JPH05252846A - 魚類用自動給餌装置 - Google Patents

魚類用自動給餌装置

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Publication number
JPH05252846A
JPH05252846A JP4269527A JP26952792A JPH05252846A JP H05252846 A JPH05252846 A JP H05252846A JP 4269527 A JP4269527 A JP 4269527A JP 26952792 A JP26952792 A JP 26952792A JP H05252846 A JPH05252846 A JP H05252846A
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JP
Japan
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fish
food
bait
feeding
feeding device
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Application number
JP4269527A
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English (en)
Inventor
Saburo Ito
三郎 伊藤
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 餌の無駄をなくし、併せて水質の悪化を防止
し得る魚類用自動給餌装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 所定時間に所定量の餌を水槽1内へ投下する
ようにした魚類用自動給餌装置11において、前記餌を
投下する位置付近に魚が接近したことを検知する魚検知
手段35、39を設け、魚検知手段35、39が魚の接
近を検知した時、前記給餌装置11が餌の投下を開始す
るようにしたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、魚類、特に金魚等の
鑑賞魚や飼育用の魚に餌を供給する自動給餌装置に関す
る。
【従来の技術】
【0002】従来の自動給餌装置は所定時間に所定量の
餌を水槽内へ投下し、この投下した餌が水中を浮遊しな
がら自然落下していく間に魚に食われるように構成され
ている。ところで、この装置は、餌を投下しこれが落下
していく間の落下軌跡上に魚がいても、いなくても、所
定時間になれば、自動的に投下するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、魚はその習
性上、落下中の餌は食うが、底に沈んだ餌は殆ど食わな
い。このため、この装置で餌を投下しても、落下軌跡上
付近に魚がいなければ、餌は魚に食われず、底部に堆積
してしまう。従来の給餌装置では、餌の落下軌跡上に魚
がいる、いないに関係なく、所定時間になれば餌を投下
するようにしていたため、魚がいない場合に投下した分
は、餌の無駄となっていた。しかも、底部に堆積した餌
が、時間の経過とともにヘドロ化し、水質の悪化を招来
していた。また、最悪時には、この水質悪化で魚が死ぬ
こともあった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みなれたもの
で、その目的は、餌の無駄をなくし、併せて水質の悪化
を防止し得る魚類用自動給餌装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、所定時間に所定量の餌を水槽内へ投下す
るようにした魚類用自動給餌装置において、前記餌を投
下する位置付近に魚が接近したことを検知する魚検知手
段を設け、該魚検知手段が魚の接近を検知した時、前記
給餌装置が餌の投下を開始するようにしたことを特徴と
するものである。
【0006】
【作用】水槽内の餌を投下する位置付近に魚が接近した
ことを検知する魚検知手段を設け、該魚検知手段が魚の
接近を検知した時、すなわち、餌を投下する位置に魚が
いることを確認した時、餌の投下を開始するようにし
た。したがって、餌を投下する位置に魚がいないにもか
