【0031】なお、小ブロック化された建築部材
[イ],[ロ],[ハ]はここでは防水シートSで梱包
されているが、コンテナ等の防水機能を有する函に個々
に収納させてもよい。
【0032】図12は上記のように大ブロック化された
建築部材が、パレットP上に積み上げられてトラックT
1によって搬送される状態を示している。図3の仮置き
スペースXでは、上記のような形態で搬送された建築部
材が荷降ろしされた状態を示す。この仮置きスペースX
では、トラックT1の荷台から順に荷降ろしされる関係
上、各小ブロック化されたものは、図12で示す状態に
対して上下逆になる。
【0033】すなわち、図3の仮置きスペースXにおけ
る最も左側に位置する大ブロックで見てみると、トラッ
クT1上では、上側に[ヨ]〜[ソ]で示す軸組材等が
また下側に1階の床パネル[イ],[ロ]がそれぞれ位
置しているが、仮置きスペースXで荷降ろしされた段階
では、上側に床パネル[イ],[ロ]がまた下側に軸組
材[ヨ]〜[ソ]が位置するように逆に配置される。
【0034】このように、仮置きスペースXでの荷降ろ
し段階で上下逆になるので、トラックT1に荷積みする
ときにはこれを予め考慮し、先に使用する建築部材が下
側に来るように荷積みする。なお、図3において
[ネ],[ナ]はそれぞれ小物部品を収納する函を示
す。
【0035】そして、この仮置きスペースXから、施工
現場Yの工程に合わせて、前記各ブロック化された建築
部材[イ]〜[ナ]が、小トラックT2を介して順に施
工現場Yへ供給される。すなわち、小ブロック化された
建築部材[イ]〜[ソ]は、[イ],[ロ],[ハ]…
の順で施工現場Yへ供給される。
【0036】上記小ブロック化した建築部材の分類分け
の理由について、施工現場Yでの作業順にしたがい具体
的に説明する。なお、Zはこれから構築しようとする建
物を示す。
【0037】図4はこれから構築しようとする建物の1
階の床パネルの配置図ある。この工程では、Aー1〜A
ー28で示す合計28個の床パネルが使用されるとも
に、それらパネルの外周に配置される半土台、あるいは
パネルを使用されない箇所に配置される土台を構成する
角材100等が使用される。
【0038】1階で使用される床パネルAー1〜Aー2
8は、図13および図14中[イ],[ロ]で示す如
く、施工順であってかつ先に使用するものが上側に来る
ように、予め積み上げられて梱包されている。また、こ
のように積み上げられた床パネルの間に形成される隙間
(上下の床パネルどうしの大きさが異なる場合に隙間が
形成される)には、前記土台あるいは半土台を構成する
角材100や台輪102等が適宜嵌め込まれている。こ
れは、搬送中等において、梱包された荷自体がガタつか
ないようにするためである。
【0039】施工現場Yでは、予め基礎ができ上がる前
に、これら小ブロック化された建築部材[イ],[ロ]
が施工現場Yに運び込まれ荷が解かれる。また、小物部
品を収納されている函[ネ],[ナ]も予め施工現場Y
に運び込まれている。
【0040】そして、基礎が構築された後、上記床パネ
ルAー1,Aー2…は順に該基礎の上部に運び込まれそ
こに固定されて組み付けられる。このとき、上記したよ
うに、床パネルが施工順に予め積み上げられているか
ら、施工現場Yでの作業員は床パネルを順に取り出して
図2に示すように配置して固定するだけでよく、床パネ
ルを捜す手間が省けることから作業効率の向上が図れか
つ施工ミスが生じるのを防止できる。
【0041】1階の床パネルの敷き工程が終わると、次
に1階の壁パネルを組み付ける。したがって、この1階
の床パネルの敷き工程が完了する前に、壁パネル等を小
ブロック化してなる梱包物[ハ],[ニ],[ホ],
[ヘ]を予め施工現場Yへ運んでおく。このとき、1階
の壁パネルは数が多いので、施工現場Yのスペースが少
ない場合には、壁の施工工程に合わせて[ハ],[ニ]
…の順に分割して運んでもよい。
【0042】図5は1階の壁となる壁パネル割りの平面
図である。図中符号Bー1,Bー2…Bー19はそれぞ
れ壁の一ブロックを示しており、Bーの後の番号は施工
順を示す。図6および図7は1階の壁のパネルエレメン
ト図であり、これらの図においてBー1,Bー2…Bー
19は、前記図5に示した壁のブロックに相当する。
【0043】例えばBー1で示す壁ブロックについて説
明すると、この壁ブロックは8個の壁パネルBー1ー
1,Bー1ー2…Bー1ー8からなっていて、それらは
1階の床面等フラットな箇所で、互いの壁パネルの端面
どうしを接着材および釘等の接着手段で連結されること
