JP2002080015A - 荷造り方法及びその用具 - Google Patents
荷造り方法及びその用具Info
- Publication number
- JP2002080015A JP2002080015A JP2000247198A JP2000247198A JP2002080015A JP 2002080015 A JP2002080015 A JP 2002080015A JP 2000247198 A JP2000247198 A JP 2000247198A JP 2000247198 A JP2000247198 A JP 2000247198A JP 2002080015 A JP2002080015 A JP 2002080015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- protection member
- packing method
- rectangular parallelepiped
- boards
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Basic Packing Technique (AREA)
- Pallets (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】軟質ボードを、鉄道や船舶、大型トラックなど
により大量に輸送し得るようにする荷造り方法及びその
用具を提供し、一工場で大量に集中生産し、広い範囲に
渡って安価に供給し得るようにする。 【解決手段】荷造りすべきボードを多数枚積み重ね、少
なくとも長辺側の稜部に保護部材を当てて荷造り用紐帯
により巻き締める。
により大量に輸送し得るようにする荷造り方法及びその
用具を提供し、一工場で大量に集中生産し、広い範囲に
渡って安価に供給し得るようにする。 【解決手段】荷造りすべきボードを多数枚積み重ね、少
なくとも長辺側の稜部に保護部材を当てて荷造り用紐帯
により巻き締める。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は軟質で損傷しやすい
ボード類、例えば石膏ボードなどの荷造り方法及びそれ
に用いる用具に関する。
ボード類、例えば石膏ボードなどの荷造り方法及びそれ
に用いる用具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、これらの軟質ボードは、荷作りが
不可能で、荷役用のパレットの上に平積みされた状態で
輸送及び保管が行われていた。このため長距離輸送が困
難であり、更に、荷崩れの危険があるため鉄道や船舶の
利用ができず、輸送機関は専らトラックに限られてい
た。その上、トラックに積み込むにもロープで緊縛する
ことができないので、車種にも制約が多く、輸送コスト
が嵩むという問題があった。
不可能で、荷役用のパレットの上に平積みされた状態で
輸送及び保管が行われていた。このため長距離輸送が困
難であり、更に、荷崩れの危険があるため鉄道や船舶の
利用ができず、輸送機関は専らトラックに限られてい
た。その上、トラックに積み込むにもロープで緊縛する
ことができないので、車種にも制約が多く、輸送コスト
が嵩むという問題があった。
【０００３】これらのボードは安価である上、嵩張って
輸送費が割高につくため、大規模な工場で大量生産し、
広い地域に配送して需要に応じることができない。従っ
て、従来は価格競争力を保つためには、各メーカー共、
小規模な工場を多数配置する必要があった。しかしなが
ら、各メーカーが挙ってそのようにしたので、各工場の
操業率が低下し、充分な利益が上げられないという問題
が生じた。
輸送費が割高につくため、大規模な工場で大量生産し、
広い地域に配送して需要に応じることができない。従っ
て、従来は価格競争力を保つためには、各メーカー共、
小規模な工場を多数配置する必要があった。しかしなが
ら、各メーカーが挙ってそのようにしたので、各工場の
操業率が低下し、充分な利益が上げられないという問題
が生じた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するためなされたものであって、その目的は、この
種の軟質ボードを、鉄道や船舶、大型トラックなどによ
り大量に輸送し得る荷造り方法及びその用具を提供し、
一工場で大量に集中生産し、広い範囲に渡って安価に供
給し得るようにすることにある。
解決するためなされたものであって、その目的は、この
種の軟質ボードを、鉄道や船舶、大型トラックなどによ
り大量に輸送し得る荷造り方法及びその用具を提供し、
一工場で大量に集中生産し、広い範囲に渡って安価に供
