JPH052596U - 直流モータ制御回路 - Google Patents

直流モータ制御回路

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JPH052596U
JPH052596U JP5483991U JP5483991U JPH052596U JP H052596 U JPH052596 U JP H052596U JP 5483991 U JP5483991 U JP 5483991U JP 5483991 U JP5483991 U JP 5483991U JP H052596 U JPH052596 U JP H052596U
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JP
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motor
voltage
circuit
negative feedback
signal
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Application number
JP5483991U
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Inventor
隆 佐藤
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動時間が短くかつ、ラッチアップを発生し
ない直流モータ制御回路を提供する。 【構成】 設定値信号Vsが所定の上限値を越えた場
合、負帰還増幅回路20の利得を低くし、ラッチアップ
を防止する。そして直流モータ2を負帰還増幅回路20
から切離し、電源回路50に接続する。これにより直流
モータ2は急速に回転する。直流モータ2が起動を完了
したらその回転数は負帰還増幅回路20で制御する。直
流モータ2の停止時は負帰還増幅回路20の利得を低く
して、直流モータ2を負帰還増幅回路20から切り離す
と共に、負極性の電圧を有する電源回路に接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、調整行程等における治具の駆動を直流モータを使用して行うとき、 そのモータの回転速度調整を行う直流モータ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば生産ラインにおいて製品の自動調整を行う場合、その調整行程に 応じてその都度、治具を所定箇所に移動させる必要がある。この場合、治具の移 動は直流モータのトルクを利用して行うことが多く、モータ駆動時の負荷の変動 による速度変動を吸収するため、図4に示すようにフィードバック制御を行って いる。
【0003】 しかし、図3(a)に示す設定値信号Vsを増幅器1に供給して直流モータ2を 駆動したとき、起動時および停止時は大きなトルクが必要なため、直流モータ2 に必要な電圧は図3(c)に示すように瞬間的に大きな電圧になる。この電圧を発 生させるためにはフィードバックループに発生する電圧Vgを図3(b)に示すよ うに急速に立ち上げる必要がある。このためにはフィードバックループに大きな 利得が必要であるが、あまり利得を高くするとフィードバックループがラッチア ップを起こしてしまい、再起動できなくなるという問題がある。このため図4に 示すように増幅器1の利得を決定する抵抗R1,R2のうち、抵抗R2にツェナ ーダイードZDを並列に接続し、その両端の電圧をVLに制限することにより直 流モータ2に供給する電圧を制限している。なお、3は直流モータ2の回転数に 応じた電圧Vgを発生するタコジェネレータである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような方法をとると図5(a)に示す設定値信号Vsを供給したとき、また はその供給を停止したとき、図5(c)に示すように起動直後または停止時に直流 モータ2に供給される電圧を(Vs+VL)、または−VLに低く抑えることがで きるが、フィードバック信号Vgの立ち上がりおよび立ち下りは図5(b)に示す ように遅くなってしまうため、駆動時間が長くなるという課題があった。
【0005】 本考案はこのような状況に鑑みてなされたもので、駆動時間を短くしながら、 ラッチアップを発生しない直流モータ制御回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の直流モータ制御回路は、負帰還増幅回路により直流モータの回転制御 を行う直流モータ制御回路において、直流モータを駆動させる動作電圧が所定値 以上になった時に出力信号を発生する電圧検出手段と、所定の大きさの直流電圧 を発生する電圧発生手段と、電圧検出手段からの出力信号に基づいて負帰還増幅 回路の利得を、この負帰還増幅回路の出力信号が飽和しない値まで低下させたう えで、その負帰還増幅回路を直流モータから切り離すとともに、直流モータを電 圧発生手段に切り換える切換手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
