JPH05256030A - 足場付防音壁ユニット及びこのユニットを使用した連続防音壁の構築方法 - Google Patents

足場付防音壁ユニット及びこのユニットを使用した連続防音壁の構築方法

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Publication number
JPH05256030A
JPH05256030A JP4085992A JP8599292A JPH05256030A JP H05256030 A JPH05256030 A JP H05256030A JP 4085992 A JP4085992 A JP 4085992A JP 8599292 A JP8599292 A JP 8599292A JP H05256030 A JPH05256030 A JP H05256030A
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JP
Japan
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soundproof wall
scaffolding
soundproof
vertical
vertical columns
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Application number
JP4085992A
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English (en)
Inventor
Yutaka Morita
豊 森田
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Hory Corp
Original Assignee
Hory Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】足場付防音壁ユニットとして、基枠体1に防音
板材4を取付けて壁状とした防音壁本体5に対して、こ
の防音壁本体5に適当な間隔を有して対峙取付けられて
いる適数本の支持縦柱を引き出して防音壁本体5を立て
るように支持する状態にし、次に、前記防音壁本体5に
1辺の少なくとも一部を軸支して略水平状態まで揺動自
在に配した適数枚の足場板9を揺動させて略水平の状態
として係止固定することで組立て、防音壁と足場とを同
時に立設組立てられるようにする。その撤収に際して
は、足場板9を防音壁本体5側に揺動させ、支持縦柱を
折り畳むことで行うようにする。 【効果】足場付防音壁ユニットの組立において、防音壁
と足場とを同時に立設組立てられるから、作業性におい
て極めて優れ、大幅なコストダウンと、防音効果を極め
て良好なものとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建設工事現場で発生
する騒音を防止する防音壁を極めて簡単に構築すること
ができ、しかも、その構築によって、足場をも同時に組
立てることができる足場付防音壁ユニット及びこのユニ
ットを使用した連続防音壁の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、過密化が進む都市空間で、建設工
事現場にあっては、その建設工事の騒音が社会問題とし
て大きくクローズアップされてきている。
【0003】特に、その騒音が激しい工事現場にあって
は、騒音を遮断する防音壁を設置することが強く要求さ
れるようになり、今後は、これらの騒音を遮断して外部
に騒音が漏れないようにする方向に進んでおり、騒音を
完全に近い状態で遮断できるようにすることが望まれる
ようになってきた。
【0004】その対策として、工事現場周辺に設置され
ている足場等を利用して防音壁を取付ける手段、いわゆ
る別付手段が取られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、組立てられ
ている足場に防音壁を別付にて取付ける、いわゆる別付
のタイプであるため、非常に工数が嵩んでしまう問題点
がある。
【0006】又、この別付タイプの場合には、防音壁を
作業者の手作業にて足場等に取付けるから、防音壁の厚
さ、大きさには壁材の単位重量が増すために制限が必要
となってしまうので、防音、或いは消音、或いは吸音効
果の高い壁、特に壁厚の厚いものを使用することができ
ない問題点があった。その結果、防音効果が落ちてしま
い、工事現場の騒音が外部に漏れてしまったり、或い
は、ある程度遮断はするものの、周辺の住民にとっては
絶えられない騒音が伝ってしまう等の問題点があった。
【0007】更に、この防音壁の設置にあっては、作業
現場を全て覆うべく作業者の手作業にて足場等に取付け
る関係で、その工数は莫大のものとなってしまい、コス
トの面で大きな問題となっていた。
【0008】そこで、この発明は、上述した問題点等に
鑑み、建設工事現場で発生する騒音を防止する防音壁を
極めて簡単に構築することができると共に、その防音効
果も良好なものにし、しかも、その構築によって、足場
をも同時に組立てることができるようにし、作業者個々
による手作業をほとんどなくして工数を大幅に削減し、
それにより、建設工事のコストダウンを図ることを課題
