JPH0678335A - 画像記録再生装置 - Google Patents

画像記録再生装置

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JPH0678335A
JPH0678335A JP3141259A JP14125991A JPH0678335A JP H0678335 A JPH0678335 A JP H0678335A JP 3141259 A JP3141259 A JP 3141259A JP 14125991 A JP14125991 A JP 14125991A JP H0678335 A JPH0678335 A JP H0678335A
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signal
time
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JP3141259A
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Hirohisa Yamaguchi
裕久 山口
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Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色を重視したビデオ信号の記録を可能にし、
且つ動きの速い画像の記録も可能にする。 【構成】 R、G、B信号に基づいてマトリックスでY
信号、R−Y信号、B−Y信号を形成する。1水平走査
期間の前半にY信号を時間軸圧縮して配置する。1水平
走査期間の残りの半分にR−Y信号又はB−Y信号を時
間軸圧縮して配置する。Y信号は各水平走査期間の前半
にそれぞれ配置するが、R−Y信号とB−Y信号は1水
平走査期間毎に交互に配置する。欠落したR−Y信号及
びB−Y信号は再生時に補間する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は色を重視した画像信号の
記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来の一
般的なVTR(ビデオテープレコーダ)はカメラから供
給されるNTSC方式に従う複合カラービデオ信号(カ
ラーTV信号)を記録するように構成されている。NT
SC方式では、R(赤)とG(緑)とB(青)とをその
まま伝送せずに、輝度信号Yを送ると共に、2つの色差
信号(R−Y)と(B−Y)に対応するI信号及びQ信
号を送るように構成されている。このように構成すれ
ば、制限された周波数帯域で色信号と輝度信号とを伝送
することが可能になる。しかし、NTSC方式において
は、I信号が1.5MHz の周波数帯域に入るように制限
され、Q信号が0.5MHz の周波数帯域に入るように制
限される。このため、色の忠実度が低く、被写体の色を
正確に再現させることは不可能であった。
【0003】上述の如き問題を解決することを目的とし
て、NTSC方式の画像信号を記録する代りに、R、
G、B信号を独立に記録、再生する方法が特願昭62−
153107号で提案されている。しかし、この方法で
は、1フレーム分のR、G、B信号を記録するために3
フレーム分のトラックが使用される。従って、3フレー
ムの内の2フレームが捨てられる。この結果、動きの速
い被写体を記録した場合には、再生画像がコマ落しのよ
うになる。
【0004】そこで、本発明の目的は色の再現性(忠実
度)に優れ、且つ動きの速い画像の記録にも適用するこ
とができる画像記録再生装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、カラー画像を得るための輝度信号と色信号
とが同一時間幅を有して交互に配置され且つ時間軸圧縮
されている時分割多重信号を形成する時分割多重信号形
成回路と、前記時分割多重信号形成回路から得られた時
分割多重信号を記録媒体に記録する記録装置とから成る
画像記録再生装置に係わるものである。
【0006】なお、輝度信号と色信号とをそれぞれ1/2
に時間軸圧縮して1水平走査期間に配置することが望ま
しい。また、R−Y信号とB−Y信号とを交互に配置す
ることが望ましい。また、時分割多重化信号をディジタ
ル化して形成することが望ましい。また、再生時には欠
落したR−Y信号、B−Y信号を補間することが望まし
い。
【0007】
