JPH05254784A - クレーンの旋回停止制御方法および装置 - Google Patents

クレーンの旋回停止制御方法および装置

Info

Publication number
JPH05254784A
JPH05254784A JP5813192A JP5813192A JPH05254784A JP H05254784 A JPH05254784 A JP H05254784A JP 5813192 A JP5813192 A JP 5813192A JP 5813192 A JP5813192 A JP 5813192A JP H05254784 A JPH05254784 A JP H05254784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
turning
angular acceleration
load
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5813192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2501995B2 (ja
Inventor
Koichi Fukushima
弘一 福島
Hideaki Yoshimatsu
英昭 吉松
Norihiko Hayashi
憲彦 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP5813192A priority Critical patent/JP2501995B2/ja
Publication of JPH05254784A publication Critical patent/JPH05254784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501995B2 publication Critical patent/JP2501995B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧モータでブームを旋回駆動するクレーン
において、油圧モータの停止時に荷振れを残さず、かつ
ブ―ムの横曲げ強度を考慮したブームの旋回制動を、モ
ータ制動側圧力の制御可能範囲内で正確に行う。 【構成】 式β=−ωΩo /2nπに基づいて、停止時
に荷振れを残さない旋回角加速度βを算出するもの。ブ
―ムBの慣性モ―メントや許容荷重等からブ―ムBの横
曲げ強度に基づく許容角加速度β1を算出するととも
に、上記旋回角加速度βで制動を行う時に必要な最大制
動側圧力Pb が予め定められた上限値Pcmax以下である
か否かを判定する。これにより、上記旋回角加速度βの
うち、上記許容角加速度β1以下で、かつ最大制動側圧
力Pb が上記上限値Pcmax以下となるような最小の(絶
対値が最大の)角加速度βを選定し、この旋回角加速度
βで旋回停止制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧モータでブームが
駆動されるクレーンにおいて、停止時に吊荷の振れを残
すことなく上記旋回を制動、停止させるための方法およ
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クレーンにおいて、ブ―ムの停止
時に吊荷の振れを残すことなくブ―ムの旋回を自動的に
制動、停止させる装置としては、特開平3−18596
号公報に示されるものがある。この装置は、ブームの旋
回制動を行う前に、ブームの状態に基づいてその横曲げ
強度を考慮した許容条件を算出しておき、この許容条件
を満たす範囲内で、上記吊荷の振れを残さずにブームを
制動・停止させることができる最大の旋回角加速度βを
演算し、この旋回角加速度でブームの旋回制動を自動的
に行うようにしたものである。このような装置によれ
ば、荷振れを残さず、かつ、急激な旋回制動によるブー
ムの破損を防ぎながら、ブームの制動を開始してから停
止させるまでの時間を可及的に短縮することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなクレーン
において、ブームの旋回に油圧モータが用いられる場
合、この油圧モータを実際に制動させる手段としては、
モータ排出側に圧力制御弁を設けておき、この圧力制御
弁における設定圧力(制動側圧力)を高めることによっ
てブームに旋回制動をかけることが一般に行われる。し
かしながら、上記公報に示される装置で演算された旋回
角加速度βにより制動を行おうとする場合、この旋回角
加速度βを得るために必要な制動側圧力が上記圧力制御
弁の制御範囲を超える(すなわち圧力制御弁において調
節される設定圧力の上限値を上回る)と、上記旋回角加
速度βによる制動は不可能となり、実際にはこれよりも
低い角加速度でブームの旋回制動が行われることにな
る。このため、ブームの停止時に吊荷の振れが残り、ま
た、ブームが目標停止点で停止できずに行き過ぎてしま
