JPH05256728A - ディスクロータ鋳造欠陥の検出装置 - Google Patents

ディスクロータ鋳造欠陥の検出装置

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Publication number
JPH05256728A
JPH05256728A JP4743091A JP4743091A JPH05256728A JP H05256728 A JPH05256728 A JP H05256728A JP 4743091 A JP4743091 A JP 4743091A JP 4743091 A JP4743091 A JP 4743091A JP H05256728 A JPH05256728 A JP H05256728A
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JP
Japan
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pressure
air
air passage
disk rotor
detecting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4743091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kondo
賢司 近藤
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Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Takaoka Co Ltd filed Critical Aisin Takaoka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】空気通路内の閉塞検出作業の効率向上を図り得
るディスクロータ鋳造欠陥検出装置を提供する。 【構成】車両制動用のディスクロータ1の冷却用空気通
路内の閉塞の有無を検出する検出装置であって、被検査
対象であるディスクロータの空気通路1aと、これと同
一形状で正常な空気通路を有する標準片12の空気通路
12aの双方に同一高圧空気を吹出す吹出し手段5A
と、それぞれの高圧空気供給経路5B,5Cに設けられ
て空気圧を検出する第1圧力検出手段7Aおよび第2圧
力検出手段7Bと、両検出手段による圧力検出値の差圧
を検出する差圧検出手段8とを備えている。 【効果】空気通路の曲率に影響されることなく、空易確
実にしかも数値的に閉塞の有無を検出できる。そして、
検査作業を自動化でき、熟練も必要としないので、効率
効率の大幅な向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディスクブレーキの
ディスクロータ鋳造の欠陥を検出するための検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の高性能化に伴い、自動車
用ディスクブレーキの性能向上の要求が高まって来てい
る。
【0003】このような自動車用ディスクブレーキの性
能を向上させる手段として、ディスクロータの摩擦摺動
面の内側に冷却性を増すための空気通路を形成したもの
が開発されている。そしてさらに、この空気通路におけ
る空気の流通量を増やすために、図4に示すように、ス
パイラル状の空気通路1aを形成するよう放射状に配置
されたリブ1bが、ディスクロータ1の半径方向に対し
て湾曲して形成されたものが開発されている。なお、こ
のようなディスクロータとしては、特公昭54−147
10号公報に記載のものがある。
【0004】この図4に示すような形状のリブ1bを有
するディスクロータ1は、鋳造の際に、中子折れ等によ
る鋳バリが生じ易く、空気通路1a内に鋳バリが生じる
と空気通路1aを塞ぐため、冷却効果を減じてしまうこ
とになる。そして、上記のようにリブが湾曲しているタ
イプのディスクロータでは、リブがストレートなタイプ
のディスクロータのように空気通路1a内を見通すこと
が出来ないため、空気通路1aを塞ぐ鋳バリを検査時に
検出することが難しい。
【0005】従来、曲管状の鋳造品の内部に生じた鋳バ
リの検出には、曲折自在なスチールワイヤを使用し、こ
のスチールワイヤを曲管の内部に挿入して鋳バリの引っ
掻かりにより、鋳バリの存在を手探りで確認するという
方法が一般的である。このようなスチールワイヤによる
検査方法は、例えば実公昭63−40308号公報に記
載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うな鋳バリの検出方法で、図4のような湾曲した空気通
路1aが形成されたディスクロータ1の鋳バリの検出を
行おうとする場合には、多数形成された空気通路毎に手
作業で順次スチールワイヤを通して検査しなければなら
ず、非常に面倒な作業となり、検査に多大の時間が必要
である。そして、ディスクロータ1の空気通路1aの断
面積が小さい場合には、作業性をさらに悪化させてしま
う。
【0007】また、このスチールワイヤによる検査で
は、手探りで鋳バリを検出するため、熟練を要し、また
完全な検査も困難であった。
【0008】この発明は、上記従来のディスクロータの
