JPH05260509A - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

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JPH05260509A
JPH05260509A JP4051708A JP5170892A JPH05260509A JP H05260509 A JPH05260509 A JP H05260509A JP 4051708 A JP4051708 A JP 4051708A JP 5170892 A JP5170892 A JP 5170892A JP H05260509 A JPH05260509 A JP H05260509A
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裕二 栄木
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    • H04N9/00Details of colour television systems
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    • H04N5/78Television signal recording using magnetic recording
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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の技術における課題を解消し、安価かつ
簡単な構成にて、各種信号処理を行う際に必要な画像信
号を遅延する為の専用の遅延素子を用いる事無く画像信
号を遅延し、各種信号処理を行う事ができる画像信号処
理装置を提供する事を目的とする。 【構成】 輝度信号及び色信号により構成される画像信
号を1フィールド分記憶可能なファーストイン・ファー
ストアウトメモリを有し、前記ファーストイン・ファー
ストアウトメモリに対して画像信号を書き込んだり、あ
るいは前記ファーストイン・ファーストアウトメモリに
記憶された画像信号を読み出したりする際に、前記ファ
ーストイン・ファーストアウトメモリに対する信号の書
き込み、あるいは読み出し動作を前記画像信号の水平走
査期間周期でリセットする様に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輝度信号及び色信号に
より構成される画像信号を処理する画像信号処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、輝度信号及び色信号により構
成される画像信号を処理する装置として、電子スチルビ
デオシステムがある。
【0003】上記電子スチルビデオシステムは、1フィ
ールドあるいは1フレーム分の静止画像信号をビデオフ
ロッピーと呼ばれる磁気ディスク上に同心円状に形成さ
れる1本のトラックに対して、1フィールド分毎に記録
し(すなわち、1フレーム分の画像信号はビデオフロッ
ピー上の2本のトラックに記録される)、該ビデオフロ
ッピーに記録された画像信号を再生し、テレビジョンモ
ニタ装置にて表示したり、プリンタ装置にてハードコピ
ーしたりするシステムである。
【0004】上記電子スチルビデオシステムは、画像信
号の記録時には、該画像信号を構成する輝度信号につい
ては高域周波数帯域にFM変調し、色信号については2
種類の色差信号(R−Y、B−Y)を線順次化した後、
低域周波数帯域にFM変調し、更に、形成されたFM変
調輝度信号とFM変調線順次色差信号とを周波数多重
し、ビデオフロッピーに記録しており、画像信号の再生
時には、ビデオフロッピーから再生された信号よりFM
変調輝度信号とFM変調線順次色差信号とを抽出し、夫
々をFM復調し、線順次色差信号については同時化処理
を施した後、直角二相変調する事により、クロマ信号を
形成し、FM復調された輝度信号と形成されたクロマ信
号を周波数多重する事により、例えば、NTSCテレビ
ジョン方式に準拠したビデオ信号として、テレビジョン
モニタ装置やプリンタ装置等に供給している。
【0005】尚、上述の電子スチルビデオシステムは、
ビデオフロッピー上の1本のトラックに記録されている
1フィールド分の画像信号を再生し、該1フレーム分の
画像信号から1フレーム分(すなわち、2フィールド
分)の画像信号を形成し、テレビジョンモニタ装置やプ
リンタ装置等に供給する所謂フィールド再生モードを有
しており、該フィールド再生モード時には、1フレーム
分(すなわち、2フィールド分)の画像信号の内の一方
のフィールドの画像信号に相当するビデオフロッピーよ
り再生された1フィールド分の画像信号から他方のフィ
ールドの画像信号(以下、補間フィールド画像信号と称
す)を形成する際に、前記ビデオフロッピーより再生さ
れた1フィールド分の画像信号をテレビジョンモニタ装
置に表示した場合に、該モニタ装置の表示画面上におい
て近設する複数の水平走査線に対応する画像信号の相加
平均を取る事により、前記補間フィールド画像信号を形
成する所謂フィールド補間処理を行なっており、更に、
該フィールド補間処理により形成された奇数番目のフィ
ールドの画像信号と偶数番目のフィールドの画像信号と
の1/2H(Hは水平走査期間)の時間ずれを補正する
所謂スキュー補正処理が行なわれている。
【0006】また、上記電子スチルビデオシステムで
