JPH05254428A - 車両用換気装置 - Google Patents

車両用換気装置

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JPH05254428A
JPH05254428A JP23773591A JP23773591A JPH05254428A JP H05254428 A JPH05254428 A JP H05254428A JP 23773591 A JP23773591 A JP 23773591A JP 23773591 A JP23773591 A JP 23773591A JP H05254428 A JPH05254428 A JP H05254428A
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Haruo Hirakawa
治生 平川
博 ▲桧▼垣
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、車両の高速走行時における車
外圧力変動の車内への伝播を抑制でき、かつ、撓み板へ
の過大な負荷を軽減し得る車両用換気装置を提供するこ
とにある。 【構成】圧力緩和機構4を構成する撓み板13a,13
bに固定緩衝材16a,16b或いは可変緩衝機構15
を設置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用換気装置に係
り、特に高速でトンネル内を走行する鉄道車両に好適な
車両用換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高速で走行する鉄道車両に用いら
れる車両用換気装置としては、例えば特開昭62−29
9475号公報に記載されているような車内外の圧力差
に対応して変形可能に片持ち支持された弾性体を用いた
もの、あるいは、例えば、特開平1−119470号公
報に記載されているような撓み板への圧力変動の伝達を
緩和する案内板を設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、車内
外の圧力差に対応して通風路面積を変化させるように片
持ち支持された弾性体あるいは撓み板が、通風路を遮断
するときの片持ち支持部の強度について十分な配慮がな
されていなかった。ところが、高速新幹線等のように走
行速度が300km/hを超えると、車外圧力変動は
1,000mmH2Oを超えてしまい、弾性体あるいは
撓み板の遮断頻度は増加し、片持ち支持部の応力は増大
してしまうという問題があった。
【0004】また、一般には給・排気ファンの圧力特性
における最高値は、車両がトンネル内ですれ違うときの
車外圧力変動の最大値を下回らないようになっている
が、該現象を上回る圧力特性を有するためには現状のシ
ロッコファンやターボファンでは、形状・寸法が大型化
し、消費電力が膨大になるという問題があった。
【0005】さらに、占有スペースの増大を防止する点
について十分な配慮がなされていなかった。
【0006】本発明の目的は、車両の高速走行時におけ
る車外圧力変動の車内への伝播を抑制でき、かつ、撓み
板への過大な負荷を軽減し得る車両用換気装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、給気ファンおよび排気ファンの圧力特性の最高圧力
以下の車外圧力変動に対しては通風路を絞り、車外圧力
変動が前記各ファンの最高圧力以上となった場合に通風
路を完全に遮断できるような圧力緩和機構を設け、車外
圧力変動に対応できるようにしたものである。また、前
記圧力緩和機構を構成する撓み板に可変緩衝機構を設置
することによって、車外圧力変動の増大による作動頻度
の増加に伴う撓み板への負荷を低減できるようにしたも
のである。さらに、撓み板に対応させてガイドストッパ
を設け、必要以上の応力の増大を阻止して該撓み板の変
形を抑制したものである。
【0008】
【作用】給気装置の入口および排気装置の出口に配置さ
れた圧力緩和機構は、車両がトンネル内を高速走行中に
すれ違った際に生じる車外圧力の急激な変動が、給気装
置および排気装置に波及するのを軽減する。つまり、車
両がトンネル内ですれ違うとき、車外圧力は図5の実線
C,D部のように大気圧P0から正圧および負圧に急激
な変化をするが、圧力緩和機構の作用によって、給気装
置の入口、排気装置の出口における圧力変動は、点線で
示すように緩和される。それによって、車内圧力変化が
