JPH05256567A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Publication number
JPH05256567A
JPH05256567A JP5466392A JP5466392A JPH05256567A JP H05256567 A JPH05256567 A JP H05256567A JP 5466392 A JP5466392 A JP 5466392A JP 5466392 A JP5466392 A JP 5466392A JP H05256567 A JPH05256567 A JP H05256567A
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JP
Japan
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light
refrigerator
partition wall
cover
transmitting
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Application number
JP5466392A
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English (en)
Inventor
Yasuo Nakamura
安夫 中村
Takashi Tawara
隆志 田原
Tatsuo Miyaji
辰男 宮地
Toshiro Ozawa
敏郎 尾沢
Yukio Akashi
行生 明石
Izumi Akashi
泉 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷蔵庫の庫内に設けられた各室の照明が従来
は冷蔵庫の奥部のミシン球によるものであったため、光
が直接目に入り庫内が見にくい、食品類の記載文字が読
みにくい、庫内壁が黄色く清潔感に欠ける等の課題を解
決し、食品類を自然のままに新鮮に、かつ美味しく見せ
るとともに庫内壁をより白く、清潔かつ広々と表現する
ことができる冷蔵庫を得る。 【構成】 冷蔵庫本体1の内部を区画する区画壁8のほ
ぼ中央より前面部分にネオジウムガラスのフィルタを有
する連結型の照明灯10cを設け、さらにその照明灯1
0cの下部に穴17を有する保護カバー18を設ける。
さらに照明灯10cの上部の区画壁8に第1の透光カバ
ー23と、トレイ24の前面部分に第2の透光カバー2
6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用または業務用と
して用いられる冷蔵庫内の冷蔵室や冷凍室等に貯蔵され
た食品類を照明する照明灯を備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用冷蔵庫等においてはその貯
蔵容量の増大化にともない大容量の冷蔵庫に対する要望
が高まっている。また住宅の高級化、住宅設備や家具等
の多様化または生活に対するゆとり指向などから冷蔵庫
をはじめとするいわゆる電化製品に対しても単なる機能
のみを求めるのではなく、家具の一部または装飾品とし
ての付加価値を望む声も最近大きくなってきている。
【0003】また冷蔵庫に収納する食品類も嗜好性の多
様化とともに種類も豊富となり、その外観包装も食欲を
より一層そそるように色彩豊かに美しいものとなってき
ている。さらに食品そのものも最近のキッチンまたはダ
イニングルームの照明にみられるように演色性に優れた
照明でより新鮮に、より美しく見えるように包装されて
いる。一方、従来の冷蔵庫は庫内を照明するためにミシ
ンなどの手元を照明するためだけの白熱電球が冷蔵庫の
奥面の一部に使用されていたのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の冷蔵庫に使用されているミシン等の白熱電球(以下、
ミシン球という)では、その照度が低く、また色温度が
2800K前後の光色であるため冷蔵庫内が暗く見にく
い、または食品類や冷蔵室の壁面が黄色くみえるために
新鮮さに欠けるという課題があった。さらに上記したよ
うに冷蔵庫が大型化してくると冷蔵庫の奥面に配置され
たミシン球では室内の周辺部にまで光が届かず、また庫
内に収納された食品類の背面から照明されるためにまぶ
しく、食品類の包装に記載されている内容が視認しにく