として創出されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、基枠体に防
音板材を取付けて壁状とした防音壁本体と、この防音壁
本体に適当な間隔を有して対峙取付けられて防音壁本体
側に折り畳まれるべく形成した適数本の支持縦柱と、前
記防音壁本体に 1辺の少なくとも一部を軸支して略水平
状態まで揺動自在に配した適数枚の足場板とからなるこ
とにより上述した課題を解決するものである。
【0010】特に、その足場付防音壁ユニットとして、
少なくとも 2本の縦枠を有する基枠体に防音板材を取付
けて壁状とした防音壁本体と、この防音壁本体の縦枠の
うち最外側縦枠をそれぞれ縦支柱としてそれらの縦支柱
に適数本の横架材を介しそれぞれ揺動して観音開き状に
開くべく軸支された二つの開き支持縦柱と、前記縦支柱
間に 1辺の少なくとも一部を軸支して平行の状態で揺動
自在に配した複数枚の足場板と、この足場板における揺
動自在に軸支された 1辺に対向するそれぞれの辺を滑節
状態に連結して複数枚の足場板をリンク状にし連動揺動
可能に形成した適数本の連動縦部材からなり、前記足場
板は、それぞれが略水平に配されるまで揺動した位置で
開かれた開き支持縦柱、又は前記横架材のうちのどちら
か一方或いは両方に、係止固定可能に形成したことによ
り上述した課題を解決する。
【0011】又、同じく、足場付防音壁ユニットとし
て、少なくとも 2本の縦枠を有する基枠体に防音板材を
取付けて壁状とした防音壁本体と、この防音壁本体の縦
枠のうち最外側縦枠をそれぞれ縦支柱としてこれらの縦
支柱間に 1辺の少なくとも一部を軸支して平行の状態で
揺動自在に配した複数枚の足場板と、この足場板におけ
る揺動自在に軸支された 1辺に対向するそれぞれの辺を
滑節状態に連結して複数枚の足場板をリンク状にしこの
足場板が水平の状態まで連動揺動可能に形成した複数本
の連動支持縦柱とから形成したことにより上述した課題
を解決する。
【0012】一方、足場付防音壁ユニットを使用した連
続防音壁の構築方法としては、基枠体に防音板材を取付
けて壁状とした防音壁本体と、この防音壁本体に適当な
間隔を有して対峙取付けられて防音壁本体側に折り畳ま
れるべく形成した適数本の支持縦柱と、前記防音壁本体
に 1辺の少なくとも一部を軸支して略水平状態まで揺動
自在に配した適数枚の足場板とからなる足場付防音壁ユ
ニットを複数組形成し、このそれぞれのユニットは、状
態して防音壁本体を立設する共に、足場板を揺動させて
略水平の状態として係止固定することで組立てて並列に
配し、隣接するそれぞれの足場付防音壁ユニットにおけ
る防音壁本体の縦枠同士、或いは、支持縦柱同士、或い
はそれらの両方を、上端と下端とのどちらか一方、或い
は両方にて連結具により連結し、前記隣接する防音壁本
体の縦枠同士の間の隙間は、それらの間に適宜嵌め込み
可能な防音材にて塞ぐか、或いは、防音壁本体の防音板
材を延長して全体として塞ぐことにより上述した課題を
解決するものである。
【0013】そして、足場付防音壁ユニットを使用した
連続防音壁の構築方法として、少なくとも 2本の縦枠を
有する基枠体に防音板材を取付けて壁状とした防音壁本
体と、この防音壁本体の縦枠のうち最外側縦枠をそれぞ
れ縦支柱としてそれらの縦支柱に適数本の横架材を介し
それぞれ揺動して観音開き状に開くべく軸支された二つ
の開き支持縦柱と、前記縦支柱間に 1辺の少なくとも一
部を軸支して平行の状態で揺動自在に配した複数枚の足
場板と、この足場板における揺動自在に軸支された 1辺
に対向するそれぞれの辺を滑節状態に連結して複数枚の
足場板をリンク状にし連動揺動可能に形成した適数本の
連動縦部材とからなり、前記足場板は、それぞれが略水
平に配されるまで揺動した位置で開かれた開き支持縦
柱、又は前記横架材のうちのどちらか一方或いは両方
に、係止固定可能に形成した足場付防音壁ユニットを複
数組形成し、このそれぞれのユニットは、二つの開き支
持縦柱を開いた状態にすると共に、足場板を揺動させ、
開かれた開き支持縦柱、又は前記横架材のどちらか一方
或いは両方に係止固定することで組立てて並列に配し、
隣接するそれぞれの足場付防音壁ユニットにおける防音
壁本体の縦支柱同士、或いは、開き支持縦柱同士、或い
はそれらの両方を、上端と下端とのどちらか一方、或い
は両方にて連結具により連結し、前記隣接する防音壁本
体の縦支柱同士の間の隙間は、それらの間に適宜嵌め込
み可能な防音材にて塞ぐか、或いは、防音壁本体の防音
板材を延長して全体として塞ぐことにより上述した課題
を解決する。
【0014】そして、同じく、足場付防音壁ユニットを
使用した連続防音壁の構築方法として、少なくとも 2本
の縦枠を有する基枠体に防音板材を取付けて壁状とした
防音壁本体と、この防音壁本体の縦枠のうち最外側縦枠
をそれぞれ縦支柱としてこれらの防音壁本体の縦支柱間
に 1辺の少なくとも一部を軸支して平行の状態で揺動自
在に配した複数枚の足場板と、この足場板における揺動
自在に軸支された 1辺に対向するそれぞれの辺を滑節状
態に連結して複数枚の足場板をリンク状にしこの足場板
が水平の状態まで連動揺動可能に形成した複数本の連動
支持縦柱とから形成した足場付防音壁ユニットを複数組
形成し、このそれぞれのユニットは、連動支持縦柱によ
り足場板を水平の状態まで連動揺動させて組立て、隣接
