JPH052545Y2 - - Google Patents

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JPH052545Y2
JPH052545Y2 JP10871088U JP10871088U JPH052545Y2 JP H052545 Y2 JPH052545 Y2 JP H052545Y2 JP 10871088 U JP10871088 U JP 10871088U JP 10871088 U JP10871088 U JP 10871088U JP H052545 Y2 JPH052545 Y2 JP H052545Y2
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switching valve
pressure
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valve
speed
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ウインチドラムを高低2速で回転さ
せるようにしたウインチの油圧回路に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、一般にウインチドラムは定容量形のモー
タで駆動されており、回転速度は一定であつた。
然し、近年では軽負荷時にはウインチドラムの
回転速度を上げて作業能率を向上させようとする
要求がある。
ウインチドラムの回転速度を高低2速とするに
は可変容量モータを用い、該可変容量モータの速
度制御用のアクチユエータに作用する油圧を高
圧、低圧に切換えればよい。然し、上記ウインチ
を例えばクレーン等のブームの起伏に使用した場
合には、軽負荷時でも、ブーム角度を小さくして
行く(倒して行く)と作業半径の増大によつてモ
ーメントが増大し、高速のままでは過負荷となつ
てしまい、安全装置が作動してブームが停止する
ことが考えられる。安全装置の作動による急激な
停止は、ブームの煽り、荷揺の原因となり危険で
あるので避けなければならない。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記実情を鑑み、高速でウインチドラ
ムを回転させている時にウインチドラムに過負荷
が作用した場合、安全装置の作動する以前に低速
運転に切換え、負荷の急激な停止を防止し得る油
圧回路を提供し、可変容量モータを用いてウイン
チドラムを高速、低速の2速で回転させ得ること
を具体化しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、ウインチドラム回転用の油圧モータ
を可変容量モータとし、該モータの油圧回路の圧
力をパイロツト切換弁を介してレギユレータ用シ
リンダに導びく様にし、該パイロツト切換弁用の
パイロツトラインに電磁切換弁を設け、2速切換
スイツチのON−OFFにより該電磁切換弁でパイ
ロツトラインの通断を行わせ、モータの油圧回路
に設けられ該油圧回路のリリーフ圧より低い圧力
で動作する圧力スイツチの動作で前記電磁切換弁
によりパイロツトラインの断を行わせる様構成し
たことを特徴とするものである。
[作用] 2速切換スイツチを低速側に操作すると、電磁
切換弁がパイロツトラインを遮断し、パイロツト
切換弁が低速位置となつてレギユレータ用シリン
ダに圧力が作用せず、可変容量モータは低速状態
となる。2速切換スイツチを高速側に操作する
と、電磁切換弁がパイロツトラインを通状態と
し、パイロツト切換弁が高速位置に切換わる。レ
ギユレータ用シリンダにモータの油圧回路の圧力
が作用して可変容量モータを高速状態とする。然
し、高速状態でも圧力スイツチが過負荷を検出す
ると電磁切換弁が切換つてパイロツトラインを遮
断するので2速切換スイツチの状態に拘らず可変
容量モータは低速状態となる。
[実施例] 以下図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
主ポンプ1の吐出ライン2に方向制御弁3を設
け、可変容量モータ4へ接続された往路5、復路
6を該方向制御弁3に接続し、往路5、復路6
を、管路28により接続すると共に管路28に互
いに逆向きの逆止弁7,8を接続する。
往路5及び復路6の管路28に対する接続点よ
り方向制御弁3側に、管路28と並列に管路29
を設けて該管路29にシーケンス弁9を接続し、
往路5の管路29接続点よりも方向制御弁3側に
復路6に接続したパイロツトライン30からの油
圧をパイロツト圧として切換わるようにしたシー
ケンス弁22を接続し、往路5のシーケンス弁2
2の前後に夫々端部を接続した短絡路11に、シ
ーケンス弁22と並列の逆止弁10を接続し、シ
ーケンス弁9,22、逆止弁10、短絡路11に
よりカウンタバランス弁12を形成する。
制御ポンプ13の吐出ライン14に、4ポート
電磁切換弁15を接続する。該吐出ライン14は
電磁切換弁15の4ポートのうちbに接続され、
ポートa,dはドレーンライン16を介して油タ
ンク17に接続され、ポートcには4ポートパイ
ロツト切換弁18のパイロツトライン19が接続
されている。
前記管路28の両逆止弁7,8の間とパイロツ
ト切換弁18のポートfが管路31を介して接続
され、ポートeはドレーンライン32を介して前
記ドレーンライン16に接続され、ポートgが可
変容量モータ4のレギユレータ用シリンダ20の
ヘツド側に接続され、ポートhは該シリンダ20
のロツド側へ接続されている。
又、前記短絡路11の逆止弁10よりもシーケ
ンス弁9側に圧力スイツチ21を設けて往路5内
の油圧を検出し得るようにし、該圧力スイツチ2
1は後述する主リリーフ弁24が動作する圧力よ
り若干低い圧力で動作する様設定する。然して、
前記電磁切換弁15は、後述する高低2速切換ス
イツチ23のONにより第1図に示すように、ポ
ートa,dが連通し、ポートb,cが連通するよ
う切換えられると共に圧力スイツチ21のONに
より切換状態から元の状態に復帰されポートa,
cが連通し、ポートb,dが連通する様になつて
いる。
尚、前記方向制御弁3には油圧タンク17に油
を戻す管路33を接続し、吐出ライン2,14に
はリリーフした油を油タンク17に戻すため主リ
リーフ弁24、制御用リリーフ弁25を接続す
る。
次に、前記電磁切換弁動作用の電気回路につい
て第2図により説明する。
電磁切換弁15をリレーXの閉接点X2、2速