うおそれがある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、油圧モ
ータでブームを旋回駆動するクレーンにおいて、上記油
圧モータの制動側圧力の制御範囲に限りがある場合で
も、油圧モータの停止時に荷振れを残さず、かつブ―ム
の横曲げ強度を考慮したブームの旋回制動を正確に行う
ことができる方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、油圧モータに
より旋回駆動されるブ―ムの所定位置に吊荷が吊下げら
れるクレーンの旋回停止制御方法であって、吊荷の旋回
半径、重量、ブ―ムの慣性モ―メント、およびブ―ムの
許容荷重からブ―ムの横曲げ強度に基づく旋回角加速度
の許容条件を算出した後、この許容条件と、上記油圧モ
ータの制動側圧力の上限値とに基づいて下記式に示され
る旋回角加速度βを算出し、この旋回角加速度βでブー
ムの旋回を制動し、停止させるものである(請求項
1)。
【0006】
【数3】β=−ωΩo/2nπ ここでnは、βが上記許容条件を満たし、かつこのβで
の旋回制動において必要となるモータ制動側圧力が上記
上限値以下となるような最小の自然数、Ωo は旋回停止
制御開始前のブ―ムの旋回角速度、ω=√(g/l)で
あり、gは重力角速度、lは吊荷の振れ半径を示す。
【0007】また本発明は、上記方法を実施するための
装置であって、吊荷の旋回半径、重量、ブ―ムの慣性モ
―メント、およびブ―ムの許容荷重からブ―ムの横曲げ
強度に基づく旋回角加速度の許容条件を算出する許容条
件算出手段と、この許容条件に基づいて下記式に示され
るブ―ムの旋回角加速度βを同式の自然数nが小さいも
のから順に算出する旋回角加速度算出手段と、上記油圧
モータの駆動側圧力を検出する圧力検出手段と、この検
出された駆動側圧力に基づいて、上記旋回角加速度算出
手段で順次算出される旋回角加速度βを得るための油圧
モータの最大制動側圧力が一定の上限値以下であるか否
かを判定し、この上限値以下で最大の最大制動側圧力を
選出してこの最大制動側圧力で上記ブームの旋回を制動
し、停止させるモータ圧力演算制御手段とを備えたもの
である(請求項2)。
【0008】
【数4】β=−ωΩo /2nπ ここでnはβが上記許容条件を満たすような自然数、Ω
o は旋回停止制御開始前のブ―ムの角速度、ω=√(g
/l)であり、gは重力角速度、lは吊荷の振れ半径を
示す。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ブ―ムの許容荷重等の諸条
件に基づいて、ブ―ムの横曲げ強度に基づく旋回角加速
度の条件が算出されるとともに、この条件を満たす範囲
内で、停止時に荷振れを残さずにクレーンを制動、停止
させることができる旋回角加速度が算出される。しか
も、この旋回角加速度のうち、その角加速度を得るため
のモータ制動側圧力が上限値を上回る角加速度は除外さ
れ、モータ制動側圧力が上記上限値以下となる最小(絶
対値が最大)の旋回角加速度が旋回制動に採用されるこ
ととなる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0011】図2に示すクレーン10は、鉛直方向の旋
回軸101回りに旋回可能なブ―ムフット102を備
え、このブ―ムフット102に、N個のブ―ム部材B1
〜BNからなる伸縮可能なブ―ムBが取付けられてい
る。このブ―ムBは、水平方向の回動軸103を中心に
回動可能(起伏可能)に構成され、その先端部(ブ―ム
ポイント)にロ―プ104で吊荷Cが吊下げられてい
る。なお、以下の説明でBm(m=1,2,…N)はブ
―ムフット102側から数えてm番目のブ―ム部材を示
すものとする。
【0012】このクレーンには、図1に示されるよう
に、ブ―ム長センサ12、ブ―ム角センサ14、吊上荷
重センサ15、ロ―プ長センサ16、角速度センサ1
8、コントローラ20、および旋回駆動用の油圧システ
ム30が設けられている。コントローラ20は、横曲げ
評価係数設定手段21、旋回半径算出手段22、ブ―ム
慣性モ―メント算出手段23、定格荷重算出手段24、
吊上荷重算出手段25、負荷慣性モ―メント算出手段2
6、許容角加速度算出手段(許容条件算出手段)27、
旋回角加速度算出手段28、モ―タ圧力演算手段29
a、及びモータ圧力制御手段29bを備えている。
【0013】横曲げ評価係数設定手段21は、ブ―ムB
の横曲げ強度についての評価係数αを設定するものであ
る。
【0014】旋回半径算出手段22は、ブ―ム長センサ
12およびブ―ム角センサ14により各々検出されたブ
―ム長LB およびブ―ム角φに基づき吊荷Cの旋回半径
Rを算出するものである。
【0015】ブ―ム慣性モ―メント算出手段23は、上
記ブ―ム長LB およびブ―ム角φに基づき各ブ―ム部材
Bm の慣性モ―メントIm を算出するものである。
【0016】定格荷重算出手段24は、上記旋回半径算
出手段22で算出された旋回半径Rと、上記ブ―ム長L
B とに基づき、定格荷重メモリ24aに記憶されたデ―
