JPH05257068A - 可変波長光学フィルタ - Google Patents

可変波長光学フィルタ

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Publication number
JPH05257068A
JPH05257068A JP5540092A JP5540092A JPH05257068A JP H05257068 A JPH05257068 A JP H05257068A JP 5540092 A JP5540092 A JP 5540092A JP 5540092 A JP5540092 A JP 5540092A JP H05257068 A JPH05257068 A JP H05257068A
Authority
JP
Japan
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filter
light beam
parallel light
wavelength
film
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5540092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Noda
秀樹 野田
Eiji Kikuchi
英治 菊池
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は可変波長光学フィルタに関し、波長可
変に伴う挿入損失の低下が著しく小さい上記フィルタの
提供を目的とする。 【構成】湾曲したフィルタ膜30を平行光ビームの主軸
とほぼ垂直な方向に移動可能に設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変波長光学フィルタに
関する。光ファイバ通信等の分野においては、波長多重
された光から所要の波長の光を取り出す等の用途で、低
域通過光学フィルタ、高域通過光学フィルタ、帯域通過
光学フィルタ等の光学フィルタが使用される。このよう
な光学フィルタにおいては、光源の波長変動或いは波長
ばらつきに対応するために、カットオフ波長や通過帯域
の中心波長が可変であることが望ましい。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の可変波長光学フィルタの構
成及び動作を説明するための図である。この可変波長光
学フィルタは、入力側光ファイバ2と、この光ファイバ
から出射した光を平行光ビームにする第1レンズ4と、
この平行光ビームを集束させる第2レンズ6と、この集
束した光が入射する出力側光ファイバ8と、第1及び第
2レンズ4,6の間に平行光ビームを横切るように設け
られたフィルタ膜10とを備えている。フィルタ膜10
は透明な基板12上に支持され、この基板12は軸14
を中心に回動可能に支持されている。
【0003】基板12を回動させると、フィルタ膜10
への入射角が変化する。フィルタ膜10の光学特性は入
射角に応じて変化するので、基板12の回動によりこの
光学フィルタのカットオフ波長や通過帯域の中心波長を
変化させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5の可変
波長光学フィルタの波長特性を変化させるために、基板
12を回転させると、有限な厚みを有する基板12にお
ける屈折により、フィルタ膜10から出射する平行光ビ
ームが基板12に入射する平行光ビームに対してずれを
生じる。出射側の光ビームが入射側の光ビームに対して
ずれると、出力側光ファイバ8に対する結合損失が発生
し、波長可変に伴ってこの可変波長光学フィルタの挿入
損失が低下するという問題が生じる。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みて創作され
たもので、波長可変に伴う挿入損失の低下が著しく小さ
い可変波長光学フィルタを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の可変波長光学フ
ィルタは、入力側光ファイバと、該入力側光ファイバか
ら出射した光を平行光ビームにする第1レンズと、該平
行光ビームを集束させる第2レンズと、この集束した光
が入射する出力側光ファイバと、上記平行光ビームを横
切るような位置で上記平行光ビームの主軸とほぼ垂直な
方向に移動可能に設けられた湾曲したフィルタ膜とを備
えている。
【0007】
【作用】本発明の構成によると、湾曲したフィルタ膜を
平行光ビームの主軸とほぼ垂直な方向に移動させること
によって、フィルタ膜への入射角を変化させ、波長特性
を可変にしているので、従来のように回動動作に伴う挿
入損失の低下が防止される。尚、フィルタ膜への入射角
が変化すると、入射側平行光ビームと出射側平行光ビー
ムがわずかにずれるが、フィルタ膜は十分薄くこのずれ
に伴う損失の低下は著しく小さく、実用上差支えない。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。図1は本発
明の実施例を示す可変波長光学フィルタの斜視図であ
る。この装置では、SUS材等からなる基板16上に互
いに対向するように入力側のファイバアセンブリ18と
出力側のファイバアセンブリ20を設けて平行光ビーム
系を形成している。
【0009】入力側のファイバアセンブリ18は、球レ
ンズからなる第1レンズ4が挿入固定されたスリーブ2
2に、入力側光ファイバ2が挿入固定されたフェルール
24を所定の深さまで挿入して構成される。
【0010】同じように、出力側のファイバアセンブリ
20は、球レンズからなる第2レンズ6が挿入固定され
たスリーブ26に、出力側光ファイバ8が挿入固定され
たフェルール28を所定深さまで挿入して構成される。
【0011】スリーブ22及び26は、入力側のファイ
バアセンブリ18から出射した平行光ビームの主軸が出
力側のファイバアセンブリ20の主軸と一致するように
位置合わせされた後、基板16上にレーザ溶接等により
固定される。
【0012】フィルタ膜30は、ガラスブロック32及
び34間に湾曲した形で挟まれており、ガラスブロック
32及び34はベース36上に固着されている。ベース
36の下面には突起36Aが形成されており、この突起
36Aは基板16の上面に直線状に形成された溝16A
に嵌合している。この構成により、フィルタ膜30を平
行光ビームの主軸とほぼ垂直な方向に移動させることが