切換スイツチ23を介して直列に電源26に接続
し、該リレーXをレバーリミツトスイツチ(方向
制御弁3の操作レバーの傾動を感知してONす
る)27及び圧力スイツチ21を介して電源26
に接続し、リレーXの開接点X1を圧力スイツチ
21に対して並列に接続する。
以下作動を説明する。
第1図は高速状態即ち、レギユレータ用シリン
ダ20のヘツド側へ圧油が導びかれている状態を
示しており、第2図で2速切換スイツチ23を
ONして得られる状態である。
第2図に於いて2速切換スイツチ23をONす
ると電磁切換弁15が励磁され、電磁切換弁15
は第1図の如く切換わる。電磁切換弁15が切換
わるとポートbとcが連通し、制御ポンプ13の
圧油がパイロツト圧としてパイロツトライン19
からパイロツト切換弁18へ導びかれてパイロツ
ト切換弁18が切換わる。従つて、ポートfとg
が連通し、方向制御弁3を操作することにより往
路5、復路6のいずれかに油圧がたち可変容量モ
ータ4の駆動油圧がレギユレータ用シリンダ20
に導びかれて、高速状態とする。
ここで、前記方向制御弁3を操作するとリミツ
トスイツチ27がONとなつている。
可変容量モータ4が低負荷、高速状態で運転さ
れている状態で高負荷となり、油圧圧力が圧力ス
イツチ21の設定した圧力以上となると圧力スイ
ツチ21がONし、リレーXが動作する。リレー
Xの動作で接点X1が閉となり、リレーXは自己
保持され、又接点X2は開となり電磁切換弁15
への通電を遮断し、電磁切換弁15はポートa,
cが連通するよう切換わる。従つて、パイロツト
ライン19はドレーンライン16と接続し、パイ
ロツト切換弁18が復帰してポートh,fが連通
し、モータ4の駆動油圧は管路31から、レギユ
レータ用シリンダ20のロツド側へ導びかれ、該
シリンダ20のヘツド側はポートg,eを介して
油タンク17へ連通してレギユレータ用シリンダ
20を動作させ、可変容量モータ4を低速状態と
する。
尚、前記した様にリレーXは自己保持されるの
で、油圧に変動があり、圧力スイツチ21がON
−OFFを繰返えしても低速状態が維持される。
この低速状態は、操作レバーが中立位置に戻るこ
とでリセツトされる。
2速切換スイツチ23をOFFとしておくと、
電磁切換弁15への通電は遮断され、ポートa,
cが連通するためパイロツトライン19の油圧が
低下し、パイロツト切換弁18はポートh,fが
連通し、ポートg,eが連通する。このため可変
容量モータ4を低速状態とする。この遮断状態
は、リミツトスイツチ27のON−OFF、圧力ス
イツチ21のON−OFFに影響されることはな
い。
尚、上記実施例ではレバーリミツトスイツチを
用いたが、方向制御弁がリモートコントロール弁
である場合は圧力スイツチを用いてもよく、又逆
止弁7,8に代えシヤトル弁を用いてもよい。
又、前記レギユレータ用シリンダをスプリング
復帰型とすれば、ポートhとシリンダのロツド側
とを接続せず、ポートhを閉としてもよい。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案によれば下記の優れた効
果を発揮する。
() 高低速の2速でウインチドラムの回転を
行わせる様にした回路で高速操作のままで過負
荷となつた場合に低速切換を自動的に行わせる
様にしたので、ウインチドラムの停止がなく、
ウインチドラムの回転を高低2速で運転するこ
とを可能とする。
() 上記した様に高低2速が負荷の状態に応
じ自動的に切換わるので、切換スイツチを高速
の状態にして運転を行えば、例えばブームの起
伏に適用した場合に操作員が負荷を計算してブ
ーム起伏の速度を選択する必要がなく、負荷の
状態に応じた速度でブームの起伏が行われる。
() 低速状態で地切り後、操作員が誤つて高
速に切換えてしまつた時でも過負荷に応じて自
動的に低速状態となり吊り荷の落下やモータ破
損が防止される。
() 高速巻上げ時、ワイヤの巻層の増加によ
り過負荷となつても自動的に低速に移行するこ
とにより巻上げの停止が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す油圧回路図、
第2図は該実施例に用いられる電気回路図であ
る。 4は可変容量モータ、5は往路、6は復路、1
5は電磁切換弁、18はパイロツト切換弁、19
はパイロツトライン、20はレギユレータ用シリ
ンダ、21は圧力スイツチ、23は高低2速切換
スイツチを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウインチドラム回転用の油圧モータを可変容量
    モータとし、該モータの油圧回路の圧力をパイロ
    ツト切換弁を介してレギユレータ用シリンダに導
    びく様にし、該パイロツト切換弁用のパイロツト
    ラインに電磁切換弁を設け、2速切換スイツチの
    ON−OFFにより該電磁切換弁でパイロツトライ
    ンの通断を行わせ、モータの油圧回路に設けられ
    た該油圧回路のリリーフ圧より低い圧力で動作す
    る圧力スイツチの動作で前記電磁切換弁によりパ
    イロツトラインの断を行わせる様構成したことを
    特徴とするウインチの油圧回路。
JP10871088U 1988-08-18 1988-08-18 Expired - Lifetime JPH052545Y2 (ja)

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JP10871088U JPH052545Y2 (ja) 1988-08-18 1988-08-18

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JP10871088U JPH052545Y2 (ja) 1988-08-18 1988-08-18

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JPH0231292U JPH0231292U (ja) 1990-02-27
JPH052545Y2 true JPH052545Y2 (ja) 1993-01-21

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JP10871088U Expired - Lifetime JPH052545Y2 (ja) 1988-08-18 1988-08-18

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