図1は本考案に係る直流モータ制御回路の一実施例を示すブロック図であり、 図4と同一部分は同記号を用いている。10は外部から供給される設定値信号V sおよび後述するタコジェネレータ3で発生するフィードバック信号Vgのそれ ぞれを所定の割合に低減して分岐する分岐回路、20は負帰還増幅回路、30は 直流モータ2に供給する電圧が所定値よりも大きい場合に出力信号を発生する電 圧検出回路(電圧検出手段)、40は電圧検出回路30から出力信号が発生した とき負帰還増幅回路20の利得をその出力信号が飽和しない値まで低下させたう えで、その負帰還増幅回路20を切り離すとともに、直流モータ2を電源回路5 0(電圧発生手段)に切り換える切換回路である。
【0008】 分岐回路10はフィードバック信号Vgを所定の割合kだけ低減させる抵抗R 3,R4、設定値信号Vsを同じ割合kだけ低減させる抵抗R5,R6で構成さ れ、信号低減の割合kは0.1〜0.5に設定される。これは安全のため、より 低い値にして増幅器31に信号を入力するものである。
【0009】 負帰還増幅回路20は増幅器21、抵抗R1,R2から構成され、負帰還増幅 回路20の利得は設定値信号Vsが供給されているときで、モータ起動時および 停止時以外のとき、直流モータ2を所定の速度で回転させる電圧を出力するため 必要な利得となるように抵抗R1と抵抗R2によって設定されている。
【0010】 電圧検出回路30は増幅器31、比較器32および33、オア回路34、抵抗 r1,r2によって構成され、設定値信号Vsの正側の振幅が比較器32に供給 される上限値信号よりも大きい場合、および、負側の振幅が比較器33に供給さ れる下限値信号よりも大きい場合はオア回路34から増幅器切換信号を発生し、 更に負側の振幅が比較器33に供給される下限値信号よりも大きいときは比較器 33から極性切換信号も発生するようになっている。増幅器切換信号と極性切換 信号を含めて電圧検出回路30の出力信号と定義する。ここで抵抗R1,R2と r1,r2は、R1/R2=r1/r2に設定されている。上限値と下限値は、 それぞれ起動直後または停止時における(kVs(r1+r2)/r1−kVgr2 /r1)がフィードバックループをラッチアップさせないときの値に対応して設 定されている。
【0011】 制御回路40はリレー41,42、リレー41の接点41a,41b、リレー 42の接点42aから構成されている。このうち、接点41aは負帰還増幅回路 20の利得をその出力信号が飽和しない値に設定する切換手段を構成し、接点4 1aが動作したとき負帰還増幅回路20の利得はほぼ1となる。接点41bは負 帰還増幅回路20と電源回路50とを切り換える切換手段を構成している
【0012】 このように構成された回路において、図2(a)に示す設定値信号Vsが供給さ れた瞬間は直流モータ2が回転していないので、タコジュネレータ3も回転して おらず、フィードバック信号(電圧)Vgは0である。この設定値信号Vsおよ びフィードバック信号Vgはともに分岐回路10において所定の係数kを乗じた 値に低減され、増幅器31で両者の差(kVs(r1+r2)/r1−kVgr2/ r1)が増幅されて比較器32,33に供給される。
【0013】 モータ起動時は設定値信号Vsがフィードバック信号Vgより大きいため、増 幅器31より正の信号(ほぼkVs(r1+r2)/r1)が発生する。このため その電圧が上限値として比較器32に供給されている電圧よりも大きくなり、比 較器32から正の出力信号が発生する。この信号はオア回路34を介してリレー 41に供給され、リレー41を励磁するのでその接点41a,41bが図1に示 した位置と反対の位置に動作する。この結果、負帰還増幅回路20の抵抗R2が 短絡され、その回路の増幅度((R1+R2)/R1)は1になる。増幅度がこの 値であれば増幅器21は動作が不安定になることもなくまた、ラッチアップを起 こすこともない。
【0014】 しかし、このままでは負帰還増幅回路20の出力電圧が低く、直流モータ2は 回転を始めることができないか、回転を始めてもその回転数はきわめて小さな値 である。そこで制御回路40は接点41bを切換えて直流モータ2を電源回路5 0のプラス電源(この電源の電圧は直流モータ2を起動するに十分な値に設定さ れている)に接続するので、直流モータ2には図2(c)に示す電圧A1が供給され る。
【0015】 この結果、直流モータ2は急速に回転を始め、これによってタコジェネレータ 3から直流モータ2の回転数に対応した信号が発生し、それがフィードバック信 号Vgとして負帰還増幅回路20に帰還される。帰還されたフィードバック信号 Vgは再び分岐回路10によって所定の係数kが乗ぜられ、増幅器31を介して 比較器32に供給される。
