JPH0525771B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ループコンベアとして動作し、かつ
注入し得る材料の連続的重量測定及び空気圧供給
装置に関する。

〔先行技術〕

本出願人により1983年５月６日に出願された米
国特許願第492135号（これは米国特許第4528848
号として特許された。対応の特許出願は特開昭58
−204325号として公開されている。）には、円筒
状の内面を有する側壁を含むハウジングと、充填
及び放出口をそれぞれ有する上下壁と、縦軸に関
して回転するようハウジングに取りつけられかつ
これに密封されたロータとから成る、ループコン
ベア形の装置が開示されている。このロータは、
複数の、横方向が閉鎖したポケツトを有し、さら
にハウジングの側壁の内側円筒面とともに環状空
間を形成する円筒状周囲面を有している。充填口
からロータに充填された注入可能な材料は、測定
路を介して運ばれ、さらに放出口から放出され
る。従来装置では、ハウジングの上下壁は、ロー
タの上下面と弾性係合しているので、係合部分間
にはかなりの摩擦が生じていた。また、シーリン
グを設けたにもかかわらず、たとえば粉炭のよう
な注入し得る材料の非常に細い粒子のいくらか
は、ポケツトからロータの内部へ、またはハウジ
ングの内側円筒面とロータの周囲円筒面との間の
空間に侵入してしまつていた。

〔発明の概要〕

本発明の目的は、高精度の測定を行なえる装置
を提供することである。

本発明の他の目的は、寿命の長い装置を提供す
ることである。

本発明の他の目的は、電力消費の少ない装置を
提供することである。

これら目的は、ロータの周囲面及びハウジング
の内面との間に設けられ、かつ圧縮ガス状媒体
源、望ましくは空気源に接続した円形空間を有す
る装置により達成される。

円形空間は、ガス状媒体の連続的圧力下にある
ので、ロータのポケツトから粉末物質が入ること
はない。

また、圧縮ガス状媒体源としては、装置に設け
られた空気圧供給装置からの分岐装置を使用する
ことが望ましい。

空間の集中洗浄は、空気圧供給装置に通じる１
つまたは複数の放出口を設けることにより行なわ
れる。

〔実施例〕

以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例を
詳細に説明する。

本発明による装置１５は、密封ロータ１を内蔵
したハウジング２を有している。ロータ１は、回
転シヤフト３により回転駆動可能に取りつけられ
ている。駆動装置として、トルク支持部材５によ
りハウジング２に接続したモータ／歯車装置４が
使用されている。ロータ１は、ロータ１の上面お
よび下面に対して押圧されている２つの互いに平
行なシーリングプレート６，７間で回転する。シ
ーリングプレート６，７は環状部材８（第４図）
と係合している。ロータ１は、第５図に示すよう
に２つの同心リング状にかつ互いにずれて配置さ
れた２つの供給ポケツト群１３ａ，１３ｂと、周
囲円筒壁２０（第５図）を有している。環状シー
リング１４，１４′（第４図）は、ロータ１の内
部に対して供給ポケツトを比較的気密に封止す
る。ハウジング２は、支持部材１５のジヨイント
１６，１６′において軸−に関して枢着され、
かつ左手部分（第２図）において力測定装置１７
に接続している。

装置により供給されかつ測定される材料は、ハ
ウジング２上に設けられた容器１９に貯えられ、
ホイールゲート及び弾性カプリング２４とを介し
てまたは直接的にロータ１の充填口に供給され
る。

充填口で充填された供給ポケツトは、第４図に
示した放出ステーシヨンにおいて、吹出しにより
放出される。これを行なうため、支持部材１５に
は、圧縮空気ライン３４が弾性カプリング３５に
より固定され、このラインはハウジング２の下方
口５２に接続している。供給ポケツト１３ａ，１
３ｂから吹き出された材料は、上方口５４から空
気圧コンベアライン２５（第１図）に送られる。
この空気圧コンベアラインは、弾性カプリング３
５′を介して上方口５４に接続している。第１図
及び第２図に示すように、弾性カプリング３４，
３５，３５‘及びジヨイント１６，１６’は、枢
軸−と交差している。