【作用】時分割多重において色信号と輝度信号とが同一
時間幅に割り当てられる。従って、色信号の周波数帯域
を輝度信号と同一にすることができ、色の忠実度(再現
性)を高めることができる。また、輝度信号及び色信号
を時間軸圧縮して記録するので、コマ落しを零にするこ
と又は少なくすることが可能になり、動きの速い画像の
記録にも適用可能になる。請求項2に示すように1水平
走査期間に輝度信号と色信号との両方を入れれば輝度信
号の欠落が生じないので、動きの速い画像の良好な記録
再生が可能になる。 請求項3に示すようにR−Y信号
とB−Y信号とを交互に配置すれば、R−Y信号及びB
−Y信号が1水平走査期間間隔で欠落するが、補間する
ことによって実際上さほど問題が生じない。請求項3に
示す方式では、画像の垂直方向における色の解像度の低
下は免れないが、色信号と輝度信号との時分割多重にお
ける割り当て時間幅が同一であるので、周波数帯域もほ
ぼ同一となり、従来に比べて色信号の記録再生の忠実度
を高めることができる。請求項4に従って、ディジタル
化処理すれば、目的とする信号処理を容易に行うことが
できる。請求項5に示すように補間することにより、良
好な再生画像を得ることができる。
【0008】
【実施例】本実施例の画像記録再生装置は、図1に示す
ようにカラービデオカメラ1と、画像信号処理装置(プ
ロセッサ)2と、ディスク記録再生装置3と、モニタ表
示装置4とから成る。
【0009】カラービデオカメラ1はNTSC方式に従
うR(赤)信号とG(緑)信号とB(青)信号とをライ
ン5、6、7に独立に発生するように構成されている。
この種のカメラ1は周知であるので詳しい説明を省略す
る。
【0010】画像信号処理装置2は、ライン5〜7によ
ってビデオカメラ1に接続されており、カメラ1から供
給されたR、G、B信号に基づいてY信号(輝度信号)
を形成すると共にR−Y信号(第1の色差信号)とB−
Y信号(第2の色差信号)を形成し、これ等を時間軸圧
縮してY+(R−Y)合成信号とY+(B−Y)合成信
号とを交互に配置して時分割多重信号を形成する装置で
ある。この詳細は後述する。
【0011】ディスク記録再生装置3は記録信号供給ラ
イン8と再生出力ライン9とによって画像信号処理装置
2に接続されている。このディスク記録再生装置3は、
光学記録再生用記録媒体ディスク10と、この回転用モ
ータ11と、光学記録再生ヘッド12と、ヘッド12を
ディスク10の半径方向に移動させる機構13と、記録
再生回路(図示せず)とから成る公知のものであり、デ
ィスク10上にスパイラル又は同心円状記録とラックを
形成し、これを再生するものである。記録トラックは通
常1フレームで1トラック(1周)になるように形成さ
れる。
【0012】モニタ表示装置4はR、G、B入力端子を
有する公知のCRTモニタ又は液晶モニタであり、R、
G、B信号ライン14、15、16によって画像信号処
理装置2に接続されている。
【0013】画像信号処理装置2は記録信号処理回路と
再生信号処理回路とを含む。図2に原理的に示す記録信
号処理回路17は、R、G、B入力端子18、19、2
0と、3つの入力ローパスフィルタ21、22、23
と、3つのADC(アナログ・ディジタル変換器)2
4、25、26と、マトリックス27と、時間軸圧縮時
分割多重回路28と、DAC(ディジタル・アナログ変
換器)29と、同期信号付加回路30と、ローパスフィ
ルタ31と、出力端子32と、タイミング信号発生回路
33とから成る。
【0014】R、G、B入力端子18、19、20は図
1のビデオカメラ1の出力ライン5、6、7に接続さ
れ、NTSC方式に従うR、G、B信号(水平及び垂直
同期信号とR、G、又はB信号成分とを組み合せた信
号)の供給を受ける。入力端子18、19、20に接続
されたローパスフィルタ21、22、23はR、G、B
信号を3.5MHz にそれぞれ制限する。この3.5MHz
は従来のNTSC方式の色信号の周波数帯域1.5NHz
よりも十分に高い。ローパスフィルタ21、22、23
に接続されたADC24、25、26はアナログのR、
G、B信号をディジタルのR、G、B信号に変換する。
ADC24、25、26に接続されたマトリックス27
は、R、G、B信号をY信号(輝度信号)とR−Y信号
(第1の色差信号)とB−Y信号(第2の色差信号)に
変換する。マトリックス27に接続された時間軸圧縮時
分割多重回路28は、Y信号を1/2 に時間軸圧縮してそ
れぞれの水平走査期間の前半に配置し、R−Y信号及び
B−Y信号を時間軸圧縮して水平走査期間の後半に交互