は、ビデオフロッピーに記録された画像信号を再生する
際に、ドロップアウトと呼ばれる信号の欠落が発生した
場合に、これを補償する所謂ドロップアウト補償処理が
行なわれている。
【0007】以上の様に、電子スチルビデオシステムで
は、再生時における線順次色差信号の同時化処理及びド
ロップアウト補償処理、フィールド再生モード時におけ
るフィールド補間処理及びスキュー補間処理等を行なう
際に、画像信号を1水平走査期間遅延させる必要があ
り、従来の電子スチルビデオシステムにおいてはガラス
遅延線やCCD(Chage Coupled Dev
ice)等の各種の遅延素子が用いられている。
【0008】また、最近では、ディジタル化された1フ
ィールド分(あるいは、1フレーム分)の画像信号を記
憶する事ができ、更に、記憶されたディジタル画像信号
をアドレス指定する事により、任意のディジタル画像信
号をランダムにアクセスする事が可能なDRAM(Dy
namic Randam Access Memor
y)を搭載し、再生時に、ビデオフロッピーをモータに
より回転駆動し、該ビデオフロッピーより再生された1
フィールド分(あるいは、1フレーム分)の画像信号を
ディジタル化し、前記DRAMに記憶した後、前記モー
タの回転駆動を停止し、前記DRAMに記憶されている
ディジタル画像信号を1フィールド期間(あるいは、1
フレーム期間)毎に繰り返し読み出し、読み出されたデ
ィジタル画像信号をアナログ化し、出力する事により、
再生時におけるシステムの消費電力を低減している電子
スチルビデオシステムも考えられている。
【0009】そして、上記DRAMを搭載した電子スチ
ルビデオシステムでは、再生時にビデオフロッピーより
再生された画像信号を該DRAMに記憶した後には、ア
ドレス指定する事により任意の画像信号をアクセスする
事が可能であるため、前記ガラス遅延線やCCD等の各
種の遅延素子を用いずに、再生時における線順次色差信
号の同時化処理及びドロップアウト補償処理、フィール
ド再生モード時におけるフィールド補間処理及びスキュ
ー補間処理等を行なう事ができる。
【0010】例えば、前記ドロップアウト補償処理につ
いては、前記DRAMに記憶された画像信号を読み出す
際に、再生時にドロップアウトが発生している期間に対
応したアドレスについては、例えば、1水平走査期間前
や後のアドレスの画像信号を読み出す様にし、また、前
記線順次色差信号の同時化処理については、前記DRA
Mに記憶された線順次色差信号を読み出す際に、互いに
1水平走査期間ずれているアドレスの2種類の信号を同
時に読み出す事により可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
様なディジタル化された1フィールド分(あるいは、1
フレーム分)の画像信号を記憶する事ができ、更に、記
憶されたディジタル画像信号をアドレス指定する事によ
り、任意のディジタル画像信号をランダムにアクセスす
る事が可能なDRAMは、信号の書き込みあるいは読み
出しを高速に行なわなければならないが、汎用のDRA
Mは、信号の書き込みあるいは読み出し速度が遅いた
め、高速で信号の書き込みあるいは読み出しを行なうた
めには、パラレル処理により信号を書き込み及び読み出
しを行なわなければならず、複数のDRAM素子が必要
となるため、構成が複雑になり、システムの小型軽量化
が困難である。
【0012】また、信号の書き込みあるいは読み出し速
度の速いデュアルポートDRAM(Dual Port
Dynamic Randam Access Me
mory)を用いる事もできるが、該デュアルポートD
RAMは非常に高価である為、コストが増大してしまう
という問題があった。
【0013】本発明は、上記従来の技術における課題を
解消するために為されたもので、安価かつ簡単な構成に
て、各種信号処理を行う際に必要な画像信号を遅延する
為の専用の遅延素子を用いる事無く画像信号を遅延し、
各種信号処理を行う事ができる画像信号処理装置を提供
する事を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の画像信号処理装
置は、輝度信号及び色信号により構成される画像信号を
1フィールド分記憶可能なファーストイン・ファースト
アウトメモリと、前記ファーストイン・ファーストアウ
トメモリに対して画像信号を書き込んだり、あるいは前
記ファーストイン・ファーストアウトメモリに記憶され
た画像信号を読み出したりする際に、前記ファーストイ
ン・ファーストアウトメモリに対する信号の書き込み、
あるいは読み出し動作を前記画像信号の水平走査期間周
期でリセットするメモリ制御手段とを備えたものであ
る。
【0015】
【作用】上述の構成により、安価かつ簡単な構成にて、
各種信号処理を行う際に必要な画像信号を遅延する為の
専用の遅延素子を用いる事無く画像信号を遅延し、各種
信号処理を行う事ができる様になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を本発明の実施例を用いて説明
する。
【0017】図1は、本発明の一実施例として、本発明
を適用した電子スチルビデオシステムにおける再生装置
の概略構成を示したブロック図である。
【0018】尚、ここではビデオフロッピー上に同心円
状に形成されている複数のトラックの内、燐設して形成
されている2本のトラックに対して、1フレーム分(2
フィールド分)の画像信号を、夫々1本のトラックに1
フィールド分づつ記録するフレーム記録モードに従って