によって予め組まれる。そして、このように組まれた状
態で前記施工された1階の床パネルが敷積められてなる
床面上の縁部所定箇所まで運ばれ、そこで立てかけられ
て固定される。次いで、他の壁ブロックBー2,Bー3
…についても同様な手順で、1階の床面上に固定され
る。
【0044】これらの作業を行うときも、図15および
図16で示すように、1階で使用する壁パネルは、各ブ
ロック[ハ]〜[ヘ]内で施工順に予め積み上げられて
いるから、これらを運び出して所定箇所で互いに連結す
れば所望の壁ブロックが得られ、壁パネルを捜す手間が
省けかつ施工ミスが生じるのを防ぐことができる。な
お、それらの図で示すように、積み上げられた壁パネル
の間に形成される隙間にも、適宜角材角材100等が適
宜嵌め込まれている。
【0045】次いで、1階の壁パネルの組付工程が終わ
ると、次に2階の床パネルを敷積める。したがって、1
階の壁パネルの組付工程が完了する前に、予め2階の床
パネル等を小ブロック化してなる梱包物[リ],[チ]
を施工現場Yへ運んでおく。
【0046】図8は2階の床パネルの配置図ある。ここ
では、Cー1〜Cー20で示す合計20個のパネルが使
用される。この2階で使用される床パネルCー1〜Cー
20も、図12中[リ],[チ]で示す如く、施工順で
あってかつ先に使用するものが上側に来るように積み上
げられて梱包されている。
【0047】そして、前記のように1階の壁が組み付ら
れた後、上記床パネルCー1,Cー2…は順に該壁の上
部に運び込まれ、そこに固定される。このとき、上記し
たように、床パネルが予め施工順に積み上げられている
から、前記同様、床パネルを捜す手間が省けかつ施工ミ
スが生じるのを防止できる利点が得られる。
【0048】2階の床パネルの敷き工程が終わると、次
に2階の壁パネルを組み付ける。したがって、2階の床
パネルの敷き工程が完了する前に、2階の壁パネル等を
ブロック化してなる梱包物[ヌ]〜[カ]を予め施工現
場Yへ運んでおく。
【0049】図9は2階の壁となるパネル割りの平面図
である。図中符号Dー1,Dー2…Dー17はそれぞれ
壁の一ブロックを示す。ここでは、壁のブロックを構成
するパネルエレメント図は省略してあるが、この場合
も、前記1階の壁を組み立てたときと同様に、一つの壁
ブロックを構成するパネルどうしを適宜フラットな箇所
で予め連結して組付け、そして、このように予め組付け
た態で前記施工された2階の床面上の縁部所定箇所に固
定する。
【0050】これらの作業を行うときも、図11で示す
ように、2階で使用する壁パネルは施工順に予め積み上
げられているから、壁パネルを捜す手間が省けかつ施工
ミスが生じるのを防ぐことができる利点が得られる。
【0051】次に、軸組材の他、梁、垂木等を寄せ集め
た梱包物[ヨ]、合板の梱包物[タ]、屋根切りパネ
ル、屋根パネル、屋根金物、内装材、仕上げ材、外装材
等を集めた梱包物[レ]および[ソ]を、2階の壁パネ
ルを組み付ける前に施工現場Yに予め運び込み、2階の
壁パネルを組み込んだ後に、屋根の組立構造や内装工事
等を行う。
【0052】なお、本発明を実施する場合には、工場等
で梱包する段階で、建築部材を工程順に並べて梱包する
作業が必要となるが、このような作業は、施工現場にお
いて多数ある建築部材から必要な部材を取り出す作業に
比べて、作業場所が広い工場内であること、各建築部材
が整理された状態で配置されていることから、はるかに
容易である。
【0053】また、上記実施例において示した各施工方
法およびそれを実施するのに用いる部品等は一例であ
り、用いるプレハブ用建築部材によって適宜変更可能で
ある。
【0054】例えば、上記実施例では、2階建の建物を
例にとって説明したがこれに限られることなく、平屋あ
るいは3階以上の建物を構築する場合でも本発明は適用
可能であり、また施工方法としても、実施例のようにパ
ネルを主体とした建物に限られることなく軽量鉄骨を骨
組みとしたプレハブ住宅あるいはALC板を利用した工
法等にも適用可能である。
【0055】また、上記実施例では、工場から搬送する
プレハブ用パネル等を一旦仮置きスペースに配置して、
そこから施工現場へ供給しているが、これに限られるこ
となく、工場等あるいは倉庫等にストックしておき、そ
こから直接施工現場へ供給するようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、製
造時点で既にプレハブ用パネルを組立順に仕分けして製
造ラインに流して製造するので、ラインから出来上がる
