JPH05256532A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH05256532A
JPH05256532A JP4051492A JP5149292A JPH05256532A JP H05256532 A JPH05256532 A JP H05256532A JP 4051492 A JP4051492 A JP 4051492A JP 5149292 A JP5149292 A JP 5149292A JP H05256532 A JPH05256532 A JP H05256532A
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compressors
oil
lubricating oil
operating
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Norihisa Hasegawa
徳久 長谷川
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Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25B2600/02Compressor control
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍サイクル中の潤滑油を確実に圧縮機に回
収することができ、これにより圧縮機の寿命向上が図れ
るとともに、無駄な回収を防いで快適性を確保し得る空
気調和機を提供する。 【構成】 圧縮機3,5の運転周波数を高めて圧縮機
3,4,5,6に潤滑油を回収させる油回収運転の機能
があり、この油回収運転を時間間隔Taごとに時間ta
ずつ定期的に実行する。ただし、冷凍サイクル中に多量
の潤滑油が溜まっていて低圧側圧力Psが低下する状況
にあるとき、しかも運転台数Nが少なくて吐出冷媒圧力
がそれほど高くない状況にあるとき、油回収運転の実行
間隔Taを短縮し、かつ実行時間taを延長し、さらに
圧縮機3,5の運転周波数Fを高め、回収能力を増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室外ユニットおよび
複数の室内ユニットからなるマルチタイプの空気調和機
に関する。
【0002】
【従来の技術】部屋数の多いビルディング等では、複数
の室内ユニットを有するマルチタイプの空気調和機が用
いられる。
【0003】このマルチタイプの空気調和機は、冷媒配
管が長くなる傾向にあり、このため冷凍サイクル中に流
出した圧縮機の潤滑油がそのまま冷凍サイクル中に溜ま
り込み、圧縮機内の潤滑油が不足することがある。圧縮
機内の潤滑油が不足すると、圧縮機の摺動部の潤滑に支
障をきたし、最悪の場合は圧縮機の損傷を招いてしま
う。そこで、運転中、圧縮機の運転周波数を高める油回
収運転が定期的に実行され、冷凍サイクル中の潤滑油が
圧縮機に強制的に回収される。
【0004】また、室外ユニットに複数の圧縮機が搭載
されている場合、各圧縮機内の潤滑油が能力の大きい側
の圧縮機に集中し、能力の小さい側の圧縮機では潤滑油
が不足するという事態が生じる。
【0005】そこで、各圧縮機のケースを均油管で接続
し、かつ各圧縮機の運転周波数に差を持たせる均油運転
を定期的に実行し、これによりケース内圧力に差を持た
せ、均油管を通して潤滑油の均一化を図るようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】油回収運転は、その実
行から次の実行までの間隔が固定であり、また実行時間
そのものについても固定である。このため、据え付け状
況によっては潤滑油を確実に回収できず、結局は圧縮機
の寿命に悪影響を与えたり、圧縮機の損傷を招く心配が
ある。反対に、回収が完了しているのに無駄に油回収運
転が実行されることがあり、その場合は適切な空調が中
断することになって快適性が損なわれてしまう。一方、
均油運転についても、その実行から次の実行までの間隔
が固定であり、また実行時間が固定である。
【0007】このため、適切な均油ができずに各圧縮機
の潤滑油量がアンバランスになることがあり、上記同様
