JPH0525974B2 - - Google Patents

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JPH0525974B2
JPH0525974B2 JP60243437A JP24343785A JPH0525974B2 JP H0525974 B2 JPH0525974 B2 JP H0525974B2 JP 60243437 A JP60243437 A JP 60243437A JP 24343785 A JP24343785 A JP 24343785A JP H0525974 B2 JPH0525974 B2 JP H0525974B2
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JP
Japan
Prior art keywords
box culvert
slope
joint surface
opening
muddy water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60243437A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62107128A (ja
Inventor
Shunkichi Senboku
Takashi Ooki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raito Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Raito Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Raito Kogyo Co Ltd filed Critical Raito Kogyo Co Ltd
Priority to JP24343785A priority Critical patent/JPS62107128A/ja
Publication of JPS62107128A publication Critical patent/JPS62107128A/ja
Publication of JPH0525974B2 publication Critical patent/JPH0525974B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボツクスカルバート、特に泥水固化
工法で布設するに好適なボツクスカルバート及び
その布設工法に関する。
〔従来の技術〕
泥水固化工法で布設するボツクスカルバートと
しては第9図の平面図、更に第10の側面図にて
示すものがある。このボツクスカルバート1は円
形管と異なり、開口部接合面2,3が段差4を有
する鉛直な面で形成され互いに重なり合うように
構成されている。そして、一方の開口部接合面2
には鉛直に伸びる内向き鈎状の係止部5、他方の
開口部接合面3には鉛直に伸びる外向き鈎状の係
合部6が備え付けられている。
このボツクスカルバート1を布設するにあたつ
ては、まず最初に既布設のボツクスカルバート1
の係止部5に後布設のボツクスカルバート1の係
合部6の係合関係を保つように鉛直方向に吊り下
げられる。次に吊り下げたボツクスカルバート1
を水平面内の位置がずれないようにして降し、接
合前に更に位置を確認修正して第11図の如く接
合する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のボツクスカルバートの接合面形状だと、
吊り下げたボツクスカルバートの位置が少しでも
ずれないように最大の注意を払いながら鉛直に降
す必要があり、また、接合面が鉛直で更に鈎状の
係止部と係合部を係合させるため、位置の確認修
正に手間取り、布設施工に相当の熟練を要し、施
工時間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は上記問題点を解消したボツク
スカルバート及びその布設工法を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はボツクスカルバートの開口部接合面を
斜面とすることにより上記目的を達成した。
ボツクスカルバートを多数接合して長路の下水
管等を敷設するような場合は、ボツクスカルバー
トの開口部両端接合面のうち、一方を斜面、他方
を一方と平行ないしはほぼ平行な張出し斜面とす
ることが望ましい。布設にあつては既設のボツク
スカルバートの開口部接合面の斜面に後布設のボ
ツクスカルバートの開口部接合面の張出し斜面を
順次接合する。
また、接合と安定性をよくするため、斜面側の
開口部にはカラーを設け、後布設のボツクスカル
バートの張出し斜面側の開口部側面を案内する構
成とすることが望ましい。このカラーの受け入れ
上端を広くすることにより、大きな位置ずれに対