タから定格荷重Wo を算出するものである。
【0017】吊上荷重算出手段25は、吊上荷重センサ
15により検出されたブ―ム倒伏用油圧シリンダの圧力
pと、上記旋回半径算出手段22で算出された旋回半径
Rと、上記ブ―ム長LB とに基づき、実際の吊上荷重W
を算出するものである。
【0018】負荷慣性モ―メント算出手段26は、上記
吊上荷重算出手段25で算出された吊上荷重Wと、上記
旋回半径Rとに基づき、負荷(吊荷C)の慣性モ―メン
トIw を算出するものである。
【0019】許容角加速度算出手段27は、上記負荷慣
性モ―メントIw 、ブ―ム慣性モ―メントIm 、定格荷
重Wo 、並びにブ―ムBの横曲げ評価係数αから、ブ―
ムBの横曲げ強度に基づく許容角加速度β1 を算出する
ものである。
【0020】旋回角加速度算出手段28は、ロ―プ長セ
ンサ16の検出結果より求められる吊荷Cのロープ長
(振れ半径)l、角速度センサ18により検出されるブ
―ムBの旋回角速度Ωo 、並びに上記許容角加速度β1
により、実際に旋回を制動、停止させるための旋回角加
速度の候補となる角加速度βを小さいものから(絶対値
の大きなものから)順に算出するものである。
【0021】モータ圧力演算手段29aは、上記旋回角
加速度算出手段28で順次演算される旋回角加速度βを
得るために必要なモータ制動側圧力を演算し、このモー
タ制動側圧力が後述の設定圧力上限値以下であるか否か
を判定し、この上限値以下となる最大のモータ制動側圧
力を実際の旋回停止制御に用いる制動側圧力Pb として
選定するものである。換言すれば、このモータ圧力演算
手段29aは、上記旋回角加速度算出手段28で演算さ
れる旋回角加速度βのうち、これに対応するモータ制動
側圧力が上記上限値以下となる最小(絶対値が最大)の
旋回角加速度βを選出するものである。
【0022】モ―タ圧力制御手段29bは、上記モータ
圧力演算手段29aで選定された制動側圧力Pb に基づ
いて油圧システム30に制御信号を出力し、この制動側
圧力Pb で実際にブームBの旋回制動を行わせるもので
あり、上記モータ圧力演算手段29aとともに本発明の
モータ圧力演算制御手段を構成する。
【0023】油圧システム30の一例を図3に示す。こ
の油圧システム30は、上記ブームBを旋回駆動するた
めの油圧モータ31を備えている。この油圧モータ31
の両ポートは、ライン32a,32bをそれぞれ介して
手動切換弁33に接続され、さらにライン34a,34
bをそれぞれ介して油圧ポンプ35の吐出口及びタンク
36にそれぞれ接続されている。上記手動切換弁33
は、レバー操作によって左旋回位置、右旋回位置、及び
中立フリー位置に適宜切換えられるようになっており、
例えば左旋回位置に切換えられた場合には、油圧ポンプ
35からの吐出油をライン34a,32aを通じて油圧
モータ31に導入し、油圧モータ31からの排出油をラ
イン32b,34bを通じてタンク36へ導くように構
成されている。また、ライン34a,34bはメインリ
リーフ弁37を介して接続されておいる。
【0024】上記ライン32a,32bには、電磁比例
圧力制御弁39が設けられている。この電磁比例圧力制
御弁39は、油圧モータ31からの排出油の圧力(すな
わち油圧モータ31の制動側圧力)を制御するものであ
り、具体的には、上記排出油圧力を設定圧力に保つよう
に作動する。なお、この電磁比例圧力制御弁39には従
来から周知のもの等が適用可能である。
【0025】ライン32a,32bにおいて上記油圧モ
ータ31の近傍の位置には、同位置における作動油圧力
を検出する圧力センサ(圧力検出手段)40a,40b
が設けられ、その検出信号が上記コントローラ20に入
力されるようになっている。このコントローラ20は、
上記電磁比例圧力制御弁39に接続されており、前記モ
ータ圧力制御手段29bから電磁比例圧力制御弁39に
制御信号を出力することにより、この電磁比例圧力制御
弁39の設定圧力をコントロールするように構成されて
いる。
【0026】次に、このコントローラ20が実際に行う
演算制御動作を説明する。
【0027】まず、旋回制動を行わない通常状態では、
ポンプ圧力制御手段29bからの制御信号により、電磁
比例圧力制御弁39の設定圧力を略ゼロまで落し、ライ
ン32a,32bをほぼ無抵抗で作動油が流れる状態と
する。従って、この状態で例えば手動切換弁33が左旋
回位置に切換えられることにより、油圧ポンプ35から
の吐出油がライン34a,32aを通じて油圧モータ3
1に導入され、ブームBが実際に左旋回駆動されること
となる。
【0028】ここで、旋回半径算出手段22は、ブ―ム
長LB およびブ―ム角φによってブ―ムBの撓みを考慮
に入れない旋回半径R′およびブ―ムBの撓みによる半
径増加分ΔRを求め、両者から旋回半径Rを算出する。
また、ブ―ム慣性モ―メント算出手段23は、各ブ―ム
部材Bm の慣性モ―メントIm を次式に基づいて算出す
る。
【0029】
【数5】 Im =Ino・ cos2φ+(Wm /g)・Rn2 ここで、Inoはφ=0の状態における各ブ―ム部材Bm
