JPH05259988A - 光出力監視回路 - Google Patents
光出力監視回路Info
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- JPH05259988A JPH05259988A JP4054582A JP5458292A JPH05259988A JP H05259988 A JPH05259988 A JP H05259988A JP 4054582 A JP4054582 A JP 4054582A JP 5458292 A JP5458292 A JP 5458292A JP H05259988 A JPH05259988 A JP H05259988A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S5/00—Semiconductor lasers
- H01S5/06—Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium
- H01S5/068—Stabilisation of laser output parameters
- H01S5/06825—Protecting the laser, e.g. during switch-on/off, detection of malfunctioning or degradation
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- Semiconductor Lasers (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】データ信号のマーク率が下がることにより、あ
たかもレーザダイオードの発光出力が低下したかのごと
く誤って警報信号を出力してしまうことを防ぐ。 【構成】この光出力監視回路は、2値の論理を採るデー
タ信号xに対応の発光出力に応じた光電流Ipを電圧V
pに変換するとともに電圧Vpを発光出力の変動および
データ信号xの有意信号の占める割合を示すマーク率m
の変化に比例した平滑電圧Vdに変換する光電流・電圧
変換部1と、データ信号xのマーク率mを検出しマーク
率mの変化に比例した基準電圧Vtを出力する基準電圧
発生部2とを備える。基準電圧Vtをしきい値として電
圧Vdを監視し電圧Vdがしきい値の基準電圧Vtを越
えたときに警報信号yを出力するコンパレータ3を備え
る。
たかもレーザダイオードの発光出力が低下したかのごと
く誤って警報信号を出力してしまうことを防ぐ。 【構成】この光出力監視回路は、2値の論理を採るデー
タ信号xに対応の発光出力に応じた光電流Ipを電圧V
pに変換するとともに電圧Vpを発光出力の変動および
データ信号xの有意信号の占める割合を示すマーク率m
の変化に比例した平滑電圧Vdに変換する光電流・電圧
変換部1と、データ信号xのマーク率mを検出しマーク
率mの変化に比例した基準電圧Vtを出力する基準電圧
発生部2とを備える。基準電圧Vtをしきい値として電
圧Vdを監視し電圧Vdがしきい値の基準電圧Vtを越
えたときに警報信号yを出力するコンパレータ3を備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光出力監視回路に関し、
特に光通信における光・電気変換機能を有する光出力監
視回路に関する。
特に光通信における光・電気変換機能を有する光出力監
視回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2を参照すると、従来の光出力監視回
路は光電流・電圧変換部1と定電圧電源2とコンパレー
タ3とから構成されている。光電流・電圧変換部1は発
光素子としてのレーザダイオード11と、データ信号x
を入力されてデータ信号xに応答した駆動電流Idを出
力してレーザダイオード11を駆動するレーザダイオー
ド駆動回路12と、レーザダイオード11の発光出力を
監視するためにレーザダイオード11の発光を受光する
受光素子としてのフォトダイオード13と、レーザダイ
オード11の発光出力に比例してフォトダイオード13
に流れる光電流Ipを電圧Vpに変換して出力する電流
・電圧変換器14と、電圧Vpを平滑電圧Vdに平滑す
る平滑回路15とを有する。定電圧電源2は定電圧Vt
