JPH05258460A - デジタル信号記録媒体再生装置 - Google Patents

デジタル信号記録媒体再生装置

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JPH05258460A
JPH05258460A JP5166292A JP5166292A JPH05258460A JP H05258460 A JPH05258460 A JP H05258460A JP 5166292 A JP5166292 A JP 5166292A JP 5166292 A JP5166292 A JP 5166292A JP H05258460 A JPH05258460 A JP H05258460A
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circuit
digital signal
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clock
ram
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Akira Tsukihashi
章 月橋
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクセス動作中の電力消費を削減して消費電
力を軽減したデジタル信号記録媒体再生装置を提供す
る。 【構成】 アクセス動作を行う為に使用する位置指標デ
ータを取り扱う第1の回路7,8と位置指標データを取
り扱わない第2の回路9,11,12とで系統の異なる
供給路13a,14aにより各々動作用クロックを供給
する様にし、あるいは、その様に成されている場合、ア
クセス動作中に前記第2の回路9,11,12への動作
用クロックの供給路14aを遮断する様にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体から読み出し
たデジタル信号をクロックを用いて信号処理することに
より再生するとともに、目標信号の検索を行うことが出
来るアクセス動作可能なデジタル信号記録媒体再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体に音楽情報等のメインデータが
デジタル信号により記録され、記録媒体から読み出した
デジタル信号をクロックを用いて信号処理することによ
り再生するデジタル信号記録媒体再生装置が知られてい
る。前記デジタル信号記録媒体再生装置により再生され
る記録媒体としては、メインデータの他に経過時間等の
再生位置を示す位置指標データが記録されている場合が
多い。具体的にはCDの場合、周知の如く、リードイン
エリアにTOCと呼ばれる索引情報(音楽用CDの場
合、各曲の開始位置や総曲数や総演奏時間等)が記録さ
れていると共に、再生により1/75秒の周期で1ブロ
ックが完成されるサブコード信号が記録されており、該
サブコード信号はP〜Wチャンネルの8チャンネルから
構成され、音楽用のCDにおいてはその中のPチャンネ
ルに曲の頭を示す位置指標データがQチャンネルに信号
トラックの始点からの絶対経過時間、各曲の経過時間、
曲番、インデックスを示す位置指標データが記録されて
いる。そして、デジタル信号記録媒体再生装置は、通
常、前記位置指標データを用いることにより入力操作等
により指定した曲の先頭等の目標信号を検索出来る様に
アクセス動作可能に成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の如き
デジタル信号記録媒体再生装置は、アクセス動作中にお
いて、通常、再生出力を遮断するので、アクセス動作中
において、デジタル信号を信号処理するデジタル信号処
理回路のうち、位置指標データを取り扱う回路部分は必
要あるが、メインデータを取り扱う回路部分は不必要と
なる。そして、デジタル信号記録媒体には、一般的にメ
インデータの他に該メインデータの誤り検出・訂正を行
う為の誤り検出・訂正用データ(パリティ)が一緒に記
録されており、メインデータの誤り検出・訂正が行える
様に成されているが、デジタル信号処理回路において、