の重心回りの慣性モ―メント(定数)を示し、Wm は各
ブ―ム部材Bm の自重、gは重力加速度、Rmは各ブ―
ム部材Bm の重心の旋回半径を示す。
【0030】一方、負荷慣性モ―メント算出手段26
は、吊上荷重Wと上記旋回半径Rとに基づき、式Iw =
(W/g)R2 によって負荷慣性モ―メントIw を算
出する。
【0031】実際の旋回停止制御開始時には、図4に示
すような演算制御動作が実行される。
【0032】まず、上記のようにして算出されたデ―タ
に基づき、許容角加速度算出手段27が次のようにして
許容角加速度β1 を求める(ステップS1)。
【0033】一般に、クレーン10のブ―ムBおよびブ
―ムフット102は十分な強度を有しているが、ブ―ム
長LB が長くなると、旋回制動時に発生する慣性力に起
因してブ―ムBに大きな横曲げ力が作用する。この横曲
げ力による強度的な負担はブ―ムフット102付近で最
大となるので、ここでは、旋回軸101回りのモ―メン
トに基づいて強度評価が行われる。
【0034】具体的に、旋回制動時のブ―ムBの角加速
度をβ′、吊荷Cの角加速度をβ″とすると、ブ―ムB
の旋回に起因してその旋回中心に作用するモ―メントN
B は次式で表される。
【0035】
【数6】NB =Iw β″+ΣIm β′ =(W/g)R2β″+ΣIm β′ … ここで、Wは吊荷Cの重量を示し、ΣIm βはmが1か
らNまでのIm β′の和を示す。
【0036】一方、ブ―ムBの横曲げ強度についての許
容条件は次の式で表される。
【0037】
【数7】NB /R≦αWo … この式に式を代入すると、次式が得られる。
【0038】
【数8】 (W/g)R・β″+ΣIm β′/R ≦ αWo … 一方、吊荷Cの荷振れがなく、かつブ―ムBと吊荷Cが
ともに角速度Ωo で旋回している状態からブ―ムBを以
下に示す条件で等角加速度で制動した場合、上記ブ―ム
Bの角加速度β′および吊荷Cの角加速度β″は、図7
に示されるような関係を有することが確認されている。
【0039】この図は、後述の式において導入される
自然数nを1とした場合のブ―ムBの角速度Ωおよび吊
荷Cの角速度Ωw を各々実線51および破線52で示し
たものである。この図に示されるように、制動を開始し
てから時間t=Tでブ―ムBが完全停止するような等角
加速度停止制御を行った場合、ブ―ムBの角速度Ωは直
線的に減少するのに対し、吊荷Cの角速度Ωw は、制動
開始直後と停止直前では緩やかに、中間領域では急激に
減少する。すなわち、吊荷Cの角速度Ωw は、完全停止
時までに1周期分の振動をしており、制動を開始してか
ら時間t=T/2を経過した時点でブ―ムBの角速度Ω
と等しくなる。しかも、この時点で吊荷Cの角加速度
β″はブ―ムBの角加速度β′の2倍となる。
【0040】これに対し、上記自然数nが2以上の場合
には、ブ―ムBの角速度Ωの勾配が1/nとなり、吊荷
Cの角速度Ωw は制動開始から停止までにn周期分の振
動を行うことになるが、n=1の場合と同様に、吊荷C
の角加速度β″は最小時(絶対値をとれば最大時)でブ
―ムBの角加速度β′の2倍となる。
【0041】従って、理論的には、β″=2β′として
演算を進めることにより、クレーンの安全を確保できる
ことになるが、実際には旋回制動開始時に吊荷Cが振れ
ている場合があり、このような振れがあると、制動中の
吊荷Cの角加速度β″はブ―ムBの角加速度β′の2倍
を超えることになる。
【0042】よって、実際の制御を行うにあたっては、
安全率を考慮して、k>2となるような係数kを導入
し、β″=kβ′として演算を進めるのが望ましい。
【0043】そこで、この式β″=kβ′を上記式に
代入すると、次式が得られる。
【0044】
【数9】 (W/g)R・kβ′+ΣIm β′/R≦αWo … 従って、この式を満たす最大の角加速度β′を許容角
加速度β1 に設定すればよい。
【0045】なお、上記評価係数αは一定の値に定めて
もよいが、ブ―ムBの撓みなどを考慮して、ブ―ム長L
B や旋回半径Rが大きくなるほど小さい値に設定するよ
うにしてもよい。例えば、移動式クレーン構造規格で
は、「水平動荷重の値は、移動式クレーンの水平に移動
する部分の重量の5パ―セントに相当する荷重、及び定
格荷重の5パ―セントに相当する荷重が同一の水平方向
に同時に作用するものとして演算した値とする。」とな
っている。
【0046】次に、旋回角加速度算出手段28は、上記
のようにして算出された許容角加速度β1 と、ロ―プ長
センサ16および角速度センサ18の検出結果から求め
られる荷振れ径lおよびブ―ム角速度(減速前の角速
度)Ωo とに基づいて、実際の制動に用いる旋回角加速
度の候補となる最小の(絶対値が最大の)旋回角加速度
βを算出する(ステップS2)。
【0047】その算出要領を説明する。まず、クレーン
10に吊下げられた吊荷Cについて、図5に示されるよ
うな単振り子のモデルを考える。この系の微分方程式は
次式で与えられる。
【0048】