いといった課題があった。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、冷蔵庫内を感覚的に目に優しく設計された照明装
置を人間工学的に配置し、照明することにより冷蔵庫内
を清潔に、かつ食品類を自然のままにより美しく見るこ
とができる照明灯を備えた冷蔵庫を提供すことを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、庫内を区画する区画壁のほぼ中央より前面
部分に照明灯と、その照明灯の下部に保護カバーとを設
けたものであり、区画壁の前端部に遮光用庇を設けたも
のであり、さらに照明灯を設けた区画壁の上に遮光機能
を有する把手を有するトレイを備えたものである。
【0007】さらに本発明は区画壁に冷蔵室と低温室を
ともに照明できるように照明灯の上に透光窓を有する反
射板を設け、その上部の区画壁に第1の透光カバーと、
トレイの底部に第2の透光カバーとを設け、光伝達手段
として第1の透光カバーと第2の透光カバーの少なくと
も一部が重なるように配置したものであり、またその第
2の透光カバーまたは第2の透光カバーに近いトレイの
底部に凸部を形成したものである。
【0008】またもう一つの光伝達手段として区画壁の
前端部から奥部にかけて導光板を設け、その導光板の奥
端部の上面に相対する低温室側区画壁に第3の透光カバ
ーと、その第3の透光カバーに相対するトレイの底部に
第4の透光カバーとを設けたものである。
【0009】さらには照明灯が570nm〜590nm
の可視光領域の光を低減させるフィルタを備えた照明灯
であり、その照明灯の形状が連結型ランプであり、また
は照明灯が蛍光体の発光によって照明光を放射する照明
灯よりなるものである。
【0010】
【作用】したがって本発明によれば、庫内を区画する区
画壁のほぼ中央より前面部分に照明灯と、その照明灯の
下部に保護カバーとを設けているために庫内の各室に保
管された食品類を前面から照明でき、その食品やラベル
に書かれた記載内容を容易に確認することができる。
【0011】また照明灯の下部に保護カバーと、区画壁
の前端部に遮光用庇とを設けているために冷蔵庫の前面
に光が洩れず、眩しいことがない。さらに照明灯を設け
た区画壁の上に遮光機能を有する把手を有するトレイを
備えているために照明灯からの光の洩れをより効果的に
防止することができる。
【0012】さらに本発明は区画壁に冷蔵室と低温室を
ともに照明できるように照明灯の上に透光窓を有する反
射板を設け、その上部の区画壁に第1の透光カバーと、
トレイの底部に第2の透光カバーとを設け、光伝達手段
として第1の透光カバーと第2の透光カバーの少なくと
も一部が重なるように配置しているために、照明灯から
の光が二つの透光カバーを通って低温室に届き、1個の
照明灯で冷蔵室と低温室の両方を食品の前面から照明で
きるとともに低温室を底面からアップライトで照明する
ことにより、より豪華な照明を行なうことができる。ま
たもう一つの光伝達手段として導光板を区画壁内に配置
することにより照明灯の光を冷蔵庫の奥部まで導き、低
温室や冷蔵室を前面、後面より明るく照明することがで
きる。
【0013】さらには照明灯を570nm〜590nm
の可視光領域の光を低減させるフィルタを備えた照明灯
とし、または照明灯を蛍光体の発光によって照明光を放
射する照明灯とすることにより、庫内壁を白く照明し、
清潔に、かつ広々と見せることができるとともに、食品
類の赤や緑を自然のままに美しく、かつ新鮮に見せるこ
とができる。また照明灯を連結型ランプとすることによ
って点光源でなく、平行光線で食品類を照明できるため
陰を生じることがなく、より明瞭に庫内の食品類を確認
することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図1
3を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例の
冷蔵庫を示すものであり、図において1は冷蔵庫本体、
2は冷凍室、3は開き扉式の冷蔵室(以下、単に冷蔵室
という)、4は主に野菜等を貯蔵する引出し式の冷蔵室
(以下、野菜室という)であり、冷凍室2と冷蔵室3と
は区画壁5によって区画され、冷蔵室3と野菜室4は区
画壁6によって区画されている。 さらに冷蔵室3内に
設けられていて冷蔵室3よりも比較的低温に保つことが