するそれぞれの足場付防音壁ユニットにおける防音壁本
体の縦支柱同士、或いは、開き支持縦柱同士、或いはそ
れらの両方を、上端と下端とのどちらか一方、或いは両
方にて連結具により連結し、前記隣接する防音壁本体の
縦支柱同士の間の隙間は、それらの間に適宜嵌め込み可
能な防音材にて塞ぐか、或いは、防音壁本体の防音板材
を延長して全体として塞ぐことにより上述した課題を解
決する。
【0015】しかも、それらの構築方法にあって、連結
具を、足場付防音壁ユニットを上下方向にも連結積み上
げ可能に形成し、その際には、基枠体の上下の横枠間の
隙間は、それらの間に適宜嵌め込み可能な防音材にて塞
ぐか、或いは、防音壁本体の防音板材を延長して全体と
して塞ぐようにしたことにより上述した課題を解決する
ものである。
【0016】
【作用】この発明に係る足場付防音壁ユニット及びこの
ユニットを使用した連続防音壁の構築方法は、足場付防
音壁ユニットとして、基本的には、基枠体に防音板材を
取付けて壁状とした防音壁本体に対して、この防音壁本
体に適当な間隔を有して対峙取付けられている適数本の
支持縦柱を引き出して防音壁本体を立てるように支持す
る状態にし、次に、前記防音壁本体に 1辺の少なくとも
一部を軸支して略水平状態まで揺動自在に配した適数枚
の足場板を揺動させて略水平の状態として係止固定する
ことで組立て、防音壁と足場とを同時に立設組立てられ
るようにする。その撤収に際しては、足場板を防音壁本
体側に揺動させ、支持縦柱を折り畳むことで行うように
する。
【0017】そして、その具体的なものとしては、少な
くとも 2本の縦枠を有する基枠体に防音板材を取付けて
壁状とした防音壁本体に対して、この防音壁本体の縦枠
のうち最外側縦枠をそれぞれ縦支柱としてそれらの縦支
柱に適数本の横架材を介しそれぞれ揺動して観音開き状
に開くべく軸支された二つの開き支持縦柱を開き、その
状態で、開かれた開き支持縦柱、又は前記横架材のどち
らか一方或いは両方に係止固定することで組立て前記縦
支柱間に 1辺の少なくとも一部を軸支して平行の状態で
揺動自在に配した複数枚の足場板を、適数本の連動縦部
材を適宜縦方向へ動かすことで、足場板における揺動自
在に軸支された 1辺に対向するそれぞれの辺に滑節状態
に連結して複数枚の足場板と共にリンク状にして連動揺
動可能に形成してあるから、それぞれが略水平に配され
るまで揺動させるようにし、その位置で開かれた開き支
持縦柱、又は前記横架材のうちのどちらか一方或いは両
方に、係止固定させ組立てるものである。その撤収に際
しては、連動縦部材を前述と逆に動かして足場板を防音
壁本体側に揺動させ、次に防音壁本体支持縦柱を閉じる
ように揺動させることで折り畳んで行うようにする。
【0018】又、同じく、少なくとも 2本の縦枠を有す
る基枠体に防音板材を取付けて壁状とした防音壁本体に
対して、連動支持縦柱により足場板を水平の状態まで連
動揺動させて組立てる。その時に、足場板が、前記防音
壁本体の縦枠のうち最外側縦枠をそれぞれ縦支柱として
これらの防音壁本体の縦支柱間に 1辺の少なくとも一部
を軸支して平行の状態で揺動自在に配し、連動支持縦柱
が、足場板における揺動自在に軸支された 1辺に対向す
るそれぞれの辺を滑節状態に連結して複数枚の足場板を
リンク状になっているから、連動支持縦柱を適宜縦方向
で動かすことで足場板が水平の状態まで連動揺動可能と
なって組立てることができる。その撤収に際しては、連
動支持縦柱を前述と逆に動かして足場板を防音壁本体側
に揺動させることで折り畳んで行うようにする。
【0019】そして、これらの足場付防音壁ユニットを
使用した連続防音壁の構築方法としては、足場付防音壁
ユニットを複数組形成し、このそれぞれのユニット前述
したようにして組立てた後、隣接するそれぞれの足場付
防音壁ユニットにおける防音壁本体の縦枠同士、縦支柱
同士、開き支持縦柱同士、連動支持縦柱のそれぞれを、
或いはそれらの一つ又は複数を、上端と下端とのどちら
か一方、或いは両方にて連結具により連結し、前記隣接
する防音壁本体の縦枠同士、或いは、縦支柱同士の間の
隙間を、それらの間に防音材を適宜嵌め込むことて塞ぐ
か、或いは、防音壁本体の防音板材を延長して全体とし
て塞ぐようにして、全体で横に一連の足場付防音壁とす
る。
【0020】又、その時に、連結具を、足場付防音壁ユ
ニットを上下方向にも連結積み上げ可能に形成し、その
際には、基枠体の上下の横枠間の隙間は、それらの間に
適宜嵌め込み可能な防音材にて塞ぐか、或いは、防音壁
本体の防音板材を延長して全体として塞ぐようにするこ
とで上下方向にも一連の足場付防音壁となるようにする
ものである。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明すると次の通りである。
【0022】すなわち、この発明に係る足場付防音壁ユ
ニットは、基本的には、基枠体に防音板材を取付けて壁
状とした防音壁本体とし、この防音壁本体に適当な間隔
を有して対峙取付けられて防音壁本体側に折り畳まれる
べく形成した適数本の支持縦柱と、前記防音壁本体に 1
辺の少なくとも一部を軸支して略水平状態まで揺動自在
に配した適数枚の足場板とからなる。
【0023】その第1実施例としての足場付防音壁ユニ
ットW1は、図1乃至図6に示すもので、符号1は基枠
