JP3501478B2 - 建築部材輸送搬入方法 - Google Patents
建築部材輸送搬入方法Info
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Description
造作に使用する石膏ボ−ド、合板、天井板等を建築現場
まで安全に輸送すると共に、建築現場での作業能率を図
る建築部材納品方法に関するものである。
合板、天井板等建築部材を現場へ輸送する場合、図7に
示すごとく、輸送の安定上、寸法の長い部材aから順次
b、c、dと上へ積み上げてトラック輸送し、現場で大
工さんが輸送された建築部材を建築中の家屋内に運んで
いた。
ク輸送の安定上、建築部材a、b、c、dと積んだ順序
と、大工さんが現場で使う順序とは必ずしも一致するも
のではない。もし、図7において、大工さんが現場で使
う順序がb→a→d→cだったとすると、大工さんは、
現場で順序を組み替えて再度積み上げなければならない
という問題点があった。
工さんが現場で使う順序と合わせて上から順次b、a、
d、cと積んでトラック輸送すると、荷姿が不安定で荷
くずれが生じる恐れがあるという問題点があった。そこ
で、本発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたものであって、輸送の安定及び現場での作業能率
を図るための、建物の内部造作に使用する石膏ボ−ド、
合板、天井板等の建築部材納品方法を提供することを目
的としている。
築部材を同時に生産工場から建築現場へトラック輸送
し、建築中の家屋内へ搬入する方法であって、その建築
部材の建築現場での使用順序が通常のトラック輸送時の
積上げ順序と一致しない場合において、トラック上への
積上げを建築部材の寸法の長い順に、しかも、中間にリ
ン木を介して下の建築部材のグループと上の建築部材の
グループとに分けて行う工程と、この建築部材の寸法の
長い順に積上げられた状態でトラック輸送する工程と、
該輸送のために積上げられた状態の荷姿で建築現場にお
ける洋間へ運び込む工程と、次にリン木より上のグルー
プを和室へ移しかえる工程と、最後にリン木より下のグ
ループを該リン木より上のグループの上に移しかえる工
程とからなり、その結果、建築現場での使用順序に合わ
せて複数種類の建築部材を積み上げ搬入することを特徴
とする建築部材輸送搬入方法である。また、上記運び込
み、移しかえ作業をクレーンによってなすことを特徴と
する。
長い順序に積み上げて生産工場から建築現場へ輸送する
場合、その積み上げ順序と大工さんが建築現場で使用す
る順序が一致しない場合であっても、大工さんが建築現
場で一番最初に使用する建築部材(壁部材)の上にリン
木をかわし、リン木より上の建築部材と下の建築部材と
にグル−プ分けし、建築現場でリン木より上のグル−プ
を下に積み、リン木より下のグル−プを上に積みかえる
ことによって大工さんの使用順序に建築部材を積み上げ
ることができる。
細に説明する。 (実施例1)図1において、Aは工場で生産された厚さ
が9mm、幅が1.5尺、長さが9尺の天井板の総称で
あり、Bは、厚さが12mm、幅が3尺、長さが8.5
尺の壁用の石膏ボ−ドの総称であり、Cは、厚さが9m
m、幅が3尺、長さが6尺の界床用の合板、石膏ボ−ド
の総称であり、Dは、厚さが9mm、幅が3尺、長さが
6尺の床用の普通合板の総称である。
ボ−ド、界床用の合板、石膏ボ−ド、床用の普通合板を
トラックで建築現場へ輸送する場合、図2の如く、壁用
の石膏ボ−ドBと界床用の合板、石膏ボ−ドCとの間に
リン木Eをかわす。かくした状態でトラック輸送する場
合、図8の状態でトラック輸送する場合に比して、荷姿
が安定しておりトラック輸送の途中荷くずれが生じる恐
れが少ない。
みの一階の床ないし床と壁が施工されている家屋の洋間
へクレ−ンでもって一気に運び込む[図3(a)]。次
に、壁用の石膏ボ−ドBと界床用の合板、石膏ボ−ドC
との間にロ−プを通し、界床用の合板、石膏ボ−ドCと
床用の普通合板Dをワンセットにしてクレ−ンでもって
和室へ移す[図3(b)]。同様に、天井板A、壁用の
石膏ボ−ドBをワンセットにしてリン木Eをかわして和
室へ先に移された界床用の合板、石膏ボ−ドC、床用の
普通合板Dの上へクレ−ンでもって運び積み上げる[図
3(b)]。
工して次に天井、床を施工する壁勝ち納まりの順序を採
っている。但し、天井と床の施工順序は入れ替えてもよ
い。なぜならば、天井の施工順序が床の施工順序に優先
させているのは、壁勝ち納まりの順序とは関係なく、床
の施工後に天井を施工すると木屑等が施工後の床に落下