に配置して時分割多重信号を形成するものである。マト
リックス27及び時分割多重回路28の詳細は後述す
る。時分割多重回路28に接続されたDAC29はディ
ジタルの時分割多重信号をアナログ時分割多重信号に戻
す回路である。DAC29に接続された同期信号付加回
路30は水平同期信号、垂直同期信号を付加してNTS
C方式に従う複合ビデオ信号を形成し、これを7MHz の
ローパスフィルタ31を介して出力端子32に送るもの
である。タイミング信号発生回路33はG信号入力端子
19のG信号から同期信号を抽出し、これに基づいて各
種のタイミング信号を形成し、ADC24、25、2
6、マトリックス27、時分割多重回路28、DAC2
9、同期信号付加回路31に与える。
【0015】マトリックス回路27は図3に示すよう
に、Y信号形成回路37と、R−Y信号形成回路38
と、B−Y信号形成回路39とから成る。Y信号形成回
路37はADC24、25、26にそれぞれ接続されて
おり、例えば0.59G+0.30R+0.11Bの演
算によってY信号(輝度信号)を形成する。R−Y信号
形成回路38はR用ADC24とY信号形成回路37と
に接続されており、R−Yの演算によってR−Y信号
(第1の色差信号)を形成する。B−Y信号形成回路3
9はB用ADC26とY信号形成回路37とに接続され
ており、B−Yの演算によってB−Y信号(第2の色差
信号)を形成する。
【0016】時間軸圧縮時分割多重回路38は、図3に
示すように4つのFIFO(First-In First-Out )メ
モリ40、41、42、43と、第1〜第8のスイッチ
S1、S2 、S3 、S4 、S5 、S6 、S7 、S8 とか
ら成る。なお、スイッチS1〜S8 は電子スイッチで構
成されている。第1及び第2のメモリ40、41は第
1、第2のスイッチS1 、S2 を介してY信号形成回路
37に接続されている。第1及び第2のスイッチS1 、
S2 は1H(水平走査期間)毎に択一的にオン・オフ動
作する。従って、第1及び第2のメモリ40、41には
Y信号が1H毎に交互に書き込まれる。第3のメモリ4
2はR−Y信号形成回路38に接続され、R−Y信号を
読み込む。第4のメモリ43はB−Y信号形成回路39
に接続され、B−Y信号を読み込む。第1〜第4のメモ
リ40〜43の読み出し速度は書き込み速度の約2倍に
設定されている。従って、第1〜第4のメモリ40〜4
3は1/2 の時間軸圧縮回路として機能する。第1及び第
2のメモリ40、41の出力ラインは第3及び第4のス
イッチS3 、S4 を介して共通のY信号出力ライン44
に接続されている。第3及び第4のメモリ42、43、
第5及び第6のスイッチS5 、S6 を介して共通の色信
号ライン45に接続されている。Y信号出力ライン44
と色信号出力ライン45は第7及び第8のスイッチS7
、S8 を介して多重信号出力ライン46に接続されて
いる。なお、第3及び第4のスイッチS3、S4 は1H
毎に択一的にオン・オフ動作し、第5及び第6のスイッ
チS5 、S6 は1H毎に択一的にオン・オフ動作し、第
7及び第8のスイッチS7 、S8 は1/2 H毎に択一的に
オン・オフ動作する。第1〜第4のメモリ40〜43の
タイミング制御信号及び第1〜第8のスイッチS1 〜S
8 の制御信号は図2に示したタイミング信号発生回路3
3から与えられる。
【0017】次に、図2及び図3に示す記録信号処理回
路17の動作を図4及び図5を参照して説明する。入力
端子18、19、20に与えられたR、G、B信号はA
DC24、25、26でディジタル化されてマトリック
ス27に入力する。これにより、マトリックス27のY
信号形成回路37からは図4の(A)に示すY信号が1
H毎に得られる。図4では水平走査期間を示すH、輝度
信号を示すY、第1の色差信号を示すR−Y、及び第2
の色差信号を示すB−Yに順番を示すサフィックスが付
けられている。R−Y信号形成回路38からは図4の
(B)に示すB−Y信号(第1の色差信号)が得られ、
B−Y信号形成回路39からは図4の(C)に示すB−
Y信号(第2の色差信号)が得られる。図5に示すよう
にH1 区間において第1のスイッチS1 がオンになり、
Y1 信号が図4の(D)に示すように第1のメモリ40
に書き込まれる。また、H1 区間において図4の(F)
に示すようにR1 −Y1 信号が第3のメモリ42に書き
込まれる。H1 区間において第4のメモリ43の内容は
前の区間に書き込んだB0 −Y0 となる。第1及び第3