体であり、少なくとも 2本のパイプにてなる縦支柱2を
有し、これらの縦支柱2を複数本の横杆3によって連結
して方形に形成する。
【0024】そして、この基枠体1には、防音板材4
が、例えば前記縦支柱2の間に嵌め込まれて取付け防音
壁本体5を構成する。その時に、防音板材4の材質は、
例えば、石膏ボード系のもの等があるが、どのようなも
のでもよく、又、基枠体1に防音板材4を取付ける構造
もどのようなものでもよい。
【0025】そして、この基枠体1の 2本の最外側縦支
柱2にはそれぞれ適数本、図示の場合には、それぞれ 3
本ずつの横架材6を、縦支柱2に対して略直角で、縦支
柱2の周方向へ揺動自在に軸支し、これらの横架材6に
は、縦支柱2と同じ長さの開き支持縦柱7を、縦支柱2
に平行にそれぞれの縦支柱2に対して各 1本ずつ配され
るように固定する。それにより横架材6を介して基枠体
1に対し開き支持縦柱7が観音開き状に開くように取付
けられるものである。
【0026】又、前記基枠体1の 2本の最外側の縦支柱
2間には、適数枚、図示の場合は 3枚の方形の足場板9
を、各横架材6の位置で 1辺の少なくとも一部、図示の
場合には両端をそれぞれ軸支して 3枚の足場板9が平行
の状態で揺動自在に配してある。
【0027】そして、これらの足場板9は、それぞれが
略水平に配されるまで揺動した位置で、開かれた前記開
き支持縦柱7、又はその状態で前記横架材6のうちのど
ちらか一方或いは両方に、係止固定されるように形成し
てある。具体的係止状態は、例えば、開き支持縦柱7に
係止部が形成されていて、この係止部は、足場板9の方
に係止片(図示せず)を形成し、開き支持縦柱7の方に
は係止片が挿入可能な小さい枠状の係止体11を形成
し、揺動させて足場板9が水平になった状態で係止体1
1内に係止片を挿入して係止する。その係止は、係止体
11の方には、枠の内側に向ってスプリングの弾撥力に
より常時突出する方向に押圧されているピン又は係止爪
が設けられ、係止片の方には、前記ピンが挿入され得る
孔又は切欠を設け、係止片が係止体11内に挿入された
ときに、係止片の先端によってピン又は係止爪を押圧し
ていって係止片の孔又は切欠にそのピンが係合して挿入
され係止するものである。
【0028】このように配された 3枚の足場板9は、図
2乃至図4に示すように、その揺動自在に軸支された 1
辺に対向するそれぞれの辺を、適数本、図示の場合、 2
本の連動縦部材10で滑節状態に連結してあり、 3枚の
足場板9を連動縦部材10とによりリンク状にして連動
揺動可能に形成してある。
【0029】又、連動縦部材10には、それぞれの足場
板9に対して架けわたす補強用の方づえ材12を一体的
に設け、この方づえ材12とそれぞれの足場板9とは揺
動自在に連結してある。
【0030】実際には、最上に配された足場板9の場合
は、足場板9から斜め下方に向って方づえ材12が配さ
れて連動縦部材10との間に下向き略三角形枠状に形成
され、最下に配された足場板9の場合には、足場板9か
ら斜め上方に向って方づえ材12が配されて連動縦部材
10との間に上向き略三角形枠状に形成され、中間の足
場板9の場合には、それぞれ斜め上方と斜め下方とに方
づえ材12が配されて全体で横向きの二等辺三角形枠状
に形成されている。
【0031】そして、各足場板9と連動縦部材10及び
方づえ材12との軸支は、足場板9の前端面を補強の役
目をも果たすべく若干の厚みを持たせるためにコ字状に
折り込んでおいて、この前端面に軸支部材をそれぞれ固
定し、その端面における最下部分にて連動縦部材10、
方づえ材12をそれぞれ軸支する。
【0032】そうすることで、若干ではあるが足場板9
の上下方向でその端面に厚さ分の幅があるから、足場板
9が略水平位置まで揺動したときには、その端面の上端
縁に連動縦部材10、方づえ材12が当接して足場板9
のそれ以上の下方への揺動を阻止するものである。
【0033】この時に、連動縦部材10の長さは、 3枚
の足場板9全てに届くだけのものとし、縦支柱2及び開
き支持縦柱7の長さは、平行に配された足場板9同士の
間隔を作業者が立って歩けるだけのものとし、最上の足
場板9の位置から上方に少なくとも作業者が立って歩け
るだけの長さを突出させ、且つ、最下の足場板9を、地
上からある程度離した状態で配するだけの長さを有する
ようにする。
【0034】そうすれば、各足場板9に作業者が乗って
歩く場合に、立った状態で歩くことができる。しかも、
足場板9の前倒し方向の幅を、作業者が通れるだけの幅
とすることで、連動縦部材10を上方へ移動させると、
足場板9とによって前述したようにリンク状となってい
るため連動縦部材10は、縦支柱2の方へ接近すると共
に、それに伴って 3枚の足場板9を共に上方へ向かって
揺動させ縦支柱2の方へ到伏させた状態で、連動縦部材
10は縦支柱2よりも上方へ突出することがない。
【0035】このように形成した足場付防音壁ユニット
W1は、その組立にあっては、先ず、 2本の開き支持縦
柱7を観音開きの状態で開いた状態にする。
【0036】そして、次に、連動縦部材10を下方へ移
動させることで複数枚の足場板9を同時に揺動させ、開
かれたそれぞれの開き支持縦柱7、又は前記横架材6の
どちらか一方或いは両方に係止固定することで組立て
る。
【0037】その時に、足場板9を、基枠体1の縦支柱