してくるという不具合が生じるのを防ぐためのものに過
ぎないからである。
ドBでもって大工さんが、和室、洋間の壁の施工を行
い、次に天井板Aで和室、洋間の天井の施工を行う。そ
の次に、和室、洋間の床の施工を床用普通合板Dで行
う。そうすると、和室には、界床用の合板、石膏ボ−ド
Cが残る。ここで界床とは、遮音を目的としたもので合
板と石膏ボ−ドを増張りすることである。和室には畳を
敷くので界床は不要である。和室に残された界床用の合
板、石膏ボ−ドCを用いて最後に洋間の界床を行う。
す。実施例1では、建築部材を4段積んだ例を示した
が、この場合は5段積んでいる。実施例1と同じ部材に
ついては同一符号を付してその説明を省略する。実施例
1の壁用の石膏ボ−ドBと界床用の合板、石膏ボ−ドC
との間に厚さが9mm、幅が3尺、長さが8尺の壁用の
石膏ボ−ドBaが積まれている。この場合は、壁用の石
膏ボ−ドBaと界床用の合板、石膏ボ−ドCとの間にリ
ン木Eをかわしてグル−プ分けする。あとは、実施例1
の場合と同じく、このままの荷姿で現場までトラック輸
送を行い、そのままの荷姿でクレ−ンで洋間に運び込
む。次にクレ−ンで界床用の合板、石膏ボ−ドCと床用
の普通合板Dをワンセットにして和室に移しかえる。最
後に、天井板A、壁用の石膏ボ−ドB、Baをワンセッ
トにしてクレ−ンで界床用の合板、石膏ボ−ドC、床用
の普通合板Dの上にリン木をかわしてそのままの荷姿で
積みあげる。その後の施工方法は実施例1と全く同じで
ある。
くケ−スについて説明したが、その他のケ−スではどう
であろうか。図6を用いて検討する。説明の便宜上、壁
部材、天井板、床部材と3グル−プに大分けして説明す
る。そうすると、考えられるケ−スは6通りということ
になる。まず、(a)(b)の場合について説明する。
前記した如く、大工さんが現場で使う順序は壁部材→天
井板→床部材或いは壁部材→床部材→天井板である。従
って、(a)(b)の場合は、工場で生産された壁部
材、天井板、床部材をそのままの荷姿で現場まで運び、
和室へクレ−ンでそのまま運びこめば良い。尤も、天井
施工を床施工にどうしても優先させたい場合は、(b)
の場合、輸送の安定を少し犠牲にして、床部材の上に天
井板を積んで輸送する必要がある。
積まれているから、(a)(b)の場合の様に行かな
い。壁部材の上にリン木をかわし、トラックで現場まで
輸送し、そのままの荷姿でクレ−ンで洋間に運び込み、
次に、床部材、天井板をワンセットにしてクレ−ンでも
って和室へ移しかえる。最後に壁部材をクレ−ンで和室
に移して、床部材[(c)の場合]天井板[(d)の場
合]の上にそれぞれリン木をかわして積む。尤も、天井
施工を床施工にどうしても優先させたい場合は、(c)
の場合は、(b)の場合と同じ操作をする必要がある。
施例1、実施例(2)の場合に相当する。壁部材の上に
リン木をかわし、そのままの荷姿でトラックで現場まで
輸送し、クレ−ンで一旦洋間へ運び込む。次に、天井板
[(e)の場合]床部材[(f)の場合]をクレ−ンで
和室へ移しかえる。最後に床部材、壁部材[(e)の場
合]、天井板、壁部材[(f)の場合]をクレ−ンで和
室に移し、天井板[(eの場合)]床部材[(f)の場
合]上にそれぞれリン木をかわして積む。尤も、天井施
工を床施工にどうしても優先させたい場合は、(e)の
場合は、(b)(c)の場合と同じ操作をする必要があ
る。
ン木をかわしてグル−プ分けし、一旦、洋間に運び込む
ことによって輸送中荷崩れを起こさず建築部材を輸送し
うると共に、大工さんの使う順序に建築中の家屋内に積
み上げることがことができる。尤も、壁部材、天井板、
床部材と一口に言って、それぞれの部材内において、長
さが異なり、輸送の安全と大工さんの使う順序を完全に
一致し得ない例外的なケ−スが出てくるかも知れない。
かような例外的なケ−スにおいては、輸送の安定を少し
犠牲にするか、または、大工さんの使う順序を少し犠牲
にして、例えば、天井施工の後に床施工を行うことが最
も望ましいが、床施工を天井施工に優先させて妥協する
必要がある。
床部材について述べたが、本発明の主旨とするところ
は、何らこれに限定するものではなく、成型押入セット
等をも輸送する場合に適用あることは言うまでもない。
そればかりでなく、長さの異なる複数の部材を数段に積
み上げて輸送すると共に、その積み上げ順序がその部材
の使用順序に関係する場合は、建築分野のみならず広く
他の分野にも適用しうることも言うまでもない。
す時期をトラック輸送の前として説明したが、トラック
輸送後現場に到着後かわしても差し支えない。
