JPH0525553A - 熱風循環式光輝焼鈍装置 - Google Patents

熱風循環式光輝焼鈍装置

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JPH0525553A
JPH0525553A JP20465791A JP20465791A JPH0525553A JP H0525553 A JPH0525553 A JP H0525553A JP 20465791 A JP20465791 A JP 20465791A JP 20465791 A JP20465791 A JP 20465791A JP H0525553 A JPH0525553 A JP H0525553A
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hot air
chamber
air
hot
work chamber
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Toru Shiiki
徹 椎木
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 線材25が通過する複数本のワークチャンバー
11と、1本の熱風製造チャンバー13とを並列配置し、熱
風製造チャンバー13の熱風送り出し口側に風量調節ダン
パー31を設けた焼鈍装置において、各ワークチャンバー
11の熱風入口に、熱風の吹き込み角度を調節する風向調
節ダンパー35を設けた。 【効果】 各ワークチャンバーに送り込む熱風の量を異
ならせた時に発生する線材入口での圧力降下の差を、風
向調節ダンパーの調節によりなくすことができる。この
ため外気吸引による線材酸化のおそれなく、ワークチャ
ンバー間で熱風の量を異ならせることができ、異サイズ
の線材の同時焼鈍を安定して行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行する線材を熱風で
加熱して連続焼鈍する熱風循環式光輝焼鈍装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の焼鈍装置を図5および図
6に示す。この焼鈍装置は、平行配置された2本のワー
クチャンバー11と、1本の熱風製造チャンバー13とを備
えている。熱風製造チャンバー13内にはLPGと空気の
混合ガスを燃焼させて高温の燃焼ガスを発生させるバー
ナー15と送風機17が設置され、この両者により熱風がつ
くり出される。
【0003】熱風製造チャンバー13の熱風送り出し口と
各ワークチャンバー11の熱風入口とは通路19 (これも2
本ある)で連通しており、各ワークチャンバー11の熱風
出口と熱風製造チャンバー13の熱風回収口とは通路21で
連通している。一方、ワークチャンバー11の線材出口側
はそれぞれウォーターシール23によって封止されてい
る。このため熱風製造チャンバー13で製造された熱風
は、熱風製造チャンバー13から通路19、ワークチャンバ
ー11、通路21を通って熱風製造チャンバー13に戻るルー
トで循環する。
【0004】銅線などの線材25は線材入口27からワーク
チャンバー11内に入り、そこを通過するうちに熱風で加
熱されて焼鈍され、その後、ウォーターシール23に入っ
て冷却されて出ていく。つまり線材25は、焼鈍後、外気
に触れないうちに冷却されるため、光輝焼鈍が行えるわ
けである。
【0005】このような焼鈍装置では、線材25の太さに
よってワークチャンバー11に流す熱風の量を加減する必
要がある。すなわち線材が太いときは熱風の量を多く
し、細いときは熱風の量を少なくする必要がある。また
2本のワークチャンバーを通る線材の太さが異なるとき
は、各々のワークチャンバーに流れる熱風の量を異なら
せる必要がある。このためこの装置では、熱風製造チャ
ンバー13の熱風送り出し口側と熱風回収口側にそれぞれ
バタフライバルブに似た風量調節ダンパー31、33を設置
し、これにより各ワークチャンバー11に送り込む熱風の
量を個別に調節できるようにしてある。
【0006】熱風送り出し口側の風量調節ダンパー31
は、2本のワークチャンバー11に対応させて設けてあ
り、それぞれ熱風が通る通路19の開口面積を調節するこ
とにより熱風の量を調節するようになっている。
【0007】また熱風回収口側の風量調節ダンパー33
は、その回転中心軸が送風機17の吸い込み口を縦に2分
割する位置に取り付けられ、板面が垂直になっていると
きは両ワークチャンバー11からの熱風吸い込み量が同じ