記録された1フレーム分の画像信号を再生する場合につ
いて説明する。
【0019】図1において、装置に装填されたビデオフ
ロッピー1はシステムコントローラ26からの指示に従
って、モータ2をモータ駆動回路3により駆動する事に
より、回転させ、不図示の操作部を操作し、該ビデオフ
ロッピー1上に同心円状に形成されている複数のトラッ
クの内、1フレーム分の画像信号が記録されている任意
のトラックを指定する事により、1フレーム分の画像信
号が記録されている燐設した2本のトラックの内の外周
側のトラック上にヘッド移動機構5により磁気ヘッド4
を移動し、記録されている第1フィールドの画像信号を
再生する。
【0020】そして、磁気ヘッド4によって再生された
信号はアンプ6により増幅された後、FM変調輝度信号
分離フィルタ7、FM変調線順次色差信号分離フィルタ
8によってFM変調輝度信号とFM変調線順次色差信号
とに分離され、夫々FM復調器9、10においてFM復
調され、ディエンファシス回路11、12において記録
時に施されたエンファシス処理とは逆の特性を有するデ
ィエンファシス処理が施され、ローパスフィルタ(LP
F)13、14において、不要な周波数成分の信号が除
去された後、A/D変換器15、16によってディジタ
ル化される事により、ディジタル輝度データとディジタ
ル線順次色差データとしてディジタル信号処理部17に
入力される。
【0021】そして、ディジタル信号処理部17では入
力されるディジタル輝度データとディジタル線順次色差
データをFIFO(First In First O
ut)メモリ18に書き込んだ後、ビデオフロッピー1
上の1フレーム分の画像信号が記録されている燐設した
2本のトラックの内の内周側のトラック上にヘッド移動
機構5により磁気ヘッド4を移動し、記録されている第
2フィールドの画像信号を再生し、前記第1フィールド
の画像信号の場合と同様にして第2フィールドの画像信
号のディジタル輝度データとディジタル線順次色差デー
タをFIFOメモリ18に書き込み、該FIFOメモリ
18に書き込まれたデータを用いて後述するディジタル
信号処理を行ない、該ディジタル信号処理が施される事
により形成された第1フィールドの画像信号に対応した
ディジタル輝度データ、ディジタルクロマデータと第2
フィールドの画像信号に対応したディジタル輝度デー
タ、ディジタルクロマデータを1フィールド期間毎に交
互に順次出力する。
【0022】そして、前記ディジタル信号処理部17よ
り1フィールド期間毎に交互に順次出力されるディジタ
ル輝度データとディジタルクロマデータは、D/A変換
器19、20においてアナログ化され、LPF21、バ
ンドパスフィルタ(BPF)22において不要な周波数
成分の信号が除去された後、加算器23において周波数
多重され、バッファアンプ24を介して、出力端子25
より、例えばテレビジョンモニタ装置等の外部機器に出
力される。
【0023】図2は前記図1に示した装置におけるディ
ジタル信号処理部17とFIFOメモリ18の詳細な構
成を示すブロック図である。
【0024】図2に示す様にFIFOメモリ18は、例
えば、TEXAS INSTRUMENTS社のTMS
4C1050等のファーストイン・ファーストアウトタ
イプの4個のメモリ素子により構成されており、図中の
メモリ素子A、Bを第1バンクと称し、第1フィールド
画像信号記憶用として、メモリ素子C、Dを第2バンク
と称し、第2フィールド画像信号記憶用として用いる。
【0025】尚、上記FIFOメモリ18における各メ
モリ素子は夫々1サンプル当たり4ビットのサンプルデ
ータを262×262サンプル分記憶可能な記憶容量を
有し、夫々データの入力端子(図中のDI)と出力端子
(図中のDO)とが独立して設けられており、メモリコ
ントローラ28よりデータ書き込み制御端子(図中のW
E)あるいはデータ読み出し制御端子(図中のRE)に
供給される信号がハイレベル期間中、データ書き込み状
態あるいはデータ読み出し状態となり、データ書き込み
状態の場合には、DI端子より入力されるデータをデー
タ書き込みクロック端子(図中のSWCK)に供給され
るクロックパルスに同期して書き込み、データ読み出し
状態の場合には、記憶されているデータをデータ読み出
しクロック端子(図中のSRCK)に供給されるクロッ
クパルスに同期して読み出し、DO端子より出力する。
【0026】また、各メモリ素子のデータの書き込み/
読み出しサイクルは夫々30nsecと非常に高速であ
り、更に、図中のリセットライト(RSTW)端子、リ
セットリード(RSTR)端子に対してリセットパルス
を後述するタイミングで印加する事により、入力される
データを1水平走査期間(以下、1Hと称す)遅延して
出力する1H遅延素子として動作させる事ができるもの
である。
【0027】以下、図1及び図2を参照し、ビデオフロ
ッピー1より再生された1フレーム分の画像信号のFI
FOメモリ18に対する書き込み/読み出し動作と、デ
ィジタル信号処理部17におけるディジタル処理動作に
ついて説明する。
【0028】A/D変換器15、16においては、LP
F13、14より供給される輝度信号、線順次色差信号
を夫々色副搬送波周波数fsc(=3.58MHz)の
4倍(4fsc=14.3MHz)の周波数のサンプリ
ングレートにてサンプリングする事により、70nse
c毎に8ビットのディジタル輝度データと8ビットのデ
ィジタル線順次色差データを順次出力している。
【0029】まず、ビデオフロッピー1から再生される