2に対して横架材6が略直角となるように開き支持縦柱
7が開いた位置で、開き支持縦柱7、又は前記横架材6
のうちのどちらか一方或いは両方に係止固定すれば、 2
本の開き支持縦柱7と 2本の縦支柱2との合計 4本の支
柱が足場板9の 4隅に配されて組み立てられ自立するも
のである。
【0038】又、足場付防音壁ユニットW1の収納にあ
っては、先ず、図3に示すように、連動縦部材10を上
方へ移動させることで 3枚の足場板9を全て縦支柱2側
に到伏させ、その後、開き支持縦柱7を基枠体1側に閉
じるように接近させることで、図4に示す状態に折り畳
むことができる。従って、収納時には、ほぼ、板状に見
えるほど薄い状態となっていて、組み立てると 4本の支
柱を有した足場付防音壁ユニットW1となるものであ
る。少なくとも 2本のパイプにてなる縦支柱2を有し、
これらの縦支柱2を複数本の横杆3によって連結して方
形に形成する。
【0039】このように形成した足場付防音壁ユニット
W1を横方向へ並列に連結してゆくには、次のようにし
て行う。
【0040】すなわち、先ず、前述した構造のものを、
図5に示すように、二つの開き支持縦柱7を開いた状態
にすると共に、足場板9を揺動させ、開かれた開き支持
縦柱7、又は前記横架材6のどちらか一方或いは両方に
係止固定することで組立てて複数並列に配し、隣接する
それぞれの足場付防音壁ユニットW1における防音壁本
体5の縦支柱2同士、或いは、開き支持縦柱7同士、或
いはそれらの両方を、上端と下端とのどちらか一方、或
いは両方にて連結具15により連結し、前記隣接する防
音壁本体5の縦支柱2同士の間の隙間は、それらの間に
適宜嵌め込み可能な防音材16にて塞ぐようにして連続
した防音壁を構築する。
【0041】又、この場合に、図6に示すように、防音
材16を使用せず、前記防音壁本体5の防音板材4を、
基枠体1の側方から若干はみ出すように延長してその防
音板材の側端面を凹凸が嵌合する状態で隙間のない状態
とし、全体として塞ぐようにしてもよく、全体として防
音材料で塞ぐようにする態様であればどのような方式で
もよい。
【0042】ここで、前記連結具15は、図5に示すよ
うに、板材にてなる基板15aに、パイプ15bを両面
に各 2本ずつ立設し、このパイプ15bを、前述した縦
支柱2、開き支持縦柱7に嵌合され得る径としてそれぞ
れ嵌合させることで足場付防音壁ユニットW1同士を連
結支持するように形成する。
【0043】一方、第2実施例としての足場付防音壁ユ
ニットW2は、例えば、図7に示すように、少なくとも
2本の縦枠を有する基枠体21に防音板材24を取付け
て壁状とした防音壁本体25を形成し、この防音壁本体
25の縦枠のうち最外側縦枠をそれぞれ縦支柱22とし
てこれらの縦支柱22間に 1辺の少なくとも一部を軸支
して平行の状態で揺動自在に配した複数枚の足場板29
を配し、この足場板29には、足場板29における揺動
自在に軸支された 1辺に対向するそれぞれの辺を滑節状
態に連結して複数枚の足場板29をリンク状にしこの足
場板29が水平の状態まで連動揺動可能に形成した複数
本の連動支持縦柱27を設けて形成されている。
【0044】この足場付防音壁ユニットW2は、連動支
持縦柱27を適宜縦方向で動かすことで足場板29が水
平の状態まで連動揺動可能となって組立てることができ
る。その撤収に際しては、連動支持縦柱27を前述と逆
に動かして足場板29を防音壁本体25側に揺動させる
ことで折り畳んで行うものである。
【0045】更に、第3実施例の足場付防音壁ユニット
W3は、図8に示すように、符号31は基枠体であり、
少なくとも 2本のパイプにてなる縦支柱2を有し、これ
らの縦支柱32を複数本の横杆33によって連結して方
形に形成する。この基枠体31には、防音板材34が取
付けられて壁状にしてある。
【0046】そして、この基枠体1の 2本の最外側縦支
柱32にはそれぞれ適数本、図示の場合には、それぞれ
3本ずつの横架材36を、縦支柱32に対して略直角
で、縦支柱32の周方向へ揺動自在に軸支し、これらの
横架材36には、縦支柱32と同じ長さの開き支持縦柱
37を、縦支柱2に平行にそれぞれの縦支柱2に対して
各 1本ずつ配されるように固定する。それにより横架材
36を介して基枠体31に対し開き支持縦柱37が観音
開き状に開くように取付けられるものである。
【0047】この基枠体1の 2本の最外側の縦支柱32
間には、適数枚、図示の場合は 3枚の方形の足場板39
を、各横架材36の位置で 1辺の少なくとも一部、図示
の場合には両端をそれぞれ軸支して 3枚の足場板39が
平行の状態でそれぞれ別個に揺動自在に配してある。
【0048】そして、これらの足場板39は、それぞれ
が略水平に配されるまで揺動した位置で、開かれた前記
開き支持縦柱37又はその状態で前記横架材4のうちの
どちらか一方或いは両方に、係止固定されるように形成
してある。具体的係止状態は、例えば、係止部41が形
成されていて、この係止部41は、足場板39の方に係
止片(図示せず)を形成し、開き支持縦柱37の方には
係止片が挿入可能な小さい枠状の係止体41aを形成
し、揺動させて足場板39が水平になった状態で係止体
41a内に係止片を挿入して係止する。
【0049】又、足場板39には、それぞれ補強用の方
づえ材42を揺動自在に連結して前記足場板39の係止