しても対応策がとり易くなる。
更に接合を完全なものとするため、互いに接合
する開口部には一対となるセクシヨンを設けるこ
とができる。このセクシヨンは接合面に沿つて着
脱可能でかつボツクスカルバートの長手方向に係
合関係をもつ構成とすることが望ましい。
泥水固化工法でボツクスカルバートを布設する
ような場合は、中で泥水が固化しないように開口
部両端に着脱可能な閉塞板を設けることが望まし
い。布設の際浮力による影響を削減するため、中
に水等の液体を満たして沈設し、泥水が固化した
後、閉塞板を引き抜く。閉塞板跡には充填物を詰
め、泥水の侵入を防止する。
〔作用〕
ボツクスカルバートの開口部接合面を斜面とす
ることにより、形状が単純化し、既布設のボツク
スカルバートの開口部接合面の斜面が後布設のボ
ツクスカルバートの開口部接合面の張出し斜面を
ガイドするので、接合が極めて容易になる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。第1図は泥水10中に既布設されているボ
ツクスカルバート11の開口部接合面の斜面12
をガイドとして後布設のボツクスカルバート11
を沈設しているところを示した図で、ボツクスカ
ルバート11は、開口部両端接合面のうち一方が
斜面12、他本が一方と平行ないしほぼ平行な張
出し斜面13となつている。斜面12側の開口部
には、第2図および第3図に示す如くボツクスカ
ルバート11の側壁および底壁の一部に沿つてカ
ラー14が付設されている。このカラー14は、
後布設のボツクスカルバート11が横方向にずれ
ないように案内するためのものであり、開口部接
合面より長手方向に突出し、受け入れ上端が開口
する形状を成している。すなわち、ボツクスカル
バート11が水平状態にあるとき下方ほど張り出
す一方の接合面12に隣接する両側壁および底壁
から、それぞれ水平方向に送出する側壁カラー部
分14A,14Aおよび底壁カラー部分14Bが
固定され、他方の接合面13は裸とされている。
上端をボツクスカルバート11の側壁間よりも更
に広く開口させることにより、ボツクスカルバー
ト11の沈設位置調整に時間を省くことができる
(図示せず)。カラー14は複数のボルト15とボ
ツクスカルバート11に埋め込まれたインサート
16により固定されている。
更に接合を完全にかつ安定させるためには開口
部接合箇所に一対のセクシヨンを設けることが望
ましく、そのセクシヨンは接合面すなわち斜面に
沿つて着脱可能であり、かつボツクスカルバート
の長手方向において係合関係を保持する構造とす
ることが適当である。このような構造のものとし
て第4図にその具体的一例を示す。セクシヨン1
7はボツクスカルバート11の斜面12側の接合
面に付設された係止部18とこれに対峙して張出
し斜面13側の接合面に付設された係合部19か
ら成る。係止部18は断面T字状でT字状下端の
係合頭部が斜面12に沿つて突出して伸びその頭
部が円柱形を成している。係合部19は張出し斜
面13の内部にて円筒と溝とで断面鍵穴状に構成
され、張出し斜面13に沿つて延びている。
また施工法によつては付設する要素も必要とな
り、例えば泥水固化法においては泥水の侵入を防
止するためボツクスカルバートの開口部両端を密
閉することが必要となる。本発明でも当然そのよ
うな処置がなされており、第2図に示す如く開口
部両端に着脱可能な閉塞板20が取り付けてあ
る。閉塞板20は第3図に示す如く斜面12側の
開口部においては上方より斜面12に沿つて、張
出し斜面13側の開口部においては上方より張出
し斜面13に沿つて、着脱可能に、ガイドプレー
ト21により支持され、その上端には引き抜き用
のワイヤ22が取り付けてある。ガイドプレート
21は第6図および第7図に示す如く閉塞板20
の側端を挾持する如く断面コ字状に形成され、開
口部内側面にボルト23と内壁に埋め込まれたイ
ンサート24により固定されている。
上記のように構成されたボツクスカルバートで
は次のようにして布設が行なわれる。
布設方向に開口部接合面の斜面12が向くよう
にしてボツクスカルバート11を第1図に示す如
く泥水10中に沈設する。ボツクスカルバート1
1は開口部両端が閉塞板20,20によつて密閉
され、中に水等の液体を満たされているため浮力
の影響を受けることなく所定の位置へと沈降す
る。布設位置に達したならば、第8図に示す如く
レベル調整金具25により高さを調整しながら固
定する。
次に後布設のボツクスカルバート11を、開口
部接合面の斜面12が布設方向に向くように、す
なわち、既布設のボツクスカルバート11の斜面
12と後布設のボツクスカルバート11の張出し
斜面13が向かい合せになるように吊り上げる。
このボツクスカルバート11も開口部両端が閉塞
板20,20により密閉されており、中に水等の
液体が満たされている。吊り上げたボツクスカル
バート11を、その張出し斜面13が既布設のボ