の心配がある。また、均油が完了しているのに無駄に均
油運転が実行されることがあり、上記同様に快適性が損
なわれてしまう。この発明は上記の事情を考慮したもの
で、
【0008】請求項1の空気調和機は、冷凍サイクル中
の潤滑油を確実に圧縮機に回収することができ、これに
より圧縮機の寿命向上が図れるとともに、無駄な回収を
防いで快適性を確保し得ることを目的とする。
【0009】請求項2の空気調和機は、各圧縮機の潤滑
油を確実に均一化することができ、これにより各圧縮機
の寿命向上が図れるとともに、無駄な均一化を防いで快
適性を確保し得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の空気調和機
は、複数の圧縮機および室外熱交換器を有する室外ユニ
ットと、それぞれが室内熱交換器を有する複数の室内ユ
ニットと、上記各圧縮機、室外熱交換器、各室内熱交換
器を接続した冷凍サイクルと、上記各圧縮機の運転台数
および運転周波数を空調負荷に応じて制御する手段と、
上記各圧縮機の運転周波数を交互に高めて各圧縮機に潤
滑油を回収させる油回収運転手段と、この油回収運転を
時間間隔Taごとに時間taずつ定期的に実行する手段
と、上記冷凍サイクルの低圧側圧力を検知する手段と、
この検知圧力および上記各圧縮機の運転台数に応じて上
記油回収運転の実行時間間隔Ta、実行時間ta、およ
び運転周波数のうち少なくとも1つを変化させる手段と
を備える。
【0011】請求項2の空気調和機は、複数の圧縮機お
よび室外熱交換器を有する室外ユニットと、それぞれが
室内熱交換器を有する複数の室内ユニットと、上記各圧
縮機、室外熱交換器、各室内熱交換器を接続した冷凍サ
イクルと、上記各圧縮機の運転台数および運転周波数を
空調負荷に応じて制御する手段と、上記各圧縮機のケー
ス間に接続した均油管と、上記各圧縮機の運転周波数に
差を持たせて各圧縮機内の潤滑油を上記均油管を通して
相互に流通させる均油運転手段と、この均油運転を時間
間隔Tbごとに時間tbずつ定期的に実行する手段と、
上記冷凍サイクルの低圧側圧力を検知する手段と、この
検知圧力に応じて上記均油運転の実行時間間隔Tbおよ
び実行時間tbのうち少なくとも一方を変化させる手段
とを備える。
【0012】
【作用】請求項1の空気調和機では、各圧縮機の運転周
波数を交互に高めて各圧縮機に潤滑油を回収させる油回
収運転の機能があり、この油回収運転を時間間隔Taご
とに時間taずつ定期的に実行する。ただし、この油回
収運転の実行時間間隔Ta、実行時間ta、および運転
周波数のうち、少なくとも1つを冷凍サイクルの低圧側
圧力および各圧縮機の運転台数に応じて変化させる。
【0013】請求項2の空気調和機では、各圧縮機の運
転周波数に差を持たせて各圧縮機内の潤滑油を均油管を
通して相互に流通させる均油運転の機能があり、この均
油運転を時間間隔Tbごとに時間tbずつ定期的に実行
する。ただし、この均油運転の実行時間間隔Tbおよび
実行時間tbのうち、少なくとも一方を冷凍サイクルの
低圧側圧力に応じて変化させる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の第1実施例について図面を
参照して説明する。この第1実施例は、請求項1の空気
調和機に対応する。図1において、Aは1台の室外ユニ
ットで、この室外ユニットAに分配ユニットBを介して
複数台の室内ユニットC1 ,C2 ,C3 を配管接続す
る。室外ユニットAは、圧縮機1,2を備える。これら
圧縮機1,2は、それぞれ1つの密閉ケース内に2つの
圧縮機を内蔵したものである。
【0015】すなわち、圧縮機1は、インバータ駆動の
能力可変圧縮機3、および商用電源駆動の能力固定圧縮
機4を有する。圧縮機2は、インバータ駆動の能力可変
圧縮機5、および商用電源駆動の能力固定圧縮機6を有
する。以下、説明の都合上、圧縮機1,2を圧縮機ケー
ス1,2と称する。これら圧縮機3,4,5,6の吐出
口に、それぞれ逆止弁7を順方向に介し、さらに四方弁
8を介し、室外熱交換器9を接続する。室外熱交換器9
に冷房サイクル形成用の逆止弁10および受液器11を
介してヘッダHを接続する。逆止弁10と並列に、暖房
用の膨張弁12を接続する。
