JPH05256677A - 溶融ガラス計量装置 - Google Patents

溶融ガラス計量装置

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JPH05256677A
JPH05256677A JP5511892A JP5511892A JPH05256677A JP H05256677 A JPH05256677 A JP H05256677A JP 5511892 A JP5511892 A JP 5511892A JP 5511892 A JP5511892 A JP 5511892A JP H05256677 A JPH05256677 A JP H05256677A
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JP
Japan
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molten glass
measuring
valve
crucible
discharge port
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Withdrawn
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JP5511892A
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Inventor
Toshihiro Isshiki
敏浩 一色
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高温雰囲気で溶融ガラスを正確に計量できる溶
融ガラス計量装置を提供する。 【構成】加熱炉12の内部に配置されたるつぼ11の底部の
略中央には、排出口13が形成されている。排出口13には
中空球形の計量部14が設けられている。計量部14の底部
には計量部14の外部に連通する開口部15を有する。計量
部14の内部には、略球状の球形弁16が配置されている。
球形弁16の寸法は球形弁16を開口部15を閉鎖するように
配置した場合に計量部14の壁面及び球形弁16によって形
成される計量領域の容積が計量しようとする溶融ガラス
の容量になるように設定される。球形弁16には排出口13
及びるつぼ11を貫通して加熱炉12の外部に突出する弁軸
17が接続されている。弁軸17の加熱炉12の外部に突出し
た端部には、アクチュエータ18が接続されている。アク
チュエーター18は球形弁16を昇降運動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融ガラス計量装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体の計量は、次のような装置を
使用して行われている。
【0003】(1)例えば、ビー玉の製造において使用
される、溶融ガラスの粘度を一定に保ち、排出口に設け
られたゲートをタイマーやカム等で一定間隔で動作させ
て、一定量の溶融ガラスを排出する装置。
【0004】(2)例えば、ディスペンサーのような、
流体の貯蔵容器内に一定量の圧縮空気を供給し、その圧
縮空気量に応じた流体を排出させることにより、溶融ガ
ラスを計量する装置。 (3)例えば、ロードセルのような計り。
【0005】(4)例えば、兵神装備(株)製のモーノ
ポンプ(商品名)のような、偏心ネジポンプにおいて、
雄ネジのロータを断面が長円形のステータの中に装着
し、ドライブシャフトおよびユニバーサルジョイントを
介して、ロータを偏心軸センタで回転させて、ロータを
ステータの内部で回転しながら往復運動させることによ
り、ロータとステータの間に形成された空間領域に充満
した流体を連続且つ一定に供給する装置。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば、ガラスセラミ
ックス製の歯科用補綴物のような比較的小さなガラス製
品を製造する際に、少量の溶融ガラスを高温雰囲気で正
確に計量する必要がある。
【0007】しかしながら、上記(1)に示す計量装置
は、大量の溶融ガラスを連続的に計量するには適してい
るが、少量の溶融ガラスを計量する場合には、設備が複
雑になり大型化するような不都合がある。
【0008】また、上記(2)〜(4)に示す計量装置
は、常温条件下で使用されるものであり、溶融ガラスの
ような高温雰囲気で計量する必要がある流体の計量には
適していない。特に、(4)に示す計量装置は構造が複
雑なため、熱膨張や熱による変形等の熱による影響を受
けやすく、また比較的高価である。本発明は、かかる点
に鑑みてなされたものであり、高温雰囲気で溶融ガラス
を正確に計量できる溶融ガラス計量装置を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱炉内に配
置された溶融ガラスを収容するるつぼと、該るつぼの下