かわらず餌の投下を開始することが無くなった。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す全体図であ
る。図2は、自動給餌装置の概略斜視図である。図3
は、自動給餌装置を制御するための制御装置のブロック
図である。図4は、制御装置のフローチャートである。
図5は、超音波センサに代え、接触センサを用いた自動
給餌装置のフローチャートである。図6は、底部に餌が
万一堆積した場合の改善策を示す概略図である。図7
は、2つの給餌器を設けた例の概略図である。図8は、
旧水槽から新しい水槽へ魚を導く装置を示す概略図であ
る。図9は、給餌装置の第2実施例を示す全体図であ
る。図10は、図9のX−X線断面図である。図11
は、排出口、収納部及び餌排出パイプとの相関関係を示
す平面図である。図12は、1箇所の収納部内の餌が排
出された後、基準位置で待機中の給餌器の平面断面図で
ある。
【0008】1は水槽、2は水槽1内に収容された水、
3は水面、11は水槽内に餌を供給するための自動給餌
装置である。給餌装置11は、水槽1の横に配置された
コントローラ13と水槽1の上部に配置された給餌器2
1から構成され、コントローラ13と給餌器21とは結
線されている。
【0009】図3の破線で囲まれた部分がコントローラ
13で、このコントローラ13は、定電圧回路により供
給されたマイクロコンピュータ、入力および出力インタ
フェイス並びにマイクロコンピュータ、マイクロコンピ
ュータに接続されたROM、RAMおよび発振回路とか
ら構成され、これらが、後述の各種センサ81、83、
85、35、39の情報に基づき、マイクロコンピュー
タで情報処理して、各種表示部37や各種端末33、2
3、49、31、63を駆動制御している。
【0010】コントローラ13の枠体の外面には、メイ
ンSW14、音量調節つまみ17、音質調整つまみ1
6、ランプ調整つまみ15、給餌量調整部18が設置さ
れている。
【0011】給餌器21が図2に拡大して示されてい
る。給餌器21の箱体24内には、餌を収納するための
餌収容部25が箱体24の底面と空隙をおいて設置され
ている。餌収容部25は図2に示すように、底面が2方
向から傾斜しており、その最下端に餌出口26が開口し
ている。餌収容部25の下方には配分器27が設置され
ている。この配分器27は円環状の部屋内にL字状切片
27Aと逆L字状切片27Bおよび、これら切片27
A、27B間に形成された空間28より構成されてい
る。この切片27A、27Bは円環状の部屋の中心に軸
芯を持つ給餌用モータ23と結合してい、給餌用モータ
23が回転すると、これと結合している切片27A、2
7Bが同時に回転する。切片27A、27Bが図2の状
態のとき、すなわち、空間28が餌出口26と連通する
時に餌収容部25から餌を空間28内に入れ、そしてそ
の後、給餌用モータ23が時計方向(図2の上方からみ
て)に回動すると、空間28が餌出口26と遮断され、
さらに同一方向に回動すると、空間28が餌排出パイプ
29の入口と合致し、その時、給餌用モータ23が停止
し、空間28内の餌が餌排出パイプ29を通じて、水槽
1内に投下される。そして、給餌用モータ23が反時計
方向(図2の上方からみて)に回動することにより、空
間28は餌排出パイプ29と遮蔽され、更に同方向に回
動し、再び餌出口26と連通し、餌収容部25から空間
28内に餌が供給される。給餌用モータ23が時計方向
および反時計方向の1サイクル回動することにより空間
28の容積分の餌が水槽1内へ投下される。このサイク
ルを複数回繰り返せば、回数分の量の餌が投下されるこ
ととなる。なお、配分器27は餌収容部25が水槽1と
直接接続させない仲介物の役割もしており、餌収容部2
5内の餌が湿気るのを防止する。
【0012】給餌器21の箱体24内の左側には、後述
する餌回収器41用のポンプモータ49が配置されてい
る。また、箱体24の下部には、ポンプ47が配置され
ている。ポンプ47は、ポンプモータ49から下方にの
びる軸に、その下端で結合され、ポンプモータ49の駆
動により、作動する。餌回収器41は水槽1の底部に設
置された餌受け部43と、この餌受け部43から上方に
延びる回収パイプ44と、前述のポンプ47と、ポンプ
モータ49と、ポンプ47から上方に延び、U字上に曲
折した排出パイプ45とから構成されている。
【0013】餌回収器41は、後述するコントローラ1
3からの命令信号により、ポンプモータ49が作動し、
ポンプ47を駆動し、餌受け部43に溜まった餌を餌受