固定と共に開かれた開き支持縦柱37、又は前記横架材
36のうちのどちらか一方或いは両方に、係止固定可能
に形成してある。
【0050】その具体的構造は、足場板39の端面に斜
辺となる方づえ材42と縦杆43とにより略三角形とな
るように枠組みをし、その方づえ材42を延長して開き
支持縦柱37に設けた係止部44に係止固定されるべく
先端に係止片が設けてある。
【0051】又、このように形成された方づえ材42と
縦杆43とは、各足場板39の端面に揺動自在に軸支さ
れているが、その軸支は、足場板39の前端面を補強の
役目をも果たすべく若干の厚みを持たせるためにコ字状
に折り込んでおいて、この前端面に軸支部材44の先端
近傍をそれぞれ固定し、その端面における最下部分にて
縦杆43、方づえ材42をそれぞれ軸支する。
【0052】そうすることで、若干ではあるが足場板3
9の上下方向でその端面に厚さ分の幅があるから、足場
板39が略水平位置まで揺動したときには、その端面の
上端縁に縦杆43、方づえ材42の先端が当接して足場
板39のそれ以上の下方への揺動を阻止するものであ
る。
【0053】この第3実施例の組立には、第1実施例と
同様に行われるものである。
【0054】尚、この発明に係る足場付防音壁ユニット
及びこのユニットを使用した連続防音壁の構築方法は前
述した実施例に限定されることがないことは言うまでも
ない。特に、開き支持縦柱7,37、或いは連動支持縦
柱27の折り畳むようにする構造についてはどのような
構造でもよく、とにかく、防音壁本体5,25,35を
設置すると同時に、ワンタッチで各支持縦柱7,27,
37を引出して足場板9,29,39等を設置するよう
にできる構造であればどのようなものでもよい。
【0055】
【発明の効果】このように形成したこの発明は、足場付
防音壁ユニットとして、基本的には、基枠体に防音板材
を取付けて壁状とした防音壁本体に対して、この防音壁
本体に適当な間隔を有して対峙取付けられている適数本
の支持縦柱を引き出して防音壁本体を立てるように支持
する状態にし、次に、前記防音壁本体に 1辺の少なくと
も一部を軸支して略水平状態まで揺動自在に配した適数
枚の足場板を揺動させて略水平の状態として係止固定す
ることで組立て、防音壁と足場とを同時に立設組立てら
れるようにする。その撤収に際しては、足場板を防音壁
本体側に揺動させ、支持縦柱を折り畳むことで収納する
ことができる。従って、防音壁の構築と足場の構築とを
同時に極めて簡単に行うことができ、撤収も極めて容易
である。
【0056】そして、その具体的なものとしては、少な
くとも 2本の縦枠を有する基枠体に防音板材を取付けて
壁状とした防音壁本体に対して、この防音壁本体の縦枠
のうち最外側縦枠をそれぞれ縦支柱としてそれらの縦支
柱に適数本の横架材を介しそれぞれ揺動して観音開き状
に開くべく軸支された二つの開き支持縦柱を開き、その
状態で、開かれた開き支持縦柱、又は前記横架材のどち
らか一方或いは両方に係止固定することで組立て前記縦
支柱間に 1辺の少なくとも一部を軸支して平行の状態で
揺動自在に配した複数枚の足場板を、適数本の連動縦部
材を適宜縦方向へ動かすことで、足場板における揺動自
在に軸支された 1辺に対向するそれぞれの辺に滑節状態
に連結して複数枚の足場板と共にリンク状にして連動揺
動可能に形成してあるから、それぞれが略水平に配され
るまで揺動させるようにし、その位置で開かれた開き支
持縦柱、又は前記横架材のうちのどちらか一方或いは両
方に、係止固定させ組立てるものであり、その撤収に際
しては、連動縦部材を前述と逆に動かして足場板を防音
壁本体側に揺動させ、次に防音壁本体支持縦柱を閉じる
ように揺動させることで折り畳んで行い得るものであ
る。従って、構造も簡単で、しかも、従来のように、防
音材を別付する、いわゆる別付のタイプでないから防音
板材の板厚も十分に確保することができ、確実な防音を
行うことができる。
【0057】又、同じく、少なくとも 2本の縦枠を有す
る基枠体に防音板材を取付けて壁状とした防音壁本体に
対して、連動支持縦柱により足場板を水平の状態まで連
動揺動させて組立てる。その時に、足場板が、前記防音
壁本体の縦枠のうち最外側縦枠をそれぞれ縦支柱として
これらの防音壁本体の縦支柱間に 1辺の少なくとも一部
を軸支して平行の状態で揺動自在に配し、連動支持縦柱
が、足場板における揺動自在に軸支された 1辺に対向す
るそれぞれの辺を滑節状態に連結して複数枚の足場板を
リンク状になっているから、連動支持縦柱を適宜縦方向
で動かすことで足場板が水平の状態まで連動揺動可能と
なって組立てるものであり、その撤収に際しては、連動
支持縦柱を前述と逆に動かして足場板を防音壁本体側に
揺動させることで折り畳んで行い得るものである。従っ
て、前述同様の効果を奏する。
【0058】そして、これらの足場付防音壁ユニットを
使用した連続防音壁の構築方法としては、足場付防音壁
ユニットを複数組形成し、このそれぞれのユニット前述
したようにして組立てた後、隣接するそれぞれの足場付
防音壁ユニットにおける防音壁本体の縦枠同士、縦支柱
同士、開き支持縦柱同士、連動支持縦柱のそれぞれを、
或いはそれらの一つ又は複数を、上端と下端とのどちら
か一方、或いは両方にて連結具により連結し、前記隣接
する防音壁本体の縦枠同士、或いは、縦支柱同士の間の