のメモリ40、42は図4の(D)(F)に示すように
同一区間(奇数区間)のY信号及びR−Y信号を同時に
読み込んで2Hだけ保持する。第2及び第4のメモリ4
1、43は図4の(E)(G)に示すように同一区間
(偶数区間)のY信号及びB−Y信号を同時に読み込ん
で2Hだけ保持する。第3〜第8のスイッチS3 〜S8
が図5に示すようにオン・オフし、且つメモリ40〜4
3から書き込み速度の2倍の速度でデータが読み出され
ることによって時間軸圧縮及び時分割多重が達成され
る。図4の(H)はY信号ライン44の状態を示し、
(I)は色信号ライン45の状態を示し、(J)は出力
ライン46の状態を示す。図4の(H)のY1 信号は、
H2 区間で第3のスイッチS3 をオンになし、第1のメ
モリ40からY1 信号をH2 区間の前半で読み出すこと
によって得られる。図4の(I)のR1 −Y1 信号はH
2 区間で第5のスイッチS5 をオンになし、第3のメモ
リ42からR1 −Y1 をH2 区間の後半で読み出すこと
によって得られる。図4の(J)のH2 区間のY1 信号
とR1 −Y1 信号の多重化は、H2 区間の前半で第7の
スイッチS7 をオンになし、H2 区間の後半で第8のス
イッチS8 をオンになすことによって得られる。図4の
(H)のH3 区間のY2 信号は第4のスイッチS4 をH
3 区間でオンになし、H3 区間の前半で第2のメモリ4
1からY2 を時間軸圧縮して読み出すことによって得ら
れる。図4の(I)のH3 区間のB2 −Y2 信号はH3
区間で第6のスイッチS6 をオンになし、H3 区間の後
半でメモリ43からB2 −Y2 を時間軸圧縮して読み出
すことによって得られる。図4の(J)のH3 区間のY
2 信号とB2 −Y2 信号の多重化はH3 区間の前半で第
7のスイッチS7 をオンになし、後半で第8のスイッチ
S8 をオンになすことによって得られる。以下、同様な
手順で時間軸圧縮時分割多重信号を形成する。時分割多
重信号の配列は図4の(J)から明らかなように各水平
走査期間の前半にY信号が配置され、後半にR−Y信号
とB−Y信号とが交互に配置されている。R−Y信号
は、R1 −Y1 、R3 −Y3 のように奇数番目の信号の
みが配置され、偶数番目は欠落している。一方、B−Y
信号はB2 −Y2 、B4 −Y4のように偶数番目の信号
のみが配置され、奇数番目が欠落している。これ等の欠
落した色差信号は再生時に補間される。
【0018】Y信号とR−Y又はB−Y色差信号は同一
時間割合で時分割多重化されている。従って、Y信号と
色差信号は同一の周波数帯域で記録再生することができ
る。なお、第1及び第2の色差信号とY信号とを同一の
水平走査期間に全部含めた時分割多重方式をとることも
考えられるが、この場合には、第1及び第2の色差信号
に対する割り当て時間幅が狭くなり、結局、色差信号の
周波数帯域を広げて色の再現性を高めることが不可能に
なる。
【0019】時分割多重信号は図2のDAC29でアナ
ログ信号に変換された後に同期信号付加回路30に入力
し、ここで図4の(J)で破線で示す水平同期信号及び
垂直同期信号(図示せず)が付加され、NTSC方式に
従うビデオ信号となり、図1のディスク記録再生装置3
のディスク10に記録される。
【0020】図6は図1の画像信号処理装置2に含まれ
ている再生信号処理回路50を示す。この再生信号処理
回路50は、入力端子51と、ローパスフィルタ52
と、ADC53と、Y信号及び色信号再生回路54と、
マトリックス55と、3つのDAC56、57、58
と、3つのローパスフィルタ59、60、61と、R、
G、B出力端子62、63、64と、タイミング信号発
生回路65とから成る。入力端子51は図1のディスク
記録再生装置3の出力ライン9に接続され、ディスク1
0の再生信号を受け入れる。ローパスフィルタ52を介
して入力端子51に接続されたADCはアナログの時分
割多重信号をディジタルの時分割多重信号に変換する。
ADC53に接続されたY信号及び色信号再生回路54
は時分割多重信号をY信号とR−Y信号とB−Y信号と
に分離し、且つ時間軸伸長し、且つR−Y信号及びB−
Y信号の補間信号をそれぞれ形成する。マトリックス5
5はY信号とR−Y信号とB−Y信号をR、G、B信号
に変換する周知の回路である。マトリックス55の3本
の出力ラインに接続されたDAC56、57、58はデ
ィジタルのR、G、B信号をアナログのR、G、C信号
に変換し、3.5MHzのローパスフィルタ59、6