【数10】 d2θ/dt2+(g/l)θ=−(dV/dt)/l … V=Vo +at … ここで、θは吊荷Cの振れ角、Vは時間tとともに変化
するブ―ムポイントの旋回速度、Vo は同ブ―ムポイン
トの旋回停止制御開始前の旋回速度(=RΩo)、aは
その加速度を示す。
【0049】式の両辺を時間tで微分して式の右辺
に代入し、初期条件(t=0でθ=0,dθ/dt=
0)の下で積分すると、次の式が得られる。
【0050】
【数11】 {(dθ/dt)/ω}2+(θ+a/g)2=(a/g)2 … ただし、ω=√(g/l) この式を(dθ/dt)/ωとθに関する位相平面上に
表すと、図6に示されるように、点A(0,−a/g)
を中心として原点O(0,0)を通る円を描くことにな
る。この円を1周するための時間、すなわち単振り子の
状態が原点Oから変化して同状態に復帰する周期Tは、
T=2π/ωで与えられるため、クレーンの旋回停止制
御を開始した時点(点O)から時間nT(nは自然数)
の経過後に完全停止するように角加速度βを設定すれ
ば、吊荷Cの振れを残さずにクレーンを停止させること
ができる。一方、上記ωは重力加速度gおよび振れ半径
lで決定される一定値であるため、荷振れの残らない旋
回停止制御が可能な角加速度βは次式より求めることが
できる。
【0051】
【数12】β=−Ωo /nT =−ωΩo /2nπ (nは自然数) … また、ブ―ムBの横曲げ強度に関しては|β|≦β1
条件であるため、この条件を満たす範囲内で最小の自然
数nを選択することにより、ブームBに過度の強度的負
担を与えずに、しかも必要最小時間で荷振れを残さずク
レーンを制動、停止させるための旋回角加速度βが算出
されることになる。
【0052】一方、圧力センサ40a(または40b)
では、現在の駆動側圧力(ポンプ側圧力)Pp の測定が
行われる(ステップS3)。例えば、左旋回位置に手動
切換弁33が切換えられている場合には、図3矢印方向
に作動油が流れているため、圧力センサ40aで検出さ
れる圧力が駆動側圧力Ppとなる。
【0053】次に、モ―タ圧力演算手段29aは、上記
ステップS2で算出された旋回角加速度βに基づき、こ
の旋回角加速度βで実際に制動をかける場合に必要な最
大制御圧力(入口側と出口側の圧力差の最大値)Psmax
を演算する(ステップS4)。
【0054】その算出要領の一例を示す。いま、ブ―ム
B以外の旋回部材に関する慣性モ―メントの総和をIu
とすると、クレーン10の傾斜を考慮に入れない場合、
旋回制動に必要なトルクTB は、次式で表される。
【0055】
【数13】 TB =|(W/g)R2kβ+ΣIm β+Iu β| … 一方、このトルクTB は油圧モ―タ31の制御圧力(油
圧モ―タにおける入口側と出口側との差圧ΔP)と図8
の実線60に示されるような関係にあり、これを式で表
わすと次のようになる。
【0056】
【数14】i)−ΔPo ≦ΔP<ΔP1 の場合 TB =(ΔP+ΔPo)・QH / 200π …(10) ii)ΔP≧ΔP1 の場合 TB =(ΔP・QH / 200π)・io・ηm …(11) ただし、QH:モ―タ容量 io:総減速比 ηm:機械効率 ΔPo:モ―タの無負荷での損失圧力 なお、上記モ―タ差圧ΔP1 は、(10)式で表わされる直
線と(11)式で表わされる直線との交点におけるΔPの値
を示す。
【0057】従って、この(10)式または(11)式を上記
式に代入することにより、油圧モ―タの差圧ΔP、すな
わち最大制御圧力Psmaxを得ることができる。
【0058】さらに、モータ圧力演算手段29aは、上
記駆動側圧力Pp 及び最大制御圧力Psmaxに基づき、油
圧モータ31の最大制動側圧力(図3では油圧モータ3
1の右側圧力)Pb を演算する(ステップS5)。具体
的に、この最大制動側圧力Pb は次式により求められ
る。
【0059】
【数15】Pb =Pp +Psmax …(12) 次に、モータ圧力演算手段29aは、この演算で求めた
最大制動側圧力Pb と、前記図3に示した電磁比例圧力
制御弁39の設定圧力の上限値(すなわち、得ることが
可能な制動側圧力の上限値)Pcmaxとを比較する(ステ
ップS6)。前者が後者を上回る場合には(ステップS
6でNO)、この制動側圧力Pb に対応する旋回角加速
度βで実際に制動を行うことは不可能であるため、前記
式におけるnにさらに1を加えた旋回角加速度、すな
わち、現在算出されている旋回角加速度よりも1ランク
低い旋回角加速度βを新たに旋回角加速度算出手段28
に演算させる(ステップS7,S2)。
【0060】そして、上記最大制動側圧力Pb が上記上
限値Pcmax以下となるような最小の(絶対値が最大の)
旋回角加速度βを見つけた時点で(ステップS6でYE
S)、この旋回角加速度βで実際に旋回停止制御が開始
される(ステップS8)。具体的には、モータ圧力制御
手段29bから電磁比例圧力制御弁39に制御信号が出
力されることにより、その設定圧力が上記最大制動側圧
力Pb にまで高められ、これにより、油圧モータ31か
らの排出油の流れが規制され、その制動側圧力が高めら