【0016】ヘッダHに、電動式の流量調整弁(パルス
モータバルブ;以下、PMVと略称する)21,31,
41、および冷房用の膨張弁22,32,42と暖房サ
イクル形成用の逆止弁23,33,43との並列回路を
介し、室内熱交換器24,34,44を接続する。室内
熱交換器24,34,44にヘッダHを接続し、そのヘ
ッダHをアキュ―ムレ―タ13を介して圧縮機3,4,
5,6の吸込口に接続する。こうして、室外ユニット
A、分配ユニットB、および室内ユニットC1 ,C2
3 において、ヒートポンプ式冷凍サイクルを構成して
いる。
【0017】すなわち、冷房運転時は図示実線矢印の方
向に冷媒を流して冷房サイクルを形成し、暖房運転時は
四方弁8の切換作動により図示破線矢印の方向に冷媒を
流して暖房サイクルを形成する。
【0018】上記冷房用膨張弁22,32,42はそれ
ぞれ感温筒22a,32a,42aを有しており、これ
ら感温筒を室内熱交換器24,34,44のガス側冷媒
配管にそれぞれ取付ける。
【0019】また、圧縮機ケース1,2のそれぞれの基
準油面レベル位置に均油管接続口を設け、その両接続口
を均油管14で接続する。この均油管14は、潤滑油を
流通させるためのものである。
【0020】アキュームレータ13から圧縮機3,4,
5,6の吸込口にかけての配管に、圧力センサ15を取
付ける。この圧力センサ15は、冷凍サイクルの低圧側
圧力Psを検知する。制御回路を図2に示す。
【0021】室外ユニットAは室外制御部50を備えて
いる。この室外制御部50に分配ユニットBの分配制御
部60を接続し、その分配制御部60に室内ユニットC
1 ,C2 ,C3 のそれぞれ室内制御部70を接続する。
【0022】室外制御部50は、マイクロコンピュ―タ
およびその周辺回路からなる。この室外制御部50に、
四方弁8、圧力センサ15、インバ―タ51,53、ス
イッチ52,54、タイマ55、周波数検出部56を接
続する。
【0023】インバ―タ回路51,53は、商用交流電
源57の電圧を整流し、それを室外制御部50の指令に
応じたスイッチングによって所定周波数の電圧に変換
し、出力するものである。この出力は、圧縮機モ―タ3
M,5Mの駆動電力となる。スイッチ52,54は、た
とえばリレー接点である。このスイッチ52,54をそ
れぞれ介して、商用交流電源57に圧縮機モータ4M,
6Mを接続する。分配制御部60は、マイクロコンピュ
―タおよびその周辺回路からなる。この分配制御部60
に、PMV21,31,41を接続する。
【0024】室内制御部70は、マイクロコンピュ―タ
およびその周辺回路からなる。この室内制御部70に、
リモートコントロール式の操作器(以下、リモコンと略
称する)71、および室内温度センサ72を接続する。
室内制御部70は、次の機能手段を備える。 (1)リモコン71の操作に基づく運転開始指令,運転
モード設定指令,および運転停止指令を分配ユニットB
に送る手段。 (2)室内温度センサ72の検知温度とリモコン71で
の設定室内温度との差を空調負荷として求め、その空調
負荷データを分配ユニットBに送る手段。分配制御部6
0は、次の機能手段を備える。 (1)室内ユニットC1 ,C2 ,C3 の空調負荷の総和
を求め、その総合空調負荷データを室外ユニットAに送
る手段。 (2)室内ユニットC1 ,C2 ,C3 の空調負荷に応じ
てPMV21,31,41の開度を制御する手段。室外
制御部50は、次の機能手段を備える。 (1)圧縮機3,4,5,6の運転台数および圧縮機
3,5の運転周波数Fを空調負荷の総和に応じて制御す
る手段。 (2)圧縮機3,5の運転周波数Fを交互に高めて圧縮
機3,4,5,6に潤滑油を回収させる油回収運転手
段。 (3)この油回収運転をタイマ55のカウントに基づく
時間間隔Ta(分)ごとに時間ta(分)ずつ定期的に
実行する手段。
【0025】(4)油回収運転の実行間隔Ta、実行時
間ta、および運転周波数Fを圧力センサ15の検知圧
力Psおよび圧縮機3,4,5,6の運転台数に応じて
変化させる手段。つぎに、上記の構成において作用を説
明する。
【0026】運転時、図3に示すように、圧縮機3,
4,5,6の運転台数および運転周波数を空調負荷の総
和に応じて複数のパターン(ア)(イ)(ウ)(エ)に