を出力する。コンパレータ3は一方の入力端に平滑回路
15より被監視電圧として平滑電圧Vdを入力され、も
う一方の入力端に定電圧電源2より基準電圧として定電
圧Vtを入力されて定電圧Vtをしきい値として平滑電
圧Vdを監視する。
路は光電流・電圧変換部1と定電圧電源2とコンパレー
タ3とから構成されている。光電流・電圧変換部1は発
光素子としてのレーザダイオード11と、データ信号x
を入力されてデータ信号xに応答した駆動電流Idを出
力してレーザダイオード11を駆動するレーザダイオー
ド駆動回路12と、レーザダイオード11の発光出力を
監視するためにレーザダイオード11の発光を受光する
受光素子としてのフォトダイオード13と、レーザダイ
オード11の発光出力に比例してフォトダイオード13
に流れる光電流Ipを電圧Vpに変換して出力する電流
・電圧変換器14と、電圧Vpを平滑電圧Vdに平滑す
る平滑回路15とを有する。定電圧電源2は定電圧Vt
を出力する。コンパレータ3は一方の入力端に平滑回路
15より被監視電圧として平滑電圧Vdを入力され、も
う一方の入力端に定電圧電源2より基準電圧として定電
圧Vtを入力されて定電圧Vtをしきい値として平滑電
圧Vdを監視する。
【0003】詳述すると、レーザダイオード駆動回路1
2は2値の論理を採りマーク率の変動するデータ信号x
を入力され、レーザダイオード11を駆動するのに足り
うる大きさの駆動電流Idに変換してレーザダイオード
11を駆動する。レーザダイオード11は駆動電流Id
を入力されると、データ信号xの有意信号としてのレベ
ル″1″に応じた駆動電流で発光し、有意信号としての
レベル″0″に応じた駆動電流で消光する。また、駆動
電流Idはレーザダイオード11の発光出力がいかなる
レベル″1″に応じて発光したときでも一定になるよう
に出力される。フォトダイオード13がレーザダイオー
ド11の発光を受光すると、フォトダイオード13と電
流・電圧変換器14との間にレーザダイオード11の発
光出力に比例した光電流Ipが流れる。電流・電圧変換
器14はこの光電流Ipを電圧Vpに変換して平滑回路
15へ出力する。電圧Vpはデータ信号xに対応したほ
ぼパルス状の電圧信号であるため、平滑回路15はこの
電圧Vpをほぼ直流に近い電圧に平滑した平滑電圧Vd
を出力する。コンパレータ3は一方の入力端に平滑回路
15より平滑電圧Vdを入力され、もう一方の入力端に
定電圧電源2より基準電圧として定電圧Vtを入力さ
れ、この定電圧Vtをしきい値として平滑電圧Vdを監
視し、平滑電圧Vdがしきい値の定電圧Vtを越えて変
化したときに異常を知らせる警報信号yを出力する。つ
まり、レーザダイオード11の発光出力が低下すると、
フォトダイオード13を流れる光電流Ipの波高値が減
少し、それに伴い電圧Vpの波高値も減少する。その結
果、平滑電圧Vdが低下する。すなわち、平滑電圧Vd
がしきい値の定電圧Vtを越えるほどにレーザダイオー
ド11の発光出力が低下すると、警報信号yが出力され
る。上述におけるデータ信号xが平滑電圧Vdに変換さ
れる過程でのデータ信号xと電圧Vpと平滑電圧Vdと
の関係は、データ信号xのデータのマーク率(所定の長
さのデータ列内に有意信号としてのレベル″1″の占め
る割合)がm(ただし、0〈m〈1)のとき、平滑電圧
VdはVd=mVpとなる。つまり、マーク率mが変化
すると、その変化に比例して平滑電圧Vdも変動する。
2は2値の論理を採りマーク率の変動するデータ信号x
を入力され、レーザダイオード11を駆動するのに足り
うる大きさの駆動電流Idに変換してレーザダイオード
11を駆動する。レーザダイオード11は駆動電流Id
を入力されると、データ信号xの有意信号としてのレベ
ル″1″に応じた駆動電流で発光し、有意信号としての
レベル″0″に応じた駆動電流で消光する。また、駆動
電流Idはレーザダイオード11の発光出力がいかなる
レベル″1″に応じて発光したときでも一定になるよう
に出力される。フォトダイオード13がレーザダイオー
ド11の発光を受光すると、フォトダイオード13と電
流・電圧変換器14との間にレーザダイオード11の発
光出力に比例した光電流Ipが流れる。電流・電圧変換
器14はこの光電流Ipを電圧Vpに変換して平滑回路
15へ出力する。電圧Vpはデータ信号xに対応したほ