メインデータの誤り検出・訂正の為の回路部分で多くの
電力が消費される。その為、従来は、アクセス動作中に
おいて、不必要なメインデータの誤り検出・訂正の為に
多くの電力を消費するという問題があった。
【0004】特に、CDプレーヤやデジタル・オーディ
オ・テープレコーダ(DAT)等においては、ヘッドホ
ンステレオ型やポータブル型等の携帯可能な装置が存在
し、この種の装置は電源として乾電池や充電電池を用い
ているので、消費電力の無駄は大きな問題である。
【0005】また、デジタル信号記録媒体再生装置とし
ては、例えば、特開平3−40269号公報に示される
如く、定格の速度より高速でディスクに記録されたデジ
タル信号を読み取るとともに、読み取られたデジタル信
号中のメインデータをメモリに一旦記憶させた後に定格
の速度で読み出す様にし、同一部分を繰り返し読み直す
時間を作り出し、メインデータが何らかの理由より正し
く再生出来なかった場合にそのメインデータを含むデジ
タル信号を読み直すことが出来る様に成したものが知ら
れている。この様な高速読み取り可能なデジタル信号記
録媒体再生装置においては、同一部分を繰り返し読み直
す必要上、頻繁にアクセス動作が行われる。その為、こ
の種の再生装置においても、特に不必要に電力消費が行
われてしまう。
【0006】また、CD−ROMやCD−Iの再生装置
の如く、ディスクから間欠的に信号を読み出し、頻繁に
アクセス動作を行うものにおいても、特に不必要に電力
消費が行われてしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
に鑑み、記録媒体から読み出されたデジタル信号の信号
処理を行うとともに、位置指標データを取り扱う第1の
回路と、記録媒体から読み出されたデジタル信号の信号
処理を行うとともに、前記位置指標データを取り扱わな
い第2の回路と、前記第1の回路に動作用のクロックを
供給する第1のクロック供給路と、前記第2の回路に動
作用のクロックを供給する第2のクロック供給路と、該
第2のクロック供給路を遮断する遮断回路とを備え、ア
クセス動作中に前記遮断回路を作動させ、前記第2の回
路に動作用のクロックが供給されない様にしている。
【0008】
【作用】本発明は、メインデータの誤り検出・訂正を行
う等の位置指標データを取り扱わない回路がアクセス動
作中に不必要であること、及び記録媒体から読み取られ
たデジタル信号を信号処理するデジタル信号処理回路の
各回路において動作用クロックが供給されなくなると動
作が停止され、電力消費が行われなくなることに着目
し、位置指標データを取り扱う第1の回路と位置指標デ
ータを取り扱わない第2の回路とで系統の異なる供給路
により各々動作用クロックを供給する様にし、あるい
は、その様に成されている場合、アクセス動作中に前記
第2の回路への動作用クロックの供給路を遮断する様に
している。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示し、携帯用CD
プレーヤの回路ブロック図であり、図示のCDプレーヤ
は、通常再生時において、CD方式のディスク1定格の
線速度より高速(例えば2倍速)でディスクが回転され
るべくスピンドルモータ2が高速回転するようにモータ
サーボ回路3が設定されており、通常のCDプレーヤよ
り高速でディスク1がピックアップ4によりトレースさ
れるように成されている。
【0010】同図において、5はピックアップ4により
トレースされて得られるディスク1に記録されたデジタ
ル信号のRF信号(高周波信号)を増幅し、波形整形す
るRFアンプ、6は該RFアンプ5を介して得られるR
F信号により前記ピックアップ4を駆動し、ディスク1
をトレースする光ビームをディスク1の信号面に合焦さ
せるフォーカシング制御及び前記光ビームをディスク1
の信号トラックに追従させるトラッキング制御を行うと
ともに、前記ピックアップ4をディスク1の径方向に送
る制御を行うピックアップサーボ回路である。
【0011】7はRFアンプ5により波形整形されてデ
ジタル信号として出力されるディスク1のEFM変調さ
れた記録信号からフレームの先頭を示すフレーム同期信
号を検出するとともに、EFM復調を行う同期検出・E
FM復調回路、8は該同期検出・EFM復調回路7によ