0、61を介して出力端子62、63、64にR、G、
B信号を送出するものである。タイミング信号発生回路
65は入力端子51の時分割多重信号から同期信号を分
離し、これらに基いてADC53、再生回路54、マト
リックス55、DAC56〜58のタイミング信号を形
成する。
【0021】図6のY信号及び色信号再生回路54は、
図7に示すようにFIFOメモリから成る第5〜第12
のメモリ65、66、67、68、69、70、71、
72と、加算器73と、1/2 割算回路74と、第11〜
第34のスイッチS11〜S34とから成る。第5〜第12
のメモリ65〜72はスイッチS11〜S18を介して多重
化信号入力ライン75に接続されている。Y信号用メモ
リ65、66、67、68の出力端子はスイッチS19、
S20、S21、S22を介してY信号出力ライン76に接続
されている。メモリ69、70、71、72の出力端子
はスイッチS23、S24、S25、S26を介して共通ライン
77に接続されている。またメモリ69〜72の出力端
子はスイッチS27〜S30を介して加算器73に接続され
ている。加算器73の出力端子は1/2 割算回路74を介
して補間色差信号ライン78に接続されている。この補
間色差信号ライン78はスイッチS31とS33とを介して
R−Y信号出力ライン79とB−Y信号出力ライン80
とに接続され、色差信号共通ライン77はスイッチS32
とS34を介してR−Y信号出力ライン79とB−Y信号
出力ライン80に接続されている。
【0022】次に、図6及び図7の再生信号処理回路5
0の動作を図8及び図9を参照して説明する。入力端子
51には図2の記録信号処理回路17の出力端子32の
信号と実質的に同一の信号が与えられる。図8の(A)
には入力端子51の信号をADC53でディジタル化し
た時分割多重信号が示されている。この図8の(A)は
図4の(J)と実質的に同一である。図8の(B)〜
(E)に示すようにスイッチS11、S12、S13、S14が
各水平走査区間H1 、H2 、H3 、H4 、H5 の前半に
おいて順次にオンになると、Y1 、Y2 、Y3 、Y4 、
Y5 が順次に選択されてメモリ65、66、67、68
に書き込まれる。メモリ65〜68は同一のY信号を4
H期間だけ保持した後に次の新しいY信号を保持する。
H1 区間でメモリ65に書き込まれたY1 信号は図8の
(J)に示すように2H後のH3 区間において2倍に時
間軸伸長されて読み出される。メモリ66〜68のY2
、Y3 、Y4 信号も同様に2H後に2倍に時間軸伸長
されて読み出される。時間軸伸長はメモリ65〜68の
書き込み速度の1/2 の速度でデータを読み出すことによ
って達成される。スイッチS15、S16、S17、S18は図
8の(F)(G)(H)(I)に示すように各水平走査
区間H1 〜H5 の後半においてオンになり、図8の
(A)のR1 −Y1 信号、B2 −Y2 信号、R3 −Y3
信号、B4 −Y4 信号、R5 −Y5 信号を順に抽出し、
メモリ69、70、71、72に書き込む。メモリ6
9、70、71、72の内容は4H期間保持された後に
次の新しい信号に変えられる。メモリ69〜72におい
ても読み出し速度を書き込み速度の1/2 にすることによ
って時間軸伸長する。図8のH1 区間でメモリ69に書
き込まれたR1 −Y1 信号はH2 、H3 、H4 区間で繰
返して読み出される。H2 区間でメモリ70に書き込ま
れたB2 −Y2 信号はH3 、H4 、H5 区間で繰返して
読み出される。H3 区間でメモリ71に書き込まれたR
3 −Y3 信号はH4 、H5 、図示していないH6 区間で
繰返して読み出される。H4 区間でメモリ72に書き込
まれたR4 −Y4 信号はH5 、図示されていないH6 、
H7 区間で繰返して読み出される。メモリ67〜72か
らのR−Y信号、B−Y信号の読み出しの繰返しは補間
信号の形成のために必要になる。R−Y信号ライン79
には図8の(K)に示すようにH3 、H5 区間でR1 −
Y1 信号、R3 −Y3 信号が得られ、これ等の間に
{(R1 −Y1 )+(B2 −Y3 )}/2で示される補
間信号が得られる。この補間信号はH2 区間のR1 −Y
1 信号とH5 区間のR3 −Y3 信号の平均値である。こ
のように平均値で補間する代りに前値ホールドで補間す
ることもできる。B−Y出力ライン80には、図8の
(L)に示すようにH4 でB2 −Y2 信号が得られ、H
2 区間には図示されていないがB0 −Y0 信号が得ら
