JPH05252834A - 人工培養土による植物栽培法とその装置 - Google Patents

人工培養土による植物栽培法とその装置

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JPH05252834A
JPH05252834A JP4265619A JP26561992A JPH05252834A JP H05252834 A JPH05252834 A JP H05252834A JP 4265619 A JP4265619 A JP 4265619A JP 26561992 A JP26561992 A JP 26561992A JP H05252834 A JPH05252834 A JP H05252834A
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JP
Japan
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film
roller
cultivation
cultivation base
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JP4265619A
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Michel Chamoulaud
ミツシエル・シヤムロ
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Individual
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G31/00Soilless cultivation, e.g. hydroponics
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Fertilizers (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】根を通さないプラスチック材料で成る少くとも
1つの第1フィルム1と、所定の厚みを有し、第1フィ
ルム1の幅より狭い幅を有する栽培基層3の層と、前記
栽培基層3の層の幅より広い幅を有する少くとも1つの
第2フィルム6とを連続的に土の上に配置することによ
り規定粒子で構成された栽培基層3を包囲する筒状部材
を土の上に連続して形成し、前記筒状部材が形成される
のに応じて第1フィルム1及び第2フィルム6の縦方向
の辺縁をのりずけ、或いは溶接により接合させ、種子の
粒、或いはさし枝で構成され、さらに半液状泥で成る湿
度の高い補足栽培基層4とで構成される苗床を筒状部材
の上に載置する。 【効果】植物栽培層を容易に成形できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人工培養土即ち自然に存
在する田、畑の土壌とは異る基材例えば砕いた樹皮、泥
炭、バーミキュライト、木材のオガクズ、細小石材等を
使用して、植物を栽培する方法とその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、袋の中に選択された基層を閉じ込
め、そこに栄養溶液を供給するようにした袋を使用した
植物の土なし栽培方法は知られている。この土なし栽培
は植物の発育をうまくコントロールし、その品質を改善
し、その商品化を容易にする。前もって形成された袋の
中で行われる従来の土なし栽培は生産費用が莫大であっ
た。従来提案された中に、仏国特許FR−A−2372
589号がある。これは根を通さないプラスチック材料
のフィルムの上で土なしで生産される芝生を敷きつめて
量産する方法を実施しており、この場合、芝生はあとで
プラスチック材料のフィルムから取り外され、その芝生
の根はそれ自体、基層と共に天然の組織を形成し、それ
によって芝生の機械的締まりが生じる。幼根が容易に枝
分れする系統の植物には、例えば芳香性植物、或いは花
のように間隔をあけて栽培し、早期に商品化されなけれ
ばならない植物、また、例えばトマトのような植物で、
芝生のように取扱い易くするために十分な固さを有する
栽培床を得ることができないような植物がある。他方、
個々に株分けされる植物の生産では、堆肥と種子を含む
完全な混合物を直接、撒布することができる。芝生の栽
培方法は商品化される種々の植物の土なし栽培に直接適
用することができる一例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明のねら
いは前述の欠点をなくし、その植物の性質上、また早期
に取入れるために或る種の弱さを有するためにまびきし
て商品化されねばならないような植物、即ち花の土なし
の工業的栽培を可能にすることである。本発明のもうひ
とつのねらいは特に、まびきをし、重度の市場性をもつ
ように処理されねばならないような植物を良好な状態に
保存し、完全さを保証しながら、生産費を安価にする方
法で機械的に容易に実施することのできる方法に従って
土なし栽培を実現することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は植物の土
なし栽培の工業的生産方法により達成され、以下の工程
を特徴とする。即ち、
【0005】1)図1にみるように根を通さないプラス
チック材料で成る少くとも1つの第1フィルムと、所定
