JPH0525341U - 密閉容器 - Google Patents

密閉容器

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JPH0525341U
JPH0525341U JP1644691U JP1644691U JPH0525341U JP H0525341 U JPH0525341 U JP H0525341U JP 1644691 U JP1644691 U JP 1644691U JP 1644691 U JP1644691 U JP 1644691U JP H0525341 U JPH0525341 U JP H0525341U
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JP
Japan
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container
closed
valve body
valve
closed container
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Application number
JP1644691U
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English (en)
Inventor
茂 奥山
Original Assignee
株式会社生野製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を大型にすることなく、簡単な構造で密
閉空間の開閉操作の自動化に対応し得る弁装置を備え
た、密閉容器を提供する。 【構成】 上部容器12及び下部容器13のそれぞれの
開口端部12a,13aをシールパッキン14を介して
互いに接続して密閉空間を区画形成すると共に、上部容
器12または下部容器13に、その容器12,13から
弁体22が外部へ進出したときに密閉空間を開放し、内
部へ後退したときにこれを閉成する、少なくとも一つの
弁装置21を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は密閉容器に係り、特に密閉空間を開閉操作する弁装置の構造を改良し た密閉容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の密閉容器1としては、図3に示されているような構成のものが 知られている。 図示されているように、密閉容器1は、例えば上下に分割可能に形成され、そ の内部にワークWを収容するようになっている。この密閉容器1の上部容器1a と下部容器1bとの当接部にはシールパッキン2が介設され、これらが一体化さ れたときに、該密閉容器1内部の気密性が維持されるようになっている。 そして、上部容器1aには、これを昇降させて上記密閉容器1を分割あるいは 一体化するための昇降手段3が備えられている。 また、下部容器1bには、上記密閉容器1内の真空引きやパージ等を行うとき に、それぞれの目的に応じた配管系(図示せず)を接続するためのフランジノズ ル4が形成されており、該フランジノズル4には上記密閉容器1の気密性を維持 するためシールパッキン(図示せず)を介してゲートバルブ5等が取り付けられ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の密閉容器1にあっては、上記ゲートバルブ5等の開閉操作を 自動化するには、これに油圧または空気圧などの圧力流体系を備えなければなら ず、装置が大型化するだけでなく、近年のロボット化に伴う、例えばマニュプレ ータ等による開閉操作に対応できないという問題があった。
【0004】 本考案の目的は、上記課題に鑑み、装置を大型化させることなく、簡単な構造 で密閉空間の開閉操作の自動化に対応することができる弁装置を備えた、密閉容 器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本考案に係る密閉容器によれば、二つの有底筒体の開口端部をシ ールパッキンを介して互いに接続して密閉空間を区画形成すると共に、上記有底 筒体の少なくとも一方に、該有底筒体から弁体が外部に進出したときに密閉空間 を開放し、内部に後退したときにこれを閉成する、少なくとも一つの弁装置を備 えたことにより、達成される。 上記構成において、好ましくは、上記有底筒体の少なくとも一方に、これを移 動して上記二つの有底筒体を分割あるいは一体化させるための移動手段が備えら れている。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、二つの有底筒体の開口端部をシールパッキンを介して互い に接続して密閉空間を区画形成したので、分割すれば密閉容器内部へのワーク等 の収容が容易であり、これらを一体化すれば密閉容器の気密性が維持されるもの である。