できる低温室7は区画壁8によって区画されており、低
温室7の前面には扉9が設けられている。 10a、1
0b、10c、10dは照明灯であり、それぞれ冷蔵庫
本体1の天井を構成する区画壁1a、区画壁5、区画壁
8または区画壁6の前面部分に配設されている。 な
お、11は冷凍室扉、12は冷蔵室扉、13は野菜室
扉、14は冷蔵室3内に設けられている棚である。
【0015】図2、図3、図4は冷蔵庫本体1を上方よ
り見た平面部分透視図であり、図2は区画壁8の前面部
分の一部分に1個の照明灯10cを、図3は区画壁8の
前面部分のほぼ全幅にわたって1個の照明灯10cを、
図4は区画壁8のほぼ中央部分の全幅を区分して3個の
照明灯10cをそれぞれ配設した例の位置関係を示して
いる。 このように照明灯10cを配設する区画壁8の
位置によって様々な照明効果を得ることができ、照明灯
10cを配設する位置は冷蔵庫の大きさ、形状、または
庫内の各室の設計内容によって変更することができる。
この配設位置は他の照明灯10a、10b、10dにお
いても同様である。
【0016】図5は冷蔵室3内にある低温室7を組立図
的に表わしたものであり、区画壁8は底板15と底板カ
バー16とから構成される。また照明灯10cの下部に
は穴17を有する保護カバー18、上部には透光窓19
を有する反射板20が設けられ、その透光窓19に相対
する底板カバー16の前面部には照明灯10cの光が低
温室7に届くように窓21が設けられている。同じく底
板15には透光穴22が穿孔され、第1の透光カバー2
3が封着されている。24はその前面底部に透光穴25
を穿孔したトレイで、その透光穴25にはその上面に凸
部を形成した第2の透光カバー26が封着されている。
またトレイ24の前面端は下方へ延出しており、照明灯
10cの光が前方へ洩れないように遮光することができ
る把手27を形成している。
【0017】図6は上記のように構成された本発明の第
1の実施例の冷蔵庫の要部を示す部分断面図であり、ト
レイ24の前面底部に設けられた第2の透光カバー26
は凸部としてその断面形状が凸レンズ形状を形成してい
る。また図に示すように第1の透光カバー23の形状寸
法は第2の透光カバー26の形状寸法より小さく作ら
れ、かつ少なくともその一部が重なって光伝達手段を形
成している。
【0018】図7は同じく第2の実施例を示すものであ
り第2の透光カバー26は凸部としてその外縁部に導光
壁を形成している。
【0019】図8は第3の実施例を示すものであり、図
において28は照明灯10cの近くから区画壁8の内部
を通って区画壁の奥部まで配設された導光板であって、
照明灯10cの光を冷蔵庫の奥部に導くためのもう一つ
の光伝達手段となっている。
【0020】その導光板28の奥端部の上面に位置する
区画壁8の底板15には第3の透光カバー29と、さら
にその第3の透光カバー29の上面に位置するトレイ2
4の底部には第4の透光カバー30が設けられている。
【0021】図9は第4の実施例を示すものであり、第
3の実施例と異なる点は第2の透光カバー26の凸部の
形状を凸レンズ形状に代えて第2の実施例と同様に第2
の透光カバーの外縁部に導光壁を形成した点にある。
【0022】なお、第3の実施例または第4の実施例に
おいて、第4の透光カバー30の断面形状は第2の透光
カバー26と同様に凸レンズ形状または導光壁によるU
字形状とすることができる。
【0023】つぎに上記実施例の構成においてその作用
効果を前述の図に加えて図10、図11および図12を
用いて説明する。
【0024】図10は図6に示す第1の実施例における
照明灯10cの周辺を拡大して示したものであり、図5
の組立図からも参照されるように照明灯10cは底板1
5と底板カバー16とから構成される区画壁8の前面部
分に収納され、その下部には穴17が開けられている保
護カバー18が設置されている。この穴17は照明灯1
0cが発生する熱を冷蔵室3内の冷気を循環させること
によって放熱させるものであり、図5、図10に示すよ
うに複数個、好ましくは照明灯10cの直下と冷蔵室3
の奥面に向かって設けられているのが冷気の循環上望ま
しい。 また照明灯10cの直下に設けられた穴17は
照明灯10cの光を低減させずに有効に冷蔵室3を照明
するのに効果がある。照明灯10cの上には透光窓19
を有する反射板20があり、照明灯10cの光を反射し
て冷蔵室3により多くの光を照射するとともに透光窓1
9は低温室へ照射光を導く役割を果たす。