になり、一方のワークチャンバー側に傾けると、その方
からの熱風吸い込み量が減少することを利用して熱風の
量を調節するようになっている。なお熱風回収口側の風
量調節ダンパー33は必要に応じ設ければよく、省略する
ことも可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この種の焼鈍装置で
は、ワークチャンバーの熱風入口からワークチャンバー
内に斜めに熱風が吹き込まれるため、ワークチャンバー
の線材入口にエゼクタ効果による圧力降下が生じる。こ
の圧力降下の大きさは熱風の吹き込み速度が同じであれ
ば同じになる。
【0009】しかし前述のように風量調節ダンパーによ
って2本のワークチャンバーに送り込む熱風の量を異な
らせると、両ワークチャンバーの熱風入口での風速に差
ができる。その結果、両ワークチャンバーの線材入口内
の圧力に差が生じ、一方のワークチャンバーの線材入口
から外気を吸い込み、他方のワークチャンバーの線材入
口から、吸い込んだ分のガスを吹き出すという現象が発
生しやすくなる。このような現象が起こると、ワークチ
ャンバー内に外気が侵入するため、熱風中の酸素濃度が
上昇し、線材表面が酸化して変色不良を引き起こすとい
う問題があった。
【0010】この問題は風速が高い場合およびチャンバ
ー内圧が低い場合に顕著であり、高速焼鈍の障害となっ
ている。なお線材入口から外気が吸い込まれているか否
かは、線材入口にスモークテスター(煙発生器)を近づ
け、その煙の流れによって容易に検知することができ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決した熱風循環式光輝焼鈍装置を提供するもの
で、その構成は、線材が通過する複数本のワークチャン
バーと、熱源と送風機とを備えた1本の熱風製造チャン
バーとを並列配置し、熱風製造チャンバーの熱風送り出
し口と各ワークチャンバーの熱風入口を連通させると共
に、各ワークチャンバーの熱風出口と熱風製造チャンバ
ーの熱風回収口とを連通させ、かつワークチャンバーの
線材出口に内部の気密性を保つシールを設けることによ
り、熱風製造チャンバーとワークチャンバーの中で熱風
を循環させ、熱風製造チャンバーの少なくとも熱風送り
出し口側には各ワークチャンバーへ送り込む熱風の量を
調節する風量調節ダンパーを設けてなる熱風循環式光輝
焼鈍装置において、各ワークチャンバーの熱風入口に、
熱風の吹き込み角度を調節する風向調節ダンパーを設け
たことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】ワークチャンバーの線材入口における圧力降下
は、熱風の風速だけでなく、熱風の吹き込み角度を変え
ることによっても変化させることができる。したがって
上記のような風向調節ダンパーを設け、このダンパー
を、高風速のワークチャンバー側では線材入口の圧力降
下が小さくなる方向に、低風速のワークチャンバー側で
は線材入口の圧力降下が大きくなる方向に調節すること
により、各ワークチャンバーの線材入口における圧力降
下をバランスさせることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図3は本発明の一実施例を示
す。この焼鈍装置は、ワークチャンバー11の熱風入口
に、図3に示すような風向調節ダンパー35を設けたもの
である。この風向調節ダンパー35は図3に示すように、
断面逆凹形に形成した金属板の上面中間部に長方形の開
口37を形成したものである。開口37の縦方向(線材25の
走行方向)の寸法はワークチャンバー11の熱風入口の縦
方向の寸法より小さく、横方向の寸法はワークチャンバ
ー11の横方向の寸法とほぼ同じになっている。
【0014】この風向調節ダンパー35はワークチャンバ
ー11の熱風入口部分にスライド自在にはめ込まれてお
り、図1の位置にあるときが熱風の吹き込み角度が最小
(水平に近い方)となり、図2の位置にあるときが熱風
の吹き込み角度が最大(垂直に近い方)となる。この二
つの位置の範囲内で、熱風の吹き込み角度を自由に調節
することが可能である。上記以外の構造は従来の装置と
同じである。
【0015】ワークチャンバー11への熱風の吹き込みに
より、線材入口27(特に熱風入口に近いA付近)に圧力
降下を生じ、これが線材入口27からの外気吸引力となる
が、この圧力降下の大きさは、熱風の吹き込み角度が小
さくなるほど、すなわち水平に近くなるほど大きくな
る。
【0016】前述のように1本の熱風製造チャンバー13
に複数本のワークチャンバー11を接続し、各ワークチャ