端部に設けられた排出口と、該排出口に連続して設けら
れた所定量の溶融ガラスを収容する空間領域を形成し、
該空間領域に溶融ガラスを充填し且つ該空間領域に充填
された溶融ガラスを排出する弁と、該弁を動作させる駆
動手段とを具備することを特徴とする溶融ガラス計量装
置を提供する。
【0010】
【作用】本発明の溶融ガラス計量装置では、駆動手段に
より弁を動作させて、まず、るつぼと空間領域を連通さ
せて、空間領域に溶融ガラスを充填させた後、外部と空
間領域を連通させて、空間領域内の溶融ガラスを排出さ
せる。この動作を繰り返すことにより、一定量の溶融ガ
ラスを正確に計量できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。 実施例1 図1(A)は、本発明の溶融ガラス計量装置の第一の実
施例を示す説明図である。
【0012】図中11は、加熱炉12の内部に配置され
たるつぼである。るつぼ11の略円錐形の底部の略中央
には、排出口13が形成されている。排出口13には中
空球形の計量部14が設けられている。計量部14の底
部には、計量部14の外部に連通する開口部15を有す
る。
【0013】計量部14の内部には、略球状の球形弁1
6が配置されている。球形弁16の寸法は、排出口13
および開口部15の直径よりも大きく、計量部14の内
径よりも小さい直径を有し、しかも、球形弁16を開口
部15を閉鎖するように配置した場合に、計量部14の
壁面および球形弁16によって形成される空間領域(以
下、計量領域と記す)の容積が、計量しようとする溶融
ガラスの容量になるように設定される。
【0014】球形弁16には、排出口13およびるつぼ
11を貫通して加熱炉12の外部に突出する弁軸17が
接続されている。弁軸17の加熱炉12の外部に突出し
た端部には、アクチュエータ18が接続されている。ア
クチュエーター18は、球形弁16を昇降運動させる。
アクチュエータ18には、コントローラ19が電気的に
接続されている。このような構成からなる溶融ガラス計
量装置10を用いて、次のように溶融ガラスの計量を行
う。
【0015】まず、アクチュエーター18により、図1
(A)に示すように、球形弁16の表面が開口部15の
内縁に接触して開口部15が閉鎖される位置(以下、計
量位置と記す)まで球形弁16を下降させる。これによ
り、るつぼ11に収容された溶融ガラス9が計量部14
の内部に流入し、計量領域に所定量の溶融ガラス9が充
填される。
【0016】次いで、アクチュエーター18により、図
1(B)に示すように、球形弁16の表面が排出口13
の内縁に接触し排出口13が閉鎖される位置(以下、排
出位置と記す)まで球形弁16を上昇させる。これによ
り、るつぼ11からの溶融ガラスの流入が阻止されると
共に、計量領域に充填された溶融ガラスが開口部15か
ら排出され、開口部15の下方に配置された型(図示せ
ず)に供給される。
【0017】コントローラ19は、アクチュエーター1
8を制御して、球形弁16の昇降タイミングを調整す
る。例えば、計量時には、溶融ガラス9の粘度およびる
つぼ11内の溶融ガラス9の残留量に応じて、計量領域
に十分に溶融ガラス9が充填されるように時間を変更す
る。
【0018】さらに、球形弁16の動作は、球形弁16
が上昇する際に、余剰の溶融ガラス9が排出口13から
流入するのを防ぐために、できる限り速く行うのが好ま
しい。また、この余剰の溶融ガラス9の量を予め考慮し
て計量領域の容量を設定するのが好ましい。また、排出
時には、計量部14の壁面に付着して残留する溶融ガラ
スの量も考慮することが好ましい。
【0019】このような一連の動作を繰り返すことによ
り、所定量の溶融ガラスを一定に計量し、型に取り出す
ことができる。また、球形弁16の昇降動作だけで計量
および排出操作を行うことができる。この結果、溶融ガ
ラス計量装置10は比較的簡単な構成からなるため、作
動不良による不具合が発生し難く、また、製造コストも
低減できる。さらに、溶融ガラスの計量は、自由流れに
よって行われるので、供給機構が不要であるため、多量
の溶融ガラスでも少量のものでも正確に計量できる。次
に、計量領域の容量が変更可能な場合について図2を参
照して説明する。
【0020】るつぼ21の底部には、計量用るつぼ22
と接続するための接続部23が形成されている。接続部
23の下端部には、計量用るつぼ22を螺合する接続口
23aが形成されている。接続部23の上端部は、るつ
ぼ21の底部に形成された排出口24に向かって縮径し
ている。一方、計量るつぼ22は、略円錐形の底部の略
中央には、開口部22aが形成されている。
【0021】計量るつぼ22は、接続部23に螺旋した
後セメントで封止される。ここで、計量るつぼ22を接
続部23に螺合させる量は、球形弁16が計量位置にあ
るときに接続部23の壁面および球形弁16によって形
成される計量領域の容積が、計量しようとする溶融ガラ
スの容量になるように設定する。すなわち、計量るつぼ