ぼパルス状の電圧信号であるため、平滑回路15はこの
電圧Vpをほぼ直流に近い電圧に平滑した平滑電圧Vd
を出力する。コンパレータ3は一方の入力端に平滑回路
15より平滑電圧Vdを入力され、もう一方の入力端に
定電圧電源2より基準電圧として定電圧Vtを入力さ
れ、この定電圧Vtをしきい値として平滑電圧Vdを監
視し、平滑電圧Vdがしきい値の定電圧Vtを越えて変
化したときに異常を知らせる警報信号yを出力する。つ
まり、レーザダイオード11の発光出力が低下すると、
フォトダイオード13を流れる光電流Ipの波高値が減
少し、それに伴い電圧Vpの波高値も減少する。その結
果、平滑電圧Vdが低下する。すなわち、平滑電圧Vd
がしきい値の定電圧Vtを越えるほどにレーザダイオー
ド11の発光出力が低下すると、警報信号yが出力され
る。上述におけるデータ信号xが平滑電圧Vdに変換さ
れる過程でのデータ信号xと電圧Vpと平滑電圧Vdと
の関係は、データ信号xのデータのマーク率(所定の長
さのデータ列内に有意信号としてのレベル″1″の占め
る割合)がm(ただし、0〈m〈1)のとき、平滑電圧
VdはVd=mVpとなる。つまり、マーク率mが変化
すると、その変化に比例して平滑電圧Vdも変動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の光出力監視
回路では、データ信号xと電圧Vpと平滑電圧Vdとの
間にVd=mVpの関係があるため、データのマーク率
mが変化すると、その変化に比例して平滑電圧Vdも変
動する。したがって、レーザダイオード11の発光出力
が一定であってもデータ信号xのマーク率mが下がるこ
とによって平滑電圧Vdも低下し、ついには、あたかも
レーザダイオード11の発光出力が低下したかのごとく
誤って警報信号yを出力してしまう。
回路では、データ信号xと電圧Vpと平滑電圧Vdとの
間にVd=mVpの関係があるため、データのマーク率
mが変化すると、その変化に比例して平滑電圧Vdも変
動する。したがって、レーザダイオード11の発光出力
が一定であってもデータ信号xのマーク率mが下がるこ
とによって平滑電圧Vdも低下し、ついには、あたかも
レーザダイオード11の発光出力が低下したかのごとく
誤って警報信号yを出力してしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による光出力監視
回路は、2値の論理を採るデータ信号対応の発光出力に
応じた光電流を第1の電圧に変換するとともに前記第1
の電圧を前記発光出力の変動および前記データ信号の有
意信号の占める割合を示すマーク率の変化に比例した第
2の電圧に変換出力する第1の手段と、前記データ信号
のマーク率を検出し前記マーク率の変化に比例した第3
の電圧を出力する第2の手段と、前記第3の電圧をしき
い値として前記第2の電圧を監視し前記第2の電圧が前
記しきい値を越えたときに警報を示す信号を出力する第
3の手段とを備える。
回路は、2値の論理を採るデータ信号対応の発光出力に
応じた光電流を第1の電圧に変換するとともに前記第1
の電圧を前記発光出力の変動および前記データ信号の有
意信号の占める割合を示すマーク率の変化に比例した第
2の電圧に変換出力する第1の手段と、前記データ信号
のマーク率を検出し前記マーク率の変化に比例した第3
の電圧を出力する第2の手段と、前記第3の電圧をしき
い値として前記第2の電圧を監視し前記第2の電圧が前
記しきい値を越えたときに警報を示す信号を出力する第
3の手段とを備える。
【0006】また、本発明による光出力監視回路は、2
値の論理を採るデータ信号に応答して発光素子を駆動す
る第1の手段と、前記発光素子の発光出力に応じて流れ
る受光素子の光電流を第1の電圧に変換する第2の手段
と、前記第1の電圧を平滑し前記発光出力の変動および
前記データ信号のマーク率の変化に比例した第2の電圧
として出力する第3の手段と、前記データ信号のマーク
率を検出する第4の手段と、前記第4の手段の検出出力
により前記マーク率の変化に比例した第3の電圧を出力
する第5の手段と、前記第3の電圧をしきい値として前
記第2の電圧を監視し前記第2の電圧が前記しきい値を
越えたときに警報を示す信号を出力する第6の手段とを
備える。
値の論理を採るデータ信号に応答して発光素子を駆動す
る第1の手段と、前記発光素子の発光出力に応じて流れ