抑制されるので、乗客に不快感を与えることがない。し
かも、圧力緩和機構の撓み板には緩衝機構が設けられる
ことにより、撓み板への負担を低減できる。さらに、ガ
イドストッパを設けることにより、撓み板への必要以上
の応力発生を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図5
により説明する。図4において、1は車両の屋根と天井
との間に設置された給気装置で、2は前記給気装置1へ
外気を取り入れるための新鮮外気取り入れ口である。3
は前記給気装置1を構成する給気用の送風機である。4
は給気装置1の入口付近すなわち前記送風機3よりも上
流側の通風路に装着された圧力緩和機構である。5は前
記給気装置1からの新鮮外気を客室7へ供給するための
空調ダクトである。6は前記空調ダクト5に設置された
吐出グリルである。8は車内の汚染空気を車外へ排出す
るため客室7の下部に開口して設置された排出グリルで
ある。9は前記排出グリル8が設置されている排出ダク
トである。10は車両の床下に設置され、前記排出ダク
ト9を介して客室7内の汚染空気を吸い込み車外へ排出
する排気装置である。11は排気装置10を構成する排
気用の送風機である。12は排気装置10の出口付近す
なわち前記送風機11よりも下流側の通風路に装着され
た圧力緩和機構である。
【0010】図1ないし図3は前記圧力緩和機構4また
は12の詳細構造および動作状況を示している。同図に
おいて、13a,13bは圧力緩和機構4(または1
2)に用いられる通風路面積を変化させるための撓み板
で、一端を通風路内壁側面に固定し、もう一端を自由端
としている。撓み板13aは撓み板13bよりも通風路
の空気流の上流側に配置されており、撓み板13bは下
流側であって両者の先端部分が撓んだ状態で接触可能な
間隔を隔てて配置されている。撓み板13a,13bは
互いに逆向きで、前述のように両者の先端が接触するよ
うに配置されている。14a,14bは撓み板13a,
13bに対応して配置されたストッパである。ストッパ
14aは通風路を空気が逆流する際に前記撓み板13a
が逆方向へ撓まないように保持する。ストッパ14bは
前記撓み板14bが必要以上に下流側へ撓まないように
保持する。ストッパ14a,14bはその幅方向断面が
略コ字型に形成され、撓み板13a,13bに対して圧
力を伝達し易くするために小穴を設けた所謂パンチング
プレートによって構成されている。該ストッパ14a,
14bの幅方向両側のフランジ部は、通風路の対向した
壁面にそれぞれ接合されており、該各壁面をつなぐ補強
の役目も兼ね備えている。なお、ストッパ14aは撓み
板13aとの接触面がほぼ平面状に形成されており、ス
トッパ14bは撓み板13bが撓んだ状態に一致するよ
うに撓み板13bとの接触面が曲面となるように構成さ
れている。15は前記撓み板13aのストッパ14aと
は反対側にピン結合された可変緩衝機構であり、該撓み
板13aがストッパ14aとは反対方向に撓むときに作
用する。この可変緩衝機構15は、その減衰力が最も効
率良く撓み板13aに加わり、しかも、通風路の流れの
抵抗にならないように、撓み板同士の遮断時の接触点を
避けて、撓み板13aのできるだけ先端にピン結合し、
もう一端を圧力緩和機構4(または12)の内壁側面に
対し70°以内の鋭角を形成できる範囲で内壁上下面に
ピン結合している。16a,16bは前記各撓み板13
a,13bのストッパ14a,14bが設置されている
側の反対側に設けられている固定緩衝材である。この固
定緩衝材16a,16bは各撓み板13a,13bの固
定端側に近い位置に設置され、該各固定端における応力
集中を緩和するためのものである。前記可変緩衝機構1
5および固定緩衝材16a,16bは撓み板13a,1
3bが通風路を遮断したときの動きを拘束でき、対向配
置されている各撓み板の動きを妨げないように設けられ
ている。
【0011】可変緩衝機構15としては、例えばシリン
ダ並びにピストンを有するオイルダンパあるいはガスダ
ンパ等が用いられる。該可変緩衝機構15のストローク
は、この可変緩衝機構15が取り付けられている撓み板
13aが撓んでその先端が、反対側の撓み板13bに接
触できるストロークに設定されている。
【0012】通常、高速で走行する鉄道車両の車外圧力
変動は、定量的に変化するのではなく波動変化する。し
たがって、前記可変緩衝機構15を設けていない撓み板
に前記圧力変動が作用した場合、該撓み板の上流側およ
び下流側の圧力差が所定値になり、かつ、この状態で前