空気通路内の鋳バリを検出する際の問題点を解消するた
めに為されたものである。すなわち、本発明は、ディス
クロータの空気通路内の閉塞を検出する際、検出作業の
効率向上を図ることが出来、しかも完全な検出を行うこ
とができるディスクロータ鋳造欠陥の検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を達成するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、摩擦摺動部材内に冷却用の空気通路を有
する車両制動用のベンチレーテッドディスクロータの該
空気通路内の閉塞の有無を検出する検出装置であって、
被検査対象であるディスクロータの前記空気通路に高圧
空気を吹き出す吹出し手段と、この高圧空気を供給する
経路に設けられて空気圧を検出する第1圧力検出手段
と、被検査対象のディスクロータの空気通路と同一形状
で正常な空気通路を有する標準片と、この標準片の空気
通路にディスクロータの空気通路と同じ圧力の高圧空気
を吹き出す吹出し手段と、この高圧空気を供給する経路
に設けられて空気圧を検出する第2圧力検出手段と、第
1圧力検出手段と第2圧力検出手段による圧力検出値を
比較してその差圧を検出する差圧検出手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記検出装置は、摩擦摺動部材内に空気通路を
有するディスクロータは、該通路を空気がロータの内側
から外側に向かって流れるときに通路壁との間で熱交換
を行ってロータの保有熱を奪うことから、その作用に近
似の方法で鋳物製品の良否判別を行うことを試みたもの
である。
【0011】すなわち、空気は圧縮性流体であるため、
空気通路に流れを阻害するような物体が存在する場合は
空気通路が狭くなり圧力が上昇するという現象を利用
し、正常なディスクロータの空気通路の圧力を基準に、
各空気通路の圧力との差を測り、異常(閉塞)の有無を
検出するものである。
【0012】上記検出装置は、被検査対象のディスクロ
ータの空気通路と標準片の空気通路に同時に同じ圧力の
高圧空気を吹き出し、第1及び第2圧力検出手段によっ
て各々高圧空気の供給経路における空気圧を検出する。
このとき、ディスクロータの空気通路内に鋳バリ等の欠
陥が有れば第1圧力検出手段による検出値が第2圧力検
出手段の検出値より大きくなり、両者の間に差圧が生じ
る。この差圧を差圧検出手段によって検出すれば、ディ
スクロータの空気通路内の異常の有無を容易に検出出来
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す実施例に基づい
てさらに詳細に説明する。
【0014】図1において、空気通路1aを有するディ
スクロータ1は、図示しない検査台に固定され、この検
査台と共に360度回転可能になっている。
【0015】この検査台に置かれた被検査物たるディス
クロータ1の外周面側方部には、押圧治具2が配置さ
れ、この押圧治具2がエアシリンダ3によって往復動し
てディスクロータの外周面に対し接離するようになって
いる。そして、この押圧治具2の前面にはソフトパッド
4が取り付けられていて、押圧治具2がディスクロータ
1に接近された際、このソフトパッド4がディスクロー
タ1の外周面に押圧されるようになっている。
【0016】このソフトパッド4は、図2に示すよう
に、中央部にディスクロータ1の空気通路1aの外周開
口部に対応する空気吹出口4aが形成され、この空気吹
出口4aは、押圧治具2に形成された図示しない空気供
給通路に連通されている。この空気吹出口4aの開口面
積は、ディスクロータ1の空気通路1aの外周開口部を
一つだけ覆うような面積としても良いし、一度に複数の
空気通路を覆うような面積としても良い。
【0017】そして、ソフトパッド4の前面には、さら
に、空気吹出口4aの両側位置に一対の突起4bが形成
されていて、ソフトパッド4がディスクロータ1の外周
面に押圧された際、この突起4bがその時に検査対象と
なっている空気通路1aの両隣の空気通路開口部に嵌合
されて、空気吹出口4aを検査対象の空気通路開口部前
面に確実に位置決めするようになっている。
【0018】押圧治具2の空気供給通路には、本管5A
からバルブ6及び支管5Bを介して高圧空気が供給され
るようになっている。そして、この押圧治具2に接続さ
れた支管5Bの途中には、圧力センサ7Aが取り付けら
れていて、この圧力センサ7Aによる支管5B内の空気
圧測定値が、圧力測定器8に入力されるようになってい
る。
【0019】また本管5Aには継手9を介して別の支管
5Cが接続され、この支管5Cの先端には、図2と同様
のソフトパッド10が取り付けられた押圧治具11が取
り付けられており、このソフトパッド10には、被検査
対象のディスクロータ1と同じ形状の正常な空気通路1
2aが形成された標準片12が押圧固定されている。そ
して、支管5Cの途中には、支管5Bの場合と同様に支
管5C内の空気圧を測定する圧力センサ7Bが取り付け
られ、その測定値が圧力測定器8に入力され、圧力セン
サ7Aによる測定値と比較されるようになっている。
【0020】上記検査装置は、被検査対象のディスクロ
ータ1を検査台の上に載せて固定した後、エアシリンダ
