JPH05253446A - Nox 排出物を減少させる方法および装置 - Google Patents

Nox 排出物を減少させる方法および装置

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JPH05253446A
JPH05253446A JP4154126A JP15412692A JPH05253446A JP H05253446 A JPH05253446 A JP H05253446A JP 4154126 A JP4154126 A JP 4154126A JP 15412692 A JP15412692 A JP 15412692A JP H05253446 A JPH05253446 A JP H05253446A
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reaction
nitrogen oxides
reactants
fuel
regenerator
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JP4154126A
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Peter Vogtel
ペーテル・ヴオグテル
Paul-Ulrich Dr Faust
パウル−ウルリツヒ・フアウスト
Georg Steinhoff
ゲオルグ・シユタインホフ
Falko Dr Strunk
フアルコ・シユトルンク
Norbert Draeger
ノルベルト・ドレーゲル
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DET DRAEGER ENERG TECHNIK GmbH
Bayer AG
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DET DRAEGER ENERG TECHNIK GmbH
Bayer AG
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/54Nitrogen compounds
    • B01D53/56Nitrogen oxides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
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    • B01D53/74General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 経済的にNDX 排出物を減少させる方法と装
置の提供。 【構成】 窒素含有燃料の熱反応(燃焼)または窒素酸
化物含有の排気ガスもしくは蒸気の還元における多段階
反応によるNOX 排出物の減少方法において、第1段階
にて存在する或いは自然生成する全窒素酸化物を化学量
論以下の燃料対酸素の比にて還元し、次いで第2段階ま
たはその後の段階にて酸化性反応成分の全部が完全に反
応するまで後反応させる。反応を加速させるには、反応
体を活性化再生器7により反応段階の少なくとも1つで
さらに活性化させ、前記活性化再生器は反応体を互いに
静的混合すると共に熱流の均等化に寄与する流過開口部
を持った再生器壁部を内部に備える炉1を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窒素酸化物、たとえば
2 O(笑気ガス)およびNO(一酸化窒素)を含有す
る物質流を燃料成分と熱反応させる際または窒素含有燃
料を酸素もしくは空気で多段階反応により酸化させる
際、存在する或いは自然に生成する全窒素酸化物を第1
段階で完全に還元し、次いで1つもしくはそれ以上の次
の段階で全完全成分が完全に酸化されるまで反応させ
る、NOX 排出物の減少方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】窒素結合した化石燃料および有機残留物
(たとえば有機結合した窒素を含有する有機液)の燃
焼、並びに既に高レベルの窒素酸化物を含有する排気ガ
スもしくは蒸気の後酸化において、窒素酸化物の放出は
過剰の空気もしくは酸素による比較的窒素のない燃料、