動作において、ハウジング２は、測定されかつ
供給ポケツト１３ａ，１３ｂに充填される材料の
量に従つて、軸−に関しわずかに枢動し、か
つ力測定装置１７にそれに対応するトルクを与え
る。

前に説明したように、ハウジング２の壁の内側
円筒面とロータの周囲壁２０との間には環状空間
２２が設けられている。壁２０の上下面はシーリ
ングプレート６，７に対して押圧されているが、
長期間には供給ポケツト１３からいくらかの粉末
材料が上記空間２２に侵入してしまう。これは、
特に爆発により生じるような突然の高い圧力が発
生することにより起り得る。空間２２に材料が堆
積すると、摩擦が増大し、それに伴つて摩耗もは
げしくなりかつロータ１を回転するのに必要なト
ルクも大きくなつてしまう。また、測定の再現精
度及び装置のゼロ値の不変性が失なわれてしま
う。

本発明においては、連続的な空気ブロツキング
は、空間２２内で行なわれる。第３図及び第５図
に示すように、ハウジング２の円筒壁８は、適当
な圧縮空気源に接続した少くとも１つのノズル２
３を有している。しかし、測定装置とは独立した
圧縮空気源を使用した場合でも、ライン３６（第
３図）を介してノズル２３に接続した管３８を圧
縮空気ライン３４内に設けることが望ましい。

ハウジング２の円筒壁８の周囲に沿つていくつ
かのノズル２３が設けられている。これらノズル
は共通リングライン３２を介してライン３６（第
５図）に接続している。また、ライン３６には適
当な圧力制御装置が挿入されている。なお、第１
の実施例においては下方口５２、上方口５４の近
くにノズル２３は設けられていない。

上記ノズルに加えて、またはこのノズルに代え
て少くとも１つのノズル４４（第４図）が下方口
５２、上方口５４の近くでかつ下方シーリングプ
レート７に隣接してハウジング２の円筒壁に設け
られている。空間２２に向いたノズル４４のオリ
フイスは、上方の向いている。各ノズル４４の上
方には、シーリングプレート６と円筒面８との間
にチヤネル４６が設けられている。このチヤネル
４６は上方口５４に通じている。このようなノズ
ル４４は、空間２２から圧縮空気ライン２５の上
方口５４へ材料を強制的に吹き出す急速な高圧力
がかかるよう、所定の圧縮空気源に接続されてい
る。

チヤネル４６は、通常の状態において空間２２
を圧縮プロツキング空気で充満するようロツク可
能にすることもできる。ノズル４４のかわりに、
上述したように吹き出すのにノズル２３を使用し
てもよい。また、ノズル４４は、望ましくは圧力
制御装置を介して所定の圧縮空気源に接続され
る。

第５図は、ロータ１の本発明装置の重要な特長
を示している。ロータ１の周囲壁２０の外面は、
ロータの軸に並列に設けられかつ空間２２を周辺
方向に半径方向チエンバに区切る平坦な延長部分
６２として形成された、半径方向に延びるラビリ
ンス・シーリングを有している。これは、空間２
２内の材料が同心堆積しないようにし、かつノズ
ル４４から供給される圧縮空気によりチエンバか
ら集中吹出しを行なうことができるようにしてい
る。

供給ポケツト１３ａ，１３ｂは、前に延べたよ
うに同心円でかつ互いにずれて配列されているの
で、第４図に示すように放出ステーシヨンにおい
て供給ポケツトからより均一に放出することがで
きる。分離壁５６は、圧縮空気を供給ポケツト１
３ａと供給ポケツト１３ｂとに分割する。第５図
において、上方口５４の上下開口と吹出しチヤネ
ル４６がダツシユラインで示されている。

