JPH052573U - アウタロータモータ - Google Patents

アウタロータモータ

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JPH052573U
JPH052573U JP4821191U JP4821191U JPH052573U JP H052573 U JPH052573 U JP H052573U JP 4821191 U JP4821191 U JP 4821191U JP 4821191 U JP4821191 U JP 4821191U JP H052573 U JPH052573 U JP H052573U
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JP
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rotor cup
rotor
cup
stator
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祐介 菊地
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アウタロータタイプのモータに、ステータの
発熱に対する冷却手段を設け、ステータ及びその周囲の
ロータカップの過熱を押さえることによって、安全性の
高いアウタロータモータを提供することである。 【構成】 ロータカップ4をステータ3に対して通気自
在に設ける。このロータカップ4のシャフト1固定部の
周囲に、端面側フィン9を一定間隔で複数設ける。この
端面側フィン9には、ロータカップ4内部に吸気するた
めの通気孔9aを、同一の回転方向に開口する。ロータ
カップ4の回転と共に通気孔9aから空気が取込まれ、
ロータカップ4とステータ3の間を流れて、ロータカッ
プ4端部より排出される。この空気によってステータ3
の発熱が冷却される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アウタロータタイプのモータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
アウタロータタイプのモータは、従来から各種知られているが、最近構造の簡 略化及び製造工程の削減等を目的として、アウタロータカップを合成樹脂で形成 し、その内側に金属製フレーム(以下バックヨークとする)やマグネットを一体 成型したものが、本出願人により提案されている。
【0003】 図4は、このような樹脂一体型のアウタロータタイプのモータの一例である。 即ち、シャフト1が軸受け2を介して、ステータコイル3aの配設されたステー タ3に回転自在に設けられている。また、ステータ3の周囲には、端面と円周面 によりカップ状に構成されたロータカップ4が、ステータ3を覆うように一定間 隔を保って設けられている。このロータカップ4は、金型に樹脂を流し込んで、 バックヨーク5及びマグネット6と共に一体に成型されたものである。その中心 部はシャフト1のステータ3からの突出部に固定されて、シャフト1と共に回転 自在となっている。
【0004】 ところで、ロータカップ4の開口方向となるステータ3の端部には、ステータ 3と一体にプリント基板7が取付けられている。このプリント基板7の側縁の一 部には、ホトインタラプタ8等のセンサが取付けられている。
【0005】 このようなアウタロータモータは、ステータ3に配設されたステータコイル3 aと、ロータカップ4の内周面のステータコイル3aに対応する位置にバックヨ ーク5を介して装着されたマグネット6によって、ロータカップ4の回転が行わ れている。また、ホトインタラプタ8等のセンサによって、ロータカップ4の回 転が制御されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のアウタロータモータでは、その作動時のステータ3の発 熱に対する冷却手段が特に設けられてはいない。ステータ3とロータカップ4と の間に、一定の間隔が設けられているだけでは冷却が十分ではないので、ステー タ3及びその周囲のロータカップ4が過熱する問題があり、ついには焼損等とな る欠点がある。この発熱を冷却するために、別部材で強制冷却の手段を設けるこ とも提案されているが、それだけ製造工程が複雑化し、高価なものとなってしま う。しかも、別部材のため、モータが大型化することにもなる。
【0007】 本考案は、上記のような従来技術の課題を解決するために提供されたもので、 その目的は、アウタロータタイプのモータで、ステータの発熱に対する冷却手段 を設け、ステータ及びその周囲のロータカップの過熱を押さえて、安全性の高い アウタロータモータを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本考案は、ステータと、端面と円周面によりカップ状に構成さ れ、ステータを覆うように設けられたロータカップとを備えるアウタロータモー タにおいて、ロータカップの端面に、外方に突出して形成された端面側フィンと 、前記端面側フィンのロータカップの回転方向に開口部を有し、ロータカップ内 面に通気自在に形成された通気孔とを備えたことを特徴とする。