れ、図示されていないH6 区間にB4 −Y4 信号が得ら
れる。B−Y信号ライン80においても、再生されたB
−Y信号は間欠的に配置されるので、前値と後値との平
均値で補間信号を形成する。H3 区間の{(B0 −Y0
)+(B2 +Y2 )}/2及びH5 区間の{(B2 −
Y2 )+(B4 −Y4 )}/2は補間信号を示す。
【0023】図8の(J)のY1 、Y2 、Y3 、Y4 信
号をライン76に得る時には、図9に示すようにスイッ
チS19、S20、S21、S22を順次にオンにする。図8の
(K)のH3 区間のR1 −Y1 信号をライン79に得る
時には、図9に示すようにスイッチS23とS32とをオン
にする。また、図8の(L)のH3 区間の補間信号をラ
イン80に得る時には、スイッチS28、S30、S33をオ
ンにする。これにより、メモリ70のB2 −Y2 とメモ
リ72のB0 −Y0 とが加算器73で加算され、これが
割算回路73で1/2 にされて補間信号が得られ、ライン
80に送られる。H4 区間、H5 区間においてもH3 区
間と同様な処理がなされる。
【0024】上述から明らかなように本実施例では、Y
信号と色差信号(R−Y、B−Y)とが分離されて記録
再生され、かつY信号は全部記録されているので、色を
重視した方式であるにも拘らず、動きの速い被写体の記
録再生を良好に行うことができる。また、色差信号に対
してY信号と同一の時間幅が割り当てられて時分割多重
信号が形成されているので、色信号の記録再生をY信号
と同一の周波数帯域を有して行うことが可能になり、従
来のNTSC方式による記録再生よりも色を重視した記
録再生ができる。R−Y信号、B−Y信号は1H毎に交
互に配置されるので、垂直方向における色の解像度が悪
くなる。しかし、補間しているので、色の解像度の低下
は極めて小さく、実用上ほとんど問題にならない。
【0025】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) RGB出力のあるビデオカメラ1の代りにRG
B出力を得ることができるコンピュータグラフィックの
スキャンコンバータ等のRGB信号発生源とすることが
できる。 (2) ビデオカメラ1等のRGB信号発生源からR、
G、B信号と同時に同期信号を画像信号処理装置2に送
るように構成することができる。 (3) ディスク記録再生装置3の代りにVTRを使用
することができる。 (4) モニタ表示装置4の代りに、ビデオプロジェク
タ、ビデオプリンタ等のアナログRGB入力端子を有す
る画像処理装置に接続することができる。 (5) マトリックス27等をアナログ処理回路にする
ことができる。 (6) スイッチS3 、S4 、S5 、S6 を図5の破線
で示すようにH/2のオン期間にすることにより、スイ
ッチS7 、S8 を省くことができる。 (7) 色信号としてI信号とQ信号を使用することも
できる。 (8) 水平走査期間の前半に色差信号(R−Y、又は
B−Y)を配置し、後半にY(輝度)信号を配置するこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1および2においては、Y信号
(輝度信号)と2つの色信号が時分割多重化されて記録
される。従って、色信号を輝度信号と同一の周波数帯域
を有して記録することが可能になり、色の再現性を高め
ることができる。また、時間軸圧縮記録するので、輝度
信号及び色信号の欠落をゼロまたは少なくすることが可
能になり、動きの速い画像の良好な記録再生が可能にな
る。また、請求項3〜5に示すように、Y信号と1つの
色差信号とを同一時間幅を有するように時分割多重する
と、記録される色差信号の周波数帯域がY信号と同一に
なり、色の再現性の高い記録再生が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる画像記録再生装置を示
すブロック図である。
【図2】図1の画像信号処理装置に含まれている記録信
号処理回路を示すブロック図である。
【図3】図2のマトリックス及び時間軸圧縮時分割多重
回路を詳しく示すブロック図である。
【図4】図3のA〜Jの状態を原理的に示す図である。
【図5】図3のスイッチS1 〜S8 の状態を示す図であ
る。
【図6】図1の画像信号処理装置に含まれている再生信
号処理回路を示すブロック図である。
【図7】図6のY信号及び色差信号再生回路を示す回路
図である。
【図8】図7の各部の状態を示す図である。