【0025】このように照明灯10cの上部に導かれた
照明光は透光窓19の真上にある底板15と底板カバー
16の前面部分の透光穴22に封着されている第1の透
光カバー23と、さらにその第1の透光カバー23の真
上のトレイ24の前面部分の透光穴25に封着されてい
る第2の透光カバー26を透過して低温室7に届き、低
温室7内にある食品を底面からアップライトで照明する
ことができる。この照明光は低温室7にある食品を前面
からアップライトで照明できるため食品を明瞭に、また
豪華に見せる効果がある。また区画壁8を構成する底板
15はその前端部が下方に延出して遮光用庇31を形成
しており、照明灯10cから前方に洩れる光を遮断する
ことができ、遮光機能を果たす把手27を備えたトレイ
24が低温室におかれていない場合でも眩しさを防止す
ることができる。第1の透光カバー23と第2の透光カ
バー26を設ける場合、この2つの透光カバーは光を通
過させるために少なくともその一部が重なるように光伝
達手段を形成することが必要となる。したがって第1の
透光カバー23と第2の透光カバー26とがその全面積
において重なったとき最大の光透過効果を得ることがで
きる。
【0026】本実施例が有する特徴の一つはその第2の
透光カバー26の断面形状がトレイ24の内部に向かっ
て凸レンズ形状を形成していることであって、そのこと
によってこの第2の透光カバー26の上に食品類がおか
れても低温室7への照明が遮られることがない。上記凸
レンズ形状の役割は前述したように低温室への照明光の
伝達が食品等によって遮断されることを防止するという
効果を生むものであるからその断面形状は凸レンズ形状
だけでなく、例えば矩形や三角形など他の形状を形成し
ても同様の効果を得ることができる。
【0027】図11は図7に示す第2の実施例における
照明灯10cの周辺を拡大したものであり、図10と異
なる点は第2の透光カバー26の凸部の断面形状を凸レ
ンズ形状に代えて第2の透光カバー26の外縁部に導光
壁を設けたU字形状とした点であって、その作用効果は
第1の実施例と同様である。
【0028】つぎに第3の実施例と第4の実施例につい
てそれぞれ図8と図9を用いて説明する。第3の実施例
は図8に示すように導光板28が照明灯10cの近くか
ら区画壁8の内部を通って区画壁8の奥部まで配設され
ており、照明灯10cの光はこの導光板28を伝達して
奥部へ至り、導光板28の奥端部の上方の底板カバー1
6に設けられた第3の透光カバー29と、少なくともそ
の一部が重なるように光伝達手段を形成したトレイ24
の奥底部に設けられた第4の透光カバー30を経て低温
室7に到達し、低温室7に収納されている食品類をより
効果的にその後面から照明することができる。この場合
後面からの照明光は照明灯10cから出た光が導光板2
8の内部を伝達しているためにその伝達経路が長く、必
然的に第1の透光カバー23と第2の透光カバー26を
通過した前面底部からの照明光よりも減衰しており、後
面からの光を眩しく感じることはなく、この前面、後面
からの照明によって、より豪華な照明効果を得ることが
できる。
【0029】第4の実施例は図9に示すように第2の透
光カバー26の断面形状が第2の実施例の場合と同様に
凸部として第2の透光カバー26の外縁部に導光壁を形
成してその断面形状がU字形状を有するものであり、そ
の作用効果としては前述の第3の実施例の場合と同様の
ものが得られる。なお、第4の透光カバー30もその断
面形状を第2の透光カバー26と同じように透過してく
る光を食品などによって遮断されないように必要な形状
とすることができる。
【0030】図12は本発明の第5の実施例の冷蔵庫の
照明灯10cの周辺を拡大して示したものであり、照明
灯10cからの光が第1の透光カバー23と第2の透光
カバー26とを通過して低温室7へ照射されるとき、食
品等によって照射光が遮断されることを防止するために
第2の透光カバー26の形状を変える代わりに第2の透
光カバー26に近いトレイ24の底部に凸部を形成した
ものである。本実施例における凸部形成の目的および効
果は前述の実施例と同様であるために上記トレイ24が
導光性を有しない材料の場合、その凸部には照射光が低
温室7に照射されるための切り欠き部(図示せず)が必
要となることは言うまでもない。なお、第3、第4の実
施例における第4の透光カバー30の凸部形状に代えて
第4の透光カバー30に近いトレイ24の底部に凸部を