りEFM復調されたデジタル信号の中からサブコード信
号を分離し、該サブコード信号に含まれるQコード(Q
チャンネルデータ)を復調するサブコード分離・Qコー
ド復調回路、9はEFM復調後のデジタル信号から抽出
されるメインデータの誤り検出・訂正を行う誤り検出・
訂正回路、10はデジタル信号の並び替えを行う為、及
びメインデータの誤り訂正用バッファとしてデジタル信
号データを一旦記憶する第1RAM、11は該第1RA
M10にデジタル信号データを書き込むタイミング及び
デジタル信号データを読み出すタイミングをそれぞれ制
御する書き込みアドレス及び読み出しアドレスを発生す
る第1アドレス発生回路、12は前記誤り検出・訂正回
路9により誤り訂正が不可能なメインデータをその前後
に得られたメインデータに応じて補間する補間回路であ
る。
【0012】13はPLL回路により構成され、RFア
ンプ6から出力されるデジタル信号から該デジタル信号
が有するビットに同期したクロックを再生するクロック
再生回路、14は水晶振動子15により水晶発振精度の
基準クロックを発生する基準発振回路である。
【0013】ここで、図中、一点鎖線により囲まれてい
る同期検出・EFM復調回路7、サブコード分離・Qコ
ード復調回路8、誤り検出・訂正回路9、第1アドレス
発生回路11及び補間回路12は、ディスク1から読み
取られたデジタル信号をデジタル信号処理して各種デー
タを検出・復調するデジタル信号処理回路16を構成し
ている。そして、前記デジタル信号処理回路16のう
ち、前記同期検出・EFM復調回路7及びサブコード分
離・Qコード復調回路8は、クロック再生回路13によ
り再生された再生クロックにより動作が行われ、一方、
誤り検出・訂正回路9、第1アドレス発生回路11及び
補間回路12は、基準発振回路14から得られる基準ク
ロックにより動作が行われる様に成されており、前記デ
ジタル信号処理回路16は、動作用クロックの供給路が
2系統に分離されている。前記再生クロックは、第1の
クロック供給路13aを介して供給され、前記基準クロ
ックは、第2のクロック供給路14aを介して供給され
る。また、前記デジタル信号処理回路16を構成する所
定の回路7,8は、再生クロックにより動作が行われる
関係上、ディスク1からの信号読み取り速度に合わせて
一般のCDプレーヤより高速に各信号処理が行われる。
【0014】17は基準発振回路14からの基準クロッ
クをデジタル信号処理回路16の所定の回路9,11,
12に供給する第2のクロック供給路14aを選択的に
遮断するスイッチ回路である。
【0015】19はディスクの再生方法、各種サーチ方
法及びピックアップ4のフォーカシング導入方法等、基
本的動作のプログラムが書き込まれており、種々の基本
的な動作制御を行うとともに、入力キー20により入力
された命令を命令解読手段21により解読し、それに応
じた動作制御を行うマイクロコンピュータで構成された
システム制御回路である。
【0016】前記システム制御回路19は、前記命令解
読手段21により解読された命令に応じてアクセス動作
の必要性及びアクセス動作の仕方を判断するアクセス動
作判断手段22と、サブコード分離・Qコード復調回路
8により復調されるとともに、前記アクセス動作判断手
段22における判断の為の情報となるQコードを記憶
し、監視するQコード監視手段23と、ピックアップ4
によるトレース位置をディスク1の径方向に変位させる
トラックジャンプ信号を前記アクセス動作判断手段22
の判断に応じてピックアップサーボ回路6に供給するト
ラックジャンプ制御手段24と、前記アクセス動作判断
手段22によりアクセス動作を行うことが判断された際
にスイッチ回路17を動作させ、第2のクロック供給路
14aを遮断するスイッチ切換制御手段25とを備えて
いる。
【0017】26はデジタル信号処理回路16により復
調されたシリアルデジタル信号のメインデータをパラレ
ルデジタル信号に変換するシリアル・パラレル変換回
路、27は該シリアル・パラレル変換回路26から出力
されるメインデータを一旦記憶させる第2RAM、28
は該第2RAM27へのメインデータの書き込みを制御
する書き込みアドレスを発生するとともに、前記第2R