第1フィールドの画像信号に対応したディジタル輝度デ
ータY、ディジタル線順次色差データR−Y/B−Yを
FIFOメモリ18に書き込む際には、メモリコントロ
ーラ28の指示により、図3に示すタイミングチャート
に従って、図2のスイッチSW1を図中の接点aと接点
bに順次接続する事により、A/D変換器15より出力
される8ビットのディジタル輝度データYはFIFOメ
モリ18の第1バンクのメモリ素子A、Bに夫々4ビッ
トづつ35nsecの期間中に書き込まれ、A/D変換
器16より出力される8ビットのディジタル線順次色差
データR−Y/B−YはFIFOメモリ18の第1バン
クのメモリ素子A、Bに夫々4ビットづつ35nsec
に期間中に書き込まれる。
【0030】そして、ビデオフロッピー1から再生され
る第1フィールドの画像信号のFIFOメモリ18の第
1バンクのメモリ素子A、Bへの書き込みが完了した
ら、前述の様にシステムコントローラ26からヘッド移
動機構5に指示を与え、磁気ヘッド4をビデオフロッピ
ー1の内周側に1トラック分移動し、該トラックに記録
されている第2フィールドの画像信号を再生し、ビデオ
フロッピー1から再生される第2フィールドの画像信号
に対応したディジタル輝度データY、ディジタル線順次
色差データR−Y/B−YをFIFOメモリ18に書き
込む際には、メモリコントローラ27の指示により、図
3に示すタイミングチャートに従って、図2のスイッチ
SW2を図中の接点aと接点bに順次接続する事によ
り、前述と同様にして、A/D変換器15、16より出
力される第2フィールドのディジタル輝度データYとデ
ィジタル線順次色差データR−Y/B−Yを第2バンク
のメモリ素子C、Dに書き込む。
【0031】以上の様にして、FIFOメモリ18に対
するビデオフロッピー1より再生される1フレーム分の
画像信号の書き込み動作が完了したら、システムコント
ローラ26からモータ駆動回路3に指示を与え、モータ
2の駆動を中止する事により、フロッピーディスク1の
回転を停止する。
【0032】尚、FIFOメモリ18に書き込まれるデ
ィジタル線順次色差データR−Y/B−Yのサンプリン
グレートはディジタル輝度データYのサンプリングレー
トの1/4(すなわち、3.58MHz)となる。
【0033】また、本実施例の再生装置においては、図
1に示す様に、再生時にビデオフロッピー1から再生さ
れる信号にドロップアウトが発生しているか否かを検出
し、ドロップアウトが発生している事が検出されている
期間中には、ドロップアウト検出信号を発生するドロッ
プアウト検出回路27が設けられており、図2に示すド
ロップアウト符号化回路29は、前記ドロップアウト検
出回路27よりドロップアウト検出信号が供給されてい
る期間中には、A/D変換器15より出力される8ビッ
トのディジタル輝度データYの値を16進数で”0FF
H”(すなわち、8ビットのデータがオール1の場合に
相当)に変更し、また、ドロップアウト検出信号が供給
されていない期間中に、A/D変換器15より出力され
る8ビットのディジタル輝度データYの値が”0FF
H”を示している場合には”0FEH”に変更し、”0
FFH”以外の値を示している場合にはデータの値を変
更せずに、そのまま出力する回路で、該ドロップアウト
符号化回路29から出力されるディジタル輝度データY
をFIFOメモリ18に書き込む様に構成されている。
【0034】そして、上述の様に、FIFOメモリ18
に対する1フレーム分の画像信号の書き込みが完了した
ら、FIFOメモリ18からの読み出し動作が開始さ
れ、更に後述するディジタル信号処理を施された後、ス
イッチSW3からは1フレーム分のディジタル輝度デー
タYが、ディジタル直交変調回路30からは1フレーム
分のディジタルクロマデータCが出力され、夫々D/A
変換器19、20に供給される。
【0035】以下、本実施例の再生装置におけるディジ
タル信号処理について詳細に説明する。
【0036】本実施例の再生装置におけるディジタル信
号処理は、FIFOメモリ18に対する1フレーム分の
画像信号の書き込みが完了した後、該FIFOメモリ1
8の一方のバンクのメモリ素子に書き込まれた1フィー
ルド分の画像信号を読み出す際に、他方のバンクのメモ
リ素子を1水平走査期間(以下、1Hと称す)遅延素子
として動作させ、該1H遅延素子を用いる事により、ド
ロップアウト補償処理、線順次色差信号の同時化処理、
1フィールド分の画像信号から1フレーム分の画像信号
を形成する補間処理をディジタル的に行うものである。
【0037】図4は、上記実施例のFIFOメモリ18
の一方のバンクのメモリ素子に書き込まれた1フィール
ド分の画像信号を読み出す際に、他方のバンクのメモリ
素子を1H遅延素子として使用する場合の動作状態を示
すタイミングチャートである。
【0038】例えば、FIFOメモリ18の第1バンク
のメモリ素子A、Bに記憶されている1フィールド分の
画像データを読み出し、スイッチSW3の図中の接点a
に供給している1フィールド期間中、メモリコントロー
ラ28はスイッチSW2を図中の接点cに接続し、第1
バンクのメモリ素子A、BのDO端子から出力される画
像データを第2バンクのメモリ素子C、DのDI端子に
供給している。
【0039】この時、メモリコントローラ28は第2バ
ンクのメモリ素子C、DのWE端子にハイレベルの制御
信号を供給し、更にRSTW端子に1H毎にリセットパ
ルスを供給する事により、該第2バンクのメモリ素子
C、Dには第1バンクのメモリ素子A、Bより読み出さ