切換える。すなわち、空調負荷が小さいとき(L1 ≦L
<L2 )、パターン(ア)を選択して圧縮機3の能力可
変運転を実行する。空調負荷が少し増すと(L2 ≦L<
3 )、パターン(イ)を選択して圧縮機3,5のそれ
ぞれ能力可変運転を実行する。空調負荷がさらに増すと
(L3 ≦L<L4 )、パターン(ウ)を選択して圧縮機
3,5の能力可変運転および圧縮機4の能力固定運転を
実行する。空調負荷が大きくなると(L4 ≦L<
5 )、パターン(エ)を選択して圧縮機3,5の能力
可変運転および圧縮機4,6の能力固定運転を実行す
る。
【0027】運転中はタイマ55で時間カウントを行な
い、時間間隔Taごとに時間taずつ、圧縮機3,5の
運転周波数Fを所定値まで交互に高め、油回収運転を実
行する。
【0028】圧縮機3,5の運転周波数Fが高まると、
圧縮機3,5の冷媒吐出能力が高まり、その圧力で冷凍
サイクル中の潤滑油が圧縮機3,4,5,6に強制的に
回収される。
【0029】この定期的な油回収運転に際し、図4に示
すように、圧力センサ15で低圧側圧力Psを検知し、
その低圧側圧力Psと設定値P1 とを比較する。さら
に、圧縮機3,4,5,6の運転台数Nと設定値N1
を比較する。
【0030】低圧側圧力Psが設定値P1 より高いと
き、図5に示すように、実行間隔Taとして通常のT1
を設定し、かつ実行時間taとして通常のt1 を設定
し、さらに運転周波数FとしてF1 を設定する。
【0031】低圧側圧力Psが設定値P1 と同じまたは
それ以下に下がっても、運転台数Nが設定値N1 より多
ければ、同様に、実行間隔Taとして通常のT1 を設定
し、実行時間taとして通常のt1 を設定し、さらに運
転周波数FとしてF1 を設定する。
【0032】低圧側圧力Psが設定値P1 と同じまたは
それ以下に下がり、しかも運転台数Nが設定値N1 より
少ないとき、図6に示すように、実行間隔Taを通常よ
りαだけ短い(T1 −α)に設定し、かつ実行時間ta
を通常よりβだけ長い(t1+β)に設定し、さらに運
転周波数Fを通常より高めのF2 (>F1 )に設定す
る。
【0033】つまり、冷凍サイクル中に多量の潤滑油が
溜まっていて低圧側圧力Psが低下する状況にあると
き、しかも運転台数Nが少なくて吐出冷媒圧力がそれほ
ど高くない状況にあるとき、油回収運転の実行間隔Ta
を短縮し、かつ実行時間taを延長し、さらに圧縮機
3,5の吐出冷媒圧力を高める。
【0034】こうして、回収能力を高めることにより、
冷凍サイクル中に溜まっている多量の潤滑油を圧縮機
3,4,5,6に確実に回収することができる。したが
って、圧縮機3,4,5,6の寿命への悪影響や、圧縮
機3,4,5,6の損傷を回避することができる。
【0035】しかも、この回収能力の増大は低圧側圧力
Psおよび運転台数Nに基づく必要時のみであるから、
空調への悪影響を極力防ぐことができ、十分な快適性を
確保できる。
【0036】なお、上記実施例では、実行間隔Ta、実
行時間ta、および運転周波数Fの3つを変化させた
が、そのうちの少なくとも1つを変化させる構成として
も同様の効果を得ることができる。次に、この発明の第
2実施例について説明する。この第2実施例は、請求項
2の空気調和機に対応する。こでは、室外制御部50の
各種機能手段のうち(2)(3)(4)が下記のように
異なり、他の構成は第1実施例と同じである。 (2)圧縮機3,4の運転周波数Fに差を持たせて圧縮
機ケース1,2内の潤滑油を均油管14を通して相互に
流通させる均油運転手段。 (3)この均油運転をタイマ55のカウントに基づく時
間間隔Tb(分)ごとに時間tb(分)ずつ定期的に実
行する手段。 (4)均油運転の実行間隔Tbおよび実行時間tbを圧
力センサ15の検知圧力Psおよび圧縮機3,4,5,
6の運転台数に応じて変化させる手段。作用を説明す
る。
【0037】まず、パターン(ア)の運転では、圧縮機
ケース1側の圧縮機3のみが運転状態にあって、図7に
示すように圧縮機ケース1の潤滑油が多いことから、均
油運転は不要として実行しない。
【0038】パターン(イ)の運転では、図8に示すよ
うに、圧縮機3の運転周波数F3 をtb/2ずつ交互に
下げて上げる均油運転と、圧縮機5の運転周波数F5