22を、接続口23aに深く螺合させる程、計量領域の
容積は小さくなる。
【0022】このような構成からなる溶融ガラス計量装
置20では、上述と同様にして球形弁26を移動させる
ことにより、所定量の溶融ガラスを一定に計量できると
共に、溶融ガラスが一回に計量される容量を変更でき
る。 実施例2 図3(A)は、本発明の溶融ガラス計量装置の第二の実
施例を示す説明図である。図4は、図3(A)中のAA
´線に対応した縦断面図である。
【0023】図中31は、加熱炉32の内部に配置され
たるつぼである。るつぼ11の略円錐形の底部の略中央
には、排出口33が形成されている。るつぼの下方に
は、略円筒形の計量部34が、計量部34の長手方向が
るつぼ33の中心軸に対して略直交するように配置さ
れ、その側面部の所定箇所に形成された取付孔34aを
介して互いに連通している。
【0024】計量部34の内部には、所定の間隔で配置
された隔壁35a、35b、35cを有するピストン3
5が摺動可能に嵌挿されている。隔壁35a、35b、
35cの間隔は、計量部34の内壁面と、隣り合う二つ
の隔壁35aおよび35bまたは35bおよび35c
と、ピストン35によって規定される計量領域の容量
が、測定しようとする溶融ガラス9の容量になるように
設定される。
【0025】計量部34のるつぼ33の下側面部には、
計量した溶融ガラス9を排出するための2つのスリット
36a,36bが形成されている。スリット36a,3
6bは、計量部34の下側面部であって排出口33に対
向する領域に、少なくとも隔壁35a〜35cの間隔だ
け溶融ガラス受け部37を残し、その両側に形成され
る。
【0026】ピストン35の計量部34から突出した端
部には、アクチュエーター38が接続されている。アク
チュエーター38は、ピストン35を長手方向に沿って
往復運動させる。アクチュエータ38には、コントロー
ラ39が電気的に接続されている。このような構成から
なる溶融ガラス計量装置30を用いて、次のように溶融
ガラスの計量を行う。
【0027】まず、アクチュエーター38により、図3
(A)に示すように、隔壁35a,35bの間に形成さ
れた第1の計量領域が排出口33の下方に位置するよう
にピストン35を移動する。これにより、るつぼ31か
ら溶融ガラス9が第1の計量領域に流入し、充填され
る。
【0028】次いで、図3(B)に示すように、ピスト
ン35を前方に押し出し、第1の計量領域をスリット3
6aに移動させる。これにより、第1の計量領域に充填
された溶融ガラス9は、スリット36aから排出され
る。これと同時に、隔壁35b,35cの間に形成され
た第2の計量領域は排出口33の下方に移動する。これ
により、第2の計量領域に溶融ガラス9が充填される。
【0029】この後、ピストン35を引き戻して、再び
図3(A)に示すように、第1の計量領域を排出口33
の下方に移動させる。これにより、第2の計量領域に充
填された溶融ガラス9がスリット36bから排出され
る。
【0030】このような動作を繰り返すことにより、一
定量の溶融ガラス9を正確に連続して計量できる。ま
た、るつぼ31の形状をより簡単にできる。さらに、計
量・排出操作を2つの計量領域およびスリットを用いて
行うことができるので、タクトタイムを大幅に短縮でき
る。 実施例3 図5および図6は、本発明の溶融ガラス計量装置の第三
の実施例を示す説明図である。
【0031】図中51は、加熱炉52の内部に配置され
たるつぼ51である。るつぼ51の略円錐形の底部の略
中央には、排出口53が形成されている。排出口53の
下端部には、一対のローラ54、55が互いに略平行に
且つ密着した状態で並設されている。
【0032】ローラ54,55には、同一の寸法からな
る切欠き分56,57が夫々形成されている。切欠き部
56,57は、ローラ54,55の接点を中心に対称な
位置に形成されている。切欠き部56,57の寸法は、
切欠き部56,57の全容量が、測定しようとする溶融
ガラス9の容量になるように設定される。
【0033】一方、ローラ54は、ギヤ58を介してア
クチュエーター59に接続されている。アクチュエータ
ー59には、コントローラ60が電気的に接続されてい
る。ローラ54は、アクチュエーター59により正面か
らみて左回りに回転し、これと共に、ローラ55が右回
りに回転する。この際、ローラ54、55の間ですべり
が発生して、切欠き部56,57の位置がずれないよう
にすることが好ましい。このような構成からなる溶融ガ
ラス計量装置50を用いて、次のように溶融ガラスの計
量を行う。
【0034】まず、図7(A)に示すように、アクチュ
エーター59により、ローラ54,55を回転させ、切
欠き部56,57が排出口53の内部に連通した状態に
する。これにより、溶融ガラス9が切欠き部56,57
の内部に流入する。
【0035】次に、ローラ54,55を回転させて、図
7(B)に示すように、切欠き部56,57が外部に開
放された状態にする。これにより、切欠き部56,57