記波動が作用した場合に撓み板に自励振動が発生する。
詳細に説明すると、該撓み板の動きが所定の速度以上に
なった後、該撓み板はそれ自身の反発力によって元に戻
ろうとする。このような状態の時に、波動変化する圧力
変動が前記撓み板に作用することにより、該撓み板は再
度撓むことになり、この動作が繰り返されて自励振動を
起こすことになる。この自励振動は、撓み板の最大撓み
位置付近で起こるものである。前記可変緩衝機構15の
減衰能力としては、前記撓み板の自励振動を抑制できる
能力を備えていれば良い。
【0013】前記固定緩衝材16a,16bの例として
は、中心に支柱を有し、その周囲を弾性体例えばゴムで
構成されるものである。ここで、可変緩衝機構15と固
定緩衝材16bとを一対で設置する必要はなく、双方と
も可変緩衝機構を成す各種ダンパにて構成しても良い。
【0014】このように構成された圧力緩和機構4(ま
たは12)において、図5に示すように矢印アまたは矢
印イのような車外からの急激な正もしくは負の圧力変動
が加わったとき、撓み板13a,13bはそれぞれの前
後すなわち該各撓み板の通風路の上流側および下流側の
圧力差によって撓むことになる。これにより、車外圧力
変動の加わる方向および大きさに対応して通風路面積を
変化させることができる。
【0015】このとき、撓み板13aが通風路を遮断す
る寸前の作動速度が所定の速さになったとき、弾性力が
一瞬圧力差に打ち勝ちもとに戻ろうとするが、次の圧力
波により再び押し付けられ、撓み板13aの上流と下流
との波動により自励振動が発生する。可変緩衝機構15
はその減衰効果により、この自励振動を阻止することが
できる。しかも、撓み板13aが通風路を遮断したと
き、前記可変緩衝機構15はストロークエンドに達して
撓みを拘束するので、撓み板13aの固定部の応力の増
大を防止することができる。
【0016】このように撓み板13aに可変緩衝機構1
5を設置することによって、該撓み板13aの自励振動
を防止することができ、この自励振動の防止により撓み
板13a自体の撓み頻度を低減できる。このことによ
り、該撓み板13aへの負荷すなわち疲労を低減し寿命
を延ばすことができる。
【0017】撓み板13aおよび13bの固定部近傍に
は、固定緩衝材16a,16bが設置されており、該固
定緩衝材16a,16bは撓み板13a,13bの必要
以上の撓みを防止するように設置されている。したがっ
て、撓み板13a,13bの固定部分における応力集中
を抑制することができる。この応力集中の抑制と前記撓
み頻度の減少によって撓み板13a,13b全体への負
荷を低減することができる。
【0018】次に、本発明の第2実施例を図6ないし図
8により説明する。同図において、前記第1実施例と同
一符号は同一部材を示すものである。17は上記固定緩
衝材16に替えて通風路内壁の上面および下面に、撓み
板13a,13bが通風路を遮断した状態で、該各撓み
板の変形形状に合わせて撓み板13a,13bを拘束で
きるように設置したガイドストッパである。撓み板13
aに対応するガイドストッパ17は、該撓み板13aの
下流側に設置されている。撓み板13bに対応するガイ
ドストッパ17は、該撓み板13bの上流側に設置され
ている。各ガイドストッパ17は、前述のように各撓み
板の変形状態に一致する形状で撓み板の全面に接触する
ように形成されており、各撓み板13a,13bが接触
した状態で該各撓み板と通風路内面との隙間を塞ぐ構造
となっている。
【0019】このように撓み板13a,13bと各ガイ
ドストッパ17を面接触させるように構成することで、
撓み板13a,13bが通風路を遮断したとき、各ガイ
ドストッパ17に対応したものの撓みを拘束することが
できる。したがって、撓み板13a,13bの応力の増
大を防止することができる。また、風量調整のために撓
み板13a,13bと通風路内壁の上面および下面との
間には一定の隙間を設けているが、撓み板13a,13
bが通風路を遮断したときにはこの隙間が狭い方が遮断
効果が大きくなり有利である。この実施例の構造では、
撓み板13a,13bとガイドストッパ17とを面接触
させることで、少なくともその範囲では完全に隙間をな
くすことができる。したがって、撓み板13a,13b
によって通風路の遮断効率を向上させることができ、車
内への圧力変動の伝幡をさらに抑制することができる。
【0020】次に、本発明の第3実施例を図9および図
10により説明する。本実施例は、前記第2実施例より
もさらに遮断効果を向上させたものである。同図におい