同じくtb/2ずつ交互に下げて上げる均油運転とを時
間間隔Tbごとに繰返し実行する。tb分,Tb分は、
タイマ55で経時する。
【0039】この場合、運転周波数F3 の下げ上げは、
図9に下向き矢印で示すように、先ず圧縮機ケース1の
潤滑油を圧縮機ケース2に移動させ(上側)、次に圧縮
機ケース2の潤滑油を圧縮機ケース1に移動させる(下
側)。運転周波数F5 の下げ上げは、同じ図9に上向き
矢印で示すように、先ず圧縮機ケース2の潤滑油を圧縮
機ケース1に移動させ(下側)、次に圧縮機ケース1の
潤滑油を圧縮機ケース2に移動させる(上側)。この潤
滑油の交互移動により、圧縮機ケース1,2内の潤滑油
が均一化される。
【0040】パターン(ウ)の運転では、運転オン状態
にある圧縮機4をtbだけ運転オフし、その間、運転オ
フ状態にある圧縮機6を運転オンする。この均油運転を
時間間隔Tbごとに繰返し実行する。
【0041】この場合、図9に上向き矢印で示したのと
同じく、圧縮機ケース1の潤滑油が多くなっている状態
から(下側)、圧縮機4の運転オフと圧縮機6の運転オ
ンによって圧縮機ケース1の潤滑油が圧縮機ケース2に
移動する(上側)。そして、図9に下向き矢印で示した
のと同じく、圧縮機ケース2の潤滑油が多くなっている
状態から(上側)、圧縮機4の運転オンと圧縮機6の運
転オフによって圧縮機ケース2の潤滑油が圧縮機ケース
1に移動する(下側)。この潤滑油の交互移動により、
圧縮機ケース1,2内の潤滑油が均一化される。
【0042】パターン(エ)の運転では、パターン
(イ)と同じく、図8に示すように、圧縮機3の運転周
波数F3 をtb/2ずつ下げて上げ、次に圧縮機5の運
転周波数F5 を同じくtb/2taずつ下げて上げ、こ
れを時間間隔Tbごとに繰返し行なう。
【0043】この定期的な均油運転に際し、図10に示
すように、圧力センサ15で低圧側圧力Psを検知し、
その低圧側圧力Psと基準値P1 (たとえば3 Kg/c
m2 )とを比較する。
【0044】低圧側圧力Psが基準値P1 とほぼ同じ状
態にあるとき(Ps=P1 )、実行間隔Tbとして通常
値の30分を設定し、かつ実行時間taとして通常値の
90秒を設定する。低圧側圧力Psが基準値P1 より低
くなると(Ps<P1 )、実行間隔Tbとして20分を
設定し、かつ実行時間taとして120秒を設定する。
【0045】つまり、暖房運転時に外気温が低くなる
と、冷凍サイクル中に多量の潤滑油が溜まり込んで圧縮
機3,4,5,6への潤滑油の戻りが悪くなってしまう
ため、それを低圧側圧力Psの低下によって捕らえ、均
油運転の実行間隔Tbを短縮し、かつ実行時間tbを延
長する。
【0046】こうして、均油運転の頻度および占有時間
を増やすことにより、たとえ圧縮機3,4,5,6への
潤滑油の戻りが悪くて潤滑油量がアンバランスになり易
い状況であっても、圧縮機ケース1,2内の潤滑油を確
実に均一化することができる。したがって、圧縮機3,
4,5,6の効率の良い運転を続けることができ、圧縮
機3,4,5,6の寿命向上が図れる。また、低圧側圧
力Psが基準値P1 より高い場合には(Ps>P1 )、
実行間隔Tbとして40分を設定し、かつ実行時間ta
として60秒を設定する。
【0047】つまり、潤滑油の均一化が容易な状況で
は、均油運転の実行間隔Tbを延長するとともに、実行
時間tbを短縮し、均油運転の頻度と占有時間を減らす
ようにする。こうして、潤滑油の均一化を無駄に行なわ
ないことにより、空調への悪影響を極力防ぐことがで
き、十分な快適性を確保できる。
【0048】なお、上記実施例では、実行間隔Tbおよ
び実行時間tbを変化させたが、そのうちの少なくとも
1つを変化させる構成としても同様の効果を得ることが
できる。また、各実施例では、圧縮機が4台の場合を例
に説明したが、その台数については適宜に設定可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、
【0050】請求項1の空気調和機は、各圧縮機の運転
周波数を高めて各圧縮機に潤滑油を回収させる油回収運
転の機能を備えており、この油回収運転を時間間隔Ta
ごとに時間taずつ定期的に実行するとともに、その油