の厚みを有し、第1フィルムの幅より狭い幅を有する栽
培基層の層と、前記栽培基層の層の幅より広い幅を有す
る少くとも1つの第2フィルムとを連続的に土の上に敷
設することにより一定粒子で構成された栽培基層を包囲
する筒状部材を土の上に連続して形成する工程と、その
際、前記筒状部材が形成されるのに応じて、第1及び第
2フィルムの縦方向の辺縁をのりずけ、或いは溶接によ
り接合する事と、 2)種子の粒、或いはさし枝の苗で構成され、さらに半
液体状泥の湿度の高い補足栽培基層とで構成される苗床
を筒状部材の上に載置する工程と、 3)給水と、場合によっては栄養溶液の供給により植物
を生育させる工程と、 4)植物の生育後、栽培用筒状部材をプレート状、或い
はローラー状に寄せ集める工程と、 5)植物を含む栽培用筒状部材を一区画毎に切断し、そ
れをコンディショニングする工程とで成ることを特徴と
する。
【0006】
【実施例】
(実施例1)特に、好ましい実施例によれば、筒状部材
の形成時、栽培基層の層を配設する前に、根を通さない
プラスチック材料で成る第1フィルムの上に、根を通す
ことのできる小穴を有し、その幅が前記栽培基層の層よ
り大きいような不織性第3フィルムを載置し、筒状部材
の形成に応じて、第2フィルムと第3フィルムの縦方向
の辺縁部をのりづけ或いは溶接により接合する。この場
合、第2フィルムは根を通すことのできる小穴を有する
不織性フィルムであって、同様の不織性第2フィルムと
共に、筒状部材を構成する。その筒状部材の内部には、
栽培基層の粒子が閉じこめられるが、植物の根はその中
を通過できる。強度に湿気のある補足栽培基層も連続的
に配設される。この補足栽培基層は発芽に都合のよい環
境を構成する。栽培の途中や、収穫時にはその層は除去
される。第1実施例によれば、粒子の粒、或いはさし枝
用苗は補足栽培基層を撒布する前にその場所で前もって
混合されている。もうひとつの実施例によれば、種子の
粒或いはさし枝用苗は、補足栽培基層を撒布する前或い
はその後に、その基層から分離するように筒状部材の上
に蒔かれる。好ましいことに、第1フィルムは微小穴を
有するフィルムのように水を通すことのできるプラスチ
ック材で成るフィルムである。トマトの栽培のように、
特定のものに使用する場合、プラスチック材で成る2枚
のフィルムで筒状部材を連続して形成することもでき
る。この場合、第2フィルムは苗床に配設される前にそ
こに開口或いは裂口が形成されているようなプラスチッ
ク材で成るフィルムである。主栽培基層は、次の材料、
即ち砕いた樹皮、泥炭、バーミキュライト、木材のおが
くず、腐植土、砕石のうちの少くとも1つの材料の一定
粒子で構成される。好ましくは、補足栽培基層は撒布前
に細かく砕いて湿潤させた小塊群で構成される。栽培基
層の層の厚みは約15mm〜50mmの平均値を有す
る。半液状で撒布される補足栽培基層の層の厚みは平均
約2mm〜5mmである。
【0007】本発明の方法では、ユニークな筒状部材の
上に互いに間隔をおいて位置する補足栽培基層の層に平
行をなして複数の帯体が同時に形成される。この場合、
一実施例として、その栽培基層の一層の幅は約0.50
m〜1.00mであり、補助栽培基層の一層の幅は約6
cm〜10cmである。もうひとつの特徴によれば、寄
せ集め工程の際、プラスチック材で成る第1フィルムは
その場所に残され、植物の根がその中に伸びているよう
な栽培基層の層を包囲する第2、第3の不織フィルムで
構成される筒状部材はプレート状に、或いはロール状に
寄せ集められる。本発明の方法は、特に、例えばパンジ
ー、カーネーション、マリーゴールドのような多種の種
子花や、例えばパセリ、チャーヴィル、えぞ荵のような
芳香性植物のように、種々の種子植物やさし枝植物に適
用される。本発明は同様に、前述の方法に従って生育す
る容器内でコンディショニングされる種子植物、或いは
さし枝植物に関し、植物の根が内部へ伸長するように微
小穴を有する上側と下側の不織フィルム間に包囲される
一定粒子で成る主栽培基層を有する。本発明の方法を構
成する全ての操作は機械的やり方で実施され、その結
果、従来の方法による場合、或いは、前もって形成した
袋の中で土なし栽培する場合に比べて生産に要する費用
を著しく安価におさえることができる。
【0008】(実施例2) 本発明を実施する装置 本発明は同様に、一層高度に限定された本発明の方法を
実施する装置に関し、土の上に支持され、互いに同一直
径を有する第1及第2駆動運搬ローラに装着されたシャ
ーシーと、前記第1駆動運搬ローラの近くに配設された
第1フィルム用ローラの第1支持手段と、第2駆動運搬
ローラの近くに配設された第2フィルム用ローラの第2
支持手段と、前記第1及第2駆動運搬ローラ間に配置さ
れ、主栽培基層材を供給する供給ホッパーと、その供給
ホッパー内に含まれる主栽培基層材を規則正しい方法で
撒布するため第1及第2駆動運搬ローラの前進速度に同
期をなす手段と、前記第1及第2フィルムを地面上に敷
設するため第1及第2駆動運搬ローラの後方でそれぞれ
土と接触する第1及第2地固めローラと、地面上に敷設
された第1及第2フィルムの縦辺縁を接合するため第2
地固めローラの近くに配置された封じ装置と、種子の粒
又はさし枝用種子及び半液状付加栽培基層材とを一度に
第2地固めローラの後方で土の上に蒔くためそのローラ
の近くに配置された播種装置とを有する可動機械を備え
た可動機械を有することを特徴とする。この装置はさら
に、第1フィルムの上に配置された第3フィルムを土の