れている画像データが1水平走査線単位で書き込まれ
る。
【0040】そして、第1バンクのメモリ素子A、Bよ
り出力されるn番目の水平走査線に対応した画像データ
の第2バンクのメモリ素子C、Dへの書き込みが完了し
た後、第1バンクのメモリ素子A、Bより出力される
(n+1)番目の水平走査線に対応した画像データの第
2バンクのメモリ素子C、Dへの書き込みが開始される
のと同時か、あるいは書き込みが開始されてから119
番目のサンプルデータが書き込まれるまでに、メモリコ
ントローラ28から第2バンクのメモリ素子C、DのR
E端子にハイレベルの制御信号を供給し、更にRSTR
端子に1H毎にリセットパルスを供給する事により、第
1バンクのメモリ素子A、Bから第2バンクのメモリ素
子C、Dに書き込まれた画像データの読み出し動作を開
始させる事により、第2バンクのメモリ素子C、Dから
1H前に第1バンクのメモリ素子A、Bより出力された
n番目の水平走査線に対応した画像データを読み出す事
(すなわち、第1バンクのメモリ素子A、Bより出力さ
れる画像データを第2バンクのメモリ素子C、Dにて1
H遅延された画像データを出力する事)ができる。
【0041】尚、FIFOメモリ18を構成しているメ
モリ素子A〜Dは上記条件を満足すれば、連続したデー
タの書き込み/読み出しが可能であり、また、書き込み
が完了したデータは、何度でも読み出す事ができるの
で、図4に示す様に、RSTW端子、RSTR端子に対
してリセットパルスを任意のタイミングで印加する事に
よって、入力されるデータを任意の時間(最大で262
×262クロックの時間)遅延する遅延素子として動作
させる事ができ、例えばRSTW端子にリセットパルス
が印加されてから1垂直走査期間(すなわち、1フィー
ルド期間)後にRSTR端子にリセットパルスを印加す
れば1フィールド遅延素子として動作させ、また、RS
TW端子にリセットパルスが印加されてから1H期間後
にRSTR端子にリセットパルスを印加すれば1H遅延
素子として動作させる事ができる。
【0042】すなわち、上述の動作により、図5のメモ
リマップに示す様に、各バンクのメモリ素子において最
初に1水平走査線分の画像データが記憶される記憶領域
が1H遅延素子として使用する事ができる様になる。
【0043】次に、本実施例の再生装置における線順次
色差信号の同時化処理及びドロップアウト補償処理につ
いて説明する。
【0044】図2において、FIFOメモリ18に対す
る1フレーム分の画像信号の書き込みが完了した後、ま
ず、メモリコントローラ28の指示により、スイッチS
W3は図中の接点aに接続され、FIFOメモリ18の
第1バンクのメモリ素子A、Bに記憶されている1フィ
ールド分の画像データの読み出しが開始されると、該メ
モリ素子A、Bより読み出された画像データは、スイッ
チSW3の図中の接点a及びデータ抽出回路32に供給
される。
【0045】そして、該スイッチSW3より出力される
画像データからはデータ抽出回路31においてディジタ
ル輝度データYのみが抽出され、D/A変換器17に供
給される。
【0046】また、FIFOメモリ18の第1バンクの
メモリ素子A、Bよりデータの読み出しが行われている
期間中は、メモリコントローラ28の指示により、スイ
ッチSW2を図中の接点cに接続し、第2バンクのメモ
リ素子C、Dを1H遅延素子として動作させる事によ
り、第1バンクのメモリ素子A、Bより読み出されるデ
ータを1H遅延したデータが第2バンクのメモリ素子
C、Dより出力され、スイッチSW3の図中の接点b及
びデータ抽出回路33に供給される。
【0047】従って、第1バンクのメモリ素子A、Bよ
りデータ抽出回路32に供給される画像データと第2バ
ンクのメモリ素子C、Dよりデータ抽出回路33に供給
される画像データとは時間軸が互いに1Hずれているの
で、該データ抽出回路32、33において画像データよ
りディジタル線順次色差データを抽出する事により、デ
ィジタル色差データR−Y、B−Yに同時化される事に
なり、同時化処理により形成されたディジタル色差デー
タR−Y、B−Yはディジタル直交変調回路30にて直
交変調され、ディジタルクロマデータCとしてD/A変
換器20に供給される。
【0048】また、FIFOメモリ18の第1バンクの
メモリ素子A、Bより読み出されるデータは、メモリコ
ントローラ28にも供給されており、メモリコントロー
ラ28はFIFOメモリ18の第1バンクのメモリ素子
A、Bより供給されるデータが前述の様にデータの書き
込み時にドロップアウト符号化回路29においてエンコ
ードされたドロップアウトが発生している事を示すデー
タ(すなわち、値が”0FFH”のデータ)である事を
検出している期間中、図中の接点aに接続されているス
イッチSW3を図中の接点bに切り換え、第1バンクの
メモリ素子A、BからスイッチSW3の図中の接点aに
供給されるドロップアウトが発生している事を示してい
るデータを第2バンクのメモリ素子C、Dからスイッチ
SW3の図中の接点bに供給されている1H前のデータ
と置き換える事により、ドロップアウト補償を行ってい
る。
【0049】尚、上述の様に、発生したドロップアウト
を補償している期間中は、スイッチスイッチSW2を図
中の接点dに接続し、1H遅延素子として動作している
第2バンクのメモリ素子C、DのDO端子をDI端子に
接続し、該第2バンクのメモリ素子C、Dから1H前の
データとして読み出されたデータを再び第2バンクのメ
モリ素子C、Dに書き込む事により、サイクリックな遅