以上のように実施例に基づいて本発明を説明し
てきたが、本発明はこれら実施例に限定されず、
本発明の思想に基づいて様々に改変し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の実施例の側面図、第２図
は、第１図の矢印の方向から見た第１図の装置
を示す図、第３図は第１図及び第２図に類似した
本発明の別の実施例を示す図、第４図は空気圧供
給装置の下方口および上方口の他ロータの供給ポ
ケツトを示す図、第５図は本発明装置のロータの
一部の平面図である。 ２……ハウジング、４……モータ／歯車装置、
５……トルク支持部材、６，７……シーリングプ
レート、８……円筒面、１３ａ，１３ｂ……供給
ポケツト、１７……力測定装置、２０……周囲
壁、２２……空間、２３……ノズル、２４……弾
性カプリング、２５……空気圧コンベアライン、
３４……圧縮空気ライン、５２……下方口、５４
……上方口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 注入し得る材料の連続的重量測定及び供給装
   置であつて； ほぼ円筒状内面を有する側壁と、上壁と、下壁
   と、充填口と、放出口とを含むハウジング２を備
   え； ハウジング内に縦軸を中心に回転できるよう取
   つけられ、ハウジングにより封止されたロータ１
   を備え、ロータは、側面が閉鎖した複数のポケツ
   ト１３ａ，１３ｂを含み、それらのポケツトは、
   材料を充填口から受けてロータの所定の回転後に
   放出口から排出し給送するものであつて、充填口
   および放出口までの半径と同じ半径の円弧状の測
   定用経路をなすよう並んでおり、ロータは、さら
   に、ハウジングの側壁の円筒状内面との間に環状
   空間２２を形成する周囲円筒面を有しており； ハウジングに結合され、充填口から放出口５４
   までの測定用経路を通る材料の重量を測定する力
   測定装置１７を備え； さらに、環状空間２２に圧縮ガス媒体を供給す
   る装置を備えること を特徴とする、注入し得る材料の連続的重量測定
   及び供給装置。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、
   圧縮ガス媒体は、放出口を通過するポケツトを空
   にするためハウジングの放出口に結合された空気
   圧供給装置から送られる空気であることを特徴と
   する装置。 ３ 特許請求の範囲第２項記載の装置において、
   環状空間にラインを介して連結した管が、空気圧
   供給装置のラインに挿入されていることを特徴と
   する装置。 ４ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、
   圧縮ガス媒体は、環状空間に連続的に供給される
   ことを特徴とする装置。 ５ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、
   圧縮ガス媒体を環状空間に供給する少なくとも１
   つのノズル装置を、ハウジングの円筒状の側壁に
   設けたことを特徴とする装置。 ６ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、
   環状空間は少なくとも１つの出口を有しているこ
   とを特徴とする装置。 ７ 特許請求の範囲第６項記載の装置において、
   出口は、ポケツトを空にするための空気圧供給装
   置に解放していることを特徴とする装置。 ８ 特許請求の範囲第６項記載の装置において、
   出口は、閉鎖し得ることを特徴とする装置。 ９ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、
   環状空間に対して少なくとも一対のノズル装置と
   出口を設け、かつ環状空間に圧縮ガス媒体を供給
   するノズル装置はハウジングの上壁に隣接して設
   けられ、出口はハウジングの上壁に隣接してノズ
   ル装置に対してほぼ垂直関係に設けられているこ
   とを特徴とする装置。 １０ 特許請求の範囲第１項記載の装置におい
   て、ロータの周囲円筒面には、環状空間へと半径
   外方に延長する平坦な延長部分が設けられている
   ことを特徴とする装置。 １１ 特許請求の範囲第１項記載の装置におい
   て、ポケツトは、２つの同心リング状に配列さ
   れ、一方のリングのポケツトと他方のリングのポ
   ケツトとはずれていることを特徴とする装置。