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。トラ
ック輸送の安定上複数の建築部材を寸法の長い順に上へ
積み上げて生産工場から建築現場へトラック輸送する場
合、その積み上げ順序と建築現場で大工さんが使用する
順序が一致しない場合であっても、大工さんが建築現場
で一番最初に使用する建築部材(壁部材)の上にリン木
をかわすことによってグル−プ分けし、一旦洋間にクレ
−ンで運び込むことによって、大工さんの使用順序に和
室へ建築部材を積み上げることができるので、輸送の安
定と共に現場での作業能率をあげることができる。
ら洋間へ、洋間から和室へ移しかえているで、大工さん
の労力を節約することができる。特に、2階の洋間まで
建築部材を運び込む場合は、このことは一層当てはま
る。
運び込んでいるので、洋間の界床作業を建築部材の障害
もなくスム−ズに行うことができる。
ある。
態の建築部材の概略図である。
部材を移す方法を示す概略図である。
ある。
態の建築部材の概略図である。
正面図である。
正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数種類の建築部材を同時に生産工場か
ら建築現場へトラック輸送し、建築中の家屋内へ搬入す
る方法であって、その建築部材の建築現場での使用順序
が通常のトラック輸送時の積上げ順序と一致しない場合
において、トラック上への積上げを建築部材の寸法の長
い順に、しかも、中間にリン木を介して下の建築部材の
グループと上の建築部材のグループとに分けて行う工程
と、この建築部材の寸法の長い順に積上げられた状態で
トラック輸送する工程と、該輸送のために積上げられた
状態の荷姿で建築現場における洋間へ運び込む工程と、
次にリン木より上のグループを和室へ移しかえる工程
と、最後にリン木より下のグループを該リン木より上の
グループの上に移しかえる工程とからなり、その結果、
建築現場での使用順序に合わせて複数種類の建築部材を
積み上げ搬入することを特徴とする建築部材輸送搬入方
法。 - 【請求項2】 上記運び込み、移しかえ作業をクレーン
によってなすことを特徴とする請求項1記載の建築部材
輸送搬入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23715093A JP3501478B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 建築部材輸送搬入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23715093A JP3501478B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 建築部材輸送搬入方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0762866A JPH0762866A (ja) | 1995-03-07 |
JP3501478B2 true JP3501478B2 (ja) | 2004-03-02 |
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ID=17011149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23715093A Expired - Fee Related JP3501478B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 建築部材輸送搬入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3501478B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018047618A1 (ja) | 2016-09-08 | 2018-03-15 | ソニー株式会社 | 撮像素子および駆動方法、並びに電子機器 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP23715093A patent/JP3501478B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0762866A (ja) | 1995-03-07 |
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