れて、上記旋回角加速度βによる正確な旋回制動が実行
される。
【0061】なお、本発明はこのような実施例に限定さ
れるものではなく、例として次のような態様を採ること
も可能である。
【0062】(1) 上記実施例では、旋回角加速度算出手
段28で算出される旋回角加速度βから実際のモータ制
動側圧力Pb を演算し、このモータ制動側圧力Pb と、
電磁比例圧力制御弁39の設定圧力の上限値Pcmaxとを
直接比較するようにしているが、本発明において、モー
タ制動側圧力Pb が上限値Pcmax以下であるかの判定
は、必ずしも両者を直接的に比較しなくてもよい。例え
ば、上記設定圧力の上限値Pcmaxと駆動側圧力Ppとの
差である、油圧モータ31の最大制御圧力の上限値(P
cmax−Pp)を予め求めておき、この上限値と、前記(1
0),(11)式で算出される最大制御圧力Psmaxとの比較に
より上記判定を行うようにしてもよい。
【0063】(2) 本発明が適用されるクレーンの種類は
問わず、旋回可能なブ―ムを備え、その所定位置に荷が
吊り下げられるものであればよい。ここで、旋回方向に
よって定格荷重の変わるクレーンにおいては、旋回角の
検出や、クレーンの設置状態(例えばアウトリガの張出
し幅)の検出が必要になるのは勿論である。
【0064】(3) 本発明では必ずしも許容角加速度β1
を算出する必要はなく、上記実施例の場合には、許容条
件式である式を満たすような角加速度βを結果的に選
択すれば、上記と同様の効果を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明は、式β=−ωΩo
/2nπに基づいて、停止時に荷振れを残さない旋回角
加速度βを算出するものであり、しかも、ブ―ムの慣性
モ―メントや許容荷重等からブ―ムの横曲げ強度に基づ
く旋回角加速度の許容条件を算出するとともに、上記旋
回角加速度βで制動を行う時に必要な最大制動側圧力が
予め定められた上限値以下であるか否かを判定すること
により、上記旋回角加速度βのうち、上記許容条件を満
たし、かつ最大制動側圧力が上記上限値以下となるよう
な最小の(絶対値が最大の)角加速度βにより旋回停止
制御を行うものであるので、ブ―ムの横曲げ強度を考慮
に入れ、かつ、油圧システムの制動能力範囲内での正確
な制御を確保しながら、なるべく短時間でブームの旋回
動作を停止させることできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるクレーンに設けられ
たコントローラの機能構成を示すブロック図である。
【図2】上記クレーンの全体図である。
【図3】上記クレーンに設けられた油圧システムの回路
図である。
【図4】上記コントローラにより実行される演算制御動
作を示すフローチャートである。
【図5】上記クレーンにおける吊荷の状態を単振り子と
して表したモデル図である。
【図6】上記吊荷の振れ角と振れ速度に関する式を位相
空間上に表したグラフである。
【図7】上記吊荷の角速度及びブームの角速度の時間変
化の特性を示すグラフである。
【図8】油圧モータの差圧と制動トルクとの関係を示す
グラフである。
【符号の説明】 10 クレーン 20 コントローラ 27 許容角加速度算出手段 28 旋回角加速度算出手段 29a モータ圧力演算手段(モータ圧力演算制御手段
を構成) 29b モータ圧力制御手段(モータ圧力演算制御手段
を構成) 30 油圧システム 31 油圧モータ 39 電磁比例圧力制御弁 40a,40b 圧力センサ(圧力検出手段) B ブーム C 吊荷 Im m番目のブーム部材の慣性モーメント LB ブーム長 Pp 油圧モータの駆動側圧力 Pb 油圧モータの制動側圧力 Psmax 電磁比例圧力制御弁の設定圧力の上限値 R 旋回半径 Wo 定格荷重 l 吊荷の振れ半径 β 旋回角加速度 β1 許容角加速度 Ωo 旋回停止開始前の旋回角速度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モータにより旋回駆動されるブ―ム
    の所定位置に吊荷が吊下げられるクレーンの旋回停止制
    御方法であって、吊荷の旋回半径、重量、ブ―ムの慣性
    モ―メント、およびブ―ムの許容荷重からブ―ムの横曲
    げ強度に基づく旋回角加速度の許容条件を算出した後、
    この許容条件と、上記油圧モータの制動側圧力の上限値
    とに基づいて下記式に示される旋回角加速度βを算出
    し、この旋回角加速度βでブームの旋回を制動し、停止
    させることを特徴とするクレーンの旋回停止制御方法。 【数1】β=−ωΩo/2nπ ここでnは、βが上記許容条件を満たし、かつこのβで
    の旋回制動において必要となるモータ制動側圧力が上記
    上限値以下となるような最小の自然数、Ωo は旋回停止
    制御開始前のブ―ムの旋回角速度、ω=√(g/l)で
    あり、gは重力角速度、lは吊荷の振れ半径を示す。
  2. 【請求項2】 油圧モータにより旋回駆動されるブ―ム
