JPH05253822A - 希土類磁石の面取り加工方法 - Google Patents

希土類磁石の面取り加工方法

Info

Publication number
JPH05253822A
JPH05253822A JP5127192A JP5127192A JPH05253822A JP H05253822 A JPH05253822 A JP H05253822A JP 5127192 A JP5127192 A JP 5127192A JP 5127192 A JP5127192 A JP 5127192A JP H05253822 A JPH05253822 A JP H05253822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
rare earth
grindstone
earth magnet
chamfering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5127192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tsunematsu
裕之 恒松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP5127192A priority Critical patent/JPH05253822A/ja
Publication of JPH05253822A publication Critical patent/JPH05253822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 希土類磁石の面取り加工法において希土類磁
石を個々に加工可能とし、カケの発生を抑える。 【構成】 複数の砥石を互いの加工面が相対するように
設け、砥石の対向面間にキャリアにてワークを保持して
挿入し、ワークの両面を加工する方法において、砥石は
砥石台金上に研磨石を埋め込んだゴムを固着し、研削抵
抗により研磨石が自由に変位して希土類磁石の面取りす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は希土類磁石の面取り加工
法と砥石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の希土類磁石(以下”ワーク”と称
す)の面取り加工方法は、ファインセラミックス利用技
術集成、サイエンスフォーラム社、P141〜P145
に開示があるように一般にバレル研磨を用い、多数個の
希土類磁石と研磨石を1:3から1:10の比率にし、
研磨水と共に研磨容器に入れ、研磨容器に回転または振
動を与え、ワークと研磨石に相対的運動差を生じさせ、
徐々にワーク角部の面取りをすある。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】希土類磁石の面取り加工方法に用いるバレ
ル研磨は、多数個のワークと三角、球、斜円柱等の形状
をした研磨石を1:3から1:10の比率で混合しバレ
ル研磨機の研磨容器に入れ、回転あるいは振動を一定時
間与えてワークと研磨石に相対的運動差の生じる条件下
で加工し、ワークの角部にR0.1mm以上の面取り加
工する。
【0004】このバレル研磨法では多数個のワークをバ
ッチ処理するため、研磨容器へのワークの投入、研磨
中、研磨容器からワークの取出し、及びワークと研磨石
の分離時にワーク同士が衝突することでワークの角部に
カケが多発する問題がある。更には、バレル研磨の加工
時間はワークと研磨石の相対的運動差による研磨となる
ため、遠心、流動、振動及び回転バレルの研磨法の違い
により、研磨時間が15分〜数時間も要し、前後の加工
工程の継ぎを考慮すると、カケの発生し易い希土類磁石
ではワークの取扱いに関する付帯作業の合理化、前後工
程の加工時間の差によりライン化が困難である。
【0005】本発明は、このような問題点に対して改良
したもので、ワークを個々に取扱い面取り研磨し、ワー
ク同士の衝突を防ぎ、カケの発生を抑え、研磨能率を一
定にして、前後工程との連続ライン化可能な希土類磁石
の面取り加工方法と砥石を提供することわ目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】複数の砥石を互いの加工
面が相対するように設け、複数の砥石の対向面間をキャ
リアを介してワークを挿入し、ワークの両面を加工する
方法において、複数の砥石は台金上に弾性体を介して研
磨石を保持するのである。
【実施例】
【0007】以下、本発明の実施例について図1から図
4に基づいて説明する。本発明の構成は図1のように砥
石10を回転軸4に砥石面が対向する様に固定し、砥石
10の対向面間に回転可能なキャリア2は、ワーク3の
板厚より薄く、同心円周上に等ピッチでワーク3の入る
大きさ、形状に穴を明ける。キャリア2へのワーク3の
供給方式は、パーツフィーダ等から個々に整列した状態
でシュートあるいはピックアンドプレース等によりキャ
リア2に設けた穴の中へ順次供給する。ワーク3は落下
防止と砥石10の対向面に案内する台6の上を滑り、研
削水は研削水供給ノズル5を通してワーク3と研磨石8
の接触点に向けて供給し、ワーク3が砥石面間を通過す
ることでワーク3の角部の面取り加工をする。
【0008】図2に示す砥石10は台金1にゴム(例え
ば、ネオプレンゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム、ブ
チルゴム、生ゴム等)7を接着し、前記ゴム7にはアル
ミナ、GC等の砥粒を含んだφ1からφ15mmの球形
の研磨石8で、実施例ではφ6mmのものを埋め込み、
研磨石8の先端の突出し量(h)はワーク3の面取り
量、カケ易さおよびゴム7の硬度から決める。
【0009】また、ワーク3の寸法形状は図3(a)
(b)(c)(d)に示すように台形、アーク等の平板
で、その板厚は5mm以下のものである。本発明の面取
り加工は図に示すようなワーク3の表面端部の角部E
で、面取り形状はR面とし、半径で0.1mm以上であ
る。
【0010】このように構成し、砥石10は周速20m
/分以下の6.2m/分、ワーク3に対する砥石10の
切り込み量は1mm以下の0.5mm、キャリア2の回
転数は10rpm以下の5rpmとする。この研磨条件
により砥石10を回転させ、研削水を研削水供給ノズル
5から供給し、キャリア2の同心円周上のワーク3の保
持穴にワーク3を連続的に供給することで、ワーク3が
砥石面間に順次挿入される。
【0011】砥石面間に挿入されたワーク3の研磨状態
は図4示すように球形の研磨石8とワーク3の角部Eが
接触し、徐々に研削抵抗が大きくなり、ワーク3の角部
Eの研磨が始まり、ワーク3と砥石10の移動に伴い研
磨石8の接触点がワーク3の表面に移ることで研削抵抗
が最大になると、ゴム7に支持した研磨石8がA、B方
向に変位する。
【0012】次に、ワーク3と研磨石8が互いに移動し
てワーク3と研磨石8の接触点がワーク3の角部Eから
外れる時、ワーク3に掛かる研削抵抗が徐々に小さくな
るため、A、B方向に変位していた研磨石8がゴム7の
復元力でa、b方向に突出しワーク3の角部Eを研磨す
る。
【0013】研磨石8とワーク3の接触点がワーク3の
表面を通過する際、研磨石8がA、B方向に変位するの
でワーク3の板厚は、研磨終了後に10μm程度しか削
れていない。ワーク3の精度については、形状、寸法の
どちらも問題がない。
【0014】このような面取り方法と砥石によれば、カ
ケ発生率はワーク3を個々に取り扱うためワーク3同士
の衝突を防いで従来の半分以下に低減でき、研磨時間も
一定になるので前後工程との連続ライン化が可能とな
る。
【発明の効果】本発明の希土類磁石の面取り加工方法と
砥石により、希土類磁石の面取りを個々に連続して加工
することでカケの発生を半分以下に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する構成図
【図2】本発明の砥石
【図3】本発明に適用する希土類磁石形状
【図4】図1における加工状態の模式図
【符号の説明】
1 台金 2 キャリア 3 ワーク 7 ゴム 8 研磨石 10 砥石 E 角部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の砥石を互いの加工面が相対するよ
    うに設け、該複数の砥石の対向面間をキャリアを介して
    ワークを挿入し、ワークの両面を加工する方法におい
    て、複数の砥石は台金上に弾性体を介して研磨石を保持
    することを特徴とする希土類磁石の面取り加工方法。
  2. 【請求項2】 複数の砥石は台金上に弾性体を固着し、
    弾性体に砥粒をバインダーで焼結した研磨石を接着、若
    しくは埋め込む請求項1記載の希土類磁石の面取り加工
    方法。
  3. 【請求項3】 弾性体は接着、若しくは埋め込んだ研磨
    石が研削抵抗により約2mmまで変位可能なゴム、若し
    くは樹脂である請求項1記載の希土類磁石の面取り加工
    方法。
JP5127192A 1992-03-10 1992-03-10 希土類磁石の面取り加工方法 Pending JPH05253822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5127192A JPH05253822A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 希土類磁石の面取り加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5127192A JPH05253822A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 希土類磁石の面取り加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05253822A true JPH05253822A (ja) 1993-10-05