ツクスカルバート11の斜面12に向くように水
平を保ちながら沈降させる。ボツクスカルバート
11の底壁が既布設のボツクスカルバート11の
カラー14に触れたならば、カラー14内に側壁
が入るように誘導し、更に沈降させる。この沈降
過程において、後布設のボツクスカルバート11
が既布設のボツクスカルバート11の斜面12を
滑り下り、更に既布設のボツクスカルバート11
の係止部18に係合部19が係合し、両斜面1
2,13が接合する。
以下同様の作業を繰り返し、施工区間にボツク
スカルバートを順次布設する。布設完了後、泥水
10が固化した時点あるいは固化させた時点で各
ボツクスカルバート11に仮に取付けられた閉塞
板20をワイヤ22にて地上へ引き抜く。それと
同時にボツクスカルバート11内に入り、ガイド
プレート21を取りはずし、薄い泥水固化膜を取
り除いたり、閉塞板20跡に充填物を詰め、第4
図に示す如く充填物26、例えばモルタルコンク
リートを圧入して詰める。土被りの浅い場合は地
上より閉塞板の溝にモルタルまたはコンクリート
を打設してもよい。
〔効果〕
以上説明したように本発明によれば、接合面の
形状が単純化し、かつ開口部接合面の斜面が後布
設のボツクスカルバートを布設位置に誘導するの
で接合が極めて容易になる。
さらに、本発明においては、ボツクスカルバー
トが水平状態にあるとき下方ほど張り出す一方の
接合面に隣接する両側壁および底壁から、それぞ
れ水平方向に突出する側壁カラー部分および底壁
カラー部分が固定され、他方の接合面は裸であ
り、前記側壁カラー部分の内法幅は両側壁外面幅
より広いものとされているので、他方のボツクス
カルバートを沈設するとき、側壁カラー部分が当
該沈設する他方のボツクスカルバートの幅方向位
置を規制し、底壁カラー部分が当該沈設する他方
のボツクスカルバートの深さ位置を規制し、もつ
て正規の位置に適切に沈設することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるボツクスカルバートの
布設状態を示した概略図、第2図は第1図に示す
ボツクスカルバートの正面図、第3図は第2図の
要部断面図、第4図はセクシヨン構成を示した断
面図、第5図は第6図の断面位置を示すための説
明概略図、第6図は第5図のA−A断面図、第7
図は閉塞板の支持構造を示した拡大断面図、第8
図はボツクスカルバートの高さ調整に用いられる
レベル調整金具の構造図、第9図は従来のボツク
スカルバートを示した平面図、第10図は第9図
の側面図、第11図は従来のボツクスカルバート
の接合状態を示した断面図である。 10…泥水、11…ボツクスカルバート、12
…斜面、13…張出し斜面、14…カラー、17
…セクシヨン、20…閉塞板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 両開口部接合面を平行な斜面とし、水平状態
    にあるとき下方ほど張り出す一方の接合面に隣接
    する両側壁および底壁から、それぞれ水平方向に
    突出する側壁カラー部分および底壁カラー部分が
    固定され、他方の接合面は裸であり、前記側壁カ
    ラー部分の内法幅は前記側壁より広いボツクスカ
    ルバートを、泥水で満たされた溝内に連設布設す
    るとともに、沈設前において前記ボツクスカルバ
    ートの両端を地上からの挿脱手段に連結された閉
    塞板により密閉するとともに、この閉塞板により
    密閉されたボツクスカルバート内に液体を入れて
    重量を増した状態で、前記溝内の泥水中に沈設
    し、その前記裸の接合面を既に布設されたボツク
    スカルバートの前記一方の接合面とあわせながら
    前記側壁カラー部分をガイドとして底壁カラー部
    分に当接するまで沈設し、前記泥水の固まりを待
    つて、地上から前記挿脱手段により閉塞板を地上
    に撤去して、ボツクスカルバート群の連通を図る
    ことを特徴とするボツクスカルバートの布設工
    法。
JP24343785A 1985-10-30 1985-10-30 ボツクスカルバ−ト及びその布設工法 Granted JPS62107128A (ja)

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JP24343785A JPS62107128A (ja) 1985-10-30 1985-10-30 ボツクスカルバ−ト及びその布設工法

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JP24343785A Granted JPS62107128A (ja) 1985-10-30 1985-10-30 ボツクスカルバ−ト及びその布設工法

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