JPH0525954Y2 - - Google Patents

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JPH0525954Y2
JPH0525954Y2 JP1987163397U JP16339787U JPH0525954Y2 JP H0525954 Y2 JPH0525954 Y2 JP H0525954Y2 JP 1987163397 U JP1987163397 U JP 1987163397U JP 16339787 U JP16339787 U JP 16339787U JP H0525954 Y2 JPH0525954 Y2 JP H0525954Y2
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seat
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、動力移動機の座席を必要に応じて
交互に前向きまたは後ろ向きに変向できる動力移
動機の座席変向装置に係るものである。
(従来の技術) 従来のこの種の動力移動機の座席変向装置に
は、実開昭62−125166号公報に記載された考案が
ある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の動力移動機の座席変向装置において
は、座席の座部と背もたれ部の両側のホルダーを
両側の形スライドレールにそれぞれ摺動させ、
座席を回動しながら交互に形スライドレールの
前部または後部に変移させて座席を前向きまたは
後ろ向きに変向するものである。従つて、 (1) 座席の変向操作を円滑迅速に行い難い。
(2) 車体上に座席用として広いスペースが必要で
ある。
(3) 座席両側の形スライドレールが運転者の昇
降等の邪魔になる。
(4) 座席を後ろ向きにしたとき座席が後方へ変移
するから、車体後方に取付けた後部作業機の操
縦ハンドルが長いものは操作し難い。
等の点に問題がある。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記の問題点を解決するために、後
端両側上に支柱3を形成した座席取付台2を車体
1上に設け、後部が縦枠のL形フレーム6の横枠
上に座盤4を、上記縦枠の前面に背もたれ5をそ
れぞれ取付け、該L形フレーム6の上部後面の両
側に上方受金10を、屈曲部下面の両側に下方受
金11をそれぞれ設けてその上方受金10を支柱
3の上端部に軸杆7により前後回動自在に枢支
し、一方リンク13の中間部と他方リンク14の
一端部を連結軸杆15により枢着し、その一方リ
ンク13の一端部側面に突子16を設け他方リン
ク14の後縁中間部に突子16が係脱する凹所1
7を形成して屈伸可能の支持部材8を構成し、該
支持部材8の両リンク13,14の他端部を下方
受金11および支柱3の下端部に取付軸杆18,
19によりそれぞれ枢着すると共に、その両リン
ク13,14が前方へのく字状の屈曲状態になつ
て突子16が凹所17内に嵌合し係止するように
なして動力移動機の座席変向装置を構成する。
(作用) 車体1の後方に取付けたバツクホー、クレー
ン、ウインチ等の後部作業機を運転して作業する
場合には、座席aを軸杆7を軸とし後方へ回動し
て後ろ向きの状態になし、その作動に伴つて伸び
た支持部材8の中間部を前方へ引き該支持部材8
の両リンク13,14を前方へのく字状の屈曲状
態になしてリンク13の突子16をリンク14の
凹所17内に嵌合し係止させて座席aの前部を支
柱3付き取付台2に支持部材8により支持する。
そこで、作業者は上記座席aの座盤4を背もたれ
にし背もたれ5に後ろ向きに腰掛けて後部作業機
を運転する。
その後、座席aを前向きの状態に戻すには、上
記と反対に、支持部材8の中間部を後方へ押し該
支持部材8の両リンク13,14を後方へのく字
状の屈曲状態になして支持部材8による座席aの
前部の支持を解き、座席aを軸杆7を軸として前
方へ回動し前向きの状態になして取付台2上に載
せると、座席aは前向きの元の状態になる。
(実施例) 図面に示すこの考案の一実施例についてその構
造を説明すれば、Aは農用トラクタ等の動力移動
機を示し、1はその車体、2は車体1の後部上に
設けた座席取付台で、その後端両側上に支柱3を
一体に形成する。9は操縦ハンドルである。
aは支柱3付き座席取付台2に取付ける前後変
向可能の座席を示し、6は座席aのL形フレーム
で、側方から見て後部が縦枠のL形に形成してそ
の横枠上に座盤4を、縦枠の前面に背もたれ5を
それぞれ取付け、該L形フレーム6の上部後面の
両側に上方受金10を、屈曲部下面の両側に下方
受金11を、前端部下面に当て座12をそれぞれ
設けてその上方受金10を支柱3の上端部に軸杆
7により前後回動自在に枢支する。
8は屈伸可能の支持部材で、一方リンク13の
中間部と他方リンク14の一端部を連結軸杆15
により枢着し、その一方リンク13の一端部側面
に突子16を設けると共に、他方リンク14の後
縁中間部に突子16が係脱する凹所17を形成し
て支持部材8を構成する。そこで、その支持部材
8の一方のリンク13の他端を下方受金11に、
他方リンク14の他端部を支柱3の下端部に取付
軸杆18,19によりそれぞれ枢着すると共に、
その両リンク13,14が前方へのく字状の屈曲
状態になつて一方リンク13の突子16が他方リ
ンク14の凹所17内に嵌合し係止するようにな
す。
次にその作用を説明する。移動機Aを運転する
ときは、第1図に示すように座席aが下降した前
向きの状態において、運転者が座席aの座盤4に
腰掛けて操縦する。
一方、車体1の後方に取付けたバツクホー、ク
レーン、ウインチ等の後部作業機(図示してな
い。)を運転して作業するときには、座席aを上
記状態から軸杆7を軸として後方へ回動させれ
ば、第3図に示すように支持部材8が伸びながら
座席aは回動する。而して、第2図に示すように
座席aが後ろ向きになつたときに、支持部材8の
中間部を前方へ引いてその支持部材8の両リンク
13,14を前方へのく字状の屈曲状態になせ
ば、リンク13の突子16がリンク14の凹所1
7内に嵌合し係止されて固定し、該支持部材8に
よつて座席aの前部を支持する。従つて、その
後、作業者は上記座席aの座盤4を背もたれにし
背もたれ5に後ろ向きに腰掛けて後部作業機を運
転する。
その後、移動機Aを運転するときは、座席aが