Family

ID=12882289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5127192A Pending JPH05253822A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 希土類磁石の面取り加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05253822A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002086361A (ja) * 2000-09-14 2002-03-26 Xebec Technology Co Ltd 弾性砥石
JP2002120133A (ja) * 2000-07-27 2002-04-23 Sumitomo Special Metals Co Ltd 希土類磁石の面取り方法およびその装置
JP2003311619A (ja) * 1999-09-16 2003-11-05 Sumitomo Special Metals Co Ltd 磁性部材の研削方法および研削装置
US7040969B1 (en) 1999-09-16 2006-05-09 Neomax Co., Ltd. Method and apparatus for grinding magnetic member and method and apparatus for treating waste fluid

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003311619A (ja) * 1999-09-16 2003-11-05 Sumitomo Special Metals Co Ltd 磁性部材の研削方法および研削装置
US7040969B1 (en) 1999-09-16 2006-05-09 Neomax Co., Ltd. Method and apparatus for grinding magnetic member and method and apparatus for treating waste fluid
JP2002120133A (ja) * 2000-07-27 2002-04-23 Sumitomo Special Metals Co Ltd 希土類磁石の面取り方法およびその装置
JP2002086361A (ja) * 2000-09-14 2002-03-26 Xebec Technology Co Ltd 弾性砥石

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2351630B1 (en) Apparatus for polishing spherical body, method for polishing spherical body and method for manufacturing spherical member
JP6238117B2 (ja) 板状体の加工方法
US20090042493A1 (en) Chamfering apparatus for chamfering glass substrates
WO2013065490A1 (ja) 板状物の加工装置及び板状物の加工方法
JP2008173715A (ja) 円盤状基板の研削方法、研削装置
US6146245A (en) Method of and device for machining flat parts
JPH05253822A (ja) 希土類磁石の面取り加工方法
JP6145548B1 (ja) 面取り研削方法及び面取り研削装置
JP2021094693A (ja) 面取り基板の製造方法及びそれに用いられる面取り装置
JPH11347953A (ja) ウェーハ面取り砥石
JP2016182661A (ja) 面取り加工された基板及び液晶表示装置
JP4495441B2 (ja) 裁断刃面取方法および装置
JP2001150356A (ja) 研削装置の鏡面研削用砥石及び鏡面研削方法
JPH05208373A (ja) 切断砥石及び切断方法
JP2001009733A (ja) ダイヤモンド工具
JP3651527B2 (ja) ガラス物品の曲面研磨装置
US20180009084A1 (en) Abrading Disc
JP2018058198A (ja) 面取り研削方法及び面取り研削装置
JP2000153458A (ja) 両面加工機における砥石定盤の面出し方法及び装置
JPH03196963A (ja) セラミックスの真球研磨法と、それに用いる真球研磨用案内具
JP2002011659A (ja) 超砥粒工具及びその製造方法
JPH03202270A (ja) 磁気ラップ盤
JP2005040899A (ja) ダイヤモンド砥石
KR20230175103A (ko) 트루어 성형방법
JPS61226272A (ja) ウエ−ハ研削用砥石