    の所定位置に吊荷が吊下げられるクレーンの旋回停止制
    御装置であって、吊荷の旋回半径、重量、ブ―ムの慣性
    モ―メント、およびブ―ムの許容荷重からブ―ムの横曲
    げ強度に基づく旋回角加速度の許容条件を算出する許容
    条件算出手段と、この許容条件に基づいて下記式に示さ
    れるブ―ムの旋回角加速度βを同式の自然数nが小さい
    ものから順に算出する旋回角加速度算出手段と、上記油
    圧モータの駆動側圧力を検出する圧力検出手段と、この
    検出された駆動側圧力に基づいて、上記旋回角加速度算
    出手段で順次算出される旋回角加速度βを得るための油
    圧モータの最大制動側圧力が一定の上限値以下であるか
    否かを判定し、この上限値以下で最大の最大制動側圧力
    を選出してこの最大制動側圧力で上記ブームの旋回を制
    動し、停止させるモータ圧力演算制御手段とを備えたこ
    とを特徴とするクレーンの旋回停止制御装置。 【数2】β=−ωΩo /2nπ ここでnはβが上記許容条件を満たすような自然数、Ω
    o は旋回停止制御開始前のブ―ムの角速度、ω=√(g
    /l)であり、gは重力角速度、lは吊荷の振れ半径を
    示す。
JP5813192A 1992-03-16 1992-03-16 クレ―ンの旋回停止制御方法および装置 Expired - Lifetime JP2501995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5813192A JP2501995B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 クレ―ンの旋回停止制御方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5813192A JP2501995B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 クレ―ンの旋回停止制御方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05254784A true JPH05254784A (ja) 1993-10-05
JP2501995B2 JP2501995B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=13075432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5813192A Expired - Lifetime JP2501995B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 クレ―ンの旋回停止制御方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501995B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013086884A1 (zh) * 2011-12-15 2013-06-20 中联重科股份有限公司 可回转工程机械及其回转控制方法与装置
US8505292B2 (en) 2009-04-17 2013-08-13 Kobe Steel, Ltd. Braking control apparatus for slewing type working machine
US8511490B2 (en) 2009-04-17 2013-08-20 Kobe Steel, Ltd. Slewing stop control apparatus and method for slewing type working machine
CN103613018A (zh) * 2013-12-18 2014-03-05 山东建筑大学 一种验证塔式起重机起重量幅度信号的方法与装置
JP2019148147A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 株式会社小松製作所 積込機械の制御装置および制御方法
JP2021054655A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社神戸製鋼所 クレーンの旋回振れ止め装置およびこれを備えたクレーン
CN113830685A (zh) * 2021-10-12 2021-12-24 临工集团济南重机有限公司 转台回转速度的控制方法及其控制系统、高空作业平台
CN114105015A (zh) * 2021-10-15 2022-03-01 中联重科股份有限公司 用于起重机的回转控制方法、处理器及起重机

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016148241A1 (ja) 2015-03-19 2016-09-22 株式会社タダノ 旋回装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8505292B2 (en) 2009-04-17 2013-08-13 Kobe Steel, Ltd. Braking control apparatus for slewing type working machine