延素子として動作させ、第1バンクのメモリ素子A、B
より読み出されるドロップアウトが発生している事を示
すデータを1H遅延素子として動作している第2バンク
のメモリ素子C、Dに供給しない様にしている。
【0050】また、メモリコントローラ28は第1バン
クのメモリ素子A、Bからディジタル線順次色差データ
R−Y/B−Yが読み出されている期間中は、スイッチ
SW2を図中の接点dに接続せず、図中の接点cに接続
する事により、ディジタル線順次色差データについて
は、1H遅延線として動作している第2バンクのメモリ
素子C、Dによるドロップアウト補償処理を行わず、そ
の代わりに前述した様な同時化処理を行う様に構成して
いる。
【0051】上述の様にFIFOメモリ18の第1バン
クのメモリ素子A、Bに記憶されている1フィールド分
の画像データの読み出し動作が完了した後、次に、メモ
リコントローラ28の指示により、スイッチSW3は図
中の接点bに接続され、FIFOメモリ18の第2バン
クのメモリ素子C、Dに記憶されている1フィールド分
の画像データの読み出しが開始されると、該メモリ素子
C、Dより読み出された画像データは、スイッチSW3
の図中の接点b及びデータ抽出回路33に供給される。
【0052】そして、該スイッチSW3より出力される
画像データからはデータ抽出回路31においてディジタ
ル輝度データYのみが抽出され、D/A変換器17に供
給される。
【0053】また、FIFOメモリ18の第2バンクの
メモリ素子C、Dよりデータの読み出しが行われている
期間中は、メモリコントローラ28の指示により、スイ
ッチSW1を図中の接点cに接続し、第1バンクのメモ
リ素子A、Bを1H遅延素子として動作させる事によ
り、第2バンクのメモリ素子C、Dより読み出されるデ
ータを1H遅延したデータが第1バンクのメモリ素子
A、Bより出力され、スイッチSW3の図中の接点a及
びデータ抽出回路32に供給される。
【0054】従って、第2バンクのメモリ素子C、Dよ
りデータ抽出回路33に供給される画像データと第1バ
ンクのメモリ素子A、Bよりデータ抽出回路32に供給
される画像データとは時間軸が互いに1Hずれているの
で、該データ抽出回路32、33において画像データよ
りディジタル線順次色差データを抽出する事により、デ
ィジタル色差データR−Y、B−Yに同時化される事に
なり、同時化処理により形成されたディジタル色差デー
タR−Y、B−Yはディジタル直交変調回路30にて直
交変調され、ディジタルクロマデータCとしてD/A変
換器20に供給される。
【0055】また、FIFOメモリ18の第2バンクの
メモリ素子C、Dより読み出されるデータは、メモリコ
ントローラ28にも供給されており、メモリコントロー
ラ28はFIFOメモリ18の第2バンクのメモリ素子
C、Dより供給されるデータが前述の様にデータの書き
込み時にドロップアウト符号化回路29においてエンコ
ードされたドロップアウトが発生している事を示すデー
タ(すなわち、値が”0FFH”のデータ)である事を
検出している期間中、図中の接点bに接続されているス
イッチSW3を図中の接点aに切り換え、第2バンクの
メモリ素子C、DからスイッチSW3の図中の接点bに
供給されるドロップアウトが発生している事を示してい
るデータを第1バンクのメモリ素子A、Bからスイッチ
SW3の図中の接点aに供給されている1H前のデータ
と置き換える事により、ドロップアウト補償を行ってい
る。
【0056】尚、上述の様に、発生したドロップアウト
を補償している期間中は、スイッチスイッチSW1を図
中の接点dに接続し、1H遅延素子として動作している
第1バンクのメモリ素子A、BのDO端子をDI端子に
接続し、該第1バンクのメモリ素子A、Bから1H前の
データとして読み出されたデータを再び第1バンクのメ
モリ素子A、Bに書き込む事により、サイクリックな遅
延素子として動作させ、第2バンクのメモリ素子C、D
より読み出されるドロップアウトが発生している事を示
すデータを1H遅延素子として動作している第1バンク
のメモリ素子A、Bに供給しない様にしている。
【0057】また、メモリコントローラ28は第2バン
クのメモリ素子C、Dからディジタル線順次色差データ
R−Y/B−Yが読み出されている期間中は、スイッチ
SW1を図中の接点dに接続せず、図中の接点cに接続
する事により、ディジタル線順次色差データについて
は、1H遅延線として動作している第1バンクのメモリ
素子A、Bによるドロップアウト補償処理を行わず、そ
の代わりに前述した様な同時化処理を行う様に構成して
いる。
【0058】尚、上述の様に、本実施例の再生装置にお
いては、線順次色差信号に対するドロップアウト補償処
理を行わない様に構成しているが、線順次色差信号は輝
度信号に比べてビデオフロッピーの深層部に記録されて
いるため、ドロップアウトの発生による影響は、輝度信
号に比べ少なく、特にドロップアウト補償を行わなくて
も問題はない。
【0059】尚、本実施例の再生装置はFIFOメモリ
18の一方のバンクのメモリ素子に書き込まれた1フィ
ールド分の画像データから1フレーム分の画像データを
形成し、出力する事も可能で、この場合には、FIFO
メモリ18の一方のバンクのメモリ素子に対する1フィ
ールド分の画像データの書き込みが完了した後、該メモ
リ素子に書き込まれた1フィールド分の画像信号を読み
出している期間中、他方のバンクのメモリ素子を1H遅
延素子として動作させ、該1H遅延素子を用いる事によ
り、一方のバンクのメモリ素子より読み出された1フィ