【0009】 請求項2記載の本考案は、ロータカップが正逆両方向に回転する請求項1記載 のアウタロータモータにおいて、ロータカップの端面に、外方に突出して形成さ れた正逆方向用の2種類の端面側フィンと、前記各端面側フィンのロータカップ の正回転または逆回転方向に開口部を有し、ロータカップ内面に通気自在に形成 された通気孔とを備えたことを特徴とする。
【0010】 請求項3記載の本考案は、請求項1記載のアウタロータモータのロータカップ の端面に、外方に突出して形成された複数の端面側フィンと、ロータカップの円 周面に、外方に突出して形成された複数の円周面側フィンと、前記端面側フィン がロータカップの正逆いずれかの回転方向に、円周面側フィンが前記端面側フィ ンとは反対方向に開口部を有し、それぞれがロータカップ内面に通気自在に形成 されたそれぞれの通気孔とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】
以上のような構成を有する請求項1記載のアウタロータモータは、モータ駆動 時にステータの発熱を冷却するために、ロータカップに冷却の手段を設けたもの である。即ち、ロータカップの回転時には、ロータカップの端面側フィンに接す る空気が、回転方向に開口部を有する通気孔を通ってロータカップ内面に常時取 込まれる。更に、この空気は、ロータカップとステータとの間を流れてロータカ ップの端部から排出される。即ち、ステータ周囲に冷却のための空気が流れるた め、直接ステータの発熱を冷却することができる。
【0012】 請求項2記載のアウタロータモータは、ロータカップが正逆方向に回転する場 合に、どちらの方向に回転しても、2種類の端面側フィンの正または逆方向に開 口部を有する通気孔の一方から、常時空気がロータカップ内面に取込まれる。即 ち、ロータカップが正逆いずれの方向に回転しても、常時ステータ周囲を冷却す ることができる。
【0013】 請求項3記載のアウタロータモータは、ロータカップが正回転するときには、 正回転側に開口部を有する通気孔から外気がロータカップ内に吸入され、逆回転 側に開口部を有する通気孔から排出される。また、ロータカップが逆回転すると きには、逆回転側に開口部を有する通気孔から外気が吸入され、正回転側に開口 部を有する通気孔から排出される。即ち、ロータカップが正逆いずれの方向に回 転しても、常時ステータ周囲を冷却することができる。
【0014】
【実施例】 以下、本考案のアウタロータモータの一実施例を図1及び図2に基づいて説明 する。
【0015】 なお、本実施例において従来技術と同様の部材に関しては同一の符号を付し、 説明は省略する。
【0016】 即ち、本実施例のアウタロータモータに設けられたロータカップ4は、ステー タ3に対して通気自在に設けられている。このロータカップ4端面のシャフト1 固定部の周囲には、複数の端面側フィン9が一定間隔で突出して形成されている 。これらの端面側フィン9には、ロータカップの回転方向(図中ロータカップの 端面から見て時計回転)側に開口部を有し、ロータカップ4内面と通気自在とな る通気孔9aが形成されている。
【0017】 この様なロータカップ4を形成する時には、図2に示すような、端面側フィン 9と通気孔9a及びロータカップ4のホトインタラプタ8対応部分等も一体に形 成された上型11と下型12とから構成される金型内に、シャフト1及びバック ヨーク5とマグネット6をセットして、樹脂を流し込んでロータカップ4を形成 する。これにより、シャフト1及びバックヨーク5とマグネット6がロータカッ プ4に一体に形成される。
【0018】 以上のように構成される本実施例の作用は、次の通りである。
【0019】 即ち、ロータカップ4が回転するときには、回転と共に端面側フィン9と接す る空気が通気孔9aから常時取込まれる。この時の取込まれる空気量は、ロータ カップ4の回転速度に比例する。取込まれた空気は、ロータカップ4とステータ 3の間を端面側フィン9側からプリント基板7側の方向に流れて、ロータカップ 4端部から排出される。
【0020】 以上のような本実施例では、端面側フィン9が設けられたことによって、ロー タカップ4の回転時には、ステータ3とロータカップ4との間に新鮮な外気が常 時取込むことができ、ステータ3を直接冷却することができる。しかも、この時 の空気量がロータカップ4の回転速度に比例するため、発熱量の大きくなる高回 転時でもそれに比例して空気の取込み量が多くなり、ステータ3を十分に冷却す ることができる。従って、別部材で強制冷却の手段を設けたものに比べて冷却効 率が大きくなり、しかも部材数が減少することによって製造工程が簡略化され、 小型化されたアウタロータモータとすることができる。即ち、焼損等の心配の無 い、安全性の高いアウタロータモータを安価で提供することができる。
【0021】 なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではなく、具体的な各部材の 形状、或いは各々の取付け位置及び方法等は適宜変更可能である。
【0022】 例えば、端面側フィン9に形成された通気孔9aの開口部をすべて同一の回転 方向とせず、正逆方向用の2種類の端面側フィンを設け、各端面側フィンにロー タカップの正回転または逆回転方向に開口部を有する通気孔を形成することもで きる。これによって、ロータカップが正逆方向に回転するアウタロータモータで も、回転する方向から常時新鮮な外気を取込むことができ、ステータの発熱を十 分に冷却することができる。