給し得るようにすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、荷造りす
べきボードを多数枚、直方体状に積み重ね、その直方体
の少なくとも長辺側の稜部に保護部材を当てて荷造り用
紐帯により巻き締めることを特徴とする軟質ボードの荷
造り方法により解決される。また、最も望ましい実施例
においては、保護部材として断面Ｌ字型のアングル材が
用いられ、ボードを積み重ねてなる直方体の全ての稜部
にこのアングル型の保護部材が当てられ、荷造り用の紐
帯により、長辺側では２〜３個所、短辺側及び鉛直方向
の稜部で１〜２個所を荷造り用紐帯により巻き締める。
なお、巻き締める個所は輸送条件などを考慮し、適宜に
省略することが推奨される。
べきボードを多数枚、直方体状に積み重ね、その直方体
の少なくとも長辺側の稜部に保護部材を当てて荷造り用
紐帯により巻き締めることを特徴とする軟質ボードの荷
造り方法により解決される。また、最も望ましい実施例
においては、保護部材として断面Ｌ字型のアングル材が
用いられ、ボードを積み重ねてなる直方体の全ての稜部
にこのアングル型の保護部材が当てられ、荷造り用の紐
帯により、長辺側では２〜３個所、短辺側及び鉛直方向
の稜部で１〜２個所を荷造り用紐帯により巻き締める。
なお、巻き締める個所は輸送条件などを考慮し、適宜に
省略することが推奨される。
【０００６】荷造り用の紐帯としては、丈夫な紐、バン
ド、縄などどのようなものでもよいが、所謂ＰＰバンド
を用いることが推奨される。アングル材としては、30mm
×30mm程度の鋼製、アルミ合金製、機能性樹脂製のもの
などを使用し得る。保護部材として使用するアングル材
の長さは、保護すべき稜の長さにより短くてもよいが、
いずれかのものが、角隅部を保護し得るよう構成するこ
とが望ましい。また、他の望ましい実施例においては、
下面側の保護部材として、鋼製又は木製などの荷役用パ
レットが用いられる。この場合、上面側の保護部材とし
ては、略ボードの全長に近いアングル材か、複数のやや
短いアングル材を使用することが推奨される。下面側の
保護部材として用いられる荷役用パレットには、上面側
の保護部材として用いられるアングル材の収納室を設け
ておくことが望ましい。
ド、縄などどのようなものでもよいが、所謂ＰＰバンド
を用いることが推奨される。アングル材としては、30mm
×30mm程度の鋼製、アルミ合金製、機能性樹脂製のもの
などを使用し得る。保護部材として使用するアングル材
の長さは、保護すべき稜の長さにより短くてもよいが、
いずれかのものが、角隅部を保護し得るよう構成するこ
とが望ましい。また、他の望ましい実施例においては、
下面側の保護部材として、鋼製又は木製などの荷役用パ
レットが用いられる。この場合、上面側の保護部材とし
ては、略ボードの全長に近いアングル材か、複数のやや
短いアングル材を使用することが推奨される。下面側の
保護部材として用いられる荷役用パレットには、上面側
の保護部材として用いられるアングル材の収納室を設け
ておくことが望ましい。
【０００７】また、更に他の実施例においては、上面側
の保護部材として、ボードの長辺側の稜に沿って対をな
して設けられた一対のアングル材と、その一対のアング
ル材と連結され、最上面のボードを覆う平板部と、から
なる保護部材が用いられる。また、更に他の実施例によ
れば、下面側の保護部材として、上記上面側保護部材と
同様な保護部材、即ち、ボードの長辺の稜に沿って対を
なして設けられた一対のアングル材と、その一対のアン
グル材と連結され最下面のボードを覆う平板部と、から
なる保護部材が用いられる。また、更に別異の実施例に
おいては、荷造りすべきボードの短辺側の稜部にもアン
グル材が取り付けられ、荷造り用紐帯により巻き締めが
行われる。また、更に別異の実施例においては、荷造り
すべきボードを積み重ねてなる直方体のコーナーに、そ
のコーナーから、その直方体の複数の稜部に沿って延び
る保護部材を当てて荷造り用紐帯により巻き締めが行わ
れる。このとき、長辺などの稜線に沿って当てられる保
護部材と、コーナーに当てられる保護部材を併用でき
る。また、コーナーに当てられる保護部材の一部が、長
辺側の稜線に沿って延びるよう配置される場合は、長辺
にのみ沿うように当てられる直線状の保護部材は省略す
ることができる。
の保護部材として、ボードの長辺側の稜に沿って対をな
して設けられた一対のアングル材と、その一対のアング
ル材と連結され、最上面のボードを覆う平板部と、から
なる保護部材が用いられる。また、更に他の実施例によ
れば、下面側の保護部材として、上記上面側保護部材と
同様な保護部材、即ち、ボードの長辺の稜に沿って対を
なして設けられた一対のアングル材と、その一対のアン
グル材と連結され最下面のボードを覆う平板部と、から