AM27からのメインデータの読み出しアドレスを発生
する第2アドレス発生回路である。
【0018】前記第2アドレス発生回路28は、書き込
みアドレスの発生タイミングをデジタル信号処理回路1
6からメインデータが出力されるタイミングに合わせて
おり、一方、読み出しアドレスの発生タイミングをディ
スク1にメインデータを記録する際のサンプリング周波
数に対応させており、書き込みアドレスの発生タイミン
グが読み出しアドレスの発生タイミングに比べて高速に
成されている。
【0019】29は第2アドレス発生回路28の書き込
みアドレス及び読み出しアドレスを監視し、第2RAM
27のオーバーフローを監視するとともに、誤り検出・
訂正回路9からのメインデータの訂正不可を示す訂正不
可信号の発生状況を検出し、その発生状況で補間回路1
2の補間能力を超えることを判断することにより第2R
AM27へのメインデータの書き込み中止及び再開を行
うタイミングを検出し、その検出出力に応じて第2アド
レス発生回路28を制御して第2RAM27へのメイン
データの書き込みを制御するRAM制御回路である。ま
た、前記RAM制御回路29は、第2RAM27のオー
バーフローが検出されたときにその旨を示すオーバーフ
ロー信号を、補間回路12の補間能力を超えたときにそ
の旨を示す補間不可信号をそれぞれアクセス動作判断手
段22に出力し、Qコード監視手段23により記憶され
たQコードを目標にしてピックアップ4によるディスク
1の読み取り位置(トレース位置)を戻すトラックジャ
ンプ信号をトラックジャンプ制御手段24から発生させ
る。
【0020】30はシステム制御回路19内に備えら
れ、第2RAM27へのメインデータの書き込みが可能
であることを示す書き込み可能信号(WOK信号)を発
生するWOK信号発生手段である。前記WOK信号発生
手段30は、RAM制御回路29からのオーバーフロー
信号及び補間不可信号の発生に応じて、かつQコード監
視手段23によるQコード監視状況及びトラックジャン
プ制御手段24の動作状況に応じてWOK信号を発生
し、具体的にはオーバーフロー信号、あるいは補間不可
信号が発生されると、WOK信号が発生されなくなり、
また、トラックジャンプ制御手段24からのトラックジ
ャンプ信号の発生と同時にWOK信号が発生されなくな
り、そして、トラックジャンプが終了し、ディスクの目
標とする範囲内(目標のフレームの前後3フレーム以
内)であることを示すQコードが検出されるとWOK信
号を発生する。
【0021】31は第2RAM27へのメインデータの
書き込みタイミングと同期してシリアル・パラレル変換
回路26から出力されるメインデータが書き込まれるシ
フトレジスタ(図示せず)と、第2RAM27のオーバ
ーフローが検出されたときに前記シフトレジスタに書き
込まれているメインデータをラッチするラッチ回路(図
示せず)とを備え、前記シフトレジスタに書き込まれて
いるメインデータと前記ラッチ回路にラッチされたメイ
ンデータとが一致しているか否かを判定し、第2RAM
27へのメインデータの書き込みを再開させるタイミン
グを設定するデータ一致判定回路である。
【0022】32は第2RAM27から読み出されるパ
ラレルデジタル信号のメインデータをシリアルデジタル
信号に変換するパラレル・シリアル変換回路、33は該
パラレル・シリアル変換回路32から出力されるメイン
データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータであ
る。
【0023】図1の装置において、基準発振回路14か
ら発生される基準クロックは、第2のクロック供給路1
4aによりデジタル信号処理回路16の所定の回路9,
11,12に、また、別系路の第3のクロック供給路1
4bによりモータサーボ回路3、第2アドレス発生回路
28、シリアル・パラレル変換回路26、パラレル・シ
リアル変換回路32及びD/Aコンバータ33に供給さ
れる様に成されている。
【0024】次に動作に付いて説明する。
【0025】モータサーボ回路3には、RFアンプ5を
介して得られるデジタル信号とクロック再生回路13か
ら得られる再生クロック及び基準発振器14から得られ
る基準クロックとが供給され、前記モータサーボ回路3