に充填されていた溶融ガラス9が排出される。このと
き、排出口53は、ローラ54,55により閉鎖されて
いるので、余分な溶融ガラス9が排出されることはな
い。さらに、ローラ54,55を回転させることによ
り、再び、図7(A)に示す計量を開始した状態に戻
る。
【0036】ここで、図7(C)に示すように、切欠き
部56,57を互いに水平な状態になった場合には、溶
融ガラス9の流入と排出が同時に起きるので、ローラ5
4,55の回転速度を適宜調節して余分な溶融ガラス9
が排出されるのを防止するのが好ましい。
【0037】このような動作を繰り返すことにより、一
定量の溶融ガラス9を連続して計量できる。また、切欠
き部の数をさらに増やすことにより、タクトタイムを大
幅に短縮できる。 実施例4 図8(A)は、本発明の溶融ガラス計量装置の第四の実
施例を示す説明図である。
【0038】図中81は、加熱炉82の内部に配置され
たるつぼである。るつぼ81の略円錐形の底部の略中央
には、排出口83が形成されている。排出口83の下端
部には、略半球状の凹部85が内部に形成された接続部
84が設けられている。
【0039】凹部85の内部には、中空球状の計量部8
6が摺動回転可能に収容されている。計量部86の排出
口83に対応した箇所には、溶融ガラス9が充填・排出
される開口部87が形成されている。また、計量部86
の内部の容積は、測定しようとする溶融ガラスの容量に
なるように設定される。
【0040】さらに、計量部86には、接続部84を貫
通して外部に突出する回転軸90が略水平方向に接続さ
れている。回転軸90の外部に突出した端部には、アク
チュエータ88が接続されている。アクチュエーター8
8は、計量部86を鉛直方向に回転運動させる。アクチ
ュエーター88には、コントローラ19が電気的に接続
されている。このような構成からなる溶融ガラス計量装
置80を用いて、次のように溶融ガラスの計量を行う。
【0041】まず、アクチュエーター88により、計量
部86を回転させて、図8(A)に示すように、排出口
83と開口部87を一致させる。これにより、計量部8
6の内部に溶融ガラス9が流入し、所定量の溶融ガラス
9が充填される。
【0042】次いで、さらに計量部86を回転させて、
図8(B)に示すように、開口部87を下方に向けて、
計量部86の内部に充填された溶融ガラス9を排出され
る。この際、排出口83は、計量部86の外壁面により
閉鎖されているので、余剰な溶融ガラス9がるつぼ81
から流出するのが阻止される。
【0043】このような動作を繰り返すことにより、一
定量の溶融ガラス9を正確に連続して計量できる。ま
た、計量部86の外壁面により排出口83が閉鎖された
後に、溶融ガラスの排出が開始するため、余分な溶融ガ
ラスが排出される恐れが少ない。この結果、計量部86
の回転を速くする必要がない。
【0044】また、計量部86の内部をさらに二分割し
て夫々に開口部を設けることにより、一方から溶融ガラ
スを排出すると同時に他方で充填を行うようにすること
もできる。この場合、タクトタイムをさらに短縮でき
る。 実施例5 図9(A)は、本発明の溶融ガラス計量装置の第五の実
施例を示す説明図である。
【0045】図中91は、加熱炉92の内部に配置され
たるつぼである。るつぼ91の略円錐形の底部の略中央
には、略円筒形の排出口93が設けられている。排出口
93には、略円柱状の弁94が、るつぼ91および加熱
炉92を貫通して摺動可能に挿設されている。
【0046】弁94の所定の範囲内は、排出口93の内
壁面の間に計量領域を形成する小径部95が形成されて
いる。小径部95の寸法は、計量領域の容積が測定しよ
うとする溶融ガラス9の容量になるように設定される。
また、小径部95の長さは、排出口93の長さよりも短
い。
【0047】また、弁94において、溶融ガラス9の流
れを良くするために弁先端部94aは円錐状になってお
り、小径部95の下端部に面する弁先端部94aはR形
状になっている。一方、弁94の内部には、弁94の上
端部から小径部95に至る通気孔96が形成されてい
る。そして、小径部95の上端部に面する弁94の本体
部94aには、通気孔96の流入口96aを中心とした
偏心円錐状の凹部100が形成されている。また、通気
孔96は、弁94の上端部において、放出口96bを介
して外部と連通すると共に液面検知センサ97に接続さ
れている。
【0048】一方、弁94の上端部には、弁94を昇降
移動させるアクチュエーター98が接続されている。液
面検知センサ97およびアクチュエーター98には、コ
ントローラ99が電気的に接続されている。このような
構成からなる本発明の溶融ガラス計量装置90を用い
て、次のように溶融ガラスの計量を行う。
【0049】まず、アクチュエーター98により、図9
(A)に示すように、排出口93の内壁面および小径部
95により規定された計量領域の上端部とるつぼ91が
連通するような位置(以下、計量位置と記す)まで弁9
4を上昇させる。このとき、排出口93の下端部は、弁