る受光素子の光電流を第1の電圧に変換する第2の手段
と、前記第1の電圧を平滑し前記発光出力の変動および
前記データ信号のマーク率の変化に比例した第2の電圧
として出力する第3の手段と、前記データ信号のマーク
率を検出する第4の手段と、前記第4の手段の検出出力
により前記マーク率の変化に比例した第3の電圧を出力
する第5の手段と、前記第3の電圧をしきい値として前
記第2の電圧を監視し前記第2の電圧が前記しきい値を
越えたときに警報を示す信号を出力する第6の手段とを
備える。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。本発明の一実施例を示す図1を参照すると、光出力
監視回路は光電流・電圧変換部1と基準電圧発生部2と
コンパレータ3とから構成されている。光電流・電圧変
換部1は発光素子としてのレーザダイオード11と、デ
ータ信号xを入力されてデータ信号xに応答した駆動電
流Idを出力してレーザダイオード11を駆動するレー
ザダイオード駆動回路12と、レーザダイオード11の
発光出力を監視するためにレーザダイオード11の発光
を受光する受光素子としてのフォトダイオード13と、
レーザダイオード11の発光出力に比例してフォトダイ
オード13に流れる光電流Ipを電圧Vpに変換して出
力する電流・電圧変換器14と、電圧Vpを平滑電圧V
dに平滑する平滑回路15とを有する。基準電圧発生部
2はデータ信号xを入力されてデータのマーク率(所定
の長さのデータ列内に有意信号としてのレベル″1″の
占める割合)m(ただし、0〈m〈1)を検出するマー
ク率検出器20と、その検出出力により出力の基準電圧
Vtを可変させる出力可変定電圧回路21とを有する。
コンパレータ3は一方の入力端に平滑回路15より被監
視電圧として平滑電圧Vdを入力され、もう一方の入力
端に出力可変定電圧回路21より基準電圧Vtを入力さ
れて基準電圧Vtをしきい値として平滑電圧Vdを監視
する。
る。本発明の一実施例を示す図1を参照すると、光出力
監視回路は光電流・電圧変換部1と基準電圧発生部2と
コンパレータ3とから構成されている。光電流・電圧変
換部1は発光素子としてのレーザダイオード11と、デ
ータ信号xを入力されてデータ信号xに応答した駆動電
流Idを出力してレーザダイオード11を駆動するレー
ザダイオード駆動回路12と、レーザダイオード11の
発光出力を監視するためにレーザダイオード11の発光
を受光する受光素子としてのフォトダイオード13と、
レーザダイオード11の発光出力に比例してフォトダイ
オード13に流れる光電流Ipを電圧Vpに変換して出
力する電流・電圧変換器14と、電圧Vpを平滑電圧V
dに平滑する平滑回路15とを有する。基準電圧発生部
2はデータ信号xを入力されてデータのマーク率(所定
の長さのデータ列内に有意信号としてのレベル″1″の
占める割合)m(ただし、0〈m〈1)を検出するマー
ク率検出器20と、その検出出力により出力の基準電圧
Vtを可変させる出力可変定電圧回路21とを有する。
コンパレータ3は一方の入力端に平滑回路15より被監
視電圧として平滑電圧Vdを入力され、もう一方の入力
端に出力可変定電圧回路21より基準電圧Vtを入力さ
れて基準電圧Vtをしきい値として平滑電圧Vdを監視
する。
【0008】詳述すると、レーザダイオード駆動回路1
2は2値の論理を採りマーク率の変動するデータ信号x
を入力され、レーザダイオード11を駆動するのに足り
うる大きさの駆動電流Idに変換してレーザダイオード
11を駆動する。レーザダイオード11は駆動電流Id
を入力されると、データ信号xの有意信号としてのレベ
ル″1″に応じた駆動電流で発光し、有意信号としての
レベル″0″に応じた駆動電流で消光する。また、駆動
電流Idはレーザダイオード11の発光出力がいかなる
レベル″1″に応じて発光したときでも一定になるよう
に出力される。フォトダイオード13がレーザダイオー
ド11の発光を受光すると、電流・電圧変換器14との
間にレーザダイオード11の発光出力に比例した光電流
Ipが流れる。電流・電圧変換器14はこの光電流Ip
を電圧Vpに変換して平滑回路15へ出力する。電圧V
pはデータ信号xに対応したほぼパルス状の電圧信号で
あるため、平滑回路15はこの電圧Vpをほぼ直流に近
い電圧に平滑した平滑電圧Vdを出力する。基準電圧発