回収運転の実行時間間隔Ta、実行時間ta、および運
転周波数のうち少なくとも1つを冷凍サイクルの低圧側
圧力および各圧縮機の運転台数に応じて変化させる構成
としたので、冷凍サイクル中の潤滑油を確実に圧縮機に
回収することができ、これにより圧縮機の寿命向上が図
れるとともに、無駄な回収を防いで快適性を確保でき
る。
【0051】請求項2の空気調和機は、各圧縮機の運転
周波数に差を持たせて各圧縮機内の潤滑油を均油管を通
して相互に流通させる均油運転の機能を備えており、こ
の均油運転を時間間隔Tbごとに時間tbずつ定期的に
実行するとともに、この均油運転の実行時間間隔Tbお
よび実行時間tbのうち少なくとも一方を冷凍サイクル
の低圧側圧力に応じて変化させる構成としたので、各圧
縮機の潤滑油を確実に均一化することができ、これによ
り各圧縮機の寿命向上が図れるとともに、無駄な均一化
を防いで快適性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1および第2実施例の冷凍サイク
ルの構成を示す図。
【図2】各実施例の制御回路の構成を示すブロック図。
【図3】各実施例における運転台数および運転周波数の
フォーマットを示す図。
【図4】第1実施例における油回収運転の制御を説明す
るためのフローチャート。
【図5】第1実施例における通常時の油回収運転の制御
パターンを示すタイムチャート。
【図6】第1実施例における低圧側圧力低下時の油回収
運転の制御パターンを示すタイムチャート。
【図7】第2実施例におけるパターン(ア)の運転にお
ける圧縮機ケース1,2の潤滑油量を示す図。
【図8】第2実施例における均油運転の制御パターンを
示すタイムチャート。
【図9】図8の均油運転での圧縮機ケース1,2の潤滑
油量の変化を示す図。
【図10】第2実施例における均油運転の制御を説明す
るためのフローチャート。
【符号の説明】
A…室外ユニット、B…分配ユニット、C1 ,C2 ,C
3 …室内ユニット、1,2…圧縮機ケース、3,5…能
力可変圧縮機、4,6…能力固定圧縮機、14…均油
管、15…圧力センサ、50…室外制御部、55…タイ
マ、56…周波数検出部、60…分配制御部、70…室
内制御部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧縮機および室外熱交換器を有す
    る室外ユニットと、それぞれが室内熱交換器を有する複
    数の室内ユニットと、前記各圧縮機、室外熱交換器、各
    室内熱交換器を接続した冷凍サイクルと、前記各圧縮機
    の運転台数および運転周波数を空調負荷に応じて制御す
    る手段と、前記各圧縮機の運転周波数を交互に高めて各
    圧縮機に潤滑油を回収させる油回収運転手段と、この油
    回収運転を時間間隔Taごとに時間taずつ定期的に実
    行する手段と、前記冷凍サイクルの低圧側圧力を検知す
    る手段と、この検知圧力および前記各圧縮機の運転台数
    に応じて前記油回収運転の実行時間間隔Ta、実行時間
    ta、および運転周波数のうち少なくとも1つを変化さ
    せる手段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 複数の圧縮機および室外熱交換器を有す
    る室外ユニットと、それぞれが室内熱交換器を有する複
    数の室内ユニットと、前記各圧縮機、室外熱交換器、各
    室内熱交換器を接続した冷凍サイクルと、前記各圧縮機
    の運転台数および運転周波数を空調負荷に応じて制御す
    る手段と、前記各圧縮機のケース間に接続した均油管
    と、前記各圧縮機の運転周波数に差を持たせ各圧縮機内
    の潤滑油を前記均油管を通して相互に流通させる均油運
    転手段と、この均油運転を時間間隔Tbごとに時間tb
    ずつ定期的に実行する手段と、前記冷凍サイクルの低圧
    側圧力を検知する手段と、この検知圧力に応じて前記均
    油運転の実行時間間隔Tbおよび実行時間tbのうち少
    なくとも一方を変化させる手段とを備えたことを特徴と
    する空気調和機。
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