先端部94aで閉鎖されている。これにより、溶融ガラ
ス9が計量領域に流入する。
【0050】計量領域に存在した空気は、通気孔96を
介して外部に排気される。このとき、空気は凹部100
によって流入口96aに導びかられるため、るつぼ91
の内部に流入しない。
【0051】次いで、液面検知センサ97が、計量領域
に流入した溶融ガラス9の液面が流入口96aに到達し
たのを検知して、計量領域に溶融ガラス9が充填された
ことを確認する。この後、コントローラ99が、液面検
知センサ97からの出力信号に応じてアクチュエーター
98を制御して、図9(B)に示すように、計量領域の
下端部が開放されるような位置(以下、排出位置と記
す)まで弁94を下降させる。また、このとき、排出口
93の上端部は、本体部94bで閉鎖されているので、
余分な溶融ガラス9が排出されるのが阻止される。この
ようにして、計量領域に充填された所定量の溶融ガラス
9が排出される。
【0052】このように弁94を計量位置および排出位
置の間で往復させることにより、一定量の溶融ガラス9
を正確に連続して計量できる。また、計量領域の両端部
が開放されることがないので、弁94の移動速度が遅く
ても正確に溶融ガラス9を計量できる。
【0053】また、通気孔94により空気を排出しなが
ら溶融ガラス9を計量領域に充填するので、計量領域に
空気が残留するのを防止できる。さらに、液面検知セン
サ97により、計量領域に溶融ガラス9が充填されたの
を確認できるので、より正確に溶融ガラス9を計量でき
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の溶融ガラ
ス計量装置によれば、単純な動作で溶融ガラスを正確に
計量できる。これにより、作動不良による不具合を著し
く低減できると共に、比較的簡単な構造からなるため、
高温雰囲気においても熱による影響を受け難い等顕著な
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の溶融ガラス計量装置の第一
の実施例を示す説明図、(B)は、同実施例の溶融ガラ
ス計量装置の溶融ガラスを排出する状態を示す説明図。
【図2】第一の実施例の溶融ガラス計量装置の変形例を
示す説明図。
【図3】(A)は、本発明の溶融ガラス計量装置の第二
の実施例を示す説明図、(B)は、同実施例の溶融ガラ
ス計量装置の溶融ガラスを排出する状態を示す説明図。
【図4】図3(A)中のAA´線に対応した同実施例の
溶融ガラス計量装置の縦断面図。
【図5】本発明の溶融ガラス計量装置の第三の実施例を
示す説明図。
【図6】本発明の溶融ガラス計量装置の第三の実施例を
示す説明図。
【図7】(A)〜(C)は同実施例の溶融ガラス計量装
置における計量動作を示す説明図。
【図8】(A)は、本発明の溶融ガラス計量装置の第四
の実施例を示す説明図、(B)は、同実施例の溶融ガラ
ス計量装置の溶融ガラスを排出する状態を示す説明図。
【図9】(A)は、本発明の溶融ガラス計量装置の第五
の実施例を示す説明図、(B)は、同実施例の溶融ガラ
ス計量装置の溶融ガラスを排出する状態を示す説明図。
【符号の説明】
10…溶融ガラス計量装置、11…るつぼ、12…加熱
炉、13…排出口、14…計量部、15…開口部、16
…球形弁、17…弁軸、18…アクチュエーター、9…
溶融ガラス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱炉内に配置された溶融ガラスを収容
    するるつぼと、該るつぼの下端部に設けられた排出口
    と、該排出口に連続して設けられた所定量の溶融ガラス
    を収容する空間領域を形成し、該空間領域に溶融ガラス
    を充填し且つ該空間領域に充填された溶融ガラスを排出
    する弁と、該弁を動作させる駆動手段とを具備すること
    を特徴とする溶融ガラス計量装置。
JP5511892A 1992-03-13 1992-03-13 溶融ガラス計量装置 Withdrawn JPH05256677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5511892A JPH05256677A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 溶融ガラス計量装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5511892A JPH05256677A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 溶融ガラス計量装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05256677A true JPH05256677A (ja) 1993-10-05

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