上に連続的に置くことができるように、ローラの前記第
1支持手段の近くに配置された第3フィルム用ローラの
第3支持手段を有する。本発明の好ましい実施例によれ
ば、主栽培基層の撒布手段は第1駆動支持ローラと同期
をなして駆動される円筒体を有し、この円筒体は供給ホ
ッパーの下方で支持ローラに平行に配置されており、そ
して山形部材を備え、この山形部材は下側プレートと共
働して、供給ホッパーに対して調整可能な位置から、円
筒体の下方に位置し、往復移動する傾斜した撒布プレー
トへ、前記運搬ローラにより限定される前進速度の関数
として、主栽培基層材の所定排出量を割当てる。撒布手
段はさらに、円筒体の上方部分でその山形部材に当接す
る軟質の掻き具を有し、それによって、ホッパーの密封
性、山形部材の清掃、そしてホッパーへの天蓋効果の排
除を確実にする。もうひとつの実施例のもうひとつの特
徴によれば、播種装置は貯蔵部と、種子粒、又はさし枝
用苗をまく装置とを有し、そしてまた、半液状の付加栽
培基層材の供給装置を有し、これは第1及第2駆動運搬
ローラの前進速度に関連した蠕動ポンプを有し、第2地
固めローラの後方に配置された膨張箱へ半液状付加基層
材を調整量だけ割当てるようになっており、さらに、軟
質薄片と共働する出口オリフィスが備わっている。好ま
しくは、第2地固めローラと播種装置の少くとも一部と
は、連動枠に装着され、第2地固めローラと土との選択
的な接触を可能にする。一実施例として、封じ装置はの
り貯槽と、ポンプと、土の上に連続して配置されるフィ
ルムの少くとも片方にのりの帯状部分を装着するための
管と、前記のりの帯状部分のレベルで互いに重ねられた
フィルムを装着するように小さな付加的横行地固めロー
ラとを有する。この土なし栽培を完全に機械化するため
に、この装置はさらに、撒布機の工程の終わりに敷かれ
るフィルムを横断方向へ切断するために熱抵抗装置を有
する。都合よく地面に押し跡を形成する第1駆動運搬ロ
ーラは第2駆動運搬ローラよりわずかに大きく形成さ
れ、この第2駆動運搬ローラはその主栽培基層を包囲す
る筒状部材を閉じる前に、その基層をつき固めるように
働く。細小サイズのものを撒布する特殊な可動機械を駆
動できる興味深い実施例によれば、この装置は前記可動
装置と同時に駆動されるトレーラを有し、このトレーラ
は主栽培基層材をストックする主隔室と、半液状の付加
栽培基層材を保管する主貯蔵部と、肥料用貯蔵部と、供
給ホッパーが満たされたことを感知する装置の機能とし
て命令される時、主栽培基層材を前記可動機能のホッパ
ーへ選択的に供給する装置とを有する。
【0009】(実施例3)本発明のその他の特徴及び効
果は添付図面に関連して非制限実施例として示された実
施例の説明から明らかとなるであろう。図1は本発明に
従った植物の土なし栽培のために連続的に形成された筒
状部材の一例を示す概略斜視図である。図2は図1のII
−II線に沿ってとった断面図である。図3は本発明の土
なし栽培方法から得られた容器内で栽培された産物の一
例の概略斜視図である。図4は本発明の土なし栽培方法
を機械的に実施することのできる可動撒布機の一例の正
面図であって、その部品の機能上の図式を示す。図5は
図4のそれと同じような可動撒布機とそれに使用される
ストック用トレーラとの関連を示す、構成部品の概略平
面図である。図6,7,8は基本的に図4の機能図式の
原理に沿って機能し、その主要部材を備えた可動撒布機
の一例のそれぞれ、正面図、平面図及び後面図である。
本発明に従った植物の土なし栽培方法を、まずはじめ
に、軟い材料で成る3枚のフィルムと、種々の栽培用の
2種類の基層とを使用した一実施例に従って、図1,2
に関連しながら説明する。この方法は特に、例えば芳香
性植物(例えば、パセリ、チャーヴィル、えぞ荵)のよ
うなわずかに枝分れする幼根系を有する、種蒔き又は枝
さし植物、或いは、例えば花(カーネーション、パンジ
ー、マリーゴールド)のようにコンディショニングさ
れ、生々と商品化されるように互いに間隔をおいて、ま
引きされねばならないような植物の栽培に適する。本発
明のこの方法は、あとで機械的に収穫できるように十分
な抵抗性のある栽培床の構造を可能にし、小単位に区分
し、しかもコンディショニングの後、植物の発育を保護
するため最初の栽培基層と共に商品化されるようにコン
ディショニングされた、そのような植物の土なし栽培方
法を全領域にわたって機械化した方法で実現することを
可能にする。本発明の方法は二種類の基層により、種々
の植物の発芽の状態に非常にうまく適応し、苗床での強
力な生育率を保証することができる。図1及2に示すよ
うな土なし栽培方法は、その品質はどんなものでもよい
が、ほぼ水平をなし、しかも大きい石を含まないような
土の上に、根は通過しないが、透水性のあるプラスチッ
クの第1フィルム1を連続して配置することで成る。プ
ラスチックで成るそのようなフィルム1は微小穴を備え
たフィルムであって、不透明なものが好ましい。次に、
小さな穴を有する不織材で成る補足フィルム2をのせ
る。そのようなフィルムは、例えば、ドイツの会社のC
OROVIN(株)の商標“Covertan−Pr
o”をつけて商品化され、紫外線を集中させたパーサー
モ溶接で安定化されるポリプロピレンの連続フィラメン
トで構成されるPP17g/m2 タイプのフィルムで
ある。それらのフィルムは普段、危険な天候から植物を
保護し、植物の半促成栽培を保証し、収穫物の早なりを
促進するように温度効果を実現する簡単で平らな雨覆