て、前記第2実施例と同一符号は同一部材を示すもので
ある。18は上記ガイドストッパ17に替えて通風路内
壁の上面および下面に設置され、撓み板13a,13b
の変形に沿って隙間が狭くなるように断面が楔状に形成
されたスペーサである。また、スペーサ18は撓み板1
3a,13bが通風路を遮断した状態で、該撓み板13
a,13bとの隙間がなくなるように構成されている。
なお、撓み板13aの場合には、図中の矢印ウで示すよ
うにA点からB点に移動して、最終的に通風路を遮断し
た状態で該撓み板13aがスペーサ18によって保持さ
れる。
【0021】このような構成によれば、撓み板13a,
13bはその幅方向端面のスペーサ18との接触面の摩
擦力によって保持されることになる。したがって、前記
各実施例に比較して、保持力が強く、また、スペーサと
の間で減衰力が生じ自励振動を抑制することができる。
すなわち、前記可変緩衝機構15だけでなくスペーサ1
8によっても撓み板13a,13bの自励振動を防止す
ることができる。スペーサ18の表面の摩擦条件或いは
表面の傾斜角度等を調整することによって、可変緩衝機
構15を設けなくても撓み板13a,13bの自励振動
を防止することができる。スペーサ18は前記ガイドス
トッパ17よりも断面積が小さいため、通風路の抵抗を
前記実施例よりも低減できる。
【0022】次に、本発明の第4実施例を図11により
説明する。本実施例は前記第3実施例のスペーサ18の
形状を変更したもので、断面を矩形に形成したスペーサ
18′を用いたものである。撓み板13aの場合を例に
説明する。撓み板13aが定常の状態すなわちA点より
も僅かに下流側に移動している状態で、撓み板13bと
の間に形成される通風路の面積を前記実施例よりも広く
確保できる。しかも、撓み板13aが定常の状態A点で
保持されているときには、該撓み板13aと通風路内壁
の上面および下面との間には一定の隙間を確保できる。
この隙間の寸法を調節することにより、圧力緩和機構の
風量調整が比較的簡単に行なえる。
【0023】車外圧力変動の増大に伴う圧力緩和機構4
(または12)の作動頻度の増加に対応するためには、
撓み板の根本部分すなわち固定部近傍に生じる応力を下
げる工夫をする必要がある。そこで、この点について改
良した本発明の第5,第6実施例を図12ないし図13
により説明する。図12,図13とも撓み板のみを示し
他の構成については図示を省略した。
【0024】撓み板の根本部分に生じる応力は、板厚の
2乗に反比例していることから、図12の第5実施例の
場合、撓み板13′の根本部分に厚みを持たせ、先端部
分になるほど板厚を薄くするように構成したものであ
る。このような構成によれば、撓み板13´はそれ自体
の構造によって根本部分に生じる応力を抑制することが
できる。
【0025】図13の第6実施例の場合、撓み板13´
´の根本部分を重ね板にした構造のものである。該撓み
板13´´は板厚を変化させないため、加工が容易であ
る。また、根本部分の応力は前記第5実施例とほぼ同様
に抑制することができる。
【0026】このように前記第5および第6実施例によ
れば、撓み板の固定部分の応力を下げることで作動頻度
の増加に対応できるだけの強度を持たせられる。
【0027】次に、本発明の第7実施例を図14および
図15によって説明する。同図において、前記各実施例
と同一符号は同一部材を示すものである。通常の換気送
風状態では下流側の撓み板13bは、風圧により常時ス
トッパ14bに押さえつけられている。したがって、送
風方向とは逆向きの車外圧力が作用したときに、通風路
を遮断するためには送風方向とは逆向きの弾性力の強化
が必要である。そこで、図14に示すように撓み板13
bをあらかじめ上流側の撓み板13aに接触するように
設置することで弾性力を増加でき、その際に、下流側の
撓み板13bは図15に示すように通常の換気送風状態
でストッパ14bに押さえつけられるので、応力として
は平行に配置した場合と同じ変化量ですむ。
【0028】このような構成によれば、通風路を空気が
逆流する場合に撓み板13bが敏感に動作し、車外圧力
変動の車内への影響を最小限にできる。
【0029】前記各実施例によれば、圧力緩和機構を給
気装置の入口付近および排気装置の出口付近に設けるこ
とで、各送風機の前後の圧力差を図5に示すような車内
外の圧力差に比べて大幅に軽減することができるので、
該各送風機を圧力特性が低圧力・小容量なものにでき
る。したがって、車内の圧力変化を抑制できるとともに
消費電力の軽減に効果がある。