はデジタル信号中の最短パルスのパルス幅を検出して、
そのパルス幅が所定の長さになるようにスピンドルモー
タ2を速度制御し、その上で再生クロックと基準クロッ
クとを各々分周した信号を位相比較して前記スピンドル
モータ2に位相サーボをかける。このようにしてディス
ク1は、所定の高速線速度一定で回転駆動される。
【0026】一方、ピックアップ4から投射される光ビ
ームによりディスク1がトレースされると、ディスク1
に記録された信号は、前記ピックアップ4により読み取
られ、RF信号(高周波信号)としてRFアンプ5に供
給される。前記RF信号は、前記RFアンプ5により増
幅され、波形整形されてデジタル信号としてデジタル信
号処理回路16に供給される。前記デジタル信号処理回
路16は、前記デジタル信号を復調し、該デジタル信号
に含まれている種々のデータを抽出する。ここで、前記
デジタル信号処理回路16によりデジタル信号を信号処
理する際に、第1RAM10を用いてデータの並び替え
が行われるが、図1において、ディスク1は通常のCD
プレーヤにおける定格の線速度より高速で回転されてい
るので、前記デジタル信号処理回路16には従来より単
位時間当りに入力されるデジタル信号の量が多く、その
為に第1RAM10の書き込み及び読み出しタイミング
は前記デジタル信号の入力速度に合わせて高速にしてあ
る。
【0027】デジタル信号処理回路16により抽出され
たメインデータ(オーディオデータ)は、誤り検出及び
誤り訂正処理が行われ、かつ欠落したメインデータの補
間が行われる。そして、前記デジタル信号処理回路16
から出力されるメインデータは、シリアル・バラレル変
換回路26によりシリアルのデジタル信号からパラレル
のデジタル信号に変換された後、第2アドレス発生回路
28からの書き込みアドレスに応じて第2RAM27に
書き込まれる。また、前記第2RAM27に書き込まれ
たメインデータは、前記第2アドレス発生回路28から
の読み出しアドレスに応じて読み出され、そのメインデ
ータは、パラレル・シリアル変換回路32によりパラレ
ルのデジタル信号からシリアルのデジタル信号に変換さ
れる。そして、前記パラレル・シリアル変換回路32か
ら出力されるメインデータは、D/Aコンバータ33に
よりアナログ信号に変換されるとともに、ステレオの左
及び右チャンネル成分に分離され、それぞれ後段のオー
ディオ回路(図示せず)に供給される。
【0028】ところで、第2RAM27へのメインデー
タの書き込みタイミングは、デジタル信号処理回路16
からのメインデータの出力タイミングに合わせて高速に
してあるが、前記第2RAM27からのメインデータの
読み出しタイミングは、ディスクにメインデータを記憶
する際のサンプリング周波数に合わせてあり、前記第2
RAM27への書き込みタイミングに比べて低速にして
ある。その為、再生が進むと、前記第2RAM27はや
がてオーバーフローになる。
【0029】ここで、前記第2RAM27のオーバーフ
ローは、第2アドレス発生回路28の書き込みアドレス
及び読み込みアドレスを監視することによりRAM制御
回路29で検出され、該RAM制御回路29からはオー
バーフローを示すオーバーフロー信号がシステム制御回
路19に供給される。すると、アクセス動作判断手段2
2によりQコード監視手段23に記憶されたQコードを
目標としてアクセス動作させる判断が行われ、その旨の
判断信号がトラックジャンプ制御手段24に供給され
る。その為、トラックジャンプ制御手段24からピック
アップ4によるディスクの読み取り位置を1トラック分
戻させるトラックジャンプ信号が発生され、ピックアッ
プ4によるディスクのトレース位置が1トラック戻され
ることによりディスク上の同一部分が繰り返しトレース
されるようになる。この場合、第2RAM27からは今
まで書き込まれたメインデータが順次読み出されるの
で、メインデータはとぎれることなく、連続して再生さ
れる。
【0030】また、第2RAM27のオーバーフローが
検出されると、その時点からRAM制御回路29により
第2RAM27への書き込みを中止させる中止信号が出
力され、第2RAM27にメインデータが書き込まれる
のが中止されるので、メインデータの読み出しのみが行