天然ガスおよび軽質加熱油の燃焼におけるよりも相当大
となる。たとえば窒素酸化物は一般に5000ppm の濃
度で生成するが、許容限界は僅か100ppm である。そ
の原因は、燃料が過剰の酸素で燃焼する際、燃料中に存
在する窒素が完全もしくは部分的に窒素酸化物まで変換
され、既に存在する窒素酸化物成分が類似不活性成分と
して反応を経由することにより高放出レベルをもたらす
からである。NOX 排出物はいわゆる段階的燃焼により
減少させうることが知られ、この段階的燃焼は全体とし
ての燃焼過程を部分的酸化(すなわち部分的な反応熱の
放出を伴う化学量論以下の範囲の不完全燃焼)と酸化性
反応成分が全て完全に反応するまでの他の或いは多段階
の後反応とに分割するものと理解される。
【0003】高濃度の窒素酸化物を含有する気体混合物
(たとえば笑気ガスもしくは一酸化窒素)の場合、燃料
は少なくとも窒素酸化物の全酸素成分を還元しうるよう
な量(これら容量%に釣り合う量)で導入せねばならな
い。窒素酸化物の生成エンタルピーが燃料成分の熱量値
の他に放出されると共に、化学量論的反応が常に窒素酸
化物の酸素による燃料成分の酸化に際し生ずるので(理
論的反応温度を低下させるには空気による反応に対比し
て比較的少ない窒素しか利用しえない)、遊離酸素の存
在下に平衡にしたがって高NOX 値をもたらす極めて高
い温度が確立される。したがって、部分的酸化における
ように還元性雰囲気が維持されるよう確保する工程を設
けねばならない。これは、追加燃料または還元性成分の
導入によってのみ達成することができる。吸熱性の分解
反応は燃料の量に応じて温度を低下させるが、過剰の燃
料は経済的理由から極めて低く保たねばならず、これは
低い化学ポテンシャルをもたらし、速度論的サポートが
無ければ反応を完結するのに極めて長い滞留時間を必要
とする。
【0004】たとえば石炭もしくは石油のガス化におけ
るような燃料の部分的酸化の場合は、極く少量しか窒素
酸化物が生成しない。何故なら、これらの反応において
は還元性の気相が常に窒素酸化物の生成を酸素原子の低
い分圧により相当程度まで制限すると同時に、既に生成
された窒素酸化物分子が発生期の状態で還元されるから
である。この状態は、或る種の平衡を確立する傾向を有
するが全て異なる程度で影響を受けて或る場合には異な
る方向にさえ、たとえば温度、圧力または化学ポテンシ
ャルのような状態の熱力学的パラメータにより影響を受
ける多数の反応によって決定される。反応熱は吸熱反応
と一緒に極く部分的にしか放出されないので、より低温
度では完全な化学量論的燃焼におけるよりも部分的な酸
化しか生ぜず、したがって一方では反応生成物の解離に
より比較的限られた程度しか原子状酸素が生成せず、そ
の結果NOX 平衡濃度自身もこの温度で比較的低くな
る。さらに、還元性成分の高い化学ポテンシャルは、分
子状酸素までの反応の可能性が極めて高くなるよう確保
する。たとえば一酸化炭素および水素のような還元成分
の完全酸化が部分酸化からまだ持続するとすれば、これ
は部分酸化の後の後反応段階にて生ずる。これらの還元
成分は第1段階で生成して、NOX から分子状窒素およ
び水への還元に関する反応体を形成する。
【0005】たとえば燃焼を段階的に行なう場合、全反
応段階は熱力学的に低いレベルで行なわれ、完全返還へ
の速度論的反応が単一段階の燃焼と対比して各反応段階
で減少した割合で進行し、或いは阻害されるようにす
る。何故なら、活性化された分子の比率が温度レベルに
したがって減少するからである。この欠点を回復するに
は、相当長い反応時間が全反応生成物の間の平衡を確立
するのに必要とされる。しかしながら残念なことに、こ
れは経済的に達成することができない。発熱性反応およ
び吸熱性反応の両者が第1段階で同時に生じ、しかも平
衡のための反応温度を決定するので、反応帯域全体の各
空間要素は等量の反応体を含有せねばならない。しかし
ながら、これは反応体を1個もしくはそれ以上のチャン
ネルにて反応帯域中へ導入してさえ不充分にしか達成で
きない。この主たる混合は流入チャンネルの設計により
最適化させうるが、残念ながら反応の過程で満足させね
ばならない厳密な要件を満たさない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明が解
決しようとする課題は、反応の経過を改善すると共に、
したがってNOX 排出物を減少させるべく冒頭に挙げた