い、即ちカバーとして利用されるものである。そのよう
な不織性覆いは、植物の生育にとって十分な量の空気と
水と光を通過させるように栽培層の上にゆとりをもって
置かれるが、それは慣例のように、基層で覆われること
もなく、植物がそこを横断することもない。
【0010】本発明に従って、第1プラスチックフィル
ム1の真上で、それと同時に配設される不織性補足フィ
ルム2は、測定された粒子で構成されかつ不織フィルム
2の形成ののちその上に連続して配置される主栽培層3
に植物が全部閉じこめられる時、植物の根が補足フィル
ム2を横断し、それらの根によって形成される天然組織
の下部補強体を構成する。この主栽培基層3は多かれ少
なかれ、重要な比率の栄養剤を含む種々の材料で構成さ
れるが、それは厚さがほぼ一定した栽培床を形成する
際、規則正しい撒布を可能にするように、測定された粒
子で構成されねばならない。平均粒子の大きさは、基層
の栽培床の厚さ次第で異り、それらの粒子は、栽培床の
厚みが増すとき、それだけ大きくなる。その粒子は一般
に、10mmの目のふるいを通過するものが適当であ
る。基層の粒子は不織フィルム2の開口を詰まらせるよ
うな細粉で構成しないように、或いは一般に基層の機械
的撒布の効果をないがしろにしたり、基層を十分に長期
間、維持できないようにすることがないように十分な大
きさを有するのがよい。
【0011】本発明に使用される人工培養土の一実施例
として、主基層は以下の材料、即ち、砕いた樹皮、例え
ば、松樹皮、泥炭、バーミキュライト、木材のおがく
ず、腐植土、細石の1つ又はそれらの組合わせ材で構成
される。しかしながら、その他、水分と空気をうまく保
有しうるように処理された物理的、化学的特性を有する
材料であれば、何でも使用できる。主基層3の層の平均
厚みは約15〜50mmである。主基層3の層の撒布直
後で、しかもその層を地ならしローラでつき固めた後、
穴を有する不織性第1フィルム2に全体的に等しい不織
性第2フィルム6が主基層3の層の上に連続して配置さ
れる。これらの種々のフィルム1,2,6は主基層3の
層よりもっと長さが長くつくられ、そうすることによ
り、フィルム1,2,6の長手方向の辺縁の近くに位置
する2本のコルドン5に沿って少くとも1枚の上側フィ
ルム6と下側不織フィルム2又はベースのプラスチック
フィルム1との例えばにかわずけにより、上側フィルム
6の配設直後、同様に連続して封じ、主基層3を包みこ
みかつその主基層3の撒布が行われて後、その上に連続
筒状部材を形成する。
【0012】半液状泥の状態の付加栽培基層4が筒状部
材13の上に配設される。この配設はその動きがこの機
械の移動速度と同期となるように同一機械を使って筒状
部材の形成に応じてその形成と同一操作過程で同様に行
われる。半液体状の付加基層4はその厚みが約2〜5m
mの層を形成するように配設される。この付加基層は塊
群、特に黒塊群と黄金色塊群の混合物で構成される。そ
の付加基層は種子の発芽を助長するようになっているの
で主基層3が種々の栽培層に共通して使用できるのと同
様に、各植物に使用することができる。種子の粒は主基
層3の所で前もって混合されることはなく、筒状部材1
3の形成後、その上に蒔かれる。
【0013】植物の種類に従って、特に、種子の発芽や
苗木の特徴、或いはさし枝の種類に従って、前記種子や
苗木は不織性上側フィルム6上に置かれ、それから付加
基層4をかぶせるか、或いは付加基層4を広げた後にそ
の付加基層上にまくか、或いは付加基層4の所で前もっ
て混合される。これらの場合、種子やさし枝は主基層3
の所で混合されることはなく、植物の種類を迅速に変え
ることができ、種々の種類の種子の取り換え時、撒布機
において干渉が制限されるだけであって、種子の浪費は
生じない。
【0014】従来の伝統的な栽培の場合のように、不織
フィルム7を使って、生育の半促成栽培を保証し、天候
不純や動物による被害からの保護を保証するため1個又
は複数個の筒状部材13を覆いの形で従来の方法で覆う
こともできる。同様に筒状部材13上に配置された付加
基層4は、もしもの時には、栽培の途中でも、或いは、
それが特定の役割のみを果すように仕組まれていた場合
にはその収穫時に除去することもできる。植物8はその
根が下側不織性フィルム2と上側不織性フィルム6との
間に挿入された主基層3内へ伸びるようにする。筒状部
材13は下側フィルム2と上側フィルム6及び根9と共
に、取扱い易いように十分に固い組織を構成し、その
時、植物は互いに離して栽培される。一方、主基層3は
筒状部材13の中に閉じこめられ、それが汚染されない
ように保護する。筒状部材13内における植物8の土な
し栽培は、水の供給手段と補足的栄養溶液の必要な供給
手段を使って温室栽培と同様に行われる。植物8の生育
後、栽培床が円筒部材13によって形成されるために、
若い植物の場合と同様に、機械的に或いは手動で非常に
迅速に寄せ集めが可能である。筒状部材13は、プレー
ト又はローラー状に寄せ集められ、次に、小さな単位で
切断され、そしてポット、容器又は小さいかごの中でコ
ンディショニングされ、商品化される。前記各単位は不
織性フィルム2と6との間に閉じ込められた主基層3で
構成される栽培床と植物8とを含む。微小穴を有するプ
ラスチック材で成るフィルム1は結局、再使用されるよ
うに、収穫時、適所に残され、或いは同様に、円筒部材
13を残して寄せ集めることができる。
【0015】図1,2に示されるように、補足基層4の