なる保護部材が用いられる。また、更に別異の実施例に
おいては、荷造りすべきボードの短辺側の稜部にもアン
グル材が取り付けられ、荷造り用紐帯により巻き締めが
行われる。また、更に別異の実施例においては、荷造り
すべきボードを積み重ねてなる直方体のコーナーに、そ
のコーナーから、その直方体の複数の稜部に沿って延び
る保護部材を当てて荷造り用紐帯により巻き締めが行わ
れる。このとき、長辺などの稜線に沿って当てられる保
護部材と、コーナーに当てられる保護部材を併用でき
る。また、コーナーに当てられる保護部材の一部が、長
辺側の稜線に沿って延びるよう配置される場合は、長辺
にのみ沿うように当てられる直線状の保護部材は省略す
ることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の詳細を
説明する。図１は本発明に係る荷造り方法の一実施例を
示す斜視図、図２は図１に示した荷造り方法で使用され
る保護部材を示す斜視図、図３は他の一実施例を示す斜
視図、図４は更に他の一実施例を示す斜視図、図５は更
に他の一実施例を示す斜視図、図６は更に他の一実施例
を示す斜視図である。
説明する。図１は本発明に係る荷造り方法の一実施例を
示す斜視図、図２は図１に示した荷造り方法で使用され
る保護部材を示す斜視図、図３は他の一実施例を示す斜
視図、図４は更に他の一実施例を示す斜視図、図５は更
に他の一実施例を示す斜視図、図６は更に他の一実施例
を示す斜視図である。
【０００９】図１において、１は石膏ボード１０の荷造
体である。所定数の石膏ボード１０は直方体状に積み重
ねられ、その長辺側、短辺側及び鉛直方向の稜部にそれ
ぞれ図２に示したようなアングル材からなる保護部材１
１、１２及び１３が当てられ、荷造り用紐帯１４、１５
及び１６により巻き締めが行われ、荷造体１が完成す
る。荷造体１の角隅部を保護するため、保護部材１１、
１２及び１３の何れかを、角隅部に達する長さとしてお
くこともある。
体である。所定数の石膏ボード１０は直方体状に積み重
ねられ、その長辺側、短辺側及び鉛直方向の稜部にそれ
ぞれ図２に示したようなアングル材からなる保護部材１
１、１２及び１３が当てられ、荷造り用紐帯１４、１５
及び１６により巻き締めが行われ、荷造体１が完成す
る。荷造体１の角隅部を保護するため、保護部材１１、
１２及び１３の何れかを、角隅部に達する長さとしてお
くこともある。
【００１０】このようにして荷造りされた荷造体１は、
強い風に当てられたり、船舶などの激しい揺れに遭遇し
ても荷崩れしない。また、井桁に組んで高く積み上げる
ことができ、そのため倉庫や船倉を有効に利用できるよ
うになる上、フォークリフトやクレーンによる荷役が効
率よく安全に遂行されるようになる。なお、この実施例
においては、長手方向に３個所、横幅方向及び鉛直方向
の稜には各１個所で結束、巻き締めを行ったが、この結
束部位の数は、石膏ボード１０のサイズ、強度及び重
量、保管あるいは輸送の条件によって適宜に選択される
ものである。
強い風に当てられたり、船舶などの激しい揺れに遭遇し
ても荷崩れしない。また、井桁に組んで高く積み上げる
ことができ、そのため倉庫や船倉を有効に利用できるよ
うになる上、フォークリフトやクレーンによる荷役が効
率よく安全に遂行されるようになる。なお、この実施例
においては、長手方向に３個所、横幅方向及び鉛直方向
の稜には各１個所で結束、巻き締めを行ったが、この結
束部位の数は、石膏ボード１０のサイズ、強度及び重
量、保管あるいは輸送の条件によって適宜に選択される
ものである。
【００１１】次に、第３図に示した荷造体２について説
明する。石膏ボード１０は、パレット１１０の上に多数
枚、直方体状に平積みされ、その上面の長辺側及び短辺
側の稜部に、アングル型の保護部材１１及び１２が当接
され、その上をパレットごと、荷造り用紐帯１４、１５
で巻き締める。
明する。石膏ボード１０は、パレット１１０の上に多数
枚、直方体状に平積みされ、その上面の長辺側及び短辺
側の稜部に、アングル型の保護部材１１及び１２が当接
され、その上をパレットごと、荷造り用紐帯１４、１５
で巻き締める。
【００１２】この実施例においても、保護部材１１、１
２としては、鋼製の30mm×30mm程度のアングルが推奨さ
れるが、アルミ合金製や機能性樹脂などのものも利用で
きること勿論である。パレット１１０は木製、鋼製、合
成樹脂製の何れでもよく、また、そのサイズも載置する
ボードサイズと略同程度であればよい。
２としては、鋼製の30mm×30mm程度のアングルが推奨さ
れるが、アルミ合金製や機能性樹脂などのものも利用で
きること勿論である。パレット１１０は木製、鋼製、合
成樹脂製の何れでもよく、また、そのサイズも載置する
ボードサイズと略同程度であればよい。