われ、前記第2RAM27に書き込まれているメインデ
ータの量が減少していく。
【0031】一方、アクセス動作が終了すると、再びデ
ィスク1の読み取りが行われ、シリアル・パラレル変換
回路26からメインデータが出力される様になり、その
メインデータがデータ一致判定回路31に取り込まれる
様になる。
【0032】ここで、データ一致判定回路31には、第
2RAM27のオーバーフローが生じるまでの所定サン
プル数のメインデータが記憶されており、シリアル・パ
ラレル変換回路26から新たなメインデータが取り込ま
れるようになると、そのメインデータが前記データ一致
判定回路31に記憶されているメインデータと比較され
る。そして、それらのメインデータの一致が検出される
と、その旨を示す一致信号がRAM制御回路29に供給
され、第2RAM27にメインデータの書き込みを再開
させる指令信号が発生される。このとき、すでに、先の
アクセス動作中におけるメインデータの読み出しにより
第2RAM27にメインデータを新たに書き込む容量が
確保されているので、前記第2RAM27へのメインデ
ータの書き込みが再開される。
【0033】第2RAM27へのメインデータの書き込
みが再開されると、その再開されたメインデータは、第
2RAM27内のオーバーフローにより書き込みが中止
された時点の最終のメインデータが格納されたアドレス
の次のアドレスから順次書き込まれ、前記最終のメイン
データに続けて書き込まれることになる。そして、第2
RAM27への書き込みが再開されたメインデータは、
前記最終のメインデータとディスク上において連続する
ものであるので、正しい再生が連続して行われることに
なる。
【0034】一方、何らかの理由によりデータ一致判定
回路31から一致信号が得られない場合、RAM制御回
路29は、第2アドレス発生回路28からの書き込みア
ドレス及び読み出しアドレスの一致及びタイミングによ
り第2RAM27内のメインデータが空になることを検
出して第2RAM27への書き込みを再開する。この場
合、読み出されるメインデータが正しくつながらない
が、再生がとぎれないようにメインデータを第2RAM
27内の最終のメインデータに続けて書き込ませ、該最
終のメインデータに連続して新たに書き込まれたメイン
データが読み出されるようにしている。
【0035】ところで、外部からの衝撃や揺動、あるい
はディスクの傷や汚れ等によりピックアップ4によるデ
ィスクの信号読み取りが正しく行われなくなると、誤り
検出・訂正回路9によりメインデータの誤り訂正が出来
ず、該誤り検出・訂正回路9から訂正不可信号が発生す
る。そして、RAM制御回路29により前記訂正不可信
号が補間回路12の補間能力以上連続して発生したこと
が検出されると、前記RAM制御回路29から補間不可
信号が発生され、WOK信号発生手段30からWOK信
号の発生が停止される。その為、前記RAM制御回路2
9を介して第2アドレス発生回路28が制御され、第2
RAM27にメインデータが書き込まれるのが中止され
るとともに、アクセス動作判断手段22による判断に応
じてトラックジャンプ制御手段24によりディスクのト
レース位置を戻すようにピックアップ4をトラックジャ
ンプさせるトラックジャンプ信号が発生され、誤り訂正
が出来ないメインデータを含むデジタル信号ブロックの
読み取りが行われる直前に読み取られたデジタル信号ブ
ロックのQコードを検索するべくピックアップ4による
ディスクのトレース位置が戻される。
【0036】ここで、外部からの衝撃や揺動により誤っ
たメインデータが発生した場合は、ピックアップ4によ
りディスクの同一部分を再びトレースすることにより誤
ったメインデータを読み直すことが出来、正しいメイン
データを得ることが出来るので、データ一致判定回路3
1に、誤る直前のメインデータと同一のメインデータが
入力され、前記データ一致判定回路31により一致信号
が発生される。
【0037】前記データ一致判定回路31により一致信
号が発生されると、RAM制御回路29からは開始信号
が発生され、誤ったメインデータの直前のメインデータ
に連続して読み直された正しいメインデータが書き込ま
れるようになる。
【0038】したがって、この場合は、メインデータを