層の複数の平行をなす帯体が同一筒状部材13上に同時
に形成され、それらの帯体は互いに間隔をおいて位置
し、同一筒状部材13上に同一植物又は相異る植物が複
数列並んで栽培されるようになっている。一実施例とし
て、付加栽培基層の層の幅は約6〜10cmであり、主
栽培層3を有する筒状部材13は約0.5m〜1.00
mであって、例えば0.60〜0.70mである。単位
表面当りの植物の密度は自づと、その種類やバラエティ
によって変化する。一例として、この方法は20×25
cm2 の単位表面当りパセリを8〜15株栽培するよう
に利用される。種々の肥料や肥料抑制剤や栄養剤が植物
の要求に従って、主基層3の撒布前に、主基層に混合さ
れる。同様に、栄養溶液のその後の供給操作や給水操作
は土なし栽培の調整に沿って行われる。図1には、不連
続線によって横断線11が示されているが、これは例え
ば1.50mの長さのように単位プレートを限定するた
め収穫時に行われる切断線を示す。図1,2に示す縦方
向の不連続線12は、商品にするため前もって栽培され
た産物を商業条件に合わせる時、作業室で切断される切
断線を示す。2本の縦線12間にある植物の帯体は、植
物を収容するために備えられた容器の形に適合するよう
にそれ自体、分割される。図3は本発明の方法に従って
生産され、商品化するため小箱20に収容された植物8
の一例を示す。小箱20は生産用円筒部材13を筒切り
することによって得られる栽培床付植物のブロックを収
容する主隔室と、例えば貯水部分を構成するため仕切り
22によって主隔室から分離される付加隔室21とを有
する。図3には、付加基層の層4と、プラスチック材料
の下部フィルム1と共に1つのブロックが示されてい
る。しかしながら、層4はその上面が単に、不織性上側
フィルム6によって単に限定されるようなブロックを形
成するように植物の生育後、容器に除去することができ
る。同様に、ブロックの主基層3はその下部を不織性フ
ィルム2により単に保持されているだけであり、そのフ
ィルム2内には植物8の根9が侵入しているので、ベー
スフィルム1は最終産物には付着されない。
【0016】本発明の方法は種々の実施例を提供する。
特定の実施例、例えばトマトの栽培によれば、筒状部材
13はプラスチック材で成る下側フィルム1とプラスチ
ック材で成る不織性上側フィルム6とがすでに前述した
ものに似た連続形成方法に従って主基層3の層を包み込
んだ状態でそれらの縦方向の辺縁だけが接合される。こ
の場合、不織性フィルム2は存在せず、上側フィルム6
は付加基層4を配設し、種子をまき、或いはさし枝をす
る前に、局部的に裂け目を入れるか、開口される。前述
の方法の場合と同様に、筒状部材を形成するフィルム
1、6の幅は主基層3の層よりわずかに大きい。図4を
参照すれば、本発明の方法を実施するようにした可動撒
布機100が示され、それは培地全体にわたる土なし栽
培の筒状部材13の機械的な形成を保証する。本発明に
従った撒布機100は基本的には、2個の前側運搬ロー
ラ101と後側運搬ローラ103とを有する主シャーシ
150を有する。これらのローラは両方とも同一直径を
有する。第1運搬ローラ101は栽培用筒状部材13の
形成前にその場所を確実につき固め、好ましくはその幅
が第2運搬ローラ103の幅よりわずかに大きくなるよ
うに形成する。第2運搬ローラ103は下側フィルム1
17及び120を敷いた後、この機械によって土の上に
配置される主栽培基層3の層を確実に押圧する。この撒
布機100は自動牽引式にすることもでき、また、別個
のエンジンによって駆動することもできる。これらの場
合、これらの運搬ローラ101,103に与えられた回
転運動はその機械の前進速度と同期をなしてこの機械1
00の他の種々の部材を駆動する動きを生じさせる。こ
の動きは栽培用筒状部材の形成時、規則性を与えること
に役立つ。図1,2のベースフィルム1を構成するプラ
スチック材料で成るフィルム117のローラ115用支
持体116は、前側運搬ローラ101の近くに配置され
る。図1,2のフィルム2に対応する不織フィルム12
3のローラ121の支持手段122も同様に、ローラ1
15の支持体116の近くに配置される。図1,2のフ
ィルム6に対応するフィルム126のローラ124を支
持する第3手段125は後側運搬ローラ103の近くに
配置される。ローラ101の真後に配置された地固めロ
ーラ118は、ローラ115,121から出て互いに重
なり合ったフィルム117,123を同時に地上に供給
するため、筒状部材13の各形成工程の開始時、選択的
に土と接触するように連接アーム119に取付けられ
る。さらに従輪147がそれらのフィルム117および
または123の引っぱりを保証し、また、その従輪はロ
ーラが持ち上がる時、そのローラ118に接触する。そ
の工程が終わる時、フィルム123と共に、プラスチッ
ク材のフィルム117を横断方向へ切断するため、地固
めローラ118の後方に、熱抵抗部材120が効果的に
配設される。平行四辺形の連接部材130に装着された
第2つき固めローラ129は後側運搬ローラ103の後
側に配置され、そしてローラ124から上側フィルム1
26が出て小さな中間ローラ127,128により案内
され、引っぱられるようにした前記上側フィルム126
を土の上にのせるため各工程の開始時、土と選択的に接
触するように仕組まれている。主基層3の規則のある層
を形成するため前側ローラ101と後側ローラ103と
の間に配置された主撒布装置は基本的に、供給ホッパー