隙間を、それらの間に防音材を適宜嵌め込むことて塞ぐ
か、或いは、防音壁本体の防音板材を延長して全体とし
て塞ぐようにして、全体で横に一連の足場付防音壁とす
ることができる。従って、極めて簡単に連続防音壁を誰
にでも構築でき、防音壁の構築コストを大幅に削減する
ことができる。
【0059】又、その時に、連結具を、足場付防音壁ユ
ニットを上下方向にも連結積み上げ可能に形成し、その
際には、基枠体の上下の横枠間の隙間は、それらの間に
適宜嵌め込み可能な防音材にて塞ぐか、或いは、防音壁
本体の防音板材を延長して全体として塞ぐようにするこ
とで上下方向にも一連の足場付防音壁となるようにする
ものであるから、横方向に加えて縦方向にも連続して防
音壁を形成して行くことができるものである。
【0060】このように、この発明によれば、建設工事
現場で発生する騒音を防止する防音壁を極めて簡単に構
築することができると共に、その防音効果も良好なもの
とすることができ、しかも、その構築によって、足場を
も同時に組立てることができるようになり、作業者個々
による手作業をほとんどなくして工数を大幅に削減で
き、それにより、建設工事のコストダウンを図ることが
できる等の種々の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の一部切欠斜視図であ
る。
【図2】この発明の第1実施例の裏側から見た斜視図で
ある。
【図3】この発明の第1実施例の収納途中の状態の裏側
から見た斜視図である。
【図4】この発明の第1実施例の裏側から見て開き支持
縦柱を閉じた状態の斜視図である。
【図5】この発明の第1実施例の連続防音壁の構築状態
を示す斜視図である。
【図6】この発明の第1実施例の連結状態を示す要部拡
大平面図である。
【図7】この発明の第2実施例の一部切欠斜視図であ
る。
【図8】この発明の第3実施例の裏側から見た斜視図で
ある。
【符号の説明】
W1 足場付防音壁ユニット W2 足場付防
音壁ユニット W3 足場付防音壁ユニット 1 基枠体 2 縦支柱 3 横杆 4 防音板材 5 防音壁本体 6 横架材 7 開き支持縦柱 8 補強杆 9 足場板 10 連動縦部
材 11 係止体 12 方づえ材 15 連結具 15a 基板 15b パイプ 16 防音材 21 基枠体 24 防音板材 25 防音壁本体 27 連動支持
縦柱 29 足場板 31 基枠体 32 縦支柱 33 横杆 34 防音板材 35 防音壁本体 36 横架材 37 開き支持縦柱 39 足場板 41 係止部 41a 係止体 42 方づえ材 43 縦杆 44 係止部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基枠体に防音板材を取付けて壁状とした
    防音壁本体と、この防音壁本体に適当な間隔を有して対
    峙取付けられて防音壁本体側に折り畳まれるべく形成し
    た適数本の支持縦柱と、前記防音壁本体に 1辺の少なく
    とも一部を軸支して略水平状態まで揺動自在に配した適
    数枚の足場板とからなることを特徴とする足場付防音壁
    ユニット。
  2. 【請求項2】 少なくとも 2本の縦枠を有する基枠体に
    防音板材を取付けて壁状とした防音壁本体と、この防音
    壁本体の縦枠のうち最外側縦枠をそれぞれ縦支柱として
    それらの縦支柱に適数本の横架材を介しそれぞれ揺動し
    て観音開き状に開くべく軸支された二つの開き支持縦柱
    と、前記縦支柱間に 1辺の少なくとも一部を軸支して平
    行の状態で揺動自在に配した複数枚の足場板と、この足
    場板における揺動自在に軸支された 1辺に対向するそれ
    ぞれの辺を滑節状態に連結して複数枚の足場板をリンク
    状にし連動揺動可能に形成した適数本の連動縦部材とか
    らなり、前記足場板は、それぞれが略水平に配されるま
    で揺動した位置で開かれた開き支持縦柱、又は前記横架
    材のうちのどちらか一方或いは両方に、係止固定可能に
    形成したことを特徴とする足場付防音壁ユニット。
  3. 【請求項3】 少なくとも 2本の縦枠を有する基枠体に
    防音板材を取付けて壁状とした防音壁本体と、この防音
    壁本体の縦枠のうち最外側縦枠をそれぞれ縦支柱として
    これらの縦支柱間に 1辺の少なくとも一部を軸支して平
    行の状態で揺動自在に配した複数枚の足場板と、この足
    場板における揺動自在に軸支された 1辺に対向するそれ
    ぞれの辺を滑節状態に連結して複数枚の足場板をリンク
    状にしこの足場板が水平の状態まで連動揺動可能に形成
    した複数本の連動支持縦柱とから形成したことを特徴と
    する足場付防音壁ユニット。
  4. 【請求項4】 基枠体に防音板材を取付けて壁状とした
    防音壁本体と、この防音壁本体に適当な間隔を有して対
    峙取付けられて防音壁本体側に折り畳まれるべく形成し
    た適数本の支持縦柱と、前記防音壁本体に 1辺の少なく
    とも一部を軸支して略水平状態まで揺動自在に配した適
    数枚の足場板とからなる足場付防音壁ユニットを複数組
    形成し、このそれぞれのユニットは、適数本の支持縦柱
    を引き出して防音壁本体を立てるように支持する状態に
    して防音壁本体を立設する共に、足場板を揺動させて略