【００１３】次に、図４に示した荷造体３では、長辺側
にそれぞれ短い２本の保護部材１１１、１１１が用いら
れており、荷造り用紐帯１４１による巻き締めは２個所
で行われている。短辺側及び鉛直方向の稜の巻き締めは
行われていない。パレット１３１は、扉１３１Ｂのつい
た保護部材収納室１３２Ｂを具備しており、このパレッ
ト１３１が荷主に返送されるときは、ここに保護部材１
１１が収納されるようになっている。
にそれぞれ短い２本の保護部材１１１、１１１が用いら
れており、荷造り用紐帯１４１による巻き締めは２個所
で行われている。短辺側及び鉛直方向の稜の巻き締めは
行われていない。パレット１３１は、扉１３１Ｂのつい
た保護部材収納室１３２Ｂを具備しており、このパレッ
ト１３１が荷主に返送されるときは、ここに保護部材１
１１が収納されるようになっている。
【００１４】次に、図５に示した荷造体４では、上部の
保護部材として、長辺側の稜部に当たる一対のアングル
材１１２Ａ、１１２Ａと、最上位の石膏ボードを覆い、
これら一対のアングル材１１２Ａ、１１２Ａを連結する
平板部１１２Ｂとからなる保護部材１１２が用いられて
おり、石膏ボード１０は、下部保護部材であるパレット
１３２の上に載置され、その上部に上部保護部材１１２
が載置された状態で、荷造り用紐帯１４２、１４２によ
り巻き締められている。本実施例においても、パレット
１３２に代えて、上部保護部材１１２と同形のものを用
いることができる。この保護部材１１２は、石膏ボード
１０が載置されていないときは、ちょうどパレット１３
２を抱き込むように構成されているので、荷主に回収さ
れるとき、嵩張らない。なお、この図５に示された保護
部材１１２には、更に短辺側の稜を保護するため、別の
アングル材を取り付けてもよく、更にこれらのアングル
材に代えて、平板の２辺あるいは４辺を直角に折り曲げ
たものを用いてもよい。また、アングル材を矩形フレー
ム状に連結してなるものも使用可能である。
保護部材として、長辺側の稜部に当たる一対のアングル
材１１２Ａ、１１２Ａと、最上位の石膏ボードを覆い、
これら一対のアングル材１１２Ａ、１１２Ａを連結する
平板部１１２Ｂとからなる保護部材１１２が用いられて
おり、石膏ボード１０は、下部保護部材であるパレット
１３２の上に載置され、その上部に上部保護部材１１２
が載置された状態で、荷造り用紐帯１４２、１４２によ
り巻き締められている。本実施例においても、パレット
１３２に代えて、上部保護部材１１２と同形のものを用
いることができる。この保護部材１１２は、石膏ボード
１０が載置されていないときは、ちょうどパレット１３
２を抱き込むように構成されているので、荷主に回収さ
れるとき、嵩張らない。なお、この図５に示された保護
部材１１２には、更に短辺側の稜を保護するため、別の
アングル材を取り付けてもよく、更にこれらのアングル
材に代えて、平板の２辺あるいは４辺を直角に折り曲げ
たものを用いてもよい。また、アングル材を矩形フレー
ム状に連結してなるものも使用可能である。
【００１５】次に、図６について説明する。図中、５は
荷造体、１０は石膏ボード、１７は保護部材、１８は荷
造り用紐である。この荷造体５は、保護部材１７の形状
及び荷造り用紐１８の巻き締め方向以外は図１のものと
同様の構成であるので、相違点を中心に説明する。この
保護部材１７は、石膏ボード１０を積み重ねてなる直方
体のコーナーに当てられるものであって、そのコーナー
から直方体の長辺、短辺及び鉛直の三方向に延びるもの
である。
荷造体、１０は石膏ボード、１７は保護部材、１８は荷
造り用紐である。この荷造体５は、保護部材１７の形状
及び荷造り用紐１８の巻き締め方向以外は図１のものと
同様の構成であるので、相違点を中心に説明する。この
保護部材１７は、石膏ボード１０を積み重ねてなる直方
体のコーナーに当てられるものであって、そのコーナー
から直方体の長辺、短辺及び鉛直の三方向に延びるもの
である。
【００１６】この保護部材１７の荷造り用紐帯１８の巻
き締めは、長辺側の２個所で行われ、短辺側及び鉛直方
向の稜については行われていない。この実施例の場合、
保護部材１７が積み重ねられた石膏ボード１０のコーナ
ーを覆うので、コーナー部分が欠けたりして破損するこ
とを防ぐことができる。また、このコーナー部分に当て
られる保護部材１７は、上記した他の保護部材と併用す
ることができる。なお、この実施例では、保護部材１７
は、コーナーから長辺、短辺及び鉛直の三方向に延びる
ものであるが、何れか一方向の保護部材を省略し、二方
向にのみ延びるＬ字状の部材としてもよい。この二方向
が短辺及び鉛直方向の場合は、長辺側の稜線にはコーナ
ーに当てられる保護部材とは別の保護部材を当て、荷造
り用紐帯を巻き締めなければならない。