148を有し、その下方には、ローラ101,103に
平行なす円筒体105が配置され、この円筒体には、基
層3を供給する山形部材107を備えている。前記円筒
体105はそれ自体、傾斜した撒布プレート113に載
置され、この傾斜撒布プレート113は円筒体150上
に支持された小ロール114を介して撒布用円筒体によ
り往復移動される。撒布プレート113の交互の往復運
動は厚みが薄くて一定した基層3の層の形成を容易にす
る。円筒体105は山形部材107と共に、さらにホッ
パ148を伸長させるプレート112と共働して、その
撒布機の前進速度に対して基層3の規則的な排出量を保
証する。ピニオン102,104,106はそれぞれ、
ローラ101,103と円筒体105とチェン108,
109を固定し、ローラ101,103及び円筒体10
5の回転の同期性を保証する。軸122aのまわりでホ
ッパーに連接されたプレート112の位置は基層の排出
量が規則正しくなるように調整される。戻しばね112
bと共働するロッド113aによってホッパー148に
接続される傾斜した撒布プレート113の位置も同様
に、前記ロッド113aによって調整される。往復運動
を行うプレートシステムは低速で散布するように規則正
しい栽培床を実現するのに適する。
【0017】例えば、弾性のある可撓性薄片により、ホ
ッパー148のベース部は密閉されるが、基層3用のプ
レート112と円筒体105との間の通路だけが開いて
いる。薄片111は円筒体105の山形部材107を永
久的に清掃し、その振動によってホッパー148の内部
に天蓋状物体が形成されるのを防ぐ。ホッパー148の
上方部分に配置され、プレート149と共働する接触子
110はホッパー148内の材料の高さが減っているこ
とを検知し、図5の形態の場合に備えられるもののよう
な環状主貯蔵部からの材料の供給を検知する。フィルム
117と123が土の上に敷設された後、好ましくは、
主基層3の層が形成され、後側ローラ103により前記
主基層の層がつき固められた後、上側フィルム126が
配置される前に、撒布機100は栽培用筒状部材13を
形成するフィルム117,123,126の縦方向の辺
縁部を連続して押圧する。そのために、のり塗着装置1
45がその撒布機100の両側に配設され、そしてその
基層3の層の両側でその各縦方向の辺縁部の近くで不織
フィルム123の上にのりを細長く塗るようにその撒布
機100の両側に配置される。そののりはその撒布機に
装着された貯蔵部141から排出管144により装置1
45に塗着され、その際、撒布機の前進運動と同期をな
してチェン又はベルト143により駆動されるポンプ1
42によって噴霧される。
【0018】撒布機の両側に配置された小型地固めロー
ル140はフィルム126,123,117をのりの細
長い線条部分に確実に接触させる。上側フィルム126
が配置され、地固めローラ129によって固められた
後、筒状部材13の上に薄層として敷設される半液体状
の付加基層4は撒布機100に装着された貯蔵部131
に含まれており、これは好ましくは別のトレーラ(図
5)に配設された貯蔵部209から供給される。貯蔵部
209内で泥の状態に保持された付加基層4は、栽培基
層が配置されないようにするためにパレットを備えた撹
拌器を有する円筒形貯蔵部131へ供給され、次に、そ
の円筒形貯蔵部131に配置された例えば蠕動型ポンプ
135へ供給される。機械200の前進速度と同期をな
して運転するポンプ135と、パレット付撹拌器は、ト
ランスミッションのチェン132,133,136によ
り、ローラ103との連接を保証する。
【0019】発芽用の付加基層4の流出量は従って、規
則正しい撒布を保証するため機械の前進速度に関連して
ポンプ135によって調整される。付加基層4は管13
7により、ポンプ135から拡張金属箱体138へ供給
され、前記拡張金属箱体138はしなやかな薄片139
に接続し、排出量の調整が行われる。拡張箱体138の
近くには、播種器146が配置される。この播種器14
6は或る場合には、種子を蒔くことができ、或る場合に
は、発芽用基層4を敷設する前に、或いはその後に、さ
し枝をさすことができ、また付加基層4の敷設前にその
層と種子を混合したり、さし枝をさしたりすることがで
きる。種子蒔き組立体は拡張箱体139と播種器14
6、さらに、フィルム封じ装置145,140を有し、
その組立体は撒布機がその工程を終わる時、後側地固め
ローラに関係して作動する。図5は効果的な一実施例を
示し、その撒布機100は小型であって、自動化され
た、或いは心棒211により牽引されたトレーラー20
0に接続される。大型車輪201,202を備えたトレ
ーラー200は基本的に、主基層3の貯蔵部を容れる大
容器203を有する。チェンと横木部材204とで構成
されるマット状部材は基層材を送りねじ205へ導くこ
とができ、この送りねじ205はホッパー148に供給
しなければならない時、撒布機100のホッパー148
の上部に通じた口へその基層材を送る。補助貯蔵部20
7と同様に、肥料貯蔵部206は、例えば芝生層の形成
のように他の用途のため種子蒔きやさし枝のために使用
することができ、送りねじ205と同じ高さに配置され
た大容器203に収容された基層3材に例えば肥料接続
剤のような有用な添加物を加えることができる。トレー
ラー200の後側で、付加基層材の主貯蔵部209側
に、操縦席210が備えられる。図5において、撒布機
100の或る部材だけが略図で示されているが、この撒