【0023】 また、空気排出のためのフィンを設けることも可能である。即ち、図3に示す ように、ロータカップ4円周面の端部近傍には、複数の円周面側フィン10が一 定間隔で形成されている。端面側フィン9の通気孔9aが正回転方向(図中ロー タカップの端面側から見て時計回転)側に開口しているときに、円周面側フィン 10には、逆回転方向(図中ロータカップの端面側から見て反時計回転)側に通 気孔10aが開口されている。この通気孔10aは、ロータカップ4内面に向か って通気自在に形成されている。即ち、端面側フィン9から取込まれた空気は、 ステータ3とロータカップ4との間を流れて、円周面側フィン10から排出され る。この様な円周面側フィン10が設けられたことによって、ロータカップの回 転に排出空気による影響を及ぼすことが無く、円滑に冷却空気を排出することか できる。また、ロータカップを逆回転させたとしても、円周面側フィン10の通 気孔10aから新鮮な外気が取込まれ、ステータ3とロータカップ4との間を流 れて、端面側フィン9の通気孔9aから排出される。即ち、ステータの周囲に新 鮮な空気が取込まれるので、ステータの発熱を十分に冷却することができる。
【0024】 更に、フィン9,10の形状及び通気孔9a,10aの開口方向は、限定され ない。例えば、端面側フィン9に形成された通気孔9aの開口部分を逆回転の方 向に、また、円周面側フィン10に形成された通気孔10aの開口部分を正回転 方向に形成した場合でも、同様の効果を得ることができる。即ち、ロータカップ が正回転(端面側から見て時計回転)する時には円周面側フィンの通気孔10a から端面側フィンの通気孔9aに、また、逆回転する時には端面側フィンの通気 孔9aから円周面側フィンの通気孔10aに新鮮な外気が流れ、ステータ3の過 熱を十分に防止することができる。
【0025】 更に、端面側フィンの通気孔9aから吸入された空気を、ステータ3とロータ カップ4との間で円滑に拡散させ通過させるために、ロータカップ4内面に空気 の流路となる溝を設けることも効果がある。これによって、取込まれる空気の流 速を速めることができるので、更に高い冷却効果を得ることができる。
【0026】
【考案の効果】
本考案では、モータ作動時のステータの発熱に対する冷却手段を、ロータと一 体に成型することによって、安価で安全性の高い小型化されたアウタロータモー タを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるアウタロータモータを
示す要部側面断面図。
【図2】図1のロータの金型を示す要部側面断面図。
【図3】本考案の他の実施例を示す要部側面断面図。
【図4】従来のアウタロータモータを示す要部側面断面
図。
【符号の説明】
1 シャフト 2 軸受け 3 ステータ 4 ロータカップ 5 バックヨーク 6 マグネット 7 プリント基板 8 ホトインタラプタ 9 端面側フィン 10 円周面側フィン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータと、端面と円周面によりカップ
    状に構成され、ステータを覆うように設けられたロータ
    カップとを備えるアウタロータモータにおいて、ロータ
    カップの端面に、外方に突出して形成された端面側フィ
    ンと、前記端面側フィンのロータカップの回転方向に開
    口部を有し、ロータカップ内面に通気自在に形成された
    通気孔と、を備えたことを特徴とするアウタロータモー
    タ。
  2. 【請求項2】 ロータカップが正逆両方向に回転するア
    ウタロータモータにおいて、ロータカップの端面に、外
    方に突出して形成された正逆方向用の2種類の端面側フ
    ィンと、前記各端面側フィンのロータカップの正回転ま
    たは逆回転方向に開口部を有し、ロータカップ内面に通
    気自在に形成された通気孔と、を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のアウタロータモータ。
  3. 【請求項3】 ロータカップの端面に、外方に突出して
    形成された複数の端面側フィンと、ロータカップの円周
    面に、外方に突出して形成された複数の円周面側フィン
    と、前記端面側フィンがロータカップの正逆いずれかの
    回転方向に、円周面側フィンが前記端面側フィンとは反
    対方向に開口部を有し、それぞれがロータカップ内面に
    通気自在に形成された各通気孔と、を備えたことを特徴
    とする請求項1記載のアウタロータモータ。
JP1991048211U 1991-06-25 1991-06-25 アウタロータモータ Expired - Fee Related JPH0753415Y2 (ja)

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JP2008503198A (ja) * 2004-06-14 2008-01-31 ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー アウターロータと内蔵された空冷式の電子回路とを有する電動機
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