種類の方法の経済性を改善することにある。本発明が解
決しようとする他の課題は、この方法を実施するための
簡単な装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、これら
2つの課題のうち第1の課題は、還元成分の酸化を活性
化再生器により速度論的に支持された後反応段階で生ぜ
しめ、活性化再生器を複数の流過チャンネルもしくは開
口部により形成して、これらにガス状反応体を搬入する
と共に反応体の強力混合および流れの全断面にわたる温
度の均一化を得ることを特徴とする方法によって解決さ
れる。反応体の付加的な活性化は、ほぼ最適な反応条件
が確立される程度まで対応の反応段階にて反応を生ぜし
める速度論的条件を改善することができる。かくして、
NOX 放出はほぼ完全に抑制され或いは減少させること
ができる。好適実施態様において、反応体は反応の第1
段階にてさらに活性化される。
【0008】しかしながら本発明による方法の他の実施
態様においては、反応体を全反応段階でさらに活性化さ
せる。これは全体として燃焼過程の経過を最適化させ
る。何故なら、反応の各段階で最適条件を確立しうるか
らである。本発明による方法の他の実施態様において
は、反応体を特定の反応段階の後にさらに活性化させ
る。本発明による方法の他の好適実施態様は、反応体を
その活性化に用いられる対応の装置で互いに混合するこ
とを特徴とし、各反応体は好ましくはマクロ範囲および
ミクロ範囲の両者で混合される。しかしながら、それに
加え或いは代案として、熱流を活性化に用いられる対応
の装置によって均等化させる。
【0009】したがって本発明のこの実施態様において
は、活性化再生器により支持される反応帯域での反応の
経過は、反応体をマクロ範囲およびミクロ範囲の両者で
(強制的に)混合しうるような程度まで影響を受ける。
その結果として全反応体の均一分配は反応を加速するよ
う作用し、したがって反応帯域における反応体の滞留時
間を短縮させるよう作用する。さらに、活性化再生器は
急速な熱流の均等化を与え、これは輻射による強力な熱
交換によって実質的に達成される。かくして、後反応
は、反応温度にて確立しうる化学平衡まで低いポテンシ
ャルにも拘わらずまだ生じうるような程度まで影響を受
ける。低NOX 放出の結果を達成しうるよう、本発明に
は可能な反応体をこれら比較的好ましくない熱力学的条
件下で自然に活性化させることが極めて重要であり、こ
れは反応体を本発明にしたがって混合することにより、
かつ熱流を均等化させることにより達成される。反応の
第1段階における部分的酸化は化学量論的燃焼反応とは
異なる反応により決定されるので、種々異なる熱学的条
件をそれに応じて確立せねばならない。反応の経過は、
この点に関し不均質および均質な水ガス反応、ブードワ
ード(Boudouard)反応およびさらにガス中に存在する全
炭化水素の分解によって決定される。全反応式は互いに
独立するので、所定温度にて得られる反応生成物の間の
所望の平衡は、制御された反応体の導入により影響され
る。この目的で、反応に関する自然の活性化状態を後反
応段階で確立せねばならない。本発明によれば、これは
酸化相手の空気と或いは可能であれば酸素とさえも急速
に混合して比較的短時間の滞留時間で達成され、これは
温度の均等化を伴う。この後酸化段階にて、ミキサーお
よび熱貯蔵部としての活性化再生器はさらに本発明で要
求される速度論的サポートを与える。発熱性酸化反応は
熱を放出するが、極く僅かの温度上昇しか局部的に生じ
ない。何故なら、大きい不活性ガス流が常に生じて熱を
吸収するからである。したがって温度レベルは、窒素酸
化物が許容制限濃度においてのみ熱NOX として生成し
うる範囲に留まる。
【0010】したがって本発明による方法の成功は、全
反応体の均一分配および各空間要素における100℃よ
り高くすべき同一温度の確立にある。本発明による方法
の極めて重要な他の実施態様においては、水蒸気を化学
量論的燃焼を伴う反応段階まで反応体としてさらに供給
する。この水蒸気は、水を反応帯域中へ注入して或いは
水蒸気として直接注入して供給することができ、平衡濃
度はより良好な還元ポテンシャルの方向に移動する。さ
らに反応相における水蒸気の存在は炭素結晶の分離を防
止し、したがって有効還元ポテンシャルの顕著な低下を