形成することは前述の第5の実施例における第2の透光
カバー26に近いトレイ24の底部の凸部が有する作用
効果の場合と同様であるため可能である。
【0031】つぎに図13は第1の実施例におけるトレ
イ24の前面部分に設けられた第2の透光カバー26と
その下部にある第1の透光カバー23の形状寸法を比較
するもの(a)であり、またその重なり方を説明するも
の(b)である。図に示すように第2の透光カバー26
の形状寸法が第1の透光カバー23の形状寸法より大で
ある場合、第1の透光カバー23は第2の透光カバー2
6の投影面積中に覆われている必要がある。このことに
よってたとえばトレイ24中に除霜によって生じた水が
溜ってトレイ24と第2の透光カバー26との封着部よ
り水が下部へ洩れても第1の透光カバー23の封着部よ
り照明灯10cの場所に水が侵入することなく被害を与
える恐れがない。このことは第3の透光カバー29と第
4の透光カバー30との関係においても同様である。ま
た低温室7にトレイ24を使用せずに食品類を収納する
場合、その食品によって第1の透光カバー23または第
3の透光カバー29が閉ざされて照明光が遮断されるこ
とを防止するために、第1の透光カバー23または第3
の透光カバー29に第2の透光カバーと同様に凸部を設
けることも可能である。この場合、トレイ24を再び低
温室7に載置したとき安定させるため、第1の透光カバ
ー23または第2の透光カバー29の凸部に合わせて第
2の透光カバー26または第4の透光カバー30の底面
には凹部を形成しておく必要がある。
【0032】本発明に用いられる照明灯10cとしては
種々の光源が使用できるが、白熱タイプの光源を使用す
る場合、冷蔵庫内の色々な食品類を自然のままに新鮮
に、かつ美味しく、また庫内を広く清潔に表現するため
には白熱タイプの光源が発するスペクトルの中から黄色
成分の光、すなわち可視光領域の波長のうち570nm
から590nm付近の領域の波長の光を低減させること
が望ましく、その手段として例えばネオジウムガラス管
をフィルタとして外管に設けて目的を達成することがで
きる。
【0033】また上記と同様の目的を達成し、かつ効果
を得るためにフィルタを備えた照明灯に代えて例えばパ
ルック蛍光灯(松下電器産業(株)製商品名)などの演
色性に優れた蛍光体を組み合わせ、その発光によって照
明光を放射する照明灯を用いることができる。さらに照
明灯10cはその形状が連結型ランプである方が特に間
口の広い大容量の冷蔵庫の場合、庫内の食品類を前面か
ら幅広く照明できるため、より効果的な照明を行なうこ
とができる。
【0034】なお、本実施例では照明灯をそれぞれの区
画壁の前面部分に設けた例について説明したが冷蔵庫の
形状、大きさ等によって棚14の前面部分に設けること
も可能である。さらに本実施例では区画壁がいずれも水
平方向に冷蔵庫内部を区画した場合についてのみ説明し
たが、設計上またはデザイン上、庫内を垂直方向に区画
した区画壁の場合も本発明の開示する技術を使用するこ
とは可能である。
【0035】また上記実施例では区画壁8に照明灯10
cを設けた例について説明したが、区画壁1a、区画壁
5、区画壁6にそれぞれ照明灯10a、10bまたは1
0dを設けた場合も同様の作用効果を奏するものであ
る。
【0036】このように上記実施例によれば、区画壁8
の前面部分に照明灯10cを配設し、その下方に冷気に
よって照明灯10cを冷却するための穴17を有する保
護カバー18を設け、照明灯10cの上方には透光窓1
9を穿孔した反射板20と、その透光窓19の上にある
区画壁8を構成する底板カバー16と底板15に設けた
第1の透光カバー23およびトレイ24に設けた第2の
透光カバー26とを設けていることにより冷蔵室3内の
食品類を前面より明るく照明することができ、かつネオ
ジウムガラス等よりなる外管を備えた連結型ランプを光
源としているために庫内壁をより白く、より広くまた食
品類を自然のままに新鮮に見せることができる。さらに
低温室7内の食品類も下方よりアップライトで照明でき
るためより豪華な照明効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、冷蔵庫の内部を区画する区画壁のほぼ中央より前面
部分に照明灯を設け、その照明灯の下部に保護カバーを
備えているために冷蔵庫内の各室に貯蔵された食品類を
その前面から照明することができ、食品類に記載されて