とぎれさせることなく、連続して再生することが出来
る。
【0039】一方、ディスクの傷や汚れ等により誤った
メインデータが発生した場合は、ピックアップ4により
ディスクの同一部分を再びトレースしても誤ったメイン
データを読み直すことが出来ず、正しいメインデータを
得ることが出来ない。その為、データ一致判定回路31
からは一致信号が得られず、第2RAM27内のメイン
データは消費されていくのみであり、RAM制御回路2
9によりやがて第2RAM27内のメインデータが空に
なることが検出される。その検出が行われると、ディス
クの同一部分を再びトレースすることを中止し、次の部
分をトレースするべくトラックジャンプ制御手段24を
作動させるとともに、前記RAM制御回路29から開始
信号が発生され、第2RAM27へのメインデータの書
き込みが再開される。
【0040】したがって、この場合は、ディスク1上の
読み取れない箇所を飛ばして再生が継続される。
【0041】ところで、前述した如く、第2RAM27
がオーバーフローしたとき及びディスクの信号読み取り
が正しく行われなくなったとき、あるいは、入力キー2
0の操作により所望の曲等の検索を指示したとき、アク
セス動作判断手段22によりアクセス動作させる判断が
行われ、トラックジャンプ制御手段24によりアクセス
動作が行われる。
【0042】この様に、アクセス動作判断手段22によ
りアクセス動作させる判断が行われ、該アクセス動作判
断手段22がトラックジャンプ制御手段24によりアク
セス動作を行わせる指令信号を発生したとき、前記アク
セス動作判断手段22は同時にスイッチ切換制御手段2
5を作動させるトリガ信号を発生する。その為、前記ス
イッチ切換制御手段25によりスイッチ回路17が開放
状態になる様に作動し、基準発振回路14からの基準ク
ロックが供給される第2のクロック供給路14aが遮断
される。
【0043】前記第2のクロック供給路14aが遮断さ
れると、デジタル信号処理回路16を構成する所定の回
路、すなわち誤り検出・訂正回路9、第1アドレス発生
回路11及び補間回路12に基準発振回路14から各回
路を動作させるのに用いられる動作用クロックとなる基
準クロックが供給されなくなる。その為、前記誤り検出
・訂正回路9、前記第1アドレス発生回路11及び前記
補間回路12と該第1アドレス発生回路11により作動
される第1RAM10は動作が停止され、これらの回路
による電力消費がなくなる。
【0044】一方、デジタル信号処理回路16を構成す
る回路のうち、同期検出・EFM復調回路7及びサブコ
ード分離・Qコード復調回路8には、クロック再生回路
13から第1のクロック供給路13aを介して動作用ク
ロックとなる再生クロックの供給が継続されている。そ
の為、前記同期検出・EFM復調回路7及び前記サブコ
ード分離・Qコード復調回路8は動作が行われ、アクセ
ス動作に必要なサブコード信号の信号処理が継続され
る。
【0045】したがって、アクセス動作に支障を来たす
ことなく、消費電力が削減される。特に、図1の装置に
おいては、前述した如く、再生を行う為にアクセス動作
が不可欠であり、頻繁に行われるので、また、第2アド
レス発生回路28、パラレル・シリアル変換回路32及
びD/Aコンバータ33には、第3のクロック供給路1
4bにより基準発振回路14から基準クロックの供給が
継続され、アクセス動作中も第2RAM27から読み出
されるメインデータの再生が継続されるので、消費電力
の削減を効果的に行える。
【0046】また、電力消費が大きい、メインデータの
誤り検出・訂正の為の回路部分の電力消費が削減される
ので、消費電力の削減が効果的である。
【0047】図2は、本発明の別の実施例を示す回路ブ
ロック図で、高速読み取り可能に対応されていない通常
のCDプレーヤを示している。その為、図2において
は、高速読み取りの為に設けられた回路、すなわち、図
1におけるシリアル・パラレル変換回路26、第2RA
M27、第2アドレス発生回路28、RAM制御回路2
9、WOK信号発生手段30、データ一致判定回路31
及びパラレル・シリアル変換回路32が削除されている
とともに、モータサーボ回路3、クロック再生回路1
3、基準発振回路14及びシステム制御回路19がそれ