【0007】 また、有底筒体の少なくとも一方に、少なくとも一つの弁装置が備えられ、こ の弁装置が上記有底筒体から弁体が外部に進出したときに密閉空間を開放し、内 部に後退したときにこれを閉成するように形成したので、上記弁体を引っ張るだ けの簡単な操作で弁装置を開放することができるので、例えば、マニュプレータ 等を使用した近年のロボット化に対応することができ、装置を大型化させること なく、簡単な構造で密閉空間の開閉操作を自動的に行うことが可能である。
【0008】 そして、有底筒体の少なくとも一方に、その移動手段を備えるようにすれば、 上記二つの有底筒体を分割あるいは一体化させる作業を極めて容易に行うことが できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る密閉容器の好適な一実施例を添付図面に基づいて詳細に説 明する。
【0010】 図1は本考案に係る密閉容器の側断面図を示すものである。 図示されているように、基台10上には密閉容器11が載置されている。この 密閉容器11は、全体として両端が閉塞された円筒体状を呈しており、その内部 にワークWを収容すべく、上部容器12と下部容器13とに分割可能に形成され ている。これら上部容器12は有底円筒体にて形成され、下部容器13は有底矩 形筒体にて形成されている。これら上部容器12と下部容器13とは、それぞれ の開口端部12a,13aを当接させることにより互いに接続されるようになっ ている。そして、上部容器12の開口端部12aには、シールパッキン14が設 けられている。このシールパッキン14が上部容器12と下部容器13との間に 介設されることにより、これらが一体化されたときに密閉容器11の気密性が維 持されるようになっている。 本実施例にあっては、上記密閉容器11を両端が閉塞された円筒体にて形成し たが、これに限らず、例えば中空直方体等の他の形状に形成しても良い。また、 該密閉容器11は必ずしも上下方向に分割可能に形成する必要はなく、一体化し たときに密閉されれば横方向に分割可能に形成しても良い。さらに、上記シール パッキン14を上部容器12に設けないで、下部容器13に設けるようにしても 良いことは勿論である。
【0011】 また、上部容器12には、上記密閉容器11を分割あるいは一体化させるため の移動手段15が備えられており、この移動手段15は上記基台10に支持され ている。この移動手段15は、本実施例にあっては、例えば、油圧あるいは空気 圧等の圧力流体により駆動されるシリンダ装置16によって構成されている。こ のシリンダ装置16は、流体給排ライン17a,17bを介して圧力ポンプ18 に接続されている。流体給排ライン17a,17bには、圧力流体の給排を切り 換えるための切換弁19が介設されており、この切換弁19には流体貯留タンク 20が接続されている。
【0012】 本実施例にあっては、移動手段15をシリンダ装置16にて形成したが、これ に限らず、例えば、ボールネジとナット等の機構を採用しても良く、また上記密 閉容器11に移動手段15を備えることなく、作業性は劣るが、例えば、天井ク レーン等を使用しても良い。また、上部容器12を昇降移動させるのではなく、 水平移動させるように構成しても良い。さらに、上部容器12を架台等に支持し ておき、下部容器13を載置する基台10を昇降移動させるように構成しても良 いことはいうまでもない。
【0013】 さらに、下部容器13の側壁には二つの弁装置21が設けられている。各弁装 置21には、弁体22が進退自在にそれぞれ取り付けられている。この弁体22 は一端が閉塞された円筒体にて形成され、該閉塞部22aは円板状を呈し、円筒 部22bからその径方向外方へ張り出しており、その中心部にはノブ部22cが その軸方向外方へ突き出して形成されている。また、弁体22の円筒部22bに は、その軸方向に沿って数条のスリット(図示せず)が切り込まれている。 そして、この弁体22は上記下部容器13に形成された弁体取付ノズル23内 に挿入され、該弁体22の円筒部22bにはコイルスプリング24が外装されて いる。このコイルスプリング24は上記弁体22の開口端部22dと弁体取付ノ ズル23との間に圧縮状態で介設されている。さらに、弁体22の閉塞部22a の上記弁体取付ノズル23と当接する部分にはOリング等のシールパッキン25 が設けられており、上記コイルスプリング24の伸長により上記弁体取付ノズル 23の平面部23aに付勢され、上記密閉容器11内をシールするようになって いる。
【0014】 即ち、弁装置21の弁体22は、上記弁体取付ノズル23にコイルスプリング 24により進退自在に取り付けられ、これが弁体取付ノズル23から外部へ進出 したときに、その円筒部22bに切り込まれたスリットにより上記密閉容器11 の内部が外部と連通されて開放され、該弁体22が弁体取付ノズル23の内部に 後退したときに、その閉塞部22aに設けられたシールパッキン25が弁体取付 ノズル23の平面部23aに付勢されて閉成されるようになっている。
【0015】 本実施例にあっては、弁装置21を下部容器13の側壁に取り付けたが、上部 容器12に取り付けても良い。また、密閉容器11には、必ずしも二つの弁装置 21を取り付ける必要はなく、少なくとも一つの弁装置21が取り付けられてい れば良い。