生部2はレーザダイオード駆動回路12に入力されるの
と同じデータ信号xを入力されるとマーク率検出器20
においてデータ信号xのデータのマーク率mを検出す
る。マーク率mは有意信号としてのレベル″1″および
レベル″0″で構成される所定の長さのデータ列内にレ
ベル″1″が占める割合を比率で表わしたもので0〈m
〈1であり、mの値が大きければレベル″1″の数が多
いことを示し、例えば、m=0.5であればレベル″
1″とレベル″0″の数が同じであることを示す。マー
ク率mはデータの内容により0〈m〈1の範囲で常時変
化する。もし、マーク率mが変化しなければ出力可変定
電圧回路21の出力する基準電圧Vtは定電圧になる
が、マーク率mが変化するとそれに比例して基準電圧V
tも変動する。すなわち、出力可変定電圧回路21はマ
ーク率検出器20の検出出力に応じてマーク率mの変化
に比例した電圧の変動を基準電圧Vtに与える。コンパ
レータ3は一方の入力端に平滑回路15より平滑電圧V
dを入力され、もう一方の入力端に出力可変定電圧回路
21より基準電圧Vtを入力され、この基準電圧Vtを
しきい値として平滑電圧Vdを監視し、平滑電圧Vdが
しきい値の基準電圧Vtを越えて変化したときに異常を
知らせる警報信号yを出力する。つまり、レーザダイオ
ード11の発光出力が低下すると、フォトダイオード1
3を流れる光電流Ipの波高値が減少し、それに伴い電
圧Vpの波高値も減少する。その結果、平滑電圧Vdが
低下する。すなわち、平滑電圧Vdがしきい値の基準電
圧Vtを越えるほどにレーザダイオード11の発光出力
が低下すると、警報信号yが出力される。上述における
データ信号xが平滑電圧Vdに変換される過程でのデー
タ信号xと電圧Vpと平滑電圧Vdとの関係は、データ
信号xのデータのマーク率をmとしたとき平滑電圧Vd
はVd=mVpとなる。つまり、マーク率mが変化する
とその変化に比例して平滑電圧Vdも変動する。したが
って、出力可変定電圧回路21はコンパレータ3に入力
されるしきい値としての基準電圧Vtが、マーク率mの
変化分に伴なう平滑電圧Vdの変動値とマーク率mの同
じ変化分による基準電圧Vtの変動値とが等しくなるよ
うにマーク率検出器20の検出出力に応じて基準電圧V
tを可変する。これにより、コンパレータ3においてマ
ーク率mの変化分に伴う平滑電圧Vdの変動値を同じマ
ーク率mの変化分による基準電圧Vtの可変値で相殺す
ることができるので、基準電圧Vtは平滑電圧Vdに対
して真にしきい値としての基準電圧となりうる。すなわ
ち、平滑電圧Vdがしきい値を越える低下をしてコンパ
レータ3が警報信号yを出力したときに、その原因がレ
ーザダイオード1の発光出力の低下に起因するものであ
ることを真に判定することができる。
2は2値の論理を採りマーク率の変動するデータ信号x
を入力され、レーザダイオード11を駆動するのに足り
うる大きさの駆動電流Idに変換してレーザダイオード
11を駆動する。レーザダイオード11は駆動電流Id
を入力されると、データ信号xの有意信号としてのレベ
ル″1″に応じた駆動電流で発光し、有意信号としての
レベル″0″に応じた駆動電流で消光する。また、駆動
電流Idはレーザダイオード11の発光出力がいかなる
レベル″1″に応じて発光したときでも一定になるよう
に出力される。フォトダイオード13がレーザダイオー
ド11の発光を受光すると、電流・電圧変換器14との
間にレーザダイオード11の発光出力に比例した光電流
Ipが流れる。電流・電圧変換器14はこの光電流Ip
を電圧Vpに変換して平滑回路15へ出力する。電圧V
pはデータ信号xに対応したほぼパルス状の電圧信号で
あるため、平滑回路15はこの電圧Vpをほぼ直流に近
い電圧に平滑した平滑電圧Vdを出力する。基準電圧発
生部2はレーザダイオード駆動回路12に入力されるの
と同じデータ信号xを入力されるとマーク率検出器20
においてデータ信号xのデータのマーク率mを検出す
る。マーク率mは有意信号としてのレベル″1″および
レベル″0″で構成される所定の長さのデータ列内にレ
ベル″1″が占める割合を比率で表わしたもので0〈m
〈1であり、mの値が大きければレベル″1″の数が多
いことを示し、例えば、m=0.5であればレベル″
1″とレベル″0″の数が同じであることを示す。マー
ク率mはデータの内容により0〈m〈1の範囲で常時変