防止する。本発明による方法の他の実施態様は、最適な
反応温度に応じて反応体を特定の反応段階にて互いに対
応する比で使用することを特徴とする。最後に、本発明
による方法の他の実施態様は、各反応段階にて温度を循
環される冷排気ガスにより調整することを特徴とする。
【0011】本発明による方法を実施する装置は、少な
くとも1個の活性化再生器を、好ましくは流過開口部を
備えた壁部を有する炉内に配置することを特徴とする。
この壁部は好ましくは反応段階の背後に配置されて炉の
全断面にわたり延在し、反応体を壁部の流過開口部に通
過させうるようにする。たとえば2つの反応段階を設け
る場合は、この種類の壁部をこれら2個の反応段階の間
に配置する。さらに、壁部は第2反応段階の後にも設け
られる。この壁部は技術上極めて簡単な活性化再生器を
構成し、反応体のマクロ混合に対する静的ミキサーとし
て作用すると共に熱貯蔵部の機能を果たすように設計さ
れる。高い熱容量および好適な輻射による熱交換のた
め、この壁部は極めて短時間で熱反応条件を確立し、発
熱反応の場合には熱を再吸収して、これを所要に応じ再
び放出する。活性化再生器、より詳細には壁部は耐熱性
セラミック材料または耐熱性金属、より詳細には鋼材、
特に特殊鋼で構成することができる。これら材料は活性
化再生器が満たさねばならない要件を満足させることが
でき、さらにセラミック材料の活性化再生器を触媒とし
て作用させることもできる。
【0012】壁部は好ましくは、特に金属で作成する場
合には、格子積みの形態である。これを技術的に簡単に
製作しうるためには、活性化再生器を好ましくは個々の
再生器部材で構成する。壁部を特にセラミック材料で製
作する場合は、好ましくは個々のレンガもしくはタイル
で構成し、これらを互いに垂直層として堅固に結合させ
る。かくして壁部は技術的に簡単に作成することができ
る。レンガもしくはタイルは、好ましくは正方形の形状
であって流過開口部を有する。他の具体例において、レ
ンガもしくはタイルはその表面にさらに突出部などを備
える。得られる表面積の増加は常に境界層の流動に影響
を与えて反応体が強力なミクロ混合を受けるようにし、
次いで急速かつ均一な熱および物質の移動を与える。最
後に他の具体例においては、数個の活性化再生器を互い
に前後配置する。これは、反応体が各段階で最適な活性
化型にて存在し、反応が最適経過を辿るよう確保する。
活性化再生器を互いに前後配置する場合は、静的ミキサ
ーとしての数個の壁部を設けるのが好適である。
【0013】
【実施例】窒素含有燃料の酸化または窒素酸化物含有の
排気ガスもしくは蒸気の還元におけるNOX 放出を減少
させるための本発明による1つの装置の実施例を添付図
面を参照して以下詳細に説明する。窒素含有燃料を酸化
(燃焼)させ或いは窒素酸化物含有の排気ガスもしくは
蒸気を還元するための炉1は、窒素含有燃料または還元
燃料のための燃料供給パイプ2と、窒素酸化物含有の排
気ガスもしくは蒸気のための供給パイプ3とを備える。
炉1はさらに水蒸気供給パイプ4と空気供給パイプ5と
を備え、この空気供給パイプは空気供給パイプ5′,
5″に分岐して順次に炉1中へ開口する。炉1はいわゆ
る多段階燃焼炉である。これは第1反応段階S1と次の
後反応段階S2とを備える。空気供給パイプ5′は反応
段階S1の領域に開口する一方、空気供給パイプ5″は
後反応段階S2の領域に開口する。最後に、炉1はその
出口端部に排気ガス出口6を備える。炉の全断面を占め
る壁部の形態の活性化再生器7は、反応段階S1および
後反応段階S2の後に配置される。これら各壁部はレン
ガの形態における個々の再生器部材8よりなり、これら
レンガは実質的に正方形の形状を有し、その下に開口部
を備える。これら開口部は壁部における流過開口部9を
形成する。最後に、レンガはさらに突出部10をその表
面に有する。
【0014】この装置は次のように操作される:窒素含
有燃料および還元燃料または窒素酸化物含有の排気ガス
もしくは蒸気のいずれかを、燃料供給パイプ2または排
気ガスもしくは蒸気供給パイプ3を介し炉1に供給す
る。窒素含有燃料は酸化され(すなわち燃焼され)るの
に対し、排気ガスもしくは蒸気は還元を受ける。燃焼も
しくは後酸化反応は段階的に生ずる。空気を、空気パイ
プ5′を介し第1反応段階S1に対し、この第1反応段
階S1にて化学量論以下の範囲で部分的酸化が生ずるよ
うな量で供給する。この第1反応段階S1における不完