パネルも、おのずと組立順になっており、仕分けは極め
て容易に行える。したがって、ラインから製造されるプ
レハブ用パネルをそのまま各ブロックごとに梱包して、
建築施工現場へ搬送するだけで、施工現場には、ブロッ
ク化したプレハブ用パネルのうち必要なプレハブ用パネ
ル群を工程に合わせて順に供給することができる。この
結果、施工現場では、これまでのように多数あるプレハ
ブ用パネルからその時点の工程にあったパネルのみを採
りだす面倒な作業を行う必要がなく、その分作業効率が
図れる。また、製造するプレハブ用パネルを組立順にブ
ロック分けするにも、そのまま仕分ければ足り、仕分け
のための広いスペース等は不要である。また、前記のよ
うに現場には、各工程順にプレハブ用パネルを供給でき
るので、施工ミスが少なく現場管理が容易に行える等の
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるプレハブ用パネルの製造方法の
一例を示す説明図である。
【図2】プレハブ用パネルの一例を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかる製造方法で製造したプレハブ用
パネルの施工現場への供給方法の一例を示す説明図であ
る。
【図4】1階で使用する床パネルエレメントを説明する
平面図である。
【図5】1階の壁パネル割りを示す平面図である。
【図6】1階で使用する壁パネルエレメントを説明する
正面図である。
【図7】1階で使用する壁パネルエレメントを説明する
正面図である。
【図8】2階で使用する床パネルエレメントを説明する
平面図である。
【図9】2階の壁パネル割りを示す平面図である。
【図10】2階で使用する壁パネルエレメントを説明す
る正面図である。
【図11】2階で使用する壁パネルエレメントを説明す
る正面図である。
【図12】工場から仮置きスペースまでプレハブ用建築
部材を運ぶトラックの荷積み状態を説明する正面図であ
る。
【図13】ブロック化された建築部材を説明する正面図
である。
【図14】ブロック化された建築部材を説明する正面図
である。
【図15】ブロック化された建築部材を説明する正面図
である。
【図16】ブロック化された建築部材を説明する正面図
である。
【符号の説明】
[イ] ブロック化された建築部材(プレハブ用パネ
ル) [ロ] ブロック化された建築部材(プレハブ用パネ
ル) … … [ソ] ブロック化された建築部材 T1 トラック T2 トラック L 製造ライン Y 施工現場

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物を構成するプレハブ用パネルを、建
    物の組立順にしたがい複数組みに分けてブロック化し、
    それらパネルを各ブロックごとにまとめて、製造ライン
    に流して製造することを特徴とするプレハブ用パネルの
    製造方法。
JP6267192A 1992-03-18 1992-03-18 プレハブ用パネルの製造方法 Pending JPH05261634A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6267192A JPH05261634A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 プレハブ用パネルの製造方法

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JP6267192A JPH05261634A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 プレハブ用パネルの製造方法

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JPH05261634A true JPH05261634A (ja) 1993-10-12

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JP (1) JPH05261634A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012218079A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Sekisui House Ltd 長手鋼材の供給方法及び面体フレーム
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