【0016】 次に、上記第1の実施例における作用を述べる。 上述したように、上部容器12と下部容器13のそれぞれの開口端部12a, 13aをシールパッキン14を介して互いに当接して密閉空間を区画形成したの で、上記上部容器12及び下部容器13を分割すれば密閉容器11内部へのワー クW等の収納が容易であり、これらを一体化すれば密閉容器11の気密性が維持 される。
【0017】 また、上部容器12に、その移動手段15を備えることにより、上部容器12 及び下部容器13を分割あるいは一体化させる作業を極めて容易に行うことがで きる。 具体的には、移動手段15としてのシリンダ装置16に、切換弁19を操作し て上記流体供給ライン17a,17bの圧力ポンプ18から圧力流体を給排し、 上部容器12を上昇させて密閉容器11を上下に分割し、その内部にワークWを 収納する。そして、切換弁19を切り換えて上記流体供給ライン17a,17b の圧力ポンプ18から圧力流体を逆給排し、上部容器12を下降させて密閉容器 11を一体化するものである。
【0018】 さらに、下部容器13に、二つの弁装置21が備えられ、この弁装置21の弁 体22が上記弁体取付ノズル23から外部へ進出したときに密閉空間を開放し、 上記弁体取付ノズル23の内部へ後退したときに密閉空間を閉成するように構成 したので、上記弁体22を引っ張るだけの簡単な操作で弁装置21を開放するこ とができる。従って、例えばマニュプレータ等を使用した近年のロボット化に対 応することができ、装置を大型化させることなく、簡単な構造で密閉空間の開閉 操作を自動的に行うことができる。 具体的には、図2に示されているように、マニュプレータ26を上記密閉容器 11の弁装置21に臨ませて設け、このマニュプレータ26のハンド部26aで 弁体22のノブ部22cを把持して引っ張ることにより、弁装置21の開放操作 を自動的に行うものである。 尚、このとき、弁体22の円筒部22bに外装されたコイルスプリング24は 圧縮状態になっている。また、弁装置21の開放は、弁体22の円筒部22bに スリットが形成されているので、上記密閉容器11の内部が外部と連通されるこ とになる。
【0019】 このように本実施例にあっては、上記マニュプレータ26等で弁体22のノブ 部22cを引っ張るだけの簡単な操作で弁装置21を開放することが可能となる ので、密閉容器11内のパージ等の作業を自動的かつ極めて簡単に行うことがで きる。
【0020】
【考案の効果】
以上述べたように本考案の密閉容器によれば、装置を大型化させることなく、 簡単な構造の弁装置で密閉空間の開閉操作の自動化に対応することができる、と いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る密閉容器の一実施例を示す側断面
である。
【図2】本考案に係る密閉容器及びその開放操作に使用
するマニュプレータを示す平面図である。
【図3】従来の密閉容器を示す概略図である。
【符号の説明】
10・・・基台、 11・・・密閉容器、 W・・・・ワーク、 12・・・上部容器、 13・・・下部容器、 12a・・上部容器の開口端部、 13a・・下部容器の開口端部、 14・・・シールパッキン、 15・・・移動手段、 16・・・シリンダ装置、 17a,17b・・・流体給排ライン、 18・・・圧力ポンプ、 19・・・切換弁、 20・・・流体貯留タンク、 21・・・弁装置、 22・・・弁体、 22a・・弁体の閉塞部、 22b・・弁体の円筒部、 22c・・弁体のノブ部、 22d・・弁体の開口端部、 23・・・弁体取付ノズル、 24・・・コイルスプリング、 25・・・シールパッキン、 26・・・マニュプレータ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの有底筒体の開口端部をシールパッ
    キンを介して互いに接続して密閉空間を区画形成すると
    共に、上記有底筒体の少なくとも一方に、該有底筒体か
    ら弁体が外部に進出したときに密閉空間を開放し、内部
    に後退したときにこれを閉成する、少なくとも一つの弁
    装置を備えていることを特徴とする、密閉容器。
  2. 【請求項2】 前記有底筒体の少なくとも一方に、これ
    を移動して前記二つの有底筒体を分割あるいは一体化さ
    せるための移動手段が備えられていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の密閉容器。
JP1644691U 1991-02-28 1991-02-28 密閉容器 Pending JPH0525341U (ja)

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JP1644691U JPH0525341U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 密閉容器

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