ールド分の画像データから1フレーム分の画像信号を形
成する補間処理が行われる。
【0060】図2において、例えば、FIFOメモリ1
8の第1バンクのメモリ素子A、Bに書き込まれた1フ
ィールド分の画像データから1フレーム分の画像データ
を形成する補間処理を行う場合には、FIFOメモリ1
8の第1バンクのメモリ素子A、Bに対する1フィール
ド分の画像データの書き込みが完了した後、まず、メモ
リコントローラ28の指示により、スイッチSW3は図
中の接点aに接続され、FIFOメモリ18の第1バン
クのメモリ素子A、Bに記憶されている1フィールド分
の画像データの読み出しが開始されると、該メモリ素子
A、Bより読み出された画像データは、スイッチSW3
の図中の接点a、加算回路34及びデータ抽出回路32
に供給される。
【0061】また、FIFOメモリ18の第1バンクの
メモリ素子A、Bよりデータの読み出しが行われている
期間中は、メモリコントローラ28の指示により、スイ
ッチSW2を図中の接点cに接続し、第2バンクのメモ
リ素子C、Dを1H遅延素子として動作させる事によ
り、第1バンクのメモリ素子A、Bより読み出されるデ
ータを1H遅延したデータが第2バンクのメモリ素子
C、Dより出力され、スイッチSW3の図中の接点b、
加算回路34及びデータ抽出回路33に供給される。
【0062】従って、第1バンクのメモリ素子A、Bよ
り加算回路34に供給される画像データと第2バンクの
メモリ素子C、Dより加算回路34に供給される画像デ
ータとは時間軸が互いに1Hずれているので、加算回路
34において供給された両画像データの加算平均をとる
事により、補間処理が行われ、補間画像データが形成さ
れ、スイッチSW3の図中の接点cに供給され事にな
る。
【0063】そして、メモリコントローラ28の指示に
より、スイッチSW3を1フィールド期間毎に図中の接
点aと接点cで切り換えて接続する事により、スイッチ
SW3からは、FIFOメモリの第1バンクのメモリ素
子A、Bより読み出される画像データと加算回路34よ
り出力される補間画像データとが、1フィールド期間毎
に交互に出力され、該スイッチSW3より出力される画
像データからデータ抽出回路31においてディジタル輝
度データYのみが抽出される事により、1フィールド分
のディジタル輝度データYから補間処理により1フレー
ム分のディジタル輝度データYが形成され、D/A変換
器17に供給される。
【0064】一方、FIFOメモリ18の第2バンクの
メモリ素子C、Dに書き込まれた1フィールド分の画像
データから1フレーム分の画像データを形成する補間処
理を行う場合には、FIFOメモリ18の第2バンクの
メモリ素子C、Dに対する1フィールド分の画像データ
の書き込みが完了した後、まず、メモリコントローラ2
8の指示により、スイッチSW3は図中の接点bに接続
され、FIFOメモリ18の第2バンクのメモリ素子
C、Dに記憶されている1フィールド分の画像データの
読み出しが開始されると、該メモリ素子C、Dより読み
出された画像データは、スイッチSW3の図中の接点
b、加算回路34及びデータ抽出回路33に供給され
る。
【0065】また、FIFOメモリ18の第2バンクの
メモリ素子C、Dよりデータの読み出しが行われている
期間中は、メモリコントローラ28の指示により、スイ
ッチSW1を図中の接点cに接続し、第1バンクのメモ
リ素子A、Bを1H遅延素子として動作させる事によ
り、第2バンクのメモリ素子C、Dより読み出されるデ
ータを1H遅延したデータが第1バンクのメモリ素子
A、Bより出力され、スイッチSW3の図中の接点a、
加算回路34及びデータ抽出回路32に供給される。
【0066】従って、第2バンクのメモリ素子C、Dよ
り加算回路34に供給される画像データと第1バンクの
メモリ素子A、Bより加算回路34に供給される画像デ
ータとは時間軸が互いに1Hずれているので、加算回路
34において供給された両画像データの加算平均をとる
事により、補間処理が行われ、補間画像データが形成さ
れ、スイッチSW3の図中の接点cに供給され事にな
る。
【0067】そして、メモリコントローラ28の指示に
より、スイッチSW3を1フィールド期間毎に図中の接
点bと接点cで切り換えて接続する事により、スイッチ
SW3からは、FIFOメモリの第2バンクのメモリ素
子C、Dより読み出される画像データと加算回路34よ
り出力される補間画像データとが、1フィールド期間毎
に交互に出力され、該スイッチSW3より出力される画
像データからデータ抽出回路31においてディジタル輝
度データYのみが抽出される事により、1フィールド分
のディジタル輝度データYから補間処理により1フレー
ム分のディジタル輝度データYが形成され、D/A変換
器17に供給される。
【0068】尚、本実施例の再生装置における補間処理
は、画像データ中のディジタル輝度データに対してのみ
行われるもので、ディジタル線順次色差データに対して
は補間処理を行わず、データ抽出回路32、33におい
て、時間軸が互いに1Hずれている第1バンクのメモリ
素子A、Bより供給される画像データと第2バンクのメ
モリ素子C、Dより供給される画像データよりディジタ
ル線順次色差データを抽出する事により、ディジタル線
順次色差データをディジタル色差データR−Y、B−Y
に同時化処理し、形成されたディジタル色差データR−
Y、B−Yをディジタル直交変調回路30にて直交変調
し、ディジタルクロマデータCとしてD/A変換器20
に供給している。