3を作動させて押圧治具2をディスクロータ1に接近さ
せ、ソフトパッド4をディスクロータ外周面に押圧す
る。このとき、ソフトパッド前面の突起4bが各々ディ
スクロータ1の空気通路開口部に嵌合されて空気吹出口
4aがその時検査対象とする空気通路1aの開口部前面
に確実に位置決めされ、空気吹出口4aから吹出される
空気の漏れが防止される。
【0021】そして、以上の準備が完了した後、バルブ
6を開けると、高圧空気が支管5Bから押圧治具2内に
供給され、ソフトパッド4の空気吹出口4aからディス
クロータ1の空気通路1a内に吹出される。このとき、
同時に、支管5Cから標準片12の空気通路12a内に
も高圧空気がソフトパッド10を介して吹き出される。
【0022】そして、両支管5B及び5C内の空気圧
は、圧力センサ7A及び7Bによって各々検出され、そ
の検出値が圧力測定器8に入力されて比較されている。
【0023】従って、もしディスクロータ1の測定を行
っている空気通路1a内に鋳バリが有る場合には、その
鋳バリによる空気通路の閉塞によって支管5B内の空気
圧が上昇し、標準片12への支管5C内の空気圧との間
に差圧が生じる。この空気通路1aの閉塞率と両支管内
の差圧との関係は、図3に示す通りであり、圧力測定器
8によってその差圧を検出すれば、空気通路1a内の鋳
バリの存在及びそれによる閉塞率を容易に検出すること
ができる。
【0024】以上の検査工程を終了すると、エアシリン
ダ3を後退させてソフトパッド4をディスクロータ1か
ら離間させ、ソフトパッド4の空気吹出口4aが次の空
気通路1aに対抗するようディスクロータ1を検査台ご
と所定角度だけ回転して固定する。そして、エアシリン
ダ3によりソフトパッド4をディスクロータ1の外周面
に再び押圧して、同様の差圧測定を行う。
【0025】以上の工程を繰り返し、ディスクロータ1
を一回転させてディスクロータの鋳造欠陥の検出を終了
する。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、空気通
路の曲率に影響されることなく鋳バリの有無を検出で
き、しかもその検出を数値的に行うことが出来るので、
鋳バリの検出を容易に、しかも確実に行うことが可能で
ある。そして、検査作業を自動化出来、熟練も必要とし
ないので、検査効率の大幅な向上を図ることが出来、検
査時間も短縮出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図、
【図2】同実施例におけるソフトパッドを示す斜視図、
【図3】同実施例における空気通路の閉塞率と差圧との
関係を示すグラフ、
【図4】ディスクロータの空気通路の形状を示す正面
図。
【符号の説明】
1…ディスクロータ 1a…空気通路 2…押圧治具(吹出し手段) 3…エアシリンダ 4…ソフトパッド(吹出し手段) 4a…空気吹出口(吹出し手段) 5A…本管(吹出し手段) 5B、5C…支管(吹出し手段) 7A…圧力センサ(第1圧力検出手段) 7B…圧力センサ(第2圧力検出手段) 10…ソフトパッド(吹出し手段) 11…押圧治具(吹出し手段) 12…標準片 12a…空気通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摩擦摺動部材内に冷却用の空気通路を有す
    る車両制動用のベンチレーテッドディスクロータの該空
    気通路内の閉塞の有無を検出する検出装置であって、 被検査対象であるディスクロータの前記空気通路に高圧
    空気を吹き出す吹出し手段と、この高圧空気を供給する
    経路に設けられて空気圧を検出する第1圧力検出手段
    と、被検査対象のディスクロータの空気通路と同一形状
    で正常な空気通路を有する標準片と、この標準片の空気
    通路にディスクロータの空気通路と同じ圧力の高圧空気
    を吹き出す吹出し手段と、この高圧空気を供給する経路
    に設けられて空気圧を検出する第2圧力検出手段と、第
    1圧力検出手段と第2圧力検出手段による圧力検出値を
    比較してその差圧を検出する差圧検出手段とを備えてい
    ることを特徴とするディスクロータ鋳造欠陥の検出装
    置。
JP4743091A 1991-02-21 1991-02-21 ディスクロータ鋳造欠陥の検出装置 Withdrawn JPH05256728A (ja)

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JP (1) JPH05256728A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105738099A (zh) * 2016-04-22 2016-07-06 南京利德东方橡塑科技有限公司 制动通油螺栓扭力检测装置
EP3689495A1 (en) * 2019-02-01 2020-08-05 Montupet (U.K.) Limited At The Offices Of Tughan & Co Method and apparatus for inspecting internal cavities in cast components

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514