US8511490B2 (en) 2009-04-17 2013-08-20 Kobe Steel, Ltd. Slewing stop control apparatus and method for slewing type working machine
WO2013086884A1 (zh) * 2011-12-15 2013-06-20 中联重科股份有限公司 可回转工程机械及其回转控制方法与装置
CN103613018A (zh) * 2013-12-18 2014-03-05 山东建筑大学 一种验证塔式起重机起重量幅度信号的方法与装置
US11118326B2 (en) 2018-02-28 2021-09-14 Komatsu Ltd. Loading machine control device and control method
JP2019148147A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 株式会社小松製作所 積込機械の制御装置および制御方法
WO2019168015A1 (ja) * 2018-02-28 2019-09-06 株式会社小松製作所 積込機械の制御装置および制御方法
AU2019227675B2 (en) * 2018-02-28 2022-01-27 Komatsu Ltd. Loading machine control device and control method
JP2021054655A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社神戸製鋼所 クレーンの旋回振れ止め装置およびこれを備えたクレーン
WO2021065835A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社神戸製鋼所 クレーンの旋回振れ止め装置およびこれを備えたクレーン
CN113830685A (zh) * 2021-10-12 2021-12-24 临工集团济南重机有限公司 转台回转速度的控制方法及其控制系统、高空作业平台
CN114105015A (zh) * 2021-10-15 2022-03-01 中联重科股份有限公司 用于起重机的回转控制方法、处理器及起重机
CN114105015B (zh) * 2021-10-15 2022-08-02 中联重科股份有限公司 用于起重机的回转控制方法、处理器及起重机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2501995B2 (ja) 1996-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101769485B1 (ko) 건설기계용 선회유량 제어시스템 및 그 제어방법
JPH085623B2 (ja) クレーンの安全装置
JP2501995B2 (ja) クレ―ンの旋回停止制御方法および装置
KR960000109B1 (ko) 건설기계의 상부 선회체 선회정지 제어방법 및 그 제어장치
JP2744117B2 (ja) クレーン等の旋回制御装置
JPH11139770A (ja) クレーンの旋回減速制御装置及びその制御方法
JP2000240605A (ja) 油圧アクチュエータの同調制御装置
JPH10310374A (ja) 旋回式作業機械の旋回停止制御方法および同装置
CN108382998B (zh) 吊装系统的自动控制方法及装置
JP2744119B2 (ja) 上部旋回体を有する作業車の旋回制御装置
JP2502001B2 (ja) クレ―ンの旋回停止制御装置
CN114105015B (zh) 用于起重机的回转控制方法、处理器及起重机
JP2512821B2 (ja) クレ―ンの旋回停止制御方法および装置
JPH0418165B2 (ja)
JPH10212092A (ja) 旋回式作業機械の旋回停止制御方法および同装置
JPH11139771A (ja) クレーンの旋回減速制御装置及びその制御方法
JP3426427B2 (ja) 旋回体の油圧制御装置
JP2566752B2 (ja) 油圧クレ−ンの旋回制御装置
EP3925919B1 (en) Lifting control device and mobile crane
JPH07187569A (ja) 多点吊りクレーン装置
JPH0437889B2 (ja)
JPH0891774A (ja) クレーンの旋回停止制御方法および同装置
WO2024172008A1 (ja) クレーンの旋回制御装置およびこれを備えたクレーン、クレーンの旋回方法
JPH11157781A (ja) クレーンの旋回減速制御装置
JPH0437888B2 (ja)