【0069】また、上述の補間処理を行っている際にも
ドロップアウト補償処理は行われるが該ドロップアウト
補償処理については前述と同様に行われるので、詳細な
説明は省略する。
【0070】以上説明した様に、本実施例の再生装置に
おいては、2個のメモリ素子バンクにより構成されてい
るFIFOメモリを備えたディジタル信号処理部を用い
て、ビデオフロッピーより再生される1フレーム分の画
像信号を1フィールド分毎に前記2個のメモリ素子バン
クに対し切り換えて書き込み、1フレーム分の画像信号
を一旦記憶した後、該2個のメモリ素子バンクに書き込
まれた1フレーム分の画像信号を読み出す際に、一方の
メモリ素子バンクに書き込まれている1フィールド分の
画像信号を読み出している期間中、該一方のメモリ素子
バンクより読み出された画像信号を他方のメモリ素子バ
ンクに転送し、該他方のメモリ素子バンクにおける記憶
領域の一部を1水平走査期間遅延素子として使用する様
に動作させ、該1水平走査期間遅延素子を用いて、ドロ
ップアウト補償処理、線順次色差信号の同時化処理、1
フィールド分の画像信号から1フレーム分の画像信号を
形成する補間処理等を行う様に構成しているので、従
来、前記各種処理を行うに当たって必要としていた高価
な遅延素子を専用に備える事無く、再生装置の構成を簡
略化し、低コスト化を図る事ができるものである。
【0071】尚、本実施例では、図1に示す様に磁気ヘ
ッド4がビデオフロッピー1上に形成されている1本の
トラックをトレースし、該トラックに記録されている信
号を再生するフィールドヘッドを磁気ヘッド4として備
えた再生装置について説明してきたが、本発明は、ビデ
オフロッピー1上に燐設して形成されている2本のトラ
ックを同時にトレースし、夫々のトラックに記録されて
いる信号を独立して再生する事ができる2個の磁気ヘッ
ドにより構成されているフレームヘッドを磁気ヘッドと
して備えた再生装置にも適用する事が可能で、この場合
には該フレームヘッドを構成している2個の磁気ヘッド
によりビデオフロッピー1上の2本の燐設するトラック
から再生される信号を1フィールド期間毎に切り換えて
図1のアンプ6に供給するヘッド切り換えスイッチを設
ける事により、ビデオフロッピー1上の2本の燐設する
トラックに記録されている1フレーム分の画像信号を再
生する際に、ヘッド移動機構5により磁気ヘッド4を移
動させる必要が無くなる。
【0072】また、本実施例では、ビデオフロッピー上
に同心円状に形成されている複数のトラックの内、燐設
して形成されている2本のトラックに対して、1フレー
ム分(2フィールド分)の画像信号を、夫々1本のトラ
ックに1フィールド分づつ記録するフレーム記録モード
に従って記録された1フレーム分の画像信号を再生する
場合について説明したが、ビデオフロッピー上に形成さ
れている1本のトラックに対して、1フィールド分の画
像信号を記録するフィールド記録モードに従って記録さ
れた1フィールド分の画像信号を再生し、補間処理を行
う事により、1フレーム分の画像信号として出力する場
合には、前述した補間処理と同じ処理動作を行えば良
い。
【0073】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、従
来の技術における課題を解消し、安価かつ簡単な構成に
て、各種信号処理を行う際に必要な画像信号を遅延する
為の専用の遅延素子を用いる事無く画像信号を遅延し、
各種信号処理を行う事ができる画像信号処理装置を提供
する事ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として、本発明を適用した電
子スチルビデオシステムにおける再生装置の概略構成を
示したブロック図である。
【図2】前記図1に示した装置におけるディジタル信号
処理部17とFIFOメモリ18の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図3】前記図1に示したFIFOメモリ18に対する
データの書き込み動作を説明する為のタイミングチャー
トである。
【図4】前記図1に示したFIFOメモリ18の一方の
バンクのメモリ素子に書き込まれた1フィールド分の画
像信号を読み出す際に、他方のバンクのメモリ素子を1
H遅延素子として使用する場合の動作状態を示すタイミ
ングチャートである。
【図5】前記図1に示したFIFOメモリ18における
メモリマップを示した図である。
【符号の説明】
1 ビデオフロッピー 4 磁気ヘッド 6 アンプ 4 FM変調輝度信号分離フィルタ 5 FM変調線順次色差信号分離フィルタ 17 ディジタル信号処理部 18 FIFOメモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号及び色信号により構成される画
    像信号を1フィールド分記憶可能なファーストイン・フ
    ァーストアウトメモリと、 前記ファーストイン・ファーストアウトメモリに対して
    画像信号を書き込んだり、あるいは前記ファーストイン
    ・ファーストアウトメモリに記憶された画像信号を読み
    出したりする際に、前記ファーストイン・ファーストア
    ウトメモリに対する信号の書き込み、あるいは読み出し
    動作を前記画像信号の水平走査期間周期でリセットする
    メモリ制御手段とを備えた事を特徴とする画像信号処理
    装置。
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