JPH05260809A - 育苗箱用回転ブラシ付き土供給装置 - Google Patents

育苗箱用回転ブラシ付き土供給装置

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JPH05260809A
JPH05260809A JP9477492A JP9477492A JPH05260809A JP H05260809 A JPH05260809 A JP H05260809A JP 9477492 A JP9477492 A JP 9477492A JP 9477492 A JP9477492 A JP 9477492A JP H05260809 A JPH05260809 A JP H05260809A
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rotary
seedling box
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Koichi Ishikawa
浩一 石川
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Suzutec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 土供給装置と回転均平ブラシの取付作業の容
易化。 【構成】 育苗箱1を横に移送する移送台2に、育苗箱
1の移送方向後側に土を繰出す土繰出ベルト6を有する
土供給装置4と、該土供給装置4の前側には回転均平ブ
ラシ22のそれぞれを設けたものにおいて、前記土供給
装置4の前側には左右一対のブラシ用フレーム8を設
け、各ブラシ用フレーム8の前側上部には高さの異なる
複数の係合段部19を形成し、該係合段部19には左右
の傾斜アーム21の上部を連結する上部係合軸20を選
択的に掛け替え自在に係合させ、前記傾斜アーム21の
下部にはブラシ用フレーム8のガイド孔24より突出し
ている回転均平ブラシ22のブラシ中心軸23の両端を
軸着した育苗箱用回転ブラシ付き土供給装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床土また覆土を供給し
うる育苗箱用回転ブラシ付き土供給装置に係るものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来、育苗箱を横に移送する移送台に、育
苗箱移送方向前側に土を繰出す土繰出ベルトを有する土
供給装置を設け、該土供給装置の前側の移送台には左右
一対の傾斜アームの基部を軸着し、該傾斜アームの先端
に回転均平ブラシを設けたものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、土供給
装置により育苗箱内に土を供給し、回転均平ブラシによ
り掻出すため、通常、移送台には土供給装置と回転均平
ブラシとを取付けるが、土供給装置と回転均平ブラシと
をそれぞれ別々に取付けなければならないので、取付け
が面倒であった。また、土供給装置は、育苗箱の移送方
向前側に土を繰出すから、土供給装置と回転均平ブラシ
との間に間隔が必要となり、移送台の全体の長さを長く
するという課題もある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、回転ブラシおよび土供給装置
の取付作業を簡単にするとともに、全体長を短かくした
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、育苗
箱1を横に移送する移送台2に、育苗箱1の移送方向後
側に土を繰出す土繰出ベルト6を有する土供給装置4
と、該土供給装置4の前側には回転均平ブラシ22のそ
れぞれを設けたものにおいて、前記土供給装置4の前側
には左右一対のブラシ用フレーム8を設け、各ブラシ用
フレーム8の前側上部には高さの異なる複数の係合段部
19を形成し、該係合段部19には左右の傾斜アーム2
1の上部を連結する上部係合軸20を選択的に掛け替え
自在に係合させ、前記傾斜アーム21の下部にはブラシ
用フレーム8のガイド孔24より突出している回転均平
ブラシ22のブラシ中心軸23の両端を軸着した育苗箱