き締めは、長辺側の２個所で行われ、短辺側及び鉛直方
向の稜については行われていない。この実施例の場合、
保護部材１７が積み重ねられた石膏ボード１０のコーナ
ーを覆うので、コーナー部分が欠けたりして破損するこ
とを防ぐことができる。また、このコーナー部分に当て
られる保護部材１７は、上記した他の保護部材と併用す
ることができる。なお、この実施例では、保護部材１７
は、コーナーから長辺、短辺及び鉛直の三方向に延びる
ものであるが、何れか一方向の保護部材を省略し、二方
向にのみ延びるＬ字状の部材としてもよい。この二方向
が短辺及び鉛直方向の場合は、長辺側の稜線にはコーナ
ーに当てられる保護部材とは別の保護部材を当て、荷造
り用紐帯を巻き締めなければならない。
【００１７】また、本発明の要旨とするところは、荷造
りすべきボードを多数枚直方体状に積み重ね、少なくと
も長辺側の稜部に保護部材を当てて荷造り用紐帯により
巻き締めることにあり、保護部材の形状は、上記の目的
を達成し得るものであればよく、本発明は上記の説明か
ら容易に想到し得る全ての保護部材を包摂するものであ
る。
りすべきボードを多数枚直方体状に積み重ね、少なくと
も長辺側の稜部に保護部材を当てて荷造り用紐帯により
巻き締めることにあり、保護部材の形状は、上記の目的
を達成し得るものであればよく、本発明は上記の説明か
ら容易に想到し得る全ての保護部材を包摂するものであ
る。
【００１８】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるから、
石膏ボードなど極軟質のボードを堅牢かつ安価に荷造り
でき、従って、鉄道、船舶又は大型トラックなどにより
安価に長距離輸送できるようになる。このためにかかる
輸送コストは、工場の稼働率を高めることにより充分に
吸収でき、多大の利益を上げることができる。また、工
場も原料の入手や製品の輸送に便利な場所に立地でき、
生産施設も大規模にできるので、この面からも製造及び
流通コストを下げることができ、更に品質管理が行き届
くようになる。
石膏ボードなど極軟質のボードを堅牢かつ安価に荷造り
でき、従って、鉄道、船舶又は大型トラックなどにより
安価に長距離輸送できるようになる。このためにかかる
輸送コストは、工場の稼働率を高めることにより充分に
吸収でき、多大の利益を上げることができる。また、工
場も原料の入手や製品の輸送に便利な場所に立地でき、
生産施設も大規模にできるので、この面からも製造及び
流通コストを下げることができ、更に品質管理が行き届
くようになる。
【図１】 本発明に係る荷造り方法の一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】 図１に示した荷造り方法で使用される保護部
材を示す斜視図である。
材を示す斜視図である。
【図３】 本発明に係る荷造り方法の他の一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図４】 本発明に係る荷造り方法の更に他の一実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図５】 更に他の一実施例を示す斜視図である。
【図６】 更に他の一実施例を示す斜視図である。
１ 荷造体 １０ 石膏ボード １１ 保護部材 １１０ パレット １１１ 保護部材 １１２ 保護部材 １１２Ａ アングル材 １１２Ｂ 平板部 １２ 保護部材 １３ 保護部材 １３１ パレット １３１Ｂ 扉 １３２ パレット １３２Ｂ 保護部材収納室 １４ 荷造り用紐帯 １４１ 荷造り用紐帯 １４２ 荷造り用紐帯 １５ 荷造り用紐帯 １６ 荷造り用紐帯 １７ 保護部材 １８ 荷造り用紐帯 ２ 荷造体 ３ 荷造体 ４ 荷造体 ５ 荷造体
Claims (11)
- 【請求項１】 荷造りすべきボードを多数枚直方体状に
積み重ね、その直方体の少なくとも長辺側の稜部に保護
部材を当てて荷造り用紐帯により巻き締めることを特徴
とする軟質ボードの荷造り方法。 - 【請求項２】 保護部材が断面Ｌ字状のアングル材であ
る請求項１に記載の荷造り方法。 - 【請求項３】 ボードを積み重ねてなる直方体の短辺側
の稜部にも保護部材を当て荷造り用紐帯により巻き締め
てなる請求項１又は２に記載の荷造り方法。 - 【請求項４】 ボードを積み重ねてなる直方体の鉛直方
向の稜部にも保護部材を当て荷造り用紐帯により巻き締
めてなる請求項１又は２に記載の荷造り方法。 - 【請求項５】 ボードを積み重ねてなる直方体のコーナ
ーに、そのコーナーから、その直方体の複数の稜部に沿
って延びる保護部材を当てて荷造り用紐帯により巻き締
めてなる請求項１又は２に記載の荷造り方法。 - 【請求項６】 コーナーに当てられる保護部材の一部