布機100は図4に関連して前述したものに従ってい
る。図6〜8は撒布機100に使用される基礎構体の機
械的部分の一実施例を示す。図6〜8において、次の部
材、例えば不織フィルム用ローラ121,124,フィ
ルム123,126の封じ装置140〜145、付加基
層形成装置131〜139、播種器146及び第2地固
めローラ129は省略されている。図6〜8は基本的に
主基層3の撒布中心部分の一層の詳細を示す。図6は特
に、車軸114を固定する縦プレート160と、撒布プ
レート113とを点線で示し、山形部材が半可撓性薄片
111へ向って移動する時、その山形部材107は前記
撒布プレート113上に支持され、撒布プレート113
に対してその縦方向の往復運動が与えられる。
【0020】(実施例4)本発明に使用する人工培養土
即ち栽培基層は砕いた樹皮、泥炭、バーミキュライト、
木材のおがくず、腐植土、細小石材等を使用するもので
この中の一種又は2種に土を適宜配合して使用する。そ
してこの栽培基層の厚さは約15mm〜50mmが適当
である。幅は約0.50m〜1.00mである。又本発
明の栽培基層の上面に載置する補足栽培層4の厚さは約
2mm〜5mmが適当である。
【0021】
【発明の効果】本発明は人工培養土をもって植物の栽培
を行なうに当り、その栽培基層に人工培養土を詰めその
上面に湿度の高い泥板状の補足栽培層を載置し、これに
播種又は播枝して植物を栽培するもので、その栽培層を
簡単な機械をもって容易に成形しまたその生産過程にお
いて植物の根部の交叉を利用して切り取りや巻き取りに
よって必要量の植物塊を採取するとともにこれをそのま
ま畑地や法面に張設して保護が可能となったもので有効
な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例であって、人工培養土を使用し
た植物栽培のための連続的に形成された筒状部材の概略
斜視図である。
【図2】 図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】 本発明の栽培方法で得た製品である栽培植物
の固塊を適宜の栽培容器に収納した斜視図。
【図4】 本発明の人工培養土を使用した栽培方法を機
械的に実施する可動撒布機の一例。
【図5】 図4の可動撒布機に使用されるストック用ト
レーラとの関連を示す概略平面図。
【図6】 本発明の実施例としての撒布機の正面図。
【図7】 平面図。
【図8】 後面図。
【符号の説明】
1 第1フィルム 2 不織布 3 栽培基層 4 補足栽培層 6 不織布第2フィルム 8 植物 13 筒状部材 101 第1駆動ローラー 103 第2駆動ローラー 117 プラスチックフィルム 121 不織布ローラー 123 不織布 124 不織布フィルムローラー 148 基材供給ホッパー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】根を通さないプラスチック材料で成る少く
    とも1つの第1フィルム(1)と、所定の厚みを有し、
    第1フィルム(1)の幅より狭い幅を有する栽培基層
    (3)の層と、前記栽培基層(3)の層の幅より広い幅
    を有し、且つ、根を通過させることができる不織布で少
    くとも1つの第2フィルム(6)とを連続的に土の上に
    敷設することにより、一定粒子で構成された栽培基層
    (3)を包囲する筒状部材(13)を土の上に連続して
    形成する工程と、その際、前記筒状部材(13)が形成
    されるのに応じて、第1及び第2フィルム(1,6)の
    縦方向の辺縁をのりずけ或いは溶接により接合する事
    と、種子の粒或いはさし枝の苗で構成され、さらに半液
    体状泥の湿度の高い補足栽培基層(4)とで構成される
    苗床を筒状部材(13)の上に載置する工程と、給水と
    場合によっては栄養溶液の供給により植物(8)を生育
    させる方法。
  2. 【請求項2】上記筒状部材(13)中で植物を育成せし
    め、この植物が生育後、栽培用筒状部材をプレート或い
    はローラ状に寄せ集める工程と植物(8)を含む栽培用
    筒状部材を区画毎に切断し、これをコンディショニング
    する工程とで成ることを特徴とする植物を栽培する方
    法。
  3. 【請求項3】種子の粒やさし枝は、補足栽培基層(4)
    を撒布する前に、その層に前もって混合されることを特
    徴とする上記請求項1〜2に記載の方法。
  4. 【請求項4】栽培基層(3)は、砕いた樹皮、泥炭、バ
    ーミキュライト、木材のおがくず、腐植土、細小石材の
    中の少くとも1つの材料の規定粒子で構成されることを
    特徴とする請求項1〜3に記載の方法。
  5. 【請求項5】土の上に支持され、互いに同一直径を有す
    る第1及第2駆動運搬ローラ(101,103)に装着
    されたシャーシーと、前記第1駆動運搬ローラ(10
    1)の近くに配設された第1フィルム(117)用ロー
    ラ(115)の第1支持手段(116)と、第2駆動運
    搬ローラ(103)の近くに配設された第2フィルム
    (126)用ローラ(124)の第2支持手段(12
    5)と、前記第1及び第2駆動運搬ローラ(101,1
    03)間に配置され、主栽培基層材を供給する供給ホッ
    パー(148)と、その供給ホッパー(148)内に含