け部43から回収パイプ44に吸い込み、そして、更
に、排出パイプ45を通り、パイプ出口46から水中に
排出するようになっている。パイプ出口46は前記餌排
出パイプ29の出口に近接して設置してあるので、魚
は、餌排出パイプ29から排出される新しい餌と同様に
食べる。なお、餌受け部43は図2に示すように、その
上面が鋸状に形成されそれぞれの下部には複数の穴43
Aが開口している。餌受け部43の内部は回収パイプ4
4方向に下傾斜した底面43Bが形成され、穴43Aか
ら内部に入った餌が回収パイプ44に行きやすいように
なっている。なお、排出パイプ45には特にフィルタを
備えていないが、図2の想像線で示すようなフィルタ7
1を中間に備えた排出パイプ45にすれば、食べ残しの
餌や魚の排泄物を回収出来る。
【0014】給餌器21の箱体24の下部には、更に、
魚が接触したことを感知する接触センサ39、魚に給餌
時間を知らせるためのランプ31、また同様に魚に給餌
時間を知らせるためのスピーカ33、および魚が近くに
いることを感知する超音波センサ35がそれぞれ設置さ
れている。いずれも、餌排出パイプ29、パイプ出口4
6に近接した位置に設置され、給餌との連関を持たせて
いる。
【0015】図4を用い、給餌装置11の作動を説明す
る。スタートすると、タイマー回路83がセットされ、
入力インタフェイスを介し、その情報がマイクロコンピ
ュータに送られ、発振回路で時を計測し、ROMに記憶
した所定の時刻になると、ランプ31が点滅し、またス
ピーカ33から発音する。これにより、魚に給餌時間を
知らせ、また餌の投下位置を知らせることができる。次
に、超音波センサ35を発振させる。この超音波センサ
35は餌の投下位置である餌排出パイプ29の出口付近
に魚が接近しているか否かを感知するものである。ここ
で、YESの場合には、給餌用モータ23がONし、餌
排出パイプ29から水槽1内へ餌を投下する。NOの場
合には、給餌用モータ23がONせず、OFFのままと
する。これにより、餌排出パイプ29付近に魚がいない
のに、餌を無駄に投下することがない。NOの場合に
は、超音波センサ35が引き続き魚の接近を感知しつづ
け、感知したとき、すなわちYESの場合には、上記の
ように給餌用モータ23をONさせる。なお、水槽1内
の水温を検出する水温センサー81、季節を計測する季
節タイマー85からの情報は、入力インタフェイスを介
してマイクロコンピュータに送られ、タイマー時刻や給
餌量を補正し、これにより、水温、季節により変化する
給餌時刻や要求給餌量を最適化することが出来る。
【0016】給餌用モータ23がONしている間は、モ
ータ23が繰り返し時計方向および反時計方向に回動し
て餌収容部25内の餌を餌収容部25から配分器27を
介して所定量、水槽1内に投下する。その投下量は、空
間28が一定量であるので、モータ23の繰り返しの回
動数により決定される。なお、本実施例では、モータ2
3の回動速度は一定に制御しているため、モータ23の
ON時間を管理し、餌の投下量を制御している。
【0017】モータ23のON時間が、例えば10秒経
過したか否かを判断し、YESの場合には餌回収器41
用のポンプ47をONする。このように給餌用モータ2
3と時間差をつけた理由は、水中内の餌の落下時間を考
慮し、餌回収器41が不必要に早く稼働させないためで
あり、また、魚に不必要な衝撃を与えないためでもあ
る。
【0018】給餌用モータがON後所定時間経過したこ
とを判断して、YESの場合には、給餌用モータ23を
OFFし、給餌を終了する。そして、給餌用モータ23
のOFF後、例えば10秒経過したことを判断して、Y
ESの場合には、ポンプ47をOFFさせる。このよう
に、給餌用モータ23のOFF後10秒のタイムデレー
を設けた理由は、水中内の餌の落下時間を考慮し、給餌
用モータ23がOFF後にも餌回収器41に餌が落ちて
くることを考慮したことにある。
【0019】給餌用モータ23のOFF後10秒経過し
たことを判断して、YESの場合には、また、ランプ3
1およびスピーカ33もOFFする。これらも、魚に給
餌時間を知らせる役割を持っているからである。以上
で、ENDとなる。
【0020】本実施例では、超音波センサ35が餌排出
パイプ29の出口付近に魚がいる、いないを検知し、魚
がいることが検知されたときのみ、給餌器21から餌を
投下開始するようにした。従って、餌排出パイプ29の
出口付近に魚がいないにもかかわらず、餌を投下開始す