第2図に示す状態から上記と反対に支持部材8の
中間部を後方へ押してその支持部材8の両リンク
13,14を後方へのく字状の屈曲状態になした
後、座席aを軸杆7を軸として前方へ回動させれ
ば、支持部材8が屈曲しながら座席aは回動して
下降し、第1図に示すように座席aはその当て座
12が取付台2上に載つて前向きの元の状態にな
る。
(考案の効果) この考案の動力移動機の座席変向装置は、下記
のような顕著な効果を有する。
(1) 座席を後ろ向き用に使用するときは、該座席
を座席取付台上の支柱の上端部において軸杆を
軸として後方へ回動させ、その座席の下方に取
付けてあつて伸びる屈伸可能の支持部材を係止
させ固定して該支持部材により座席の前部を支
持する。従つて、 (イ) 構造が簡単で、容易安価に製作できる。
(ロ) 座席の支持部材は座席の回動に伴い屈伸し
て係脱し、着脱操作することが無くて座席の
向きの前後変向操作を極めて容易迅速になし
得る。
(ハ) 座席の向きの前後変向操作は簡単で且つ軽
快円滑に作動するから、数分の短かい間後部
作業機の調整を行う等の時でも、気楽に座席
を後ろ向きに変向してこれに腰掛け作業機に
正対して操作することができ、作業し易くて
実用上有益である。
(2) 座席を後ろ向きに変向しても、その座席の位
置は支柱上に変移して前後方向には余り移動し
ない。従つて、 (イ) 車体上の座席取付け用スペースは従来と変
らなく狭いものでよい。
(ロ) 後部作業機の操作ハンドルが長いもので
も、操作し易くて作業上便利である。
(3) 座席を後ろ向きに変更したとき、その座席は
高い位置になつてこれと車体上面との間に段差
ができるから、車体に作業者が足を置くスペー
スを設ける必要がない。従つて、車体上の座席
取付部がフラツトになつておりそれを掘り下げ
てスペースを設けることが難しい一般のトラク
タにも容易に取付けることができて汎用性が大
である。
(4) 座席の両側には従来と同様に何も無いから、
運転者の昇降等を安易になすことができる。
(5) 屈伸可能の支持部材は、伸びたときその両リ
ンクが前方へのく字状の屈曲状態になつて一方
リンクの突子が他方リンクの凹所内に嵌合し係
止されて座席の前部を支持するから、その屈伸
可能の支持部材の固定および該支持部材による
座席の支持は確実堅固である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案の一実施例に係る
動力移動機の座席部の側面図で、第1図は座席を
前向きにした状態、第2図は座席を後ろ向きにし
た状態、第3図は座席の向きの変向途中の状態を
それぞれ示す。 A……動力移動機、a……座席、1……車体、
2……座席取付台、3……支柱、4……座盤、5
……背もたれ、6……L形フレーム、7……軸
杆、8……支持部材、10……上方受金、11…
…下方受金、13……一方リンク、14……他方
リンク、15……連結軸杆、16……突子、17
……凹所、18……取付軸杆、19……取付軸
杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後端両側上に支柱を形成した座席取付台を車体
    上に設け、後部が縦枠のL形フレームの横枠上に
    座盤を、上記縦枠の前面に背もたれをそれぞれ取
    付け、上記L形フレームの上部後面の両側に上方
    受金を、屈曲部下面の両側に下方受金をそれぞれ
    設けてその上方受金を上記支柱の上端部に軸杆に
    より前後回動自在に枢支し、一方リンクの中間部
    と他方リンクの一端部を連結軸杆により枢着し、
    その一方リンクの一端部側面に突子を設け他方リ
    ンクの後縁中間部に上記突子が係脱する凹所を形
    成して屈伸可能の支持部材を構成し、該支持部材
    の両リンクの他端部を上記下方受金および上記支
    柱の下端部にそれぞれ取付軸杆により枢着すると
    共に、上記両リンクが前方へのく字状の屈曲状態
    になつて上記突子が上記凹所内に嵌合し係止する
    動力移動機の座席変向装置。
JP1987163397U 1987-10-26 1987-10-26 Expired - Lifetime JPH0525954Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987163397U JPH0525954Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

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JP1987163397U JPH0525954Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

Publications (2)

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JPH0168946U JPH0168946U (ja) 1989-05-08
JPH0525954Y2 true JPH0525954Y2 (ja) 1993-06-30

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ID=31448088

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JP1987163397U Expired - Lifetime JPH0525954Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216525B2 (ja) * 1980-07-22 1987-04-13 Marukon Denshi Kk

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216525B2 (ja) * 1980-07-22 1987-04-13 Marukon Denshi Kk

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Publication number Publication date
JPH0168946U (ja) 1989-05-08

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