    まれる主栽培基層(3)材を規則正しい方法で撒布する
    ため第1及び第2駆動運搬ローラ(101,103)の
    前進速度に同期をなす手段(105,111,112,
    113,114)と、前記第1及第2フィルム(11
    7,126)を地面上に敷設するため第1及第2駆動運
    搬ローラ(101,103)の後方でそれぞれ土と接触
    する第1及第2地固めローラ(118,129)と、地
    面上に敷設された第1及第2フィルム(117,12
    6)の縦辺縁を接合するため第2地固めローラ(12
    9)の近くに配置された封じ装置(141,142,1
    44,145)と、種子の粒又はさし枝用苗及び半液状
    付加栽培基層(4)材とを一度に第2地固めローラ(1
    29)の後方で土の上にまくためそのローラの近くに配
    置された播種装置(135,137,138,146)
    とを備えた可動機械(100)を有することを特徴とす
    る、請求項1〜4のいづれか1つに従った方法を実施す
    る装置。
  6. 【請求項6】第1フィルム(117)上に配置される第
    3フィルム(123)を土の上に連続的に敷設すること
    ができるようにローラ(115)の前記第1支持手段
    (116)の近くに配置された第3フィルム(123)
    のローラ(121)の第3支持手段(122)をさらに
    有することを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】主栽培基層(3)の撒布装置(105,1
    11〜114)は円筒体(105)を有し、この円筒体
    は第1駆動運搬ローラ(101)と同期をなすように駆
    動され、そして、供給ホッパー(148)の下方で前記
    運搬ローラ(101,103)に平行に配置され、そし
    て山形部材(107)を備えており、この山形部材(1
    07)は下側プレート(112)と共働して、供給ホッ
    パー(148)に対して調整可能な位置から、円筒体
    (105)の下方に位置し、往復移動する傾斜した撒布
    プレート(113)へ、前記運搬ローラ(101,10
    3)により限定される前進速度の関数として主栽培基層
    (3)材の所定排出量を割当てることを特徴とする、請
    求項5〜6のいづれか1つに記載の装置。
  8. 【請求項8】撒布手段(105,111〜114)はさ
    らに、円筒体(105)の上方部分でその山形部材に当
    接する軟質の掻き具(111)を有し、それによって、
    ホッパー(148)の密封性、山形部材(107)の清
    掃、そしてホッパー(148)への天蓋効果の排除を確
    実にすることを特徴とする、請求項5〜7記載の装置。
  9. 【請求項9】前記播種装置(135,137,138,
    146)は貯蔵部と、種子粒、又はさし枝用苗をまく装
    置(146)を有し、そしてまた、半液状の付加栽培基
    層(4)材の供給装置を有し、これは第1及第2駆動運
    搬ローラ(101,103)の前進速度に関連した蠕動
    ポンプ(135)を有し、第2地固めローラ(129)
    の後方に配置された膨張箱(138)へ半液状付加基層
    材を調整量、割当てるようになっており、さらに軟質薄
    片(139)と共働する出口オリフィスが備わっている
    ことを特徴とする、請求項5〜8のいづれか1つに記載
    の装置。
  10. 【請求項10】第2地固めローラ(129)と、播種装
    置(138,139,146)の少くとも一部とは連動
    枠(130)に装着され、第2地固めローラ(129)
    と土との選択的な接触を可能とすることを特徴とする、
    請求項5〜9のいづれか1つに記載の装置。
  11. 【請求項11】封じ装置はのり貯槽(141)と、ポン
    プ(142)と、土の上に連続して配置されるフィルム
    (117,123)の少くとも片方にのりの帯状部分を
    塗着するための管(145)と、前記のりの帯状部分の
    レベルで互いに重ねられたフィルム(117,123,
    126)を装着するように小さな付加的横行地固めロー
    ラ(22)とを有することを特徴とする、請求項5〜1
    0のいづれか1つに記載の装置。
  12. 【請求項12】機械(100)の工程の終わりに敷設さ
    れるフィルム(117,123,126)を横断方向に
    切断するため熱抵抗装置(120)をさらに有すること
    を特徴とする、請求項5〜11のいづれか1つに記載の
    装置。
  13. 【請求項13】前記可動機械(100)と同時に駆動さ
    れるトレーラ(200)をさらに有し、このトレーラは
    主栽培基層(3)材を保管する主隔室と、半液状の付加
    栽培基層(4)材を保管する主貯蔵部(209)と、肥
    料用貯蔵部(206)と、供給ホッパ(148)が満た
    されたことを感知する装置(110,149)の機能と
    して命令される時、主栽培基層(3)材を前記可動機械
    (100)のホッパー(148)へ選択的に供給する装
    置とを有することを特徴とする、請求項5〜12のいづ
    れか1つに記載の装置。
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