ることがなくなり、餌の無駄がなくなり、また、水槽1
の底部に餌が溜まることがなくなった。よって、従来の
様に、ヘドロ化乃至水質悪化を防止できる。
【0021】本実施例では、その上、魚が食べ損なった
場合にも、餌回収器41により、底部に溜まった餌を回
収し、再び給餌に回すことにより、餌の無駄が更になく
すことができる。
【0022】また、本実施例では、餌排出パイプ29付
近にランプ31、スピーカ33などを設置してあるの
で、動物の条件反射と学習機能を利用して、魚に給餌時
間を知らせると同時に餌の位置を知らせることになり、
餌の捕捉を完全化することが出来る。また、パイプ出口
46が餌排出パイプ29の近くに設けてあるので、再循
環の餌も新しい餌と同様に食べさせることが可能とな
る。
【0023】超音波センサに代え、接触センサを用いた
自動給餌装置の作動を、図5のフローチャートを用いて
説明する。
【0024】ランプ点滅およびスピーカ作動後、接触セ
ンサをONする。接触センサに触れると自動給餌装置か
ら餌が供給されることを学習(馴致)した魚が、この接
触センサ39に触れる。接触センサ39がその接触を検
知し、YESの場合、給餌用モータ23をONする。こ
れにより、餌の投入開始がなされる。NOの場合には、
再度、接触センサ39により接触の有無を検出する。こ
れ以下の動作は、超音波センサ35の場合と同様である
ため、ここでは説明を省略する。接触センサ39の場合
には、超音波センサ35の場合と異なり、水質の善し悪
しに影響されず、魚の存在を確実に検出することが出来
る。
【0025】図6は、底部に餌が万一堆積した場合の改
善策を示す概略図である。図6を用い、この改善策を説
明する。水槽1の上部には、給餌器21が配置されてい
る。この給餌器21は、図1および図2の給餌器21と
同一の構成および作動をするので、その説明は省略す
る。図1および図2の構成に加え、沈殿物再浮上のため
のポンプ75が設けられている。このポンプ75は、吸
水口76から水槽1内の水を吸入して、水槽1の底部に
設置され、上方に向いた複数の排水口78から送水パイ
プ77を介し水を底部から上方に向け吹き上げる。この
吹き上げ作用により、底部に沈殿した餌、すなわち、魚
が食べ残し沈殿した餌が水流とともに上昇する。通常、
魚は沈殿した餌には興味を示さないが、この上昇し動く
餌に興味を示し、これを食べる。これにより、底部に沈
殿した餌を再浮上させ、魚に供給することが出来る。
【0026】図7は、2つの給餌器を設けた例の概略図
である。図7を用いて、この装置の構成および作動を説
明する。2つの給餌器21、21’には異なる餌が収納
されている。また、それぞれの給餌器21、21’に
は、スピーカ33、33’が近接して設置され、これら
スピーカ33、33’からは、異なる周波数の音を発し
ている。スピーカ33からは、ある種の魚(例えば小型
魚)が可聴できる周波数の音を出し、そのスピーカ33
に近接する給餌器21からその魚に合った餌を投下す
る。一方、スピーカ33’からは、同様に別の種の魚
(例えば大型魚)が可聴できる周波数の音を出し、その
スピーカ33’に近接する給餌器21’からその魚に合
った餌を投下する。この動作を繰り返し行って魚を馴致
させ、同一の水槽1内で異なる種類の魚に個別に給餌す
ることができる。
【0027】図8は旧水槽から新しい水槽へ魚を導く装
置を示す概略図である。新しい水槽1’と旧水槽1との
間には、通路90が設けられ両水槽1、1’を連通させ
ている。この通路90の上方には、複数のスピーカ3
3、33・・が並べて設置されている。また水槽1、
1’の上方にも、スピーカ33、33’が設置されてい
る。なお、旧水槽1には給餌器21が設置されている。
【0028】魚に餌を投下する時、音(あるいは光)を
発して魚を馴致しておけば、例えば、飼育する水槽を変
える際、有用となる。すなわち、両水槽1、1’を連通
する通路90上に並べて設置されているスピーカ33が
順次、音を発することにより、馴致された魚がこの音に
つられて順次移動し、新水槽1’に導かれる。この様
に、音により魚を誘導することにより、魚を傷つけずに
効率的に移動させることができる。このことは、水槽の
掃除の時、あるいは水槽から漁獲網へ成育した魚を捕獲
する時などに応用することができる。なお、スピーカに
代え、ランプを用い、順次発光させることにより同様に
応用できる。
【0029】図9乃至図12は給餌装置の第2実施例を
示す図であり、この給餌装置は、図1及び図2に示す第