用回転ブラシ付き土供給装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は育苗箱、2は育苗箱1を横に移送する移送台、3は
移送台2に設けた複数の移送ローラで、モータにより回
転する。4は前記移送台2の上方位置に設けた床土また
覆土を供給しうる土供給装置であり、上部に土供給ホッ
パー5を設け、該土供給ホッパー5の下方に土繰出ベル
ト6を設ける。土繰出ベルト6は矢印方向に移動し、前
記移送台2の始端部側の土繰出ベルト6の上方位置に供
給量調節板7を設けている。
【0007】8は前記土供給装置4の前側に設けた左右
一対のブラシ用フレームであり、前記土供給装置4と一
体または別体に構成されるが、一体的に取付けられてい
る。各ブラシ用フレーム8の前側の上部側面にはそれぞ
れ窓10が設けられ、各窓10の内側には調節板11が
それぞれ設けられる。調節板11は逆L型で、調節板1
1の上端屈曲部12には調節ネジ13の下端を回動のみ
自由に係止する。49はガイドピン、50は各ブラシ用
フレーム8の上部屈曲部14間に掛け渡した左右方向の
把持部である。
【0008】調節ネジ13は各ブラシ用フレーム8の上
部屈曲部14に固定のナット15に螺合させ、ナット1
5よりも上方に突き出た上端部にはダイヤル16を固定
する。調節板11の垂直部17には傾斜窓18を形成
し、傾斜窓18の下縁には複数の係合段部19を形成す
る。20は前記係合段部19に係合する上部係合軸であ
り、上部係合軸20の左右両端は前記窓10より側方に
突出させ、傾斜アーム21の上部を軸着する。傾斜アー
ム21の下端には左右方向の回転ブラシ22のブラシ中
心軸23を軸着する。ブラシ中心軸23は前記ブラシ用
フレーム8に形成した長孔のガイド孔24に挿通してい
る。
【0009】25は前記傾斜アーム21の下端と前記移
送台2の間に設けたバネ、26は前記ブラシ中心軸23
の一端に固定の受動歯車、27は前記ブラシ用フレーム
8に設けた軸であり、軸27には中間歯車28を固定す
る。29は軸27に基部を軸着したテンションアームで
あり、テンションアーム29の先端にはテンション歯車
30を設ける。31は駆動歯車、32はチエンである。
【0010】しかして、前記土繰出ベルト6の駆動ロー
ラ35の軸36には受動歯車37を固定する。受動歯車
37には継脱自在のクラッチ歯車38を噛合せる。クラ
ッチ歯車38はアーム39の上部に軸着し、アーム39
の下部は前記移送ローラ3の回転軸40に軸着し、アー
ム39の上部にはロッド41の一端を係止させる。ロッ
ド41の他端は回動片42の端部に軸着し、回動片42
にはクラッチレバー43の基部を固定した軸44の端部
を固定する。ロッド41はクラッチレバー43を境に死
点越えするように構成する。45はバネ、46は中間歯
車、47は駆動歯車、48はチエンである。
【0011】
【作用】次に作用を述べる。土供給装置4の土供給ホッ
パー5に床土を充填し、クラッチレバー43を回動させ
ると、軸44が回転して回動片42を回動させ、回動片
42はロッド41を後側に押してアーム39を後方回動
させ、アーム39の後方回動によりクラッチ歯車38が
受動歯車37に噛合って、クラッチ入となり、移送ロー
ラ3の回転が回転軸40、駆動歯車47、チエン48、
中間歯車46、クラッチ歯車38、受動歯車37、軸3
6、駆動ローラ35と伝達されて、土繰出ベルト6を作
動させ、土を繰出して落下させる。
【0012】この状態の移送台2の移送ローラ3に育苗
箱1を供給すると、育苗箱1は床土の過剰供給を受け、
回転均平ブラシ22により余分な土を掻き出す。育苗箱
1内の床土の表面は、目的に応じて浅く或いは深く平坦
にされるが、その作用は、回転均平ブラシ22を上下調
節して行なう。
【0013】回転均平ブラシ22の上下調節は、空の育
苗箱1を移送台2の移送ローラ3上に乗せ、ダイヤル1
6を回転させると、調節板11が上下して、調節板11
の傾斜窓18の係合段部19に係合している上部係合軸
20が上下し、上部係合軸20の上下により傾斜アーム
21を介して回転均平ブラシ22のブラシ中心軸23を
上下させるので、回転均平ブラシ22の下端を育苗箱1
の側壁上面に接触するようにする。
【0014】次に、把持部50と上部係合軸20の左右
中間部を同時に片手(または両手)で握ると、上部係合