【0016】 この信号Vgは図2 (b)に示すように直流モータ2の回転に伴って増大する。 従って、増幅器31の入力 (kVs(r1+r2)/r1−kVgr2/r1)が小 さくなり、その出力も小さくなる。その結果、比較器32の出力が論理Lに反転 し、リレー41の励磁が解除され、接点41a,41bが図示の状態に復帰する 。
【0017】 そしてこのフィードバック信号Vgが増幅器21に負帰還されてフィードバッ ク制御が行われ、直流モータ2が所定の回転数に制御され、図2(c)に示す電圧 Vs(1+R2/R1)−VgR2/R1 が直流モータ2に供給される。すなわち、直流モータ2には起動時だけ大きな電 圧A1を電源回路50側から供給し、通常動作時は増幅器21からモータ動作電 圧Vm(Vs)を供給するようにしている。
【0018】 一方、直流モータ2を停止するとき設定値信号Vsの供給が停止される(図2 (a))。しかしながら直流モータ2、従ってタコジェネレータ3は、慣性によ って回転を継続するので、フィートバック信号Vgはまだ高レベルのままとなる 。その結果、 kVs<kVg となり、増幅器31の出力は負となる。これにより、比較器33の出力が論理H に反転し、リレー41と42が励磁される。
【0019】 リレー42の励磁により接点42aが電源回路50のマイナス電源側に切り換 えられる。また、リレー41の励磁により、上述した場合と同様に、接点41a と41bが切り換えられる。これにより直流モータ2には、図2(c)に示すよ うに、−A2の電圧が印加され、直流モータ2の回転は急激に制動される。
【0020】 直流モータ2の回転数の低下に伴ってタコジェネレータ3が出力するフィード バック信号Vgも低下し、増幅器31の出力の絶対値も小さくなる。その結果、 比較器33の出力が論理Lに反転し、リレー41と42の励磁が解除される。こ れにより電圧−A2の供給も停止され、直流モータ2の回転が停止される。
【0021】 以上においては、設定値信号Vsとフィードバック信号Vgの差から起動時と 停止時のタイミングを検出するようにしたが、これは直流モータ2の実際の動作 電圧をモニタし、それから起動時と停止時のタイミングを検出する場合と等価で ある。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案の直流モータ制御回路によれば、起動時および停止時に必 要な電圧は電圧発生手段から供給するようにしたので、高精度の制御を行うため 利得が大きい増幅器を使用しながら、ラッチアップを防止し、かつ起動および停 止の時間を短くすることが可能になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の直流モータ制御回路における一実施例
の構成を示すブロック図
【図2】図1の装置の各部波形を示すグラフ
【図3】従来装置における動作波形の一例を示すグラフ
【図4】従来装置の一例の構成を示す回路図
【図5】図3に示す装置の動作を示す各部波形図
【符号の説明】
1,21,31 増幅器 2 直流モータ 3 タコジェネレータ 10 分岐回路 20 負帰還増幅回路 30 電圧検出回路 32,33 比較器 40 制御回路 41,42 リレー 50 電源回路

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 負帰還増幅回路により直流モータの回転
    制御を行う直流モータ制御回路において、前記直流モー
    タを駆動させる動作電圧が所定値以上になった時に出力
    信号を発生する電圧検出手段と、所定の大きさの直流電
    圧を発生する電圧発生手段と、前記電圧検出手段からの
    出力信号に基づいて前記負帰還増幅回路の利得を、この
    負帰還増幅回路の出力信号が飽和しない値まで低下させ
    たうえで、その負帰還増幅回路を前記直流モータから切
    り離すとともに、前記直流モータを前記電圧発生手段に
    切り換える切換手段を設けたことを特徴とする直流モー
    タ制御回路。
JP5483991U 1991-06-19 1991-06-19 直流モータ制御回路 Pending JPH052596U (ja)

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JP5483991U JPH052596U (ja) 1991-06-19 1991-06-19 直流モータ制御回路

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JPH052596U true JPH052596U (ja) 1993-01-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001069784A (ja) * 1999-08-26 2001-03-16 Toyota Motor Corp 同期モータ制御装置および制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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