【0030】また、可変緩衝機構15および固定緩衝材
16または、ガイドストッパ17等を設けることで、撓
み板13の寿命を大幅に向上させることができ、長期間
無保守が可能な耐久性のある圧力緩和機構4および12
にでき、信頼性の向上に効果がある。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、車両の高速走行時にお
ける車外圧力変動の車内への伝播を抑制でき、かつ、撓
み板への過大な負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による換気装置の第1実施例における圧
力緩和機構の平面図である。
【図2】図1の圧力緩和機構において逆方向の圧力変動
が作用した状態を示す平面図である。
【図3】図1の圧力緩和機構の斜視図である。
【図4】本発明の換気装置の全体構造を示す車体の縦断
面図である。
【図5】鉄道車両の高速走行時におけるトンネル内での
擦れ違い時における圧力変動状態を示すグラフである。
【図6】本発明の第2実施例の圧力緩和機構を示した平
面図である。
【図7】図6の圧力緩和機構に逆方向の圧力変動が作用
した状態を示す平面図である。
【図8】図6の圧力緩和機構の斜視図である。
【図9】本発明の第3実施例の圧力緩和機構を示した平
面図である。
【図10】図9の上流側の撓み板部分の断面図である。
【図11】本発明の第4実施例の圧力緩和機構を示した
図10と同一部分の断面図である。
【図12】本発明の第5実施例の圧力緩和機構を示した
平面図である。
【図13】本発明の第6実施例の圧力緩和機構を示した
平面図である。
【図14】本発明の第7実施例の圧力緩和機構を示した
平面図である。
【図15】図14の圧力緩和機構の逆方向の圧力変動が
作用した場合の平面図である。
【符号の説明】
1・・・・給気装置、4、12・・・・圧力緩和機構、
10・・・・排気装置、13a,13b,13´,13
´´・・・・撓み板、14a,14b・・・・ストッ
パ、15・・・・可変緩衝機構、16・・・・固定緩衝
材、17・・・・ガイドストッパ、18,18′・・・
・スペーサ。
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図9】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 雅一 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車外の空気を車内に取り入れる給気装置
    と、車内の汚染空気を車外へ排出する排気装置と、前記
    給気装置および排気装置の双方の通風路に車内外の圧力
    差に対応して通風路面積を変化させる撓み板を備えた車
    両用換気装置において、前記撓み板に可変緩衝機構を設
    けたことを特徴とする車両用換気装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用換気装置におい
    て、前記撓み板をその変形状態で保持し、かつ、該撓み
    板と通風路との隙間を塞ぐガイドストッパを設けたこと
    を特徴とする車両用換気装置。
  3. 【請求項3】車外の空気を車内に取り入れる給気装置
    と、車内の汚染空気を車外へ排出する排気装置と、前記
    給気装置および排気装置の双方の通風路に車内外の圧力
    差に対応して通風路面積を変化させる撓み板を備えた車
    両用換気装置において、前記撓み板の最大変形位置で該
    撓み板を保持するとともに撓み板の振動を減衰させる保
    持手段を通風路内に設置したことを特徴とする車両用換
    気装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2または請求項3に
    記載の車両用換気装置において、前記撓み板は片持ちの
    根本部分に強度を持たせた板により構成されていること
    を特徴とした車両用換気装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6638036B1 (en) 1999-01-12 2003-10-28 Hitachi, Ltd. Method of manufacturing ventilating device and the ventilating device

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