いる内容を容易に読みとることができる。また保護カバ
ーに穴を設けることにより冷蔵庫内を循環する冷気を効
果的に照明灯の近くに導入して照明灯を冷却することが
できる。
【0038】また照明灯は冷蔵庫の大きさや庫内の各室
のデザイン等によって区画壁の全幅またはその一部分に
1個または複数個配設できるため、色々な照明効果を得
ることができる。
【0039】さらに本発明の冷蔵庫は照明灯を配設した
区画壁に透光カバーを設け、低温室のトレイにも凸部を
有する透光カバーを設けることが可能であり、この二つ
の透光カバーの間に光伝達手段を形成しているので照明
灯の光を冷蔵室だけでなく低温室にも導くことができ、
低温室にある食品類をアップライトで豪華に照明できる
という効果が得られる。また区画壁の前端部に遮光用庇
と、トレイに遮光機能を有する把手を設けており、照明
灯から前方に洩れる光を防止でき、眩しさを感じること
がない。
【0040】さらに従来のミシン球を備えた冷蔵庫では
その庫内が黄色く、また暗くしか照明できなかったのに
比較して、本発明における照明灯は570nm〜590
nmの光を低減させるフィルタを備えた連結型ランプ、
または蛍光体の発光によって照明光を放射する照明灯を
使用しているために、冷蔵庫内の食品類を自然の色その
まま新鮮に、かつ美味しく見せるとともに冷蔵庫の内壁
をより白く清潔に、かつ広々と表現することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の冷蔵庫の側断面図
【図2】同冷蔵庫の横断面図
【図3】本発明の他の実施例の冷蔵庫の横断面図
【図4】さらに他の実施例の冷蔵庫の横断面図
【図5】本発明の第1の実施例の冷蔵庫の低温室付近要
部の分解斜視図
【図6】同冷蔵庫の低温室付近要部の側断面図
【図7】本発明の第2の実施例の冷蔵庫の低温室付近要
部の側断面図
【図8】同第3の実施例の冷蔵庫の低温室付近要部の側
断面図
【図9】同第4の実施例の冷蔵庫の低温室付近要部の側
断面図
【図10】本発明の第1の実施例の冷蔵庫の要部拡大断
面図
【図11】同第2の実施例の冷蔵庫の要部拡大断面図
【図12】同第5の実施例の冷蔵庫の要部拡大断面図
【図13】(a)本発明の第1の実施例の冷蔵庫のトレ
イの一部透視平面図 (b)同冷蔵庫の第1の透光カバーと第2の透光カバー
の斜視図
【符号の説明】
1a、5、6、8 区画壁 10a、10b,10c,10d 照明灯 18 保護カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮地 辰男 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 尾沢 敏郎 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 明石 行生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 明石 泉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内を区画する区画壁のほぼ中央より前
    面部分に照明灯を設け、その照明灯の下部に保護カバー
    を設けた冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 照明灯が区画壁の全幅にわたって配設さ
    れている請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 照明灯が区画壁の一部分に少なくとも1
    個配設されている請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 照明灯が区画壁の全幅を区分して複数個
    配設されている請求項1記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 保護カバーに少なくとも1個の穴を設け
    た請求項1、2、3または4記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 庫内を区画する区画壁のほぼ中央より前
    面部分に照明灯を設けるとともにその照明灯の下部に保
    護カバーを設け、前記区画壁の前端部に遮光用庇を設け
    た冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 庫内を区画する区画壁のほぼ中央より前