1実施例に係る給餌装置11と概略同一の構成を有す
る。従って、相当する部分については、図1および図2
の参照番号に100を加えることによりその説明を省略
する。以下、相違する点を中心に説明する。
【0030】給餌装置111は給餌器121、コントロ
ーラ113より構成され、コントローラ113には、第
1実施例と同様にメインSW114等の他、内部にマイ
クロコンピュータ等が内蔵されている。なお、水槽10
1にはフタ105が冠着され、水蒸気が上方、特に給餌
器121内に侵入しないように配慮されている。
【0031】給餌器121は有底円筒状の筐体124か
らなり、この筐体124は上方開放口が蓋150で閉じ
られ、また略中央部に水平状の隔壁152が設けられ、
この隔壁152により筐体124内が上下2室154、
156に画成される。下方室156には後述する給餌ト
レー160を回動駆動する給餌モータ123が配置さ
れ、この給餌モータ123の軸が隔壁152を貫通して
上方室154まで突出し、給餌トレー160と回転不能
に結合されている。もって給餌モータ123が回転駆動
すると、給餌トレー160が隔壁152上を摺接しなが
ら回動する。
【0032】給餌トレー160の構造を以下に説明す
る。すなわち、給餌トレー160は円筒状の外周壁16
2及び内周壁164と、この両者と結合し、半径方向に
延びる複数(本実施例では8個)の仕切壁166とから
なり、これら壁162、164、166により円周上に
複数の収納部169(本実施例では8箇所)が形成され
ている。その内1箇所の収納部169Bの底部のみに、
ゴム製板170がはられ、収納部169Bの底面をな
し、その他の箇所の収納部169A(本実施例では7箇
所)にははられてない。収納部169Aの底面は、ゴム
製板170に代え隔壁152により構成される。仕切壁
166の上面には、位置センサ用突起172Aが同一円
周上に各仕切壁166毎、計8箇所に設けられ、又その
位置センサ用突起群より中心側に1箇所の基点位置セン
ス用突起174Aが設けられている。これら位置センサ
用突起172A及び基点位置センス用突起174Aが、
蓋150に設けた、それぞれ2個のセンサ172B、1
74B(本実施例ではリミットスイッチ)に対向するこ
とにより、給餌トレー160の回転角度および基点位置
を検出可能となる。
【0033】隔壁152の下面には、餌排出パイプ12
9が接合され、下方に延び、水槽101内の水面上方に
開口している。図11に示す様に、隔壁152には、餌
排出パイプ129と対向する位置に矩形状の排出口15
2Aが開口している。後述する様に、給餌トレー160
が回動して、収納部の1つが排出口152Aと一致する
と、収納部169A内の餌が排出口152Aから餌排出
パイプ129を通って水槽101内へ落下する。
【0034】次に、給餌器121の作動を説明する。
【0035】コントローラ113から、作動信号が給餌
器121へ入ると、給餌用モータ123が時計方向(図
10の状態で)に回転し、それにより給餌トレー160
が同様に回転し、位置センサ172Bが次の位置センサ
用突起172Aと対向するまで回転し、対向すると、そ
の信号がコントローラ113に送られ、更にコントロー
ラ113から停止信号が給餌モータ123を送られる。
これにより、給餌トレー160は1/8回転した位置で
停止する。停止後所定時間経過した時、すなわち、収納
部169A内の餌が全て排出されるに十分な時間経過し
た時、コントローラ113から信号が給餌モータ123
に送られ、給餌トレー160を反時計方向に回転させ
る。先の位置センサ174Bと異なる基点位置センサ1
74Bが基点位置センス用突起174Aに対向すると、
その信号がコントローラ113に送られ、コントローラ
113内のマイクロコンピュータで情報処理後、その信
号が戻さて給餌モータ123を停止させる(図12の状
態)。
【0036】次の給餌時間になったことをコントローラ
113が演算した時には、その信号が給餌モータ123
に送られ、再び時計方向に給餌トレー160を回転さ
せ、位置センサ172Bが2個目の位置センサ突起17
2Aと対向したのを検出すると、コントローラ113が
その情報を演算処理して、給餌モータ123を停止させ
る。停止後所定時間経過した時、コントローラ113か
ら信号が給餌モータ123に送られ、給餌トレー160
を反時計方向に回転する。基点位置センサ174Bが基
点位置センス用突起174Aに対向すると、その信号が