ンバー11に送り込む熱風の量を異ならせて運転する場
合、各ワークチャンバー11の熱風入口における風速の差
により、線材入口27での圧力降下に差が生じるが、上記
のような風向調節ダンパー35を設けておけば、その位置
を調節することにより各ワークチャンバー11の線材入口
27での圧力降下をバランスさせることができる。したが
って線材入口27からワークチャンバー11内に外気が引き
込まれることがなく、熱風中の酸素濃度を低く保つこと
ができるため、変色のない焼鈍を行うことができる。
【0017】図4は本発明の他の実施例を示す。この焼
鈍装置は、ワークチャンバー11の熱風入口に、飛行機の
翼のフラップのように角度を調節できる風向調節ダンパ
ー35を設けたものである。このような風向調節ダンパー
35によっても、熱風の吹き込み角度を調節することがで
きる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数本のワークチャンバーを有する熱風循環式光輝焼鈍装
置において、各ワークチャンバーに送り込む熱風の量を
異ならせた時に発生する線材入口における圧力降下の差
を、ワークチャンバーの熱風入口に設けた風向調節ダン
パーを調節することによりなくすことができる。このた
め、外気吸引による線材酸化のおそれなく、ワークチャ
ンバー間で熱風の量を異ならせることができ、異なるサ
イズの線材の同時焼鈍を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る熱風循環式光輝焼鈍
装置の要部を示す断面図。
【図2】 図1と同じ装置で、風向調節ダンパーを移動
した状態を示す断面図。
【図3】 図1の装置に使用した風向調節ダンパーの斜
視図。
【図4】 本発明の他の実施例に係る熱風循環式光輝焼
鈍装置の要部を示す断面図。
【図5】 従来の熱風循環式光輝焼鈍装置の平面図。
【図6】 図5の装置の断面図。
【符号の説明】
11:ワークチャンバー 13:熱風製造チャンバー
15:バーナー (熱源) 17:送風機 23:ウォーターシール 25:線材
27:線材入口 31、33:風量調節ダンパー 35:風向調節ダンパー
37:開口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】線材が通過する複数本のワークチャンバー
    と、熱源と送風機とを備えた1本の熱風製造チャンバー
    とを並列配置し、熱風製造チャンバーの熱風送り出し口
    と各ワークチャンバーの熱風入口を連通させると共に、
    各ワークチャンバーの熱風出口と熱風製造チャンバーの
    熱風回収口とを連通させ、かつワークチャンバーの線材
    出口に内部の気密性を保つシールを設けることにより、
    熱風製造チャンバーとワークチャンバーの中で熱風を循
    環させ、熱風製造チャンバーの少なくとも熱風送り出し
    口側には各ワークチャンバーへ送り込む熱風の量を調節
    する風量調節ダンパーを設けてなる熱風循環式光輝焼鈍
    装置において、各ワークチャンバーの熱風入口に、熱風
    の吹き込み角度を調節する風向調節ダンパーを設けたこ
    とを特徴とする熱風循環式光輝焼鈍装置。
JP20465791A 1991-07-22 1991-07-22 熱風循環式光輝焼鈍装置 Expired - Fee Related JP2919122B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6774809B2 (en) 2000-02-09 2004-08-10 Nec Corporation Personal computer card slot and information processing device using same
JP2015178680A (ja) * 2010-02-04 2015-10-08 ステインクラウバー インダストリエベテイリガン アンド ヴァーモゲンスヴァーワルタン ゲーエムベーハー 金属部材を熱処理する方法

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JP2015178680A (ja) * 2010-02-04 2015-10-08 ステインクラウバー インダストリエベテイリガン アンド ヴァーモゲンスヴァーワルタン ゲーエムベーハー 金属部材を熱処理する方法

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