ぞれ定格速読み取り専用に対応されている。尚、図2に
おいて、図1と同一回路には同一の図番が付してある。
【0048】また、基準発振回路14から発生される基
準クロックは、スイッチ回路17が挿入されたクロック
供給路34aによりデジタル信号処理回路16の所定の
回路9,11,12の他にD/Aコンバータ27に、ま
た、前記クロック供給路34aとは別系路のクロック供
給路34bによりモータサーボ回路3に供給される様に
成されている。その為、入力キー20の操作により曲等
の検索を指示し、アクセス動作を行わせ、スイッチ切換
制御手段25の作動によりスイッチ回路17が開放され
ると、前記デジタル信号処理回路16の所定の回路9,
11,12と前記D/Aコンバータ27に基準クロック
が供給されなくなる。このとき、図1と同様に、アクセ
ス動作に必要なサブコード信号を処理する同期検出・E
FM復調回路7及びサブコード分離・Qコード復調回路
8には、第1のクロック供給路13aを介してクロック
再生回路13からの再生クロックの供給が継続されてい
る。
【0049】したがって、前記デジタル信号処理回路1
6の所定の回路9,11,12及び第1RAM10と前
記D/Aコンバータ27の動作が停止され、アクセス動
作時の消費電力の削減が計れる。
【0050】尚、CD−ROMやCD−Iの再生装置の
如く、ディスクから間欠的に信号を読み出し、頻繁にア
クセス動作を行うものにおいても、高速読み取り可能な
CDプレーヤと同様に消費電力の削減を効果的に行え
る。
【0051】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、アク
セス動作中にアクセス動作に不必要なメインデータの再
生処理系の回路に動作用のクロックが供給されない様に
しているので、アクセス動作中の消費電力を削減するこ
とが出来、特に、記録媒体から間欠的に信号を読み出
し、頻繁にアクセス動作を行う高速読み取り可能なCD
プレーヤやCD−ROM、CD−Iの再生装置において
は、効果的に消費電力の削減を計ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【図2】本発明の別の実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【符号の説明】
7 同期検出・EFM復調回路 8 サブコード分離・Qコード復調回路 9 誤り検出・訂正回路 10 第1RAM 11 第1アドレス発生回路 12 補間回路 13 クロック再生回路 14 基準発振回路 13a 第1のクロック供給路 14a 第2のクロック供給路 16 デジタル信号処理回路 17 スイッチ回路 19 システム制御回路 22 アクセス動作判断手段 23 Qコード監視手段 24 トラックジャンプ制御手段 25 スイッチ切換制御手段 33 D/Aコンバータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に音楽情報等のメインデータの
    他に経過時間等の再生位置を示す位置指標データを含む
    デジタル信号が記録され、記録媒体から読み出したデジ
    タル信号をクロックを用いて信号処理することにより再
    生するとともに、前記位置指標データを用いて目標信号
    の検索を行うことが出来るアクセス動作可能なデジタル
    信号記録媒体再生装置であって、記録媒体から読み出さ
    れたデジタル信号の信号処理を行うとともに、前記位置
    指標データを取り扱う第1の回路と、記録媒体から読み
    出されたデジタル信号の信号処理を行うとともに、前記
    位置指標データを取り扱わない第2の回路と、前記第1
    の回路に動作用のクロックを供給する第1のクロック供
    給路と、前記第2の回路に動作用のクロックを供給する
    第2のクロック供給路と、該第2のクロック供給路を遮
    断する遮断回路とを備え、アクセス動作中に前記遮断回
    路を作動させ、前記第2の回路に動作用のクロックが供
    給されない様にしたことを特徴とするデジタル信号記録
    媒体再生装置。
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