化する。もし、マーク率mが変化しなければ出力可変定
電圧回路21の出力する基準電圧Vtは定電圧になる
が、マーク率mが変化するとそれに比例して基準電圧V
tも変動する。すなわち、出力可変定電圧回路21はマ
ーク率検出器20の検出出力に応じてマーク率mの変化
に比例した電圧の変動を基準電圧Vtに与える。コンパ
レータ3は一方の入力端に平滑回路15より平滑電圧V
dを入力され、もう一方の入力端に出力可変定電圧回路
21より基準電圧Vtを入力され、この基準電圧Vtを
しきい値として平滑電圧Vdを監視し、平滑電圧Vdが
しきい値の基準電圧Vtを越えて変化したときに異常を
知らせる警報信号yを出力する。つまり、レーザダイオ
ード11の発光出力が低下すると、フォトダイオード1
3を流れる光電流Ipの波高値が減少し、それに伴い電
圧Vpの波高値も減少する。その結果、平滑電圧Vdが
低下する。すなわち、平滑電圧Vdがしきい値の基準電
圧Vtを越えるほどにレーザダイオード11の発光出力
が低下すると、警報信号yが出力される。上述における
データ信号xが平滑電圧Vdに変換される過程でのデー
タ信号xと電圧Vpと平滑電圧Vdとの関係は、データ
信号xのデータのマーク率をmとしたとき平滑電圧Vd
はVd=mVpとなる。つまり、マーク率mが変化する
とその変化に比例して平滑電圧Vdも変動する。したが
って、出力可変定電圧回路21はコンパレータ3に入力
されるしきい値としての基準電圧Vtが、マーク率mの
変化分に伴なう平滑電圧Vdの変動値とマーク率mの同
じ変化分による基準電圧Vtの変動値とが等しくなるよ
うにマーク率検出器20の検出出力に応じて基準電圧V
tを可変する。これにより、コンパレータ3においてマ
ーク率mの変化分に伴う平滑電圧Vdの変動値を同じマ
ーク率mの変化分による基準電圧Vtの可変値で相殺す
ることができるので、基準電圧Vtは平滑電圧Vdに対
して真にしきい値としての基準電圧となりうる。すなわ
ち、平滑電圧Vdがしきい値を越える低下をしてコンパ
レータ3が警報信号yを出力したときに、その原因がレ
ーザダイオード1の発光出力の低下に起因するものであ
ることを真に判定することができる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ータ信号のマーク率が下がることにより、あたかもレー
ザダイオードなどの発光素子のの発光出力が低下したか
のごとく誤って警報信号を出力してしまうことを防ぐこ
とができる。
ータ信号のマーク率が下がることにより、あたかもレー
ザダイオードなどの発光素子のの発光出力が低下したか
のごとく誤って警報信号を出力してしまうことを防ぐこ
とができる。
【図1】本発明の第1実施例の光出力監視回路を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】従来の光出力監視回路を示すブロック図であ
る。
る。
1 光電流・電圧変換部 2 基準電圧発生部 3 コンパレータ 11 レーザダイオード 12 レーザダイオード駆動回路 13 フォトダイオード 14 電流・電圧変換器 15 平滑回路 20 マーク率検出器 21 出力可変定電圧回路
Claims (2)
- 【請求項1】 2値の論理を採るデータ信号対応の発光
出力に応じた光電流を第1の電圧に変換するとともに前
記第1の電圧を前記発光出力の変動および前記データ信
号の有意信号の占める割合を示すマーク率の変化に比例
した第2の電圧に変換出力する第1の手段と、 前記データ信号のマーク率を検出し前記マーク率の変化
に比例した第3の電圧を出力する第2の手段と、 前記第3の電圧をしきい値として前記第2の電圧を監視
し前記第2の電圧が前記しきい値を越えたときに警報を
示す信号を出力する第3の手段と、 を備えることを特徴とする光出力監視回路。 - 【請求項2】 2値の論理を採るデータ信号に応答して
発光素子を駆動する第1の手段と、 前記発光素子の発光出力に応じて流れる受光素子の光電
流を第1の電圧に変換する第2の手段と、 前記第1の電圧を平滑し前記発光出力の変動および前記
データ信号のマーク率の変化に比例した第2の電圧とし
て出力する第3の手段と、 前記データ信号のマーク率を検出する第4の手段と、 前記第4の手段の検出出力により前記マーク率の変化に
比例した第3の電圧を出力する第5の手段と、 前記第3の電圧をしきい値として前記第2の電圧を監視