全な燃焼を考慮すれば酸化は完全でなく、一酸化炭素と
水素とが生成する。次いで、一酸化炭素と水素とはNO
X を窒素および水まで後反応段階S2にて還元するため
の反応体を形成する。反応段階S1と後反応段階S2と
の間の壁部の形態における活性化再生器7、および後反
応段階S2に続く壁部は、マクロ範囲およびミクロ範囲
の両者で反応体を混合させる。これを図2に示す。さら
に、セラミック材料および金属の両者で作成しうる壁部
は熱流の急速な均等化をもたらし、これは輻射による強
力な熱交換により実質的に達成される。
【0015】一方では反応体の均一分配をもたらす反応
体の強力混合により、また他方では壁部の高い熱容量お
よびその結果として輻射による強力な熱交換を介し各空
間要素で同一温度が確立されるため、炉1で生ずる反応
は排気ガス出口6におけるNOX 放出が経済上有利に減
少することにより加速される。水蒸気供給パイプ4を介
する水蒸気の導入は平衡濃度をより良好な還元ポテンシ
ャルの方向に移動させる。さらに、反応相における水蒸
気の存在は炭素結晶の分離を防止することができ、した
がって有効還元ポテンシャルの顕著な低下が回避され
る。
【0016】以下、本発明の実施態様を要約すれば次の
通りである: 1.窒素酸化物、たとえばN2 O(笑気ガス)およびN
O(一酸化窒素)を含有する生成物流を燃料成分と熱反
応させる際または窒素含有燃料を多段階反応により酸素
もしくは空気で酸化させる際、存在するまたは自然に生
成する全窒素酸化物を第1段階にて完全に還元し、次い
で全還元成分が完全に酸化されるまで1つもしくはそれ
以上の次の段階で反応させるNOX 排出物の減少方法に
おいて、還元成分の酸化を活性化再生器により速度論的
に支持された後反応段階で生ぜしめ、活性化再生器を複
数の流過チャンネルもしくは開口部により形成して、こ
れらにガス状反応体を搬入すると共に、反応体の強力混
合および流れの全断面に対する温度の均一化を得ること
を特徴とするNOX 排出物の減少方法。
【0017】2.反応体を第1反応段階にてさらに活性
化させることを特徴とする上記第1項に記載の方法。 3.反応体を全反応段階にてさらに活性化させることを
特徴とする上記第1項または第2項に記載の方法。 4.反応体を特定の反応段階の後にさらに活性化させる
ことを特徴とする上記第1〜3項のいずれか一項に記載
の方法。 5.反応体を互いに混合することを特徴とする上記第1
〜4項のいずれか一項に記載の方法。 6.反応体をマクロ範囲およびミクロ範囲の両者にて互
いに混合することを特徴とする上記第5項に記載の方
法。 7.熱流を均等させることを特徴とする上記第1〜6項
のいずれか一項に記載の方法。 8.水蒸気を、還元性雰囲気を持った反応段階に対し反
応体としてさらに供給することを特徴とする上記第1〜
7項のいずれか一項に記載の方法。
【0018】9.最適反応温度に応じ、各反応体を互い
に対応する比にて特定の反応段階に導入することを特徴
とする上記第1〜8項のいずれか一項に記載の方法。 10.各反応段階における温度を、循環される冷排気ガ
スで調整することを特徴とする上記第1〜9項のいずれ
か一項に記載の方法。 11.燃料供給パイプ(2)と排気ガスもしくは蒸気供
給パイプ(3)とを備え、さらに反応段階(S1,S
2)の領域には酸素もしくは空気供給パイプ(5′,
5″)を開口させてなる炉(1)を備えた上記第1〜1
0項のいずれか一項に記載の方法を実施する装置におい
て、少なくとも1個の活性化再生器(7)を炉(1)内
に配置したことを特徴とする装置。 12.活性化再生器(7)が、流過開口部(9)を備え
た壁部であることを特徴とする上記第11項に記載の装
置。 13.壁部が耐熱性セラミック材料よりなることを特徴
とする上記第12項に記載の装置。 14.壁部が耐熱性金属よりなることを特徴とする上記
第12項に記載の装置。 15.壁部が耐火性セラミック材料の格子積みであるこ
とを特徴とする上記第12〜14項のいずれか一項に記
載の装置。
【0019】16.活性化再生器(7)が個々の再生器
部材(8)よりなることを特徴とする上記第11項に記
載の装置。 17.壁部が、垂直層として互いに堅固に結合された個
々の耐火性レンガもしくはタイルよりなることを特徴と
する上記第12〜15項および第16項のいずれか一項
に記載の装置。 18.レンガもしくはタイルが正方形の形状であって流