    水平の状態として係止固定することで組立てて並列に配
    し、隣接するそれぞれの足場付防音壁ユニットにおける
    防音壁本体の縦枠同士、或いは、支持縦柱同士、或いは
    それらの両方を、上端と下端とのどちらか一方、或いは
    両方にて連結具により連結し、前記隣接する防音壁本体
    の縦枠同士の間の隙間は、それらの間に適宜嵌め込み可
    能な防音材にて塞ぐか、或いは、防音壁本体の防音板材
    を延長して全体として塞ぐことを特徴とする足場付防音
    壁ユニットを使用した連続防音壁の構築方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも 2本の縦枠を有する基枠体に
    防音板材を取付けて壁状とした防音壁本体と、この防音
    壁本体の縦枠のうち最外側縦枠をそれぞれ縦支柱として
    それらの縦支柱に適数本の横架材を介しそれぞれ揺動し
    て観音開き状に開くべく軸支された二つの開き支持縦柱
    と、前記縦支柱間に 1辺の少なくとも一部を軸支して平
    行の状態で揺動自在に配した複数枚の足場板と、この足
    場板における揺動自在に軸支された 1辺に対向するそれ
    ぞれの辺を滑節状態に連結して複数枚の足場板をリンク
    状にし連動揺動可能に形成した適数本の連動縦部材から
    なり、前記足場板は、それぞれが略水平に配されるまで
    揺動した位置で開かれた開き支持縦柱、又は前記横架材
    のうちのどちらか一方或いは両方に、係止固定可能に形
    成した足場付防音壁ユニットを複数組形成し、このそれ
    ぞれのユニットは、二つの開き支持縦柱を開いた状態に
    すると共に、足場板を揺動させ、開かれた開き支持縦
    柱、又は前記横架材のどちらか一方或いは両方に係止固
    定することで組立てて並列に配し、隣接するそれぞれの
    足場付防音壁ユニットにおける防音壁本体の縦支柱同
    士、或いは、開き支持縦柱同士、或いはそれらの両方
    を、上端と下端とのどちらか一方、或いは両方にて連結
    具により連結し、前記隣接する防音壁本体の縦支柱同士
    の間の隙間は、それらの間に適宜嵌め込み可能な防音材
    にて塞ぐか、或いは、防音壁本体の防音板材を延長して
    全体として塞ぐことを特徴とする足場付防音壁ユニット
    を使用した連続防音壁の構築方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも 2本の縦枠を有する基枠体に
    防音板材を取付けて壁状とした防音壁本体と、この防音
    壁本体の縦枠のうち最外側縦枠をそれぞれ縦支柱として
    これらの防音壁本体の縦支柱間に 1辺の少なくとも一部
    を軸支して平行の状態で揺動自在に配した複数枚の足場
    板と、この足場板における揺動自在に軸支された 1辺に
    対向するそれぞれの辺を滑節状態に連結して複数枚の足
    場板をリンク状にしこの足場板が水平の状態まで連動揺
    動可能に形成した複数本の連動支持縦柱とから形成した
    足場付防音壁ユニットを複数組形成し、このそれぞれの
    ユニットは、連動支持縦柱により足場板を水平の状態ま
    で連動揺動させて組立て、隣接するそれぞれの足場付防
    音壁ユニットにおける防音壁本体の縦支柱同士、或い
    は、開き支持縦柱同士、或いはそれらの両方を、上端と
    下端とのどちらか一方、或いは両方にて連結具により連
    結し、前記隣接する防音壁本体の縦支柱同士の間の隙間
    は、それらの間に適宜嵌め込み可能な防音材にて塞ぐ
    か、或いは、防音壁本体の防音板材を延長して全体とし
    て塞ぐことを特徴とする足場付防音壁ユニットを使用し
    た連続防音壁の構築方法。
  7. 【請求項7】 連結具は、足場付防音壁ユニットを上下
    方向にも連結積み上げ可能に形成し、その際には、基枠
    体の上下の横枠間の隙間は、それらの間に適宜嵌め込み
    可能な防音材にて塞ぐか、或いは、防音壁本体の防音板
    材を延長して全体として塞ぐようにした請求項3又は4
    又は5記載の足場付防音壁ユニットを使用した連続防音
    壁の構築方法。
JP4085992A 1992-03-09 1992-03-09 足場付防音壁ユニット及びこのユニットを使用した連続防音壁の構築方法 Pending JPH05256030A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612641U (ja) * 1992-03-25 1994-02-18 川鉄機材工業株式会社 折りたたみ式足場装置
CN105756333A (zh) * 2016-04-29 2016-07-13 深圳市特辰科技股份有限公司 折叠式建筑施工机器人平台单元以及建筑施工机器人平台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612641U (ja) * 1992-03-25 1994-02-18 川鉄機材工業株式会社 折りたたみ式足場装置
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