し前記第2の電圧が前記しきい値を越えたときに警報を
示す信号を出力する第6の手段と、 を備えることを特徴とする光出力監視回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4054582A JPH05259988A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 光出力監視回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4054582A JPH05259988A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 光出力監視回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05259988A true JPH05259988A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=12974699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4054582A Pending JPH05259988A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 光出力監視回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05259988A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08154072A (ja) * | 1994-11-28 | 1996-06-11 | Nec Corp | 受信アラーム回路ならびに再生中継装置 |
EP0756363A2 (en) * | 1995-07-28 | 1997-01-29 | AT&T Corp. | Method and apparatus for monitoring performance of a laser transmitter |
US20200295535A1 (en) * | 2017-12-15 | 2020-09-17 | Horiba, Ltd. | Semiconductor laser device, and method and program for driving the same |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP4054582A patent/JPH05259988A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08154072A (ja) * | 1994-11-28 | 1996-06-11 | Nec Corp | 受信アラーム回路ならびに再生中継装置 |
EP0756363A2 (en) * | 1995-07-28 | 1997-01-29 | AT&T Corp. | Method and apparatus for monitoring performance of a laser transmitter |
EP0756363A3 (en) * | 1995-07-28 | 1997-11-19 | AT&T Corp. | Method and apparatus for monitoring performance of a laser transmitter |
US20200295535A1 (en) * | 2017-12-15 | 2020-09-17 | Horiba, Ltd. | Semiconductor laser device, and method and program for driving the same |
US11764542B2 (en) * | 2017-12-15 | 2023-09-19 | Horiba, Ltd. | Semiconductor laser device, and method and program for driving the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981117 |