過開口部(9)を備えることを特徴とする上記第17項
記載の装置。 19.レンガもしくはタイルがその表面上にピンプル
(10)などをさらに有することを特徴とする上記第1
7項または第18項に記載の装置。 20.数個の活性化再生器(7)を互いに前後配置した
ことを特徴とする上記第11〜19項のいずれか一項に
記載の装置。 21.静的ミキサーとしての数個の壁部を設けたことを
特徴とする上記第20項に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】 NOX 放出を減少させる装置の略側面図。
【図2】 静的ミキサーの形態で図1に示した装置の略
側面図。
【図3】 図1および図2に示した装置の流過開口部を
有する壁部の形態における活性化再生器の拡大図。
【符号の説明】
1 炉 2 燃料供給パイプ 3 排気ガスもしくは蒸気供給パイプ 4 水蒸気供給パイプ 5 空気供給パイプ 7 活性化再生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592127747 デーイーテー・ドレーゲル−エネルギー− テクニーク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベ シユレンクテル・ハフツング DET DRAEGER−ENERGIE −TECHNIK GESELLSCHA FT MIT BESCHRANKTER HAFTUNG ドイツ連邦共和国 4175 ヴアツハテンド ンク(番地なし) (72)発明者 ペーテル・ヴオグテル ドイツ連邦共和国デイー5090 レーフエル クーゼン 1、ヴアルテル−フレツクス− シユトラーセ 18 (72)発明者 パウル−ウルリツヒ・フアウスト ドイツ連邦共和国ダヴリユーヴイ26155− 0500 ニユー・マルチンヴイレ(番地な し)、マイルス・インコーポレーテツド内 (72)発明者 ゲオルグ・シユタインホフ ドイツ連邦共和国デイー4150 クレフエル ト 1、ブツシユシユトラーセ 169 (72)発明者 フアルコ・シユトルンク ドイツ連邦共和国デイー4173 ケルケン− エイル、パツペルヴエグ 11 (72)発明者 ノルベルト・ドレーゲル ドイツ連邦共和国デイー4150 クレフエル ト 1、マルクトシユトラーセ 290

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素酸化物、たとえばN2 O(笑気ガ
    ス)およびNO(一酸化窒素)を含有する生成物流を燃
    料成分と熱反応させる際または窒素含有燃料を多段階反
    応により酸素もしくは空気で酸化させる際、存在するま
    たは自然に生成する全窒素酸化物を第1段階にて完全に
    還元し、次いで全還元成分が完全に酸化されるまで1つ
    もしくはそれ以上の次の段階で反応させるNOX 排出物
    の減少方法において、還元成分の酸化を活性化再生器に
    より速度論的に支持された後反応段階で生ぜしめ、活性
    化再生器を複数の流過チャンネルもしくは開口部により
    形成して、これらにガス状反応体を搬入すると共に反応
    体の強力混合および流れの全断面にわたる温度の均一化
    を得ることを特徴とするNOX 排出物の減少方法。
JP4154126A 1991-05-24 1992-05-22 Nox 排出物を減少させる方法および装置 Pending JPH05253446A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4116950.6 1991-05-24
DE4116950A DE4116950A1 (de) 1991-05-24 1991-05-24 Verfahren und vorrichtung zur minderung der no(pfeil abwaerts)x(pfeil abwaerts)-emission

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05253446A true JPH05253446A (ja) 1993-10-05

Family

ID=6432323

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