【図9】図7のスイッチS19〜S34の状態を示す図であ
る。
【符号の説明】 27 マトリックス 28 時間軸圧縮時分割多重回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を得るための輝度信号と色信
    号とが同一時間幅を有して交互に配置され且つ時間軸圧
    縮されている時分割多重信号を形成する時分割多重信号
    形成回路と、 前記時分割多重信号形成回路から得られた時分割多重信
    号を記録媒体に記録する記録装置とから成る画像記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】 前記時分割多重信号はNTSC方式と同
    様に水平同期信号と垂直同期信号とを含むものであり、 前記輝度信号が1/2 に時間軸圧縮されて前記水平同期信
    号の相互間の半分に配置され、前記色信号が1/2 に時間
    軸圧縮されて前記水平同期信号の相互間の残りの半分に
    配置されたものである請求項1記載の画像信号記録再生
    装置。
  3. 【請求項3】 前記色信号はR−Y信号(第1の色差信
    号)と、B−Y(第2の色差信号)とから成り、前記時
    分割多重信号の前記色信号の区間に前記R−Y信号と前
    記B−Y信号とが交互に配置されていることを特徴とす
    る請求項2記載の画像記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記時分割多重信号形成回路は、 R信号入力端子と、 G信号入力端子と、 B信号入力端子と、 R信号入力端子に接続された第1のアナログ・ディジタ
    ル変換器と、 前記G信号入力端子に接続された第2のアナログ・ディ
    ジタル変換器と、 前記B信号入力端子に接続された第3のアナログ・ディ
    ジタル変換器と、 前記第1、第2及び第3のアナログ・ディジタル変換器
    に接続され、これ等から得られたディジタル化R信号と
    ディジタル化G信号とディジタル化B信号に基づいてデ
    ィジタル化Y信号(輝度信号)と、ディジタル化R−Y
    信号と、ディジタル化B−Y信号とを形成するマトリッ
    クスと、 前記マトリックスに接続され、前記ディジタル化Y信号
    を時間軸圧縮して周期的に発生する水平同期信号の相互
    間の半分に配置し、前記水平同期信号の相互間の残りの
    半分に前記ディジタル化R−Y信号と前記ディジタル化
    B−Y信号とを時間軸圧縮して交互に配置してディジタ
    ル化時分割多重信号を形成する時分割多重化回路と、 前記時分割多重化回路に接続されたディジタル・アナロ
    グ変換回路とから成ることを特徴とする請求項1記載の
    画像記録再生装置。
  5. 【請求項5】 それぞれの水平走査期間の約半分にY信
    号を時間軸圧縮して配置し、前記水平走査期間の残りの
    約半分にR−Y信号又はB−Y信号を時間軸圧縮して配
    置し、前記R−Y信号と前記B−Y信号とは1水平走査
    期間毎に交互に配置した時分割多重信号を形成する時分
    割多重信号形成回路と、 前記時分割多重信号を記録媒体に記録し、前記記録を再
    生する記録再生装置と、 前記記録再生装置から得られ
    た再生時分割多重信号をY信号とR−Y信号とB−Y信
    号に分離し、且つ分離された前記Y信号、前記R−Y信
    号及び前記B−Y信号を1水平走査期間に対応するよう
    に時間軸伸長し、且つR−Y信号とB−Y信号とが欠落
    している水平走査期間に補間信号を配置し、且つ再生さ
    れたY信号、R−Y信号、B−Y信号及び前記補間信号
    に基づいてR信号とG信号とB信号とを得る再生回路と
    から成る画像記録再生装置。
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KR100233533B1 (ko) * 1997-02-28 1999-12-01 윤종용 영상데이터의 저장 장치
US8125616B2 (en) 2007-11-29 2012-02-28 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus with pre-formed flexible transportation line

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