    面部分に照明灯を設けるとともに、その照明灯の下部に
    保護カバーを設け、前記区画壁の上にその前端より垂下
    した遮光機能を持つ把手を有するトレイを備えた冷蔵
    庫。
  8. 【請求項8】 冷蔵室内に区画壁によって区画された低
    温室を設け、前記区画壁に前記冷蔵室を照明する照明灯
    を設けた冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 冷蔵室内に区画壁によって区画された低
    温室を設け、前記区画壁に前記冷蔵室を照明する照明灯
    を設けるとともに、前記照明灯の上部に透光窓を有する
    反射板と、前記区画壁に前記透光窓を介して低温室へ光
    を伝える透光カバーとを設けた冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 冷蔵室内に区画壁によって区画されか
    つトレーを有する低温室を設け、前記区画壁に前記冷蔵
    室を照明する照明灯を設けるとともに、前記区画壁に低
    温室へ前記照明灯の光を伝える第1の透光カバーを設
    け、かつトレーに第2の透光カバーを設けて第1の透光
    カバーと第2の透光カバーが光伝達手段を形成した冷蔵
    庫。
  11. 【請求項11】 光伝達手段として第1の透光カバーと
    第2の透光カバーの少なくとも一部が重なるように配置
    した請求項10記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】第2の透光カバーの形状寸法が第1の透
    光カバーの形状寸法よりも大であり、かつ第2の透光カ
    バーの投影面積中に第1の透光カバーが覆われるように
    構成した請求項11記載の冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 第2の透光カバーがトレイの内部に向
    かって凸部を形成した透光カバーである請求項11また
    は12記載の冷蔵庫。
  14. 【請求項14】 第2の透光カバーに近いトレイの底部
    に凸部を形成した請求項11または12記載の冷蔵庫。
  15. 【請求項15】 照明灯を設けた区画壁の部分から区画
    壁の奥部にかけて区画壁の内部に光伝達手段として導光
    板を配設し、その導光板の奥端部の上面に相対する低温
    室側区画壁の底板に第3の透光カバーを設け、さらにそ
    の第3の透光カバーに相対するトレイの底部に少なくと
    も第3の透光カバーの一部が重なるように光伝達手段を
    形成した第4の透光カバーを設けた請求項10記載の冷
    蔵庫。
  16. 【請求項16】 第4の透光カバーの形状寸法が第3の
    透光カバーの形状寸法よりも大であり、かつ第4の透光
    カバーの投影面積中に第3の透光カバーが覆われるよう
    に構成した請求項15記載の冷蔵庫。
  17. 【請求項17】 第4の透光カバーがトレイの内部に向
    かって凸部を形成した透光カバーである請求項15また
    は16記載の冷蔵庫。
  18. 【請求項18】 第4の透光カバーに近いトレイの底部
    に凸部を形成した請求項15または16記載の冷蔵庫。
  19. 【請求項19】 照明灯が570nm〜590nmの可
    視光領域の光を低減させるフィルタを備えた照明灯であ
    る請求項1、2、3、4、6、7、8、9、10または
    15記載の冷蔵庫。
  20. 【請求項20】 照明灯が蛍光体の発光によって照明光
    を放射する照明灯である請求項1、2、3、4、6、
    7、8、9、10または15記載の冷蔵庫。
  21. 【請求項21】 照明灯が連結型ランプである請求項
    1、2、3、4、6、7、8、9、10、15または1
    9記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309638A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Lg Electronics Inc 冷蔵庫の照明装置およびそれを用いた制御方法

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