できる。このようにフィルタ膜30を透明なブロックに
より挟んで支持することによって、フィルタの移動を容
易に行うことができる。
【0013】湾曲したフィルタ膜30を得るには例えば
次のようにする。まず、透明なガラス材に研磨或いはエ
ッチングにより湾曲面を形成してガラスブロック32と
する。次いで、このガラスブロック32の湾曲面にフィ
ルタ膜となる誘電体多層膜を形成する。一方、ガラスブ
ロック32の湾曲面に対応した形状を有する湾曲面をガ
ラス材に形成してガラスブロック34を作成しておく。
そして、ガラスブロック32及び34が互いに噛み合う
ように光学接着剤により貼り合わせる。
【0014】ガラスブロック32の湾曲面上への誘電体
多層膜の形成は蒸着により行うことができるが、被蒸着
面が湾曲していることにより膜厚が不均一になる恐れが
ある場合には次のようにするとよい。即ち、一旦ポリイ
ミド等からなる可撓性の樹脂フィルム上にフィルタ膜を
形成し、このフィルタ膜を樹脂フィルムと共にガラスブ
ロック32の湾曲面に接着し、樹脂フィルムのみを溶解
除去した後、ガラスブロック34を噛み合わせるのであ
る。
【0015】図2は図1の装置の動作原理の説明図であ
る。フィルタ30、ガラスブロック32,34及びベー
ス36の一体化物(以下「フィルタブロック」とい
う。)を平行光ビームの主軸と垂直な方向(図中の矢印
方向)に移動させると、フィルタ膜30への入射角が変
化して波長特性が変化する。このとき、ガラスブロック
32への入射角とガラスブロック34からの出射角は変
化しないので、フィルタブロックへの入射角とフィルタ
ブロックからの出射角はフィルタブロックの移動に伴っ
て変化することはない。従って、従来のように平行光ビ
ームがずれて損失が増大する恐れがない。
【0016】図3はフィルタ膜の湾曲面の説明図であ
る。図はフィルタ膜30及びガラスブロック32,34
をベース側から見たときの底面図に対応しており、横軸
のx座標はフィルタブロックの長手方向(平行光ビーム
の主軸とほぼ垂直な方向)の位置を表し、縦軸のy座標
はフィルタブロックの厚み方向の位置を表している。
【0017】この実施例では、xy平面上においてフィ
ルタ膜30はy=0.02x2 で表される放物線に沿
う。図4(A)はフィルタ膜30への入射角と入射ビー
ムの主軸のx座標の関係を表すグラフである。本実施例
においては、フィルタ膜30が放物線面に沿って彎曲し
ているので、入射角が小さい範囲では入射角とx座標は
ほぼ比例する。
【0018】図4(B)は波長変化(高域通過フィルタ
又は低域通過フィルタである場合にはカットオフ波長の
変化、帯域通過フィルタ又は帯域阻止フィルタである場
合には通過又は阻止帯域の中心波長の変化)とx座標の
関係を表すグラフである。x座標の変化に伴って入射角
が変化することにより、波長特性が変化していることが
明らかである。
【0019】このように本実施例によると、フィルタブ
ロックを基板の溝に沿って移動させることによって、所
要の波長特性を得ることができる。帯域通過フィルタを
構成したところ、入射角の1°の変化に対して通過帯域
の中心波長(1.3μm帯)が3nm変化した。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
波長可変に伴う挿入損失の低下が著しく小さい可変波長
光学フィルタの提供が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す可変波長光学フィルタの
斜視図である。
【図2】図1の装置の動作原理の説明図である。
【図3】フィルタ膜の湾曲面の説明図である。
【図4】入射角、波長変化とx座標の関係を表すグラフ
である。
【図5】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
2 入力側光ファイバ 4 第1レンズ 6 第2レンズ 8 出力側光ファイバ 30 フィルタ膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側光ファイバ(2) と、 該入力側光ファイバ(2) から出射した光を平行光ビーム
    にする第1レンズ(4)と、 該平行光ビームを集束させる第2レンズ(6) と、 この集束した光が入射する出力側光ファイバ(8) と、 上記平行光ビームを横切るような位置で上記平行光ビー
    ムの主軸とほぼ垂直な方向に移動可能に設けられた湾曲
    したフィルタ膜(30)とを備えたことを特徴とする可変波
    長光学フィルタ。
  2. 【請求項2】 上記フィルタ膜(30)の湾曲面は放物線面
    であることを特徴とする請求項1に記載の可変波長フィ
    ルタ。
  3. 【請求項3】 上記フィルタ膜(30)は誘電体多層膜であ
    り、該誘電体多層膜は透明なブロックにより挟まれてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変波長フ
    ィルタ。
JP5540092A 1992-03-13 1992-03-13 可変波長光学フィルタ Withdrawn JPH05257068A (ja)

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JP5540092A JPH05257068A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 可変波長光学フィルタ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07198936A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Nec Corp 波長可変光フイルタ
JP2008153561A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Seiko Epson Corp 外部共振型レーザ光源装置及びそれを用いたモニタ装置並びに画像表示装置
JP2010097128A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Nikon Corp フィルタ装置、照明装置、露光装置、及びデバイス製造方法
WO2023195066A1 (ja) * 2022-04-05 2023-10-12 富士電機株式会社 ガス分析計

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19990518