軸20は引上げられ、左右の傾斜アーム21は同時に上
方に牽引され、一つの係合段部19より外れるので、他
の係合段部19に嵌め替えると、傾斜アーム21の下端
の回転均平ブラシ22の高さは、自由に変更でき、床土
の掻き取り量を変更できる。なお、前記係合段部19は
条播用、撒播用、覆土用(回転均平ブラシ22の下端が
育苗箱1の側壁上面に接触する高さ)等の高さ切替えで
きるように構成している。
【0015】しかして、前記土供給ホッパー5内に異物
が混入して、土繰出ベルト6の上面と供給量調節板7の
下縁との間に詰まると、土繰出ベルト6が損傷すること
があるが、土繰出ベルト6の回転に負荷が掛って受動歯
車37の回転が停止すると、クラッチ歯車38は図4に
おいて矢印イ方向に回転しているので、アーム39を受
動歯車37より外れる方向に回動させ、ロッド41は回
動片42を押し上げる方向に簡単に回動させて死点越え
して回動片42の下方回動を阻止するので、前記クラッ
チ歯車38は受動歯車37より確実に離脱する。したが
って、土繰出ベルト6の伝達機構の破損を防止する。
【0016】
【効果】本発明は、育苗箱1を横に移送する移送台2
に、育苗箱1の移送方向後側に土を繰出す土繰出ベルト
6を有する土供給装置4と、該土供給装置4の前側には
回転均平ブラシ22のそれぞれを設けたものにおいて、
前記土供給装置4の前側には左右一対のブラシ用フレー
ム8を設け、各ブラシ用フレーム8の前側上部には高さ
の異なる複数の係合段部19を形成し、該係合段部19
には左右の傾斜アーム21の上部を連結する上部係合軸
20を選択的に掛け替え自在に係合させ、前記傾斜アー
ム21の下部にはブラシ用フレーム8のガイド孔24よ
り突出している回転均平ブラシ22のブラシ中心軸23
の両端を軸着した育苗箱用回転ブラシ付き土供給装置と
したものであるから、移送台2に土供給装置4と回転均
平ブラシ22とを1度に取付けることができ、取付けが
容易である。また、土供給装置4は、育苗箱1の移送方
向前側に土を繰出すから、土供給装置4の前側と回転均
平ブラシ22との間の間隔を可及的に短くでき、移送台
2の全体の長さを短くできるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 縦断側面図。
【図2】 側面図。
【図3】 ブラシの調節状態の側面図。
【図4】 クラッチの作用状態の側面図。
【符号の説明】
1…育苗箱、2…移送台、3…移送ローラ、4…土供給
装置、5…土供給ホッパー、6…土繰出ベルト、7…供
給量調節板、8…ブラシ用フレーム、10…窓、11…
調節板、12…上端屈曲部、13…調節ネジ、14…上
部屈曲部、15…ナット、16…ダイヤル、17…垂直
部、18…傾斜窓、19…係合段部、20…上部係合
軸、21…傾斜アーム、22…回転均平ブラシ、23…
ブラシ中心軸、24…ガイド孔、25…バネ、26…受
動歯車、27…軸、28…中間歯車、29…テンション
アーム、30…テンション歯車、31…駆動歯車、32
…チエン、35…駆動ローラ、36…軸、37…受動歯
車、38…クラッチ歯車、39…アーム、40…回転
軸、41…ロッド、42…回動片、43…クラッチレバ
ー、44…軸、45…バネ、46…中間歯車、47…駆
動歯車、48…チエン、49…ガイドピン、50…把持
部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱1を横に移送する移送台2に、育
    苗箱1の移送方向後側に土を繰出す土繰出ベルト6を有
    する土供給装置4と、該土供給装置4の前側には回転均
    平ブラシ22のそれぞれを設けたものにおいて、前記土
    供給装置4の前側には左右一対のブラシ用フレーム8を
    設け、各ブラシ用フレーム8の前側上部には高さの異な
    る複数の係合段部19を形成し、該係合段部19には左
    右の傾斜アーム21の上部を連結する上部係合軸20を
    選択的に掛け替え自在に係合させ、前記傾斜アーム21
    の下部にはブラシ用フレーム8のガイド孔24より突出
    している回転均平ブラシ22のブラシ中心軸23の両端
    を軸着した育苗箱用回転ブラシ付き土供給装置。
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