が、長辺側の稜部に沿って延び、長辺側の稜部の保護部
材として機能する請求項５に記載の荷造り方法。 - 【請求項７】 下面側の保護部材として、荷役用パレッ
トが用いられる請求項１に記載の荷造り方法。 - 【請求項８】 下面側の保護部材として用いられる荷役
用パレットが、上面側の保護部材として用いられるアン
グル材の収納室を有する、請求項７に記載の荷造り方
法。 - 【請求項９】 保護部材として、ボードの長辺側の稜に
沿って対をなして設けられた一対のアングル材と、その
一対のアングル材と連結された、ボードを覆う平板部
と、からなるものを用いる請求項１に記載の荷造り方
法。 - 【請求項１０】 保護部材として、ボードを覆い得る平
面板部と、その平面板部の長辺に沿って直角に折り曲げ
られた垂壁部とからなるものを用いる請求項１に記載の
荷造り方法。 - 【請求項１１】 上面側の保護部材として用いられるア
ングル材の収納室を有し、請求項４に記載の荷造り方法
の実施に用いられる荷役用パレット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000247198A JP2002080015A (ja) | 2000-07-07 | 2000-08-17 | 荷造り方法及びその用具 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000-206199 | 2000-07-07 | ||
| JP2000206199 | 2000-07-07 | ||
| JP2000247198A JP2002080015A (ja) | 2000-07-07 | 2000-08-17 | 荷造り方法及びその用具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002080015A true JP2002080015A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=26595579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000247198A Pending JP2002080015A (ja) | 2000-07-07 | 2000-08-17 | 荷造り方法及びその用具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002080015A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005533723A (ja) * | 2002-05-28 | 2005-11-10 | インテル イーカーエーアー システムズ ベスローテン フェンノートシャップ | 載荷ユニットを作製するためのシステムおよび方法 |
| JP2015122373A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-07-02 | キヤノン株式会社 | インプリント装置、異物除去方法及び物品の製造方法 |
| CN105501667A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-04-20 | 卓达新材料科技集团有限公司 | 一种硫氧镁板的包装方法 |
| CN111232430A (zh) * | 2018-11-28 | 2020-06-05 | Ａｇｃ株式会社 | 被捆包体以及捆包体 |
-
2000
- 2000-08-17 JP JP2000247198A patent/JP2002080015A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005533723A (ja) * | 2002-05-28 | 2005-11-10 | インテル イーカーエーアー システムズ ベスローテン フェンノートシャップ | 載荷ユニットを作製するためのシステムおよび方法 |
| JP2010132461A (ja) * | 2002-05-28 | 2010-06-17 | Inter Ikea Systems Bv | 載荷ユニットを作製するためのシステムおよび方法 |
| JP4690035B2 (ja) * | 2002-05-28 | 2011-06-01 | インテル イーカーエーアー システムズ ベスローテン フェンノートシャップ | 載荷ユニットを作製するためのシステムおよび方法 |
| JP2015122373A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-07-02 | キヤノン株式会社 | インプリント装置、異物除去方法及び物品の製造方法 |