コントローラ113に送られ、そこで演算処理して給餌
モータ123を停止させる。
【0037】以上の様に、給餌後は、常に図10の状
態、つまりゴム製板170が排出口152Aを覆う位置
で給餌トレー160が停止するように構成しているの
で、水槽101からの水蒸気が餌排出パイプ129から
上室154に侵入するのが防止でき、給餌器121内の
餌が湿気るのを防止できる。
【0038】なお、上記は給餌トレー内の各収納部16
9Aに、同一の餌を同一量入れた例を示したが、例え
ば、2種類の餌を入れ、そのうち、1種類の餌を収納部
169Bから時計方向に4区画分、他の種類の餌を収納
部169Bから反時計方向に3区画分入れておけば、2
種類の餌を交互に投下することができる。すなわち、1
回目の給餌動作では、給餌トレーを時計方向に回動して
ある種の餌を投下し、2回目の給餌動作では、給餌トレ
ーを反時計方向に回動して他の種の餌を投下する。
【0039】なお、他の種の餌にかえ、薬等を入れてお
けば、給餌の途中で薬を投下でき、魚の健康保持に役立
つ。また、各収納部169A毎に異なる種類の餌を順次
入れておけば、その順序に従って給餌されるので、魚の
給餌を最適化可能となる。
【0040】本実施例では、魚検知手段として、超音波
センサおよび接触センサの例を示したが、本発明はこれ
らに限らず、光センサ等、魚の接近を検知するものであ
ればいずれでもよい。
【0041】なお、餌を投下する位置とは、投下した直
ぐ下の位置のみならず、その下方の位置も含むことは言
うまでもない。
【0042】
【発明の効果】本発明は、餌の無駄を防止でき、また、
水槽の底部のヘドロ化を防止し、もって水質の悪化を防
止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体図である。
【図2】自動給餌装置の概略斜視図である。
【図3】自動給餌装置のブロック図である。
【図4】自動給餌装置のフローチャートである。
【図5】超音波センサに代え、接触センサを用いた自動
給餌装置のフローチャートである。
【図6】底部に餌が万一堆積した場合の改善策を示す概
略図である。
【図7】2つの給餌器を設けた例の概略図である。
【図8】旧水槽から新しい水槽へ魚を導く装置を示す概
略図である。
【図9】給餌装置の第2実施例を示す全体図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】排出口152A、収納部169B及び餌排出
パイプ129との相関関係を示す平面図である。
【図12】1箇所の収納部169A内の餌が排出された
後、基準位置で待機中の給餌器121の平面断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・・・水槽 11・・・・・給餌装置 13・・・・・コントローラ 21・・・・・給餌器 22・・・・・餌残量表示窓 23・・・・・給餌用モータ 24・・・・・箱体 25・・・・・餌収容部 26・・・・・餌出口 27・・・・・配分器 29・・・・・餌排出パイプ 31・・・・・ランプ 33・・・・・スピーカ 35・・・・・超音波センサ 37・・・・・時刻表示部 39・・・・・接触センサ 41・・・・・餌回収器 43・・・・・餌受け部 44・・・・・回収パイプ 45・・・・・排出パイプ 46・・・・・パイプ出口 47・・・・・ポンプ 49・・・・・ポンプモータ 51・・・・・ランプ 53・・・・・ランプ駆動回路 75・・・・・ポンプ 78・・・・・排水口 90・・・・・通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間に所定量の餌を水槽内へ投下す
    るようにした魚類用自動給餌装置において、前記餌を投
    下する位置付近に魚が接近したことを検知する魚検知手
    段を設け、該魚検知手段が魚の接近を検知した時、前記
    給餌装置が餌の投下を開始するようにしたことを特徴と
    する魚類用自動給餌装置。
JP4269527A 1992-01-14 1992-09-11 魚類用自動給餌装置 Pending JPH05252846A (ja)

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JP2443292 1992-01-14

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