| CN105501667A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-04-20 | 卓达新材料科技集团有限公司 | 一种硫氧镁板的包装方法 |
| CN111232430A (zh) * | 2018-11-28 | 2020-06-05 | Ａｇｃ株式会社 | 被捆包体以及捆包体 |
| CN111232430B (zh) * | 2018-11-28 | 2023-09-19 | Ａｇｃ株式会社 | 被捆包体以及捆包体 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6231284B1 (en) | Freight container utilization and to a pallet therefor | |
| US4220100A (en) | Symmetrical pallets | |
| KR20080042845A (ko) | 화물 적재 및 운송의 개선 | |
| US7484623B2 (en) | Corrugated shipping container system | |
| US20190300254A1 (en) | A Transport and Storage System | |
| US5111754A (en) | Portable shipping platform for use with slipsheet handling equipment and fork lifts | |
| EA014542B1 (ru) | Механизм транспортировки и способ его изготовления | |
| US2004626A (en) | Means and method for packaging sheet materials | |
| WO1982003057A1 (en) | Collapsible expansible handling facility for unitised and unit loads | |
| US20230271750A1 (en) | Transport and storage enclosure | |
| US5267516A (en) | Pallet and method for loading pallets | |
| WO2011114391A1 (ja) | 梱包ユニットとその積載方法及び積載構造 | |
| US3541977A (en) | Pallet for transportation and storage of toroidal shaped articles | |
| CA2238157C (en) | Cable tray packaging | |
| JP2002080015A (ja) | 荷造り方法及びその用具 | |
| US6098804A (en) | Metal packaging structure for a bundle of panels | |
| US4078673A (en) | Anti-slip device for the transport or the storage of parcels | |
| CN203877112U (zh) | 一种防盗式货运托盘装置 | |
| US5291837A (en) | Portable shipping platform for use with slipsheet handling equipment and fork lifts | |
| GB2047657A (en) | Load handling pallets | |
| JP3119707U (ja) | 荷崩れ防止用コーナーアングル | |
| JP3135241U (ja) | 物流包装アングル部材 | |
| US20180312296A1 (en) | Project material storage and transportation device and system | |
| JP4762037B2 (ja) | 包装装置 | |
| ES2386995T3 (es) | Unidad de embalaje y/o de transporte para elementos aislantes en forma de placa, envase de transporte y procedimiento para la producción de una unidad de embalaje y/o de transporte para elementos aislantes en forma de placa |